JPH11125567A - サーミスタ温度センサ - Google Patents

サーミスタ温度センサ

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Publication number
JPH11125567A
JPH11125567A JP29217297A JP29217297A JPH11125567A JP H11125567 A JPH11125567 A JP H11125567A JP 29217297 A JP29217297 A JP 29217297A JP 29217297 A JP29217297 A JP 29217297A JP H11125567 A JPH11125567 A JP H11125567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal case
elastic body
thermistor
lead wire
temperature sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP29217297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Sasaki
英文 佐々木
Katsuji Shibuya
勝治 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29217297A priority Critical patent/JPH11125567A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業時間を短縮し、しかも信頼性の高い
金属ケース封入サーミスタ温度センサを提供することを
目的とする。 【解決手段】 一端を封止した金属ケース内にサーミス
タセンサユニットを封入する構造のサーミスタ温度セン
サにおいて、サーミスタセンサユニットは、素子の電極
に接続されたリード線を絶縁被覆リード線と接続し、絶
縁被覆リード線の一部とリード線との接続部を切断面2
a,2bを有する弾性体1に設けた貫通孔3a,3bに
挿入、保持させると共に、絶縁被覆リード線の一方の端
部を貫通させた構成からなり、このサーミスタセンサユ
ニットを、金属ケース内に挿入し、金属ケースの開口部
側で弾性体1の外周部のカシメを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーミスタを応用
した、産業機器等で気体温度、液体温度、固体表面温度
等を検出し、温度制御あるいはシステム制御を行うサー
ミスタ温度センサ(以降、サーミスタセンサと称する)
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーミスタセンサは図5に示す構
成のものが一般的に知られている。
【0003】図5において、サーミスタ素子5の電極に
ハンダ付けしたリード線6a,6bを、耐熱チューブ7
a,7bに通し、その端部に絶縁被覆リード線10a,
10bを各々接続した後、図6に示す弾性体1に設けた
貫通孔3a,3b内部に絶縁被覆リード線10a,10
bの一部とリード線6a,6bとの接続部を保持させる
と共に、絶縁被覆リード線10a,10bの端部を導き
出した構成からなるサーミスタユニットを、一端が封止
された金属ケース8内に収納し、更に弾性体1の外周部
を金属ケース8の開口部側でカシメ9、金属ケース8内
部の気密性を保持する構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記構造のサーミスタ
センサは、組立工程で弾性体1の貫通孔3a,3bに絶
縁被覆リード線10a,10bを貫通させる際、絶縁被
覆リード線10a,10bの長さが長くなればなる程、
作業性が悪くなると共に、サーミスタ素子5とリード線
6a,6bの接続部、またはリード線6a,6bと絶縁
被覆リード線10a,10bとの接続部に不要のストレ
スを与え、信頼性を低下させるという問題点があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決し作業性の向
上と、各接続部に対する不要なストレスを排除し、しか
も金属ケース内の気密性を確保した信頼性の高いサーミ
スタセンサを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、弾性体に設けた貫通孔から、弾性体の外周
部に向けて切断面を形成することにより、所期の目的を
達成することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一端が封止されるとともに他端は開口した金属ケー
スと、この金属ケースの封止側からサーミスタ素子、こ
のサーミスタ素子に一端を接続した信号引出用リード
線、この信号引出用リード線の他端に接続した絶縁被覆
リード線、前記信号引出用リード線と前記絶縁被覆リー
ド線との接続部を内部に設けた貫通孔により保持すると
ともに前記金属ケースの開口部に位置する弾性体の順に
収納したサーミスタ温度センサにおいて、前記絶縁被覆
リード線の他端は前記弾性体の貫通孔を介して前記金属
ケース外に引き出され、前記弾性体は、貫通孔から外周
部に向けて切断面を有し、前記金属ケースの開口部をカ
シメることにより保持されたサーミスタ温度センサであ
り、弾性体に設けた貫通孔に、弾性体の外周部に向けて
切断面を形成することにより、貫通孔内径を絶縁被覆リ
ード線の外径とほぼ同じにしても、絶縁被覆リード線及
びリード線との接続部を、弾性体の切断面から貫通孔内
部に容易に挿入、保持することが可能となり組立作業時
間が短縮され、更に貫通孔内部に絶縁被覆リード線、お
よび接続部を挿入する際、サーミスタ素子とリード線、
またはリード線と絶縁被覆リード線との接続部に不要な
ストレスを与える事がなく、また更に金属ケースをカシ
メた際に金属ケース内の気密性も確保することができ、
信頼性の高い製品を提供できるという作用を有するもの
である。
【0008】請求項2に記載の発明は、弾性体に設けた
切断面を曲面状とした請求項1に記載のサーミスタ温度
センサであり、これにより弾性体の外周部を金属ケース
の開口部位置でカシメた際に、貫通孔切断面の重なり部
の広がりと位置ずれを防止し気密性を確保することがで
き信頼性の高いサーミスタセンサが得られるという作用
を有する。
【0009】以下本発明の一実施形態について説明す
る。 (実施の形態1)図1から図4に本発明の弾性体1に設
けた貫通孔3a,3bから弾性体1の外周部に向けて形
成した切断面2a,2b形状の代表例を示した。またこ
の弾性体1を用いたサーミスタセンサの構成は基本的に
従来例と同一であるため、図5を用いて説明する。
【0010】予め作製した、マンガン、ニッケル、及び
コバルトを主成分とする平板状の素子の主平面に、銀を
主成分とする電極ペーストを焼付けて電極を形成する。
次に、素子の電極面にCPリード線6a,6bの一端を
ハンダ接続した際、素子及び接続部の表面をエポキシ系
樹脂で被覆しセンサ用サーミスタ素子5を作製する。
【0011】作製したサーミスタ素子5のリード線6
a,6bをテフロン製の耐熱樹脂チューブ7a,7bに
挿入した後、リード線6a,6bの他端部に塩化ビニル
系の絶縁被覆リード線10a,10bのハンダ接続を行
う。次に図1に示すシリコンゴム製の弾性体1を用い、
その切断面2a,2b部を拡げ絶縁被覆リード線10
a,10bの一部とこれとリード線6a,6bとの接続
部を貫通孔3a,3b内部に挿入すると共に、絶縁被覆
リード線10a,10bの一方の端部を貫通させサーミ
スタセンサユニットを作製する。
【0012】作製したサーミスタセンサユニットを、一
方を封止した黄銅製の金属ケース8に挿入した後、弾性
体1の外周部を金属ケース8の他方の開口部側でカシメ
9を行いサーミスタセンサを完成させた。
【0013】図6に示す従来品の弾性体1に設けた貫通
孔3a,3bの内径は、絶縁被覆リード線10a,10
bをスムーズに挿入するために絶縁被覆リード線10
a,10bの外径より大きめに設定する必要があるが、
大きめに設定した場合、金属ケース8内部の気密性を確
保するため、金属ケース8を強力にカシメ9を行う必要
がある。またカシメ9位置によっては絶縁被覆リード線
10a,10bとリード線6a,6bとの接続部に引張
応力の負荷が掛り断線に至ることがある。一方、貫通孔
3a,3bの内径を小さめに設定した場合、絶縁被覆リ
ード線10a,10bを挿入するのに多くの工数を要す
ると共に、リード線6a,6bとの接続部に負荷が掛り
接続部の信頼性を阻害していた。
【0014】これに対し本発明の弾性体1の場合は、貫
通孔3a,3bから弾性体1の外周部に向けて切断面2
a,2bを形成しているため、貫通孔3a,3bの内径
を絶縁被覆リード線10a,10bの外径とほぼ等しい
か、または小さめに設定しても、切断面2a,2bから
絶縁被覆リード線10a,10bの一部と、これらとリ
ード線6a,6bとの接続部を容易に挿入、保持するこ
とができ、また絶縁被覆リード線10a,10bを貫通
させた弾性体1の外周部を金属ケース8で軽くカシメ9
ても、曲線状の切断面2a,2bが拡大することなく金
属ケース8内部の気密性を確保することができると共
に、絶縁被覆リード線10a,10bとリード線6a,
6bとの接続部に不要の負荷を与えることがない。これ
により組立作業時間が短縮でき、しかも信頼性の高いサ
ーミスタセンサを提供することが可能となる。
【0015】尚、本実施形態において、図1に示す弾性
体1を用いたが、図3から図4に示す弾性体1を用いて
も同様な結果が得られる。ただし金属ケース8内部の気
密性をより確実にするためには弾性体1の切断面2a,
2bを図1の如く曲面状にすることが好ましい。また本
サーミスタセンサの構成部材は本実施形態に示した材料
に限定するものではなく、サーミスタセンサの使用条件
によって、それに適した材料を選択する必要がある。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、金属ケースにサー
ミスタセンサユニットを挿入した後、金属ケースをカシ
メ、弾性体を介してサーミスタセンサユニットを気密保
持する構造のサーミスタセンサにおいて、前記弾性体に
設けた貫通孔から、弾性体の外周部に向け切断面を形成
した弾性体を用いることにより、製品の組立作業時間を
短縮し、しかも金属ケース内の気密性を確保した信頼性
の高いサーミスタセンサを提供することが可能となり、
工業的に利用価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の弾性体断面図
【図2】同、弾性体断面図
【図3】同、弾性体断面図
【図4】同、弾性体断面図
【図5】サーミスタ温度センサの断面図
【図6】従来例の弾性体断面図
【符号の説明】
1 弾性体 2a 切断面 2b 切断面 3a 貫通孔 3b 貫通孔 5 サーミスタ素子 6a リード線 6b リード線 7a 耐熱チューブ 7b 耐熱チューブ 8 金属ケース 9 カシメ部 10a 絶縁被覆リード線 10b 絶縁被覆リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が封止されるとともに他端は開口し
    た金属ケースと、この金属ケースの封止側からサーミス
    タ素子、このサーミスタ素子に一端を接続した信号引出
    用リード線、この信号引出用リード線の他端に接続した
    絶縁被覆リード線、前記信号引出用リード線と前記絶縁
    被覆リード線との接続部を内部に設けた貫通孔により保
    持するとともに前記金属ケースの開口部に位置する弾性
    体の順に収納したサーミスタ温度センサにおいて、前記
    絶縁被覆リード線の他端は前記弾性体の貫通孔を介して
    前記金属ケース外に引き出され、前記弾性体は、貫通孔
    から外周部に向けて切断面を有し、前記金属ケースの開
    口部をカシメることにより保持されたサーミスタ温度セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 弾性体に設けた切断面は、曲面状である
    請求項1に記載のサーミスタ温度センサ。
JP29217297A 1997-10-24 1997-10-24 サーミスタ温度センサ Pending JPH11125567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108007598A (zh) * 2017-12-08 2018-05-08 佛山市川东磁电股份有限公司 一种感温传感头绝缘封装支撑结构
CN108020340A (zh) * 2017-12-08 2018-05-11 佛山市川东磁电股份有限公司 一种微型热敏传感器
CN108051098A (zh) * 2017-12-12 2018-05-18 佛山市富乐喜电子信息技术有限公司 一种微型柔性封装传感器

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CN108007598A (zh) * 2017-12-08 2018-05-08 佛山市川东磁电股份有限公司 一种感温传感头绝缘封装支撑结构
CN108020340A (zh) * 2017-12-08 2018-05-11 佛山市川东磁电股份有限公司 一种微型热敏传感器
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