JPH11124506A - 透湿性フィルム - Google Patents
透湿性フィルムInfo
- Publication number
- JPH11124506A JPH11124506A JP30926097A JP30926097A JPH11124506A JP H11124506 A JPH11124506 A JP H11124506A JP 30926097 A JP30926097 A JP 30926097A JP 30926097 A JP30926097 A JP 30926097A JP H11124506 A JPH11124506 A JP H11124506A
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- Japan
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- resin
- film
- moisture permeability
- urethane resin
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
を抑制し、高い耐水圧性を持つ透湿フィルムを得る。 【解決手段】 自重の数倍の吸水性を持ち、しかし膨潤
の激しいポリウレタン樹脂に膨潤抑制のため他のプラス
チック配合物を混合することにより、高透湿性で高耐水
圧性のフィルムを得る。
Description
ン樹脂と熱可塑性樹脂を混合したプラスチックにおい
て、フィルムに成形して透湿性を持たせたもので、さら
にこのフィルムは多孔質ではないために高耐水性を併せ
持つプラスチックフィルムに関するものである。
袋、農業用カバーフィルム、食品包装用フィルム等の材
料としては、その用途上内外からの湿気は透過するが、
外部からの水や細菌等の微生物、あるいは微細な汚物は
通さないことが共通して重要な因子であり、このため従
来より多孔質あるいは非多孔質透湿性ポリウレタンの製
造方法に種々の提案がなされている。(USP4、18
1,127,WO85−5373、特開昭58−180
152、特開昭59−140217、特開昭59−14
0219、特開昭59−159338、特開昭60−1
35245など)
透湿性と同時に通気性を有し、好ましい材料ではある
が、例えば医療用手袋や食品包装フィルム等特殊な用途
に対しては外部からの細菌や微細な汚物の侵入を防止す
ることが困難であり、使用に耐えないものであった。
でこのように微細孔を持たず透湿性を得ようとすると、
自重の数倍もの吸水性を有する材料を使用する必要があ
る。
与する方法として、ポリオール成分にポリオキシエチレ
ングリコールやポリオキシエチレンとポリプロピレンの
ブロック共重合体を用いることは良く知られている。更
に分子量4000〜25000のポリオキシエチレング
リコールと有機ジイソシアネートとから得たイソシアネ
ート末端プレポリマーに当量の水又は有機ポリアミンを
用いて軽度に交叉結合させることにより自重の数倍の吸
水能力を有するポリウレタンハイドロゲルが得られるこ
とも公知である(特開昭51−13891号)
エチレングリコールを単独又はポリオキシプロピレング
リコールと混用したり、両者の共重合体を用いた場合、
ポリオキシエチレンの含有率に比例して吸水によるポリ
マーの膨潤性が大きくなる傾向を示し膨潤時には著しい
強度低下を起こすものであった。
用いイソシアネート末端プレポリマーとしたのち、これ
にジメチルホルムアルデヒドを加える方法(特開昭62
−9423)又はポリエチレングリコールと有機ジカル
ボン酸単独又は有機ジカルボン酸とε−カプロラクト
ン、又は短鎖ポリオールを反応させて合成した親水性ポ
リウレタン重合剤等の試みが行われた。
ンポリマーの膨潤は抑えられるものの、フィルムとした
時の透湿量が低下することとなった。
よる膨潤のない、もみ強度にも強い特に衣料用等に優れ
た透湿性フィルムを提供するものである。
優れた透湿膜となりうるが、およそ製品とはならないほ
どの著しい膨潤をもたらす。そこである割合でプラスチ
ックと混合することにより、透湿性を維持したまま膨潤
が抑制されることに着目し、種々検討した結果本発明を
するに至ったものである。
可塑性プラスチック配合物を25〜75%の範囲で混合
し、透湿性を維持しつつ吸水による膨潤を抑えたフィル
ムを成形するものである。
来の連続微細孔によるものではなく、無穴であり従って
微細孔によって水蒸気を通すシステムに比べて格段にそ
の耐水圧性が高い。
ムの一実施例を示し、図1は自重の20〜150%を吸
水する親水性ポリウレタンに熱可塑性プラスチック配合
物を25〜75%の範囲で混合し成形した単一素材フィ
ルム。図2は他素材との積層で2は透湿性のある他素材
で1は自重の20〜150%を吸水する親水性ポリウレ
タンに熱可塑性プラスチック配合物を25〜75%の範
囲で混合し成形したフィルム。図3は他素材との積層で
3層としたもので、2は透湿性のある他素材で1は自重
の20〜150%を吸水する親水性ポリウレタンに熱可
塑性プラスチック配合物を25〜75%の範囲で混合し
成形したフィルム、3は2と同様透湿性のある他素材で
ある。
る熱可塑性プラスチックとしては、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル、ポリビニルブチラート、ポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルホルマール、ポリ塩化ビニリ
デン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、フ
ッ素樹脂、セルロース系樹脂、ナイロン等であり親水性
ウレタンと相溶し、親水性ウレタンの吸水による膨潤を
透湿性を損なうことなく抑制できるものであれば材質は
特に問わない。
ラスチックの混合比率を限定したのは、親水性ポリウレ
タンの量が混合する熱可塑性プラスチックの3倍をこえ
ると、熱可塑性プラスチックによる親水性ポリウレタン
の吸水による膨潤を抑制することができず、混合する熱
可塑性プラスチックが親水性ポリウレタンの3倍をこえ
ると、透湿性が著しく損なわれるからである。望ましく
は親水性ポリウレタンと混合する熱可塑性プラスチック
の割合が40〜60%の範囲であれば、膨潤抑制効果と
透湿性のバランスが良く耐水圧性も良好となる。
とMEKそしてTHFが1:1:5:3となる割合で親
水性ポリウレタンとポリ塩化ビニル樹脂を溶解し、固形
分20%の溶液を得る。これをナイフコートにより離型
紙上に乾燥状態で20マイクロメートルの被膜を形成す
るように塗布して乾燥し、乾燥炉内から出たところであ
らかじめ接着処理をほどこしたナイロンタフタに圧着
し、図2の積層物を得た。比較例1には微細孔構造によ
り透湿性を確保している20マイクロメートルのポリウ
レタン被膜を持つナイロンタフタ生地を準備した。尚こ
の場合の両者のフィルム厚、総厚ともに同じである。
2(繊維製品の防水性試験方法)の5.1.2(耐水圧
法)により行った。
べて大きな透湿量を有していることが確認された。
み試験機を用いて行ったもみ試験(1kg×1000
回)においても、比較例1と比べてフィルムが強靭であ
ることが確認された。
MEKとTHFの混合溶剤に溶解し、固形分20%の溶
液を得、これを製造例1と同様の方法で20マイクロメ
ートルのフィルムを持つ図2の積層物を得た。比較例2
−1は親水性ポリウレタンに塩化ビニル配合物が80%
の割合で、比較例2−2は親水性ポリウレタンに塩化ビ
ニル配合物が20%の割合となるように調整したもので
ある。
を行った結果、親水性ポリウレタン量の少ない2−1に
ついては著しく透湿量の低いことが確認された。
と同様のの試験を行い、またその後のフィルムの状態を
観察した結果、親水性ポリウレタン量の多い比較例2−
2については、フィルムが白化膨潤し耐水圧も5000
mm水柱と実施例2の20000mm水柱以上と比べて
かなり低いものであった。
透湿性でありながら高耐水圧性ある微細孔構造を有しな
いプラスチック製フィルムを提供できる。
により構成される透湿性フィルム 3 通気性素材
Claims (2)
- 【請求項1】 高吸水性ウレタン樹脂と熱可塑性樹脂を
混合して成形したプラスチックフィルムにおいて、熱可
塑性樹脂の成分が25〜75%範囲に混合して透湿性を
有することを特徴とするフィルム。 - 【請求項2】 水蒸気透過を妨げない織布又は不織布や
他素材を、片面又は両面に張り合わせて積層物とした請
求項1に記載したフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30926097A JPH11124506A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 透湿性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30926097A JPH11124506A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 透湿性フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11124506A true JPH11124506A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17990862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30926097A Pending JPH11124506A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 透湿性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11124506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314508A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 樹脂組成物及び透湿性材料 |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP30926097A patent/JPH11124506A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314508A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 樹脂組成物及び透湿性材料 |
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