JPH11125261A - 軸受支持構造 - Google Patents

軸受支持構造

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JPH11125261A
JPH11125261A JP28806397A JP28806397A JPH11125261A JP H11125261 A JPH11125261 A JP H11125261A JP 28806397 A JP28806397 A JP 28806397A JP 28806397 A JP28806397 A JP 28806397A JP H11125261 A JPH11125261 A JP H11125261A
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JP
Japan
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bearing
opposed
mounting stay
bearing support
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP28806397A
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English (en)
Inventor
Masashi Osuga
正史 大須賀
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造の簡素化を図れるとともに、耐久性の高
い軸受支持構造を提供する。 【解決手段】 軸受32を内嵌支持する軸受保持部33
と、該軸受保持部33に連設される取付用ステー35A
とにより軸受支持具31Aを構成した軸受支持構造であ
って、前記軸受保持部33を前記軸受32の軸芯方向で
半割りとなるリング状に構成し、相対向する前記軸受保
持部33により前記軸受32を挟持するように一対の軸
受支持具31Aを相対向させるとともに、このときの各
軸受支持具31Aの前記取付用ステー35Aを、側面視
で互いの取付用ステー35Aが交差するように対向相手
の軸受支持具31側に延出し、各軸受支持具31Aを、
相対向する前記軸受保持部33間の中間における仮想平
面を通る軸芯を中心として対称となる同一形状に構成し
てある軸受支持構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動軸等を軸受す
るための軸受を内嵌支持する軸受保持部と、該軸受保持
部に連設される取付用ステーとにより軸受支持具を構成
した軸受支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸受支持構造としては、
鋳物加工されたブロック部材に、軸受部と、機体固定部
に取り付けるための取付用ステーとを設けて軸受支持具
を構成したものが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、鋳物加工したものをさらに軸
受するための切削や研削加工を行う必要があるから、そ
の製造工数が多くて手間がかかるとともに、コスト面で
高いものとなるという課題を有していた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、製造の簡素化を図れるとともに、耐久性の高
い軸受支持構造を提供することをを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる軸受支持構造は、
軸受を内嵌支持する軸受保持部と、該軸受保持部に連設
される取付用ステーとにより軸受支持具を構成した軸受
支持構造であって、前記軸受保持部を前記軸受の軸芯方
向で半割りとなるリング状に構成し、相対向する前記軸
受保持部により前記軸受を挟持するように一対の軸受支
持具を相対向させるとともに、このときの各軸受支持具
の前記取付用ステーを、側面視で互いの取付用ステーが
交差するように対向相手の軸受支持具側に延出し、各軸
受支持具を、相対向する前記軸受保持部間の中間におけ
る仮想平面を通る軸芯を中心として対称となる同一形状
に構成してあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、軸受支持具によって軸受を支持するには、一
対の軸受支持具を、その相対向する軸受保持部により軸
受を挟持して、その挟持状態で各取付ステーを機体固定
部に固定することによって行うことになる。そして、各
軸受支持具における取付用ステーは側面視で互いに交差
するようになっているので、取付状態においては、互い
の軸受保持部を引き寄せる側に応力が作用し易いものと
なっており、支持強度が高くなっている。また、相対向
配置する一対の軸受支持具が同一形状となっているの
で、別々の形状のものに構成するよりも経済的である。
また、板金をプレス加工して軸受支持具を得ることもで
きるから、その加工による製造が簡易に行える。さら
に、取付用ステーの軸受保持部に対する姿勢を調節、例
えば取付ステーを折り曲げ角度等を適宜に調節すること
で、軸受の芯合わせが簡易にできる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、同一形状の軸受支持具を利用して軸
受支持するものであるから、その製造コストを低くでき
るとともに、組付作業も簡易にできる。さらに、取付用
ステーを側面視で互いに交差するようにしてあること
で、その取付強度が高いものに維持できる。また、板金
製のものに構成しておくことでプレス加工等による一層
の製造コストの低下を図ることができるとともに、取付
ステーの折り曲げ角度の調節等を行うことで簡易に芯合
わせができる利点もある。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる軸受
支持構造は、請求項1記載のものにおいて、相対向する
前記軸受保持部により前記軸受を挟持するように一対の
軸受支持具を相対向させるときに、側面視で対向相手の
軸受支持具側に延出される取付用ステーとは別に逆向き
に延出される第2取付用ステーを前記軸受保持部に連設
するとともに、相対向する前記軸受保持部により前記軸
受を挟持するように一対の軸受支持具を相対向させると
きに、前記第2取付用ステーが対向相手の軸受支持具の
取付用ステーと重なり合うよう構成してあることを特徴
構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、相対向する軸受保持部により軸受を挟持する
ように一対の軸受支持具を相対向させるときに、側面視
で対向相手の軸受支持具側に延出される取付用ステーと
は別に逆向きに延出される第2取付用ステーを軸受保持
部に連設するとともに、相対向する軸受保持部により軸
受を挟持するように一対の軸受支持具を相対向させると
きに、第2取付用ステーが対向相手の軸受支持具の取付
用ステーと重なり合うよう構成してあるから、両軸受支
持具を機体固定部に固定する際に、取付用ステーと第2
取付用ステーとを重ね合わせた状態で共に固定すること
になる。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、取付用ステーと第2取付用ステーと
を重ねた状態で、つまり2枚重ね状態で軸受支持具を機
体固定部に固定保持できるから、取付強度を高めるとと
もに、軸受支持具自体の強度も高めることができ、軸受
支持具及びその取付構造を耐久性に優れたものにできる
利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1にローントラクタが示され、
1は駆動操向前輪、2は駆動後輪、3はエンジン、4は
操向ハンドル、5は運転座席、6はミッションケース、
7はミッションケース6に装着されるHST(静油圧式
無段変速装置)、8はエンジン3とHST7とを連動連
結する主伝動軸、9は機体フレーム、Mは前後輪間の機
体下腹部に配置されるモーアである。
【0012】ミッションケース6は、リアPTO軸1
0、ミッドPTO軸11、前輪駆動用のDT軸12を突
設するとともに、後車軸13を支承している。DT軸1
2には、前輪1の切れ角が所定以上になると作動する前
輪変速装置14を介して前輪駆動軸15が接続され、こ
の前輪駆動軸15と前輪用デフ機構16の入力軸17と
が、一対の自在継手18,18を両端に備えた中継軸1
9を介して連動連結されている。
【0013】図1に示すように、モーアMは、縦軸芯周
りで回転駆動される刈刃を3枚有したスリーブレード型
であり、左右で中央の刈刃上のハウジング25上面には
入力ギヤボックス22が配置されている。この入力ギヤ
ボックス22の入力軸22aとミッドPTO軸11と
は、自在継手23,23とPTO伝動軸24を介して連
動連結してある。中央の刈刃は、機体の左右中心に対し
て若干左側にオフセットするようにモーアMを配置して
あり、左旋回走行における際刈り性能を高めてある。
【0014】モーアMを駆動昇降させる昇降リンク機構
は、前部の支点Pで機体フレーム9に枢支された揺動ア
ーム26,26と、揺動アーム26後端部に連結される
リフトリンク27,27と、リフトリンク27,27と
油圧シリンダ28とを連動させるリフトアーム29と、
機体前端部に枢支される支持アーム30,30とで構成
されている。支持アーム30,30後端をハウジング5
前部に枢支し、かつ、揺動アーム26,26の後部をハ
ウジング25後部に枢支してあり、図2に示すように、
油圧シリンダ28の伸縮作動によってモーアMを平行に
昇降できるようにしてある。
【0015】図1乃至図4に示すように、前記前輪駆動
軸15は、前端の自在継手18近くにおいて回動自在に
軸支している。その軸支は、前記機体フレーム9に対し
てボルト連結された軸受支持体31に保持された軸受と
してのベアリング32によってなされている。詳述する
と、軸受支持体31は、板金部材をプレス加工した前後
一対の同一形状の軸受支持具31A,31Aによって構
成されているのであって、各軸受支持具31Aには、ベ
アリング32のアウターレース32Aをそれぞれ前半側
と後半側とでそれぞれ挟持するように、ベアリング32
を保持する軸受保持部33を形成しているとともに、こ
の軸受保持部33の外周にフランジ部34を形成してい
る。そして、フランジ部34の上端には、前後に互いに
齟齬する向きに延出されるように取付用ステー35Aと
第2取付用ステー35Bとを連設している。すなわち、
取付用ステー35Aと第2取付用ステー35Bとは、各
軸受支持具31Aに左右一対設けられているとともに、
軸受保持部33においてベアリング32を保持する面の
背面がわからの方向視で右側に位置する取付用ステー3
5Aは、前方上方へ向けて斜めにフランジ部34の上端
より延出し、左側に位置する第2取付用ステー35B
は、後方上方へ向けて斜めにフランジ部34の上端より
延出している。従って、ベアリング32を軸受保持部3
3に前後に挟持するように保持した状態では、対応する
取付用ステー35Aと第2取付用ステー35Bとが上下
に重なることになり、その重なった状態で端部をボルト
36,36で機体フレーム9に締結固定することにな
る。尚、相対向する軸受保持部33,33によりベアリ
ング32を挟持するように一対の軸受支持具31A,3
1Aを相対向させるときに、相対向する軸受保持部3
3,33間の中間における仮想平面を通る軸芯(図示し
ないがこの実施の形態では上下方向に沿う軸芯)を中心
として対称となる同一形状に、両軸受支持具31A,3
1Aを構成している。又、図2乃至図4に示すように、
各フランジ部34,34同士もボルト37,37,37
及びナット38,38,38で締結固定する。
【0016】〔別の実施の形態〕 上述の実施の形態では、単一の軸受支持具に取付用
ステーと第2取付用ステーとを設けたものを示したが、
単一の軸受支持具に取付用ステーのみ備える構成にして
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローントラクタの側面図
【図2】軸受支持具等を示す縦断側面図
【図3】軸受支持具等を示す縦断正面図
【図4】軸受支持具を示す分解斜視図
【符号の説明】
31A 軸受支持具 32 軸受 33 軸受保持部 35A 取付用ステー 35B 第2取付用ステー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受を内嵌支持する軸受保持部と、該軸
    受保持部に連設される取付用ステーとにより軸受支持具
    を構成した軸受支持構造であって、前記軸受保持部を前
    記軸受の軸芯方向で半割りとなるリング状に構成し、相
    対向する前記軸受保持部により前記軸受を挟持するよう
    に一対の軸受支持具を相対向させるとともに、このとき
    の各軸受支持具の前記取付用ステーを、側面視で互いの
    取付用ステーが交差するように対向相手の軸受支持具側
    に延出し、各軸受支持具を、相対向する前記軸受保持部
    間の中間における仮想平面を通る軸芯を中心として対称
    となる同一形状に構成してある軸受支持構造。
  2. 【請求項2】 相対向する前記軸受保持部により前記軸
    受を挟持するように一対の軸受支持具を相対向させると
    きに、側面視で対向相手の軸受支持具側に延出される取
    付用ステーとは別に逆向きに延出される第2取付用ステ
    ーを前記軸受保持部に連設するとともに、相対向する前
    記軸受保持部により前記軸受を挟持するように一対の軸
    受支持具を相対向させるときに、前記第2取付用ステー
    が対向相手の軸受支持具の取付用ステーと重なり合うよ
    う構成してある請求項1記載の軸受支持構造。
JP28806397A 1997-10-21 1997-10-21 軸受支持構造 Pending JPH11125261A (ja)

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