JPH11125580A - 眼科レンズの評価方法 - Google Patents
眼科レンズの評価方法Info
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Abstract
科レンズの評価方法を得る。 【構成】 光源からの光束を被検眼科レンズに入射さ
せ、該被検眼科レンズを通過した後の光束の状態をスク
リーンまたは受光素子で観測することにより、上記被検
眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力を求める
レンズメータを用いるレンズ評価方法において、上記光
源、スクリーンまたは受光素子の共役点を、アタッチメ
ントレンズを挿入することにより、被検眼科レンズから
の有限距離(200〜1000mm)に作り、その状態
で上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折
力を求める眼科レンズの評価方法。
Description
タクトレンズを含む))の性能評価方法に関する。
する装置としてレンズメータが一般的に用いられてい
る。このレンズメータは、原理的には、被検眼科レンズ
に無限遠から光束を入射させたときの集光位置(バック
フォーカスや偏位)を測定または演算することにより被
検眼科レンズの光学中心近傍での頂点屈折力やプリズム
屈折力を測定するように意図されている。眼科レンズが
球面レンズからなる場合には、この従来の評価方法で特
別な問題はなかった。一方、近年、眼科レンズの高機能
化に伴い、レンズの中心近傍だけでなく周辺における装
用時の性能も評価したいというニーズが現れてきた。例
えば、非球面レンズや累進多焦点レンズの性能評価であ
る。しかしながら従来のレンズメータは無限遠にある物
点に対する性能を測定するような構成をとっているた
め、有限距離で使用するときの眼科レンズの性能評価に
用いるには適切でなかった。
れている典型的な望遠式あるいは投影式レンズメータの
光学系(従来例1)の説明図である。この光学系では、
図の左方から順に、光軸方向に移動可能なターゲット1
1、正レンズ(またはレンズ群:以下同様に単にレンズ
と言った場合にもレンズ群も含んだ意味とする)12、
正レンズ12のほぼ後側焦点位置に位置する被検レンズ
受け台13、正レンズ14、正レンズ14の後側焦点位
置にスクリーン15が配置されている。ターゲット11
は、図の左側から図示されていない光源により照明され
ている。望遠式の場合にはスクリーン15を図示されて
いない接眼光学系を介して、投影式の場合には拡散性を
持ったスクリーン15を直接観察して合焦状態を確認す
る。このレンズメータでは、被検眼科レンズ(以下単に
被検レンズという)10が入っていない状態でスクリー
ン15上にターゲット11の鮮明な像ができるとき(破
線)の該ターゲット11の位置を基準点とし、この基準
点と、被検レンズ10を挿入したときにスクリーン15
上にターゲット11の鮮明な像ができるとき(実線)の
該ターゲット11の位置との距離により被検レンズの頂
点屈折力を求めることができる。
れているオートレンズメータの光学系(従来例2)の説
明図である。この光学系は、図の左方から順に、レンズ
27のほぼ前側焦点面内で光軸から離れた位置に位置す
る複数個の点光源26、正レンズ27、正レンズ27の
ほぼ後側焦点位置でかつ正レンズ22のほぼ前側焦点位
置に位置するターゲット21、正レンズ22、正レンズ
22のほぼ後側焦点位置に位置する被検レンズ受け台2
3、正レンズ24、正レンズ24の後側焦点位置に位置
する受光素子25が配置されている。本例では受光素子
25は1次元ラインセンサを用いている。図中の光線は
点光源26から発した光束の主光線を示している。この
レンズメータでは、被検レンズ20が入っていない状態
(破線)では受光素子25の中心にターゲット21の像
ができる。被検レンズ20が挿入された状態(実線)で
はターゲットの像は若干ぼけながら受光素子25の中心
からずれる。このずれの量より被検レンズの頂点屈折力
等を求めることができる。あるいは、ターゲット21を
移動することでターゲットの像を受光素子25の中央に
戻し、そのときのターゲットの移動量から被検レンズの
頂点屈折力を求めることもできる。
されているオートレンズメータの光学系(従来例3)の
説明図である。この光学系は、図の左方から順に、正レ
ンズ34の前側焦点に位置する点光源35、正レンズ3
4、被検レンズ受け台33、マスク板36、受光素子3
1が配置されている。このレンズメータでは、被検レン
ズ30が挿入されていない状態(破線)と挿入された状
態(実線)の受光素子31上のマスク板36の投影パタ
ーンの差から被検レンズ30の頂点屈折力等を求めるこ
とができる。この原理の変形として、被検レンズ受け台
33とマスク板36の間にレンズを配置する光学系(同
特開昭32−225920号)、マスク板36を置く代
わりに光源側で光束を分割する光学系(特開昭33−1
31012号)なども知られている。さらにそれぞれの
レンズメータにおいて幅のある光束を用いる代わりに細
いビームを走査し、受光素子上でのビームの軌跡や、時
間変調より頂点屈折力を求める方法もある。
からの光束を被検眼科レンズに入射させ、該被検眼科レ
ンズを通過した後の光束の状態をスクリーンまたは受光
素子で観測するレンズメータであって、光源、スクリー
ンまたは受光素子の共役点を、各レンズによって被検眼
科レンズからの無限遠に作った状態で、被検眼科レンズ
の頂点屈折力またはプリズム屈折力を求める装置である
点で共通する。より具体的には、従来例1、2は、被検
レンズ10、20の内面側(眼側)から光束を入射させ
るレンズメータにおいて、被検レンズ10、20の外面
側に位置する光学系によって、スクリーン15または受
光素子25の共役点(スクリーン15のレンズ14によ
る共役点、受光素子25の正レンズ24による共役点)
を、被検レンズ10、20から無限遠の位置に作ってい
る。また従来例3は、被検レンズ30の外面側から光束
を入射させるレンズメータにおいて、被検レンズ30の
外面側に位置する光学系によって光源35の共役点(光
源35の正レンズ34による共役点)を、被検レンズ3
0から無限遠の位置に作っている。
被検レンズ保持機構の例を示している。被検レンズQ
は、図示しないレンズ押さえによって被検レンズ受け台
3にその内面が当て付くようになっており、測定光束は
レンズ内面を垂直に通過する。この被検レンズ保持機構
と従来例1のレンズメータを用いて、SPH−4.00
の回転対称非球面レンズを評価した例を図10に示す。
図の縦軸Hは光軸からの距離[mm]、横軸の△APは
像面湾曲[Diopter]、△ASは非点収差[Di
opter]である。しかし、先に述べたように、従来
のレンズメータの原理により測定できるものは無限遠物
点に対する被検レンズの性能のみであり、一応の結果は
得られるものの、後で示すように、レンズを装用した状
態での評価結果とはほど遠く、ほとんど無意味な結果で
しかない。
を眼に装用した場合には、光束は眼球回旋点Eを通過す
るように被検レンズを通過する。決してレンズ内面に垂
直に通過しているわけではない。従って図9の状態で測
定されたものが装用状態の性能を表さないのは当然の結
果である。光束のレンズ面通過角度を装用状態と同じよ
うにする目的で、想定される眼球回旋点を中心に被検レ
ンズを回旋できるようなレンズ保持機構を用いたレンズ
評価方法が「木戸仁之:眼の回旋を考慮した累進多焦点
レンズの収差測定,視覚の科学Vol.15,No.2
(1994)pp.124−131」に報告されてい
る。
合の被検レンズの動きおよび光束の通り方を図12に示
す。被検レンズQは眼球回旋想定点8を中心に動き、装
用状態とほぼ同じ角度でレンズ面に測定光束を通すこと
が可能となる。レンズメータとレンズ回旋保持機構の組
み合わせで装用状態での被検レンズの光学性能評価が可
能となった。
と従来例2のレンズメータを用いて、SPH−4.00
の回転対称非球面レンズを評価した例を示している。図
の縦軸VAは被検レンズの回旋角(視角)[degre
e]、横軸の△APは像面湾曲[Diopter]、△
ASは非点収差[Diopter]である。
D2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図14に
示す。図14の左は平均屈折力分布、右は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は回旋角(視角)10[degree]毎
のメッシュである。
ズ回旋保持機構を用いたものであっても、従来のレンズ
メータとの組み合わせで評価されるものであるから、い
ずれも無限遠の物点に対する眼科レンズの評価である。
眼科レンズを通して観察される実際の物体は無限遠から
眼前20cm程度までの様々な距離に存在し、眼科レン
ズの光学性能は物体距離によって変化するので、無限遠
物点だけの性能評価では不十分である。とくに累進多焦
点レンズの近用部は、近距離物点を観察する部分である
から、その評価を無限遠物点で行うことはほとんど意味
がない。
Lens)は、ISOにおいては、"ISO 08980-2:1996(E)
Opthalmic optics-Uncut finished spectacle lenses-P
art 2: Specification for progressive power lenses"
に制定され、そのAnnex B (informative) には、累進
多焦点レンズの装用状態での性能の評価方法が記載され
ているが、評価に用いる物体距離は無限遠である(For p
rogressiveaddition lens charactgeristics a measure
ment with infinity distance has been chosen.) 。す
なわち、ISOにおいても本発明が提起しているような
問題点は認識されていない。
ズメータを用いた眼科レンズの性能評価方法の問題点に
鑑み、有限距離の物点に対する性能評価が可能となる眼
科レンズの評価方法を提案することを目的とする。
第一の態様によると、光源からの光束を被検眼科レンズ
に入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の光束の状
態をスクリーンまたは受光素子で観測することにより、
上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力
を求める眼科レンズメータを用いるレンズ評価方法にお
いて、上記光源、スクリーンまたは受光素子の共役点
を、被検眼科レンズからの有限距離に作り、その状態で
上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力
を求めることを特徴としている。
クリーンまたは受光素子の共役点を、被検眼科レンズか
らの無限遠に作る第1の態様と、同共役点を、被検眼科
レンズからの有限距離に作る第2の態様とにおいてそれ
ぞれ、被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折
力を求めることを特徴としている。上記有限距離は、2
00〜1000mmに設定することが好ましい。
えば、上記被検眼科レンズと該被検眼科レンズの外面側
に位置する光学系の間に、第1の態様では存在しないア
タッチメントレンズを挿入して行なうことができる。こ
のアタッチメントレンズの屈折力D[Diopter]
は、 −6<D<0 とすることが好ましい。また、このアタッチメントレン
ズは、該レンズで発生する収差をできるだけ小さくする
ために、被検眼科レンズ側に凹のメニスカス形状とする
ことが好ましい。
ように、眼球回旋想定点を中心に回旋可能に保持するこ
とができる。
の被検眼科レンズに有用である。このとき、その非回転
対称レンズの測定部位に応じて挿入するアタッチメント
レンズを交換することができ、交換することが好まし
い。より具体的に、被検眼科レンズが、遠用部、中間部
及び近用部を有する累進多焦点レンズであるときには、
遠用部の評価はアタッチメントレンズを挿入しない第1
の態様で行ない、近用部および中間部の評価は、アタッ
チメントレンズを挿入する第2の態様で行なうことが好
ましい。
処理において、レンズメータでの球面屈折力の測定値S
PH[Diopter]、または等価球面屈折力AP
[Diopter]を、挿入したアタッチメントレンズ
の屈折力D[Diopter]で補正する。
学系の配置例を、図1、図2、図3に示す。これらの光
学配置はそれぞれ、図6、図7、図8に示したレンズメ
ータを用いて、有限の物体距離における被検レンズを評
価する場合の光学配置を示している。図6、図7、図8
の光学系との相違点は、被検レンズ10、20、30と
被検レンズの外面側にある正レンズ14、24、34と
の間に、負のパワーのアタッチメントレンズ19、2
9、39を挿入した点である。
外面側に位置する光学系(正レンズ14と負のアタッチ
メントレンズ19)によって、スクリーン15の共役点
が被検レンズ10から有限の距離にでき、図2の光学系
では、被検レンズ20の外面側に位置する光学系(正レ
ンズ24と負のアタッチメントレンズ29)によって、
受光素子25の共役点が被検レンズ20から有限の距離
にできる。図3の光学系では、被検レンズ30の外面側
に位置する光学系(正レンズ34と負のアタッチメント
レンズ39)によって、光源35の共役点が被検レンズ
30から有限の距離にできる。なお、図1ないし図3の
光学系では、被検レンズ10、20、30はそれぞれ、
レンズ回旋保持機構によって眼球回旋想定点18、2
8、38を中心に回旋可能に保持されている。
ズ19(29、39)の屈折力をD[Diopte
r]、被検レンズ受け台13(23、33)の開口部か
らアタッチメントレンズまでの距離をs[mm]とする
と、正レンズ14(24、34)に負のアタッチメント
レンズ19(29、39)を加えた光学系によって、ス
クリーン15(受光素子25、光源35)の共役点は、
被検レンズ受け台13(23、33)の開口部から、 Z0 =s−1000/D[Diopter] の有限距離にできる。一方、アタッチメントレンズ19
(29、39)を挿入しないときの同共役点は、無限遠
にできる(Z0 =∞)。従ってZ0 [mm]の物体距離
での被検レンズの性能を評価したい場合には、これを解
いて D=1000/(s−Z0 )[Diopter] の屈折力のアタッチメントレンズを挿入すれば良い。通
常sは10〜30[mm]程度、Z0 は200〜無限
[mm]であるので、アタッチメントレンズとしては−
5.9〜0[Diopter]程度の負の屈折力を持っ
たものが適当である。なおアタッチメントレンズは、こ
れを挿入したことによる収差の発生をできるだけ少なく
するために、被検レンズ側に凹のメニスカス形状である
ことが望ましい。
ンズ回旋保持機構の組み合わせにより、SPH−4.0
0の回転対称非球面レンズを評価した例を示している。
図の縦軸VAは被検レンズの回旋角(視角)[degr
ee]、横軸の△APは像面湾曲[Diopter]、
△ASは非点収差[Diopter]であり、図4中の
(A)、(B)、(C)はそれぞれ、物体距離∞、10
00[mm]、300[mm]に対するものである。こ
の測定においてはs=25[mm]で各物体距離では表
1に示す屈折力のアタッチメントレンズを用いた。
持機構の組み合わせにより、SPH+4.00、ADD
2.00の累進多焦点レンズを評価した例を示してい
る。図5の左は平均屈折力分布、右は非点収差を表し、
それぞれの等高線は0.25[Diopter]毎、実
線が1[Diopter]毎となっている。図中の点線
の格子は視角10[degree]毎のメッシュであ
る。累進多焦点レンズの遠用部評価においてはアタッチ
メントレンズ無し、近用部評価では−3.64[Dip
oter]のアタッチメントレンズ、中間部ではレンズ
が想定している物体距離に応じた屈折力のアタッチメン
トレンズに逐次交換しながら測定した。これらの評価結
果は、実際の被検レンズの使用状態での性能シミュレー
ションとよく一致していた。
検レンズとアタッチメントレンズの両方を含んだ値とな
っている。従って被検レンズによる屈折効果のみを求め
るには測定値を補正することが必要となる。レンズメー
タによる球面屈折力測定値をSPH[Diopte
r]、円柱屈折力測定値をCYL[Diopter]と
すると、アタッチメントレンズの屈折力Dで補正された
球面屈折力は、 SPH’=SPH−D/(1−Ds/1000) となる。また補正された等価球面屈折力は、 AP’=SPH’+CYL/2 となる。図5はこのような補正処理を施した値をプロッ
トしたものである。
て、無限遠から有限距離までの物点に対する眼科レンズ
の性能評価が可能となった。
ータ(光学系)の一例を示す説明図である。
図である。
す説明図である。
評価結果を示す図である。
る。
る。
図である。
明図である。
価方法による非球面レンズの評価結果を示す図である。
である。
価方法による非球面レンズの評価結果を示す図である。
ンズの評価結果を示す図である。
D2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図14に
示す。図14の右は平均屈折力分布、左は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は回旋角(視覚)10[degree]毎
のメッシュである。
第一の態様によると、光源からの光束を被検眼科レンズ
に入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の光束の状
態をスクリーンまたは受光素子で観測することにより、
上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力
を求める眼科レンズメータを用いるレンズ評価方法にお
いて、上記光源、スクリーンまたは受光素子の共役点
を、被検眼科レンズから有限距離に作り、その状態で上
記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力を
求めることを特徴としている。
持機構の組み合わせにより、SPH+4.00、ADD
2.00の累進多焦点レンズを評価した例を示してい
る。図5の右は平均屈折力分布、左は非点収差を表し、
それぞれの等高線は0.25[Diopter]毎、実
線が1[Diopter]毎となっている。図中の点線
の格子は視角10[degree]毎のメッシュであ
る。累進多焦点レンズの遠用部評価においてはアタッチ
メントレンズ無し、近用部評価では−3.64[Dio
pter]のアタッチメントレンズ、中間部ではレンズ
が想定している物体距離に応じた屈折力のアタッチメン
トレンズに逐次交換しながら測定した。これらの評価結
果は、実際の被検レンズの使用状態での性能シュミレー
ションとよく一致していた。
Claims (11)
- 【請求項1】 光源からの光束を被検眼科レンズに入射
させ、該被検眼科レンズを通過した後の光束の状態をス
クリーンまたは受光素子で観測することにより、上記被
検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力を求め
るレンズメータを用いるレンズ評価方法において、 上記光源、スクリーンまたは受光素子の共役点を、被検
眼科レンズから有限距離に作り、その状態で上記被検眼
科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力を求めるこ
とを特徴とする眼科レンズの評価方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の評価方法において、上記
有限距離は、200〜1000mmである眼科レンズの
評価方法。 - 【請求項3】 光源からの光束を被検眼科レンズに入射
させ、該被検眼科レンズを通過した後の光束の状態をス
クリーンまたは受光素子で観測することにより、上記被
検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈折力を求め
るレンズメータを用いるレンズ評価方法において、 上記光源、スクリーンまたは受光素子の共役点を、被検
眼科レンズからの無限遠に作る第1の態様と、同共役点
を、被検眼科レンズからの有限距離に作る第2の態様と
においてそれぞれ、被検眼科レンズの頂点屈折力または
プリズム屈折力を求めることを特徴とする眼科レンズの
評価方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の評価方法において、上記
有限距離は、200〜1000mmである眼科レンズの
評価方法。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の評価方法におい
て、上記第2の態様は、上記被検眼科レンズと該被検眼
科レンズの外面側に位置する光学系の間に、第1の態様
では存在しないアタッチメントレンズを挿入して設定さ
れる眼科レンズの評価方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のレンズの評価方法におい
て、アタッチメントレンズの屈折力D[Diopte
r]は、 −6<D<0 である眼科レンズの評価方法。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の評価方法におい
て、上記アタッチメントレンズは、被検眼科レンズ側に
凹のメニスカス形状である眼科レンズの評価方法。 - 【請求項8】 請求項3ないし6のいずれか1項記載の
評価方法において、上記被検眼科レンズを眼球回旋想定
点を中心に回旋可能に保持する眼科レンズの評価方法。 - 【請求項9】 請求項3ないし7のいずれか1項記載の
評価方法において、被検眼科レンズは非回転対称レンズ
であり、その測定部位に応じて挿入するアタッチメント
レンズを交換する眼科レンズの評価方法。 - 【請求項10】 請求項3ないし7のいずれか1項記載
の評価方法において、被検眼科レンズは、遠用部、中間
部及び近用部を有する累進多焦点レンズであり、少なく
とも遠用部の評価はアタッチメントレンズを挿入しない
第1の態様で行ない、少なくとも近用部の評価は、アタ
ッチメントレンズを挿入する第2の態様で行なう眼科レ
ンズの評価方法。 - 【請求項11】 請求項3ないし9のいずれか1項記載
の評価方法において、球面屈折力の測定値SPH[Di
opter]、または等価球面屈折力AP[Diopt
er]を、挿入したアタッチメントレンズの屈折力D
[Diopter]で補正する眼科レンズの評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28895597A JPH11125580A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズの評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28895597A JPH11125580A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズの評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125580A true JPH11125580A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17736972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28895597A Withdrawn JPH11125580A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズの評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11125580A (ja) |
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- 1997-10-21 JP JP28895597A patent/JPH11125580A/ja not_active Withdrawn
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