JPH11127673A - 脱穀装置における扱室の側板構造 - Google Patents

脱穀装置における扱室の側板構造

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JPH11127673A
JPH11127673A JP31275897A JP31275897A JPH11127673A JP H11127673 A JPH11127673 A JP H11127673A JP 31275897 A JP31275897 A JP 31275897A JP 31275897 A JP31275897 A JP 31275897A JP H11127673 A JPH11127673 A JP H11127673A
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JP
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JP31275897A
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Koun Fukuyori
弘運 福頼
Rikiya Tsuda
力也 都田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、固定
枠体のフィードチエンと反対側の上端部に可動枠体の回
動支点軸を設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下開閉
可能とした脱穀装置において、固定枠体を形成する扱室
の前後側板を、強固な構造にして可動枠体を支持できる
ようにし、さらに側板全体を可及的に軽量化できるよう
にする。 【解決手段】 扱室の固定枠体15を形成する前後側板
30,31を、それぞれ扱胴2の回動支点17側のみを
覆う板体30bと、扱室の側面全域を覆う板体30aと
を重合させて構成すると共に、扱胴の回動支点側のみを
覆う板体30bを、扱室の側面全域を覆う板体30aよ
りも厚い板体で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱室を固定枠体と
可動枠体とに分割し、扱胴を軸支した可動枠体を固定枠
体に対して開閉可能とした脱穀装置における扱室の側板
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等に搭載される脱穀装
置には、受網に目詰まりが生じたりした時等に、扱室内
を容易に掃除できるようにするため、扱室を固定枠体と
可動枠体とに分割し、固定枠体のフィードチエンと反対
側の上端部に可動枠体の回動支点軸を設けて、扱胴を軸
支した可動枠体を扱胴とともに上下に開閉可能としたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような脱穀装置に
おいては、扱室の前側板に設けた穀稈搬入口から後側板
に設けた排藁搬出口に亘る扱口が、フィードチエンに沿
って開口しているので、上下に開閉する可動枠体は、固
定枠体に設けた回動支点軸で片持状に支持された状態と
なる。このため、脱穀作業中、あるいは可動枠体の開閉
時に扱胴を軸支した可動枠体の重量が固定枠体の回動支
点軸側に集中的に作用するので、従来のような扱室の側
板では強度が不足して変形を生ずることがある。ところ
が側板全体を強度の十分な肉厚のものにしたのでは、ど
うしても側板の重量が増加し、ことに大型化した脱穀装
置では一層重量増加が問題となっていた。
【0004】本発明は上記の如き問題点を解消すべく創
作されたものであって、固定枠体の上端部に扱胴を軸支
した可動枠体を上下開閉可能に支持したものであって
も、固定枠体を形成する扱室の前後側板を、十分な強度
のある強固な構造にすることができ、しかも側板全体を
可及的に軽量化することができる脱穀装置における扱室
の側板構造を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、扱室を固定枠体と可
動枠体とに分割し、固定枠体のフィードチエンと反対側
の上端部に可動枠体の回動支点軸を設けて、扱胴を軸支
した可動枠体を上下開閉可能とした脱穀装置において、
上記扱室の固定枠体を形成する前後側板を、それぞれ二
枚の板体を重合させて構成したことを特徴とし、また、
扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、固定枠体のフィ
ードチエンと反対側の上端部に可動枠体の回動支点軸を
設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下開閉可能とした
脱穀装置において、上記扱室の固定枠体を形成する前後
側板を、それぞれ扱胴の回動支点側のみを覆う板体と、
扱室の側面全域を覆う板体とを重合させて構成すると共
に、扱胴の回動支点側のみを覆う板体を、扱室の側面全
域を覆う板体よりも厚い板体で形成したことを特徴と
し、さらに、扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、固
定枠体のフィードチエンと反対側の上端部に可動枠体の
回動支点軸を設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下開
閉可能とした脱穀装置において、上記扱室の固定枠体を
形成する前後側板を、それぞれ扱胴の回動支点側のみを
覆う板体と、扱室の側面全域を覆う板体とを重合させて
構成すると共に、上記両板体の重合部位に上下方向の縦
パイプを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明のの形態を、添付した
好適な実施例の図面に基いて詳細に説明する。まず図1
〜図3において、1は内部に扱胴2を軸支した扱室、3
は扱口に沿って配設されたフィードチェン、4はフィー
ドチェンレールであって、上記フィードチェン3とフィ
ードチェンレール4とで挾持されて扱室1に供給された
刈取穀稈は、回転する扱胴2により脱穀処理され、脱穀
後の排藁はフィードチェン3の搬送終端から機体後方に
向けて斜設した排藁搬送体により搬出され、脱穀された
穀粒や小さな藁屑等は、扱室1に張設した受網5を漏下
して選別部6の搖動選別体7上に落下する。
【0007】そして搖動選別体7の搖動作用と、唐箕8
およびシロッコファン9からの選別風による風選作用と
で選別されて、精粒は一番樋10に、枝梗類等は二番樋
11に回収され、藁屑等は排風ファン12に吸引されて
機体後方に排出される。13はフィードチェンレール4
をフィードチェン3に向けて付勢するスプリング、14
はフィードチェン3を巻回するチェンフレームである。
【0008】前記扱室1は、固定枠体15と上下に開閉
可能な可動枠体16とに分割形成されている。上記固定
枠体15の上端部には、フィードチェン3の反対側に前
後方向の回動支点軸17が設けられており、この回動支
点軸17に可動枠体16を支持する回動アーム18,1
9が回動自在に軸支されている。また、可動枠体16の
前後の側板20、21は、それぞれ板体20a,20a
および21a,21aを対向させた箱状に形成されてお
り、この箱状の中空部に回動アーム18,19を挿入
し、継板22を介して側板20、21にボルト固定する
ことにより、回動支点軸17に支持された回動アーム1
8,19の回動により可動枠体16が固定枠体15に対
して上下開閉可能となっている。23は前後の側板2
0、21を互いに連結する連結バー、また24は回動ア
ーム18の取付板である。なお継板22は、回動アーム
18,19をボルト固定する際に、板体20a,21a
が変形しないように補強するものである。
【0009】上記板体20a,21aには、その下端縁
から開口部25,26が切欠形成されており、扱胴軸2
7に取付けた軸受体28,29を上記開口部25,26
から側板20,21の中空部に嵌入してボルト固定する
ことにより、扱胴2が可動枠体16に軸支されている。
また可動枠体16には、前記フィードチェンレール4が
装着されている。
【0010】30は固定枠体15を形成する扱室1の前
側板、31は後側板であって、図4〜図7に示すよう
に、前側板30には穀稈供給口32が円弧状に切欠形成
され、後側板31には穀稈排出口33が切欠形成されて
いて、固定枠体15と可動枠体16との上下対向間に穀
稈供給口32から穀稈排出口33に亘る扱口34が形成
されている。
【0011】そして前側板30のフィードチエン3と反
対側の上端部に、前記回動アーム18の取付板24がボ
ルト固定されており、取付板24の下端側が動力伝動機
構のギヤケース35にボルト固定されていて、この取付
板24で回動支点軸17を支持するとともに、取付板2
4に摺接して回動アーム18が回動する。そして動力伝
動機構の駆動プーリ36に巻回した伝動ベルト37を、
回動支点軸17の前端に設けたアイドラプーリ38を経
て扱胴プーリ39に巻回して扱胴2を回転駆動するよう
になっている。40は伝動ベルト35を上方に押上げ支
持するガイドプーリである。
【0012】そして上記前側板30は、二枚の板体30
a,30bを重合させた構成となっている。一方の板体
30aは、回動支点軸17側の立上り部と、チェンフレ
ーム14側への延出部により、扱室1の側面全域を覆う
板体となっており、他方の板体30bは、板体30aの
立上り部と重合して扱室1の回動支点軸17側のみを覆
う板体となっている。そして上記板体30bは、扱室1
の側面全域を覆う板体30aよりも肉厚の厚い板体で形
成されている。
【0013】また、上記板体30a,30bの重合部位
には、上下方向の縦パイプ41を立設してボルト固定す
ることにより、前側板30がさらに補強されている。4
2は上記縦パイプ41から穀稈供給口32に沿って配設
した横パイプであって、この横パイプ42の先端にチェ
ンフレーム14が連結されている。なお、板体30a,
30bは、図6に示すように、その側縁に補強用の折曲
縁部30c,30cが形成されている。
【0014】また、扱室1の後側板31も上記前側板3
0と同様に、扱室1の側面全域を覆う板体31aと、回
動支点軸17側のみを覆う板体31bとを重合させ、重
合部位に立設した縦パイプ43から、穀稈排出口33に
沿って横パイプ44を配設した構成となっている。
【0015】上記のような構成から、固定枠体15の上
端部に扱胴1を軸支した可動枠体16を上下開閉可能に
支持するものであっても、固定枠体15の前側板30と
後側板31とを、それぞれ二枚の板体を重合させた強固
なものとして確実に可動枠体16を支持することができ
る。
【0016】そして、前側板30と後側板31とは、そ
れぞれ扱室1の側面全域を覆う板体30a,31aに、
回動支点軸17側のみを覆う板体30b,31bを重合
させて、この板体30b,31bのみを肉厚の厚い板体
としたので、可動枠体16を支持する回動支点軸17側
を強固に補強でき、しかも前側板30と後側板31と
を、できるだけ軽量化することができる。
【0017】そして板体30a,30bおよび31a,
31bの重合部に立設した縦パイプ41,43が、回動
支点軸17側をさらに補強し、また縦パイプ41,43
から延設した横パイプ42,44が穀稈供給口32およ
び穀稈排出口33側を補強するので、大型化したコンバ
イン等に装備される脱穀装置でも、扱室1の前側板30
と後側板31とを十分な強度のものとして可動枠体16
を上下開閉可能に支持することができる。
【0018】
【発明の効果】これを要するに本発明は、扱室を固定枠
体と可動枠体とに分割し、固定枠体のフィードチエンと
反対側の上端部に可動枠体の回動支点軸を設けて、扱胴
を軸支した可動枠体を上下開閉可能とした脱穀装置にお
いて、上記扱室の固定枠体を形成する前後側板を、それ
ぞれ二枚の板体を重合させて構成し、また、上記扱室の
固定枠体を形成する前後側板を、それぞれ扱胴の回動支
点側のみを覆う板体と、扱室の側面全域を覆う板体とを
重合させて構成すると共に、扱胴の回動支点側のみを覆
う板体を、扱室の側面全域を覆う板体よりも厚い板体で
形成し、さらにまた、上記扱室の固定枠体を形成する前
後側板を、それぞれ扱胴の回動支点側のみを覆う板体
と、扱室の側面全域を覆う板体とを重合させて構成する
と共に、上記両板体の重合部位に上下方向の縦パイプを
設けたことから、固定枠体の上端部に扱胴を軸支した可
動枠体を上下開閉可能に支持するものであっても、固定
枠体を形成する扱室の前後側板を、重合させた二枚の板
体で強固な構造にすることができる。
【0019】しかも扱室の側面全域を覆う板体に、扱胴
の回動支点側のみを覆う厚い板体が重合しているので、
扱胴の重量が作用する回動支点側を確実に補強できるも
のでありながら、側板全体を可及的に軽量化することが
できる。
【0020】また、両板体の重合部位に縦パイプを設け
たものでは、縦パイプが上下方向の力に対して側板をさ
らに補強するので、大型化したコンバイン等の脱穀装置
であっても、十分な側板強度を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図である。
【図2】同上背面図である。
【図3】扱胴の平面図である。
【図4】扱室の正面図である。
【図5】前側板の正面図である。
【図6】図5のAA断面図である。
【図7】後側板の背面図である。
【符号の説明】
1 扱室 2 扱胴 3 フィードチエン 15 固定枠体 16 可動枠体 17 回動支点軸 30 前側板 31 後側板 41 縦パイプ 43 縦パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、
    固定枠体のフィードチエンと反対側の上端部に可動枠体
    の回動支点軸を設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下
    開閉可能とした脱穀装置において、上記扱室の固定枠体
    を形成する前後側板を、それぞれ二枚の板体を重合させ
    て構成したことを特徴とする脱穀装置における扱室の側
    板構造。
  2. 【請求項2】 扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、
    固定枠体のフィードチエンと反対側の上端部に可動枠体
    の回動支点軸を設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下
    開閉可能とした脱穀装置において、上記扱室の固定枠体
    を形成する前後側板を、それぞれ扱胴の回動支点側のみ
    を覆う板体と、扱室の側面全域を覆う板体とを重合させ
    て構成すると共に、扱胴の回動支点側のみを覆う板体
    を、扱室の側面全域を覆う板体よりも厚い板体で形成し
    たことを特徴とする脱穀装置における扱室の側板構造。
  3. 【請求項3】 扱室を固定枠体と可動枠体とに分割し、
    固定枠体のフィードチエンと反対側の上端部に可動枠体
    の回動支点軸を設けて、扱胴を軸支した可動枠体を上下
    開閉可能とした脱穀装置において、上記扱室の固定枠体
    を形成する前後側板を、それぞれ扱胴の回動支点側のみ
    を覆う板体と、扱室の側面全域を覆う板体とを重合させ
    て構成すると共に、上記両板体の重合部位に上下方向の
    縦パイプを設けたことを特徴とする脱穀装置における扱
    室の側板構造。
JP31275897A 1997-10-29 1997-10-29 脱穀装置における扱室の側板構造 Pending JPH11127673A (ja)

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