JPH11123779A - 片面段ボールの製造装置 - Google Patents

片面段ボールの製造装置

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JPH11123779A
JPH11123779A JP30813797A JP30813797A JPH11123779A JP H11123779 A JPH11123779 A JP H11123779A JP 30813797 A JP30813797 A JP 30813797A JP 30813797 A JP30813797 A JP 30813797A JP H11123779 A JPH11123779 A JP H11123779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
paper
air
core paper
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP30813797A
Other languages
English (en)
Inventor
Koshi Ishida
幸志 石田
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングフェーサのトップ段ロールに空気逃が
し孔を設けて中芯段割れを防止する。 【解決手段】 外周面が波形状に形成された上下の段ロ
ール(20,21)の歯形部(25,26)に中芯紙(30)を通して段形
成を行い、この段形成された中芯紙の一方の面にライナ
紙(31)を接着する装置において、トップ段ロール(20)の
歯形部(25)に多数の空気逃がし孔(27)又は空気吸引孔を
設けて、空気流れを制御することにより中芯紙の段割れ
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中芯紙の段付け時
に空気逃がしにより段割れを防止しうる片面段ボールの
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、段ボール加工機械は広幅・高速化
が顕著で、コルゲーターの速度についていえば250m
/分の貼合速度を有するコルゲーターが出現し、一方、
製函機も能力としては300枚/分を有するものが一般
的になってきている。これら広幅・高速化に伴い操業ト
ラブルとなる不良な段ボールシート、ケースの発生が問
題となり、その原因について種々検討がなされている。
不良シートの発生については、原紙によるもののほか、
操業技術によるものがある。
【0003】不良シートの典型として、中芯が段ロール
で成形される際に段頂が切れたり、段が割れたりするこ
とがある。この段割れは極端な場合にはシートの全幅に
起こり”すだれ状”になることもある。片面段ボールシ
ートを製造するシングルフェーサは、外周面が波形状に
形成された上段ロールと下段ロールとの噛合部に中芯紙
を通して段形成を行い、この段形成された中芯紙の一方
の面に糊付けロールにより糊を付けてライナ紙を下段ロ
ールと圧力ロールとの間で接着するものであるが、ヒー
タ加熱から巻取りまでの通紙における中芯紙は、プレヒ
ータ、各ロール間の摩擦による張力、段繰りに際しての
曲げ応力、剪断応力等を受け、また中芯紙の厚さ方向に
一様な引張り応力、段成形の際の曲げにより外側は引張
り応力、内側は圧縮力を受け、剪断応力も働く。段ボー
ル用中芯紙の割れは段ロールニップ入り側テンション及
びニップ部での空気に大きく影響される。すなわち、段
ロールニップの空気は主に幅方向の溝(歯形谷部)に沿
って排出される。この流速はコルゲーターが高速になる
に従って数百m/secにもなり、中芯紙への圧力が大きく
なり、割れの原因となる。これを防止するために、段ロ
ールニップ入り側のテンションを下げる必要がある。し
かし単にテンションを下げると紙流れ(蛇行)が発生す
るため、現状ではテンションを大幅に下げることはでき
ない。したがって段割れの発生を防止するには、主とし
て、中芯の強度、特に引張り強さ、及び動摩擦抵抗が少
ないこと、すなわち表面が平滑であることが必要であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、シングルフェ
ーサでの滑りを良くするため、実開平4−98132号
では、段ロール歯形におけるロール回転方向側谷底部近
くの斜面部の歯幅方向に切欠き溝等の空気逃げ部を設け
ている。また、実開平7−323496号では、上段ロ
ールと下段ロールの一方または双方の段頂部に空気噴出
孔を設け、同穴より3.2Kg/cm2前後の圧縮空気を噴出
させて段形成部の中芯紙を浮上させ、中芯紙接触部の摩
擦係数を減少させるようにしている。しかし、これらは
過剰な空気により瞬間的に内圧が高まり紙の弱い部分に
応力集中として作用するため、逆に中芯割れ及び高周波
騒音の点から疑問である。本発明は、段ロールの歯形谷
部に空気逃がし孔又は空気吸引孔を設けて中芯段割れを
防止しうる片面段ボールの製造装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外周面が波形状に形成された上下の段ロ
ールの歯形部に中芯紙を通して段形成を行い、この段形
成された中芯紙の一方の面にライナ紙を接着するコルゲ
ーターにおいて、トップ段ロールの歯形谷部に多数の空
気逃がし孔又は空気吸引孔を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載したように、トップ段ロールの歯
形谷部に多数の空気逃がし孔を設ける一方、ボトム段ロ
ールの歯形谷部に多数の空気吸引孔を設けたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】段割れの主因は段ロールニップ入り側テンショ
ンの調整と共にニップ部での空気に大きく影響される。
本発明は、トップ段ロールの歯形谷部に多数の空気逃が
し孔又は空気吸引孔を設けることにより、上下段ロール
のニップ部で中芯が受ける空気圧が減少する結果、中芯
紙の段割れを防止する効果がある。
【0007】
【発明の実施形態】次ぎに、本発明の実施形態を説明す
る。本発明の片面段ボール製造装置は、図1に示すよう
に、中芯紙を予熱するプレヒートロール10の後に所定
の温湿度に調整するスチーマ13を配置すると共に、外
周面が波形状に形成された上下の段ロール20、21を
設け、下段ロール21にライナ紙接着用の糊付けロール
17とライナ紙31を通すプレスロール22を配置す
る。糊付けロール17は糊パッド16内のドクターロー
ル18に接触している。トップ段ロール20の歯形25
の谷部には、図2に示すように、多数の空気逃がし孔2
7を設けている。この空気逃がし孔27は歯形25の谷
部よりロールの殻部分28にあけられ、ロールコア部よ
り吸気管23を導出して真空ポンプ24に連ねている。
なお、ボトム段ロール21は、歯形26の谷部に空気逃
がしを設けないか、或いは歯形谷部に多数の空気吸引孔
(図示省略)を設けてもよい。
【0008】次ぎに動作を説明する。図示を省略したア
ンリールから引き出された中芯紙30は、まず、絞りロ
ール11、12を有するプレヒートロール10により予
熱され、案内ロール14、15を備えたスチーマ13の
周面を通過する間に所定の温湿度に調整される。スチー
マ13を経てトップ段ロール20、ボトム段ロール2
1、プレスロール22を通って段付けされる。段付けさ
れた中芯紙30はボトム段ロール21の位置で糊付けさ
れ、プレスロール22によってライナ紙31と接着され
て片面段ボールシート32に成形される。段ロール2
0、21の間では、トップ段ロール20における歯形2
5の谷部に設けた多数の空気逃がし孔27より空気が流
出し或いは吸引されるため、段ロールのニップ部で中芯
が受ける空気圧が減少する結果、中芯紙30の段割れが
防止される。空気逃がし孔27は、例えば直径1〜3m
mで全谷部に設ける。この逃がし孔27は、図2に示す
ようにピッチ50〜200mm間隔で千鳥状にあけ、全
谷部から均一に空気を逃がすようする。真空吸引の場合
には、通常0〜100mmHg程度が適用される。
【0009】
【発明の効果】本発明は、外周面が波形状に形成された
上下の段ロールの歯形部に中芯紙を通して段形成を行
い、この段形成された中芯紙の一方の面にライナ紙を接
着するコルゲーターにおいて、トップ段ロールの歯形谷
部に多数の空気逃がし孔又は空気吸引孔を設けた結果、
ニップ部での中芯紙が受ける空気圧が減少し、確実に中
芯紙の段割れを防止することができる。また、段ロール
から排出される空気の流速を下げる結果、高周波の騒音
を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の概略を示す側面図であ
る。
【図2】段ロールの一部を拡大して示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 プレヒートロール 11、12 絞りロール 13 スチーマ 14、15 ガイドロール 16 パッド 17 糊付けロール 18 ドクターロール 20 トップ段ロール 21 ボトム段ロール 22 プレスロール 23 吸引管 24 真空ポンプ 25、26 歯形部 27 空気逃がし孔 28 殻部分 30 中芯紙 31 ライナ紙 32 片面段ボールシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が波形状に形成された上下の段ロ
    ールの噛合い部に中芯紙を通して段付けし、段付けされ
    た中芯紙の一面にライナ紙を接着するコルゲーターにお
    いて、トップ段ロールの歯形谷部に多数の空気逃がし孔
    又は空気吸引孔を設けたことを特徴とする片面段ボール
    の製造装置。
  2. 【請求項2】 トップ段ロールの歯形谷部に多数の空気
    逃がし孔を設けると共に、ボトム段ロールの歯形谷部に
    多数の空気吸引孔を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の片面段ボールの製造装置。
JP30813797A 1997-10-23 1997-10-23 片面段ボールの製造装置 Pending JPH11123779A (ja)

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JP30813797A JPH11123779A (ja) 1997-10-23 1997-10-23 片面段ボールの製造装置

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JPH11123779A true JPH11123779A (ja) 1999-05-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103660393A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 昆山鸣朋纸业有限公司 一种高压吸风机恒压控制系统
CN109228544A (zh) * 2018-09-30 2019-01-18 东莞市祥晟实业有限公司 新型瓦楞纸生产设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103660393A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 昆山鸣朋纸业有限公司 一种高压吸风机恒压控制系统
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