JPH11127525A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JPH11127525A
JPH11127525A JP9288670A JP28867097A JPH11127525A JP H11127525 A JPH11127525 A JP H11127525A JP 9288670 A JP9288670 A JP 9288670A JP 28867097 A JP28867097 A JP 28867097A JP H11127525 A JPH11127525 A JP H11127525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
electronic unit
housed
wall portion
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9288670A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Makabe
徹 真壁
Mamoru Kawamata
守 川真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9288670A priority Critical patent/JPH11127525A/ja
Publication of JPH11127525A publication Critical patent/JPH11127525A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内に収納された電子ユニットを効率よ
く放熱させることができ、信頼性の向上と製造コストの
削減を図ることができるようにする。 【解決手段】 リレー,ヒューズ等の電気部品を金属製
のケース10内に収納した電気接続箱において、ケース
10の一側に連続する凸状壁部11と凹状壁部12を形
成するとともに、該ケース10に収納される電子ユニッ
ト20を熱伝導率の高い金属製のサブケース20Aに収
納し、該サブケース20Aの外壁面21aを凹状壁部1
2の内壁面12aに当接させ、また、凹状壁部12の外
側をデッドスペース13とした構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製のケースに
覆われた電気接続箱に関し、特に、前記ケース内に電子
ユニットを収納する場合における該電子ユニットの放熱
性の向上を図った電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車において、電気接続箱
は、バッテリからの電力を車両の各種電装品に給電する
役割を果たし、ワイヤハーネスの配線形態の簡素化等を
図る目的を有する。そして、従来の電気自動車には、図
3に示すような電気接続箱が搭載されていた。
【0003】同図に示すように、電気自動車用の電気接
続箱は、リレー,ヒューズ,抵抗,電流センサ,電圧セ
ンサ等の電気部品と、これら電気部品を相互に接続させ
て回路を形成するバスバーとからなる電気回路110を
備え、該電気回路110を金属製のケース100に収納
した構成となっていた。また、電気回路110には、各
種電気的制御を行なうための電子ユニットが接続され、
該電子ユニットもケース100の内部に収納されてい
た。このような構成からなる電気接続箱は、図示しない
電気自動車のモータルーム内に取り付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電気接
続箱では、ケース100内の電気回路に200V〜40
0Vで150A程度の電流が流れ、ヒューズやリレーの
接点,抵抗等が発熱し、ケース100内が高温になって
いた。このような高温のケース100内に前記電子ユニ
ットを共存させると、該電子ユニットのCPU(Centra
l Processing Unit)が悪影響を受け、制御不良や故障
等をまねくという問題があった。また、前記電子ユニッ
トのCPUが、強電圧を取り込んで電気的制御を行なっ
ているため、該電子ユニットを構成する抵抗などが発熱
してケース100内を高温にする原因となっていた。
【0005】なお、高温から保護すべき前記電子ユニッ
トを、ケース100の外部に独立させて設ければ、上記
のような問題は解決される。しかし、このような構成と
した場合は、新たにワイヤハーネスを用意して、前記電
子ユニットと電気接続箱間をコネクタ接続しなければな
らなかった。これによって、電圧降下による動作不良が
生じやすくなるとともに、コネクタ接続箇所の増加によ
る接続不良が生じやすくなるという問題があった。ま
た、前記ワイヤハーネスを構成する電線やコネクタ等の
部品点数が増加し、製造コストが高くなるという問題も
あった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ケース内に収納された電子ユニットを効率よ
く放熱させることができ、信頼性の向上と製造コストの
削減を図ることができる電気接続箱の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電気接続箱は、リレー,ヒューズ等
の電気部品を金属製のケース内に収納した電気接続箱に
おいて、CPUを備えた電子ユニットを、熱伝導率の高
い金属製のサブケースに収納し、これを前記ケース内に
収納した構成としてある。
【0008】上記構成からなる電気接続箱を、例えば、
電気自動車のモータルーム内に搭載したとする。このよ
うな場合、まず、電子ユニット内部の熱が、熱伝導率の
高い金属製のサブケースに伝わり、ケース内に放熱され
る。該ケース内の熱(リレー等の電気部品の熱も含む)
は、金属製の該ケースに伝わり、低温のモータルーム内
に放熱される。
【0009】このように、電子ユニット及びケース内の
熱を効率よく放熱させることができ、電気接続箱の信頼
性を向上させることができる。また、電子ユニットをケ
ース内に収納する構成としてあるので、接続不良の防止
が図れるとともに、製造コストを削減させることができ
る。
【0010】請求項2記載の電気接続箱は、前記電子ユ
ニットを前記ケースに収納するに際し、前記サブケース
の外壁面を前記ケースの内壁面に当接させた構成として
ある。
【0011】上記構成によれば、電子ユニットの熱がサ
ブケースからケースへ効率よく伝わり、サブケースを当
接させたケースの壁部が放熱板として機能する。したが
って、上記のように本電気接続箱を電気自動車のモータ
ルーム内に搭載した場合、より効果的に電子ユニット及
びケース内の熱をモータルーム内に放熱させることがで
きるようになる。
【0012】請求項3記載の電気接続箱は、前記ケース
を対象物に取り付けるに際し、前記ケースの前記サブケ
ースを当接させた壁部の外側をデッドスペースにした構
成としてある。
【0013】上記構成からなる電気接続箱を、上記のよ
うに電気自動車のモータルーム内に搭載した場合、サブ
ケースからケースに伝わった熱が、モータルームのデッ
ドスぺースの低温空気に冷却され、電子ユニット及びケ
ース内部の熱を、さらに効率よく放熱させることができ
る。
【0014】請求項4記載の電気接続箱は、前記ケース
の一側に連続する凸状壁部と凹状壁部を形成し、前記凹
状壁部の内壁面を前記サブケースとの当接面にするとと
もに、前記凸状壁部と前記凹状壁部の外側に形成される
空間を前記デッドスペースとした構成としてある。
【0015】上記構成によれば、放熱のためのデッドス
ペースを積極的に確保することができ、上記のように電
気自動車のモータルーム内に搭載した場合、電子ユニッ
ト及びケース内部の熱を、確実かつ効果的に放熱させる
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気接続箱の一実
施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本発
明の一実施形態に係る電気接続箱を示すものであり、同
図(a)は側面図,同図(b)は部分断面平面図,同図
(c)は正面図である。また、図2は上記電気接続箱の
ケース内に収納された電子ユニットの斜視図である。
【0017】なお、本実施形態の電気接続箱は、電気自
動車用としてあり、該電気自動車のモータルーム内に搭
載される。
【0018】図1(a)〜(c)において、10はケー
スであり、熱伝導率の高い金属板を折曲げ加工すること
によって形成してある。ここで、熱伝導率の高い金属と
は、例えば、金,銀,銅,鉄,アルミニウム等を挙げる
ことができ、熱伝導率とコスト及び耐久性を考慮する
と、鉄,アルミニウム又は銅を用いることが好ましい。
【0019】ケース10の一側には、連続する凸状壁部
11と凹状壁部12が形成してあり、全体として略L字
形状となっている。ケース10の内部には、図示しない
リレー,ヒューズ等の電気部品からなる電気回路と、後
述する電子ユニット20が収納してある。
【0020】また、図示しないが、ケース10の外側に
は、バッテリに接続される強電用コネクタ、及び、信号
の入出力がされる弱電用コネクタが設けてある。
【0021】図2において、電子ユニット20は、CP
Uを含む制御回路(図示せず)を、熱伝導率の高い金属
製のサブケース20Aに収納した構成となっている。
【0022】サブケース20Aは、直方体となってお
り、面積の広い側壁部21,21を有する。また、サブ
ケース20Aの、前記制御回路を構成するCPUや抵抗
等の熱源の付近の壁部には、複数のスリット22が形成
してあり、サブケース20A内の冷却を図っている。
【0023】このような電子ユニット20として、例え
ば、リレーのON/OFFのタイミングを制御するタイ
マユニット、モータコントローラ又はDC/DCコンバ
ータあるいはエアコンディショナー等のコンデンサ内に
溜まっている電荷の放電を制御する放電回路ユニット、
電流,電圧,温度を監視するモニタユニットなどを挙げ
ることができる。
【0024】図1(a)〜(c)に戻って、上記電子ユ
ニット20は、サブケース20Aの側壁部21の外壁面
21aを、ケース10の凹状壁部12の内壁面12aに
当接させて、該ケース10内に収納してある。
【0025】さらに具体的に述べると、上記電子ユニッ
ト20は、四本のねじ23,23,23,23によって
ケース10の凹状壁部12に固定してある。また、側壁
部21の外壁面21aと凹状壁部12の内壁面12aを
密着させるため、凹状壁部12には、側壁部21から突
出する四本のねじ24,24,24,24の頭部を逃が
すための四つの孔12c,12c,12c,12cが穿
設してある。
【0026】そして、電子ユニット20を収納したケー
ス10を、図示しない電気自動車のモータルームに取り
付けると、凸状壁部11と凹状壁部12の外側に形成さ
れる空間がデッドスペース13となる。
【0027】次に、上記構成からなる本実施形態の電気
接続箱の放熱作用について、図1(b)を参照しつつ説
明する。電子ユニット20が発熱すると、その熱は熱伝
導率の高い金属製のサブケース20Aに伝わる。そし
て、電子ユニット20の熱は、サブケース20Aの側壁
部21からケース10の凹状壁部12に伝わり、外壁面
12bからデッドスペース13、すなわち、低温の前記
モータルーム内に放熱される。
【0028】なお、電子ユニット20の熱以外に、ケー
ス10内の前記電気回路の熱もケース10の凹状壁部1
2に伝わり、上記と同様、外壁面12bからデッドスペ
ース13に放熱される。
【0029】このように、本実施形態の電気接続箱によ
れば、電子ユニット20及びケース10内の熱を効率よ
く放熱させることができ、電気接続箱の信頼性の向上を
図ることができる。また、電子ユニット20をケース1
0内に収納する構成としてあるので、接続不良の防止が
図れるとともに、製造コストを削減させることができ
る。
【0030】特に、サブケース20Aをケース10に当
接させ、かつ、当接させたケース10の壁部(凹状壁部
12)の外側にデッドスペース13を形成したことによ
り、電子ユニット及びケース内部の熱を、低温空間であ
るデッドスぺース13に効率よく放熱させることができ
る。
【0031】さらに、ケース10の一側に連続する凸状
壁部11と凹状壁部12を形成したことにより、放熱の
ためのデッドスペース13を積極的に確保することがで
き、電子ユニット20及びケース10内部の熱を、確実
かつ効果的に放熱させることができる。
【0032】なお、本発明の電気接続箱は、上述した実
施形態に限定されるものではない。例えば、サブケース
20Aを当接させたケース10の壁部の外側にデッドス
ペース13を確実に確保できるのであれば、必ずしも、
ケース10の一側に連続する凸状壁部11と凹状壁部1
2を形成する必要はない。また、サブケース20Aとケ
ース10の当接面を増やせば、より効果的な放熱を図る
ことができる。さらに、本発明は、電気自動車の電気接
続箱に限らず、金属製のケースに電子ユニットを収納す
る種々の電気接続箱に応用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気接続箱によ
れば、ケース内に収納された電子ユニットを効率よく放
熱させることができ、信頼性の向上と製造コストの削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気接続箱を示すも
のであり、同図(a)は側面図,同図(b)は部分断面
平面図,同図(c)は正面図である。
【図2】上記電気接続箱のケース内に収納された電子ユ
ニットの斜視図である。
【図3】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ケース 11 凸状壁部 12 凹状壁部 12a 内壁面 12b 外壁面 12c 孔 13 デッドスペース 20 電子ユニット 20A サブケース 21 側壁部 21a 外壁面 22 スリット 23,24 ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレー,ヒューズ等の電気部品を金属製
    のケース内に収納した電気接続箱において、 CPUを備えた電子ユニットを、熱伝導率の高い金属製
    のサブケースに収納し、これを前記ケース内に収納した
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記電子ユニットを前記ケースに収納す
    るに際し、前記サブケースの外壁面を前記ケースの内壁
    面に当接させた請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記ケースを対象物に取り付けるに際
    し、前記ケースの前記サブケースを当接させた壁部の外
    側をデッドスペースにした請求項2記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 前記ケースの一側に連続する凸状壁部と
    凹状壁部を形成し、前記凹状壁部の内壁面を前記サブケ
    ースとの当接面にするとともに、前記凸状壁部と前記凹
    状壁部の外側に形成される空間を前記デッドスペースと
    した請求項3記載の電気接続箱。
JP9288670A 1997-10-21 1997-10-21 電気接続箱 Withdrawn JPH11127525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9288670A JPH11127525A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9288670A JPH11127525A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11127525A true JPH11127525A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17733168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9288670A Withdrawn JPH11127525A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11127525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7637334B2 (en) 2003-08-08 2009-12-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7637334B2 (en) 2003-08-08 2009-12-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4361486B2 (ja) 電気モータの電力用電子部品及び制御用電子部品を搭載する装置構造
US7733632B2 (en) Vehicle-mounted electrical junction box
US20100038133A1 (en) Electrical center with vertical power bus bar
US6166909A (en) Switch box for a vehicle
US7137829B2 (en) Electric power distribution unit for electric connection box and electric connection box
JP2000092847A (ja) コンデンサ付き半導体モジュール装置
HU224398B1 (hu) Pajzsszerkezet, pajzs villamos motorhoz, valamint eljárás a pajzsszerkezet szerelésére
JPH0754877B2 (ja) 電気的スイツチング装置
JP2020127302A (ja) 電気接続箱
JPH10126924A (ja) 電気接続装置
JP2000208177A (ja) 電気接続箱の放熱構造
JP2023121776A (ja) 電気接続箱
JP2002271944A (ja) 電気接続箱
JPH11127525A (ja) 電気接続箱
JP2016222057A (ja) 車両用電源装置
JP3434710B2 (ja) 電気接続箱の放熱構造
JP3261971B2 (ja) 電気接続箱
JP2003087934A (ja) 電気接続箱
JPH0515036A (ja) 電気接続箱
WO2020080248A1 (ja) 回路構造体及び電気接続箱
JP2606310Y2 (ja) 電気接続箱
JP2003032846A (ja) 電気接続箱
WO2022264777A1 (ja) 回路構造体
JP2003018726A (ja) 電気接続箱
JPH0317551Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104