JPH11125211A - ゴムダンパ及びロッドレスシリンダのクッション装置 - Google Patents

ゴムダンパ及びロッドレスシリンダのクッション装置

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JPH11125211A
JPH11125211A JP30666497A JP30666497A JPH11125211A JP H11125211 A JPH11125211 A JP H11125211A JP 30666497 A JP30666497 A JP 30666497A JP 30666497 A JP30666497 A JP 30666497A JP H11125211 A JPH11125211 A JP H11125211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部移動体を静粛に停止させるゴムダンパを
得る。 【解決手段】 外部ゴムダンパ80に外側移動体26が
衝接するとき、先ず、第1衝接突起80bに衝接してこ
れを撓ませることで、外側移動体26の衝突エネルギの
一部を吸収する。その後に第2衝接突起80aに外側移
動体26が衝接して、残る衝突エネルギを吸収する。2
段階でクッションが作用することにより、従来、一度に
クッションを効かせていたものに比べて、停止ショック
が極めて小さくなり、外側移動体26が停止時にはずん
だりすることがなく静粛に停止され、停止位置精度が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置により移
動する外側移動体をクッション停止させるためのゴムダ
ンパ及びそれを利用したロッドレスシリンダのクッショ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動装置として例示するロッドレ
スシリンダ100のクッション装置として、図5に示す
ように、シリンダチューブ101の端部をエンドキャッ
プ102で塞ぎ、シリンダチューブ101内をチューブ
軸線に沿って移動するピストン(内側移動体)の動きを
シリンダチューブ101の長手方向スリットを介して外
側移動体105に伝え、スリットはシールバンド(個々
では外側シールバンド106のみを示しているが)で塞
がれており、エンドキャップ102には、外側移動体1
05側に向いて外部ゴムダンパ103が設けてあるもの
が知られている。この外部ゴムダンパ103の外側移動
体105との衝接部分は、複数の衝接突起104から成
っており、各衝接突起104の前面が同一面内に位置す
るように、衝接突起104の突出量は一定となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記では、ピストンの
移動により外側移動体が所定の速度で左行又は、右行す
して、そのストロ−クエンド付近で外部ゴムダンパの衝
接部分に衝接して止まるときには、外側移動体は全ての
衝接突起の前面に同時に(一斉に)衝接して止められる
ので、衝接突起の弾性による衝撃吸収効果はあるものの
停止時のショックが大きく、外側移動体を静粛に止める
ことができず、外側移動体により搬送されるワークその
他の搬送物の位置決め精度を高く保てないおそれがあっ
た。
【0004】そこで、本発明の課題は、外側移動体をそ
のストロ−クエンドで止めるときにショックを極めて小
さく出来るゴムダンパ及び、そのゴムダンパを利用した
ロッドレスシリンダのクッション装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、
本願では、駆動装置により駆動される外側移動体と衝接
して外側移動体をクッション停止させるゴムダンパであ
って、外側移動体との衝接部分が複数の衝接突起から構
成されており、前記衝接突起の外側移動体側への突出量
が異なっていることを特徴とする(請求項1)。また、
本願では、両端を端部材で塞がれたシリンダチュ−ブ内
側のピストンの動きを、チュ−ブ外側の外側移動体に伝
達するロッドレスシリンダにおいて、端部材に外側移動
体と衝接する外部ダンパを設け、その外部ダンパは、請
求項1記載の構造のゴムダンパであることを特徴とする
(請求項2)。具体的には、衝接突起は、突出量の大き
な第1衝接突起と、突出量の小さな第2衝接突起とから
成り(請求項3)、外側移動体の幅方向中心に対して対
称に第1衝接突起を設け、その外側に複数の第2衝接突
起を前記幅方向中心に対して対称に設けて成る(請求項
4)。
【0006】この構成では、外側移動体が衝接部分と衝
接するとき、まず、突出量の大きな衝接突起に衝接し
て、衝突エネルギの一部が吸収され、その後に、突出量
の小さな衝接突起で残りの衝突エネルギが吸収されるの
で、一時に全ての衝突エネルギを吸収しようとする従来
に比べて、ショックを極めて少なくして外側移動体を停
止に導くことが出来る。特に、請求項4のように、第1
衝接突起と第2衝接突起とを対称に設けたものでは、外
側移動体へのクッション作用を外側移動体の幅方向で均
一にでき、ショックの吸収作用が一層効果的である。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。流体(空気)圧作動のロッドレスシリンダ
1を駆動装置とする例で説明する。図1〜4において、
非磁性材料(例えばアルミニウム合金)を押出し、もし
くは、引き抜き成形して成るチュ−ブ(シリンダチュ−
ブ)2は、非円形(長円形)のシリンダ孔2aを有する
と共に、その長手方向全長に亘って、開口部として例示
するスリット3が形成してある。シリンダチュ−ブ2に
は、断面でみて、前記シリンダ孔2aとスリット3の他
に、幅方向左右の側壁外面にシリンダ孔2aと平行に、
端部材取付用の取付溝4とセンサ取付溝5とが形成され
ている。取付溝4は、外方に向く開口部4aを有し、内
側に向けて前記開口部4aより拡がっており、丸孔の一
部が切り欠かれた形状となっている。
【0008】シリンダチュ−ブ2の長手両端部は、端部
材として例示する、チュ−ブ2上面より上方に突出した
形状のエンドキャップ10,11で塞がれ、エンドキャ
ップ10,11間にシリンダ室6を形成している。エン
ドキャップ10とエンドキャップ11とは、左右形状が
対称となっているのみで同様であるから、以下、エンド
キャップ10を示す各図に基づいて説明する。エンドキ
ャップ10(11)とシリンダチュ−ブ2とは、エンド
キャップ10(11)の嵌入軸部12をシリンダガスケ
ット13を介してピストン孔2a端部に嵌入すると共
に、チュ−ブ2のスリット3端部に後述の中間壁部36
の突出部36aがきっちりと嵌合した状態で、自体の捩
じ込みにより下孔に雌ねじを形成して締結されるタッピ
ンねじ(例えばJIS(日本工業規格)B−1122に
規定されているような)14を、前記端部材取付用の取
付溝4の端部に捩じ込むことにより、エンドキャップ1
0(11)のチュ−ブ2に対する幅方向位置を決めて結
合されている。この結合構成により、端部材取付用の取
付溝4の端部には、予め雌ねじを形成する必要がなく、
加工工数を少なくできる。タッピンねじ14による結合
個所は、エンドキャップ10(11)の側面に形成され
ている流体給排ポ−ト15との関係で、エンドキャップ
10(11)について各3か所である。
【0009】シリンダ室6は、両端にピストンエンド2
1を有する内側移動体としてのピストン20により前後
シリンダ室6A,6Bに区画されている。ピストン20
において、ピストンパッキン21aを備えたピストンエ
ンド21,21の中間部のピストン本体20aには、前
記スリット3を貫通する力伝達部材(ピストンヨ−ク)
22が一体成形されている。その力伝達部材22は、チ
ュ−ブ2外側において左右に拡がり、外側移動体の本体
部材としてのピストンマウント23となっている。ピス
トンマウント23は、幅方向左右壁23a,23bの前
後が前後壁23c,23dで連続した環状となってお
り、後述の外シ−ルバンド31の通過する、前壁23c
からピストンヨ−ク22上方を経て後壁23dに至る間
のバンド通過空間24を樹脂材料から成るカバ−部材2
5で塞いで外側移動体26を構成している。これらのピ
ストン本体20a、力伝達部材22、ピストンマウント
23とは全体がアルミニウム合金から成る単一部材とな
っている。ピストンマウント23の下端外側には、全周
に亘ってスクレ−パ28が取り付けられ、シリンダチュ
−ブ2の上面(スリット開口方向側外面)とピストンマ
ウント23の下面との間の隙間からの塵埃侵入を防止し
ている。
【0010】エンドキャップ10(11)は、軽量化、
また、低コスト化のために、プラスチックなどの合成樹
脂材の成形品である。エンドキャップ10(11)に
は、内外シ−ルバンド30,31と対応して、中間壁部
36の上下にバンド嵌入孔32,33が形成されてい
る。各嵌入孔32,33は、その左右幅が、対応する内
外シ−ルバンド30,31がきっちり嵌まり込んで各シ
−ルバンド30,31の左右位置を位置決めできるよう
に適合させてあってもよいが、この実施形態では、バン
ド幅より充分大きくしてある。また、内シ−ルバンド3
0用のバンド嵌入孔32の高さは、内シ−ルバンド30
の厚みよりも充分大きな高さになっており、内外シ−ル
バンド30,31で上下を挟まれた空間Sと連通してい
る。バンド嵌入孔32に連続して、エンドキャップ10
(11)の外部空間と連通する連通孔34がエンドキャ
ップ10(11)に設けてある。エンドキャップ10
(11)には、前記上側のバンド嵌入孔33の上側か
ら、前記中間壁部36、及び前記下側のバンド嵌入孔3
2の下側にまたがって、ピン孔38が形成されている。
【0011】スリット3を内側と外側から塞ぐ内外シ−
ルバンド30,31は、前記ピストンヨ−ク22の上下
を通ってその両端が各エンドキャップ10(11)に達
している。内外シ−ルバンド30,31は、厚みの薄い
可撓性バンドであり、例えばスチ−ルバンドなどの磁性
材料から成る。内外シ−ルバンド30,31は周知のよ
うに、スリット3の幅より広い幅を有している。シ−ル
バンド30の長手両端には、前記エンドキャップ10
(11)の各ピン孔38と対応する位置に取付孔が形成
してある。シ−ルバンド31の長手両端には、前記エン
ドキャップ10(11)の各ピン孔38と対応する位置
に取付孔が形成してある。各シ−ルバンド30,31
は、それらの両端を前記対応するバンド嵌入孔32,3
3に嵌め込み、シ−ルバンド30,31の取付孔と、エ
ンドキャップ10(11)のピン孔38とを一致させた
状態で、外方から取付ピン39をピン孔38に嵌め込ん
で、エンドキャップ10(11)に連結される。さらに
取付ピン39を抜け止めするカバ−56をエンドキャッ
プ10(11)に着脱自在に嵌め込む。ピン孔38と取
付ピン39との嵌め込み状態は、指で押し込み、かつ、
指でつまんで抜くことのできる程度の嵌め込み状態であ
るのが好ましい。
【0012】これらの内外シ−ルバンド30,31を吸
着するための磁石45が、チュ−ブ2外面において、ス
リット3両側に長手に沿って配置されている。ピストン
ヨ−ク22を通過している部分を除いて、内シ−ルバン
ド30は、その磁気吸着力とシリンダ室6に加わる流体
圧力によりスリット3を内側から塞ぎ、また、外シ−ル
バンド31は前記磁気吸着力によりスリット3を外側か
ら塞ぐ。
【0013】エンドキャップ10(11)のチュ−ブ2
への嵌入軸部12の先端には、ピストン20の端部とピ
ストンストロ−クエンドで衝接する内部ゴムダンパ70
が設けてある。内部ゴムダンパ70を嵌入軸部12の先
端に接着等で固定することで嵌入軸部12と内部ゴムダ
ンパ70の間にシリンダガスケット13を保持するシリ
ンダガスケット保持溝16を構成する。エンドキャップ
10(11)側面に設けた給排ポ−ト15からの流体
は、エンドキャップ10(11)の給排孔71及び、内
部ゴムダンパ70の中心に設けた給排孔72を介して、
対応するシリンダ室6に給排され、これによりピストン
20即ち外側移動体26が左右移動する。内部ゴムダン
パ70には、ピストン20と対向する前端面70aにダ
ンパ挿入孔70bが設けられている。そのダンパ挿入孔
70bから棒状の突起部70cが左右に一対ピストン2
0方向に突出している。ダンパ挿入孔70bは棒状の突
起部70cの径より太径であり、その大きさは突起部7
0cが所定の軸方向圧縮力を受けた時に、突起部70c
が軸方向にたわみ、かつ、その太さが径方向に拡開した
ときにダンパ挿入孔70bに突起部70cが収まる大き
さであり、内部ゴムダンパ70は突起部70cが軸方向
にたわみ易くするために、反発性の比較的低い材質であ
るニトリルゴムが好ましい。
【0014】エンドキャップ10(11)の外側移動体
26(ピストンマウント23)と対応する軸方向内側に
は、外側移動体26のストロ−クエンドで外側移動体2
6の前壁23c(後壁23d)と衝接して外側移動体2
6及びその上のワ−ク荷重による運動エネルギとシリン
ダ推力による付加エネルギを吸収するための外部ゴムダ
ンパ80が設けてある。外部ゴムダンパ80の外側移動
体26に向く側は、外側移動体26との衝接部分80A
となっている。その衝接部分80Aは、外側移動体26
に向けての突出量が大きな第1衝接突起80bと、突出
量が第1衝接突起80bより少し短い第2衝接突起80
aとから構成されている。これら第1、第2衝接突起8
0a,bは、外側移動体26の幅方向中心線L上に、1
つの第2衝接突起80aが配置され、その幅方向両側
に、前記中心線Lに対して対称に、前記中心線上の第2
衝接突起80aと隙間を有して一対の第1衝接突起80
bが配置され、さらにそれらの第1衝接突起80bの幅
方向外側に、複数の第2衝接突起80aがこれも前記中
心線Lに対して対称となるように、隣合った突起との間
に隙間を持って並設されている。衝接部分80Aの背面
には幅方向位置決めのための左右一対の凸部80cがエ
ンドキャップ10(11)の凹部80dに嵌まり込んで
いる。又、外部ゴムダンパ80の幅方向下端部は軸方向
内側に伸びた伸長部分81に形成され、その伸長部分8
1の先端に嵌め込み部82が設けてあり、外部ゴムダン
パ80の背面をエンドキャップ10(11)に当て付け
た状態でチュ−ブ2外面の取付溝4に嵌め込み部82を
嵌め込むと、ちょうどタッピンねじ14の先端より軸方
向内方位置にその嵌め込み部82が位置し、エンドキャ
ップ10(11)をチュ−ブ2端に固定する夫々上側2
本のタッピンねじ14が覆われて外部から見えなくなる
ようになっている。このように外部ゴムダンパ80は、
背面の凸部80cをエンドキャップ10(11)の凹部
80dに嵌め込み、嵌め込み部82を取付溝4に嵌め込
んで、チューブ外側において、エンドキャップ10(1
1)に取付られるから、取付、取外しが極めて簡便であ
る。
【0015】ピストンマウント23上にワークその他の
被搬送物による荷重をかけてピストン20が所定の速度
で左行、又は、右行すると、そのストロークエンド付近
で、先ず、ピストン20が内部ゴムダンパ70に当接し
始め、ピストン20による軸方向推力と、前記荷重によ
る運動エネルギが内部ゴムダンパ70に作用し始める。
すると、棒状の突起部70cは軸方向に圧縮されつつそ
れと直交する方向(径方向)に拡開する。突起部70c
を棒状としたことで、その荷重を受ける面積に対する長
さの割合が大きくなり、軸方向の撓みが大きくなる。そ
して、この撓みで生じる拡開変位は突起部70cとダン
パ挿入孔70bとの間に径方向の隙間があるので、突起
部70cがダンパ挿入孔70bに圧接するまで容易に変
形する。軸方向の撓みが大きいことにより、長いクッシ
ョンストロークとなるから、ピストン20は停止までの
制動距離が長くなり、その結果、ピストン20にかかる
加速度が小さくなり、ピストン20を滑らかに停止させ
ようとする。そして、突起部70cの拡開がダンパ挿入
孔70bで規制されると突起部70cの軸方向撓みも規
制され、突起部70cの撓みによりピストン20は前記
エネルギを吸収されつつ、内部ゴムダンパ70の前端面
70aに衝接する。
【0016】内部ゴムダンパ70の前端面70aにピス
トン20が衝接するタイミングと相前後して、外部ゴム
ダンパ80に外側移動体26が衝接し始め、ピストン2
0,外側移動体26の停止に向けて、残ったエネルギを
吸収する。外部ゴムダンパ80に外側移動体26が衝接
するとき、先ず、第1衝接突起80bに衝接してこれを
撓ませることで、前記残ったエネルギの一部を吸収す
る。そして、その後に第2衝接突起80aに外側移動体
26が衝接して、残るエネルギーを吸収する。このよう
に外部ゴムダンパ80において、複数段階(本実施形態
では2段階)でクッションが作用することにより、従
来、一度にクッションを効かせていたものに比べて、停
止ショックが極めて小さくなり、外側移動体26が停止
時にはずんだりすることがなく静粛に停止され、停止位
置精度が向上する。また、外側移動体26(ピストンマ
ウント23)の前壁23cが、その前壁23cと略同じ
高さ位置で設けた外部ゴムダンパ80に衝接するから、
ピストンマウント23上の荷重により近い位置で荷重に
よる運動エネルギを負荷する結果、荷重が偏荷重として
作用する度合いを極めて小さくでき、ピストンヨーク2
2に動的曲げモーメントが加わることを少なくでき、ま
た、ピストンマウント20との衝接音も極めて小さくな
る。
【0017】尚、本件請求項1のゴムダンパは、例え
ば、ロッドシリンダを駆動装置として、そのシリンダ本
体から出没するピストンロッドに連結されて、シリンダ
装置の外側で進退移動するようになっている外部駆動体
のストロークエンドで、外側移動体と衝接するように使
用してもよい。また、ロッドレスシリンダもスリットチ
ューブ形式のものに限らず、外側移動体が別のガイドレ
ールに案内されるようになっているものや、内外移動体
相互がマグネットによる磁気吸着力で結合されているも
のなどであってもよい。また、本願実施形態では、内部
ゴムダンパを備えたロッドレスシリンダで説明したが、
本願では、内部ゴムダンパを備えることは必須要件では
ない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外側移動
体が衝接部分と衝接するとき、まず、突出量の大きな衝
接突起に衝接して、衝突エネルギの一部が吸収され、そ
の後に、突出量の小さな衝接突起で残りのエネルギが吸
収されるので、一時に全てのエネルギを吸収しようとす
る従来に比べて、停止時のショックを極めて少なくして
外側移動体を停止に導くことが出来、停止精度を高める
ことができる。また、ショックが極めて小さいので、ゴ
ムダンパの摩耗、損傷も小さく、寿命が長い利点もあ
る。また、衝接突起としての第1衝接突起と第2衝接突
起とを対称に設けたものでは、外側移動体へのクッショ
ン作用を外側移動体の幅方向で均一にでき、外側移動体
をこじるような偏荷重を生じることがなく、ショックの
吸収作用が一層効果的になる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を実施したロッドレスシリンダの縦断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1のロッドレスシリンダの斜視図である。
【図5】従来のロッドレスシリンダのクッション装置を
示す図である。
【符号の説明】
1 ロッドレスシリンダ 2 チュ−ブ 10エンドキャップ 11エンドキャップ 20ピストン 26外側移動体 80外部ゴムダンパ 80A 衝接部分 80a 第1衝接突起 80b 第2衝接突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により駆動される外側移動体と
    衝接して外側移動体をクッション停止させるゴムダンパ
    であって、外側移動体との衝接部分が複数の衝接突起か
    ら構成されており、前記衝接突起の外側移動体側への突
    出量が異なっていることを特徴とするゴムダンパ。
  2. 【請求項2】 両端を端部材で塞がれたシリンダチュ−
    ブ内側のピストンの動きを、チュ−ブ外側の外側移動体
    に伝達するロッドレスシリンダにおいて、端部材に外側
    移動体と衝接する外部ダンパを設け、その外部ダンパ
    は、外側移動体との衝接部分を複数の衝接突起から構成
    し、それらの衝接突起の外側移動体側への突出量が異な
    っているゴムダンパであることを特徴とするロッドレス
    シリンダのクッション装置。
  3. 【請求項3】 衝接突起は、突出量の大きな第1衝接突
    起と、突出量の小さな第2衝接突起とから成ることを特
    徴とする請求項2記載のロッドレスシリンダのクッショ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 外側移動体の幅方向中心に対して対称に
    第1衝接突起を設け、その外側に複数の第2衝接突起を
    前記幅方向中心に対して対称に設けて成る請求項3記載
    のロッドレスシリンダのクッション装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7565859B2 (en) 2006-04-25 2009-07-28 Smc Corporation Of America Power clamp with kinetic energy control

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7565859B2 (en) 2006-04-25 2009-07-28 Smc Corporation Of America Power clamp with kinetic energy control

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