JPH11127660A - 水草等の処理方法及び装置 - Google Patents

水草等の処理方法及び装置

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JPH11127660A
JPH11127660A JP31157897A JP31157897A JPH11127660A JP H11127660 A JPH11127660 A JP H11127660A JP 31157897 A JP31157897 A JP 31157897A JP 31157897 A JP31157897 A JP 31157897A JP H11127660 A JPH11127660 A JP H11127660A
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JP
Japan
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boat
aquatic plants
cutting
processing
plants
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JP31157897A
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English (en)
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Setsuo Kubo
節夫 久保
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DAIMOSHA KK
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DAIMOSHA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湖や沼に発生する水草等を、処分地まで搬送
することなく、また、処理船に簡単な設備を設けるのみ
で、容易に、且つ安価に、しかも確実に、自然界の浄化
作用と同様の処理をすることができる水草等の処理方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 湖や沼に発生する水草等を刈取船1によ
り刈り取り、刈取船1と別体に配設した処理船10によ
り水草等を切断放流処理する水草等の処理方法としたも
のであり、また、水草等の刈取機を具備した刈取船1
と、該刈取船と別体に配設し水草等の切断放流処理装置
15,30を具備した処理船10とから水草等の処理装
置を構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湖、沼に発生する
藻、水草の水生植物を除去、処理する処理システムに用
いる処理装置と処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】湖、沼において自然発生する或いは気象
上の変化や富栄養化に伴い異常繁殖する藻、水草は、発
達した湖上交通、漁船、近代的レジャー等の現状から、
湖岸等で異常繁殖した藻や水草は障害となることが多い
ために、湖や沼の自然生体に支障とならない程度に刈り
取っているのが現状である。
【0003】従来、湖、沼に発生した藻、水草(以下ま
とめて「水草等」という)を除する処理方法としては、
刈取船で刈り取った水草を、別に用意した漁船や他の運
搬船に移し替え、陸上での積み替えのための所定位置ま
で運搬した後、ダンプトラックへと移し替え、所定の処
分地まで運搬して藻や水草の焼却を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は刈り取り後処分せずに放置すると、その腐敗に伴う悪
臭が発生する等の問題があり、そのため、刈り取り直後
にこれを車両等で焼却設備に運搬することとなるが、こ
のときには、水草の重量よりも体積を考慮する必要があ
るため、過大な運搬車両を用いる等で多大な費用を要し
ていた。
【0005】また、水草除去に要する労力や費用とは関
係なく、自然発生する台風等の強風の影響により、上記
のように異常繁殖した水草は、強い風雨や波に呑み込ま
れ、根切れを起こし、水面上から完全に消失してしま
い、湖岸に打ち上げられたり、湖底に沈下するという自
然界の浄化作用が行われている。
【0006】したがって、本発明は、湖や沼に発生する
水草等を、処分地まで搬送することなく、また、処理船
に簡単な設備を設けるのみで、容易に、且つ安価に、し
かも確実に、自然界の浄化作用と同様の処理をすること
ができる水草等の処理方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、湖や沼に発生する水草等を刈取船により刈
り取り、該刈取船と別体に配設した処理船により水草等
を切断放流処理する水草等の処理方法としたものであ
り、また、水草等の刈取機を具備した刈取船と、該刈取
船と別体に配設し水草等の切断放流処理装置を具備した
処理船とから水草等の処理装置を構成したものである。
【0008】本発明は、上記のように構成したので、湖
や沼に発生する水草等は、刈取船により刈り取られ、刈
取船と別体に配設した処理船に搬送され、処理船におい
て水草等は切断され、湖や沼に再び放流される。それに
より、湖や沼に大量に発生した水草等が、台風等による
自然の浄化作用と同様の処理をすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に添って説
明する。図1(イ)は本発明に用いる刈取船1を示し、
湖や沼2に発生する藻や水草(以下、上記と同様に「水
草等」という)3を、水中または水上において刈取船1
の刈取部5で刈り取り、船部内に積み込む。この積み込
まれた水草等3は、その処理を必要とする際には刈取船
1に設置されたベルトコンベア6にて刈取船1の後部へ
と移送する。
【0010】このとき、刈取船1の後部に設けたフック
16と、図1(ロ)、図2、図3に示す処理船10に設
けた連結具17とが連結される。処理船10の前部に油
圧シリンダー11により水平位置と垂直位置との間で傾
動自在とした傾動コンベア12を設けており、傾動コン
ベア12はコンベア用ローラ13,13によって駆動さ
れる。この処理船10を刈取船1の後部に連結した状態
において、油圧シリンダー11を作動して傾動コンベア
12を図示する水平位置とする。このとき、傾動コンベ
ア12の先端は刈取船1の後部に載置され、その上方に
刈取船1のコンベア6の先端が位置するように配置され
る。それにより刈取船1のコンベア6で搬送される刈取
部5で刈り取られた水草等3は、第1胴7と第2胴8か
らなる双胴船としての処理船10の傾動コンベア12に
移送され、処理船10の後部に搬送される。
【0011】この移送コンベア14の後端には切断装置
15を配置している。切断装置15は図4に示すよう
に、移送コンベア14を設け、移送コンベア14により
水草等は切断装置まで移送される。
【0012】移送コンベア14の後端には、溝付き押込
みローラ18,19が互いに反対方向に回転駆動される
ように配置されている。押込みローラ18,19間には
さまれて送られる水草等は、固定刃20上に搬送され
る。押込みローラ19の近傍に上記固定刃20が取り付
けられており、その上片の一辺部は切断受け部21とし
て機能している。この固定刃20に対向して、図5に示
すような回転湾曲刃22が配置されている。捻れた刃の
形状をなす各回転湾曲刃22は、図5に示すように、刃
調整として軸受23が調整可能に装着されている。
【0013】取付け車24は油圧ユニット25により回
転駆動される駆動軸26に軸支されており、駆動軸26
の回転により回転湾曲刃22が回転して固定刃20との
間のせん断力により水草等3を連続的に細断する。その
切断長さは2〜3cmが好ましいが、それ以上でも問題
はない。なお、切断部に用いる切断装置としては、例え
ば回転湾曲刃の代わりに、上下運動する切断刃を用いた
もの、或いは、ギヤの噛み合わせ、スクリューケーシン
グ状等、現在種々の分野で使用している各種の切断装置
を使用することができる。また27はオーバーフェンダ
ーである。
【0014】この切断装置の下方には底のない網駕籠3
0を配置しており、この網駕籠30は双胴船の第1胴7
と第2胴8との間に位置している。網駕籠30は金属製
の他各種のものを使用することができる。網駕籠30は
水面下まで延びており、切断装置15により細断されて
水草は網駕籠内の水面上に落下し、水草の比重によっ
て、一部は水底に沈下し、あるものは沈下することがな
い。このように、沈下することのない水草は、実験によ
ると85%程度であり、即ち、水面に浮遊している水草
は15%程度であるので、この浮遊している水草等を自
動掬い網により、或いは手網等で掬い出して、処理船1
0内に積んでおく。このようにして積まれた水草等は、
長時間の作業終了の後、所定の箇所に処理船を移動し、
そこから焼却設備等に輸送して焼却処理する。その量
は、上記のように全体の水草の処理量からみるとわずか
であり、焼却等による処理費用は従来のものより極めて
わずかのものとなる。上記のように、処理船におけるコ
ンベア、切断装置、網駕籠等の放流装置を総称して、本
発明では、切断放流処理装置という。
【0015】上記のような刈取船、及び上記のような切
断放流処理装置を備えた処理船の使用に際しては、例え
ば湖の湖岸で刈り取った水草等を刈取船の内部に積み込
み、刈取船1のコンベア6と刈取船1に連結された処理
船10の傾動コンベア12及び移送コンベア14によ
り、刈取船内の水草等を処理船の切断装置に移送し、切
断した水草等を上記のように湖底に沈下させる。沈下し
なかった水草等を網で掬い上げ、適宜溜まったところで
前記のように焼却設備に搬送する作業を行う。このよう
な刈取船においては、例えば琵琶湖で1日当たり3〜4
隻稼働している刈取船の場合は、1隻の1日当たりの刈
取り量は約10トンであり、体積は66.6m3 程度で
ある。
【0016】切断装置を備えた処理船10は、独立した
自走式または船舶扱いとならず浮遊物扱いとなる曳き船
でも良い。更に、処理船10は双胴船形状のほか、各種
の形状の船を用いることができる。また、処理船には外
輪回転走行装置や、通常の船外機等を取り付け走行可能
にすると、水草運搬船として使用することもできる。さ
らに、刈取船と処理船とを一体にした処理船に形成し、
刈取船の後部に切断装置を取り付けることも可能であ
る。
【0017】本発明においては、上記のように、切断後
の水草を湖底に沈下させて返すものであり、台風による
水草の自然処理と同様に、自然界で発生したものを自然
界に返して消滅させるという最も自然の本質に添った処
理方式であり、焼却等の処分量は極めて少なくなり、焼
却による各種排気ガスの発生等の公害の発生や、地球温
暖化に対する悪影響を与えることを極力減少することが
できるとともに、処理費用は従来のものより半分以下と
することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
湖や沼に発生する水草等を、処理地の設備まで搬送する
ことなく、また、処理船に簡単な設備を設けるのみで、
容易に、且つ安価に、しかも確実に、自然界の浄化作用
と同様の処理をすることができ、公害の発生も減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明に用いる刈取船の実施例を示す
側面図、(ロ)は同処理船の実施例を示す側面図であ
る。
【図2】同処理船の実施例を示す平面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】同処理船内の切断放流処理装置の側面図であ
る。
【図5】同切断装置の正面図である。
【符号の説明】
1 刈取船 2 湖や沼 3 水草等 5 刈取部 6 ベルトコンベア 7 第1胴 8 第2胴 10 処理船 11 油圧シリンダー 12 傾動コンベア 13 コンベア用ローラ 14 移送コンベア 15 切断装置 16 フック 17 連結装置 18 押込みローラ 19 押込みローラ 20 固定刃 21 切断受け部 22 回転湾曲刃 23 軸受 24 取付け車 25 油圧ユニット 26 駆動軸 27 オーバーフェンダー 30 網駕籠

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湖や沼に発生する水草等を刈取船により
    刈り取り、該刈取船と別体に配設した処理船により水草
    等を切断放流処理することを特徴とする水草等の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 処理船には、水草等を前後方向に移送さ
    せるコンベアと、水草等を切断する切断装置を具備して
    なる請求項1記載の水草等の処理方法。
  3. 【請求項3】 処理船には水草等を処理船内に確保する
    ための網駕籠を設けてなる請求項1または請求項2記載
    の水草等の処理方法。
  4. 【請求項4】 刈取船と処理船とを一体にした請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の水草等の処理方法。
  5. 【請求項5】 水草等の刈取機を具備した刈取船と、該
    刈取船と別体に配設した水草等の切断放流処理装置を具
    備した処理船とからなることを特徴とする水草等の処理
    装置。
  6. 【請求項6】 該処理船には、水草等を前後方向に移送
    させるコンベアと、水草等を切断する切断装置を具備し
    ている請求項5記載の水草等の処理装置。
  7. 【請求項7】 該処理船には、水草等を処理船内に確保
    するための網駕籠を設けてなる請求項5または請求項6
    記載の水草等の処理装置。
  8. 【請求項8】 刈取船と処理船とを一体にしてなる請求
    項5ないし請求項7のいずれかに記載の水草等の処理装
    置。
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