JP2004129932A - 什器等の昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】什器(テーブル類、その他家具類)の天板の高さや、ベッド装置の床部高さを自由に調節できるようにする。
【解決手段】ベッドフレーム4を介して床部5を、昇降ユニット6によって、昇降可能に支持する構成とする。
前記昇降ユニット6は、下側フレーム7とベッドフレーム4に当接してなる上側フレーム8との間に、中間点で一対のリンク9a,9bを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構9を介在させ、前記下側フレーム7側にプッシュチェーン駆動機構10における筐体11を装着し、このプッシュチェーン駆動機構10を起動することで、前記筐体11から進退駆動するプッシュチェーン12先端を前記上側フレーム8に取り付けて構成する。
【選択図】       図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、什器(テーブル類、その他家具類)の天板の高さや、ベッド装置の床部高さを自由に調節できる、什器等の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、什器(テーブル類、その他家具類)の天板の高さ調節のための昇降機構や、ベッド装置(病院用ベッド、在宅用ベッド)の床部の高さ調節のための昇降機構には様々なものがある。
このうち前記ベッド装置にあっては、昇降機構のうち、例えば一対の脚杆La,Lbを交叉させて、これら脚杆La,Lbの中間部で回動自在に連結して構成したいわゆるパンタグラフ機構を採用した場合、脚杆La,Lbの長さにより、昇降ストロークが決まる(例えば特開平6−169953号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる昇降機構1においては、床部をより低くするために(最低床高を低くするために)、一対の脚杆La,Lbは図10のように床面に対する角度θが小さくなる。かかる状態から、前記一対の脚杆La,Lbをそれぞれ起立させるには、駆動力が増大する。
一方、図11に示すように直動アクチュエータ2(電動、油圧等)により、一対の脚杆La,Lbのうちの一方の脚杆La,Lbの上端側を引き上げるような機構とした場合、駆動力は一定であるが、ユニット上部側に前記直動アクチュエータ2のスペースを必要とする(図11参照)。
本発明はこのような背景から提案されたものであって、駆動力が略一定で、駆動源の設置スペースも取らず、特にベッド装置の床部の低床化に好適な、什器等の昇降装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明では、請求項1において、被昇降台を、昇降ユニットにより昇降可能に支持する構成とし、この昇降ユニットは、下側フレームと上側フレームとの間に、中間点で一対のリンクを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構を介在させ、前記下側フレーム側にプッシュチェーン駆動機構を配設し、このプッシュチェーン駆動機構によりプッシュチェーンを出し入れ駆動することで、前記上側フレームを介して被昇降台を昇降させる構成とした什器等の昇降装置を提案する。
また本発明では、請求項2において、被昇降台を、昇降ユニットにより昇降可能に支持する構成とし、この昇降ユニットは、下側フレームと上側フレームとの間に、中間点で一対のリンクを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構を介在させ、これら一対のリンクの両端側を、それぞれ下側フレーム上、上側フレーム上に移動自在に当接し、前記下側フレームおよび上側フレームの中間点にそれぞれ補助リンクを回動自在に軸着すると共に、これら補助リンクの他端部を前記一対のリンクに回動自在に軸着し、前記下側フレーム側にプッシュチェーン駆動機構を配設し、このプッシュチェーン駆動機構によりプッシュチェーンを出し入れ駆動することで、前記上側フレームを介して被昇降台を昇降させる構成とした什器等の昇降装置を提案する。
また本発明では、請求項3において、前記プッシュチェーン駆動機構は、筐体内に配置した起動スプロケットを有し、この起動スプロケットに駆動源を接続し、前記起動スプロケット側から前記筐体外に、繰り出し巻き取り収容してなるプッシュチェーンを備え、このプッシュチェーン先端を前記上側フレームに取り付け、前記駆動源により起動スプロケットを回動させて、筐体内からプッシュチェーンを繰り出し巻き取り収容することで、前記パンタグラフ機構における一対のリンクを回動させて被昇降台を昇降させるようにした什器等の昇降装置を提案する。
また本発明では、請求項4において、前記昇降ユニットは、被昇降台長手側両端寄りに一対配置し、前記下側フレームおよび上側フレームを、それぞれ被昇降台幅方向に指向させ、前記パンタグラフ機構を構成する一対のリンクの固定側を互いに下側フレームおよび上側フレームの逆の端部寄りに設けるようにした什器等の昇降装置を提案する。
また本発明では、請求項5において、前記プッシュチェーンは、一方側に屈曲不能とする支え部材を介してチェーンユニットを順次連結して構成した什器等の昇降装置を提案する。
さらに本発明では、請求項6において、前記被昇降台はベッド装置の床部である什器等の昇降装置を提案する。
【0005】
請求項1によれば、パンタグラフ機構を構成する一対のリンクを倒伏しても、下側フレーム側に設けたプッシュチェーン駆動機構によって上側フレームの下降が妨げられることはなく、被昇降台の最低位をより低くすることができる。
【0006】
請求項2によれば、プッシュチェーン駆動機構を起動して、プッシュチェーン駆動機構からプッシュチェーンを突出させていくと、上側フレームは押し上げられ、上側フレームが押し上げられるにつれ、パンタグラフ機構は次第に中間点を中心に一対のリンクが起立していく。この際、これら一対のリンクは、前記下側フレームおよび上側フレームの中間点にそれぞれ軸着した補助リンクの拘束下に、一対のリンク両端は、それぞれ下側フレームおよび上側フレームに沿って、下側フレームおよび上側フレームの中間点に向かって移動し、これによって、パンタグラフ機構は、常時、下側フレームおよび上側フレームの中間にあって回動変位して、上側フレーム、すなわち被昇降台の昇降を行うことができるので、昇降時において被昇降台からの荷重に対する安定性が向上する。
【0007】
請求項3によれば、駆動源を起動すると、起動スプロケットが回転し、筐体内に巻き取り収容してなるプッシュチェーンが、前記起動スプロケット側から前記筐体外に繰り出され、プッシュチェーン先端に取り付けた上側フレームを介して、被昇降台を上動させることができる。
【0008】
請求項4によれば、相対するパンタグラフ機構の一対のリンクの固定側を、互いに下側フレームおよび上側フレームの逆の端部寄りに設けるようにすることで、プッシュチェーン駆動機構を起動して、パンタグラフ機構の一対のリンクの軸止め箇所である中間点がそれぞれ固定側に片寄って回動変位しても、被昇降台からの荷重に対して、均衡を確保した状態で前記被昇降台を支えることができ、安定した被昇降台の昇降動作が可能となる。
【0009】
請求項5によれば、プッシュチェーンは、一方側に屈曲不能とする支え部材を介してチェーンユニットを順次連結して構成しているので、プッシュチェーンは、起動スプロケット側から前記筐体外に繰り出される際、繰り出される軸方向に対しては、中途で座屈するようなことはなく、充分な推力を発揮することができる。
【0010】
請求項6によれば、昇降ユニットにおける一対のリンクを倒伏しても、下側フレーム側に設けたプッシュチェーン駆動機構によって上側フレームの下降が妨げられることはなく、ベッド装置の床部の低床化に大いに寄与することができる。
【0011】
【発明の実施の態様】
以下、本発明にかかる什器等の昇降装置につき、ベッド装置に用いた一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づいて説明する。
図1に示すベッド装置3は、ベッドフレーム4を介して床部5を、床部昇降装置を構成する昇降ユニット6によって、昇降可能に支持する構成としている。
【0012】
前記昇降ユニット6は、図2に示すように、下側フレーム7とベッドフレーム4に当接してなる上側フレーム8との間に、中間点で一対のリンク9a,9bを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構9を介在させ、前記下側フレーム7側にプッシュチェーン駆動機構10における筐体11を装着し、このプッシュチェーン駆動機構10を起動することで、前記筐体11から進退駆動するプッシュチェーン12先端を前記上側フレーム8に取り付けている。すなわち、前記プッシュチェーン駆動機構10を起動して、プッシュチェーン12を筐体11から繰り出す一方、筐体11内に巻き取り収容することで、前記床部5を上側フレーム8、ベッドフレーム4を介して昇降させる構成である。
【0013】
前記下側フレーム7は、床部5長手方向両端側寄りの位置のベッドフレーム4に床部5幅方向に指向して一対配置した、床部5幅方向寸法に比較して若干小さめの長さ寸法のもので、両端側に床面に接地するための接地部材7e,7eを装着している(図4参照)。
またかかる一対の下側フレーム7のうちの一方の下側フレーム7の一端側には、前記パンタグラフ機構9における一対のリンク9a,9bのうちの一方のリンクの下端側を回動自在に軸着している(図2参照)。
また、他方の下側フレーム7では、前記一方の下側フレーム7の一端側とは反対の位置にある他端側に、パンタグラフ機構9における一対のリンク9a,9bのうちの一方のリンクの下端側を回動自在に軸着している。
そして下側フレーム7中間箇所には、前記プッシュチェーン駆動機構10における前記筐体11を配置している。
【0014】
前記上側フレーム8は、上記下側フレーム7と同寸法同形状のもので、一対の上側フレーム8のうちの一方の上側フレーム8の一端側には、前記パンタグラフ機構9における一対のリンク9a,9bのうちの一方のリンクの上端側を回動自在に軸着している。
また、他方の上側フレーム8では、前記一方の上側フレーム8の一端側とは反対の位置にある他端側に、パンタグラフ機構9における一対のリンク9a,9bのうちの一方のリンクの上端側を回動自在に軸着している。
【0015】
前記パンタグラフ機構9は、図5、図6に示すように、一対のリンク9a,9bをX状に交叉させて互いに中間点で回動変位自在に軸止めしている。
また、前記一対のリンク9a,9bの下側フレーム7、上側フレーム8に対する固定端である下端側、上端側以外の下端側、上端側には、それぞれ転動部材13を取り付け、下側フレーム7、上側フレーム8に転動移動自在に当接している(図6参照)。
【0016】
そして前記プッシュチェーン駆動機構10では、下側フレーム7中間箇所に固設した筐体11内の一端寄りに起動スプロケット14を配設して、筐体11内に前記プッシュチェーン12が巻回保持され、プッシュチェーン12先端を前記起動スプロケット14側から前記筐体11外に突出させている。
前記起動スプロケット14には、筐体11に併設したモータケーシング15内のモータ(図示省略)の出力軸を接続している。
そして前記プッシュチェーン12先端は、筐体11外に鉛直上方に突出して、前記ベッドフレーム4を支える上側フレーム8に取り付けている。
【0017】
ここで前記プッシュチェーン12は、図に示すように、一方側に屈曲不能とする支え部材16を介してチェーンユニット12uを連結ピン17により順次連結して構成している。
【0018】
以上のように構成されるベッド装置3において、昇降ユニット6における駆動手段であるプッシュチェーン駆動機構10は、下側フレーム7中間箇所に固設した筐体11内に内蔵される構成であるので、パンタグラフ機構9を構成する一対のリンク9a,9bが倒伏して上側フレーム8が下側フレーム7に近接させても、前記筐体11が妨げとなるようなことはなく、従って、ベッドの最低床高をより低くすることができ、低床化ベッドの昇降ユニット6として好適である。
【0019】
前記プッシュチェーン駆動機構10におけるモータを起動すると、モータの出力軸に連結した起動スプロケット14が回転し、筐体11内に巻き取り収容してなるプッシュチェーン12が、前記起動スプロケット14側から前記筐体11外に、鉛直上方に向かって繰り出され、プッシュチェーン12先端に取り付けた上側フレーム8を介して、ベッドフレーム4を上動させることができる。
このとき、プッシュチェーン12は、一方側に屈曲不能とする支え部材16を介してチェーンユニット12uを連結ピン17により順次連結して構成しており、繰り出される方向(鉛直上方)と、前記チェーンユニット12u、支え部材16、そして次のチェーンユニット12uとプッシュチェーン12を構成する部品の列設方向が一致しているため、プッシュチェーン12を構成する部品が中途で座屈するようなことはなく、充分な推力を発揮することができ、前記上側フレーム8を押し上げることができ、ベッドフレーム4を上動させることができる。
【0020】
前記プッシュチェーン駆動機構10を起動することで、パンタグラフ機構9を構成する一対のリンク9a,9bのうち、下端側、上端側の可動側は、転動部材13を介して下側フレーム7、上側フレーム8に沿って、固定側に向かって移動していき、次第にそれぞれ起立していく。
すると、パンタグラフ機構9は、一対のリンク9a,9bの軸止め中心である中間点がリンク9a,9bの固定側端部である、下側フレーム7、上側フレーム8の一端寄りにずれていく。
しかしながら、相対する昇降ユニット6におけるパンタグラフ機構9の一対のリンク9a,9bの固定側は、互いに下側フレーム7、上側フレーム8の逆の端部側となるように設定したので(図2参照)、床部5からの荷重に対して、均衡を確保した状態で前記床部5を支えることができ、安定した床部5の昇降動作が可能となる。
【0021】
また本発明にかかるベッド装置3における床部昇降装置を構成する昇降ユニット6は、床部5を、一つの昇降ユニット6によって、昇降可能に支持する構成とすることもできる(図示省略)。
【0022】
床部5を、一つの昇降ユニット6によって、昇降可能に支持する構成とすれば、より構造を単純化することができ、製造コストも抑制可能である。
【0023】
また本発明にかかる床部昇降装置を構成する昇降ユニット6は、ベッド装置3に限らず、通常の什器(テーブル類、台)の昇降ユニットとしても用いることができる。
【0024】
このような昇降ユニット6を用いた什器によれば、自由にテーブル高さを変えられ使いやすいし、また、保管するときも、昇降ユニット6を動かしてテーブル高さを最低位にした状態で互いに積み上げて保管することができる。
【0025】
さらに本発明にかかるベッド装置3における床部昇降装置は、以下のように構成することもできる。
この場合の床部昇降装置では、床部5をベッドフレーム4を介して昇降可能に支持する昇降ユニット6としては、下側フレーム7と上側フレーム8との間において、パンタグラフ機構9を構成する一対のリンク9a,9bの両端側を下側フレーム7と上側フレーム8に、転動部材13を介し移動自在に当接している。
そして、前記下側フレーム7および上側フレーム8の中間点にそれぞれ補助リンク18、18を回動自在に軸着すると共に、これら補助リンク18、18の他端部を、前記一対のリンク9a,9bの軸止め中心である中間点とリンク9a,9bの端部側との間の中間に回動自在に軸着するようにしている(図8参照)。
なお、前記下側フレーム7側には、プッシュチェーン駆動機構10における筐体11を配設して、このプッシュチェーン駆動機構10からプッシュチェーン12を繰り出し可能に構成して、このプッシュチェーン12先端側を、前記上側フレーム8に接続している。
【0026】
以上のような床部昇降装置において、プッシュチェーン駆動機構10を起動すると、プッシュチェーン駆動機構10における筐体11の起動スプロケット14側から前記筐体11外に、鉛直上方に向かって繰り出され、プッシュチェーン12先端に取り付けた上側フレーム8を介して、ベッドフレーム4を上動させることができる。
前記上側フレーム8が押し上げられるにつれ、パンタグラフ機構9を構成する一対のリンク9a,9bは、軸止め箇所である中間点を中心に回動変位して起立していく。
この際、これら一対のリンク9a,9bは、前記下側フレーム7および上側フレーム8の中間点にそれぞれ軸着した補助リンク18、18の拘束下に、一対のリンク9a,9b両端は転動部材13を介して、それぞれ下側フレーム7および上側フレーム8に沿って、下側フレーム7および上側フレーム8の中間点に向かって移動する。
これによって、パンタグラフ機構9を構成する一対のリンク9a,9bは、軸止め箇所である中間点が、常時、下側フレーム7および上側フレーム8の中間にあって、回動変位して、上側フレーム8、すなわちベッドフレーム4の昇降を行うことができるので、昇降時において床部5からの荷重に対する安定性が向上する(図9参照)。
【0027】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、
(1)パンタグラフ機構を構成する一対のリンクを倒伏しても、下側フレーム側に設けたプッシュチェーン駆動機構によって上側フレームの下降が妨げられることはなく、被昇降台の最低位をより低くすることができる。
(2)パンタグラフ機構を構成する一対のリンクに、下側フレームおよび上側フレームの中間点にそれぞれ軸着した補助リンクを連結したものにあっては、前記補助リンクの拘束作用によって、パンタグラフ機構は、常時、下側フレームおよび上側フレームの中間にあって回動変位して、上側フレーム、すなわちベッドフレーム4の昇降を行うことができるので、昇降時において被昇降台の荷重に対する安定性が向上する。
(3)相対するパンタグラフ機構の一対のリンクの固定側を互いに下側フレームの逆の端部寄りに設けるようにしたものにあっては、プッシュチェーン駆動機構を起動することで、パンタグラフ機構を構成する一対のリンクが、固定側に片寄って回動変位動作しても、被昇降台からの荷重に対する均衡を確保しつつ、安定したベッドフレームの昇降動作を行うことができる。
(4)プッシュチェーンは、少なくとも一方側に屈曲不能とする支え部材を介してチェーンユニットを順次連結して構成しているので、プッシュチェーンは、起動スプロケット側から前記筐体外に繰り出される際、繰り出される軸方向に対しては、中途で座屈するようなことはなく、充分な推力を発揮することができる。
(5)昇降ユニットにおける一対のリンクを倒伏しても、下側フレーム側に設けたプッシュチェーン駆動機構によって上側フレームの下降が妨げられることはなく、ベッド装置の床部の低床化に大いに寄与することができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる什器等の昇降装置の一例を示す、外観斜視図である。
【図2】図1に示す什器等の昇降装置を駆動して床部を上昇させた際の外観斜視図である。
【図3】図1に示すベッド装置の長手方向の側面図である。
【図4】図1に示すベッド装置の別側面図である。
【図5】床部を上昇させた際の昇降ユニットの斜視図である。
【図6】図1に示す什器等の昇降装置を駆動して床部を上昇させた際の昇降ユニットの側面図である。
【図7】プッシュチェーン駆動機構の一例を示す、構成説明図である。
【図8】本発明にかかる什器等の昇降装置を構成する昇降ユニットの一例を示す、外観斜視図である。
【図9】図8に示す昇降ユニットを作動させた際の作用説明図である。
【図10】従来におけるベッド装置の昇降装置の問題点を説明するための模式図である。
【図11】従来におけるベッド装置の昇降装置の問題点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1              昇降機構
2              直動アクチュエータ
3              ベッド装置
4              ベッドフレーム
5              床部
6              昇降ユニット
7              下側フレーム
8              上側フレーム
9              パンタグラフ機構
9a,9b          リンク
10             プッシュチェーン駆動機構
11             筐体
12             プッシュチェーン
12u            チェーンユニット
13             転動部材
14             起動スプロケット
15             モータケーシング
16             支え部材
17             連結ピン
18             補助リンク
La,Lb          脚杆

Claims (6)

  1. 被昇降台を、昇降ユニットにより昇降可能に支持する構成とし、この昇降ユニットは、下側フレームと上側フレームとの間に、中間点で一対のリンクを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構を介在させ、前記下側フレーム側にプッシュチェーン駆動機構を配設し、このプッシュチェーン駆動機構によりプッシュチェーンを出し入れ駆動することで、前記上側フレームを介して被昇降台を昇降させる構成としたことを特徴とする什器等の昇降装置。
  2. 被昇降台を、昇降ユニットにより昇降可能に支持する構成とし、この昇降ユニットは、下側フレームと上側フレームとの間に、中間点で一対のリンクを互いに回動自在に枢支したパンタグラフ機構を介在させ、これら一対のリンクの両端側を、それぞれ下側フレーム上、上側フレーム上に移動自在に当接し、前記下側フレームおよび上側フレームの中間点にそれぞれ補助リンクを回動自在に軸着すると共に、これら補助リンクの他端部を前記一対のリンクに回動自在に軸着し、前記下側フレーム側にプッシュチェーン駆動機構を配設し、このプッシュチェーン駆動機構によりプッシュチェーンを出し入れ駆動することで、前記上側フレームを介して被昇降台を昇降させる構成としたことを特徴とする什器等の昇降装置。
  3. 前記プッシュチェーン駆動機構は、筐体内に配置した起動スプロケットを有し、この起動スプロケットに駆動源を接続し、前記起動スプロケット側から前記筐体外に、繰り出し巻き取り収容してなるプッシュチェーンを備え、このプッシュチェーン先端を前記上側フレームに取り付け、前記駆動源により起動スプロケットを回動させて、筐体内からプッシュチェーンを繰り出し巻き取り収容することで、前記パンタグラフ機構における一対のリンクを回動させて被昇降台を昇降させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の什器等の昇降装置。
  4. 前記昇降ユニットは、被昇降台長手側両端寄りに一対配置し、前記下側フレームおよび上側フレームを、それぞれ被昇降台幅方向に指向させ、前記パンタグラフ機構を構成する一対のリンクの固定側を互いに下側フレームおよび上側フレームの逆の端部寄りに設けるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の什器等の昇降装置。
  5. 前記プッシュチェーンは、一方側に屈曲不能とする支え部材を介してチェーンユニットを順次連結して構成したことを特徴とする請求項1ないし3記載のうち、いずれか1記載の什器等の昇降装置。
  6. 前記被昇降台はベッド装置の床部であることを特徴とする請求項1ないし4記載のうち、1記載の什器等の昇降装置。
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