JPH11128246A - 歯科用ツール - Google Patents

歯科用ツール

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Publication number
JPH11128246A
JPH11128246A JP23197598A JP23197598A JPH11128246A JP H11128246 A JPH11128246 A JP H11128246A JP 23197598 A JP23197598 A JP 23197598A JP 23197598 A JP23197598 A JP 23197598A JP H11128246 A JPH11128246 A JP H11128246A
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JP
Japan
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tool
dental
dental tool
tool shank
shank
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Application number
JP23197598A
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English (en)
Inventor
Burkhard Dr Hugo
フーゴー ブルクハルト
Walter Moesle
メスレ ヴァルター
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Kaltenbach and Voigt GmbH
Original Assignee
Kaltenbach and Voigt GmbH
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Publication date
Application filed by Kaltenbach and Voigt GmbH filed Critical Kaltenbach and Voigt GmbH
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/02Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine
    • A61C3/03Instruments operated by vibration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/02Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】歯科用ツールを用いて歯冠のための歯の準備を
行なう際に、要求に応じて簡単に行なえるようにする。 【解決手段】歯冠のため歯Zを準備する歯科用ツール1
が、加工処理部3にその一端部が接続された細長いツー
ルシャンク2を有し、加工処理部3は、ツールシャンク
2の中心軸5に対して沿う方向及び/又は横方向に広が
る研磨作用面10を有し、細長いツールシャンク2は、
側面及びツールシャンクと反対側に位置する加工処理部
3の前面6上に広がる機能領域Bを有し、側面7は、長
手方向の部分又は全体が滑らかに形成され、及び/又
は、前面6は、横方向部分又は全体が滑らかに形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯冠のため歯を準
備する歯科用ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】種々のツールが、機械加工により歯を準
備(preparation)するのに利用でき、これらのツールの
有効性は異なる機能的な手法に基づいている。細長く平
坦な加工処理ボディを持つやすりが知られており、これ
は、一つの幅広側面に研磨作用面を有し、やすりの長手
方向に振幅する振動運動が与えられ、歯の表面を加工処
理するのに適している。この運動の振幅の大きさとして
は、いろいろ考えられ一般に数ミリメータの値である。
虫歯の穴ではこのようなやすりを用いて作業をすること
ができない。これは、特に作業方向を横切る基底面を持
つ穴に対して適用されると、このような基底面に対し
て、やすりは無効であるだけでなく、基底面はやすりの
動きを妨げることになり、このような穴の準備にやすり
が使用されると、その損傷及び破損を招くことになる。
【0003】WO 96/14024には、側面及び前
面において有効でかつ適合する研磨加工処理部を有する
ツールが記載されている。ここでは、歯の側面の穴を準
備するために、振動駆動を行ない、この振動は歯科用ハ
ンドピースによりツールに伝達されている。この公知の
構成において、加工処理部は、加工処理ヘッドであり、
この加工処理ヘッドは、ツールシャンクに対して厚く形
成され、かつ、その自由端に向かって先細りとなる断面
形状を有している。側面の加工処理部と反対側に位置す
る側面において、このツールは滑らかな表面を有する。
したがって、この公知のツールは、歯の隣接領域内にあ
る穴を加工するのに適している。この作業処理の際に、
加工処理部は、好ましくは咬合領域から頸部領域に向か
って下降させられる。この関係において、穴は回転ツー
ルにより事前に加工され、あるいは、予備的作業なしで
加工処理部で準備されてもよい。この工程において、加
工処理部の反対側に位置する滑らかな面は隣接する歯に
損傷を及ぼさないことから、隣接する歯は損なわれない
まま維持される。加工処理部の有効な作用面の研磨性
は、硬い材料、好ましくはダイアモンドの小さい砥粒を
配列して点在させることにより形成される。機能的な作
用については、小さくて硬い砥粒が複数の切削エッジで
あることが確認されており、それぞれの場合に存在する
作用表面は、実質的にそれらの全領域において有効なも
のである。
【0004】機能的作用における加工処理部の振動運動
の振幅は、3次元的な円形又は楕円形の振動をするよう
になされてもよい。歯の穴からツールを抜き取る際の引
っ掛かり(ジャミング)を避けるため、加工処理部はそ
の自由端に向かって先細る断面形状をしている。
【0005】この公知の構成において、ツールは、歯と
面する側、そこを横切って延びる長手側、及び前側に作
用面を有しており、この作用面はこれらの側の領域にお
いて連続的に広がっている。
【0006】それ故、従来のツールを用いて短ストロー
クの振動駆動を行なわせるとなると、一つには予備的能
力が比較的低く、他方においては歯冠を準備する場合に
比較的多くの量の歯の物質が除かれることになり、頂部
に取付けられる歯冠で満たされる側部自由空間をもつよ
うに歯根が形成される場合において、従来の回転ツール
を用いて歯冠の準備をするには都合がよい。
【0007】歯の外周表面とこの外周表面に至る歯冠準
備の縁部領域に属する面との間のエッジ領域は、傷つき
やすく、又、折れる傾向にある。このことは、歯のエナ
メル質が柱状節理(柱状構造)を有し、柱体が歯の中心
から放射状に伸びる仮想の半径の線により境界付けられ
ることによるものである。この関係において、歯は、さ
ら穴にされた歯肉内に配列された、切頭された卵形のも
のあるいは切頭された円錐状のものとしてつくり上げら
れることができる。上記エッジの領域において歯のエナ
メル質が折れるのを防止する観点から、歯の自由側面と
歯冠の自由側面とがお互いに段差を生ずることなくつな
がるように、面取りをすることでエッジを取り除き、歯
冠の自由縁部に配置した縁ウェブでこの面取り部を埋め
合わせるとが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、要求に適合した歯冠の準備(crown preparatio
n)が簡単な方法で得られるような前述タイプの歯科用ツ
ールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1の
構成によって達成される。本発明に係るツールは、好ま
しくは回転ツールにより事前になされた予備的準備の二
次的準備のために装備されるものである。この関連にお
いて、側面及び/又は前面は、滑らかである少なくとも
一つの表面部を有する。両方の場合において、ツールは
それ故に、滑らかな表面により形成されると共に予め形
成された歯根の側面に対してあるいは自由空間の段差面
に対して当接することによりそのガイド(案内)を可能
にするガイド面を有する。したがって、歯についての予
備的な作業を、要求に適合させるように簡単な方法で達
成することができ、うまく適合する形状に効率良く準備
することができる。このことは、歯冠の有効寿命が準備
の良い適合形状に依存することから、歯の修復に助力す
るものである。
【0010】ツールの研磨又は腐食作用面領域を、加工
処理部の表面内にぴったり嵌め込むこと、好ましくは隣
接する表面領域内に段差なく作用面が繋がるように窪み
内にツールの研磨又は腐食作用面領域を配置すること
は、都合のよいことである。
【0011】本発明の有利は実施形態は、ガイド面が側
面及び前面の両側にあり、お互いに交差する二つのガイ
ド面は予め定められ、これらの上でツールは安定してガ
イドされる。
【0012】歯冠のための歯の準備に関する自由空間
は、歯肉の縁輪郭部にできるだけ広く適合される。これ
により、自由空間を境界付ける段差面の湾曲した輪郭が
もたらされ、この段差面は、普通、側面領域において凹
状で隣接領域において凸状となっている。
【0013】本発明のさらなる目的は、歯肉の輪郭に歯
冠を受け入れる歯に属する自由空間の適合が可能となる
ような歯科用ツールを提供することにある。この目的
は、請求項4の構成により達成される。本発明に係るこ
の構成において、歯に向けて曲げられた側面を横切る歯
の自由前面は、凸状に形成されている。その結果、ツー
ルは、歯冠の自由空間を境界付ける段差面の凹凸輪郭を
準備するのに適している。
【0014】現存のツールが振動運動するのを妨げられ
る場合は、結果として生ずる衝撃効果により過負荷及び
損傷を受け、又、特にツールが側面荷重を同時に受ける
とき破損するという虞がある。
【0015】本発明のさらなる目的は、このようなツー
ルの損傷の虞を避けるか少なくとも低減することにあ
る。
【0016】この目的は、請求項13の構成により達成
される。この構成において、ツールは、その加工処理部
に配置された減衰手段を有し、この減衰手段はツールに
加わる荷重を減衰させ、それにより、ツールを保護す
る。減衰手段は、実質的に変わらない移動力を伝達させ
られるが、この力は降伏するように伝達されて、ツール
がその振動運動を妨げられるとき、移動力及び荷重のピ
ークは和らげられる。この減衰要素は、半径方向及び/
又軸線方向に有効であってもよい。
【0017】本発明に係るツール及びハンドピースにお
いて、歯の周囲部に伸びる一部の歯冠及び全体の歯冠
は、都合よく準備されて、適合されることができる。両
方の場合において、その長手方向の軸回りのツールの回
転が、歯の周囲方向における自由移動の際に要求され、
これにより、加工処理部の機能的領域が常に歯に向けら
れる。これを達成するために、本発明に係る種々の構成
が提唱される。一つには、これは、その長手方向に並べ
て配置され、回転軸受あるいは回転継手部にて回動自在
となるようにお互いに接続された二つの部分からなるツ
ールによって達成される。他方においては、ツールはハ
ンドピースに回動自在に支持されることもできる。これ
らの構成により、操作者がハンドピースに対して異なる
回転位置を調節することなく、歯の特定の角度位置に連
続的に加工処理部を適合することができる。
【0018】研磨加工処理の際の限られた目的のために
特定の回転位置にツールの加工処理部を保持することが
できるようにするにあたり、上記回転軸受又は回転継手
部の領域にロック装置を配置すると都合が良く、加工処
理部の自由回転能力がロックされ得ることで、後者がそ
の特定回転位置に保持される。この関連において、準備
の際に生起する荷重のもと、加工処理部が横方向及び/
又は軸線方向に位置を変えられるいかなる時でも、自動
的に作動するように、ロック装置を構成するのが都合が
よい。このロック装置は、横方向への弾性復帰力に反し
てツールの横方向への振動運動を可能にする旋回継手
(スイベルジョイント)と特に適合し、これにより、ツ
ールは復帰力によりセンタリングされる。このような構
成において、荷重が加わった状態での加工処理部の回避
的な移動の結果として、ロック装置は自動的にスイッチ
のオンオフが行なわれ得る。ツールをセンタリングする
復帰力に反して振動するように支持されるツール又は加
工処理部の旋回能力は、一方では、加工処理部の回避的
な移動を可能にし、他方では、加工処理の際のハンドピ
ースの旋回あるいは傾きを可能にする。請求項19及び
後続する請求項に係る発明は、上記構成の複合に関係す
るものである。
【0019】従属請求項に係る発明は、ツールの構造的
形状及び案内(ガイダンス)を改良し、処理される歯の
隣接領域における隣接歯へ傷を付けるのを避け、準備で
の良いはめ合いを保証する特徴を含んでいる。
【0020】本発明及びこれで成し遂げられるさらなる
利点は、有利な実施の形態及び図面に基づいて以下詳細
に説明される。
【0021】
【発明の実施の形態】符号1で示された歯科用ツール
は、長尺な形状をなしており、ロッド形状をしたツール
シャンク2と、このツールシャンク2の一端部に結合さ
れた加工処理部3とから構成されており、これにより、
フロント幅広側面部4a、リア幅広側面部4b、これら
に対して横切る方向に伸びる幅狭側面部4c,4dが、
ツール1の中心軸5に概略沿って存在する。
【0022】フロント幅広側面部4a上に配置される加
工処理部3の側面は、幅広側面7であり、ほぼ直線状に
又部分的に平坦となるように上方に向けて伸びており、
ツールシャンク2あるいは加工処理部3の中心軸5と平
行に伸びている。この側面は、中心軸5に対して約3な
いし8°、特に約5°の鋭角をなし、フロント自由端に
向けて閉じられるように形成されてもよい。この結合構
成において、幅広側面7及びツールシャンク2の結合さ
れた外周表面は、鈍角にて他方に結合されてもよく、あ
るいは、幅広側面7が横方向外側へオフセットして、段
差面8が両者間に形成されるようになされてもよい。幅
狭側面部4c,4dは、中心軸5に対してほぼ平行に伸
長しており、これにより、横向き方向において、これら
幅狭側面部4c,4dが同様にお互いに平行となるよう
に配列されてもよく、あるいは、約10°ないし20°
の値となる鋭角W1をなして半径方向外側に向かって広
がるように形成されてもよい。
【0023】前面6上において、加工処理部3は第1前
面部9を有し、この第1前面部9は、中心軸5に対して
横方向に伸び、好ましくは、角を丸くして幅広側面7に
結合され、中心軸5に対して約90°ないし100°の
角度W2、好ましくはツールシャンク2に向けて広がる
ように約95°の僅かに鈍角となっている。
【0024】第1前面部9には、面取りされた加工処理
面11が横方向に隣接されており、この加工処理面11
は、中心軸5に対して鈍角W3すなわち角度W2よりも
大きくて約120°ないし135°の値の鈍角をなして
いる。
【0025】リア幅広側面部12は、図1及び2の側面
図にて示されるように、凸形状あるいは平坦形状をして
おり、鋭角にて面取りされた加工処理面11と交差して
いる。この頂部のエッジは、好ましくは取り除かれある
いは丸みを付けられている。第1前面部9の幅aは、約
0.4ないし0.6mm、好ましくは約0.5mmであ
り、約0.8ないし01.2mmである歯冠の壁厚bの
ほぼ半分に相当する。前面6の幅cは、壁厚bと同じか
僅かに大きい値となっている。これらに対して横方向に
伸びる加工処理部3の幅dは、円柱状ツールシャンク2
の断面寸法とほぼ同じかあるいは大きく、約2mmから
2.5mmあるいは3.0mmまで、好ましくは約2.
2mmの値となっている。
【0026】面取りされた加工処理面11には、複数の
カッティングエッジが散在させられており、これらカッ
ティングエッジには、面取りされた加工処理面11と第
1前面部9との間の稜線13に平行な方向に往復動する
振動運動が与えられ、機械加工により、歯Zから材料を
取り除くのに適している。特に、振動運動の振幅が比較
的小さい場合は、その振幅はまた稜線13を横切る方向
にあるいは異なる方向にすなわち3次元的に方向付けら
れてもよい。研磨作用面10として相応しいのは、複数
の硬質砥粒であり、この硬質砥粒は、面取りされた加工
処理面11上において、好ましくはお互いに近接して並
べて固着される。このため、面取りされた加工処理面1
1は、公知の手法により粒状形態にダイヤモンドコーテ
ィングされてもよい。
【0027】面取りされた加工処理面11上の研磨砥粒
が、所定厚さの層を形成し、この厚さが前面部9の境界
をなすその縁部において前面6に小さい段差を形成する
ことから、砥粒の厚さに相当する厚さeだけ段差状に深
くした作用面10を形成するか、あるいは、稜線13の
領域内の砥粒を前面部9に向けて先細りの厚さとするの
が都合が良く、これにより、研磨コーティングの領域の
縁部における段差が防止される。ツール1の製造に際し
て、予め形成された窪みVが、研磨層で満たされる。
【0028】ツール1の保持及びガイドのため、又、そ
の駆動のために、ハンドピース14が設けられており、
このハンドピース14は、ケーシングの形をした長尺な
円筒状把持スリーブ15を備えており、その中には、例
えば電気的にあるいは空気の作用により作動される振動
ジェネレータ16が配置されており、この振動ジェネレ
ータ16は、その振動エネルギを、ハンドピース14に
支持されかつその前端から突出するハンドピースシャン
ク17に伝達する。このハンドピースシャンク17の前
端領域には、ツールシャンク2用のプラグ接続穴19を
備えた取り付け装置が配置されており、その中心軸21
は、ハンドピースシャンク17の中心軸22に対して、
横切る方向に、特に略直角となるように伸長している。
これにより、ツール1はハンドピースシャンク17から
横方向に突出することになる。脱着自在な固定要素、例
えばねじが、図1中に矢印により示されている。
【0029】患者の口腔内の制限された空間的条件を考
慮すると、ハンドピースシャンク17の前端領域が、ツ
ール1から離れて対向する側に向かって幾分曲げられあ
るいは角度付けられ、好ましくは約5°から15°の角
度W4、特に約4°に角度付けられれば都合がよく、こ
れにより、ツール1の中心軸5がハンドピース14の中
心軸に対して約100°の鈍角W5をなす。
【0030】図1に示された歯Zの準備(preparation)
のために、上記歯の外周表面は、歯根25(tooth stum
p)を成形するために、機械加工により、好ましくは回転
加工処理ツールを用いて準備され、歯根25の外周表面
は符号25aで示され、又、その段差面は符号25bで
示されている。上記外周表面25aと段差面25bとに
より挟まれた角度は、幅広側面7と前面部9との間の角
度W2にほぼ相当する。機械加工によって面取りされた
面25cを加工する際に、ツール1が、幅広側面7が外
周表面25aに接触するように、歯冠の準備に関係する
自由空間F内に、ハンドピース14と共に挿入される。
そして、振動ジェネレータ16が作動され、段差面25
bの外側縁部上に面取りされた加工処理面11を当接さ
せた後、ツール1が歯根25の周囲方向に移動させられ
る。これにより、面取りされた加工処理面11あるいは
作用面10が、機械加工により段差面25bの縁部領域
を取り除き、又、歯Z上の面取りされた面25c内に作
用する。周囲方向への移動の際に、外周表面25a上へ
幅広側面7が当接し、かつ、段差面25b上へ前面部9
が当接することで、ツール1は好ましくガイドされ、結
果的に、これら外周表面25a及び段差面25bはガイ
ド面となる。しかしながら、本発明の範囲内において、
幅広側面7のみが外周表面25aに当接するときでも、
良好なガイドが保証される。それ故に、本発明の範囲内
において、研磨作用面10が面取りされた加工処理面1
1の領域だけでなく、少なくとも前面部9の一部あるい
は幅広側面7の基部領域にまで延出することが可能であ
る。こような構成において、ツール1は、機械加工によ
り段差面25bを加工するのに好ましく、又、結果的
に、段差面25b上に良好な適合形状を形成する。
【0031】図3から最も良く認識されるように、ツー
ル1は、外周表面25a上での幅広側面7の当接を保証
するために、歯Zの周囲方向におけるその前進の際に、
その中心軸5回りに回転させられるべきである。特に、
口腔内の拘束された空間的条件を考慮すると、その中心
軸5回りのツール1の回転は制限された広がりにおいて
唯一可能であることから、このことは、考慮すべき人間
工学的努力に関連付けられるものである。図1の右側に
従う構成に一致させて加工処理部3が中心軸5回りに回
転可能となるようにハンドピース2に対して支持される
と、取り扱いはかなり軽減される。このような構成にお
いて、加工処理部3の自動的な回転の調整は、その幅広
側面7が常に外周表面25aに当接し、周囲方向におけ
るツール1の前進過程において、外周表面25a上での
当接圧力の結果として、加工処理部3が自動的に回転さ
せられるようにして、行なわれる。図1に関する構成に
おいて、回転継手部27は、加工処理部3とツールシャ
ンク2との間に、あるいは、ツールシャンク2の領域内
に配置される。回転継手部27は、円柱状の関節突起
(tenon)28とこの関節突起28を僅かなクリアランス
をもって受け入れる円筒状穴29とを用い、これらが嵌
合位置において連結装置20を用いることで軸線方向に
引き寄せられてお互いに取り付けられるように構成する
ことができる。上記連結装置20としては、例えば弾性
的に係合可能でかつ離脱可能な取付けリング31を用い
ることができ、この取付けリング31は、突起28ある
いは円筒状穴29の環状溝内に設置され、それぞれの他
の部材の対応する係合溝に弾性的に係合することができ
るものである。取付けリングを用いる代わりに、半径方
向内側及び外側にばね変形可能な取付け突起を設けるこ
とができ、この自由端には構造上の斜面が形成され、あ
るいは、球面形状に丸く形成されている。図1に係る構
成においては、円柱状突起28は加工処理部3上に配置
され、円筒状穴29はツールシャンク2内に配置されて
いる。
【0032】しかしながら、回転継手部27は、ハンド
ピース14あるいはハンドピースシャンク17内の回転
継手部27内に回動自在に支持されるツール1により形
成されてもよい。例えばツールシャンク2の環状溝27
a内に取り付けられるねじ(矢印)あるいは連結装置
(不図示)を用いて、中心軸5回りに回動可能である
が、軸線方向には固定されるように、例えば取付け穴1
9内に少なくとも一つの軸受により支持されるツールシ
ャンク2により、このような回転継手部27を形成する
ことができる。
【0033】回転継手部27がある場合、幅広側面7が
絶えず外周表面25aに当接することで、ツール1は歯
根25の周囲方向に前進する間中保持され得る。これに
より、加工処理部3あるいはツール1全体が、外周表面
25aの環状輪郭に沿って追随し、それにより回転させ
られる。この関係において、ハンドピース14は、患者
の口腔内に突出する垂直位置に保持されることができ
る。幅広当接面あるいは幅広側面7は、外周表面25a
に適合するように、好ましくはシリンダあるいは円筒の
一部分をなす形状に湾曲して形成される。このようにす
ることで、当接状態が良くなり、安定することになる。
曲率半径rは、約5mmから10mmの値とすることが
できる。リア幅広側面部12も、対応するように湾曲し
て形成することができる。
【0034】歯Zの中心軸35に対して、段差面25b
は、図1及び図5ないし図7に示すように、回転対象で
はないが、歯Zの側面領域及び隣接領域において、歯肉
Z1に適合するように湾曲した状態で伸長している。そ
れ故に、前面6すなわち前面部9及び面取りされた加工
処理面11あるいは作用面10は、図1中の傾斜断面IV
−IVにて見られるように、凸状に形成され、特に湾曲形
成されている。この湾曲形成は、好ましくは図1の段差
面25bの最大曲率に適合させられて、図1の段差面2
5bの湾曲形状は、中心軸35に対し、好ましくはツー
ルの垂直位置において作用させられ得る。しかしなが
ら、符号36にて示された凸形状部は、例えば図5の左
側に示されるように、幾分傾斜した作用位置(作業位
置)においてツール1による機械加工操作が行なわれ得
ることから、湾曲した輪郭の曲率よりも僅かに平坦にな
るように形成されてもよい。図4に示すように湾曲させ
られた形状において、半径r1は約0.4から5mm、
特に3mmの値とされる。この関係において、加工処理
部3は、そのリア幅広側面部12の方向に向かって見た
場合に、平行に伸びるスパチュラ(舌押し器)のような
形状に、あるいは、その自由端に向かって先細りとなる
スパチュラのような形状にすることができ、自由端の角
部は丸く(図5参照)あるいは先細りの端部を丸く(図
6参照)することができる。図5に示す構成は、歯肉Z
1の湾曲形状が緩やかに凹状に湾曲したものの場合に好
ましく、一方、角張った側面を持つ図6に示すような端
部形状あるいは丸みをもって先細る端部形状は、凹状の
湾曲が厳しい場合に好ましい。これは、図7に示す歯肉
Z1の凹状湾曲にも適用される。
【0035】図8及び9に示すように、前面部9及び面
取りされた加工処理面11は、直線状に伸長させること
もでき、これにより、それらとツール1の中心軸5との
間にそれぞれ挟まれる角度W2,W3は、約90°から
135°の値とすることができる。この関係において、
図2の構成に対応する研磨作用面10は、前面部9の境
界領域までだけ、あるいは、前面部9の一部領域あるい
は全領域まで、あるいは、幅広側面7に結合される端部
領域まで、広げることができる。これらの構成におい
て、窪みを幅広側面7の方向において対応する距離だけ
広げることができ、図示するように、幅広側面7の面部
分を越えて広げることが可能である。リア部において
は、窪みVをリア幅広側面部12に至る以前の短い距離
のところで終端させるのが都合がよい。これにより、怪
我の可能性に関して問題となるような形状をなすエッジ
は、加工処理部3の結合される角部においてもはや存在
しない。
【0036】図10に示す実施形態は、図8及び9に示
した上述の二つの実施形態と次の点で異なる。すなわ
ち、図10に示す実施形態では、前面部9と面取りされ
た加工処理面11により形成される加工処理部3の段差
は、実質的には連続的に丸く形成され、好ましくは、図
10の側面図で示されるように同一の曲率をなすように
形成されている。このような加工処理部3においては、
フィレット(fillet) のような丸みをおびた段差面25
bが生成される。また、この構成においては、窪みV
は、フィレットの外部自由端領域内で、あるいは、前面
部9の全領域のうち一部の領域まで、あるいは、幅広側
面7の面部分まで、延ばすことができる。この関係にお
いて、前面6全体あるいはその外側部分が、研磨作用面
10とされることができる。
【0037】本発明の範囲において、また、研磨作用面
10を幅広側面7の全領域まで延ばすことも可能であ
り、これにより、外周表面25aをまた研磨的に加工処
理することができる。この関係において、さらに、幅広
側面7を歯根25の全高を越えて延ばすことができる。
その支持、ガイド、及び研磨作用に関して、加工処理ヘ
ッド3の機能しうる領域Bは、結果的に、側面7の一部
あるいは側面7の全体の上に、かつ、前面6の一部ある
いは前面6の全体の上に広がる。全ての構成において
は、本発明によるツール1を用いて、高精度の要求に適
合させるように、部分的にあるいは全体的に、自由空間
Fにおける歯冠の準備を精巧に成し遂げることができ
る。
【0038】加工処理部3の残りの面、例えば凸形状の
外側の側面4c,4d及び特にリア側面部12は、滑ら
かな構造からなる。これにより、隣接領域において、ツ
ール1が隣接する歯Z2に損傷を及ぼすのを避けられ
る。
【0039】ツール1においては、ツール1が振動運動
するのを妨げられた場合、ツール1は振動運動に起因す
る衝撃効果によって過負荷及び損傷を受け得る、という
虞が存在する。それゆえに、ツール1の全ての構成にお
いて、ツールシャンク2の領域に減衰手段41を設ける
と都合がよい。
【0040】図11に示す構成において、減衰手段41
は、ツールシャンク2の領域に、好ましくは、加工処理
部3に近接してあるいは加工処理部3上に、あるいは、
ツールシャンク2と加工処理部3との移行部に、位置付
けられる。
【0041】減衰手段41は、振動による駆動に起因し
かつツール1上で作用するピーク荷重を減衰させ、これ
により、ツールは過負荷から保護され、又、ツール1の
損傷あるいは破損の虞が、解消あるいはかなり低減され
る。この関係において、減衰手段41は、側面方向及び
/又は軸線方向からの力あるいは衝撃に対して有効であ
る。減衰手段41は、ツール1を構成する部分間での相
対的な移動を可能にし、それにより、加工処理部3は減
衰手段41の柔軟性によってしなやかさを保持すること
になる。減衰手段41は変化していない移動力を伝達す
るが、この力は影響を受け易いように伝達されるため、
ツール1が振動運動するのを妨げられた場合、移動力の
ピークは和らげられる。これは、振動運動の振幅が作用
面10を横切る方向に向けられた場合の例である。
【0042】図10に示す構成において、減衰要素41
は、弾性的に変形可能な材料、例えばプラスチックある
いはゴムにより形成された中間部材42により構成され
ている。この中間部材42は、ツールシャンクの二つの
部分の間に、あるいは、ツールシャンク2と加工処理部
3との間に配置されて、例えば接着剤によりこれらの部
分に固着されている。このような減衰要素41はまた、
周囲方向においても有効である。
【0043】本発明の範囲において、弾性的に変形可能
なディスクを用いる代わりに、他のバネ、例えばコイル
を用いた圧縮バネ、あるいは、ガスバネを用いて、減衰
要素41を形成することも可能である。
【0044】したがって、減衰手段41は、加工処理部
3の軸線方向における相対的な移動及び/又は撓みを可
能にし、減衰手段41の弾性は大きいため、研磨加工処
理に要求される最小圧縮力あるいは最小曲げモーメント
が損なわれることはない。減衰手段41の領域における
柔軟性によって、図11に示されるように、ツールシャ
ンク2に対して加工処理部3の横方向への撓みを可能に
する万能継手部45が形成される。このような撓みを生
ずる場合において、前述最小トルクですら損なわれない
ため、研磨加工処理の押圧力は、撓みを生ずるにもかか
わらず伝達され得る。継手部45は結果として振動継手
部を構成し、加工処理部3は弾性的柔軟性により中心に
位置付けられる。
【0045】柔軟性により、ツールシャンク2が取り扱
いの際に外側に向けて撓むけれども、加工処理部3が歯
根25と近接した位置に保持され得ることから、準備の
際の取り扱いは楽になる。
【0046】同様なあるいは比較できる部分には同じ参
照符号が設けられた図12に示す構成において、減衰手
段41は、回転継手部27内に一体的に設けられてい
る。この場合、減衰手段41は、横方向及び/又は軸線
方向の衝撃力あるいは荷重を減衰させると同時に、加工
処理部3の曲げあるいは座屈を許容するように構成され
得る。減衰手段41の基本的な部分は、例えばプラスチ
ックあるいはゴムのような弾性材料により各々形成され
たスリーブ42及び/又はディスク(円板)43であ
る。スリーブ42は、円柱状突起28の外周表面と円筒
状穴29の内周表面との間に配置され、これにより、円
柱状突起28上にあるいは円筒状穴29に対して固着さ
れてもよく、例えば接着剤を用いて固定されてもよい。
ディスク43は、円柱状突起28と円筒状穴29の底と
の間に配置され、これにより、ディスク43は、円柱状
突起28の前面上にあるいは円筒状穴29の底面上に、
例えば接着剤を用いて固着されてもよい。スリーブ42
が存在する場合、減衰手段41は横方向の荷重あるいは
衝撃を減衰させることができ、これにより、加工処理部
3は横方向に後退することができる。ディスク43が存
在する場合、減衰手段41は軸線方向の荷重あるいは衝
撃を減衰させることがき、これにより、加工処理部3は
軸線方向に後退することができる。
【0047】スリーブ42が円柱状突起28の一部であ
る場合は、連結装置20は、円筒状穴29の壁の領域内
でかつスリーブ42の外周表面領域内に配置される。ス
リーブ42が円筒状穴29内に固着される場合は、連結
装置20は、スリーブ42の内周表面領域内でかつ円柱
状突起28の外周表面領域内に配置される。
【0048】ディスク43が存在する場合、連結装置2
0は、ツール1の軸線方向への伸縮移動を許容するよう
に構成されてもよい。この構成において、上記伸縮移動
は、連結要素のための内側リセス及び外側リセスを連結
要素の結合される部分の断面寸法よりも寸法mだけ大き
くして、連結を可能にする二つの部分が相対的に移動で
きるようにすることで、達成される。
【0049】好ましくは、スリーブ42とディスク43
の両方を設け、減衰手段41は好ましくは図12に示す
ようにキャップとして形成され、円筒状穴29内にある
いは円柱状ロッド29上に固定されてもよい。
【0050】図13に示す構成において、ロック装置5
1は回転継手部27に与えられており、このロック装置
51は、ツール1に加わる横方向の荷重が所定の力を超
えると、自由な回転能力を損なわせる。この構成は、特
に歯冠の準備に有効である。ツール1が準備の際に回転
により後退しないものである場合は、回転継手部27は
ロック装置51を作動させて固くさせられることがで
き、これにより、加工処理部3は後退することができ
ず、特定の回転位置において、機械加工操作を成し遂げ
ることができる。このことは、以下の事実により達成さ
れる。すなわち、回転継手部27の領域内の加工処理部
3の周り半径方向距離fの位置にて、ロックリング52
がツールシャンク2上に又はツールシャンクの部分に配
置されており、ここで円筒状穴29の縁部領域におい
て、この縁部領域が、加工処理部3の横方向への移動又
は旋回により向かい側と係合し、摩擦あるいは歯との係
合により、加工処理部3の第2ロックリング53は、加
工処理部3が回転するのを防止する。複数の歯は、ここ
では示されていないが、好ましくは中心軸5と平行に伸
びており、又、軸線方向に有効な減衰手段ここではディ
スク43又はキャップが設けられることで、加工処理部
3は、歯と係合している際に、軸線方向に移動すること
ができる。
【0051】例えば、加工処理部3が、限られた目的の
ために採用されるものであり、かつ、歯の特定の加工領
域いおいて力により有効になるものである場合は、加工
処理の際に、加工処理部3に加わる横方向の圧力が強く
なり、好ましくは一つの部分に成形されたロックリング
53、52が係合し、加工処理部3の回転を不可能にす
る。横方向の荷重が減少すると、スリーブ42の復帰力
によって、その自由回転能力を利用することにより研磨
加工が行なわれ得るその中心位置に、自動的に復帰す
る。
【0052】減衰要素41が軸線方向においてのみ有効
である場合は、二つのロックリング52、53は、加工
処理部3が軸線方向に移動したときにそれらが係合する
ように、お互いに軸線方向の距離eをおいて配置される
べきである。図13に示す構成において、2対のロック
リング52、53及び52a、53aは適当に角張った
構造からなり、横方向への移動の際にリング52、53
の対が係合し、軸線方向への移動の際にリング52a、
53aの対が係合する。
【0053】連結装置20により、ツール1にハンドピ
ースを取り付けるのが可能になり、又、容易に手で素早
くツール1を交換することが可能になる。それ故に、異
なる準備操作に適し又随意に挿入され得る、相互に異な
るいくつかのツール1をセットで設けるのが都合がよ
い。この関係において、好ましくは準備の形状があるい
は材料を取り除く能力が異なるツール1をセットで設け
るのがよい。目が粗いもの及び細かいもの、あるいは、
目が粗いもの,中間のもの及び細かいものからなる研磨
作用面を有するいくつかのツール1を設けるのが都合が
よく、これにより、目の粗い加工処理、及び目の細かい
加工処理が可能になり、又、ツール1としてはそれらの
サイズ及び/又は形状がお互いに異なるものでもよい。
【0054】上述全ての実施形態は、好ましくは音波又
は超音波に基づく周波数で振動するように、振動ジェネ
レータから加工処理部3に伝達される短ストローク振動
に適しており、直線的に又は3次元的に横方向に又は長
手方向に方向付けられた振動あるいは振幅が可能であ
る。上述実施形態の場合において、振動の条件は、加工
処理部3の領域において、振動周波数にして約4ないし
8KHz、特に6KHzであり、得られる3次元移動の
振幅は約0.05mmから0.25mmあるいは0.5
mmまで、特に約0.1mmである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2つのツールを示すものであり、
結合されるハンドピースとそれぞれのツールで準備され
る歯とを表した側断面図である。
【図2】図1中の左側のツールの拡大断面図である。
【図3】図1中の線III−IIIにおける断面図である。
【図4】図1中の線IV−IVにおける部分断面図である。
【図5】異なる作業位置にあるツールと共に準備された
歯根を示す側面図である。
【図6】異なる作業位置にある他のツールと共に準備さ
れた歯根を示す側面図である。
【図7】作業位置にあるツールと共に準備された歯根を
歯間領域から見た側面図である。
【図8】ツールの加工処理部を示す側面図である。
【図9】ツールの加工処理部を示す側面図である。
【図10】ツールの加工処理部を示す側面図である。
【図11】本発明に係るツールの側面図である。
【図12】図11に示す実施形態の縦断面図である。
【図13】図12に示す実施形態を変更した他の実施形
態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 歯科用ツール 2 ツールシャンク 3 加工処理部 5 中心軸 6 前面 7 側面 9 前面部 10 作用面 14 ハンドピース 16 振動ジェネレータ 17 ハンドピースシャンク 27 回転継手部 41 減衰手段 42 スリーブ 43 ディスク 51 ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルクハルト フーゴー ドイツ連邦共和国,ヘットシュタット D −97265,アム ヘレンナッカー 15 (72)発明者 ヴァルター メスレ ドイツ連邦共和国,ミッテルビベラッハ D−88441,ブラームスヴェーク 8

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツールで
    あって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記細長いツールシャンクは、側面及び前記ツールシャ
    ンクと反対側に位置する前記加工処理部の前面上に広が
    る機能領域を有し、 前記側面は、長手方向の部分又は全体が滑らかに形成さ
    れ、及び/又は、 前記前面は、横方向部分又は全体が滑らかに形成されて
    いる、歯科用ツール。
  2. 【請求項2】 前記前面は、前記ツールシャンクの中心
    軸に対して、約90°から135°の角度をなす、こと
    を特徴とする請求項1記載の歯科用ツール。
  3. 【請求項3】 前記前面は、前記側面を横切る方向にお
    いて、凸形状に形成されている、ことを特徴とする請求
    項1又は2記載の歯科用ツール。
  4. 【請求項4】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツールで
    あって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記細長いツールシャンクは、側面及び前記ツールシャ
    ンクと反対側に位置する前記加工処理部の前面上に広が
    る機能領域を有し、 前記側面は、前記側面を横切る方向において、凸形状に
    形成されている、歯科用ツール。
  5. 【請求項5】 前記前面は、湾曲させられている、こと
    を特徴とする請求項3又は4記載の歯科用ツール。
  6. 【請求項6】 前記前面の湾曲部は、実質上円筒形状で
    あるか又は角部が丸くされた環状セグメントの形状を有
    する、ことを特徴とする請求項5記載の歯科用ツール。
  7. 【請求項7】 前記側面に隣接して位置する前面部が、
    滑らかである、ことを特徴とする請求項1ないし6いず
    れか1つに記載の歯科用ツール。
  8. 【請求項8】 前記前面部は、前記側面まで広がり、好
    ましくは湾曲部と共に前記側面内に達している、ことを
    特徴とする請求項7記載の歯科用ツール。
  9. 【請求項9】 前記前面は、全体が研磨用であるか又は
    前記側面から離れて面するその側部上のみに研磨作用面
    を有する、ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか
    1つに記載の歯科用ツール。
  10. 【請求項10】 前記前面は、前記側面から離れて面す
    るその領域に、研磨用の面取りされた加工処理面を有
    し、 前記研磨用の面取りされた加工処理面は、前記ツールシ
    ャンクの長手軸に対して、前記長手軸と前記側面に隣接
    する領域とがなす角度W2よりも大きい角度W3をな
    す、ことを特徴とする請求項1ないし9記載の歯科用ツ
    ール。
  11. 【請求項11】 前記側面は、前記ツールシャンクの長
    手軸に対して鋭角Wをなすか又は前記中心軸に平行であ
    る、ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか1つ
    に記載の歯科用ツール。
  12. 【請求項12】 前記側面は、前記ツールシャンクの中
    心軸の長手方向において、凸状に湾曲させられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし11いずれか1つに記
    載の歯科用ツール。
  13. 【請求項13】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツール
    であって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記ツールシャンクの領域に、軸線方向及び/又は横方
    向において有効である減衰手段を有する、歯科用ツー
    ル。
  14. 【請求項14】 前記ツールシャンクの領域に、軸線方
    向及び/又は横方向において有効である減衰手段を有す
    る、ことを特徴とする請求項1ないし12いずれか1つ
    に記載の歯科用ツール。
  15. 【請求項15】 前記減衰手段は、前記ツールシャンク
    と前記加工処理部との移行領域に配置されている、こと
    を特徴とする請求項13又は14記載の歯科用ツール。
  16. 【請求項16】 前記減衰手段は、弾性的に変形可能な
    材料、特にプラスック又はゴムからなる中間部材により
    形成されている、ことを特徴とする請求項13ないし1
    5いずれか1つに記載の歯科用ツール。
  17. 【請求項17】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツール
    であって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記ツールシャンクの領域に、好ましくは前記ツールシ
    ャンクと前記加工処理部との移行領域に、継手部が配置
    されている、歯科用ツール。
  18. 【請求項18】 前記ツールシャンクの領域に、好まし
    くは前記ツールシャンクと前記加工処理部との移行領域
    に、継手部が配置されている、ことを特徴とする請求項
    1ないし16いずれか1つに記載の歯科用ツール。
  19. 【請求項19】 前記継手部は、前記減衰手段により形
    成されている、ことを特徴とする請求項17又は18記
    載の歯科用ツール。
  20. 【請求項20】 前記継手部は、弾性的に変形可能な材
    料、例えばプラスック又はゴムからなる中間部材により
    形成され、二つのツールシャンクの部分間に又は前記ツ
    ールシャンクと前記加工処理部との間に配置され、か
    つ、例えば接着剤によりこれらの部分に固着されてい
    る、ことを特徴とする請求項17ないし19いずれか1
    つに記載の歯科用ツール。
  21. 【請求項21】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツール
    であって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記ツールシャンクと前記加工処理部との間に回転継手
    部を有し、 前記加工処理部は、前記中心軸の回りに回動自在に支持
    されている、歯科用ツール。
  22. 【請求項22】 前記ツールシャンクと前記加工処理部
    との間に回転継手部を有し、前記加工処理部は、前記中
    心軸の回りに回動自在に支持されている、ことを特徴と
    する請求項1ないし20いずれか1つに記載の歯科用ツ
    ール。
  23. 【請求項23】 前記回転継手部は、円柱状の突起と、
    前記突起を受け入れる円筒状の穴とにより形成されてい
    る、ことを特徴とする請求項21又は22記載の歯科用
    ツール。
  24. 【請求項24】 前記円柱状の突起は、手で押圧するこ
    とのできる連結装置により前記円筒状の穴に離脱可能に
    ロックされることができる、ことを特徴とする請求項2
    3記載の歯科用ツール。
  25. 【請求項25】 前記減衰手段は、前記回転継手部内に
    一体化されている、ことを特徴とする請求項13ないし
    23いずれか1つに記載の歯科用ツール。
  26. 【請求項26】 前記減衰手段は、前記円柱状突起と前
    記円筒状穴との間に位置する弾性材料からなるスリーブ
    及び/又は前記円柱状突起と前記円筒状穴の底との間に
    位置する弾性材料からなるディスクとにより形成されて
    いる、ことを特徴とする請求項24記載の歯科用ツー
    ル。
  27. 【請求項27】 前記回転継手部にロック装置が設けら
    れ、前記回転継手部における前記ツールの回転能力は、
    ロックされることができる、ことを特徴とする請求項2
    1ないし26いずれか1つに記載の歯科用ツール。
  28. 【請求項28】 前記ロック装置は、前記ツールの横方
    向及び/又は軸線方向への移動により係合状態に持ち込
    まれることができ、反対の方向への移動により離脱され
    ることができる、ことを特徴とする請求項27記載の歯
    科用ツール。
  29. 【請求項29】 歯冠のため歯を準備する歯科用ツール
    であって、 加工処理部にその一端部が接続された細長いツールシャ
    ンクを有し、 前記加工処理部は、前記ツールシャンクの中心軸に対し
    て沿う方向及び/又は横方向に広がる研磨作用面を有
    し、 前記ツールは旋回継手部を有し、旋回軸回りに又は旋回
    点回りに3次元的に振動して旋回できるように支持さ
    れ、その中心位置にて復帰力の作用を受ける、歯科用ツ
    ール。
  30. 【請求項30】 前記ツールは旋回継手部を有し、旋回
    軸回りに又は旋回点回りに3次元的に振動して旋回でき
    るように支持され、その中心位置にて復帰力の作用を受
    ける、ことを特徴とする請求項1ないし28いずれか1
    つに記載の歯科用ツール。
JP23197598A 1997-08-20 1998-08-18 歯科用ツール Pending JPH11128246A (ja)

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