JP2003042905A - 眼鏡レンズの評価方法および評価装置 - Google Patents

眼鏡レンズの評価方法および評価装置

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JP2003042905A
JP2003042905A JP2001228365A JP2001228365A JP2003042905A JP 2003042905 A JP2003042905 A JP 2003042905A JP 2001228365 A JP2001228365 A JP 2001228365A JP 2001228365 A JP2001228365 A JP 2001228365A JP 2003042905 A JP2003042905 A JP 2003042905A
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lens
axis
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Moriyasu Shirayanagi
守康 白柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検眼鏡レンズが乱視矯正用の円柱屈折力を
含む場合にも、その透過性能を正確に評価することがで
きる眼鏡レンズの評価方法、および評価装置を提供する
こと。 【解決手段】 基準眼位に保持された被検眼鏡レンズL
の球面屈折力SPHo、円柱屈折力CYLo、乱視軸方向AXoを
測定する(S1,S2)。SPHo、CYLoからレンズ中心での平均屈
折力APoと非点収差ASoとを求める(S3)。第1、第2回旋
アーム32、33をそれぞれ所定の微少角度回旋させ(S
4,S5)、SPH、CYL、AXを測定し(S6)、SPH、CYLからレンズ
各部でのAPとASとを求める(S7)。測定されたAXをリステ
ィングの法則に基づいた眼球の回旋により検出される値
に一致するよう補正し(S8)、レンズの各部位での平均屈
折力偏差ΔAPと、非点収差偏差ΔASとを求める(S9)。計
算により求められたレンズ各部位のΔAP、ΔASの値をマ
ップとして表示する(S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、眼鏡レンズ、特
に乱視矯正用の円柱屈折力を含む眼鏡レンズの評価方法
および評価装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の眼鏡レンズの評価方法、評価装置
は、例えば「可変物体距離回旋レンズメータによる眼鏡
レンズの光学性能評価」(日本眼光学学会誌、視覚の科
学第18巻第4号125〜132頁)に記載されている。この文
献に掲載された評価装置は、レンズメーターを含む測定
部と、被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心に回旋さ
せる回旋機構とから構成される。
【0003】回旋機構は、眼球回旋想定点でレンズメー
ターの中心軸と直交する第1回旋軸回りに回旋可能な第
1回旋アームと、この第1回旋アーム上に搭載されて前
記第1回旋軸に対して垂直な第2回旋軸回りに回旋する
第2回旋アームと、第2回旋アームに取り付けられて被
検眼鏡レンズを保持するレンズホルダーとを含む。第2
回旋軸は、第1回旋アームのある回旋状態において眼球
回旋想定点でレンズメーターの中心軸と直交する。
【0004】レンズメーターは、分離像合致方式を採用
した装置であり、被検眼鏡レンズの球面屈折力、円柱屈
折力、乱視軸方向を検出する。装用時の性能を評価する
ため、眼球の動きを想定して第1,第2回旋アームを回
旋させながら、被検眼鏡レンズの各部に光を通し、各部
の球面屈折力、円柱屈折力に基づいて屈折力や非点収差
の分布を求めて性能を評価する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の評価装置では、回旋機構による被検眼鏡レンズ
の動きが実際の眼球の運動による動きに対応しておら
ず、被検眼鏡レンズが乱視矯正用の円柱屈折力を含む場
合に、非点収差を正確に評価できないという問題があ
る。すなわち、眼球は、「リスティング(Listing)の法
則」にしたがって回旋し、正面を注視している状態から
正面以外の方向に視線を向ける場合、視線を向ける方向
により定まる1つの回転軸回りに回旋するのに対し、回
旋機構はこのような眼球の動きを第1,第2回旋軸回り
の2つの回旋成分に分解して実現しようとしている。し
かも、第2回旋アームは第1回旋アーム上に設けられて
いるため、それぞれの回旋運動が互いに独立していな
い。このため、被検眼鏡レンズをセットする方向によっ
て、求められた非点収差の分布が変化する。
【0006】図13、図14は、球面屈折力−4D(Dio
pter)、円柱屈折力−4D、乱視軸方向180°の被検
眼鏡レンズの透過性能を従来の評価装置により評価した
三次元グラフであり、図13が平均屈折力偏差(レンズ
中心での平均屈折力を基準にしたレンズ各部位での平均
屈折力の偏差)ΔAP、図14が非点収差偏差(レンズ中心
での非点収差を基準にしたレンズ各部位での非点収差の
偏差)ΔASを示す。グラフ中、平面座標はそれぞれ眼の
左右回旋角[゜]、上下回旋角[゜]、垂直座標は各収差の
発生量[Diopter]を示している。
【0007】次に、同一の被検眼鏡レンズを光軸回りに
90°回して透過性能を評価した結果を図15、図16
に示す。平均屈折力偏差ΔAPは図13のグラフを90°
回転させた状態に一致しており、正確に評価されている
ことがわかるが、非点収差偏差は図14のグラフを90
°回転させた状態とは全く異なり、非点収差が正確に評
価されていないことがわかる。
【0008】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、被検眼鏡レンズが乱視矯正
用の円柱屈折力を含む場合にも、その透過性能を正確に
評価することができる眼鏡レンズの評価方法、および評
価装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる眼鏡レ
ンズの評価方法は、上記の目的を達成させるため、被検
眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心に回旋させて、被検
眼鏡レンズの光学特性を測定する段階と、測定によって
得られた光学特性を測定の際の回旋運動とリスティング
の法則に基づく眼球運動との相違を考慮して補正する段
階とを含むことを特徴とする。
【0010】上記の方法によれば、被検眼鏡レンズの回
旋運動をリスティングの法則に則る眼球の運動に合わせ
て補正することにより、被検眼鏡レンズが乱視矯正用の
円柱屈折力を含む場合にも、その透過性能を正確に評価
することができる。
【0011】また、この発明にかかる他の評価方法は、
被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心に回旋させて、
被検眼鏡レンズの光学特性を測定する段階を含む方法に
おいて、測定の際の回旋運動をリスティングの法則に基
づく眼球運動と実質的に一致するように制御することを
特徴とする。この方法によれば、測定結果を補正するこ
となく、透過特性を正確に評価することができる。
【0012】評価装置は、被検眼鏡レンズを眼球回旋想
定点を中心に回旋可能に保持する機構と、被検眼鏡レン
ズの光学特性を測定する測定部と、測定部によって得ら
れた光学特性を回旋機構の運動とリスティングの法則に
基づく眼球運動との相違を考慮して補正する手段を含
む。
【0013】第1の実施形態の回旋機構は、測定光学系
の中心軸上に位置する眼球回旋想定点で測定光学系の中
心軸と直交する第1回旋軸回りに回旋する第1回旋アー
ムと、第1回旋アーム上に搭載されて第1回旋軸に対し
て垂直な第2回旋軸回りに回旋する第2回旋アームと、
第2回旋アームに取り付けられて被検眼鏡レンズを保持
するレンズホルダーとを含み、第2回旋軸は、第1回旋
アームのある回旋状態において眼球回旋想定点で測定光
学系の中心軸と直交する。
【0014】また、第2の実施形態の回旋機構は、測定
光学系の中心軸上に位置する眼球回旋想定点で測定光学
系の中心軸と直交する第1回旋軸回りに回旋する第1回
旋アームと、該第1回旋アーム上に搭載されて第1回旋
軸に対して垂直な第2回旋軸回りに回旋して被検眼鏡レ
ンズを保持する第2回旋台とを含み、第2回旋軸は、第
1回旋アームのある回旋状態において測定光学系の中心
軸と一致する。
【0015】第3の実施形態では、被検眼鏡レンズを眼
球回旋想定点を中心に回旋可能に保持する回旋機構と、
被検眼鏡レンズの光学特性を測定する測定部と、回旋機
構の運動をリスティングの法則に基づく眼球運動と実質
的に一致するように制御する手段とを備える。この場
合、回旋機構としては、多関節ロボットを用いることが
できる。多関節ロボットは第1・第2の実施形態でも用
いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる眼鏡レン
ズの評価方法、評価装置の実施形態を3例説明する。第
1の実施形態は、従来技術の説明で引用した文献に記載
された回旋機構を用いつつ、測定結果を数学的に補正す
ることにより透過性能を評価する例、第2の実施形態
は、従来とは異なる新たな回旋機構を用いつつ、数学的
な補正をも用いる例、第3の実施形態は、数学的な補正
なしにリスティングの法則に従う眼球の運動と等価な動
きを多関節ロボットを用いて実現する例である。
【0017】
【第1の実施形態】図1は第1の実施形態にかかる眼鏡
レンズの評価方法を示すフローチャート、図2は第1の
実施形態に利用される評価装置の測定部と回旋機構とを
示す斜視図、図3は回旋機構の平面図である。最初に、
図2,図3に基づいて装置の構成を説明し、その後、図
1に基づいて評価方法について説明する。
【0018】図2に示すように、評価装置10は、レン
ズメーターを含む測定部20と、被検眼鏡レンズを眼球
回旋想定点Pを中心に回旋させる回旋機構30と、図示
されていないパーソナルコンピュータとから構成され
る。
【0019】回旋機構30は、測定部20と同一の基板
上に固定されたベース31と、このベース31に対して
回旋可能に取り付けられた第1回旋アーム32と、第1
回旋アーム32上に回旋可能に取り付けられた第2回旋
アーム33と、第2回旋アーム33に固定されて被検眼
鏡レンズLを保持するレンズホルダー34とを備えてい
る。
【0020】第1回旋アーム32は、測定光学系である
レンズメーターの中心軸(光軸)R0上に位置する眼球回
旋想定点Pで中心軸R0と直交する第1回旋軸R1回りに
回旋可能である。第2回旋アーム33は、第1回旋軸R
1に対して垂直な第2回旋軸R2回りに回旋可能である。
なお、第2回旋軸R2は、第1回旋アーム32のある回
旋状態において眼球回旋想定点Pでレンズメーターの中
心軸R0と直交する。
【0021】装用時の性能を評価するため、眼球の動き
を想定して第1,第2回旋アーム32,33を回旋させ
ながら、被検眼鏡レンズLの各部に光を通し、各部の球
面屈折力、円柱屈折力に基づいて屈折力や非点収差の分
布を求めて性能を評価する。ただし、第1の実施形態の
回旋装置を用いて測定した結果をそのまま用いると、前
述したように非点収差偏差を正確に求めることができな
い。そこで、第1の実施形態では、測定によって得られ
た光学特性を測定の際の回旋運動とリスティングの法則
に基づく眼球運動との相違を考慮して補正することによ
り、正確な評価を可能としている。
【0022】第1の実施の形態の評価方法について、図
1のフローチャートを参照して説明する。まず、ステッ
プS1では、レンズホルダー34で被検眼鏡レンズLを挟
んで保持させ、基準眼位で被検眼鏡レンズLを保持す
る。基準眼位は、装用時に眼球が正面を注視している状
態に対応する。このとき、第1回旋軸R1と第2回旋軸
R2とは共に中心軸R0に対して垂直になる。図4は、基
準眼位に対応する眼球の姿勢を示す。ここでPは眼球の
回旋中心、Z軸は視線方向、X,Y軸は、Z軸に垂直な
平面内で互いに直交する座標軸である。Z軸はレンズメ
ーターの中心軸R0に一致し、X軸、Y軸はそれぞれ第
1,第2回旋軸R1,R2に一致する。
【0023】次に、ステップS2では、基準眼位状態での
球面屈折力SPHo、円柱屈折力CYLo、乱視軸方向AXoを測
定する。ステップS3では、基準眼位での測定値 SPHo、CY
Loに基づき、以下の式に基づいてレンズ中心での平均屈
折力APoと非点収差ASoとを求める。 APo = SPHo + CYLo/2 ASo = CYLo
【0024】次に、ステップS4で第2回旋アーム33を
所定の微少角度回旋させ、同様にステップS5で第1回旋
アーム32を所定の微少角度回旋させる。ステップS6で
は、回旋させた状態で球面屈折力SPH、円柱屈折力CYL、
乱視軸方向AXを測定する。ステップS7では、測定値SPH、
CYLに基づき、以下の式に基づいてレンズ各部での平均
屈折力APと非点収差ASとを求める。 AP = SPH + CYL/2 AS = CYL
【0025】ステップS8では、測定された乱視軸方向AX
をリスティングの法則に基づいた眼球の回旋により検出
される値に一致するよう補正する。ここで、リスティン
グの法則に則った眼球運動について説明する。基準眼位
ではZ軸に一致していた視線方向が図5にZeで示す方
向に変位する場合を考える。リスティングの法則によれ
ば、眼球は、変位前後の視線方向Z, Zeに直交しXY平面
内に含まれる軸Rxを中心に回旋する。視線方向ZとZeの
なす角をV、ZeのXY平面への射影Ze'とX軸とのなす角をA
とすると、基準眼位の三次元座標(X, Y, Z)と変位後の
視線を基準にした三次元座標(Xe, Ye, Ze)の座標変換は
式(1)で表される。
【0026】
【数1】
【0027】これに対して第1の実施形態の回旋機構に
よる座標変換は、眼球の運動に置き換えると、図6に示
す通りとなる。すなわち、視線をZ軸からZn方向に変
位させるためには、最初に第2回旋アーム33を第2回
旋軸R2(X軸に相当)回りに角度Vyだけ回旋させ、続いて
第1回旋アーム32を第1回旋軸R1(最初の回旋後の座
標X", Y", Z"のY"軸に相当)回りに角度Vxだけ回旋させ
る。2回の回旋により、視線がZn方向に一致する。X軸
はXn軸、Y軸はYn軸に変換される。ここで、最初の回旋
はX軸回りであるため、X軸とX"軸とは同軸であり、続く
回旋はY"軸回りであるため、Y"軸とYn軸とは同軸であ
る。第1の実施形態の回旋機構による座標変換を式で表
すと、以下の式(2)のようになる。
【0028】
【数2】
【0029】第1の実施例の回旋機構によるレンズ回旋
のリスティングの法則による眼球の回旋からのずれは、
上記の式(1),(2)の差として現れる。第1の実施例の回
旋機構により測定された乱視軸方向AXnをリスティング
の法則に基づく眼球運動により得られる値AXeに置き換
えるためには、以下の式(3)に示すような補正が必要と
なる。なお、この式の導出には sinVx=cosAsinV、tanVy=
sinAtanV となる関係を利用している。
【0030】
【数3】
【0031】ステップS8では、上記の式(3)に基づき、
測定された乱視軸方向AXnを補正する。続いて、ステッ
プS9では、ステップS3,S7で計算された屈折力APo, AP、
非点収差ASo, AS、そして、ステップS8で補正された乱
視軸方向AXeを利用して以下の式(4),(5)に基づいてレン
ズ中心の平均屈折力を基準にしたレンズの各部位での平
均屈折力偏差ΔAPと、同じくレンズ中心の非点収差を基
準にしたレンズの各部位での非点収差偏差ΔASとを求め
る。 ΔAP=AP−APo …(4)
【0032】ステップS10では、第1回旋アーム32の
回旋角度が測定範囲の最大角度となったか否かを判断
し、最大角度となるまでステップS5〜S9の処理を繰り返
す。第1回旋アーム32の回旋角度が最大角度に達する
と、ステップS10で、第2回旋アーム33の回旋角度が
測定範囲の最大角度となったか否かを判断し、最大角度
となるまでステップS4に戻って第2回旋アーム33を所
定角度回旋させ、その状態で第1回旋アームを回旋させ
つつ測定、計算を繰り返す。
【0033】上記の繰り返しによりレンズのすべての部
位での測定、計算が終了すると、計算により求められた
レンズ各部位のΔAP、ΔASの値をステップS12でマップ
として表示する。これにより、被検眼鏡レンズの装用状
態での性能を判断することができる。なお、図7は、球
面屈折力−4D(Diopter)、円柱屈折力−4D、乱視軸
方向180°の被検眼鏡レンズの非点収差偏差ΔASを第
1の実施形態の方法により評価した三次元グラフであ
り、図8は、同一の被検眼鏡レンズを光軸回りに90°
回して非点収差偏差ΔASを評価した結果を示す。図8に
示されるグラフは、図7のグラフを90°回転させた状
態に一致しており、非点収差偏差が正確に評価されてい
ることが理解できる。なお、平均屈折力偏差について
は、第1の実施形態の評価方法でも、従来例で説明した
図13、図15と結果は同一となるため、グラフの表示
は省略する。
【0034】
【第2の実施形態】続いて、第2の実施形態について説
明する。図9は、第2の実施形態に利用される評価装置
の測定部と回旋機構を示す斜視図、図10は回旋機構の
平面図である。フローチャートは第1の実施形態と同様
であるため省略し、補正方法等、差異がある部分のみ説
明することとする。
【0035】第2の実施形態にかかる評価装置11は、
第1の実施形態と同一の測定部20と、被検眼鏡レンズ
Lを眼球回旋想定点Pを中心に回旋させる回旋機構40
と、図示されていないパーソナルコンピュータとから構
成される。回旋機構40は、測定部20と同一の基板上
に固定されたベース41と、このベース41に対して回
旋可能に取り付けられた第1回旋アーム42と、第1回
旋アーム42上に回旋可能に取り付けられて被検眼鏡レ
ンズLを保持するリング状の第2回旋台43とを備えて
いる。
【0036】第1回旋アーム42は、測定光学系である
レンズメーターの中心軸(光軸)R0上に位置する眼球回
旋想定点Pで中心軸R0と直交する第1回旋軸R1回りに
回旋可能である。第2回旋台43は、第1回旋軸R1に
対して垂直な第2回旋軸R2回りに回旋可能である。な
お、第2回旋軸R2は、第1回旋アーム42のある回旋
状態においてレンズメーターの中心軸R0と一致する。
【0037】装用時の性能を評価するため、眼球の動き
を想定して第1,第2回旋アーム42,43を回旋させ
ながら、被検眼鏡レンズLの各部に光を通し、各部の球
面屈折力、円柱屈折力に基づいて屈折力や非点収差の分
布を求めて性能を評価する。ただし、第2の実施形態に
おいても、眼球の動きを第1,第2回旋軸回りの2つの
回旋成分に分解して実現しており、かつ、各成分が独立
していないため、測定した結果をそのまま用いると、非
点収差偏差を正確に求めることができない。そこで、第
2の実施形態でも、測定によって得られた光学特性を測
定の際の回旋運動とリスティングの法則に基づく眼球運
動との相違を考慮して補正することにより、正確な評価
を可能としている。
【0038】第2の実施形態による評価方法は、図1に
示した第1の実施形態のフローチャートのうち、ステッ
プS8の乱視軸方向AXの補正のみが第1の実施形態と異な
る。リスティングの法則による眼球運動の座標変換は前
述の式(1)で示したとおりである。これに対して、第2
の実施形態の回旋機構による座標変換は、眼球の運動に
置き換えると、図11に示す通りとなる。すなわち、視
線をZ軸からZm方向に変位させるためには、最初に第
2回旋アーム43を第2回旋軸R2(Z軸に相当)回りに角
度Aだけ回旋させ、続いて第1回旋アーム42を第1回
旋軸R1(最初の回旋後の座標X', Y', Z'のY'軸に相当)回
りに角度Vだけ回旋させる。2回の回旋により、視線がZ
m方向に一致する。X軸はXm軸、Y軸はYm軸に変換され
る。ここで、最初の回旋はZ軸回りであるため、Z軸とZ'
軸とは同軸であり、続く回旋はY'軸回りであるため、Y'
軸とYm軸とは同軸である。第2の実施形態の回旋機構に
よる座標変換を式で表すと、以下の式(6)のようにな
る。
【0039】
【数4】
【0040】第2の実施例の回旋機構によるレンズ回旋
のリスティングの法則による眼球の回旋からのずれは、
前記の式(1)と上記の式(6)との差として現れる。第2の
実施例の回旋機構により測定された乱視軸方向AXmをリ
スティングの法則に基づく眼球運動により得られる値AX
eに置き換えるためには、以下の式(7)に示すような補正
が必要となる。 AXe = AXm + A …(7)
【0041】そこで、ステップS8では、測定された乱視
軸方向AXmを式(7)により補正する。続いて、屈折力APo,
AP、非点収差ASo, AS、そして、補正された乱視軸方向
AXeを利用して前記の式(4),(5)に基づいてレンズ中心の
平均屈折力を基準にしたレンズの各部位での平均屈折力
偏差ΔAPと、同じくレンズ中心の非点収差を基準にした
レンズの各部位での非点収差偏差ΔASとを求めてマップ
として表示する。これにより、被検眼鏡レンズの装用状
態での性能を判断することができる。評価の結果は第1
の実施形態と同一である。第2の実施形態では、回旋機
構40の構成の違いにより、乱視軸方向の補正演算が第
1の実施形態より単純化されている。
【0042】
【第3の実施形態】次に、第3の実施形態について説明
する。図12は、第3の実施形態に利用される評価装置
の回旋機構を示す斜視図である。測定部の構成は第1,
第2の実施形態と同一であるので省略する。第3の実施
形態では、回旋機構50として6軸タイプの多関節ロボ
ットを採用している。
【0043】第3の実施形態の回旋機構50は、図示せ
ぬ測定部20と同一の基板上に固定されたベース51
と、このベース51上にJ1軸回りに回旋可能に取り付け
られたショルダー52と、このショルダー52に対して
J2軸回りに回旋可能に取り付けられたアッパーアーム5
3と、アッパーアーム53の上端にJ3軸回りに回旋可能
に取り付けられたエルボブロック54と、エルボブロッ
ク54の先端にJ4軸回りに回旋可能に取り付けられたフ
ォアアーム55と、フォアアーム55の先端にJ5軸回り
に回旋可能に取り付けられたメカニカルインターフェー
ス56と、J6軸回りに回旋可能なメカニカルインターフ
ェース56の回転軸に取り付けられて被検眼鏡レンズL
を保持するレンズホルダー57とを備えている。
【0044】3軸の自由度で被検眼鏡レンズLを任意の
位置に配置することができ、残りの3軸の自由度で被検
眼鏡レンズLの姿勢を任意に制御することができる。第
3の実施形態の回旋機構50を利用することにより、被
検眼鏡レンズLをリスティングの法則に基づく眼球運動
と実質的に一致するように変位させることができる。し
たがって、フローチャートでは、ステップS8のAX補正が
不要となり、測定データをそのまま利用して平均屈折力
偏差、非点収差偏差の分布を検出して被検眼鏡レンズL
の性能を評価することができる。本実施形態では基準眼
位での測定値をSPHo, CYLo, AXoとしたが、測定によら
ず本来期待されるレンズの処方度数をSPHo, CYLo, AXo
としても良い。また、各実施形態では測定光学系を固定
してレンズを2軸で回旋させる場合について述べている
が、レンズの方を固定して測定光学系を2軸で回旋させ
ても、またレンズと測定光学系を1軸ずつ回旋させても
良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被検眼鏡レンズの回旋運動をリスティングの法則に
則る眼球の運動に合わせて補正し、あるいは、回旋機構
をリスティングの法則に基づく眼球運動と実質的に一致
するように制御することにより、被検眼鏡レンズが乱視
矯正用の円柱屈折力を含む場合にも、その透過性能を正
確に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる眼鏡レンズ
の評価方法を示すフローチャートである。
【図2】 第1の実施形態にかかる評価方法に利用され
る評価装置の測定部と回旋機構を示す斜視図である。
【図3】 図2の装置の回旋機構を示す平面図である。
【図4】 眼球の基準眼位の説明図である。
【図5】 リスティングの法則に則った眼球運動の説明
図である。
【図6】 第1の実施形態の回旋機構による座標変換を
眼球の運動に置き換えた説明図である。
【図7】 第1の実施形態の評価方法により被検眼鏡レ
ンズレンズ(SPH-4.00CYL-4.00 AX180)を評価した非点収
差偏差ΔASのマップである。
【図8】 図7の被検眼鏡レンズを図7の状態から90
°回転させて評価した非点収差偏差ΔASのマップであ
る。
【図9】 第2の実施形態にかかる評価方法に利用され
る評価装置の測定部と回旋機構を示す斜視図である。
【図10】 図9の装置の回旋機構を示す平面図であ
る。
【図11】 第2の実施形態の回旋機構による座標変換
を眼球の運動に置き換えた説明図である。
【図12】 第3の実施形態にかかる評価方法に利用さ
れる評価装置の回旋機構を示す斜視図である。
【図13】 従来の評価方法により被検眼鏡レンズレン
ズ(SPH-4.00 CYL-4.00AX180)を評価した平均屈折力偏差
ΔAPのマップである。
【図14】 図13の被検眼鏡レンズレンズを評価した
非点収差偏差ΔASのマップである。
【図15】 図13の被検眼鏡レンズを図13の状態か
ら90°回転させて評価した平均屈折力偏差ΔASのマ
ップである。
【図16】 図13の被検眼鏡レンズを図13の状態か
ら90°回転させて評価した非点収差偏差ΔASのマッ
プである。
【符号の説明】
P 眼球回旋想定点 L 眼鏡レンズ E 眼球 R0 レンズメーターの中心軸 R1 第1回旋軸 R2 第2回旋軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月13日(2002.5.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 第1の実施形態の評価方法により被検眼鏡レ
ンズ (SPH-4.00CYL-4.00AX180)を評価した非点収差偏差
ΔASのマップである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】 従来の評価方法により被検眼鏡レンズ (SP
H-4.00CYL-4.00AX180)を評価した平均屈折力偏差ΔAP
のマップである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】 図13の被検眼鏡レンズを評価した非点収
差偏差ΔASのマップである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 P 眼球回旋想定点 L 眼鏡レンズ R0 レンズメーターの中心軸 R1 第1回旋軸 R2 第2回旋軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心
    に回旋させて、前記被検眼鏡レンズの光学特性を測定す
    る段階と、前記測定によって得られた光学特性を測定の
    際の回旋運動とリスティングの法則に基づく眼球運動と
    の相違を考慮して補正する段階とを含むことを特徴とす
    る眼鏡レンズの評価方法。
  2. 【請求項2】 被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心
    に回旋させて、前記被検眼鏡レンズの光学特性を測定す
    る段階を含む眼鏡レンズの評価方法において、測定の際
    の回旋運動をリスティングの法則に基づく眼球運動と実
    質的に一致するように制御することを特徴とする眼鏡レ
    ンズの評価方法。
  3. 【請求項3】 被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心
    に回旋可能に保持する機構と、前記被検眼鏡レンズの光
    学特性を測定する測定部と、前記測定部によって得られ
    た光学特性を前記回旋機構の運動とリスティングの法則
    に基づく眼球運動との相違を考慮して補正する手段とを
    含むことを特徴とする眼鏡レンズの評価装置。
  4. 【請求項4】 前記回旋機構は、前記測定光学系の中心
    軸上に位置する眼球回旋想定点で前記測定光学系の中心
    軸と直交する第1回旋軸回りに回旋する第1回旋アーム
    と、該第1回旋アーム上に搭載されて前記第1回旋軸に
    対して垂直な第2回旋軸回りに回旋する第2回旋アーム
    と、該第2回旋アームに取り付けられて前記被検眼鏡レ
    ンズを保持するレンズホルダーとを含み、前記第2回旋
    軸は、前記第1回旋アームのある回旋状態において前記
    眼球回旋想定点で前記測定光学系の中心軸と直交するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の眼鏡レンズの評価装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回旋機構は、前記測定光学系の中心
    軸上に位置する眼球回旋想定点で前記測定光学系の中心
    軸と直交する第1回旋軸回りに回旋する第1回旋アーム
    と、該第1回旋アーム上に搭載されて前記第1回旋軸に
    対して垂直な第2回旋軸回りに回旋して前記被検眼鏡レ
    ンズを保持する第2回旋台とを含み、前記第2回旋軸
    は、前記第1回旋アームのある回旋状態において前記測
    定光学系の中心軸と一致することを特徴とする請求項3
    に記載の眼鏡レンズの評価装置。
  6. 【請求項6】 被検眼鏡レンズを眼球回旋想定点を中心
    に回旋可能に保持する回旋機構と、前記被検眼鏡レンズ
    の光学特性を測定する測定部と、前記回旋機構の運動を
    リスティングの法則に基づく眼球運動と実質的に一致す
    るように制御する手段とを備えることを特徴とする眼鏡
    レンズの評価装置。
  7. 【請求項7】 前記回旋機構は、多関節ロボットである
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の眼鏡
    レンズの評価装置。
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