JPH11122143A - ノイズキャンセラとこのノイズキャンセラを備えた通信装置 - Google Patents

ノイズキャンセラとこのノイズキャンセラを備えた通信装置

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JPH11122143A
JPH11122143A JP28367697A JP28367697A JPH11122143A JP H11122143 A JPH11122143 A JP H11122143A JP 28367697 A JP28367697 A JP 28367697A JP 28367697 A JP28367697 A JP 28367697A JP H11122143 A JPH11122143 A JP H11122143A
Authority
JP
Japan
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transform
frame
noise
orthogonal transform
groups
Prior art date
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Application number
JP28367697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuriko Tsukahara
由利子 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11122143A publication Critical patent/JPH11122143A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交変換の次元数を低下させてもグループ中
の係数の数は減らさずに平均パワーの推定を正確に行え
るようにし、かつ個々の係数の特性変動を緩和し、さら
にグループ間の連続性を保持して円滑で効果的な雑音抑
圧を行う。 【解決手段】 入力音声信号を複数のフレームに分割し
た後、これらのフレームをベクトル分割部103におい
て隣接するもの同士が互いに一部オーバラップした複数
のベクトルに分割し、これらのベクトルをFFT104
で直交変換する。またFFT104から出力された各ベ
クトルごとの変換係数群を同一帯域ごとに複数のグルー
プに分けて、その変換係数の平均値を求め、この平均値
を基に基本低減値を決定する。そして、FFT104か
ら出力されたベクトルごとの変換係数を上記基本低減値
を基に抑圧処理し、この抑圧後の変換係数を逆直交変換
したのち、フレーム合成部109でフレームに合成する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル自動
車・携帯電話装置やディジタルコードレス電話機、ディ
ジタル有線電話装置等のように音声信号を符号化して伝
送する通信装置に設けられるノイズキャンセラとこのノ
イズキャンセラを備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル携帯電話装置などの通信装置
では、一般にCELP(Code ExcitedLinear Predictio
n)方式などの低ビットレートの音声符号化方式が使用
されている。この種の符号化方式を使用すると、背景雑
音が比較的大きい環境下でも良好な音声通話を行なうこ
とが可能である。なお、CELP方式の詳細な点につい
ては、M.R.Schroeder 氏とB.S.Atal氏の“Code-Excited
Linear Prediction(CELP):High-Quality Speech At Ve
ry Low Bit Rates”in Proc.ICASSP,1985.pp.937-939に
述べられている。
【0003】しかし、バスや通勤電車内等のような高雑
音環境下では背景雑音は音声の明瞭感を著しく低下させ
るため、雑音を除去して音声のみを符号化に供するノイ
ズキャンセラの研究が種々なされている。その一つとし
て、“Suppression of acoustic noise in speech usin
g subtraction ”(IEEE Trans.,vol .ASSP-27 ,P1
13-120,Apr .1979)がある。
【0004】この論文に記載されている技術は、概略次
のようなものである。すなわち、観測された信号をまず
256サンプルのフレームに分け、フレームごとに高速
フーリエ変換(FFT:fast Fourier transform )を行
なって信号を周波数分解する。また雑音部分のフーリエ
変換係数iの大きさu(i) を予め調べておき、観測信号
のフレームの変換係数S(i) を次のように抑圧する。 S^(i) =max(0、|S(i) |−u(i) )*sign
(S(i) ) 次に、この抑圧した変換係数S^(i) に逆高速フーリエ
変換(IFFT)を行なって信号面に戻し、戻った信号
を音声符号化部への入力とする。このように、変換係数
から雑音相当のパワーを引き去ることにより、観測信号
から雑音成分を除去し音声を残すことが理論的には可能
である。
【0005】ところで、FFTのような直交変換による
周波数解析では、変換区間の定常性が仮定されている。
しかし、音声は必ずしもフレーム区間内で定常とは限ら
ず、また雑音も個々の変換係数としてみると必ずしも一
定値にはならず特性に時間的な変動がある。このため、
変換区間を定常と仮定して構成された従来のノイズキャ
ンセラでは、実際に雑音をキャンセルしようとすると、
雑音成分の一部が残留したり音声周波数の一部が欠損す
ることがある。これらは、特有の周波数雑音となって聞
こえ、場合によっては雑音のキャンセル処理を行なわな
い場合よりも不自然になることがあり、非常に好ましく
ない。
【0006】そこで、例えば特願平7−243473号
に示されるように、変換領域の係数を個々に独立ではな
く幾つかの係数の集合としてとらえ、集合として雑音の
特定を推定する方式が考えられている。この場合、キャ
ンセリングもこの集合ごとに行い、一つのグループの中
での平均パワーが雑音のパワーを超えないときは当該グ
ループ中の係数を強く抑圧し、一方平均パワーが雑音の
パワー以上の時には当該グループ中の係数を弱く抑圧す
る。このように変換係数を複数まとめて処理すること
で、パワー推定が外れる可能性を低減できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の従来
のノイズキャンセラには次のような解決すべき課題があ
った。すなわち、一般にノイズキャンセラ用のFFTと
しては256次のFFTが使用される。しかし、256
次のFFTは演算量が膨大になるため、携帯電話機等の
小型通信装置への応用は現状では困難である。
【0008】そこで、携帯電話機等の小型通信装置に設
けられるノイズキャンセラでは、128次や64次、3
2次といった低次のFFTを使用する必要がある。とこ
ろが、FFTの次数を下げると、変換係数の数も減少す
るため、係数を複数まとめて処理する効果が薄れ、雑音
特性の推定を正しく行うことが難しくなる。またFFT
を行う単位が短くなるため、信号の特性の時間的変動が
大きくなり、係数値のばらつきも大きくなる。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、直交変換の次元数を低
下させてもグループ中の係数の数は減らさないようにし
て平均パワーの推定を正確に行えるようにするととも
に、個々の係数の特性変動を緩和し、かつグループ間の
連続性を保持して円滑で効果的な雑音抑圧を行い得るノ
イズキャンセラとこのノイズキャンセラを備えた通信装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係わるノイズキャンセラは、送話入力信号
を一定長ごとにフレーム化するためのフレーム分割手段
と、このフレーム分割手段により分割された各フレーム
をそれぞれ、隣同士が互いに一部オーバラップした複数
のベクトルに分割するためのベクトル分割手段と、この
ベクトル分割手段により分割された各ベクトルごとに、
周波数解析のための直交変換を行なう直交変換手段と、
この直交変換手段により得られた変換係数を複数のグル
ープに分割し、これらのグループごとに前記変換係数を
抑圧するための処理を行なう抑圧処理手段と、この抑圧
処理手段により抑圧処理が行なわれた後の変換係数を逆
直交変換するための逆直交変換手段と、この逆直交変換
手段により変換された後の前記ベクトルに相当する信号
を基に前記フレームに相当する信号を復元するためのフ
レーム復元手段とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0011】したがってこの発明によれば、変換係数の
抑圧処理がグループごとにまとめて各々最適な条件で行
なわれることになる。このため、FFTの次数を下げて
も処理単位であるグループの変換係数の個数が減ること
がなく、これにより各グループごとの変換係数のパワー
推定を正確に行って良好な雑音抑圧を行うことができ
る。すなわち、すべての変換係数をただ一つの条件で一
様に抑圧処理する場合に比べて、個々の変換係数の特性
変動に対応して各々適切な抑圧処理を行なうことが可能
となり、これにより雑音成分を効果的にキャンセルして
通話品質の向上を図ることができる。
【0012】しかも、各フレームをそれぞれ隣同士が互
いに一部オーバラップした複数のベクトルに分割し、こ
れらのベクトルごとにFFTで直交変換して抑圧処理を
行うようにしているので、フレームあるいはグループの
境界付近の抑圧を連続性を持たせて適切に行うことがで
き、これによりさらに良好な雑音抑圧効果を得ることが
できる。
【0013】またこの発明では、上記抑圧処理手段にお
いて、直交変換手段により得られた変換係数を予め設定
した周波数帯域別に複数のグループに分割し、これらの
グループごとに変換係数を抑圧するための処理を行なう
ことを特徴としている。
【0014】このようにすることで、次のような効果が
奏せられる。すなわち、SS(spectral subtraction)
法によりノイズキャンセル処理を行なう際に、音声のピ
ッチ周期より次元の短い直交変換器を用いると、雑音は
キャンセルできるものの音声に歪みが現れてそのままで
は音質の劣化が激しい。この音質劣化の原因を調べてみ
ると、音声のピッチ周期よりも短い次元数の直交変換を
行なうと低域のスペクトルに歪みが発生し、もともと低
域に偏ったスペクトルを持っている音声の特性を歪ませ
ることが分かった。
【0015】そこで、先に述べたように、直交変換によ
り得られた変換係数を周波数帯域の近いものごとにまと
めてその周波数帯域の特性に応じた適切な雑音抑圧処理
を行う。例えば、高域に含まれる各変換係数については
変換係数ごとに異なるゲインで抑圧制御を行ない、低域
に含まれる各変換係数については一定のゲインで一律に
抑圧処理を行なう。このようにすると、音声のピッチ周
期より次元の短い直交変換器を用いたとしても、低域に
偏った音声のスペクトルに歪みを生じさせることなく良
好な雑音抑圧を行なうことが可能となる。
【0016】さらにこの発明は、上記抑圧処理手段にお
いて、直交変換手段により得られた変換係数を予め設定
した周波数帯域別に複数のグループに分割し、これらの
グループごとに、グループ内の変換係数の平均値を求め
てこの平均値と予め設定したしきい値との差に応じて低
減値を設定し、前記グループ内の変換係数を前記設定し
た低減値を基に抑圧することも特徴としている。このよ
うに構成することで、個々の変換係数の特性変動のばら
つきを低減して雑音成分のキャンセルを安定に行うこと
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わるノイズ
キャンセラを備えたディジタル携帯電話装置の一実施形
態を示すブロック構成図である。同図において、図示し
ない基地局から無線チャネルを介して送られた無線搬送
波信号は、アンテナ1で受信されたのちアンテナ共用器
(DUP)2を介して受信回路(RX)3に入力され、
ここで周波数シンセサイザ(SYN)4から出力された
受信局部発振信号とミキシングされて中間周波信号に周
波数変換される。そしてこの受信中間周波信号は、図示
しないアナログ/ディジタル(A/D)変換器において
サンプリングされたのち、ディジタル復調器(DEM)
6に入力される。
【0018】ディジタル復調器6は、上記ディジタル受
信中間周波信号に対するフレーム同期およびビット同期
を確立したうえで、ディジタル復調処理を行なう。この
復調処理により得られたベースバンドのディジタル復調
信号は、時分割多元接続回路(TDMA)8に入力さ
れ、ここで各伝送フレームごとに自己宛てのタイムスロ
ットが分離抽出される。尚、上記ディジタル復調器6に
おいて得られたフレーム同期およびビット同期に関する
情報は制御回路18に入力される。
【0019】上記TDMA回路8から出力されたディジ
タル復調信号は、続いて誤り訂正符号復号回路(CH−
CODEC)9に入力され、ここで誤り訂正復号処理さ
れる。そして、この誤り訂正復号されたディジタル復調
信号は、音声復号回路(DEC)10に入力されて音声
復号処理され、これによりディジタル受話信号が再生さ
れる。このディジタル受話信号は、ディジタル/アナロ
グ(D/A)変換器11でアナログ受話信号に戻された
のち図示しない音声増幅器を介してスピーカ12に供給
され、このスピーカ12から拡声出力される。
【0020】一方、話者の送話音声は、マイクロホン1
3で集音されて電気信号に変換されたのち、アナログ/
ディジタル(A/D)変換器14に入力され、このA/
D変換器14で所定のサンプリング周期でサンプリング
されてディジタル送話信号に変換される。このディジタ
ル送話信号は、後述するノイズキャンセラ17を経たの
ち音声符号化回路(COD)16に入力されて音声符号
化される。
【0021】この音声符号化回路16から出力された符
号化音声データは、制御回路18から出力された制御信
号とともに誤り訂正符号復号回路(CH−CODEC)
9に入力され、ここで誤り訂正符号化される。そして、
この誤り訂正符号化されたディジタル送信信号はTDM
A回路8に入力される。このTDMA回路8では、時分
割多元接続(TDMA)方式に対応した伝送フレームが
生成され、この伝送フレーム中の自装置に割り当てられ
たタイムスロットに上記ディジタル送信信号を挿入する
ための処理が行なわれる。このTDMA回路8から出力
されたディジタル送信信号は、続いてディジタル変調器
(MOD)7に入力される。
【0022】このディジタル変調器7では、上記ディジ
タル送信信号によりディジタル変調された送信中間周波
信号が発生され、この送信中間周波信号は図示しないデ
ィジタル/アナログ(D/A)変換器によりアナログ信
号に変換されたのち送信回路(TX)5に入力される。
なお、ディジタル変調方式としては、例えばπ/4シフ
トQPSK(π/4 shifted quadrature phase shift
keying)方式が使用される。
【0023】送信回路5では、上記変調された送信中間
周波信号がまず周波数シンセサイザ4から出力された送
信局部発振信号とミキシングされ、これにより通話チャ
ネルに対応する無線搬送波周波数に変換される。そし
て、この無線変調波信号は、送信電力増幅器において制
御回路18から制御信号TCSにより指示された所定の
送信電力レベルに制御されたのち、アンテナ共用器2を
介してアンテナ1から図示しない基地局へ向けて送信さ
れる。
【0024】なお、19はキーパッド/ディスプレイで
あり、このキーパッド/ディスプレイ19には発信キ
ー、終了キー、ダイヤルキー、および各種機能キーを有
するキーパッド部と、液晶表示器 (LCD)や発光ダ
イオード(LED)を有するディスプレイ部とが配設さ
れている。
【0025】ところで、ノイズキャンセラ17は次のよ
うに構成される。図2はその構成を示す回路ブロック図
である。前記A/D変換器14から出力されたディジタ
ル送話信号は、先ずフレーム分割部101で一定長ずつ
区切られてフレーム化されたのち、雑音/音声判定部1
02に入力される。雑音/音声判定部102は、例えば
雑音レベルの推定値をもとに現行フレームが音声フレー
ムであるか雑音フレームであるか判定するもので、その
判定結果をフラグに表示する。例えば、現行フレームが
雑音フレームの場合にはフラグを“0”にクリアし、音
声フレームの場合にはフラグを“1”にセットする。
【0026】なお、雑音/音声の判定方法については、
「電話音声の有音/無音判定しきい値の逐次的設定方法
についての検討」(電子情報通信学会春期全国大会、1
988年B−328)などに詳しい。なお、1フレーム
長FLは例えば256サンプルに設定される。
【0027】また、上記フレーム分割部101から出力
されたディジタル送話信号の各フレームは、ベクトル分
割部103に入力される。ベクトル分割部103は、入
力フレームをそれぞれM個のベクトルに分割する。
【0028】図3は、このベクトル分割部103による
分割の一例を示すもので、隣接するベクトル同士が互い
に半分ずつオーバラップするように分割される。これら
のベクトルを高速フーリエ変換回路(FFT)104に
入力する。FFT104は、上記入力フレームを上記ベ
クトルごとに高速フーリエ変換するもので、これにより
得られた変換係数S(m)(j) をグループ別平均値推定部
105および変換係数抑圧部107にそれぞれ供給す
る。
【0029】なお、このときフーリエ変換の出力は虚数
の形態をとるが、ここでは他の変換との共通性を持たせ
るため、jが奇数の場合を実部、偶数の場合を虚部と考
え、変換係数の数は入力信号のフレーム長FLと同じと
する。
【0030】グループ別平均値推定部105は、上記雑
音/音声判定部102の判定フラグにより雑音と判定さ
れたフレームの変換係数S(m)(j)をN個のグループに分
け、これらのグループごとにその雑音平均値avr(i)
、i=0,…,N-1 を計算するものである。
【0031】図4は、このグループ別平均値推定部10
5における雑音平均値avr(i) の算出動作を示すフロ
ーチャートである。なお、ここではグループ数NをN=
8とし、グループ内の係数の数を簡単のため同一として
説明を行うが、グループ内の係数の数は必ずしも同一で
なくてもよい。
【0032】同図において、グループ別平均値推定部1
05は、まずステップ301においてグループ雑音平均
値avr(i) をPBi(i=0,…,N-1 )に初期設定
する。ここでは例えばavr(i) =2000に設定する
か、または先頭フレームのグループ別平均値に設定して
おく。そして、ステップ302において、FFT104
から変換係数S(m) (j) (m=0,…,M-1 、j=0,
…,BL-1)を取り込むとともに、雑音/音声判定部10
2の判定フラグflagを取り込み、ステップ303で
この判定フラグより現行フレームが雑音フレームか否か
を判定する。そして、現行フレームが音声フレームであ
れば、ステップ312に移行してここで先行フレームま
でのグループ雑音平均値avr(i) をそのまま出力す
る。
【0033】これに対し現行フレームが雑音フレームで
あれば、ステップ306、ステップ305およびステッ
プ306でそれぞれi=0、m=0,x=0およびj=
0に初期設定したのち、ステップ307に移行してここ
でS(m) (k) の同じ帯域の係数をまとめてN個のグルー
プに分けるとともに、これらのグループごとに変換係数
の絶対値和xを x+=|S(m) (i*BL/N+j)| のように算出する。
【0034】この変換係数の絶対値和xの算出は、jを
インクリメント(j+=1)するごとに繰り返し行なわ
れ、ステップ308でjがBL/N以上になったところ
で終了する。また、以上のステップ306〜ステップ3
08による演算は、ステップ309でmが1フレームの
ベクトル数M(M=16)以下になるまで繰り返し行わ
れる。
【0035】そしてグループ番号i=0に属する変換係
数の絶対値和xが求まると、ステップ310に移行し
て、ここで先行フレームまでのグループ雑音平均値av
r(i)とリーク積分を行なうことにより現行フレームま
でのグループ雑音平均値avr(i) を avr(i) =avr(i) *A+x/(BL*M)*N*
(1−A) により算出する。
【0036】以後同様に、ステップ310でiをインク
リメントするごとにステップ311からステップ305
に戻って以上述べたグループ雑音平均値avr(i) を算
出するための処理を繰り返し行ない、これにより各グル
ープ別のグループ雑音平均値avr(i) がそれぞれ算出
される。そして、ステップ311でjがN以上になるま
で上記演算が繰り返され、Nグループすべてのグループ
雑音平均値avr(i)が求まると、ステップ311から
ステップ312に移行してここで上記各グループ雑音平
均値avr(i) をグループ別基本低減値決定部106へ
出力する。
【0037】グループ別基本低減値決定部106は、上
記FFT104から供給された雑音フレームの変換係数
S(m) (j) を複数のグループに分け、これらのグループ
ごとに変換係数の抑圧制御に使用するための基本低減値
thr(i) (i=0,…,N-1 )を決定するものであ
る。このときグループ分けは、上記変換係数のうち周波
数特性が類似したもの(例えば周波数が近いもの)同一
グループとなるように行なう。また、グループ数Nは例
えばN=8に設定され、かつ各グループ内の係数の数は
同一で32に設定される。なお、グループ内の係数の数
は必ずしも同一値でなくてもよい。
【0038】図5は、このグループ別基本低減値決定部
106による処理手順およびその内容を示すフローチャ
ートである。グループ別基本低減値決定部106は、ま
ずステップ401において、FFT104から変換係数
S(m) (j) (m=0,…,M-1 、j=0,…,BL-1)を
取り込むとともに、グループ別平均値推定部105から
出力された各グループ雑音平均値avr(i) (i=0,
…,N-1 )を取り込む。そして、ステップ402におい
て上記各グループ雑音平均値avr(i) の総和Poaを算
出する。
【0039】次にグループ別基本低減値決定部106
は、ステップ403でm=0,x=0に、またステップ
404でj=0にそれぞれ初期設定した後、ステップ4
05で各グループごとの係数の絶対値和xを x+=|S(m) (i*BL/N+j)| より算出する。この係数の絶対値和xの算出は、jをイ
ンクリメント(j+=1)するごとに繰り返し行なわ
れ、ステップ406でjがBL/N以上になったところ
で終了する。また、以上のステップ404〜ステップ4
06による演算は、ステップ408でmが1フレームの
ベクトル数M(M=16)以下になるまで繰り返し行わ
れ、m=Mとなるとステップ409に移行して、ここで
グループ内平均値xが x=x/(BL*M)*N より算出される。
【0040】次にステップ410において、 x<avr(i) *B5 +Poa であるか否かの判定が行われる。そして、この判定の結
果グループ内平均値xがavr(i) *B5 +Poaよりも
小さければ、ステップ411でavr(i) をB1倍して
これをグループ基本低減値thr(i) とし、一方グルー
プ内平均値xがavr(i) *B5 +Poa以上であれば、
ステップ412でavr(i) をB2倍してこれをグルー
プ基本低減値thr(i) とする。
【0041】以上のグループ基本低減値thr(i) の決
定は、すべてのグループについてそれぞれ行われる。そ
して、すべてのグループの基本低減値thr(i) (i=
0,…,N-1 )が決定されると、これらのグループ基本
低減値thr(i) (i=0,…,N-1 )はステップ41
5にて変換係数抑圧部107に与えられる。
【0042】変換係数抑圧部107では、上記基本低減
値thr(i) (i=0,…,N-1 )を使用して、次のよ
うにFFT104から出力された変換係数S(m) (j)
(m=0,…,M-1 、j=0,…,FL-1)の抑圧処理が
行なわれる。
【0043】図6は、その処理手順および処理内容を示
すフローチャートである。すなわち、変換係数抑圧部1
07は先ずステップ501において上記グループ別基本
低減値決定部106から各グループの基本低減値thr
(i) (i=0,…,N-1 )を取り込むとともに、FFT
104から変換係数値S(m) (j) (m=0,…,M-1、
j=0,…,BL-1)を取り込む。そして、ステップ50
2でi=0、k=0にそれぞれ初期設定し、さらにステ
ップ503でスレショルド値変数x=thr(i) とする
とともに、j=0に初期設定したのち、ステップ504
でj<NN(NN=BL/n/2)であってかつi>0
か否かを判定する。
【0044】この判定の結果、これらの条件を満たして
いればステップ505に移行して、ここでスレショルド
値変数xを x={thr(i-1) *(NN−j)+thr(i) *(N
N+j)}/BL*N に設定する。
【0045】これに対し上記条件を満たしていない場合
には、ステップ506に移行してここでj≧NNであっ
てかつi<N−1か否かを判定する。そして、この条件
を満足していればステップ507に移行して、ここでス
レショルド値変数xを x={thr(i) *(BL/N+NN−j)+thr(i
+1) *(j−BL/N+NN)}1/BL*N に設定する。
【0046】すなわち、スレショルド値変数xを設定す
る場合には、グループの境界における基本低減値thr
(i) の段差を解消するために、係数S(m) (k) が最も近
い他のグループの基本低減値とS(m) (k) が属するグル
ープの基本減値thr(i) との線形補間値を用いてい
る。なお、この補間は必ずしも行なわなくてもよい。
【0047】次に、ステップ508でm=0とし、先ず
第1番目のグループの1番目のベクトルに属する係数S
(m) (k) の絶対値yをステップ509で求め、この絶対
値yをステップ510でスレショルド値変数xと比較す
る。この比較の結果、変換係数S(m) (k) の絶対値yが
x+y*Lよりも大きければ、ステップ512でy=y
*Lとした後、ステップ513に移行する。
【0048】これに対し変換係数S(m) (k) の絶対値y
が上記x+y*L以下であれば、ステップ511でy=
y−xとした後、上記ステップ513に移行する。そし
て、このステップ513で、変換係数S(m) (k) を S(k) =y*sign(S(m) (k) ) に設定する。
【0049】すなわち、変換係数S(m) (k) の絶対値y
が上記x+y*Lよりも大きい場合には、変換係数S
(m) (k) の値をS(m) (k) の絶対値yからxを減算した
値に抑圧し、そうでない場合には変換係数S(m) (k) の
値をS(m) (k) の絶対値にLを乗算した値とする。
【0050】ここで、Lは雑音リーク係数、つまり変換
係数に対し抑圧しないでそのまま信号値として残す割合
を示すもので、例えばL=0.0625とすると、変換
係数の1/16が抑圧されずに逆変換されることを意味
する。雑音が大きく完全にキャンセルすることが困難な
場合には、このようなリーク雑音を残すほうが自然に聞
こえるため有力な手段となる。
【0051】変換係数抑圧部107は、以上の抑圧処理
を、mの値をインクリメントするごとに、各ベクトルの
変換係数S(m) (k) ごとに行なう。そして、1グループ
分のすべてのベクトルの変換係数S(m) (k) に対する抑
圧処理が終了すると、ステップ514からステップ51
5に移行して、ここでjおよびkの値をそれぞれインク
リメントしたのち上記ステップ504に戻る。以上の抑
圧処理は、jの値がBL/N以上になるまで繰り返し行
われる。
【0052】そして、jの値がBL/N以上になると、
ステップ517でiの値をインクリメントして、次のグ
ループについて以上の述べたステップ503からステッ
プ516による各ベクトルごとの係数抑圧処理を繰り返
し実行する。そして、すべてのグループについて各ベク
トルごとの係数抑圧処理が終了すると、ステップ519
に移行して、ここで抑圧後の変換係数S(m) (j) (m=
0,…,M-1 、j=0,…,BL-1)を出力する。
【0053】この変換係数抑圧部107から出力された
抑圧処理後の変換係数S(m) (j) (m=0,…,M-1 、
j=0,…,BL-1)は逆高速フーリエ変換回路(IFF
T)108に入力され、ここで逆高速フーリエ変換が行
なわれて時間軸の信号に戻されたのち、フレーム合成部
109に入力される。
【0054】フレーム合成部109は、ベクトルをオー
バラップさせてフレームを復元するものである。図7
は、その処理手順および処理内容を示すフローチャート
である。同図において、フレーム合成部109は、ステ
ップ601でバッファメモリの内容buf(i) i=0,
…,V-1 を0に初期設定したのち、ステップ602で上
記IFFT108から出力されたベクトルf(m) (j)
(m=0,…,M-1 、j=0,…,N-1 )を取り込む。
そして、ステップ603でjの値をクリアしたのち、ス
テップ604,607において、ベクトルf(j) (j=
0,…,N-1 )ごとにウィンドウ係数w(j) (j=0,
…,BL-1)を乗算する。しかるのち、ステップ608,
609においてベクトルの両端のオーバラップ部分をそ
れぞれ隣接するベクトルと足し合わせてフレームを合成
する。
【0055】以上の処理は、ステップ610でmの値を
インクリメントするごとに繰り返し行われる。そして、
すべてのベクトルについてのフレーム合成処理が終了す
ると、ステップ611からステップ612に移行して、
ここで合成されたフレームは出力されて音声符号化回路
16に入力される。なお、ステップ603,605はオ
ーバラップ部分のインクリメント処理を表し、またステ
ップ606はオーバラップのない部分(j=Vtoj=
BL−V)の処理を表す。
【0056】以上のようにこの実施形態に係わるノイズ
キャンセラ17では、入力音声信号をフレーム分割部1
01で複数のフレームに分割した後、これらのフレーム
をそれぞれベクトル分割部103において隣接するもの
同士が互いに一部オーバラップした複数のベクトルに分
割し、これらのベクトルごとにFFT104で直交変換
している。またグループ別平均値推定部105におい
て、上記FFT104から出力された各ベクトルごとの
変換係数群を同一帯域ごとに複数のグループに分けて、
これらのグループごとに変換係数の平均値を求め、この
平均値を基にグループ別基本低減値決定部106で基本
低減値を決定している。そして、上記FFT104から
出力されたベクトルごとの変換係数を、変換係数抑圧部
107において上記基本低減値を基に抑圧処理し、この
抑圧後の変換係数をIFFT108で逆直交変換したの
ち、フレーム合成部109でフレームに合成するように
している。
【0057】したがってこの実施形態によれば、変換係
数の抑圧処理を同一帯域ごとにまとめた複数のグループ
ごとに行うことができ、これにより各帯域ごとに最適な
抑圧処理を行うことが可能となる。例えば、高域に含ま
れる各変換係数については変換係数ごとに異なるゲイン
で抑圧制御を行ない、低域に含まれる各変換係数につい
ては一定のゲインで一律に抑圧処理を行なうようにす
る。このようにすると、音声のピッチ周期より次元の短
い直交変換器を用いた場合でも、低域に偏った音声のス
ペクトルに歪みを生じさせることなく良好な雑音抑圧を
行なうことができる。
【0058】しかもこの実施形態では、各フレームが、
それぞれ隣接するもの同士が互いに一部オーバラップし
た複数のベクトルに分割され、これらのベクトルごとに
直交変換されるので、フレームあるいはグループの境界
付近の抑圧を連続性を保持して円滑に行うことができ、
これによりさらに良好な雑音抑圧効果を得ることができ
る。
【0059】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、直交変換手段としては、FF
T以外に、離散フーリエ変換(DFT: discrete Fouri
er transform)や離散コサイン変換(DCT: discrete
cosine transform )、ハーレ変換、カルーネン・レー
ベ変換等を使用してもよい。
【0060】また、1フレームのベクトル数や、ベクト
ル長、オーバラップ長は如何に設定してもよく、さらに
はグループ別平均値推定部による推定処理手順とその内
容、グループ別基本低減値決定部による処理手順とその
内容、変換係数抑圧部による抑圧処理手順とその内容等
についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、送話
入力信号を一定長ごとにフレーム化して、これらのフレ
ームをさらに隣同士が互いに一部オーバラップした複数
のベクトルに分割し、この分割された各ベクトルごとに
周波数解析のための直交変換を行なっている。またこの
直交変換により得られた変換係数を例えば周波数帯域別
に複数のグループに分割し、これらのグループごとに上
記変換係数を抑圧するための処理を行なうようにしたも
のである。
【0062】したがってこの発明によれば、直交変換の
次元数を低下させてもグループ中の係数の数は減らさず
に平均パワーの推定を正確に行えうことができ、かつ個
々の係数の特性変動を緩和し、さらにグループ間の連続
性を保持して円滑で効果的な雑音抑圧を行い得るノイズ
キャンセラとこのノイズキャンセラを備えた通信装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるノイズキャンセラを備えたデ
ィジタル携帯電話装置の一実施の形態を示すブロック構
成図。
【図2】図1に示した携帯電話装置に設けられているノ
イズキャンセラの構成を示す回路ブロック図。
【図3】図2に示したノイズキャンセラに設けられてい
るベクトル分割部の処理例を示す図。
【図4】図2に示したノイズキャンセラにおけるグルー
プ別平均値推定部の推定動作手順およびその内容を示す
フローチャート。
【図5】図2に示したノイズキャンセラにおけるグルー
プ別基本低減値決定部の動作手順およびその内容を示す
フローチャート。
【図6】図2に示したノイズキャンセラにおける変換係
数抑圧部の抑圧処理手順およびその内容を示すフローチ
ャート。
【図7】図2に示したノイズキャンセラにおけるフレー
ム合成部の合成処理手順およびその内容を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…ディジタル復調器(DEM) 7…ディジタル変調器(MOD) 8…時分割多元接続回路(TDMA) 9…誤り訂正符号復号回路(CH−CODEC) 10…音声復号回路(DEC) 11…D/A変換器(D/A) 12…スピーカ 13…マイクロホン 14…A/D変換器(A/D) 16…音声符号化回路(COD) 17…ノイズキャンセラ 18…制御回路 19…キーパッド/ディスプレイ 101…フレーム分割部 102…雑音/音声判定部 103…ベクトル分割部 104…高速フーリエ変換回路(FFT) 105…グループ別平均値推定部 106…グループ別基本低減値決定部 107…変換係数抑圧部 108…逆高速フーリエ変換回路(IFFT) 109…フレーム合成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話入力信号を一定長ごとにフレーム化
    するためのフレーム分割手段と、 このフレーム分割手段により分割された各フレームをそ
    れぞれ、隣同士が互いに一部オーバラップした複数のベ
    クトルに分割するためのベクトル分割手段と、 このベクトル分割手段により分割された各ベクトルごと
    に、周波数解析のための直交変換を行なう直交変換手段
    と、 この直交変換手段により得られた変換係数を複数のグル
    ープに分割し、これらのグループごとに前記変換係数を
    抑圧するための処理を行なう抑圧処理手段と、 この抑圧処理手段により抑圧処理が行なわれた後の変換
    係数を逆直交変換するための逆直交変換手段と、 この逆直交変換手段により変換された後の前記ベクトル
    に相当する信号を基に前記フレームに相当する信号を復
    元するためのフレーム復元手段とを具備したことを特徴
    とするノイズキャンセラ。
  2. 【請求項2】 前記抑圧処理手段は、直交変換手段によ
    り得られた変換係数を予め設定した周波数帯域別に複数
    のグループに分割し、これらのグループごとに前記変換
    係数を抑圧するための処理を行なうことを特徴とする請
    求項1記載のノイズキャンセラ。
  3. 【請求項3】 前記抑圧処理手段は、直交変換手段によ
    り得られた変換係数を予め設定した周波数帯域別に複数
    のグループに分割し、これらのグループごとに、グルー
    プ内の変換係数の平均値を求めてこの平均値と予め設定
    したしきい値との差に応じて低減値を設定し、前記グル
    ープ内の変換係数を前記設定した低減値を基に抑圧する
    ことを特徴とする請求項1記載のノイズキャンセラ。
  4. 【請求項4】 送話音声信号を少なくとも音声符号化部
    で符号化して送信する通信装置において、 前記送話音声信号に対し当該送話音声信号に含まれる雑
    音成分を除去するための処理を行ない、この雑音除去処
    理後の送話音声信号を前記音声符号化部に供給するノイ
    ズキャンセラを具備し、 前記ノイズキャンセラは、 送話入力信号を一定長ごとにフレーム化するためのフレ
    ーム分割手段と、 このフレーム分割手段により分割された各フレームをそ
    れぞれ、隣同士が互いに一部オーバラップした複数のベ
    クトルに分割するためのベクトル分割手段と、 このベクトル分割手段により分割された各ベクトルごと
    に、周波数解析のための直交変換を行なう直交変換手段
    と、 この直交変換手段により得られた変換係数を複数のグル
    ープに分割し、これらのグループごとに前記変換係数を
    抑圧するための処理を行なう抑圧処理手段と、 この抑圧処理手段により抑圧処理が行なわれた後の変換
    係数を逆直交変換するための逆直交変換手段と、 この逆直交変換手段により変換された後の前記ベクトル
    に相当する信号を基に前記フレームに相当する信号を復
    元するためのフレーム復元手段とを具備したことを特徴
    とする通信装置。
JP28367697A 1997-10-16 1997-10-16 ノイズキャンセラとこのノイズキャンセラを備えた通信装置 Pending JPH11122143A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020082643A (ko) * 2001-04-25 2002-10-31 주식회사 호서텔넷 고속 푸우리에 변환(fft) 및 역고속 푸우리에변환(ifft)을 이용한 송,수신기의 동기검출장치
KR100761681B1 (ko) * 2006-03-31 2007-09-28 (주) 기산텔레콤 중계기의 잡음레벨 제거 장치 및 그 방법
KR100843702B1 (ko) 2006-12-28 2008-07-04 주식회사 인켈 디지털신호처리를 이용하여 간섭신호를 제거하기 위한시스템

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