JPH11122312A - ディジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法 - Google Patents
ディジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法Info
- Publication number
- JPH11122312A JPH11122312A JP28524897A JP28524897A JPH11122312A JP H11122312 A JPH11122312 A JP H11122312A JP 28524897 A JP28524897 A JP 28524897A JP 28524897 A JP28524897 A JP 28524897A JP H11122312 A JPH11122312 A JP H11122312A
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- digital
- signal
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- Error Detection And Correction (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、ディジタル変調装置、ディジタ
ル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方
法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法にお
いて、ビタビ等化器の標本化誤差に対する依存性を未然
に防止すると共に、使用帯域幅を削減して周波数利用効
率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生
じるような特性劣化を抑圧する。 【解決手段】マッピング手段で入力されるビット情報を
シリアルパラレル変換して複素数平面上にマッピング
し、位相回転手段でマッピングされた信号を各信号毎に
位相回転し、狭帯域フィルタで位相回転された送信信号
をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限するような
構成とする。
ル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方
法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法にお
いて、ビタビ等化器の標本化誤差に対する依存性を未然
に防止すると共に、使用帯域幅を削減して周波数利用効
率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生
じるような特性劣化を抑圧する。 【解決手段】マッピング手段で入力されるビット情報を
シリアルパラレル変換して複素数平面上にマッピング
し、位相回転手段でマッピングされた信号を各信号毎に
位相回転し、狭帯域フィルタで位相回転された送信信号
をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限するような
構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車電話等をは
じめとするディジタル通信システムにおけるディジタル
変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装
置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディ
ジタル変復調方法に関するものである。
じめとするディジタル通信システムにおけるディジタル
変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装
置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディ
ジタル変復調方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のディジタル通信システム
として、「ディジタル通信技術」（田中公男著、東海大
学出版会、1986年３月25日）で述べられているものが
る。図７はＭ相位相シフトキーイング（ＰＳＫ）変調方
式による変調器と復調器を含む変復調方式の構成であ
る。図中、１は送信ビット情報入力端子、２は判定デー
タ出力端子、３はシリアルパラレル変換器、４はマッパ
ー、７は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換
回路、１３は送信ナイキストフィルタ、１４は受信ナイ
キストフィルタ、１５は復調回路である。
として、「ディジタル通信技術」（田中公男著、東海大
学出版会、1986年３月25日）で述べられているものが
る。図７はＭ相位相シフトキーイング（ＰＳＫ）変調方
式による変調器と復調器を含む変復調方式の構成であ
る。図中、１は送信ビット情報入力端子、２は判定デー
タ出力端子、３はシリアルパラレル変換器、４はマッパ
ー、７は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換
回路、１３は送信ナイキストフィルタ、１４は受信ナイ
キストフィルタ、１５は復調回路である。
【０００３】８相ＰＳＫを例にとって説明する。送信ビ
ット情報入力端子１より入力されるビットデータは、シ
リアルパラレル変換器３で、１から３並列に変換され
る。この時点でデータの変化速度はビットレートの１／
３となる。マッパー４は、複素平面上の８点のうちのど
れかの点に信号をマッピングする。送信ナイキストフィ
ルタ１３は、ビットレートの１／３の速度で変化するデ
ータレートに対して、ナイキスト伝送が可能であるよう
に波形整形を行う。この場合のナイキストフィルタの基
底帯域での所要帯域幅は、データレートの約１／２（ナ
イキスト帯域）である（これは、ビットレートの１／６
に相当する）。
ット情報入力端子１より入力されるビットデータは、シ
リアルパラレル変換器３で、１から３並列に変換され
る。この時点でデータの変化速度はビットレートの１／
３となる。マッパー４は、複素平面上の８点のうちのど
れかの点に信号をマッピングする。送信ナイキストフィ
ルタ１３は、ビットレートの１／３の速度で変化するデ
ータレートに対して、ナイキスト伝送が可能であるよう
に波形整形を行う。この場合のナイキストフィルタの基
底帯域での所要帯域幅は、データレートの約１／２（ナ
イキスト帯域）である（これは、ビットレートの１／６
に相当する）。
【０００４】波形整形された信号は、高周波変換回路７
にて電波となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９
にて、基底帯域信号に変換される。受信ナイキストフィ
ルタ１４は、この受信基底帯域信号に帯域制限を施し、
復調回路１５はこの信号をデータ判定する。本変調方式
で重要な点は、送信側でナイキスト波形整形を行うとい
う点である。
にて電波となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９
にて、基底帯域信号に変換される。受信ナイキストフィ
ルタ１４は、この受信基底帯域信号に帯域制限を施し、
復調回路１５はこの信号をデータ判定する。本変調方式
で重要な点は、送信側でナイキスト波形整形を行うとい
う点である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の変復調方式とし
て、８相ＰＳＫや１６相ＰＳＫを用いることにより、周
波数利用効率を高めることができるが、このような相数
の増大により、特性が大きく劣化するという問題があ
る。図８は、「A FRACTIONALLY-SPACED MAXIMUM-LIKELI
HOOD SEQUENCE ESTIMATION RECEIVER IN A MULTIPATH F
ADING ENVIRONMENT」(Yongbing Wan,Qingli Liu & Andr
ew M.Sendyk,IV-689〜IV692,IEEE,ICASSP92,0-7803-053
2-9/92 $3.00,1992)で述べられている、π／４シフト４
相ＰＳＫ変調方式による変調器と適応等化器を含む変復
調方式の構成である。図中において、１は送信ビット情
報入力端子、２は判定データ出力端子、４はマッパー、
７は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換回
路、１２は適応等化器、１３は送信ナイキストフィル
タ、１４は受信ナイキストフィルタ、１６は直列２並列
変換器、１７はπ／４回転回路である。
て、８相ＰＳＫや１６相ＰＳＫを用いることにより、周
波数利用効率を高めることができるが、このような相数
の増大により、特性が大きく劣化するという問題があ
る。図８は、「A FRACTIONALLY-SPACED MAXIMUM-LIKELI
HOOD SEQUENCE ESTIMATION RECEIVER IN A MULTIPATH F
ADING ENVIRONMENT」(Yongbing Wan,Qingli Liu & Andr
ew M.Sendyk,IV-689〜IV692,IEEE,ICASSP92,0-7803-053
2-9/92 $3.00,1992)で述べられている、π／４シフト４
相ＰＳＫ変調方式による変調器と適応等化器を含む変復
調方式の構成である。図中において、１は送信ビット情
報入力端子、２は判定データ出力端子、４はマッパー、
７は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換回
路、１２は適応等化器、１３は送信ナイキストフィル
タ、１４は受信ナイキストフィルタ、１６は直列２並列
変換器、１７はπ／４回転回路である。
【０００６】送信ビット情報入力端子１より入力される
ビットデータは、直列２並列変換器１６で、１から２並
列に変換される。この時点でデータの変化速度はビット
レートの１／２となる。マッパー４は、複素平面上の４
点のうちのどれかの点に信号をマッピングする。π／４
回転回路１７は、マッピングしたデータに関して、π／
４の位相回転を常時与える。送信ナイキストフィルタ１
３は、ビットレートの１／２の速度で変化するデータレ
ートに対して、ナイキスト伝送が可能であるように波形
整形を行う。この場合のナイキストフィルタの基底帯域
での所要帯域幅は、データレートの約１／２（ナイキス
ト帯域）である（これは、ビットレートの１／４に相当
する）。
ビットデータは、直列２並列変換器１６で、１から２並
列に変換される。この時点でデータの変化速度はビット
レートの１／２となる。マッパー４は、複素平面上の４
点のうちのどれかの点に信号をマッピングする。π／４
回転回路１７は、マッピングしたデータに関して、π／
４の位相回転を常時与える。送信ナイキストフィルタ１
３は、ビットレートの１／２の速度で変化するデータレ
ートに対して、ナイキスト伝送が可能であるように波形
整形を行う。この場合のナイキストフィルタの基底帯域
での所要帯域幅は、データレートの約１／２（ナイキス
ト帯域）である（これは、ビットレートの１／４に相当
する）。
【０００７】波形整形された信号は、高周波変換回路７
にて電波となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９
にて、基底帯域信号に変換される。受信ナイキストフィ
ルタ１４は、この受信基底帯域信号に帯域制限を施し、
適応等化器１２はこの信号をデータ判定する。本システ
ムにおいて特徴的な点は、本来、ナイキスト波形整形が
不要な適応等化器を用いたシステムであるにも拘わら
ず、送信側でナイキスト波形整形を行うという点であ
る。
にて電波となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９
にて、基底帯域信号に変換される。受信ナイキストフィ
ルタ１４は、この受信基底帯域信号に帯域制限を施し、
適応等化器１２はこの信号をデータ判定する。本システ
ムにおいて特徴的な点は、本来、ナイキスト波形整形が
不要な適応等化器を用いたシステムであるにも拘わら
ず、送信側でナイキスト波形整形を行うという点であ
る。
【０００８】図９に、適応等化器として通常ビタビ等化
器「The Viterbi Algorithm」（G.DAVID FORNEY,JR. ,P
ROCEEDINGS OF THE IEEE, VOL.61, NO. 3, MARCH 197
3）を用い、標本化タイミングを変化させた場合の、ビ
ット誤り率特性を示す（変調方式はＱＰＳＫ）。標本化
タイミングによってビット誤り率特性が大きく変化する
ことが示される。この問題を解決するため、図８の構成
では、変調方式でなく適応等化器の方式を修正してい
る。
器「The Viterbi Algorithm」（G.DAVID FORNEY,JR. ,P
ROCEEDINGS OF THE IEEE, VOL.61, NO. 3, MARCH 197
3）を用い、標本化タイミングを変化させた場合の、ビ
ット誤り率特性を示す（変調方式はＱＰＳＫ）。標本化
タイミングによってビット誤り率特性が大きく変化する
ことが示される。この問題を解決するため、図８の構成
では、変調方式でなく適応等化器の方式を修正してい
る。
【０００９】このようにＰＳＫ変調方式による変調器と
復調器（特に適応等化器）を含むディジタル変復調方式
において、通常のビタビ等化器を用いた場合、その特性
が標本化タイミング誤差に大きく依存する問題や、８相
ＰＳＫ等のように相数を拡大すると特性が劣化するとい
う問題があった。
復調器（特に適応等化器）を含むディジタル変復調方式
において、通常のビタビ等化器を用いた場合、その特性
が標本化タイミング誤差に大きく依存する問題や、８相
ＰＳＫ等のように相数を拡大すると特性が劣化するとい
う問題があった。
【００１０】この発明は上記のような問題点を解決する
ためなされたもので、ビタビ等化器の標本化誤差に対す
る依存性を未然に防止すると共に、使用帯域幅を削減し
て周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相
数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧し得るディジ
タル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調
装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びデ
ィジタル変復調方法を提供することを目的とする。
ためなされたもので、ビタビ等化器の標本化誤差に対す
る依存性を未然に防止すると共に、使用帯域幅を削減し
て周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相
数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧し得るディジ
タル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調
装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びデ
ィジタル変復調方法を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル変調装置は、ビット情報を変調して送信するディジタ
ル変調装置において、入力されるビット情報をシリアル
パラレル変換して複素数平面上にマッピングするマッピ
ング手段と、マッピングされた信号を各信号毎に位相回
転する位相回転手段と、位相回転された送信信号をナイ
キスト条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フィル
タとを備えるものである。
ル変調装置は、ビット情報を変調して送信するディジタ
ル変調装置において、入力されるビット情報をシリアル
パラレル変換して複素数平面上にマッピングするマッピ
ング手段と、マッピングされた信号を各信号毎に位相回
転する位相回転手段と、位相回転された送信信号をナイ
キスト条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フィル
タとを備えるものである。
【００１２】さらに次の発明に係るディジタル変調装置
では、マッピング手段は、ビット情報をシリアルパラレ
ル変換して複素平面上の複数の点にマッピングするもの
である。
では、マッピング手段は、ビット情報をシリアルパラレ
ル変換して複素平面上の複数の点にマッピングするもの
である。
【００１３】さらに次の発明に係るディジタル変調装置
では、マッピング手段は、ビット情報を複素数平面上の
２点にマッピングするものである。
では、マッピング手段は、ビット情報を複素数平面上の
２点にマッピングするものである。
【００１４】また次の発明に係るディジタル復調装置
は、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調装置において、受信信号を帯
域制限する受信フィルタと、その受信フィルタの出力に
変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与える位相逆
回転手段とを備えるものである。
は、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調装置において、受信信号を帯
域制限する受信フィルタと、その受信フィルタの出力に
変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与える位相逆
回転手段とを備えるものである。
【００１５】さらに次の発明に係るディジタル復調装置
では、上記位相逆回転手段からの出力の符号間干渉を補
償する適応等化手段を備えるものである。
では、上記位相逆回転手段からの出力の符号間干渉を補
償する適応等化手段を備えるものである。
【００１６】また次の発明に係るディジタル変復調装置
は、ビット情報を変調して送信すると共に、その送信信
号に対応する受信信号から送信ビット情報を推定するデ
ィジタル変復調装置において、変調側に、入力されるビ
ット情報を複素数平面上にマッピングするマッピング手
段と、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転する
位相回転手段と、位相回転された送信信号をナイキスト
条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フィルタとを
備え、復調側に受信信号を帯域制限する受信フィルタ
と、その受信フィルタの出力に変調時の位相回転に対応
する位相逆回転を与える位相逆回転手段とを備えるもの
である。
は、ビット情報を変調して送信すると共に、その送信信
号に対応する受信信号から送信ビット情報を推定するデ
ィジタル変復調装置において、変調側に、入力されるビ
ット情報を複素数平面上にマッピングするマッピング手
段と、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転する
位相回転手段と、位相回転された送信信号をナイキスト
条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フィルタとを
備え、復調側に受信信号を帯域制限する受信フィルタ
と、その受信フィルタの出力に変調時の位相回転に対応
する位相逆回転を与える位相逆回転手段とを備えるもの
である。
【００１７】さらに次の発明に係るディジタル変復調装
置では、マッピング手段は、ビット情報をシリアルパラ
レル変換して複素数平面上の複数の点にマッピングする
ものである。
置では、マッピング手段は、ビット情報をシリアルパラ
レル変換して複素数平面上の複数の点にマッピングする
ものである。
【００１８】さらに次の発明に係るディジタル変復調装
置では、マッピング手段は、ビット情報を複素数平面上
の２点にマッピングするものである。
置では、マッピング手段は、ビット情報を複素数平面上
の２点にマッピングするものである。
【００１９】さらに次の発明に係るディジタル変復調装
置では、位相逆回転手段からの出力の符号間干渉を補償
する適応等化手段を備えるものである。
置では、位相逆回転手段からの出力の符号間干渉を補償
する適応等化手段を備えるものである。
【００２０】また次の発明に係るディジタル変調方法
は、ビット情報を変調して送信するディジタル変調方法
において、入力されるビット情報を複素数平面上にマッ
ピングし、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転
し、その位相回転された送信信号をナイキスト条件より
狭い周波数帯域に制限して送信するものである。
は、ビット情報を変調して送信するディジタル変調方法
において、入力されるビット情報を複素数平面上にマッ
ピングし、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転
し、その位相回転された送信信号をナイキスト条件より
狭い周波数帯域に制限して送信するものである。
【００２１】さらに次の発明に係るディジタル変調方法
では、ビット情報をシリアルパラレル変換して複素数平
面上の複数の点にマッピングするものである。
では、ビット情報をシリアルパラレル変換して複素数平
面上の複数の点にマッピングするものである。
【００２２】さらに次の発明に係るディジタル変調方法
では、ビット情報を複素数平面上の２点にマッピングす
るものである。
では、ビット情報を複素数平面上の２点にマッピングす
るものである。
【００２３】また次の発明に係るディジタル復調方法
は、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調方法において、受信信号を帯
域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回転
を与えるものである。
は、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調方法において、受信信号を帯
域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回転
を与えるものである。
【００２４】さらに次の発明に係るディジタル復調方法
では、位相逆回転後の出力の符号間干渉を適応等化して
補償するものである。
では、位相逆回転後の出力の符号間干渉を適応等化して
補償するものである。
【００２５】また次の発明に係るディジタル変復調方法
は、ビット情報を変調して送信すると共に、その送信信
号に対応する受信信号から送信ビット情報を推定するデ
ィジタル変復調方法において、変調時に、入力されるビ
ット情報を複素数平面上にマッピングし、マッピングさ
れた信号を各信号毎に位相回転し、その位相回転された
送信信号をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限
し、復調時に、受信信号を帯域制限した後、変調時の位
相回転に対応する位相逆回転を与えるものである。
は、ビット情報を変調して送信すると共に、その送信信
号に対応する受信信号から送信ビット情報を推定するデ
ィジタル変復調方法において、変調時に、入力されるビ
ット情報を複素数平面上にマッピングし、マッピングさ
れた信号を各信号毎に位相回転し、その位相回転された
送信信号をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限
し、復調時に、受信信号を帯域制限した後、変調時の位
相回転に対応する位相逆回転を与えるものである。
【００２６】さらに次の発明に係るディジタル変復調方
法では、ビット情報をシリアルパラレル変換して複素数
平面上の複数の点にマッピングするものである。
法では、ビット情報をシリアルパラレル変換して複素数
平面上の複数の点にマッピングするものである。
【００２７】さらに次の発明に係るディジタル変復調方
法では、ビット情報を複素数平面上の２点にマッピング
するものである。
法では、ビット情報を複素数平面上の２点にマッピング
するものである。
【００２８】さらに次の発明に係るディジタル変復調方
法では、位相逆回転後の出力の符号間干渉を適応等化し
て補償するものである。
法では、位相逆回転後の出力の符号間干渉を適応等化し
て補償するものである。
【００２９】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
【００３０】実施の形態１．図１に本発明におけるディ
ジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復
調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及び
ディジタル変復調方法を適用したディジタル変復調装置
の実施の形態１の構成を示す。図において、１は送信ビ
ット情報入力端子、２は判定データ出力端子、３はシリ
アルパラレル変換器、４はマッパー、５は位相回転回
路、６は送信狭帯域フィルタ、７は高周波変換回路、８
は伝送路、９は低周波変換回路、１０は受信フィルタ、
１１は位相逆回転回路、１２は適応等化器である。
ジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復
調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及び
ディジタル変復調方法を適用したディジタル変復調装置
の実施の形態１の構成を示す。図において、１は送信ビ
ット情報入力端子、２は判定データ出力端子、３はシリ
アルパラレル変換器、４はマッパー、５は位相回転回
路、６は送信狭帯域フィルタ、７は高周波変換回路、８
は伝送路、９は低周波変換回路、１０は受信フィルタ、
１１は位相逆回転回路、１２は適応等化器である。
【００３１】送信ビット情報入力端子１より入力される
ビットデータは、シリアルパラレル変換器３で、１から
Ｎ並列に変換される。この時点でデータの変化速度はビ
ットレートの１／Ｎとなる。マッパー４は、複素平面上
の２Ｎ点のうちのどれかの点に信号をマッピングする。
位相回転回路５は、マッピングした結果を、各データ毎
に位相回転を与える。送信狭帯域フィルタ６は、ビット
レートの１／Ｎの速度で変化するデータを、ナイキスト
伝送が不可能である帯域に制限する。
ビットデータは、シリアルパラレル変換器３で、１から
Ｎ並列に変換される。この時点でデータの変化速度はビ
ットレートの１／Ｎとなる。マッパー４は、複素平面上
の２Ｎ点のうちのどれかの点に信号をマッピングする。
位相回転回路５は、マッピングした結果を、各データ毎
に位相回転を与える。送信狭帯域フィルタ６は、ビット
レートの１／Ｎの速度で変化するデータを、ナイキスト
伝送が不可能である帯域に制限する。
【００３２】この場合のフィルタの基底帯域での所要帯
域幅は、データレートの約１／２Ｎより小さくとる。フ
ィルタリングされた信号は、高周波変換回路７にて電波
となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９にて、基
底帯域信号に変換される。受信フィルタ１０は、この受
信基底帯域信号に帯域制限（この際にはナイキスト波形
整形でない）を施し、適応等化器１２はこの信号をデー
タ判定する。この変復調方式で重要な点は、送信側でナ
イキスト波形整形を行わないという点である。
域幅は、データレートの約１／２Ｎより小さくとる。フ
ィルタリングされた信号は、高周波変換回路７にて電波
となり、伝送路８を介して、低周波変換回路９にて、基
底帯域信号に変換される。受信フィルタ１０は、この受
信基底帯域信号に帯域制限（この際にはナイキスト波形
整形でない）を施し、適応等化器１２はこの信号をデー
タ判定する。この変復調方式で重要な点は、送信側でナ
イキスト波形整形を行わないという点である。
【００３３】図２にこの実施の形態１における送信狭帯
域フィルタ６によるフィルタリング波形を示す。ナイキ
スト波形整形を行った場合、波形中の一点しか標本化が
行われない。しかし、帯域を１／２とした場合、波形中
の３点が標本化される。これが、符号間干渉と呼ばれる
もので、これを克服するためには適応等化器１２が必要
となる。一方、狭帯域フィルタ６を用いることにより、
適応等化器１２は必要となるが、所用帯域は少なくなる
という利点がある。
域フィルタ６によるフィルタリング波形を示す。ナイキ
スト波形整形を行った場合、波形中の一点しか標本化が
行われない。しかし、帯域を１／２とした場合、波形中
の３点が標本化される。これが、符号間干渉と呼ばれる
もので、これを克服するためには適応等化器１２が必要
となる。一方、狭帯域フィルタ６を用いることにより、
適応等化器１２は必要となるが、所用帯域は少なくなる
という利点がある。
【００３４】実施の形態２．図３に本発明におけるディ
ジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復
調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及び
ディジタル変復調方法を適用したディジタル変復調装置
の実施の形態２の構成を示す。図において、１は送信ビ
ット情報入力端子、２は判定データ出力端子、４はマッ
パー、５は位相回転回路、６は送信狭帯域フィルタ、７
は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換回路、
１０は受信フィルタ、１１は位相逆回転回路、１２は適
応等化器である。
ジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復
調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及び
ディジタル変復調方法を適用したディジタル変復調装置
の実施の形態２の構成を示す。図において、１は送信ビ
ット情報入力端子、２は判定データ出力端子、４はマッ
パー、５は位相回転回路、６は送信狭帯域フィルタ、７
は高周波変換回路、８は伝送路、９は低周波変換回路、
１０は受信フィルタ、１１は位相逆回転回路、１２は適
応等化器である。
【００３５】送信ビット情報入力端子１より入力される
ビットデータは、ビットレートでマッパー４により複素
平面上の２点のうちのどれかの点に信号をマッピングさ
れる。位相回転回路５は、マッピングした結果を各デー
タ毎に位相回転を与える。送信狭帯域フィルタ６は、ビ
ットレートで変化するデータを、ナイキスト伝送が不可
能である帯域に制限する。
ビットデータは、ビットレートでマッパー４により複素
平面上の２点のうちのどれかの点に信号をマッピングさ
れる。位相回転回路５は、マッピングした結果を各デー
タ毎に位相回転を与える。送信狭帯域フィルタ６は、ビ
ットレートで変化するデータを、ナイキスト伝送が不可
能である帯域に制限する。
【００３６】この場合のフィルタの基底帯域での所要帯
域幅は、データレートの約１／２より小さくとる。フィ
ルタリングされた信号は、高周波変換回路７にて電波と
なり、伝送路８を介して、低周波変換回路９にて、基底
帯域信号に変換される。受信フィルタ１０は、この受信
基底帯域信号に帯域制限（この際にはナイキスト波形整
形でない）を施し、適応等化器１２はこの信号をデータ
判定する。本変調方式で重要な点は、送信側で、ナイキ
スト波形整形を行わないという点である。
域幅は、データレートの約１／２より小さくとる。フィ
ルタリングされた信号は、高周波変換回路７にて電波と
なり、伝送路８を介して、低周波変換回路９にて、基底
帯域信号に変換される。受信フィルタ１０は、この受信
基底帯域信号に帯域制限（この際にはナイキスト波形整
形でない）を施し、適応等化器１２はこの信号をデータ
判定する。本変調方式で重要な点は、送信側で、ナイキ
スト波形整形を行わないという点である。
【００３７】図４に適応等化器１２としてビタビ等化器
を用い、位相回転量を変化させた場合のビット誤り率特
性（ＢＥＲ）を示す。ナイキスト伝送時は、位相回転量
はＢＥＲ特性に影響を与えないが、帯域制限を加えた場
合には位相回転によりＢＥＲ特性が改善されることが示
される。
を用い、位相回転量を変化させた場合のビット誤り率特
性（ＢＥＲ）を示す。ナイキスト伝送時は、位相回転量
はＢＥＲ特性に影響を与えないが、帯域制限を加えた場
合には位相回転によりＢＥＲ特性が改善されることが示
される。
【００３８】図５に適応等化器１２としてビタビ等化器
を用い、標本化タイミングを変化させた場合のビット誤
り率特性（ＢＥＲ）を示す。ここで変調方式は、帯域制
限をビットレートの１／６とする８相ＰＳＫ（従来）と
図３において位相回転量をπ／２とした手法（この発
明）である。この発明が従来とは異なり、標本化タイミ
ング誤差がＢＥＲ特性に与える影響が小さいことが示さ
れる。
を用い、標本化タイミングを変化させた場合のビット誤
り率特性（ＢＥＲ）を示す。ここで変調方式は、帯域制
限をビットレートの１／６とする８相ＰＳＫ（従来）と
図３において位相回転量をπ／２とした手法（この発
明）である。この発明が従来とは異なり、標本化タイミ
ング誤差がＢＥＲ特性に与える影響が小さいことが示さ
れる。
【００３９】図６に、適応等化器１２としてビタビ等化
器を用い、Ｓ／Ｎ比を変化させた場合のビット誤り率特
性（ＢＥＲ）を示す。ここで変調方式は、帯域制限をビ
ットレートの１／６である８相ＰＳＫ（従来）と図３に
おいて位相回転量をπ／２とした手法（この発明）であ
る。本発明が従来と比較して良好なＢＥＲ特性を有する
ことが示される。
器を用い、Ｓ／Ｎ比を変化させた場合のビット誤り率特
性（ＢＥＲ）を示す。ここで変調方式は、帯域制限をビ
ットレートの１／６である８相ＰＳＫ（従来）と図３に
おいて位相回転量をπ／２とした手法（この発明）であ
る。本発明が従来と比較して良好なＢＥＲ特性を有する
ことが示される。
【００４０】このように図５及び図６より、この発明は
従来と同一の周波数効率で、耐標本化タイミング特性及
びビット誤り率特性を格段的に改善できることが分か
る。
従来と同一の周波数効率で、耐標本化タイミング特性及
びビット誤り率特性を格段的に改善できることが分か
る。
【００４１】
【発明の効果】以上のようにこの発明のディジタル変調
装置によれば、マッピング手段で入力されるビット情報
をシリアルパラレル変換して複素数平面上にマッピング
し、位相回転手段でマッピングされた信号を各信号毎に
位相回転し、狭帯域フィルタで位相回転された送信信号
をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限することに
より、使用帯域幅を削減して周波数利用効率を高めるた
め８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生じるような特
性劣化を抑圧できるディジタル変調装置を実現できる。
装置によれば、マッピング手段で入力されるビット情報
をシリアルパラレル変換して複素数平面上にマッピング
し、位相回転手段でマッピングされた信号を各信号毎に
位相回転し、狭帯域フィルタで位相回転された送信信号
をナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限することに
より、使用帯域幅を削減して周波数利用効率を高めるた
め８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生じるような特
性劣化を抑圧できるディジタル変調装置を実現できる。
【００４２】また次の発明のディジタル復調装置によれ
ば、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定する際に、受信フィルタで受信信号を帯域制限
し、位相逆回転手段でその出力に変調時の位相回転に対
応する位相逆回転を与えることにより、使用帯域幅を削
減して周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のよう
な相数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧すること
ができるディジタル復調装置を実現できる。
ば、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定する際に、受信フィルタで受信信号を帯域制限
し、位相逆回転手段でその出力に変調時の位相回転に対
応する位相逆回転を与えることにより、使用帯域幅を削
減して周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のよう
な相数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧すること
ができるディジタル復調装置を実現できる。
【００４３】さらに次の発明のディジタル復調装置によ
れば、適応等化手段で位相逆回転された出力の符号間干
渉を補償することにより、適応等化手段の標本化タイミ
ング誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適応
等化器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジタ
ル復調装置を実現できる。
れば、適応等化手段で位相逆回転された出力の符号間干
渉を補償することにより、適応等化手段の標本化タイミ
ング誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適応
等化器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジタ
ル復調装置を実現できる。
【００４４】また次の発明のディジタル変復調装置によ
れば、変調側では、マッピング手段で入力されるビット
情報を複素数平面上にマッピングし、位相回転手段でマ
ッピングされた信号を各信号毎に位相回転し、狭帯域フ
ィルタで位相回転された送信信号をナイキスト条件より
狭い周波数帯域に制限し、復調側では、受信フィルタで
受信信号を帯域制限し、位相逆回転手段でフィルタ出力
に変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与えること
により、使用帯域幅を削減して周波数利用効率を高める
ため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生じるような
特性劣化を抑圧することができるディジタル変復調装置
を実現できる。
れば、変調側では、マッピング手段で入力されるビット
情報を複素数平面上にマッピングし、位相回転手段でマ
ッピングされた信号を各信号毎に位相回転し、狭帯域フ
ィルタで位相回転された送信信号をナイキスト条件より
狭い周波数帯域に制限し、復調側では、受信フィルタで
受信信号を帯域制限し、位相逆回転手段でフィルタ出力
に変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与えること
により、使用帯域幅を削減して周波数利用効率を高める
ため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に生じるような
特性劣化を抑圧することができるディジタル変復調装置
を実現できる。
【００４５】さらに次の発明にディジタル変復調装置に
よれば、適応等化手段で位相逆回転された出力の符号間
干渉を補償することにより、適応等化手段の標本化タイ
ミング誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適
応等化器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジ
タル変復調装置を実現できる。
よれば、適応等化手段で位相逆回転された出力の符号間
干渉を補償することにより、適応等化手段の標本化タイ
ミング誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適
応等化器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジ
タル変復調装置を実現できる。
【００４６】また次の発明のディジタル変調方法によれ
ば、入力されるビット情報を複素数平面上にマッピング
し、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転し、そ
の位相回転された送信信号をナイキスト条件より狭い周
波数帯域に制限して送信することより、使用帯域幅を削
減して周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のよう
な相数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧できるデ
ィジタル変調方法を実現できる。
ば、入力されるビット情報を複素数平面上にマッピング
し、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転し、そ
の位相回転された送信信号をナイキスト条件より狭い周
波数帯域に制限して送信することより、使用帯域幅を削
減して周波数利用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のよう
な相数の拡大時に生じるような特性劣化を抑圧できるデ
ィジタル変調方法を実現できる。
【００４７】また次の発明のディジタル復調方法によれ
ば、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調方法において、受信信号を帯
域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回転
を与えることにより、使用帯域幅を削減して周波数利用
効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に
生じるような特性劣化を抑圧することができるディジタ
ル復調方法を実現できる。
ば、ビット情報が複素平面上でマッピングされると共
に、そのマッピングされた各信号毎に位相回転された
後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限して変調
されて送信信号を受信した受信信号から送信ビット情報
を推定するディジタル復調方法において、受信信号を帯
域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回転
を与えることにより、使用帯域幅を削減して周波数利用
効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時に
生じるような特性劣化を抑圧することができるディジタ
ル復調方法を実現できる。
【００４８】さらに次の発明のディジタル復調方法によ
れば、適応等化して位相逆回転後の出力の符号間干渉を
補償することにより、標本化タイミング誤差に対する依
存性を防ぐことができ、さらに適応等化器として通常の
ビタビ等化器を適用可能なディジタル復調方法を実現で
きる。
れば、適応等化して位相逆回転後の出力の符号間干渉を
補償することにより、標本化タイミング誤差に対する依
存性を防ぐことができ、さらに適応等化器として通常の
ビタビ等化器を適用可能なディジタル復調方法を実現で
きる。
【００４９】また次の発明のディジタル変復調方法によ
れば、変調時に、入力されるビット情報を複素数平面上
にマッピングし、マッピングされた信号を各信号毎に位
相回転し、その位相回転された送信信号をナイキスト条
件より狭い周波数帯域に制限し、復調時に、受信信号を
帯域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回
転を与えることにより、使用帯域幅を削減して周波数利
用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時
に生じるような特性劣化を抑圧することができるディジ
タル変復調方法を実現できる。
れば、変調時に、入力されるビット情報を複素数平面上
にマッピングし、マッピングされた信号を各信号毎に位
相回転し、その位相回転された送信信号をナイキスト条
件より狭い周波数帯域に制限し、復調時に、受信信号を
帯域制限した後、変調時の位相回転に対応する位相逆回
転を与えることにより、使用帯域幅を削減して周波数利
用効率を高めるため８相ＰＳＫ等のような相数の拡大時
に生じるような特性劣化を抑圧することができるディジ
タル変復調方法を実現できる。
【００５０】さらに次の発明のディジタル変復調方法に
よれば、適応等化して位相逆回転後の出力の符号間干渉
を適応等化して補償することにより、標本化タイミング
誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適応等化
器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジタル変
復調方法を実現できる。
よれば、適応等化して位相逆回転後の出力の符号間干渉
を適応等化して補償することにより、標本化タイミング
誤差に対する依存性を防ぐことができ、さらに適応等化
器として通常のビタビ等化器を適用可能なディジタル変
復調方法を実現できる。
【図１】 この発明によるディジタル変復調装置の実施
の形態１の構成を示すブロック図である。
の形態１の構成を示すブロック図である。
【図２】 図１のディジタル変復調装置の狭帯域フィル
タの説明に供する特性図である。
タの説明に供する特性図である。
【図３】 この発明によるディジタル変復調装置の実施
の形態２の構成を示すブロック図である。
の形態２の構成を示すブロック図である。
【図４】 図３のディジタル変復調装置における位相回
転量とビット誤り率との関係の説明に供する特性図であ
る。
転量とビット誤り率との関係の説明に供する特性図であ
る。
【図５】 図３のディジタル変復調装置における標本化
タイミング誤差とビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
タイミング誤差とビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
【図６】 図３のディジタル変復調装置と従来のディジ
タル変復調装置のビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
タル変復調装置のビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
【図７】 従来のディジタル変復調装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図８】 従来のディジタル変復調装置の他の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図９】 従来のディジタル変復調装置における標本化
タイミング誤差とビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
タイミング誤差とビット誤り率との関係の説明に供する
特性図である。
１ 送信ビット情報入力端子 ２ 判定データ出力端子 ３ シリアルパラレル変換器 ４ マッパー ５ 位相回転回路 ６ 送信狭帯域フィルタ ７ 高周波変換回路 ８ 伝送路 ９ 低周波変換回路 １０ 受信フィルタ １１ 位相逆回転回路 １２ 適応等化器 １３ 送信ナイキストフィルタ １４ 受信ナイキストフィルタ １５ 復調回路 １６ 直列２並列変換器 １７ π／４回転回路
Claims (18)
- 【請求項１】 ビット情報を変調して送信するディジタ
ル変調装置において、入力されるビット情報をシリアル
パラレル変換して複素数平面上にマッピングするマッピ
ング手段と、マッピングされた信号を各信号毎に位相回
転する位相回転手段と、位相回転された送信信号をナイ
キスト条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フィル
タとを備えることを特徴とするディジタル変調装置。 - 【請求項２】 マッピング手段は、ビット情報をシリア
ルパラレル変換して複素平面上の複数の点にマッピング
することを特徴とする請求項１に記載のディジタル変調
装置。 - 【請求項３】 マッピング手段は、ビット情報を複素数
平面上の２点にマッピングすることを特徴とする請求項
１に記載のディジタル変調装置。 - 【請求項４】 ビット情報が複素平面上でマッピングさ
れると共に、当該マッピングされた各信号毎に位相回転
された後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限し
て変調されて送信信号を受信した受信信号から送信ビッ
ト情報を推定するディジタル復調装置において、受信信
号を帯域制限する受信フィルタと、当該受信フィルタの
出力に変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与える
位相逆回転手段とを備えることを特徴とするディジタル
復調装置。 - 【請求項５】 位相逆回転手段からの出力の符号間干渉
を補償する適応等化手段を備えることを特徴とする請求
項４に記載のディジタル復調装置。 - 【請求項６】 ビット情報を変調して送信すると共に、
当該送信信号に対応する受信信号から送信ビット情報を
推定するディジタル変復調装置において、変調側に、入
力されるビット情報を複素数平面上にマッピングするマ
ッピング手段と、マッピングされた信号を各信号毎に位
相回転する位相回転手段と、位相回転された送信信号を
ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限する狭帯域フ
ィルタとを備え、復調側に受信信号を帯域制限する受信
フィルタと、当該受信フィルタの出力に変調時の位相回
転に対応する位相逆回転を与える位相逆回転手段とを備
えることを特徴とするディジタル変復調装置。 - 【請求項７】 マッピング手段は、ビット情報をシリア
ルパラレル変換して複素数平面上の複数の点にマッピン
グすることを特徴とする請求項６に記載のディジタル変
復調装置。 - 【請求項８】 マッピング手段は、ビット情報を複素数
平面上の２点にマッピングすることを特徴とする請求項
６に記載のディジタル変復調装置。 - 【請求項９】 位相逆回転手段からの出力の符号間干渉
を補償する適応等化手段を備えることを特徴とする請求
項６に記載のディジタル変復調装置。 - 【請求項１０】 ビット情報を変調して送信するディジ
タル変調方法において、入力されるビット情報を複素数
平面上にマッピングし、マッピングされた信号を各信号
毎に位相回転し、当該位相回転された送信信号をナイキ
スト条件より狭い周波数帯域に制限して送信することを
特徴とするディジタル変調方法。 - 【請求項１１】 ビット情報をシリアルパラレル変換し
て複素数平面上の複数の点にマッピングすることを特徴
とする請求項１０に記載のディジタル変調方法。 - 【請求項１２】 ビット情報を複素数平面上の２点にマ
ッピングすることを特徴とする請求項１０に記載のディ
ジタル変調方法。 - 【請求項１３】 ビット情報が複素平面上でマッピング
されると共に、当該マッピングされた各信号毎に位相回
転された後、ナイキスト条件より狭い周波数帯域に制限
して変調されて送信信号を受信した受信信号から送信ビ
ット情報を推定するディジタル復調方法において、受信
信号を帯域制限した後、変調時の位相回転に対応する位
相逆回転を与えることを特徴とするディジタル復調方
法。 - 【請求項１４】 位相逆回転後の出力の符号間干渉を適
応等化して補償することを特徴とする請求項１３に記載
のディジタル復調方法。 - 【請求項１５】 ビット情報を変調して送信すると共
に、当該送信信号に対応する受信信号から送信ビット情
報を推定するディジタル変復調方法において、変調時
に、入力されるビット情報を複素数平面上にマッピング
し、マッピングされた信号を各信号毎に位相回転し、当
該位相回転された送信信号をナイキスト条件より狭い周
波数帯域に制限し、復調時に、受信信号を帯域制限した
後、変調時の位相回転に対応する位相逆回転を与えるこ
とを特徴とするディジタル変復調方法。 - 【請求項１６】 ビット情報をシリアルパラレル変換し
て複素数平面上の複数の点にマッピングすることを特徴
とする請求項１５に記載のディジタル変復調方法。 - 【請求項１７】 ビット情報を複素数平面上の２点にマ
ッピングすることを特徴とする請求項１５に記載のディ
ジタル変復調方法。 - 【請求項１８】 位相逆回転後の出力の符号間干渉を適
応等化して補償することを特徴とする請求項１５に記載
のディジタル変復調方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28524897A JPH11122312A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ディジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28524897A JPH11122312A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ディジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11122312A true JPH11122312A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17689043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28524897A Abandoned JPH11122312A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ディジタル変調装置、ディジタル復調装置、ディジタル変復調装置、ディジタル変調方法、ディジタル復調方法及びディジタル変復調方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11122312A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001320304A (ja) * | 2000-05-05 | 2001-11-16 | Thomson Licensing Sa | 信号処理方法および信号等化方法 |
| JP2011511549A (ja) * | 2008-01-30 | 2011-04-07 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン（パブル） | 不均一ｑｐｓｋ変調を用いたタイムスロット共有 |
| US8351523B2 (en) | 2008-06-30 | 2013-01-08 | Nec Corporation | Radio communication method and device in single-carrier transmission system |
| US8774248B2 (en) | 2008-01-30 | 2014-07-08 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Receiver for MUROS adapted to estimate symbol constellation using training sequences from two sub-channels |
| US8848683B2 (en) | 2008-01-30 | 2014-09-30 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method of data modulation adapted to selected modulation rotational angle |
| US9112598B2 (en) | 2008-01-30 | 2015-08-18 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Report mechanism in a radio system reusing one time-slot |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28524897A patent/JPH11122312A/ja not_active Abandoned
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001320304A (ja) * | 2000-05-05 | 2001-11-16 | Thomson Licensing Sa | 信号処理方法および信号等化方法 |
| JP4688299B2 (ja) * | 2000-05-05 | 2011-05-25 | トムソン ライセンシング | 信号処理方法および信号等化方法 |
| JP2011511549A (ja) * | 2008-01-30 | 2011-04-07 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン（パブル） | 不均一ｑｐｓｋ変調を用いたタイムスロット共有 |
| US8774248B2 (en) | 2008-01-30 | 2014-07-08 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Receiver for MUROS adapted to estimate symbol constellation using training sequences from two sub-channels |
| US8848683B2 (en) | 2008-01-30 | 2014-09-30 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method of data modulation adapted to selected modulation rotational angle |
| US9112598B2 (en) | 2008-01-30 | 2015-08-18 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Report mechanism in a radio system reusing one time-slot |
| US8351523B2 (en) | 2008-06-30 | 2013-01-08 | Nec Corporation | Radio communication method and device in single-carrier transmission system |
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