JPH11124718A - ヘルメット - Google Patents
ヘルメットInfo
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- JPH11124718A JPH11124718A JP28411997A JP28411997A JPH11124718A JP H11124718 A JPH11124718 A JP H11124718A JP 28411997 A JP28411997 A JP 28411997A JP 28411997 A JP28411997 A JP 28411997A JP H11124718 A JPH11124718 A JP H11124718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- helmet
- shell
- bands
- chin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A42—HEADWEAR
- A42B—HATS; HEAD COVERINGS
- A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
- A42B3/04—Parts, details or accessories of helmets
- A42B3/08—Chin straps or similar retention devices
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘルメット後部における装着感を向上するこ
とができるヘルメットを提供する。 【解決手段】 ヘルメット本体1に左,右顎バンド25
L,25Rを設ける。シェル2の後部右側と左顎バンド25
Lとを左側部バンド33により連結し、シェル2の後部左
側と右顎バンド25Rとを右側部バンド32により連結す
る。これら左,右側部バンド33,32をシェル2の後縁下
方で交叉すると共に、この交叉部34を連結する。左,右
側部バンド33,32の後部により後側バンド38を構成した
ものであるから、装着者の後頭部に、左,右側部バンド
33,32の後部が当たるためヘルメット本体1の装着感が
向上する。また、装着時において、ヘルメット本体1の
前側へのずれを防止できる。
とができるヘルメットを提供する。 【解決手段】 ヘルメット本体1に左,右顎バンド25
L,25Rを設ける。シェル2の後部右側と左顎バンド25
Lとを左側部バンド33により連結し、シェル2の後部左
側と右顎バンド25Rとを右側部バンド32により連結す
る。これら左,右側部バンド33,32をシェル2の後縁下
方で交叉すると共に、この交叉部34を連結する。左,右
側部バンド33,32の後部により後側バンド38を構成した
ものであるから、装着者の後頭部に、左,右側部バンド
33,32の後部が当たるためヘルメット本体1の装着感が
向上する。また、装着時において、ヘルメット本体1の
前側へのずれを防止できる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ヘルメットに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヘルメットとして、実公
昭63−153311号公報には、合成樹脂製のシェル
内面に緩衝材製の衝撃吸収ライナを嵌合して帽体を構成
したヘルメットがあり、このヘルメットでは、略V字状
をなす顎バンドの上端をヘルメットの左右側部の前側及
び後側にそれぞれ固着(公報第1図)し、それら左右の
顎バンドの下端に連結用のバックルを設けている。とこ
ろで、このようなヘルメットは、顎バンドがヘルメット
の左右に連結されているため、装着時にヘルメットが前
後方向にずれ易い面があると共に、顎バンドだけでは頭
部の前後におけるフィット感が得られにくい面がある。
このため装着時における頭部前後のフィット感を得るた
めに、ライナの内面にパッドなどを設けている。
昭63−153311号公報には、合成樹脂製のシェル
内面に緩衝材製の衝撃吸収ライナを嵌合して帽体を構成
したヘルメットがあり、このヘルメットでは、略V字状
をなす顎バンドの上端をヘルメットの左右側部の前側及
び後側にそれぞれ固着(公報第1図)し、それら左右の
顎バンドの下端に連結用のバックルを設けている。とこ
ろで、このようなヘルメットは、顎バンドがヘルメット
の左右に連結されているため、装着時にヘルメットが前
後方向にずれ易い面があると共に、顎バンドだけでは頭
部の前後におけるフィット感が得られにくい面がある。
このため装着時における頭部前後のフィット感を得るた
めに、ライナの内面にパッドなどを設けている。
【0003】そこで、実開昭64−7231号公報に
は、ヘルメットの後部下方において、左右の顎バンドを
ベルトにより連結するヘルメットのバンドが提案されて
いるが、このヘルメットのバンドは、その両側を可撓性
を有する顎バンドに連結するものであるから、バンドが
後方に移動すると、顎ベルトが後に引っ張られて装着状
態が不安定になることが予想される。
は、ヘルメットの後部下方において、左右の顎バンドを
ベルトにより連結するヘルメットのバンドが提案されて
いるが、このヘルメットのバンドは、その両側を可撓性
を有する顎バンドに連結するものであるから、バンドが
後方に移動すると、顎ベルトが後に引っ張られて装着状
態が不安定になることが予想される。
【0004】ところで、上記のようなヘルメットでは、
帽体側に持ち手がないため、外したヘルメットの顎バン
ドを持って、吊り下げるようにして持ち運ばれる場合が
あるが、吊り下げた状態で帽体が揺動するため持ち運び
に不便であった。
帽体側に持ち手がないため、外したヘルメットの顎バン
ドを持って、吊り下げるようにして持ち運ばれる場合が
あるが、吊り下げた状態で帽体が揺動するため持ち運び
に不便であった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解消する
ものであり、ヘルメット後部における装着感を向上する
ことができるヘルメットを提供することを目的とする。
ものであり、ヘルメット後部における装着感を向上する
ことができるヘルメットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、合成
樹脂製のシェルの内面に衝撃吸収ライナーを設けたヘル
メット本体を備えたヘルメットにおいて、前記シェルの
後部左右間に、両側をそれら後部左右に連結した後側バ
ンドを設けると共に、この後側バンドと前記シェルの後
縁との間に隙間を設けたものであり、装着者の後頭部に
後側バンドが当たるためヘルメット本体の装着感が向上
し、また、後側バンドは両側がシェルに連結されている
から、シェルに対して後側バンドだけがずれることを抑
制でき、装着時にヘルメット本体1の前側へのずれを防
止できる。さらに、ヘルメットを外した後、隙間に指を
入れ、後側バンドを持ってヘルメット本体を保持するこ
とができる。
樹脂製のシェルの内面に衝撃吸収ライナーを設けたヘル
メット本体を備えたヘルメットにおいて、前記シェルの
後部左右間に、両側をそれら後部左右に連結した後側バ
ンドを設けると共に、この後側バンドと前記シェルの後
縁との間に隙間を設けたものであり、装着者の後頭部に
後側バンドが当たるためヘルメット本体の装着感が向上
し、また、後側バンドは両側がシェルに連結されている
から、シェルに対して後側バンドだけがずれることを抑
制でき、装着時にヘルメット本体1の前側へのずれを防
止できる。さらに、ヘルメットを外した後、隙間に指を
入れ、後側バンドを持ってヘルメット本体を保持するこ
とができる。
【0007】また、請求項2の発明は、前記シェルの後
縁に上方に凹む凹部を形成したものであり、隙間に指を
入れ易くなる。
縁に上方に凹む凹部を形成したものであり、隙間に指を
入れ易くなる。
【0008】さらに、請求項3の発明は、前記ヘルメッ
ト本体に左,右顎バンドを設け、前記シェルの後部右側
と前記左顎バンドとを左側部バンドにより連結し、前記
シェルの後部左側と前記右顎バンドとを右側部バンドに
より連結し、これら左,右側部バンドを前記シェルの前
記後縁下方で交叉すると共に、この交叉部を連結し、こ
の交叉部で連結した前記左,右側部バンドの後部により
前記後側バンドを構成したものであり、装着者の後頭部
に後側バンドが当たるため帽体の装着感が向上し、ま
た、後側バンドがシェルに連結されているから、帽体に
対して後側バンドだけがずれることが抑制される。さら
に、隙間に指を入れ、後側バンドを持ってヘルメット本
体を保持することができる。しかも、左,右側部バンド
に連結する左,右顎バンドを、シェルの後縁下方で交叉
連結して後側バンドを構成したから、別個に後側バンド
を設ける必要がなく、工数及びコストを削減できる。
ト本体に左,右顎バンドを設け、前記シェルの後部右側
と前記左顎バンドとを左側部バンドにより連結し、前記
シェルの後部左側と前記右顎バンドとを右側部バンドに
より連結し、これら左,右側部バンドを前記シェルの前
記後縁下方で交叉すると共に、この交叉部を連結し、こ
の交叉部で連結した前記左,右側部バンドの後部により
前記後側バンドを構成したものであり、装着者の後頭部
に後側バンドが当たるため帽体の装着感が向上し、ま
た、後側バンドがシェルに連結されているから、帽体に
対して後側バンドだけがずれることが抑制される。さら
に、隙間に指を入れ、後側バンドを持ってヘルメット本
体を保持することができる。しかも、左,右側部バンド
に連結する左,右顎バンドを、シェルの後縁下方で交叉
連結して後側バンドを構成したから、別個に後側バンド
を設ける必要がなく、工数及びコストを削減できる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図8は本発明の第1実施
例を示し、ヘルメット本体1は、合成樹脂製の略半球状
シェル2の内面に、発泡スチロール等の緩衝材製衝撃吸
収ライナー3を嵌合してなる。前記衝撃吸収ライナー3
の内面左右には、前後方向の側部クッション材4,4
が、それぞれ前後に設けた面ファスナー5,5により着
脱可能に設けられ、また、衝撃吸収ライナー3の内面上
部には、前後方向の頂部クッション材6が、前後に設け
た面ファスナー7,7により着脱可能に設けられてい
る。
参照して説明する。図1ないし図8は本発明の第1実施
例を示し、ヘルメット本体1は、合成樹脂製の略半球状
シェル2の内面に、発泡スチロール等の緩衝材製衝撃吸
収ライナー3を嵌合してなる。前記衝撃吸収ライナー3
の内面左右には、前後方向の側部クッション材4,4
が、それぞれ前後に設けた面ファスナー5,5により着
脱可能に設けられ、また、衝撃吸収ライナー3の内面上
部には、前後方向の頂部クッション材6が、前後に設け
た面ファスナー7,7により着脱可能に設けられてい
る。
【0010】前記シェル2の外面左右には、前後方向の
溝部11が形成され、この溝部11は、図5に示すように、
左右方向外側に段差状傾斜面12を形成し、この段差状傾
斜面12から左右方向中央側に向かって緩やかな傾斜面13
を形成し、前記溝部11にはシボ14が施されている。ま
た、前記溝部11位置に対応して、前記シェル2の内面に
は、回りの部分より厚い肉厚部15が形成されている。前
記溝部11には、複数のシェル通気孔16が穿設され、この
シェル通気孔16に連通するライナー通気孔17が前記衝撃
吸収ライナー3に穿設されている。前記シェル通気孔16
は前後方向に長い長孔状に形成されており、該シェル通
気孔16の上部には長孔状の段部18を形成し、この段部18
の前側には後方に向かって低くなる傾斜部19を形成して
いる。
溝部11が形成され、この溝部11は、図5に示すように、
左右方向外側に段差状傾斜面12を形成し、この段差状傾
斜面12から左右方向中央側に向かって緩やかな傾斜面13
を形成し、前記溝部11にはシボ14が施されている。ま
た、前記溝部11位置に対応して、前記シェル2の内面に
は、回りの部分より厚い肉厚部15が形成されている。前
記溝部11には、複数のシェル通気孔16が穿設され、この
シェル通気孔16に連通するライナー通気孔17が前記衝撃
吸収ライナー3に穿設されている。前記シェル通気孔16
は前後方向に長い長孔状に形成されており、該シェル通
気孔16の上部には長孔状の段部18を形成し、この段部18
の前側には後方に向かって低くなる傾斜部19を形成して
いる。
【0011】前記シェル2の前側左右に、バンドを取り
付けるための左,右前側透孔21L,21Rが穿設してい
る。また、前記シェル2の後縁に、上方に凹む彎曲状の
凹部22を形成し、この凹部22の両側には、下方に突出す
る突出縁部23が形成され、この突出縁部23位置に対応し
てシェル2に左,右後側透孔24L,24Rを穿設してい
る。前記左,右前側透孔21L,21Rに左,右顎バンド25
L,25Rの上端がそれぞれリベット26によりシェル2の
内面側に連結され、前記左顎バンド25Lの下端側に雌型
連結部材27を設けると共に、この雌型連結部材27に着脱
可能に連結する雄型連結部材28を前記右顎バンド25Rの
下端に設けている。そして、前記左顎バンド25Lは、そ
の下端を前記雌型連結部材27の基端に挿通した後、外側
に折り返し、重ね合せ部分29を縫着して輪部30を形成
し、この輪部30にD型のリング31を設けている。このよ
うに、左顎バンド25Lの下端を外側に折り返すことによ
り、左顎バンド25Lの内側はフラットになる。前記雄型
連結部材28は、先端に一対の弾性爪片28A,28Aを有
し、これら弾性爪片28A,28Aが前記雌型連結部材27内
に弾発的に挿入されて該雌型連結部材27の係止部27A,
27Aに抜止状態で係止し、この抜止状態の弾性爪片28
A,28Aを両側から挟んで間隔を狭めることにより雌型
連結部材27内から抜き取ることができる。
付けるための左,右前側透孔21L,21Rが穿設してい
る。また、前記シェル2の後縁に、上方に凹む彎曲状の
凹部22を形成し、この凹部22の両側には、下方に突出す
る突出縁部23が形成され、この突出縁部23位置に対応し
てシェル2に左,右後側透孔24L,24Rを穿設してい
る。前記左,右前側透孔21L,21Rに左,右顎バンド25
L,25Rの上端がそれぞれリベット26によりシェル2の
内面側に連結され、前記左顎バンド25Lの下端側に雌型
連結部材27を設けると共に、この雌型連結部材27に着脱
可能に連結する雄型連結部材28を前記右顎バンド25Rの
下端に設けている。そして、前記左顎バンド25Lは、そ
の下端を前記雌型連結部材27の基端に挿通した後、外側
に折り返し、重ね合せ部分29を縫着して輪部30を形成
し、この輪部30にD型のリング31を設けている。このよ
うに、左顎バンド25Lの下端を外側に折り返すことによ
り、左顎バンド25Lの内側はフラットになる。前記雄型
連結部材28は、先端に一対の弾性爪片28A,28Aを有
し、これら弾性爪片28A,28Aが前記雌型連結部材27内
に弾発的に挿入されて該雌型連結部材27の係止部27A,
27Aに抜止状態で係止し、この抜止状態の弾性爪片28
A,28Aを両側から挟んで間隔を狭めることにより雌型
連結部材27内から抜き取ることができる。
【0012】前記左後側透孔24Lには、右側部バンド32
の後端32Aがリベット26によりシェル2の内面側に連結
され、前記右後側透孔24Rには、左側部バンド33の後部
33Aがリベット26によりシェル2の内面側に連結され、
これら左,右側部バンド33,32は、前記凹部22の下方で
交叉部34にて交叉し、先端33B,32Bが前記左,右顎バ
ンド25L,25Rの先端側に連結されている。そして、前
記交叉部34において重ね合わせた左,右側部バンド33,
32を、略菱形形状の縫着部35により連結している。ま
た、前記左側部バンド33の前端33Bは、前記輪部30の重
ね合せ部分29の外面に重ね合わされ、このベルトが三重
となった部分を、略方形をなす縫着部36により連結し、
また、前記右側部バンド32の先端32Bは前記右顎バンド
25Rの外面に重ね合わされ、略方形をなす縫着部37によ
り連結されている。そして、前記左,右側部バンド33,
32の後部側と交叉部34とにより、後側バンド38を構成
し、この後側バンド38と前記凹部22との間に隙間39が設
けられる。尚、前記各バンド25L,25R,32,33は、合
成樹脂製の繊維を織った帯であって可撓性を有するもの
が用いられている。
の後端32Aがリベット26によりシェル2の内面側に連結
され、前記右後側透孔24Rには、左側部バンド33の後部
33Aがリベット26によりシェル2の内面側に連結され、
これら左,右側部バンド33,32は、前記凹部22の下方で
交叉部34にて交叉し、先端33B,32Bが前記左,右顎バ
ンド25L,25Rの先端側に連結されている。そして、前
記交叉部34において重ね合わせた左,右側部バンド33,
32を、略菱形形状の縫着部35により連結している。ま
た、前記左側部バンド33の前端33Bは、前記輪部30の重
ね合せ部分29の外面に重ね合わされ、このベルトが三重
となった部分を、略方形をなす縫着部36により連結し、
また、前記右側部バンド32の先端32Bは前記右顎バンド
25Rの外面に重ね合わされ、略方形をなす縫着部37によ
り連結されている。そして、前記左,右側部バンド33,
32の後部側と交叉部34とにより、後側バンド38を構成
し、この後側バンド38と前記凹部22との間に隙間39が設
けられる。尚、前記各バンド25L,25R,32,33は、合
成樹脂製の繊維を織った帯であって可撓性を有するもの
が用いられている。
【0013】次に前記構成につきその作用を説明する
と、ヘルメット本体1を装着する場合、顎の下部で、
雄,雌連結部材28,27を用いて左,右顎ベルト25L,25
Rを連結すると、後側バンド38が装着者の後頭部に当た
り、該後側バンド38がネックパッドの作用をなし、ヘル
メット本体1の後部の装着感が向上する。また、後頭部
に当たる後側バンド38は両側がそれぞれシェル2に連結
されているから、シェル2に対して後側バンド38だけが
ずれることが抑制され、さらに、ヘルメット本体1が後
側バンド38により装着者の後頭部に位置決めされている
から、装着時におけるヘルメット本体1の前方へのずれ
を防止できる。また、後側バンド38とシェル2の凹部22
との間に隙間39を形成しているから、ヘルメット本体1
を持つ場合は、ヘルメット本体1の内側から隙間39に指
を差し入れ、交叉部34箇所を握持してヘルメット本体1
を保持することができる。また、このような略半球状の
シェル2を備えたヘルメット本体1では、シェル2に触
っただけでは、ヘルメット本体の前後方向を確認するこ
とが難しいが、このヘルメット本体1には後側ベルト38
が設けられているため、手探りでもヘルメット本体1の
前後を確認できる。
と、ヘルメット本体1を装着する場合、顎の下部で、
雄,雌連結部材28,27を用いて左,右顎ベルト25L,25
Rを連結すると、後側バンド38が装着者の後頭部に当た
り、該後側バンド38がネックパッドの作用をなし、ヘル
メット本体1の後部の装着感が向上する。また、後頭部
に当たる後側バンド38は両側がそれぞれシェル2に連結
されているから、シェル2に対して後側バンド38だけが
ずれることが抑制され、さらに、ヘルメット本体1が後
側バンド38により装着者の後頭部に位置決めされている
から、装着時におけるヘルメット本体1の前方へのずれ
を防止できる。また、後側バンド38とシェル2の凹部22
との間に隙間39を形成しているから、ヘルメット本体1
を持つ場合は、ヘルメット本体1の内側から隙間39に指
を差し入れ、交叉部34箇所を握持してヘルメット本体1
を保持することができる。また、このような略半球状の
シェル2を備えたヘルメット本体1では、シェル2に触
っただけでは、ヘルメット本体の前後方向を確認するこ
とが難しいが、このヘルメット本体1には後側ベルト38
が設けられているため、手探りでもヘルメット本体1の
前後を確認できる。
【0014】このように本実施例では、請求項1に対応
して、合成樹脂製のシェル2の内面に衝撃吸収ライナー
3を設けたヘルメット本体1を備えたにおいて、シェル
2の後部左右間に、両側をそれら後部左右に連結した後
側バンド38を設けると共に、この後側バンド38とシェル
2の後縁との間に隙間39を設けたものであるから、装着
者の後頭部に後側バンド38が当たるためヘルメット本体
1の装着感が向上し、また、後側バンド38は両側がシェ
ル2に連結されているから、シェル2に対して後側バン
ド38だけがずれることを抑制でき、ヘルメット本体1の
前側へのずれを防止できる。さらに、隙間39に指を入
れ、後側バンド38を持ってヘルメット本体1を安定的に
保持することができる。
して、合成樹脂製のシェル2の内面に衝撃吸収ライナー
3を設けたヘルメット本体1を備えたにおいて、シェル
2の後部左右間に、両側をそれら後部左右に連結した後
側バンド38を設けると共に、この後側バンド38とシェル
2の後縁との間に隙間39を設けたものであるから、装着
者の後頭部に後側バンド38が当たるためヘルメット本体
1の装着感が向上し、また、後側バンド38は両側がシェ
ル2に連結されているから、シェル2に対して後側バン
ド38だけがずれることを抑制でき、ヘルメット本体1の
前側へのずれを防止できる。さらに、隙間39に指を入
れ、後側バンド38を持ってヘルメット本体1を安定的に
保持することができる。
【0015】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、後縁に上方に凹む凹部11を形成したもので
あるから、隙間39に指を入れ易くなる。
に対応して、後縁に上方に凹む凹部11を形成したもので
あるから、隙間39に指を入れ易くなる。
【0016】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、ヘルメット本体1に左,右顎バンド25
L,25Rを設け、シェル2の後部右側と左顎バンド25L
とを左側部バンド33により連結し、シェル2の後部左側
と右顎バンド25Rとを右側部バンド32により連結し、こ
れら左,右側部バンド33,32をシェル2の後縁下方で交
叉すると共に、この交叉部34を連結し、この交叉部34で
連結した左,右側部バンド33,32の後部により後側バン
ド38を構成したものであるから、装着者の後頭部に後側
バンド38が当たるためヘルメット本体1の装着感が向上
し、また、後側バンド38は両側がシェル2に連結されて
いるから、シェル2に対して後側バンド38だけがずれる
ことを抑制でき、ヘルメット本体1の前側へのずれを防
止できる。さらに、隙間39に指を入れ、後側バンド38を
持ってヘルメット本体1を安定的に保持することができ
る。しかも、左,右側部バンド33,32に連結する左,右
顎バンド25L,25Rを、シェル2の後縁下方で交叉連結
して後側バンド38を構成したから、別個に後側バンドを
設ける必要がないと共に、シェル2へ取付け箇所が従来
のV字状の顎バンドと変わらず、工数及びコストを削減
することができる。
3に対応して、ヘルメット本体1に左,右顎バンド25
L,25Rを設け、シェル2の後部右側と左顎バンド25L
とを左側部バンド33により連結し、シェル2の後部左側
と右顎バンド25Rとを右側部バンド32により連結し、こ
れら左,右側部バンド33,32をシェル2の後縁下方で交
叉すると共に、この交叉部34を連結し、この交叉部34で
連結した左,右側部バンド33,32の後部により後側バン
ド38を構成したものであるから、装着者の後頭部に後側
バンド38が当たるためヘルメット本体1の装着感が向上
し、また、後側バンド38は両側がシェル2に連結されて
いるから、シェル2に対して後側バンド38だけがずれる
ことを抑制でき、ヘルメット本体1の前側へのずれを防
止できる。さらに、隙間39に指を入れ、後側バンド38を
持ってヘルメット本体1を安定的に保持することができ
る。しかも、左,右側部バンド33,32に連結する左,右
顎バンド25L,25Rを、シェル2の後縁下方で交叉連結
して後側バンド38を構成したから、別個に後側バンドを
設ける必要がないと共に、シェル2へ取付け箇所が従来
のV字状の顎バンドと変わらず、工数及びコストを削減
することができる。
【0017】また、実施例上の効果として、このような
複数のシェル通気孔16を備えたシェル2の成型では、シ
ェル2の表面を形成する型と通気孔16とを形成する型と
を組合わせて使用し、それら型の継目によりパーティー
ラインが発生するが、予めシェル通気孔16の上部に段部
18を設けることにより、シェル2の表面側における前記
パーティーライン箇所を目立たなくすることができ、さ
らにまた、溝部11にシボ14を施すことにより、一層、前
記パーティーラインが目立たないものとなり、ヘルメッ
ト本体1の外観意匠の向上を図ることができる。また、
左側部バンド33の前端33Bを、輪部30の重ね合せ部分29
の外面に重ね合わせ、このベルトが三重となった部分を
縫着部36により連結したから、輪部30の形成と左側部バ
ンド33との連結を同時に一カ所の縫着部36で行うことが
できる。
複数のシェル通気孔16を備えたシェル2の成型では、シ
ェル2の表面を形成する型と通気孔16とを形成する型と
を組合わせて使用し、それら型の継目によりパーティー
ラインが発生するが、予めシェル通気孔16の上部に段部
18を設けることにより、シェル2の表面側における前記
パーティーライン箇所を目立たなくすることができ、さ
らにまた、溝部11にシボ14を施すことにより、一層、前
記パーティーラインが目立たないものとなり、ヘルメッ
ト本体1の外観意匠の向上を図ることができる。また、
左側部バンド33の前端33Bを、輪部30の重ね合せ部分29
の外面に重ね合わせ、このベルトが三重となった部分を
縫着部36により連結したから、輪部30の形成と左側部バ
ンド33との連結を同時に一カ所の縫着部36で行うことが
できる。
【0018】図9は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、前記左,右側部バ
ンド33,32を重ね合わせた前記交叉部34の外面に、左右
方向の反射テープ40を重ね合わせ、この反射テープ40と
左,右側部バンド33,32とを、略長方形の縫着部35Aに
より連結している。
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、前記左,右側部バ
ンド33,32を重ね合わせた前記交叉部34の外面に、左右
方向の反射テープ40を重ね合わせ、この反射テープ40と
左,右側部バンド33,32とを、略長方形の縫着部35Aに
より連結している。
【0019】このように本実施例では、請求項1,2,
3に対応して、上記第1実施例と同様な作用,効果を有
し、また、この例では、後側バンド38の外面に反射テー
プ40を設けたから、反射テープ40による光の反射により
ヘルメットの視認性が向上する。また、反射テープ40と
左,右側部バンド33,32とを、略長方形の縫着部35Aに
より連結したから、交叉部34における連結と反射テープ
40の取付けとを同時に一カ所の縫着部35Aで行うことが
できる。
3に対応して、上記第1実施例と同様な作用,効果を有
し、また、この例では、後側バンド38の外面に反射テー
プ40を設けたから、反射テープ40による光の反射により
ヘルメットの視認性が向上する。また、反射テープ40と
左,右側部バンド33,32とを、略長方形の縫着部35Aに
より連結したから、交叉部34における連結と反射テープ
40の取付けとを同時に一カ所の縫着部35Aで行うことが
できる。
【0020】図10ないし図12は本発明の第3実施例
を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、
その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、右
顎バンド25Rは、上バンド41と下バンド42とからなり、
その上バンド41をほぼ中央側で略V字になるように折り
返し、その両端を左前側透孔21Rと左後側透孔24Rにリ
ベット26により連結し、前記上バンド41の折返し部分に
連結リング43を設け、この連結リング43の上部において
上バンド41の重ね合わせ部分を直線状の縫着部44により
縫着し、リング43の下部に前記下バンド42を連結し、こ
の下バンド42の下部に前記雄型連結部材28を設けてい
る。また、左顎バンド25Lをほぼ中央側で略V字になる
ように折り返し、その両端を左前側透孔21Lと左後側透
孔24Lにリベット26により連結し、前記左顎バンド25L
の折返し部分に前記雌型連結部材27を設け、この雌型連
結部材27の上部において、下バンド42の重ね合わせ部分
を直線状の縫着部45により縫着している。
を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、
その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、右
顎バンド25Rは、上バンド41と下バンド42とからなり、
その上バンド41をほぼ中央側で略V字になるように折り
返し、その両端を左前側透孔21Rと左後側透孔24Rにリ
ベット26により連結し、前記上バンド41の折返し部分に
連結リング43を設け、この連結リング43の上部において
上バンド41の重ね合わせ部分を直線状の縫着部44により
縫着し、リング43の下部に前記下バンド42を連結し、こ
の下バンド42の下部に前記雄型連結部材28を設けてい
る。また、左顎バンド25Lをほぼ中央側で略V字になる
ように折り返し、その両端を左前側透孔21Lと左後側透
孔24Lにリベット26により連結し、前記左顎バンド25L
の折返し部分に前記雌型連結部材27を設け、この雌型連
結部材27の上部において、下バンド42の重ね合わせ部分
を直線状の縫着部45により縫着している。
【0021】また、前記シェル2の後部左右間には、後
側バンド51が設けられている。この後側バンド51は、左
調整バンド52と右固定バンド53とを備え、この右固定バ
ンド53は、折り返した先端にリング54を設け、重ね合わ
せた基端を前記上バンド41と共にリベット26により右後
側透孔24Rに連結している。また、前記左調整バンド52
は、基端を前記左顎バンド25Lと共にリベット26により
左後側透孔24Lに連結し、前記左調整バンド52の基端側
外面に一方の面ファスナー55を設けると共に、この一方
の面ファスナー55に係止する他方の面ファスナー56を、
該左調整バンド52の先端側外面に設けている。そして、
前記左調整バンド52を内側から前記リング54に挿通して
折り返し、両面ファスナー55,56を係止することにより
後側バンド51の長さ調整が可能となる。尚、前記各バン
ド25L,25R,52,53は、合成樹脂製の繊維を織った帯
であって可撓性を有するものが用いられている。
側バンド51が設けられている。この後側バンド51は、左
調整バンド52と右固定バンド53とを備え、この右固定バ
ンド53は、折り返した先端にリング54を設け、重ね合わ
せた基端を前記上バンド41と共にリベット26により右後
側透孔24Rに連結している。また、前記左調整バンド52
は、基端を前記左顎バンド25Lと共にリベット26により
左後側透孔24Lに連結し、前記左調整バンド52の基端側
外面に一方の面ファスナー55を設けると共に、この一方
の面ファスナー55に係止する他方の面ファスナー56を、
該左調整バンド52の先端側外面に設けている。そして、
前記左調整バンド52を内側から前記リング54に挿通して
折り返し、両面ファスナー55,56を係止することにより
後側バンド51の長さ調整が可能となる。尚、前記各バン
ド25L,25R,52,53は、合成樹脂製の繊維を織った帯
であって可撓性を有するものが用いられている。
【0022】また、前記後側バンド51の内側には柔軟性
を有するクッション材61を設けている。このクッション
材61は、可撓性を有する合成樹脂シートからなる帯体62
の内側に設けられており、この帯体62には、対をなす縦
方向の孔63,63の間に挿通部64を形成すると共に、この
挿通部64は左,中央,右側の3箇所に形成されている。
そして、前記右固定バンド53が、右側の挿通部64の内側
を挿通し、前記左調整バンド52が左側と中央側の挿通部
64,64を挿通し、これにより後側バンド51の内側にクッ
ション材61を装着している。尚、この例では、シェル通
気孔16の外側に、前後方向の細い溝部11Aが形成されて
いる。
を有するクッション材61を設けている。このクッション
材61は、可撓性を有する合成樹脂シートからなる帯体62
の内側に設けられており、この帯体62には、対をなす縦
方向の孔63,63の間に挿通部64を形成すると共に、この
挿通部64は左,中央,右側の3箇所に形成されている。
そして、前記右固定バンド53が、右側の挿通部64の内側
を挿通し、前記左調整バンド52が左側と中央側の挿通部
64,64を挿通し、これにより後側バンド51の内側にクッ
ション材61を装着している。尚、この例では、シェル通
気孔16の外側に、前後方向の細い溝部11Aが形成されて
いる。
【0023】次に前記構成につきその作用を説明する
と、まず、図10に示すように面ファスナー55,56の係
合を解除し、左調整バンド52の先端を引っ張りあるいは
緩めて面ファスナー55,56を係止し、これによりヘルメ
ット本体1の開口部周囲の寸法を調整する。そして、ヘ
ルメットを装着すると、後側バンド51が装着者の後頭部
に当たり、該後側バンド51がネックパッドの作用をな
し、ヘルメット本体1の後部の装着感が向上する。ま
た、後頭部に当たる後側バンド51は両側がそれぞれシェ
ル2に連結されているから、シェル2に対して後側バン
ド38だけがずれることが抑制され、さらに、ヘルメット
本体1が後側バンド51により装着者の後頭部に位置決め
されているから、装着時におけるヘルメット本体1の前
方へのずれを防止できる。また、後側バンド51とシェル
2の凹部22との間に隙間39を形成しているから、ヘルメ
ット本体1を持つ場合は、ヘルメット本体1の内側から
隙間39に指を差し入れ、後側バンド51を握持してヘルメ
ット本体1を保持することができる。また、このような
略半球状のシェル2を備えたヘルメット本体1では、シ
ェル2に触っただけでは、ヘルメット本体の前後方向を
確認することが難しいが、このヘルメット本体1には後
側ベルト38が設けられているため、手探りでもヘルメッ
ト本体1の前後を確認できる。
と、まず、図10に示すように面ファスナー55,56の係
合を解除し、左調整バンド52の先端を引っ張りあるいは
緩めて面ファスナー55,56を係止し、これによりヘルメ
ット本体1の開口部周囲の寸法を調整する。そして、ヘ
ルメットを装着すると、後側バンド51が装着者の後頭部
に当たり、該後側バンド51がネックパッドの作用をな
し、ヘルメット本体1の後部の装着感が向上する。ま
た、後頭部に当たる後側バンド51は両側がそれぞれシェ
ル2に連結されているから、シェル2に対して後側バン
ド38だけがずれることが抑制され、さらに、ヘルメット
本体1が後側バンド51により装着者の後頭部に位置決め
されているから、装着時におけるヘルメット本体1の前
方へのずれを防止できる。また、後側バンド51とシェル
2の凹部22との間に隙間39を形成しているから、ヘルメ
ット本体1を持つ場合は、ヘルメット本体1の内側から
隙間39に指を差し入れ、後側バンド51を握持してヘルメ
ット本体1を保持することができる。また、このような
略半球状のシェル2を備えたヘルメット本体1では、シ
ェル2に触っただけでは、ヘルメット本体の前後方向を
確認することが難しいが、このヘルメット本体1には後
側ベルト38が設けられているため、手探りでもヘルメッ
ト本体1の前後を確認できる。
【0024】このように本実施例では、請求項1に対応
して、合成樹脂製のシェル2の内面に衝撃吸収ライナー
3を設けたヘルメット本体1を備えたヘルメットにおい
て、シェル2の後部左右間に、両側をそれら後部左右に
連結した後側バンド51を設けると共に、この後側バンド
51とシェル2の後縁との間に隙間39を設けたものである
から、装着者の後頭部に後側バンド51が当たるためヘル
メット本体1の装着感が向上し、また、後側バンド51は
両側がシェル2に連結されているから、シェル2に対し
て後側バンド51だけがずれることを抑制でき、ヘルメッ
ト本体1の前側へのずれを防止できる。さらに、隙間39
に指を入れ、後側バンド51を持ってヘルメット本体1を
安定的に保持することができる。
して、合成樹脂製のシェル2の内面に衝撃吸収ライナー
3を設けたヘルメット本体1を備えたヘルメットにおい
て、シェル2の後部左右間に、両側をそれら後部左右に
連結した後側バンド51を設けると共に、この後側バンド
51とシェル2の後縁との間に隙間39を設けたものである
から、装着者の後頭部に後側バンド51が当たるためヘル
メット本体1の装着感が向上し、また、後側バンド51は
両側がシェル2に連結されているから、シェル2に対し
て後側バンド51だけがずれることを抑制でき、ヘルメッ
ト本体1の前側へのずれを防止できる。さらに、隙間39
に指を入れ、後側バンド51を持ってヘルメット本体1を
安定的に保持することができる。
【0025】また、実施例上の効果として、後側バンド
51は左調整バンド52により長さが調整可能であるから、
装着者の頭部寸法の合わせてヘルメット本体1の開口部
寸法を調整することができる。さらに、後側バンド51の
内側にクッション材61を設けたから、後頭部に柔軟な該
クッション材61が当たり、装着感の向上を図ることがで
きる。
51は左調整バンド52により長さが調整可能であるから、
装着者の頭部寸法の合わせてヘルメット本体1の開口部
寸法を調整することができる。さらに、後側バンド51の
内側にクッション材61を設けたから、後頭部に柔軟な該
クッション材61が当たり、装着感の向上を図ることがで
きる。
【0026】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば、実施例においては、交叉部を
縫着により連結したが、接着などにより連結してもよ
く、あるいは面ファスナーや連結具などを用いて着脱可
能に連結してもよい。また、顎バンドの形状は適宜選定
可能である。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば、実施例においては、交叉部を
縫着により連結したが、接着などにより連結してもよ
く、あるいは面ファスナーや連結具などを用いて着脱可
能に連結してもよい。また、顎バンドの形状は適宜選定
可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、合成樹脂製のシェル
の内面に衝撃吸収ライナーを設けたヘルメット本体を備
えたヘルメットにおいて、前記シェルの後部左右間に、
両側をそれら後部左右に連結した後側バンドを設けると
共に、この後側バンドと前記シェルの後縁との間に隙間
を設けたものであり、ヘルメット後部における装着感を
向上することができるヘルメットを提供することができ
る。
の内面に衝撃吸収ライナーを設けたヘルメット本体を備
えたヘルメットにおいて、前記シェルの後部左右間に、
両側をそれら後部左右に連結した後側バンドを設けると
共に、この後側バンドと前記シェルの後縁との間に隙間
を設けたものであり、ヘルメット後部における装着感を
向上することができるヘルメットを提供することができ
る。
【0028】また、請求項2の発明は、前記シェルの後
縁に上方に凹む凹部を形成したものであり、ヘルメット
後部における装着感を向上することができるヘルメット
を提供することができる。
縁に上方に凹む凹部を形成したものであり、ヘルメット
後部における装着感を向上することができるヘルメット
を提供することができる。
【0029】さらに、請求項3の発明は、前記ヘルメッ
ト本体に左,右顎バンドを設け、前記シェルの後部右側
と前記左顎バンドとを左側部バンドにより連結し、前記
シェルの後部左側と前記右顎バンドとを右側部バンドに
より連結し、これら左,右側部バンドを前記シェルの前
記後縁下方で交叉すると共に、この交叉部を連結し、こ
の交叉部で連結した前記左,右側部バンドの後部により
前記後側バンドを構成したものであり、ヘルメット後部
における装着感を向上することができるヘルメットを提
供することができる。
ト本体に左,右顎バンドを設け、前記シェルの後部右側
と前記左顎バンドとを左側部バンドにより連結し、前記
シェルの後部左側と前記右顎バンドとを右側部バンドに
より連結し、これら左,右側部バンドを前記シェルの前
記後縁下方で交叉すると共に、この交叉部を連結し、こ
の交叉部で連結した前記左,右側部バンドの後部により
前記後側バンドを構成したものであり、ヘルメット後部
における装着感を向上することができるヘルメットを提
供することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すヘルメットを後部左
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すヘルメットの背面図
である。
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す左側面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図3のA−A線端面
図である。
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すシェルの溝部の断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す通気孔の図面であ
り、図6(A)は平面図、図6(B)は断面図である。
り、図6(A)は平面図、図6(B)は断面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すヘルメットの底面図
である。
である。
【図8】本発明の第1実施例を示すヘルメットに右側面
図である。
図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すヘルメットを後部左
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例を示すヘルメットを後部
左側から見た斜視図である。
左側から見た斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す面ファスナーの係
止を解除した状態の後側バンド回りの斜視図である。
止を解除した状態の後側バンド回りの斜視図である。
【図12】本発明の第3実施例を示すヘルメットの右側
面図である。
面図である。
2 シェル 3 衝撃吸収ライナー 25L 左顎バンド 25R 右顎バンド 32 右側部バンド 33 左側部バンド 38 後側バンド 39 隙間 51 後側バンド
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製のシェルの内面に衝撃吸収ラ
イナーを設けたヘルメット本体を備えたヘルメットにお
いて、前記シェルの後部左右間に、両側をそれら後部左
右に連結した後側バンドを設けると共に、この後側バン
ドと前記シェルの後縁との間に隙間を設けたことを特徴
とするヘルメット。 - 【請求項2】 前記シェルの後縁に上方に凹む凹部を形
成したことを特徴とする請求項1記載のヘルメット。 - 【請求項3】 前記ヘルメット本体に左,右顎バンドを
設け、前記シェルの後部右側と前記左顎バンドとを左側
部バンドにより連結し、前記シェルの後部左側と前記右
顎バンドとを右側部バンドにより連結し、これら左,右
側部バンドを前記シェルの前記後縁下方で交叉すると共
に、この交叉部を連結し、この交叉部で連結した前記
左,右側部バンドの後部により前記後側バンドを構成し
たことを特徴とする請求項1又は2記載のヘルメット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9284119A JP3019946B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ヘルメット |
TW087212742U TW358327U (en) | 1997-10-16 | 1998-02-21 | Helmet |
KR1019980008607A KR19990036451A (ko) | 1997-10-16 | 1998-03-14 | 헬멧 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9284119A JP3019946B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ヘルメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11124718A true JPH11124718A (ja) | 1999-05-11 |
JP3019946B2 JP3019946B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=17674435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9284119A Expired - Fee Related JP3019946B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ヘルメット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019946B2 (ja) |
KR (1) | KR19990036451A (ja) |
TW (1) | TW358327U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1510143A1 (en) * | 2003-08-15 | 2005-03-02 | Bauer Nike Hockey Inc. | Hockey helmet comprising an occipital adjustement mechanism |
WO2005027671A1 (en) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Sancheong Co., Ltd. | Safety helmet |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101509030B1 (ko) * | 2013-09-02 | 2015-04-14 | 이정원 | 방탄헬멧용 순간충격완화 턱끈장치 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9284119A patent/JP3019946B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-21 TW TW087212742U patent/TW358327U/zh unknown
- 1998-03-14 KR KR1019980008607A patent/KR19990036451A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1510143A1 (en) * | 2003-08-15 | 2005-03-02 | Bauer Nike Hockey Inc. | Hockey helmet comprising an occipital adjustement mechanism |
US6968575B2 (en) | 2003-08-15 | 2005-11-29 | Bauer Nike Hockey Inc. | Hockey helmet comprising an occipital adjustment mechanism |
WO2005027671A1 (en) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Sancheong Co., Ltd. | Safety helmet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019946B2 (ja) | 2000-03-15 |
KR19990036451A (ko) | 1999-05-25 |
TW358327U (en) | 1999-05-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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