JPH11123108A - 机などの昇降装置およびそれを用いた高さ調節式の机 - Google Patents
机などの昇降装置およびそれを用いた高さ調節式の机Info
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- JPH11123108A JPH11123108A JP30789097A JP30789097A JPH11123108A JP H11123108 A JPH11123108 A JP H11123108A JP 30789097 A JP30789097 A JP 30789097A JP 30789097 A JP30789097 A JP 30789097A JP H11123108 A JPH11123108 A JP H11123108A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スペースをとらず、機構がシンプルで、しか
も昇降操作が容易な机などの昇降装置を提供する。 【解決手段】 中間部同士および下端同士が連結杆5、
6で連結された左右一対のガイドレール4、4を備えた
固定部1と、ガイドレールに対して上下に移動自在に設
けられる左右一対の可動脚8、8および可動脚の上部間
に渡されて固定される連結部材7を備えた可動部2と、
可動部を昇降させる機構とを備えた昇降装置。連結部材
7には伸縮方向が左右方向となるように直動式モータL
Mが収容されている。第1ケーブル27および第2ケー
ブル28の一端は、それぞれガイドレール4の上部に係
止され、可動脚8の第1プーリ12によって反転されて
上方に延び、第2プーリ30、31によって水平に向き
を変えている。第1ケーブル27の他端はそのまま直動
式モータの伸縮ロッド24に連結され、第2ケーブル2
8の他端はさらに第3プーリ32によって反転された上
で直動式モータの伸縮ロッド24に連結されている。
も昇降操作が容易な机などの昇降装置を提供する。 【解決手段】 中間部同士および下端同士が連結杆5、
6で連結された左右一対のガイドレール4、4を備えた
固定部1と、ガイドレールに対して上下に移動自在に設
けられる左右一対の可動脚8、8および可動脚の上部間
に渡されて固定される連結部材7を備えた可動部2と、
可動部を昇降させる機構とを備えた昇降装置。連結部材
7には伸縮方向が左右方向となるように直動式モータL
Mが収容されている。第1ケーブル27および第2ケー
ブル28の一端は、それぞれガイドレール4の上部に係
止され、可動脚8の第1プーリ12によって反転されて
上方に延び、第2プーリ30、31によって水平に向き
を変えている。第1ケーブル27の他端はそのまま直動
式モータの伸縮ロッド24に連結され、第2ケーブル2
8の他端はさらに第3プーリ32によって反転された上
で直動式モータの伸縮ロッド24に連結されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は机などの昇降駆動装
置およびそれを用いた高さ調節式の机に関する。
置およびそれを用いた高さ調節式の机に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−60327号公報は天板の高
さ調整装置を備えた机を開示している。このものは図1
0に示すように、天板101の両側部に設けた上部脚1
02内にそれぞれ下部脚103を上下方向摺動自在に嵌
合し、一端を下部脚103の上端部にそれぞれ止着した
左右のワイヤ104を下方に延ばして各上部脚102に
枢着したプーリ105にU字状に掛け廻し、上下反転し
て上方に延ばし、天板101の下面に前後方向摺動自在
に設けた移動体106にその他端を止着したものであ
る。移動体106は前後方向のネジ107とその前端の
ハンドル108で往復移動自在に構成されている。
さ調整装置を備えた机を開示している。このものは図1
0に示すように、天板101の両側部に設けた上部脚1
02内にそれぞれ下部脚103を上下方向摺動自在に嵌
合し、一端を下部脚103の上端部にそれぞれ止着した
左右のワイヤ104を下方に延ばして各上部脚102に
枢着したプーリ105にU字状に掛け廻し、上下反転し
て上方に延ばし、天板101の下面に前後方向摺動自在
に設けた移動体106にその他端を止着したものであ
る。移動体106は前後方向のネジ107とその前端の
ハンドル108で往復移動自在に構成されている。
【0003】このものはハンドル108を回転させて左
右のワイヤ104を引き上げると、左右の下部脚103
が同調して上部脚102から延び出していくので、天板
101および上部脚102が上昇する。逆にワイヤ10
4を繰り出していくと、天板101などの自重で、天板
および上部脚が下降する。
右のワイヤ104を引き上げると、左右の下部脚103
が同調して上部脚102から延び出していくので、天板
101および上部脚102が上昇する。逆にワイヤ10
4を繰り出していくと、天板101などの自重で、天板
および上部脚が下降する。
【0004】他方、登録実用新案第3009713号公
報には、図11に示すように、左右一対の支持体111
と、それらの支持体111に摺動自在に外嵌した左右一
対の筒状可動体112と、左右の筒状可動体の上部同士
を連結する連結部材113と、連結部材の上面に取り付
けた天板114と、左右の支持体111内に収容され
た、天板などの重量をバランスさせるためのガススプリ
ング115とからなるテーブルが開示されている。
報には、図11に示すように、左右一対の支持体111
と、それらの支持体111に摺動自在に外嵌した左右一
対の筒状可動体112と、左右の筒状可動体の上部同士
を連結する連結部材113と、連結部材の上面に取り付
けた天板114と、左右の支持体111内に収容され
た、天板などの重量をバランスさせるためのガススプリ
ング115とからなるテーブルが開示されている。
【0005】このものはさらに左右の筒状可動体112
を同調して昇降させるための、2本の線条体(ワイヤ、
ロープなど)116a、116bを備えている。第1線
条体116aは、一端Sが片方の支持体111の上部に
止着され、下方に延び、筒状可動体112の下部に取り
付けたプーリ117aで反転させ、上部のプーリ11
8、119で方向転換して他方の支持体111の上部に
止着している。第2線条体116bも、第1線条体11
6aと同様に配索している。なお符号120は線条体1
16a、116bの移動を拘束する手動ブレーキ機構で
ある。
を同調して昇降させるための、2本の線条体(ワイヤ、
ロープなど)116a、116bを備えている。第1線
条体116aは、一端Sが片方の支持体111の上部に
止着され、下方に延び、筒状可動体112の下部に取り
付けたプーリ117aで反転させ、上部のプーリ11
8、119で方向転換して他方の支持体111の上部に
止着している。第2線条体116bも、第1線条体11
6aと同様に配索している。なお符号120は線条体1
16a、116bの移動を拘束する手動ブレーキ機構で
ある。
【0006】このものはガススプリング115で天板の
重量をバランスさせると共に、ワイヤ116a、116
bで左右の筒状可動体112を同調させているので、ブ
レーキ機構120を緩めた上で、天板114の水平を維
持したまま、容易に上下に移動させることができる。そ
して適切な高さで再びブレーキ機構120でワイヤを拘
束することにより、天板114の高さを調節することが
できる。
重量をバランスさせると共に、ワイヤ116a、116
bで左右の筒状可動体112を同調させているので、ブ
レーキ機構120を緩めた上で、天板114の水平を維
持したまま、容易に上下に移動させることができる。そ
して適切な高さで再びブレーキ機構120でワイヤを拘
束することにより、天板114の高さを調節することが
できる。
【0007】実開平5−11834号公報には、ガスス
プリングを水平に配置したほかは登録実用新案第300
9713号公報のテーブルとほぼ同様な昇降テーブルが
開示されている。それらのガススプリングは、本来は重
量をバランスさせるものである。しかし天板を上昇させ
る場合は、駆動装置として機能する。
プリングを水平に配置したほかは登録実用新案第300
9713号公報のテーブルとほぼ同様な昇降テーブルが
開示されている。それらのガススプリングは、本来は重
量をバランスさせるものである。しかし天板を上昇させ
る場合は、駆動装置として機能する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−60327
号公報の机の昇降装置は、左右のワイヤ104の配索を
ほぼ左右対称にしているので、左右の上部脚・下部脚の
伸縮動作を同調させやすい利点がある。しかしハンドル
108を手動で回転させて天板101を昇降させるの
で、たびたび操作する場合はきわめて面倒である。ま
た、ハンドル108を天板101の手前側に配置するた
め、ネジ107を前後方向に配置しており、そのため、
ネジ107と左右に延設するワイヤ104とによって、
相当広い面積を要する。
号公報の机の昇降装置は、左右のワイヤ104の配索を
ほぼ左右対称にしているので、左右の上部脚・下部脚の
伸縮動作を同調させやすい利点がある。しかしハンドル
108を手動で回転させて天板101を昇降させるの
で、たびたび操作する場合はきわめて面倒である。ま
た、ハンドル108を天板101の手前側に配置するた
め、ネジ107を前後方向に配置しており、そのため、
ネジ107と左右に延設するワイヤ104とによって、
相当広い面積を要する。
【0009】他方、登録実用新案第3009713号公
報のテーブルや実開平5−11834号公報の机の昇降
装置は、ネジやハンドルを備えていないので、必要とす
るスペースが少なく、構成や機構がシンプルである。し
かしガススプリングで上昇方向に付勢しているだけであ
るので、下降させるときはテーブルを下向きに押しつけ
なければならず、きわめて面倒である。
報のテーブルや実開平5−11834号公報の机の昇降
装置は、ネジやハンドルを備えていないので、必要とす
るスペースが少なく、構成や機構がシンプルである。し
かしガススプリングで上昇方向に付勢しているだけであ
るので、下降させるときはテーブルを下向きに押しつけ
なければならず、きわめて面倒である。
【0010】本発明は上記のガススプリングを備えた昇
降装置と同程度にスペースを取らず、機構がシンプル
で、しかもネジ・ハンドル付きの昇降装置よりもさらに
昇降操作が容易な机などの昇降装置を提供することを技
術課題としている。さらに本発明は天板の昇降操作が簡
単で、機構部分に要するスペースが小さい高さ調節式の
机を提供することを技術課題としている。
降装置と同程度にスペースを取らず、機構がシンプル
で、しかもネジ・ハンドル付きの昇降装置よりもさらに
昇降操作が容易な机などの昇降装置を提供することを技
術課題としている。さらに本発明は天板の昇降操作が簡
単で、機構部分に要するスペースが小さい高さ調節式の
机を提供することを技術課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の机などの昇降
装置は、上下方向に延びるように互いに平行に設けられ
る左右一対のガイドレールと、それぞれのガイドレール
に対して上下に移動自在に設けられる左右一対の可動脚
と、左右の可動脚の上部間に渡されて固定される連結部
材と、その連結部材に伸縮方向が左右方向となるように
設けられる電動式の直動アクチュエータと、左右の可動
脚の下部に設けられるケーブルの上下の向きを反転する
ための左右の第1ケーブルガイドと、両側の可動脚の上
部ないし連結部材の端部にそれぞれ設けられる、上下方
向のケーブルの向きを水平方向に転換する左右の第2ケ
ーブルガイドと、一方の可動脚の上部ないし連結部材の
端部に設けられる、ケーブルの水平方向の向きを反転さ
せる第3ケーブルガイドと、一端が前記一方の可動脚と
対応するガイドレールの上部に係止され、その可動脚の
第1ケーブルガイドによって反転されて上方に延び、第
2ケーブルガイドによって水平に向きを変え、他端が前
記直動アクチュエータの伸縮部材に連結される第1ケー
ブルと、一端が他方のガイドレールの上部に係止され、
対応する可動脚の第1ケーブルガイドによって反転され
て上方に延び、第2ケーブルガイドによって水平に向き
を変えて前記一方の可動脚の上部まで延び、さらに第3
ケーブルガイドによって反転された上で他端が直動アク
チュエータの伸縮部材に連結される第2ケーブルと、直
動アクチュエータの伸縮を制御するための制御部とを備
えていることを特徴としている。
装置は、上下方向に延びるように互いに平行に設けられ
る左右一対のガイドレールと、それぞれのガイドレール
に対して上下に移動自在に設けられる左右一対の可動脚
と、左右の可動脚の上部間に渡されて固定される連結部
材と、その連結部材に伸縮方向が左右方向となるように
設けられる電動式の直動アクチュエータと、左右の可動
脚の下部に設けられるケーブルの上下の向きを反転する
ための左右の第1ケーブルガイドと、両側の可動脚の上
部ないし連結部材の端部にそれぞれ設けられる、上下方
向のケーブルの向きを水平方向に転換する左右の第2ケ
ーブルガイドと、一方の可動脚の上部ないし連結部材の
端部に設けられる、ケーブルの水平方向の向きを反転さ
せる第3ケーブルガイドと、一端が前記一方の可動脚と
対応するガイドレールの上部に係止され、その可動脚の
第1ケーブルガイドによって反転されて上方に延び、第
2ケーブルガイドによって水平に向きを変え、他端が前
記直動アクチュエータの伸縮部材に連結される第1ケー
ブルと、一端が他方のガイドレールの上部に係止され、
対応する可動脚の第1ケーブルガイドによって反転され
て上方に延び、第2ケーブルガイドによって水平に向き
を変えて前記一方の可動脚の上部まで延び、さらに第3
ケーブルガイドによって反転された上で他端が直動アク
チュエータの伸縮部材に連結される第2ケーブルと、直
動アクチュエータの伸縮を制御するための制御部とを備
えていることを特徴としている。
【0012】前述の電動式の直動アクチュエータは、主
として往復回転式のモータに、減速機およびネジ式ある
いはラックピニオン式の回転・直進変換機構を一体に取
り付けた市販の直動モータなどのユニットを意味する
が、いわゆるリニアモータをも含む。さらにケーブルを
モータで回転駆動するドラム上に巻き取るケーブル巻き
取り機構を含む。またケーブルガイドはケーブルと係合
するプーリのほか、ケーブルと摺動して方向転換する湾
曲溝をそなえたもの、さらにいわゆるコントロールケー
ブルの導管をも含む。
として往復回転式のモータに、減速機およびネジ式ある
いはラックピニオン式の回転・直進変換機構を一体に取
り付けた市販の直動モータなどのユニットを意味する
が、いわゆるリニアモータをも含む。さらにケーブルを
モータで回転駆動するドラム上に巻き取るケーブル巻き
取り機構を含む。またケーブルガイドはケーブルと係合
するプーリのほか、ケーブルと摺動して方向転換する湾
曲溝をそなえたもの、さらにいわゆるコントロールケー
ブルの導管をも含む。
【0013】請求項2の昇降装置は、請求項1の構成に
加えて、さらに前記左右のガイドレールの上下方向にお
ける中間部同士が連結杆により連結されており、前記可
動脚が、第1ケーブルガイドを収容するスペースを介し
てガイドレールを囲むと共に、可動脚に連結部材との干
渉を避けるための切り欠きないしスリットが設けられて
いることを特徴としている。
加えて、さらに前記左右のガイドレールの上下方向にお
ける中間部同士が連結杆により連結されており、前記可
動脚が、第1ケーブルガイドを収容するスペースを介し
てガイドレールを囲むと共に、可動脚に連結部材との干
渉を避けるための切り欠きないしスリットが設けられて
いることを特徴としている。
【0014】請求項3の昇降装置は、さらに前記第1ケ
ーブルおよび第2ケーブルを、それぞれ配索経路を長く
するように弾力的に付勢するためのテンション機構と、
配索経路が長くなったことを検出する検出器とを備え、
可動脚が下降している間に検出器が配索経路が長くなっ
たことを検出したとき、可動脚と床面などとの間に物を
挟み込んだと認識して制御部が直動アクチュエータの駆
動を停止ないし逆進させる挟み込み防止装置を備えてい
ることを特徴としている。
ーブルおよび第2ケーブルを、それぞれ配索経路を長く
するように弾力的に付勢するためのテンション機構と、
配索経路が長くなったことを検出する検出器とを備え、
可動脚が下降している間に検出器が配索経路が長くなっ
たことを検出したとき、可動脚と床面などとの間に物を
挟み込んだと認識して制御部が直動アクチュエータの駆
動を停止ないし逆進させる挟み込み防止装置を備えてい
ることを特徴としている。
【0015】請求項4の高さ調節式の机は、前述の昇降
装置と、前記連結部材に設けられる天板と、前記ガイド
レールを床面に立てるための支持脚とを備えている。
装置と、前記連結部材に設けられる天板と、前記ガイド
レールを床面に立てるための支持脚とを備えている。
【0016】
【作用および発明の効果】請求項1の机などの昇降装置
では、制御部により直動アクチュエータを起動して伸縮
部材を縮めると、第1ケーブルおよび第2ケーブルの端
部が同じ方向(たとえば引き方向)に移動する。それに
より第1ケーブルが移動長さと同じ長さだけ引き上げら
れると共に、たとえば左側の第1ケーブルガイドは第1
ケーブルによって同じ長さだけ引き上げられる。他方、
第2ケーブルは第3ケーブルガイドとの係合により反転
されるので、同じく前記移動長さと同じ長さだけ引き上
げられる。それにより右側の第1ケーブルガイドも第2
ケーブルによって左側の第1ケーブルガイドと同じ長さ
だけ引き上げられる。
では、制御部により直動アクチュエータを起動して伸縮
部材を縮めると、第1ケーブルおよび第2ケーブルの端
部が同じ方向(たとえば引き方向)に移動する。それに
より第1ケーブルが移動長さと同じ長さだけ引き上げら
れると共に、たとえば左側の第1ケーブルガイドは第1
ケーブルによって同じ長さだけ引き上げられる。他方、
第2ケーブルは第3ケーブルガイドとの係合により反転
されるので、同じく前記移動長さと同じ長さだけ引き上
げられる。それにより右側の第1ケーブルガイドも第2
ケーブルによって左側の第1ケーブルガイドと同じ長さ
だけ引き上げられる。
【0017】したがって左右の第1ケーブルガイドが設
けられている左右の可動脚は、ガイドレールによって案
内されて、左右が同調して同じ高さだけ上昇する。それ
により連結部材も、水平を維持しながら上昇する。制御
部を操作して直動アクチュエータを止めると、その位置
で第1および第2ケーブルの移動が停止し、連結部材は
その高さに設定される。
けられている左右の可動脚は、ガイドレールによって案
内されて、左右が同調して同じ高さだけ上昇する。それ
により連結部材も、水平を維持しながら上昇する。制御
部を操作して直動アクチュエータを止めると、その位置
で第1および第2ケーブルの移動が停止し、連結部材は
その高さに設定される。
【0018】制御部を操作して直動アクチュエータの伸
縮部材を伸ばすと、第1ケーブルおよび第2ケーブルの
端部は同じ方向(たとえば送り出し方向)に移動し、ケ
ーブルが緩められる。そのため連結部材や可動脚はその
自重で下降する。その場合も左右のケーブルの送り出し
量が同じであるので、連結部材は左右が同調して下降す
る。
縮部材を伸ばすと、第1ケーブルおよび第2ケーブルの
端部は同じ方向(たとえば送り出し方向)に移動し、ケ
ーブルが緩められる。そのため連結部材や可動脚はその
自重で下降する。その場合も左右のケーブルの送り出し
量が同じであるので、連結部材は左右が同調して下降す
る。
【0019】上記のように請求項1の昇降装置は、電動
式の直動アクチュエータを使用しているので、たびたび
高さ調節する場合でも、操作がきわめて楽である。さら
に直動アクチュエータを伸縮方向が左右を向くように配
置しているので、とくに前後方向のスペースをとらな
い。
式の直動アクチュエータを使用しているので、たびたび
高さ調節する場合でも、操作がきわめて楽である。さら
に直動アクチュエータを伸縮方向が左右を向くように配
置しているので、とくに前後方向のスペースをとらな
い。
【0020】請求項2の昇降装置は、左右のガイドレー
ルの中間部同士が連結杆で連結されているので、ガイド
レール同士の平行度がしっかりと維持される。それによ
り可動脚を確実に案内し、支持することができ、可動脚
はガイドレールに対してスムーズに摺動する。なお、可
動脚に切り欠きないしスリットが形成されているので、
可動脚の上昇/下降の動作中に、連結杆に干渉すること
はない。
ルの中間部同士が連結杆で連結されているので、ガイド
レール同士の平行度がしっかりと維持される。それによ
り可動脚を確実に案内し、支持することができ、可動脚
はガイドレールに対してスムーズに摺動する。なお、可
動脚に切り欠きないしスリットが形成されているので、
可動脚の上昇/下降の動作中に、連結杆に干渉すること
はない。
【0021】請求項3の昇降装置は、可動脚の下端と床
などとの間に使用者の足や物を挟み込んで、第1ケーブ
ルおよび第2ケーブルに弛みが生じたとき、検出器がそ
れを検出して直ちに直動式モータを停止させ、あるいは
逆進させるので、挟み込んだものを保護することができ
る。さらに、その場合にケーブルを余分に繰り出さない
ので、ケーブルを座屈などによる損傷から保護すること
ができる。
などとの間に使用者の足や物を挟み込んで、第1ケーブ
ルおよび第2ケーブルに弛みが生じたとき、検出器がそ
れを検出して直ちに直動式モータを停止させ、あるいは
逆進させるので、挟み込んだものを保護することができ
る。さらに、その場合にケーブルを余分に繰り出さない
ので、ケーブルを座屈などによる損傷から保護すること
ができる。
【0022】請求項4の高さ調節式の机は、上記の昇降
装置を備えているので、前述の作用効果をすべて奏す
る。
装置を備えているので、前述の作用効果をすべて奏す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の机などの昇降装置および高さ調節式の机の実施形態を
説明する。図1は本発明の高さ調節式の机の一実施形態
の組立途中の状態を示す一部切り欠き斜視図、図2はそ
の机の組立後の一部切り欠き斜視図、図3はその机の一
部切り欠き正面図、図4はその机の一部切り欠き側面
図、図5aおよび図5bはそれぞれ図4のVa-Va 線断面
図およびVb-Vb 線断面図、図6はその机の作用を示す概
略正面図、図7はその机の作用を示す一部切り欠き要部
斜視図、図8は本発明の昇降装置におけるプーリの取付
方法の他の実施形態を示す要部斜視図、図9は本発明の
高さ調節式の机の他の実施形態を示す要部斜視図であ
る。
の机などの昇降装置および高さ調節式の机の実施形態を
説明する。図1は本発明の高さ調節式の机の一実施形態
の組立途中の状態を示す一部切り欠き斜視図、図2はそ
の机の組立後の一部切り欠き斜視図、図3はその机の一
部切り欠き正面図、図4はその机の一部切り欠き側面
図、図5aおよび図5bはそれぞれ図4のVa-Va 線断面
図およびVb-Vb 線断面図、図6はその机の作用を示す概
略正面図、図7はその机の作用を示す一部切り欠き要部
斜視図、図8は本発明の昇降装置におけるプーリの取付
方法の他の実施形態を示す要部斜視図、図9は本発明の
高さ調節式の机の他の実施形態を示す要部斜視図であ
る。
【0024】図1に示す机Aは、固定部1と可動部2と
を備えており、図2および図3に示すように組み立てら
れる。固定部1は、前後方向に延びる左右の支持脚3、
3と、それらの支持脚3、3の中央部にそれぞれ立設さ
れた左右のガイドレール4、4と、左右の支持脚3、3
の中央部同士を連結する下側の連結杆5と、左右のガイ
ドレール4、4の上下方向における中間部同士を連結す
る上側の連結杆6とから構成されている。各部材は、た
とえば溶接あるいはネジ止めなどにより枠状に結合され
ている。支持脚3、3には、レベル調節用のネジ棒3a
が取り付けられている(図4参照)。支持脚3および連
結杆5、6は、鋼パイプなどから、ガイドレール4はミ
ガキ板鋼などからそれぞれ製造しうる。
を備えており、図2および図3に示すように組み立てら
れる。固定部1は、前後方向に延びる左右の支持脚3、
3と、それらの支持脚3、3の中央部にそれぞれ立設さ
れた左右のガイドレール4、4と、左右の支持脚3、3
の中央部同士を連結する下側の連結杆5と、左右のガイ
ドレール4、4の上下方向における中間部同士を連結す
る上側の連結杆6とから構成されている。各部材は、た
とえば溶接あるいはネジ止めなどにより枠状に結合され
ている。支持脚3、3には、レベル調節用のネジ棒3a
が取り付けられている(図4参照)。支持脚3および連
結杆5、6は、鋼パイプなどから、ガイドレール4はミ
ガキ板鋼などからそれぞれ製造しうる。
【0025】可動部2は左右に延びる箱状の連結部材7
と、その左右端に下方に延びるように固定された左右の
可動脚8、8とからなる。連結部材7の上面には天板9
が取り付けられている。連結部材7は断面U字状に折り
曲げ形成した金属薄板、たとえば薄鋼板の両端開口部
に、金属薄板のエンドカバーを溶接などで固着すること
により構成しうる。なお符号7aは天板9を固定するた
めの取り付け片である。それぞれの可動脚8は、U字状
に折り曲げた薄鋼板により構成することができる(図5
a参照)。左右の可動脚8は、それぞれ開口部が外向き
になる向きで、連結部材7に溶接などで固着している。
なお図2に示すように、可動脚8の外側の開口部は、図
2に示すようにカバー8aを被せている(図5a参照)
が、図1ではカバーを省略している。
と、その左右端に下方に延びるように固定された左右の
可動脚8、8とからなる。連結部材7の上面には天板9
が取り付けられている。連結部材7は断面U字状に折り
曲げ形成した金属薄板、たとえば薄鋼板の両端開口部
に、金属薄板のエンドカバーを溶接などで固着すること
により構成しうる。なお符号7aは天板9を固定するた
めの取り付け片である。それぞれの可動脚8は、U字状
に折り曲げた薄鋼板により構成することができる(図5
a参照)。左右の可動脚8は、それぞれ開口部が外向き
になる向きで、連結部材7に溶接などで固着している。
なお図2に示すように、可動脚8の外側の開口部は、図
2に示すようにカバー8aを被せている(図5a参照)
が、図1ではカバーを省略している。
【0026】図1および図4に示すように、可動脚8の
上下方向の中央部には、プーリ取付用のブラケット11
が溶接などで固着されており、そのブラケット11に第
1プーリ12が回転自在に取り付けられている。さらに
可動脚8の上下方向の中央部と下端部には、それぞれガ
イドレール4に摺動自在に嵌合するスライドガイド13
が取り付けられている。それにより、図2のように組み
立てたとき、可動部2は固定部1により、上下方向にス
ライド自在に支持される。なお図1および図5aに示す
ように、可動脚8の内壁には、上側の連結杆6との干渉
を避けるための切り欠きないしスリット14が形成され
ている。
上下方向の中央部には、プーリ取付用のブラケット11
が溶接などで固着されており、そのブラケット11に第
1プーリ12が回転自在に取り付けられている。さらに
可動脚8の上下方向の中央部と下端部には、それぞれガ
イドレール4に摺動自在に嵌合するスライドガイド13
が取り付けられている。それにより、図2のように組み
立てたとき、可動部2は固定部1により、上下方向にス
ライド自在に支持される。なお図1および図5aに示す
ように、可動脚8の内壁には、上側の連結杆6との干渉
を避けるための切り欠きないしスリット14が形成され
ている。
【0027】図5aは前述のスライドガイド13の詳細
を示している。この実施形態では、スライドガイド13
は、可動脚8内に嵌合固定される断面U字状のブロック
15と、そのブロック15の内面に形成した嵌合溝16
に収容したライナー17とから構成されている。ライナ
ー17はガイドレール4の内面側(図5aの上面側)と
も嵌合するようにC字状断面を呈している。ライナー1
7は嵌合溝16に嵌合することにより、上下方向(図5
aでは紙面に垂直方向)に動かない。またブロック15
が可動脚8に固定されているので、ライナー17が嵌合
溝16から抜けることがない。ブロック15はたとえば
亜鉛ダイカストなどの金属成形品などから製造され、ラ
イナー17はポリアセタールなどの樹脂成形品などから
製造される。カバー8aはビス8bによって、ブロック
15と共に可動脚8に固定されている。
を示している。この実施形態では、スライドガイド13
は、可動脚8内に嵌合固定される断面U字状のブロック
15と、そのブロック15の内面に形成した嵌合溝16
に収容したライナー17とから構成されている。ライナ
ー17はガイドレール4の内面側(図5aの上面側)と
も嵌合するようにC字状断面を呈している。ライナー1
7は嵌合溝16に嵌合することにより、上下方向(図5
aでは紙面に垂直方向)に動かない。またブロック15
が可動脚8に固定されているので、ライナー17が嵌合
溝16から抜けることがない。ブロック15はたとえば
亜鉛ダイカストなどの金属成形品などから製造され、ラ
イナー17はポリアセタールなどの樹脂成形品などから
製造される。カバー8aはビス8bによって、ブロック
15と共に可動脚8に固定されている。
【0028】図5bは前述のブラケット11および第1
プーリ12を詳細に示している。ブラケット11はU字
状に形成され、その両側の折り曲げ部を可動脚8の両側
壁の内面に嵌合させるようにして、かつ中央の平坦部が
可動脚8の外側、すなわち開口側に来るようにして取り
付けられる。第1プーリ12は、その平坦部の外側の面
に取り付けられている。それによりブラケット11と可
動脚8の内壁との間には、ガイドレール4を通すスペー
スが空いている。さらにこの実施形態の場合は、ブラケ
ット11の外側の面(図では下側)にライナー板20が
ビス21により固定され、プーリ12はライナー板20
にカシメつけて固着した軸22の廻りに回転自在に嵌合
されている。
プーリ12を詳細に示している。ブラケット11はU字
状に形成され、その両側の折り曲げ部を可動脚8の両側
壁の内面に嵌合させるようにして、かつ中央の平坦部が
可動脚8の外側、すなわち開口側に来るようにして取り
付けられる。第1プーリ12は、その平坦部の外側の面
に取り付けられている。それによりブラケット11と可
動脚8の内壁との間には、ガイドレール4を通すスペー
スが空いている。さらにこの実施形態の場合は、ブラケ
ット11の外側の面(図では下側)にライナー板20が
ビス21により固定され、プーリ12はライナー板20
にカシメつけて固着した軸22の廻りに回転自在に嵌合
されている。
【0029】つぎに図3を参照して、可動部2の連結部
材7の内部の構成を説明する。連結部材7には直動式モ
ータLMが、伸縮方向が長手方向となるように、すなわ
ち机Aの左右方向となるように取り付けられている。こ
の実施形態では、伸縮ロッド24が左側に突出するよう
に配置されている。直動式モータLMは一般的には回転
式モータと回転/直動変換機構とを組み合わせて1個の
ユニットとして販売されているものである。たとえば中
心部を空洞としたモータの回転シャフトにナット部材を
同心状に取り付け、その回転シャフト内にナット部材と
螺合するネジを備えた伸縮ロッド24を収容したもの、
あるいはラックピニオンを組み合わせたものなどがあ
る。モータと変換機構との間に、減速機を介在させる場
合もある。
材7の内部の構成を説明する。連結部材7には直動式モ
ータLMが、伸縮方向が長手方向となるように、すなわ
ち机Aの左右方向となるように取り付けられている。こ
の実施形態では、伸縮ロッド24が左側に突出するよう
に配置されている。直動式モータLMは一般的には回転
式モータと回転/直動変換機構とを組み合わせて1個の
ユニットとして販売されているものである。たとえば中
心部を空洞としたモータの回転シャフトにナット部材を
同心状に取り付け、その回転シャフト内にナット部材と
螺合するネジを備えた伸縮ロッド24を収容したもの、
あるいはラックピニオンを組み合わせたものなどがあ
る。モータと変換機構との間に、減速機を介在させる場
合もある。
【0030】伸縮ロッド24の先端には、ケーブル取付
部材25が固定されている。そのケーブル取付部材25
は、ガイド台26によって摺動自在に支持されており、
それによって伸縮ロッド24の回転を止めるようにして
いる。そのガイド台26には、伸縮ロッド24の伸縮端
を検出するためのリミットスイッチLS1およびLS2
が取り付けられている。ケーブル取付部材25には、第
1ケーブル27と第2ケーブル28の端部がそれぞれケ
ーブルエンド29を介して取り付けられている(図1参
照)。ケーブルエンド29は、たとえばケーブル取付部
材25に螺合することにより、長さ調節可能に取り付け
られている。
部材25が固定されている。そのケーブル取付部材25
は、ガイド台26によって摺動自在に支持されており、
それによって伸縮ロッド24の回転を止めるようにして
いる。そのガイド台26には、伸縮ロッド24の伸縮端
を検出するためのリミットスイッチLS1およびLS2
が取り付けられている。ケーブル取付部材25には、第
1ケーブル27と第2ケーブル28の端部がそれぞれケ
ーブルエンド29を介して取り付けられている(図1参
照)。ケーブルエンド29は、たとえばケーブル取付部
材25に螺合することにより、長さ調節可能に取り付け
られている。
【0031】図3の可動部の連結部材7の左端および右
端には、第1ケーブル27および第2ケーブル28の方
向転換用の第2プーリ30、31がそれぞれ回転自在に
取り付けられている。さらに第1ケーブル用の第2プー
リ30に隣接して、第2ケーブル28を180°方向転
換するための第3プーリ32が回転自在に取り付けられ
ている。
端には、第1ケーブル27および第2ケーブル28の方
向転換用の第2プーリ30、31がそれぞれ回転自在に
取り付けられている。さらに第1ケーブル用の第2プー
リ30に隣接して、第2ケーブル28を180°方向転
換するための第3プーリ32が回転自在に取り付けられ
ている。
【0032】連結部材7の右側で、直動式モータLMと
第2プーリ31の間には、図示されていない操作用のス
イッチや、リミットスイッチLS1、LS2の信号など
に基づいて直動モータLMのON/OFFおよび停止を
制御するためのコントロールパネル33が収容されてい
る。さらに交流電源から制御用の所定の電圧の直流電源
に変換する電源回路を必要によりその部分に収容するこ
とができる。
第2プーリ31の間には、図示されていない操作用のス
イッチや、リミットスイッチLS1、LS2の信号など
に基づいて直動モータLMのON/OFFおよび停止を
制御するためのコントロールパネル33が収容されてい
る。さらに交流電源から制御用の所定の電圧の直流電源
に変換する電源回路を必要によりその部分に収容するこ
とができる。
【0033】前述のケーブル取付部材25に一端が取り
付けられた第1ケーブル27は、図2および図3に示す
ように左側に延びて第2プーリ30に係合して下向きに
向きを変えられる。さらに下向きに延びる第1ケーブル
27は、左側の可動脚8内を通って第1プーリ12に係
合し、ここで180°方向転換して上向きに延び、その
先端は取付ピン34によって左側のガイドレール4の上
端近辺の外面に係止されている。
付けられた第1ケーブル27は、図2および図3に示す
ように左側に延びて第2プーリ30に係合して下向きに
向きを変えられる。さらに下向きに延びる第1ケーブル
27は、左側の可動脚8内を通って第1プーリ12に係
合し、ここで180°方向転換して上向きに延び、その
先端は取付ピン34によって左側のガイドレール4の上
端近辺の外面に係止されている。
【0034】他方、ケーブル取付部材25に一端が取り
付けられた第2ケーブル28は、左側に延びて第3プー
リ32に対して下側から上側に係合して180°方向転
換する。その後は第1ケーブル27と左右対称であるが
実質的に同じように配索される。すなわち180°方向
転換した第2ケーブル28は、右側に延びて第2プーリ
31に係合して下向きに向きを変えられ、左側の可動脚
8内を通って第1プーリ12に係合する。さらに180
°方向転換して上向きに延び、その先端は取付ピン34
によって右側のガイドレール4の上端近辺に係止されて
いる。前記左右のガイドレール4、4、可動脚8、8、
各プーリ30、31、32およびケーブル27、28
は、可動部を昇降させる昇降装置を構成している。
付けられた第2ケーブル28は、左側に延びて第3プー
リ32に対して下側から上側に係合して180°方向転
換する。その後は第1ケーブル27と左右対称であるが
実質的に同じように配索される。すなわち180°方向
転換した第2ケーブル28は、右側に延びて第2プーリ
31に係合して下向きに向きを変えられ、左側の可動脚
8内を通って第1プーリ12に係合する。さらに180
°方向転換して上向きに延び、その先端は取付ピン34
によって右側のガイドレール4の上端近辺に係止されて
いる。前記左右のガイドレール4、4、可動脚8、8、
各プーリ30、31、32およびケーブル27、28
は、可動部を昇降させる昇降装置を構成している。
【0035】このように構成される机Aは、可動部2の
重量がいわば左右の第1プーリ12を介して第1ケーブ
ル27および第2ケーブル28によって支えられている
ことになる。すなわち左右の可動脚7、7の内部では、
第1ケーブル27および第2ケーブル28は、それぞれ
一端がガイドレール4、4に係止されてU字状ループの
形態になっており、それらのケーブル27、28に第1
プーリ12が係合することにより、可動部2がケーブル
で吊られて支持されている。そして図6および図7に示
すように、直動式モータLMの伸縮ロッド24が矢印P
方向に縮み、ケーブル取付部材25が右側に移動する
と、第1ケーブル27と第2ケーブル28の可動脚8内
のループ部分は左右同調して引き上げられる。なお図6
では、理解しやすいように、左右の可動脚8、8の第1
プーリ12、12は向きを変えて示している。左右の第
1プーリ12、12が引き上げられ、可動部2は左右の
ガイドレール4、4によって案内されながら上昇する。
ついで直動式モータLMを適切なタイミングで止めるこ
とにより、天板9を所望の高さに設定することができ
る。
重量がいわば左右の第1プーリ12を介して第1ケーブ
ル27および第2ケーブル28によって支えられている
ことになる。すなわち左右の可動脚7、7の内部では、
第1ケーブル27および第2ケーブル28は、それぞれ
一端がガイドレール4、4に係止されてU字状ループの
形態になっており、それらのケーブル27、28に第1
プーリ12が係合することにより、可動部2がケーブル
で吊られて支持されている。そして図6および図7に示
すように、直動式モータLMの伸縮ロッド24が矢印P
方向に縮み、ケーブル取付部材25が右側に移動する
と、第1ケーブル27と第2ケーブル28の可動脚8内
のループ部分は左右同調して引き上げられる。なお図6
では、理解しやすいように、左右の可動脚8、8の第1
プーリ12、12は向きを変えて示している。左右の第
1プーリ12、12が引き上げられ、可動部2は左右の
ガイドレール4、4によって案内されながら上昇する。
ついで直動式モータLMを適切なタイミングで止めるこ
とにより、天板9を所望の高さに設定することができ
る。
【0036】逆に直動式モータLMの伸縮ロッド24を
伸ばしていくと、ケーブル取付部材25が左側に移動
し、第1ケーブル27と第2ケーブル28は送り出され
る。そのため可動部2は自重により下降していく。な
お、第1プーリ12はいわゆる動滑車のようにケーブル
の上昇量の半分だけ上昇・下降するように見えるが、第
2プーリ30やケーブルの他端を固定している直動式モ
ータLMと一緒に上昇・下降するので、ケーブル取付部
材25の移動量と第1プーリ12の上昇量とは同じにな
る。
伸ばしていくと、ケーブル取付部材25が左側に移動
し、第1ケーブル27と第2ケーブル28は送り出され
る。そのため可動部2は自重により下降していく。な
お、第1プーリ12はいわゆる動滑車のようにケーブル
の上昇量の半分だけ上昇・下降するように見えるが、第
2プーリ30やケーブルの他端を固定している直動式モ
ータLMと一緒に上昇・下降するので、ケーブル取付部
材25の移動量と第1プーリ12の上昇量とは同じにな
る。
【0037】上記のようにこの机Aでは天板9の上昇・
下降動作が直動式モータLMによって駆動されるので、
使用者は、直動式モータLMを操作する押しボタンスイ
ッチあるいは切り換えスイッチなどを、上昇側あるいは
下降側に操作し、適切な高さでスイッチを止めるだけで
よい。なお、前述の上昇端および下降端を検出するリミ
ットスイッチLS1、LS2は、ケーブル取付部材がそ
の位置に来たとき、直動式モータLMを停止させるよう
に制御回路に介入している。それにより使用者が誤って
上昇端や下降端を超えて操作を継続しても、直動式モー
タLMが自動的に停止して、ケーブルなどの損傷を防止
する。
下降動作が直動式モータLMによって駆動されるので、
使用者は、直動式モータLMを操作する押しボタンスイ
ッチあるいは切り換えスイッチなどを、上昇側あるいは
下降側に操作し、適切な高さでスイッチを止めるだけで
よい。なお、前述の上昇端および下降端を検出するリミ
ットスイッチLS1、LS2は、ケーブル取付部材がそ
の位置に来たとき、直動式モータLMを停止させるよう
に制御回路に介入している。それにより使用者が誤って
上昇端や下降端を超えて操作を継続しても、直動式モー
タLMが自動的に停止して、ケーブルなどの損傷を防止
する。
【0038】天板の高さ調節が2段階でよい場合は、押
しボタンスイッチを押して離しても、それらのリミット
スイッチLS1、LS2が検出するまで上昇または下降
を継続するように回路を構成することができる。さらに
そのような上昇または下降を継続する操作モードと、押
しているときだけ上昇または下降させるようにする操作
モードとを切り替えるようにすることもできる。
しボタンスイッチを押して離しても、それらのリミット
スイッチLS1、LS2が検出するまで上昇または下降
を継続するように回路を構成することができる。さらに
そのような上昇または下降を継続する操作モードと、押
しているときだけ上昇または下降させるようにする操作
モードとを切り替えるようにすることもできる。
【0039】図3に示す第2プーリ30および第3プー
リ32は、それぞれ直接連結部材7の立ち上がり側壁な
どに回転自在に取り付けることもできるが、たとえば図
8に示すブラケット35を介して取り付けるほうが好ま
しい。図8のブラケット35は、基本的には金属薄板を
逆U字状に折り曲げて、下端を外向きに折り曲げた形状
を呈している。第1ケーブル用の第2プーリ30はその
ブラケット35の手前側の立ち上がり壁35aに軸36
によって回転自在に取り付けられている。また第2ケー
ブル用の第3プーリ32は向こう側の立ち上がり壁35
bに軸36によって回転自在に取り付けられている。各
立ち上がり壁35a、35bには、軸36、36の固定
が容易なように、U字状の切り欠き37が形成されてい
る。またブラケット35の外向きに折り曲げた脚部35
cには、連結部材7の底板に固定するための雌ネジを形
成したバーリング38が設けられている。
リ32は、それぞれ直接連結部材7の立ち上がり側壁な
どに回転自在に取り付けることもできるが、たとえば図
8に示すブラケット35を介して取り付けるほうが好ま
しい。図8のブラケット35は、基本的には金属薄板を
逆U字状に折り曲げて、下端を外向きに折り曲げた形状
を呈している。第1ケーブル用の第2プーリ30はその
ブラケット35の手前側の立ち上がり壁35aに軸36
によって回転自在に取り付けられている。また第2ケー
ブル用の第3プーリ32は向こう側の立ち上がり壁35
bに軸36によって回転自在に取り付けられている。各
立ち上がり壁35a、35bには、軸36、36の固定
が容易なように、U字状の切り欠き37が形成されてい
る。またブラケット35の外向きに折り曲げた脚部35
cには、連結部材7の底板に固定するための雌ネジを形
成したバーリング38が設けられている。
【0040】このように第2プーリ30および第3プー
リ32をブラケット35に取り付けた上で連結部材7に
取り付けるようにすれば、取付作業が簡単になる。しか
も連結部材7の側面に穴や突起が現れないので、外観が
好ましくなる。なお詳細な図示は省略するが、第2ケー
ブル28用の第2プーリ31についても、図8のブラケ
ット35とほぼ同じ形状のブラケットを介して連結部材
7に取り付けるのが好ましい。
リ32をブラケット35に取り付けた上で連結部材7に
取り付けるようにすれば、取付作業が簡単になる。しか
も連結部材7の側面に穴や突起が現れないので、外観が
好ましくなる。なお詳細な図示は省略するが、第2ケー
ブル28用の第2プーリ31についても、図8のブラケ
ット35とほぼ同じ形状のブラケットを介して連結部材
7に取り付けるのが好ましい。
【0041】図8のブラケット35には、さらに第1ケ
ーブル27および第2ケーブル28の弛みを検出する機
構40が一体に設けられている。この検出機構40は、
ブラケット35の立ち上がり壁35a、35bに形成し
た矩形状の開口部41と、その開口部と摺動自在に係合
して上下移動時材に取り付けられる係合ブロック42
と、その係合ブロック42を常時下方に付勢する圧縮コ
イルバネなどのバネ43と、係合ブロック42の下方に
設けたリミットスイッチLS3とから構成される。係合
ブロック42およびバネ43は、ケーブル27、28の
配索経路を長くするように付勢して、ケーブルの弛みを
とるテンション機構である。また、リミットスイッチL
S3は、係合ブロック42が下降したこと、すなわち配
索経路が長くなったことを検出する検出器である。
ーブル27および第2ケーブル28の弛みを検出する機
構40が一体に設けられている。この検出機構40は、
ブラケット35の立ち上がり壁35a、35bに形成し
た矩形状の開口部41と、その開口部と摺動自在に係合
して上下移動時材に取り付けられる係合ブロック42
と、その係合ブロック42を常時下方に付勢する圧縮コ
イルバネなどのバネ43と、係合ブロック42の下方に
設けたリミットスイッチLS3とから構成される。係合
ブロック42およびバネ43は、ケーブル27、28の
配索経路を長くするように付勢して、ケーブルの弛みを
とるテンション機構である。また、リミットスイッチL
S3は、係合ブロック42が下降したこと、すなわち配
索経路が長くなったことを検出する検出器である。
【0042】リミットスイッチLS3の接点は、前述の
コントロールパネル33に接続されており、その制御回
路に対し、下降動作中の直動式モータLMを停止させた
り、逆進させて天板を上昇させるように組み込まれてい
る。なおバネ43の上端側は、ブラケット35の立ち上
がり壁35a、35bを切り起こし形成した突片44を
バネ43の内部に挿入することにより支持されている。
バネ43の下端部は、係合ブロック42の上面側に形成
した凹所45に挿入されている。各係合ブロック42の
下面側には、ケーブル27、28と摺動自在に係合する
係合溝46が形成されている。係合溝46は下に凸とな
るように緩やかに湾曲している。
コントロールパネル33に接続されており、その制御回
路に対し、下降動作中の直動式モータLMを停止させた
り、逆進させて天板を上昇させるように組み込まれてい
る。なおバネ43の上端側は、ブラケット35の立ち上
がり壁35a、35bを切り起こし形成した突片44を
バネ43の内部に挿入することにより支持されている。
バネ43の下端部は、係合ブロック42の上面側に形成
した凹所45に挿入されている。各係合ブロック42の
下面側には、ケーブル27、28と摺動自在に係合する
係合溝46が形成されている。係合溝46は下に凸とな
るように緩やかに湾曲している。
【0043】この検出機構40の作用は以下の通りであ
る。可動部2の昇降操作中、とくに下降動作の途中に、
可動脚7の下端に人の足や物が当たって床面との間に挟
み込むと、可動部2の下降が止まる。その一方、ケーブ
ル27、28は直動式モータLSの作用で送り出され
る。そのため、ケーブルに弛みが生ずる。このような場
合、挟み込んだものに損傷が生じたり、人の足などを挟
み込んだ場合は怪我をすることになる。また送り出され
たケーブルも、座屈を生ずるなどの損傷が生ずる。上記
の検出機構40は、そのような損傷を防止するものであ
り、コントロールパネル33の一部と共に挟み込み防止
装置を構成する。
る。可動部2の昇降操作中、とくに下降動作の途中に、
可動脚7の下端に人の足や物が当たって床面との間に挟
み込むと、可動部2の下降が止まる。その一方、ケーブ
ル27、28は直動式モータLSの作用で送り出され
る。そのため、ケーブルに弛みが生ずる。このような場
合、挟み込んだものに損傷が生じたり、人の足などを挟
み込んだ場合は怪我をすることになる。また送り出され
たケーブルも、座屈を生ずるなどの損傷が生ずる。上記
の検出機構40は、そのような損傷を防止するものであ
り、コントロールパネル33の一部と共に挟み込み防止
装置を構成する。
【0044】すなわち通常の操作では、ケーブル27、
28は常に一定の張力が加わっているので、ケーブルと
係合している係合ブロック42はバネ43の付勢力にも
関わらず、下降しない。そしてケーブル27、28に弛
みが生じると、係合ブロック42はバネ43の付勢力に
より下降し、リミットスイッチLS3を作動させる。そ
のためリミットスイッチLS3がケーブルの弛みを検出
したとき、直動モータLMを停止させるか、あるいは逆
転させるように回路構成しておけば、ケーブルに弛みが
生じた直後に直動式モータLMを停止させたり、逆転さ
せたりすることができ、挟み込んだ人や物、さらにケー
ブル自体を損傷から保護することができる。
28は常に一定の張力が加わっているので、ケーブルと
係合している係合ブロック42はバネ43の付勢力にも
関わらず、下降しない。そしてケーブル27、28に弛
みが生じると、係合ブロック42はバネ43の付勢力に
より下降し、リミットスイッチLS3を作動させる。そ
のためリミットスイッチLS3がケーブルの弛みを検出
したとき、直動モータLMを停止させるか、あるいは逆
転させるように回路構成しておけば、ケーブルに弛みが
生じた直後に直動式モータLMを停止させたり、逆転さ
せたりすることができ、挟み込んだ人や物、さらにケー
ブル自体を損傷から保護することができる。
【0045】前述の机Aの昇降装置においては、直動式
モータLMを伸縮方向が左右方向になるように配置して
いるので、可動部2の連結部材7の幅を狭くすることが
できる。そのため、スペースを節約できるほか、機構部
分が比較的高い位置にあるにも関わらず、重心が天板9
や支持脚3のほぼ中心位置にあることから、安定性がよ
いという利点がある。そのような昇降装置の重心位置お
よび機構部分の幅が狭いという形態上の特徴を利用すれ
ば、たとえば図9に示すように、天板9の左右端をヒン
ジ47で連結部材7に対して回動自在に連結することに
より、天板9を折り畳み可能に構成することもできる。
ヒンジ47は、ネジ48などのロック機構により、角度
調節可能に構成してもよい。下側の連結杆5は支持脚3
よりも高い位置で左右のガイドレール4、4の下部同士
を連結しており、支持脚にはキャスター49を取り付け
ている。
モータLMを伸縮方向が左右方向になるように配置して
いるので、可動部2の連結部材7の幅を狭くすることが
できる。そのため、スペースを節約できるほか、機構部
分が比較的高い位置にあるにも関わらず、重心が天板9
や支持脚3のほぼ中心位置にあることから、安定性がよ
いという利点がある。そのような昇降装置の重心位置お
よび機構部分の幅が狭いという形態上の特徴を利用すれ
ば、たとえば図9に示すように、天板9の左右端をヒン
ジ47で連結部材7に対して回動自在に連結することに
より、天板9を折り畳み可能に構成することもできる。
ヒンジ47は、ネジ48などのロック機構により、角度
調節可能に構成してもよい。下側の連結杆5は支持脚3
よりも高い位置で左右のガイドレール4、4の下部同士
を連結しており、支持脚にはキャスター49を取り付け
ている。
【0046】この机Bは天板9をほぼ垂直になるように
回動させておけば、上部の幅が狭くなる。したがって複
数の机Bの支持脚3同士を順にずらせるようにして配置
すれば、多くの机を接近して並べることができる。その
ため、狭いスペースに多くの机を格納しておくことがで
きる。
回動させておけば、上部の幅が狭くなる。したがって複
数の机Bの支持脚3同士を順にずらせるようにして配置
すれば、多くの机を接近して並べることができる。その
ため、狭いスペースに多くの机を格納しておくことがで
きる。
【0047】前述の実施形態では、連結部材7と天板9
とを別個に製造し、両者を結合する構成を採用している
が、たとえば天板9と連結部材7を金属薄板で一体に形
成するなど、両者を一体に構成するようにしてもよい。
また上記の机を事務机ないし学習机などの椅子に座って
使用する机として利用する場合は、上下の連結杆6、5
が邪魔にならないように工夫するのが好ましい。たとえ
ば下側の連結杆5は支持脚3、3の先端同士を連結する
ようにし、上側の連結杆6を平面視がコ字状になるよう
に屈曲させてもよい。さらに場合により一方または両方
の連結杆を省略することもできる。
とを別個に製造し、両者を結合する構成を採用している
が、たとえば天板9と連結部材7を金属薄板で一体に形
成するなど、両者を一体に構成するようにしてもよい。
また上記の机を事務机ないし学習机などの椅子に座って
使用する机として利用する場合は、上下の連結杆6、5
が邪魔にならないように工夫するのが好ましい。たとえ
ば下側の連結杆5は支持脚3、3の先端同士を連結する
ようにし、上側の連結杆6を平面視がコ字状になるよう
に屈曲させてもよい。さらに場合により一方または両方
の連結杆を省略することもできる。
【図1】 本発明の高さ調節式の机の一実施形態の組立
途中の状態を示す一部切り欠き斜視図である。
途中の状態を示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】 その机の組立後の一部切り欠き斜視図であ
る。
る。
【図3】 その机の一部切り欠き正面図である。
【図4】 その机の一部切り欠き側面図である。
【図5】 図5aおよび図5bはそれぞれ図4のVa-Va
線断面図およびVb-Vb 線断面図である。
線断面図およびVb-Vb 線断面図である。
【図6】 その机の昇降作用を示す概略正面図である。
【図7】 その机の昇降作用を示す一部切り欠き要部斜
視図である。
視図である。
【図8】 本発明の昇降装置におけるプーリの取付方法
の他の実施形態を示す要部斜視図である。
の他の実施形態を示す要部斜視図である。
【図9】 本発明の高さ調節式の机の他の実施形態を示
す要部斜視図である。
す要部斜視図である。
【図10】 従来の高さ調節式の机の一例を示す一部切
り欠き斜視図である。
り欠き斜視図である。
【図11】 従来の高さ調節式の机の他の例を示す斜視
図である。
図である。
A 机 1 固定部 2 可動部 4 ガイドレール 5 連結杆 6 連結杆 7 連結部材 8 可動脚 9 天板 12 第1プーリ LM 直動式モータ 24 伸縮ロッド 27 第1ケーブル 28 第2ケーブル 30 第2プーリ 31 第2プーリ 32 第3プーリ 33 コントロールパネル 40 検出機構 LS3 リミットスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 上下方向に延びるように互いに平行に設
けられる左右一対のガイドレールと、それぞれのガイド
レールに対して上下に移動自在に設けられる左右一対の
可動脚と、左右の可動脚の上部間に渡されて固定される
連結部材と、その連結部材に伸縮方向が左右方向となる
ように設けられる電動式の直動アクチュエータと、左右
の可動脚の下部に設けられるケーブルの上下の向きを反
転するための左右の第1ケーブルガイドと、両側の可動
脚の上部ないし連結部材の端部にそれぞれ設けられる、
上下方向のケーブルの向きを水平方向に転換する左右の
第2ケーブルガイドと、一方の可動脚の上部ないし連結
部材の端部に設けられる、ケーブルの水平方向の向きを
反転させる第3ケーブルガイドと、一端が前記一方の可
動脚と対応するガイドレールの上部に係止され、その可
動脚の第1ケーブルガイドによって反転されて上方に延
び、第2ケーブルガイドによって水平に向きを変え、他
端が前記直動アクチュエータの伸縮部材に連結される第
1ケーブルと、一端が他方のガイドレールの上部に係止
され、対応する可動脚の第1ケーブルガイドによって反
転されて上方に延び、第2ケーブルガイドによって水平
に向きを変えて前記一方の可動脚の上部まで延び、さら
に第3ケーブルガイドによって反転された上で他端が直
動アクチュエータの伸縮部材に連結される第2ケーブル
と、直動アクチュエータの伸縮を制御するための制御
部、とを備えている、机などの昇降装置。 - 【請求項2】 前記左右のガイドレールの上下方向にお
ける中間部同士が連結杆により連結されており、前記可
動脚がガイドレールを囲むと共に、可動脚に連結部材と
の干渉を避けるための切り欠きないしスリットが設けら
れている請求項1記載の机などの昇降装置。 - 【請求項3】 前記第1ケーブルおよび第2ケーブル
を、それぞれ配索経路を長くするように弾力的に付勢す
るためのテンション機構と、配索経路が長くなったこと
を検出する検出器とを備え、可動脚が下降している間に
検出器が配索経路が長くなったことを検出したとき、可
動脚と床面などとの間に物を挟み込んだと認識して制御
部が直動アクチュエータの駆動を停止ないし逆進させる
挟み込み防止装置を備えている、請求項1または2記載
の机などの昇降装置。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の昇降装置
と、前記連結部材に設けられる天板と、前記ガイドレー
ルを床面に立てるための支持脚とを備えている高さ調節
式の机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30789097A JPH11123108A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 机などの昇降装置およびそれを用いた高さ調節式の机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30789097A JPH11123108A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 机などの昇降装置およびそれを用いた高さ調節式の机 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123108A true JPH11123108A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17974404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30789097A Pending JPH11123108A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 机などの昇降装置およびそれを用いた高さ調節式の机 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123108A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100896200B1 (ko) | 2008-12-03 | 2009-05-11 | 신공항하이웨이 주식회사 | 싸인카의 방향 표시장치 |
JP2011212077A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Okamura Corp | 天板付き家具 |
CN106308039A (zh) * | 2016-10-20 | 2017-01-11 | 安徽莱特气弹簧有限公司 | 升降装置及升降桌 |
JP2018027206A (ja) * | 2016-08-18 | 2018-02-22 | 株式会社イトーキ | 電動昇降天板付き家具の配線装置 |
JP2018064979A (ja) * | 2017-12-22 | 2018-04-26 | 株式会社イトーキ | 昇降天板付きデスクの配線ダクト装置 |
CN109315925A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-02-12 | 江苏捷尔特智能气动系统有限公司 | 同步升降机构 |
JP2019111337A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 高奕機械工業有限公司 | 二本柱事務机 |
JP2021048714A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | コクヨ株式会社 | コードホルダー |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP30789097A patent/JPH11123108A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100896200B1 (ko) | 2008-12-03 | 2009-05-11 | 신공항하이웨이 주식회사 | 싸인카의 방향 표시장치 |
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CN106308039B (zh) * | 2016-10-20 | 2024-01-30 | 安徽莱特气弹簧有限公司 | 升降装置及升降桌 |
JP2018064979A (ja) * | 2017-12-22 | 2018-04-26 | 株式会社イトーキ | 昇降天板付きデスクの配線ダクト装置 |
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JP2021048714A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | コクヨ株式会社 | コードホルダー |
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