JPH11125447A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JPH11125447A
JPH11125447A JP29113297A JP29113297A JPH11125447A JP H11125447 A JPH11125447 A JP H11125447A JP 29113297 A JP29113297 A JP 29113297A JP 29113297 A JP29113297 A JP 29113297A JP H11125447 A JPH11125447 A JP H11125447A
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JP
Japan
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housing
contact
power supply
wire
male
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JP29113297A
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English (en)
Inventor
Hideaki Shimizu
秀明 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体側電線に対する電源電線の接続の解除
が、余分な作業を必要とせず安全、且つ容易にでき、機
器の点検、修理の作業をしやすくもできるようにする。 【解決手段】 本体側電線59と電源電線71とを接続
する接続器44を、雌形ハウジング49と雄形ハウジン
グ50、並びにそれらに内設した雌形コンタクト53と
雄形コンタクト54とにより構成し、その雌形コンタク
ト53に本体側電線59の導線59bを接続し、雄形ハ
ウジング50内に電源電線71の導線71bを挿入し
て、該電源電線71の導線71bを接続コア62の保持
爪62aによって雄形コンタクト54に接続保持するよ
うにした。この結果、電源電線71を雄形コンタクト5
4に接続保持した状態のまま、雄形ハウジング50を雌
形ハウジング49から解離することにより、電源電線7
1の導線71bを雄形ハウジング50で覆った状態で本
体側電線59との接続から解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体側電線と電源
電線とを接続器を介して接続する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器、例えばダクト用換
気扇においては、図9に示すごとく構成されたものが供
されている。このものの場合、電装台1に接続器2とコ
ンデンサ3とが取付けられている。そして、本体枠4に
内設された送風羽根5を回転駆動するモータ(図示せ
ず)に直接接続され、あるいは接続子6やコンデンサ3
を介して接続された本体側電線7が、接続器2に接続さ
れている。
【0003】この状態で、電装台1は、本体枠4の内部
に収容されて、例えば、上記送風羽根5を囲繞したケー
シング8にねじ9によって取付けられており、更に、そ
の状態で、本体枠4が家屋の天井の野縁10やこれに横
架した横木11に取付けられている。又、このとき、天
井裏には電源電線12があらかじめ配線されており、こ
の電源電線12が、本体枠4の上部に図10に示すごと
く設けられたコードブッシング13を通して本体枠4内
に引き込まれ、図9に示すように、その先端部の絶縁被
覆12aを剥いで裸状態にした導線12bが、電装台1
の通し孔14から接続器2に挿入されて接続されてい
る。
【0004】接続器2は詳細には図11に示すごとくで
あり、ハウジング15の内部にコンタクト16が配設さ
れ、コンタクト16の内部に接続コア17が配設され
て、これらがリベット18により結合されている。又、
コンタクト16の図中右側の端部16aには、前記本体
側電線7の先端部の絶縁被覆7aを剥いで裸状態にした
導線7bがはんだ19付けにより接続されており、この
接続部分がキャップ20により覆われている。
【0005】接続コア17は、ほゞく字状の保持爪17
aと、ほゞS字状のばね部17bとを有するもので、コ
ンタクト16内で、その図中上方部にひさし状に折曲形
成された接続受部16bの内方(図中下方)に位置して
おり、この位置で、ハウジング15の図中左側に存する
挿入口21に臨んでいる。又、ハウジング15の挿入口
21近くには、リリースボタン22を設けて、これの先
端部を保持爪17aに届かせている。
【0006】この構成で、前記電源電線12の導線12
bが、前記電装台1の通し孔14から、ハウジング15
の挿入口21を通して、コンタクト16の接続受部16
bと接続コア17の保持爪17aとの間、及びばね部1
7bとの間に挿入されており、この挿入された導線12
bをばね部17bがコンタクト16の接続受部16bに
押付けて接続させ、保持爪17aが導線12bに係合し
て該導線12bを抜止め状態に保持するものであり、か
くして、電源電線12が接続器2を介して本体側電線7
に接続されている。
【0007】しかして、この接続状態で、図示しないス
イッチをオン操作すれば、電源電線12から接続器2、
及び本体側電線7を介して図示しないモータが通電さ
れ、送風羽根5が回転駆動される。そして、その駆動さ
れた送風羽根5は、本体枠4が臨んだ室の空気をケーシ
ング8内に吸入し、この吸入した空気を本体枠4に接続
板23を介して接続されたダクト24を通して屋外に排
出する。
【0008】さて、このような使用状況で、換気扇の点
検、修理の必要を生じたとき、電気的安全性のため、ま
ず電源電線12と本体側電線7との接続を解除する必要
があることから、図9に示すように、ねじ9を外して電
装台1を電源電線12及び本体側電線7とともに室内に
引き出す。次いで、接続器2のリリースボタン22をド
ライバー25により強く押し込む。すると、リリースボ
タン22により接続コア17の保持爪17aが押し込ま
れて電源電線12の導線12bの係合保持が解除される
から、この状態で、電源電線12を引き抜くことによ
り、導線12bがコンタクト16内及びハウジング15
内から脱して、本体側電線7との接続が解除される。こ
の後、換気扇の必要な点検、修理を行えば良い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のものの場合、接
続器2から電源電線12を引き抜いたとき、電源電線1
2の導線12bが裸状態でむき出しになり、作業者が感
電をする危険性がある。このため、その裸状態の導線1
2bを絶縁テープで巻く等の絶縁処理をするか、あるい
は配電盤のブレーカをオフさせるなど、電源を元から遮
断することが必要となり、いずれも作業が増えて面倒で
あった。
【0010】又、後者の電源を元から遮断する方法によ
ると、それに伴って室内の照明も消えるため、換気扇の
点検、修理の作業が暗い状況での作業となり、作業しに
くくなっていた。特に、換気扇が取付けられている場所
は、天井裏など、もともと暗い所であり、それに加えて
室内の照明が消えるため、作業は極めてしにくい。更
に、電源電線12を接続器2から外すときの作業自体、
接続器2のリリースボタン22をドライバー25により
強く押し込みつつ、電源電線12を引き抜くという厄介
なものであり、作業性が悪かった。
【0011】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、本体側電線に対する電源電
線の接続の解除が、余分な作業を必要とせず安全、且つ
容易にでき、機器の点検、修理の作業をしやすくもでき
る電気機器を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気機器は、本体枠にモータ等の電装品を
具え、この電装品に接続した本体側電線と電源電線とを
接続器を介して接続するものにおいて、その接続器を、
一方側のコンタクトを内設し、この一方側のコンタクト
に前記本体側電線を接続した一方側のハウジングと、前
記一方側のコンタクトに挿脱可能に接続される他方側の
コンタクトを内設すると共に、保持爪を有する接続コア
を内設した他方側のハウジングとにより構成し、その他
方側のコンタクトと接続コアとの間に前記電源電線を挿
入して前記保持爪により抜止め状態に接続保持するよう
にしたことを特徴とする。
【0013】このものによれば、電源電線を他方側のコ
ンタクトに接続保持した状態のまま、他方側のハウジン
グを一方側のハウジングから解離することにより、電源
電線を他方側のハウジングで覆った状態で本体側電線と
の接続から解除できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をダクト用換気扇に
適用して、その第1実施例につき、図1ないし図5を参
照して説明する。まず図2にはダクト用換気扇(電気機
器)の本体枠31を取付状態で示しており、家屋の天井
の2本の野縁32に横架した2本の横木33のうちの一
つに、接続板34を取付け、その上で、その接続板34
に添わせるようにして2本の横木33と2本の野縁32
とに、本体枠31を取付けている。
【0015】接続板34はダクト接続筒35を一体に有
するものであり、これに本体枠31の図示しない排気口
が合っている。又、ダクト接続筒35には、外部でダク
ト36を接続している。一方、本体枠31には、送風羽
根37と、該送風羽根37を囲繞するケーシング38、
及び図示しない化粧カバーを取付けるための取付スプリ
ング39を内設しており、そのほか送風羽根37を回転
駆動する図示しない電装品であるモータを取付けてい
る。
【0016】そして、それらに対し、電装台40は、図
3にも示すように、例えば金属板をほゞL字状に折曲し
て形成したものであり、その折曲部分には通し孔41を
形成し、折曲部分から起立した部分の先端部には取付孔
42を形成している。しかして、この電装台40には、
上記モータの運転に必要な電装品である例えば進相用の
コンデンサ43と、接続器44とを取付けている。この
場合、コンデンサ43は、その両側に張出した取付部4
5(一方側のみ図示)をそれぞれねじ46により電装台
40に締め付けることによって取付けており、接続器4
4は取付金具47を介して取付けている。
【0017】上記取付金具47は、これも例えば金属板
をほゞL字状に折曲して形成したものであり、電装台4
0に例えばスポット溶接して取付けている。又、この取
付金具47の、電装台40から起立した部分には図1に
示す開口部48を形成しており、この開口部48に接続
器44を取付けている。
【0018】接続器44は、雌形ハウジング49及び雄
形ハウジング50の2つのハウジングを有するものであ
り、その両ハウジング49,50とも、絶縁材、例えば
プラスチックにより四角筒状に形成している。又、この
場合、一方側のハウジングである雌形ハウジング49の
図1中左側部には凹状の差込受部51を形成しており、
他方側のハウジングである雄形ハウジング50の同図中
右側部には、差込受部51に対して挿脱可能な凸状の差
込部52を形成している。
【0019】更に、雌形ハウジング49には、内部に、
一方側のコンタクトとして、導電材から成る雌形コンタ
クト53を配設しており、雄形ハウジング50には、内
部に、他方側のコンタクトとして、同じく導電材から成
る雄形コンタクト54を配設している。このうち、雌形
コンタクト53は図1中左側部に凹状の差込受部55を
有するものであり、雄形コンタクト54は、同図中右側
部に、差込受部55に対して挿脱可能な凸状の差込部5
6を有している。
【0020】加えて、それら雌形コンタクト53及び雄
形コンタクト54には、それぞれ外面部に引掛爪57,
58を形成しており、雌形コンタクト53及び雄形コン
タクト54を、それぞれ差込受部55及び差込部56を
先方にして雌形ハウジング49及び雄形ハウジング50
に挿入することにより、それらの引掛爪57,58をそ
れぞれ雌形ハウジング49の内面及び雄形ハウジング5
0の内面に引掛けさせ、これによって雌形ハウジング4
9内及び雄形ハウジング50内での雌形コンタクト53
及び雄形コンタクト54の固定をしている。
【0021】そして又、雌形コンタクト53には、差込
受部55とは反対側の基部53aに、本体側電線59を
接続している。この本体側電線59は、図2に示すよう
に、前記本体枠31に取付けたモータに直接接続され、
あるいは接続子60やコンデンサ43を介して接続され
たもので、図1に示すように、先端部の絶縁被覆59a
を剥いで裸状態にした導線59bを、上記雌形コンタク
ト53の基部53aに、例えばかしめ61によって接続
している。
【0022】なお、上記雌形コンタクト53の基部53
aに対する本体側電線59の接続は、前記雌形ハウジン
グ49に対する雌形コンタクト53の挿入前に行ってお
り、従って、その接続部は、雌形ハウジング49に対す
る雌形コンタクト53の挿入と同時に、雌形ハウジング
49内に収容されている。たゞし、これに限られず、本
体側電線59は、雌形ハウジング49に挿入した後の雌
形コンタクト53に対して接続するようにしても良く、
又、その接続手段も、かしめ61ではなく、はんだ付け
など他の手段であっても良い。
【0023】一方、雄形コンタクト54の差込部56と
は反対側の基部54aには、接続コア62を内設してい
る。この接続コア62は、ほゞく字状の保持爪62a
と、ほぼS字状のばね部62bとを有するもので、例え
ばばね鋼板を折曲して形成しており、リベット63によ
って上記雄形コンタクト54の基部54aに結合してい
る。又、その結合状態で、接続コア62は、保持爪62
a及びばね部62bの双方が、雄形コンタクト54の図
中上部にひさし状に折曲形成した接続受部54bの内方
(図中下方)に位置しており、この位置で又、接続コア
62は、雄形ハウジング50の図中左側に存する挿入口
64に臨んでいる。
【0024】なお、図4は上記雄形コンタクト54及び
接続コア62の一組の例を示しており、それら雄形コン
タクト54及び接続コア62の組は今一つあって、これ
らを、雄形ハウジング50の2つある挿入口64から、
仕切部65によって仕切られた雄形ハウジング50の内
部にそれぞれ挿入配設している。
【0025】又、この図4から明らかなように、雄形コ
ンタクト54の基部54aに対する接続コア62の組込
みは、前記雄形ハウジング50に対する雄形コンタクト
54の挿入前に行っており、従って、その接続コア62
は、雄形ハウジング50に対する雄形コンタクト54の
挿入と同時に、雄形ハウジング50内に収容されてい
る。
【0026】更に、この図4から明らかなように、雄形
コンタクト54の前記引掛爪58は、雄形コンタクト5
4に切起こしによって複数、例えば図中上下の2か所に
形成しており、図示しないが、雌形コンタクト53の前
記引掛爪57も同様に形成している。
【0027】加えて、雌形ハウジング49の外面には、
図1に示すように、係合爪66と衝止突起67とを図中
上下に形成しており、前記取付金具47の開口部48に
は、雌形ハウジング49を挿入して、上記係合爪66を
係合させ、衝止突起67により衝止することによって、
該雌形ハウジング49を取付金具47に固定している。
又、雌形ハウジング49の外面には、フック掛け部6
8をも形成しており、これに対して、雄形ハウジング5
0の内面には、操作部69aを有するフック69を形成
している。
【0028】この構成で、雌形ハウジング49の差込受
部51に、雄形ハウジング50の差込部52を挿入し、
これによって、同時に雌形コンタクト53の差込受部5
5に雄形コンタクト54の差込部56を挿入して、これ
ら雌形コンタクト53及び雄形コンタクト54の接続を
している。又、このとき、フック掛け部68にフック6
9を係合させ、これによって、雌形ハウジング49と雄
形ハウジング50との結合保持をしている。
【0029】そして、上述のごとくして本体側電線59
を接続した接続器44を取付けると共にコンデンサ43
を取付けた電装台40は、前記本体枠31の内部に収容
して、取付孔42を通したねじ70(図2参照)により
例えば前記ケーシング38に取付けており、この状態
で、本体枠31を前記野縁32や横木33に取付けてい
る。なお、図5には電源電線71を本体枠31内に引き
込むために、本体枠31の上部に設けたコードブッシン
グ72を示している。
【0030】次に、上記構成のものの作用を述べる。上
記本体枠31の取付時、天井裏には電源電線71があら
かじめ配線されている。この電源電線71をコードブッ
シング72を通して本体枠31内に引き込み、図1に示
すように、その先端部の絶縁被覆71aを剥いで裸状態
にした導線71bを、上記電装台40の通し孔41か
ら、接続器44の雄形ハウジング50の挿入口64を通
して、該雄形ハウジング50内に挿入する。すると、そ
の挿入された導線71bは、雄形コンタクト54の接続
受部54bと接続コア62の保持爪62aとの間、及び
ばね部62bとの間に進入し、この進入位置で、導線7
1bをばね部62bが雄形コンタクト54の接続受部5
4bに押付けて接続させ、保持爪62aが導線71bに
係合して該導線71bを抜止め状態に保持する。かくし
て、電源電線71が、雄形コンタクト54に接続され、
更に、その雄形コンタクト54に接続された雌形ハウジ
ング49内の雌形コンタクト53を介して、本体側電線
59に接続される。
【0031】なお、上述の本体側電線59に対する電源
電線71の接続後、本体枠31には、該本体枠31を下
方の室に臨ませた図示しない天井の開口部を覆う化粧カ
バー(図示せず)を、前記取付スプリング39のばね力
によって取付ける。
【0032】しかして、こうした取付作業を終えた後、
図示しないスイッチをオン操作すれば、電源電線71か
ら接続器44の雄形コンタクト54及び雌形コンタクト
53、及び本体側電線59を介して図示しないモータが
通電され、送風羽根37が回転駆動される。そして、そ
の駆動された送風羽根37は、本体枠31が臨んだ室の
空気をケーシング38内に吸入し、この吸入した空気を
接続板34のダクト接続筒35及びダクト36を通して
屋外に排出する。
【0033】さて、このような使用状況で、換気扇の点
検、修理の必要を生じたとき、電気的安全性のため、ま
ず電源電線71と本体側電線59との接続を解除する必
要があることから、図2に示すように、ねじ70を外し
て電装台40を電源電線71及び本体側電線59ととも
に室内に引き出す。次いで、接続器44のフック69の
操作部69aを指先で押して、該フック69をフック掛
け部68から外し、雄形ハウジング50を雌形ハウジン
グ49から引き離す。すると、雄形ハウジング50の差
込部52が雌形ハウジング49の差込受部51から引き
抜かれ、雄形コンタクト54の差込部56が雌形コンタ
クト53の差込受部55から引き抜かれて、それらの接
続が、ひいては本体側電線59に対する電源電線71の
接続が解除される。従って、この後、換気扇の必要な点
検、修理を行えば良い。
【0034】又、その点検、修理を行った後、雄形ハウ
ジング50の差込部52を電装台40の通し孔41から
雌形ハウジング49の差込受部51に挿入すれば、前述
のように、雄形コンタクト54の差込部56が雌形コン
タクト53の差込受部55に挿入されて、それら雌形コ
ンタクト53及び雄形コンタクト54の接続、ひいては
本体側電線59に対する電源電線71の接続がなされ
る。又、このとき、フック69をフック掛け部68に係
合させることにより、雌形ハウジング49に対する雄形
ハウジング50の結合保持、ひいては上記本体側電線5
9に対する電源電線71の接続保持がなされる。
【0035】このように本構成のものでは、本体側電線
59に対する電源電線71の接続の解除が、接続器44
の雄形ハウジング50を雌形ハウジング49から引き外
すことによってできるもので、その引き外した状態で
は、電源電線71は接続コア62の保持爪62aによっ
て雄形コンタクト54に接続保持された状態のままであ
り、導線71bは図2に示すように雄形ハウジング50
により覆われ続ける。
【0036】従って、電源電線71の導線71bが従来
のもののように裸状態でむき出しになることはなく、作
業者が感電をする危険性はない。よって、その電源電線
71の導線71bを絶縁テープで巻く等の絶縁処理をす
る必要もなく、配電盤のブレーカをオフさせるなど、電
源を元から遮断する必要もなくて、それらの作業を省く
ことができる。又、この場合、電源を元から遮断する必
要がないことから、室内の照明も消えることはなく、明
るい状況で換気扇の点検、修理の作業ができるものであ
り、作業しやすくできる。
【0037】更に、本体側電線59に対する電源電線7
1の接続を解除する作業自体、接続器44の雄形ハウジ
ング50を雌形ハウジング49から引き外すだけのこと
でできるもので、従来の、接続器2のリリースボタン2
2をドライバー25により強く押し込みつつ、電源電線
12を引き抜くというような厄介な作業を必要とせず、
作業性を良くすることができる。
【0038】加えて、本構成のものの場合、接続コア6
2は、前記保持爪62aとともにばね部62bを有し、
このばね部62bによって電源電線71の導線71bを
雄形コンタクト54に押付け接続するようにしている。
これにより、雄形コンタクト54に対する電源電線71
の接続がより確実にでき、その接続状態での電源電線7
1の保持も、より確実にできるので、電源電線71の導
線71bを本体側電線59との接続解除状態で雄形ハウ
ジング50によって覆い続けるということがより確実に
でき、作業者が感電をする危険性を更になくすことがで
きる。
【0039】又、雌形コンタクト53と雄形コンタクト
54は、引掛爪57,58を有し、それぞれ、雌形ハウ
ジング49及び雄形ハウジング50への挿入により、そ
の引掛爪57,58を雌形ハウジング49の内面及び雄
形ハウジング50の内面に引掛けさせて固定している。
これにより、雌形コンタクト53及び雄形コンタクト5
4をそれぞれ雌形ハウジング49内及び雄形ハウジング
50内に挿入するだけでそれらの固定ができ、組立てを
容易にできる。
【0040】この場合、雄形コンタクト54について
は、電源電線71が引張られたとき、接続コア62を介
して雄形コンタクト54も雄形ハウジング50から引き
抜かれようとするが、これを引掛爪58が阻止する。よ
って、雄形コンタクト54が引き抜かれず、更には、電
源電線71の導線71bがその雄形コンタクト54とと
もに引き抜かれるということもない。このため、電源電
線71の導線71bは、本体側電線59との接続解除状
態でも、雄形コンタクト54とともに雄形ハウジング5
0により覆われ続けるものであり、かくして、作業者が
感電をする危険性を更になくすことができる。
【0041】更に、本構成のものの場合、開口部48を
有する取付金具47を具え、雌形ハウジング49を、そ
の取付金具47の開口部48に挿入して係合させること
により、該取付金具47に固定している。これにより、
雌形ハウジング49、ひいては接続器44の全体を、電
装台40から絶縁上必要な所定の離間距離をおいて固定
でき、より安全ならしめ得る。又、取付金具47に対す
る雌形ハウジング49の固定自体、該雌形ハウジング4
9を取付金具47の開口部48に挿入するだけのことで
できるもので、組立てを容易にできる。
【0042】そして、雄形ハウジング50にフック69
を有し、このフック69によって、雄形ハウジング50
を雌形ハウジング49との結合状態に保持するようにし
ている。これにより、本体側電線59に対する電源電線
71の接続を解除すべく、雄形ハウジング50を雌形ハ
ウジング49から引き外す折りには、そのフック69を
指先で押してフック掛け部68から外し、そして、その
まま雄形ハウジング50を雌形ハウジング49から引き
離すというだけで良く、本体側電線59に対する電源電
線71の接続の解除がより簡単に良くできる。
【0043】以上に対して、図6ないし図8は本発明の
第2ないし第4実施例を示すもので、それぞれ第1実施
例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ述べる。 [第2実施例]図6に示す第2実施例においては、雌形
ハウジング49が、前述の係合爪66及び衝止突起67
に代わって、取付部81を両側に張出させて有し、この
取付部81を本体枠82にねじ83締めして固定するよ
うにしている。
【0044】又、このものの場合、本体枠82は家屋の
側壁84に取付けた例えば台所用や居間用あるいは浴室
用等の換気扇の本体枠であり、下部にコードブッシング
85を有していて、側壁84の内部に配線した電源電線
86を、そのコードブッシング85を通して本体枠82
内に引き込み、その先端部の絶縁被覆86aを剥いで裸
状態にした導線(図示せず)を雄形ハウジング50内に
挿入して前述同様の接続保持している。
【0045】このようにしても、雌形ハウジング49の
固定が確実にできる。又、このものの場合、雌形ハウジ
ング49の取付けがスペースを取らずどこにでもできる
特長があり、従って、上述のように天井用以外の換気扇
にも所望に適用できる。なお、本発明は、第1実施例の
ものも含めて、電源電線の接続をする電気機器一般に広
く適用できるもので、換気扇に限られるものではない。
【0046】[第3実施例]図7に示す第3実施例にお
いては、雄形ハウジング50内の電源電線71の導線7
1bの周囲部分に、例えばシリコンゴム等のシール剤9
1を注入して充填している。このようにすることによっ
て、電源電線71の接続部分の防水、防湿性を良くする
ことができる。特に、本発明の場合、電源電線71を雄
形ハウジング50内から引き抜くことは基本的にないか
ら、上記雄形ハウジング50内の、接続コア62により
接続保持した電源電線71の周囲部分に対するシール剤
91の注入充填も所望にできるもので、それにより、電
気的安全性を高めることができる。
【0047】[第4実施例]図8に示す第4実施例にお
いては、雄形ハウジング50に、挿入口101を、前述
の挿入口64より延ばし広げて形成し、ここから電源電
線71の導線71bを挿入すると共に、該電源電線71
に、環状に成形した例えばシリコンゴム等から成るシー
ル体102をあらかじめ嵌めておいて、このシール体1
02を雄形ハウジング50内、特に挿入口101内の電
源電線71の周囲部分に挿入して装填している。
【0048】このようにしても、上記第3実施例同様の
作用効果を得ることができ、又、この場合には、電源電
線71を雄形ハウジング50内から引き抜く必要が生じ
たときに、シール体102を取出すことを伴って、その
電源電線71の引き抜きが所望にできる。なお、この場
合には、シール体102が、通常、円形の環状であるか
ら、雄形ハウジング50も円形の筒状であることが好ま
しい。
【0049】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、下記のような
変更が可能である。接続器の一方側及び他方側のハウジ
ングの雌雄形状、並びに一方側及び他方側のコンタクト
の雌雄形状は、ともに逆であっても良い。接続コアのば
ね部はS字状に限られず、C字状など他の形状であって
も良い。フックは他方側のハウジングではなく、一方側
のハウジングに設けられていても良い。電気機器の電装
品は、モータ、コンデンサ以外のものであっても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の電気機器によれば、電
源電線を接続器の他方側のハウジングで覆った状態で本
体側電線との接続から解除できるので、その電源電線の
接続の解除が、電源電線の絶縁処理や電源を元から遮断
する等の余分な作業を必要とすることなく安全にでき
る。しかも、その電源電線の接続解除作業自体、接続器
の他方側のハウジングを一方側のハウジングから引き外
すだけの容易さでできるもので、更に、電源を元から遮
断する必要がないので、室内の照明もついたまま、明る
い状況で機器の点検、修理など、電源電線の接続解除後
の必要な作業ができ、その作業をしやすくできる。
【0051】請求項2の電気機器によれば、接続コアの
ばね部により、他方側のコンタクトに対する電源電線の
接続がより確実にできると共に、その接続状態での電源
電線の保持、ひいては電源電線の導線を本体側電線との
接続解除状態で他方側のハウジングによって覆い続ける
ということも、より確実にできて、作業上の安全性を高
めることができる。
【0052】請求項3の電気機器によれば、一方側のコ
ンタクトと他方側のコンタクトとがそれぞれに有した引
掛爪により、一方側のハウジング及び他方側のハウジン
グに対する一方側のコンタクト及び他方側のコンタクト
の組立て固定が容易にできると共に、他方側のハウジン
グからの電源電線の抜けも、より確実に防止できて、電
源電線の導線を本体側電線との接続解除状態で他方側の
ハウジングによって覆い続けるということがより確実に
でき、作業上の安全性を高めることができる。
【0053】請求項4の電気機器によれば、取付金具に
より、一方側のハウジング、ひいては接続器の全体を絶
縁上必要な所定の離間距離をおいて固定でき、より安全
ならしめ得る。又、取付金具に対する一方側のハウジン
グの固定自体、該一方側のハウジングを取付金具の開口
部に挿入するだけのことででき、組立てを容易にでき
る。
【0054】請求項5の電気機器によれば、一方側のハ
ウジングの両側に張出させた取付部により、該一方側の
ハウジングの固定が確実にできる。又、このものの場
合、一方側のハウジングの取付けがスペースを取らずど
こにでもできる。請求項6の電気機器によれば、他方側
のハウジングが有するフックを外すだけで、一方側のハ
ウジングからの他方側のハウジングの引き外しができ、
本体側電線との電源電線の接続の解除がより簡単にでき
る。
【0055】請求項7の電気機器によれば、他方側のハ
ウジング内における電源電線の接続部分の防水、防湿性
を良くすることができる。請求項8の電気機器によれ
ば、他方側のハウジング内における電源電線の接続部分
の防水、防湿性を良くすることができると共に、電源電
線を他方側のハウジング内から引き抜く必要が生じたと
きにも、それがシール体に邪魔されず所望にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の縦断側面
【図2】電源電線接続解除時状態の全体の、下方から見
た斜視図
【図3】主要部分の斜視図
【図4】主要部分の組立前状態の斜視図
【図5】全体の、上方から見た斜視図
【図6】本発明の第2実施例を示す主要部分の斜視図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図2相当図
【図10】図5相当図
【図11】図1相当図
【符号の説明】
31は本体枠、40は電装台、43はコンデンサ(電装
品)、44は接続器、47は取付金具、48は開口部、
49は雌形ハウジング(一方側のハウジング)、50は
雄形ハウジング(他方側のハウジング)、53は雌形コ
ンタクト(一方側のコンタクト)、54は雄形コンタク
ト(他方側のコンタクト)、54bは接続受部、57,
58は引掛爪、59は本体側電線、59bは導線、62
は接続コア、62aは保持爪、62bはばね部、66は
係合爪、68はフック掛け部、69はフック、71は電
源電線、71bは導線、81は取付部、82は本体枠、
86は電源電線、91はシール剤、102はシール体を
示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠にモータ等の電装品を具え、この
    電装品に接続した本体側電線と電源電線とを接続器を介
    して接続するものにおいて、 その接続器を、 一方側のコンタクトを内設し、この一方側のコンタクト
    に前記本体側電線を接続した一方側のハウジングと、 前記一方側のコンタクトに挿脱可能に接続される他方側
    のコンタクトを内設すると共に、保持爪を有する接続コ
    アを内設した他方側のハウジングとにより構成し、 その他方側のコンタクトと接続コアとの間に前記電源電
    線を挿入して前記保持爪により抜止め状態に接続保持す
    るようにしたことを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 接続コアが、保持爪とともにばね部を有
    し、このばね部によって電源電線を他方側のコンタクト
    に押付け接続することを特徴とする請求項1記載の電気
    機器。
  3. 【請求項3】 一方側のコンタクトと他方側のコンタク
    トが、引掛爪を有し、それぞれ、一方側のハウジング及
    び他方側のハウジングへの挿入により、その引掛爪を一
    方側のハウジングの内面及び他方側のハウジングの内面
    に引掛けさせて固定したことを特徴とする請求項1記載
    の電気機器。
  4. 【請求項4】 開口部を有する取付金具を具え、一方側
    のハウジングが、その取付金具の開口部に挿入して係合
    することにより、該取付金具に固定されたことを特徴と
    する請求項1記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 一方側のハウジングが、取付部を両側に
    張出させて有し、この取付部で固定されることを特徴と
    する請求項1記載の電気機器。
  6. 【請求項6】 一方側のハウジングと他方側のハウジン
    グとのうちの一方がフックを有し、このフックによって
    他方を結合状態に保持することを特徴とする請求項1記
    載の電気機器。
  7. 【請求項7】 他方側のハウジングが、収容した電源電
    線の周囲部分にシール剤を注入して充填することを特徴
    とする請求項1記載の電気機器。
  8. 【請求項8】 他方側のハウジングが、収容した電源電
    線の周囲部分に、環状に成形したシール体を挿入して装
    填することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112621A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Panasonic Corp 換気装置
CN107435835A (zh) * 2017-04-19 2017-12-05 惠州秀鸿科技有限公司 一种即插即用式节能照明设备

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