JPH11121854A - 光源装置 - Google Patents
光源装置Info
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- JPH11121854A JPH11121854A JP28376697A JP28376697A JPH11121854A JP H11121854 A JPH11121854 A JP H11121854A JP 28376697 A JP28376697 A JP 28376697A JP 28376697 A JP28376697 A JP 28376697A JP H11121854 A JPH11121854 A JP H11121854A
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- Japan
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- light source
- laser light
- optical crystal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易にスペクトル幅の狭帯域化、絶対波長安
定化を図ることができる長寿命のレーザ光源装置を提供
すること。 【解決手段】 パルス発振し発振波長が狭帯域である固
体レーザ光源と波長変換手段から構成される第1のコヒ
ーレント光源1aからガスレーザ光源2と同じ波長のシ
ード光を発生させ、これを用いてガスレーザ光源2のイ
ンジェクション・シードを行う。あるいは、第1、第2
のコヒーレント光源1a,1bを用い、和周波発生手段
1cによりコヒーレント光源1a,1bが放出する第
1、第2のコヒーレント光の波長の和周波光を作ること
によりガスレーザ光源2と同じ波長のシード光を発生さ
せ、ガスレーザ光源2のインジェクション・シードを行
う。上記第1、第2のコヒーレント光源1a,1bは原
子の吸収セルなどを用いた波長安定化手段3a,3bに
より波長安定化される。
定化を図ることができる長寿命のレーザ光源装置を提供
すること。 【解決手段】 パルス発振し発振波長が狭帯域である固
体レーザ光源と波長変換手段から構成される第1のコヒ
ーレント光源1aからガスレーザ光源2と同じ波長のシ
ード光を発生させ、これを用いてガスレーザ光源2のイ
ンジェクション・シードを行う。あるいは、第1、第2
のコヒーレント光源1a,1bを用い、和周波発生手段
1cによりコヒーレント光源1a,1bが放出する第
1、第2のコヒーレント光の波長の和周波光を作ること
によりガスレーザ光源2と同じ波長のシード光を発生さ
せ、ガスレーザ光源2のインジェクション・シードを行
う。上記第1、第2のコヒーレント光源1a,1bは原
子の吸収セルなどを用いた波長安定化手段3a,3bに
より波長安定化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リソグラフ
ィー装置等に利用される光源装置に関し、特に本発明
は、波長安定化およびスペクトルの狭帯域化を図ったレ
ーザ光源装置に関するものである。
ィー装置等に利用される光源装置に関し、特に本発明
は、波長安定化およびスペクトルの狭帯域化を図ったレ
ーザ光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体リソグラフィー用光源としては、
現在248nmのKrFレーザが用いられるようになっ
てきた。また、次世代の光源としてArFエキシマレー
ザが検討されている。ステッパーに用いられる光源とし
ては、スペクトル幅1pm以下、波長安定度0.5nm
以下が要求される。エキシマレーザは特に工夫をしなけ
れば発振のスペクトル幅は300pm〜400pmと広
く、そのままではリソグラフィーには使用できない。こ
のため、レーザに特別な狭帯域化を施して使用してい
る。
現在248nmのKrFレーザが用いられるようになっ
てきた。また、次世代の光源としてArFエキシマレー
ザが検討されている。ステッパーに用いられる光源とし
ては、スペクトル幅1pm以下、波長安定度0.5nm
以下が要求される。エキシマレーザは特に工夫をしなけ
れば発振のスペクトル幅は300pm〜400pmと広
く、そのままではリソグラフィーには使用できない。こ
のため、レーザに特別な狭帯域化を施して使用してい
る。
【0003】しかし、狭帯域化の実現には次の問題があ
る。 (a) 回折格子やエタロン等の素子を、レーザの内部に配
置しなければならないので、共振器の損失が大きくな
り、レーザの出力が大幅に低下する。 (b) 出力が大幅に低下するため、大きな電気入力を注入
しなければならず、電極などに負担が掛かり寿命が短く
なる。 (c) 狭帯域化用の素子に寿命があり、メンテナンス費用
が高額となる。
る。 (a) 回折格子やエタロン等の素子を、レーザの内部に配
置しなければならないので、共振器の損失が大きくな
り、レーザの出力が大幅に低下する。 (b) 出力が大幅に低下するため、大きな電気入力を注入
しなければならず、電極などに負担が掛かり寿命が短く
なる。 (c) 狭帯域化用の素子に寿命があり、メンテナンス費用
が高額となる。
【0004】これらの欠点を克服する方法として、同じ
気体を封入した放電体積の小さな気体レーザを作成し、
この気体レーザを種として、大きな放電体積を持つ気体
レーザを主発振器として発振させるインジェクション・
シード法が考案された。この方法では、小さなレーザの
狭帯域化・波長安定化をしておけばよいので、狭帯域化
の素子に当たるレーザ光の強度を小さくでき、素子の寿
命を延ばすことができる。また、主発振器の損失が低減
化できるので、発振効率が上がり同じレーザ出力を得る
ためには比較的小さな放電体積のレーザを作成すればよ
い。
気体を封入した放電体積の小さな気体レーザを作成し、
この気体レーザを種として、大きな放電体積を持つ気体
レーザを主発振器として発振させるインジェクション・
シード法が考案された。この方法では、小さなレーザの
狭帯域化・波長安定化をしておけばよいので、狭帯域化
の素子に当たるレーザ光の強度を小さくでき、素子の寿
命を延ばすことができる。また、主発振器の損失が低減
化できるので、発振効率が上がり同じレーザ出力を得る
ためには比較的小さな放電体積のレーザを作成すればよ
い。
【0005】しかしこの方法でも次のような問題点があ
る。 (a) ある程度の強度の紫外線のレーザ光を素子にあてる
ため、寿命がそれほど長くなくならない。 (b) 2つのレーザ装置を用いるため、これらに用いるス
イッチング素子などのメンテナンスが高額となる。 (c) 双方のレーザのパルス幅がほとんど等しいため、イ
ンジェクション・シードを確実に動作させるためには、
シード用レーザとしてある程度大きなレーザ出力を必要
とする。このため、装置が高価となる。 さらに上記インジェクションを行うレーザとして、固体
レーザの高調波を用いる方法が提案されている。この方
法は、エキシマレーザと同じ波長を発生させるため、例
えばTi:Al2 O3 レーザを754nmで発振させ、
これを3倍高調波を非線形光学結晶を用いて発生させる
方法である(例えば、特開平7−263780号、特開
平7−122483号参照)。
る。 (a) ある程度の強度の紫外線のレーザ光を素子にあてる
ため、寿命がそれほど長くなくならない。 (b) 2つのレーザ装置を用いるため、これらに用いるス
イッチング素子などのメンテナンスが高額となる。 (c) 双方のレーザのパルス幅がほとんど等しいため、イ
ンジェクション・シードを確実に動作させるためには、
シード用レーザとしてある程度大きなレーザ出力を必要
とする。このため、装置が高価となる。 さらに上記インジェクションを行うレーザとして、固体
レーザの高調波を用いる方法が提案されている。この方
法は、エキシマレーザと同じ波長を発生させるため、例
えばTi:Al2 O3 レーザを754nmで発振させ、
これを3倍高調波を非線形光学結晶を用いて発生させる
方法である(例えば、特開平7−263780号、特開
平7−122483号参照)。
【0006】この方法は、次のように特徴を持ってい
る。 (a) 狭帯域化を754nmという比較的長い波長で行う
ことができるため、これに用いる光学部品の劣化を極め
て少なくすることができる。 (b) 固体レーザは通常狭帯域で発振させることが容易な
ため、これによってシードされるエキシマレーザも今ま
でより狭帯域とすることができる。 (c) 固体レーザ用部品は長寿命なので、メンテナンスコ
ストの削減が見込まれる。
る。 (a) 狭帯域化を754nmという比較的長い波長で行う
ことができるため、これに用いる光学部品の劣化を極め
て少なくすることができる。 (b) 固体レーザは通常狭帯域で発振させることが容易な
ため、これによってシードされるエキシマレーザも今ま
でより狭帯域とすることができる。 (c) 固体レーザ用部品は長寿命なので、メンテナンスコ
ストの削減が見込まれる。
【0007】しかし、この方法でも発振波長を絶対安定
化することは含まれていない。例えば、上記特開平7−
122483号においては、DFBレーザの温度を制御
することにより波長の安定化を図っているが、原子の吸
収スペクトル等の特定波長を基準とした発振波長の絶対
安定化を行うものではないので、この方法は使用環境の
変化等により発振波長が変動する可能性がある。リソグ
ラフィーに用いるレーザはその波長が変動するとリソグ
ラフィー用縮小レンズによる結像性能に影響を与え、解
像度が低下し場合によっては使用できなくなる。
化することは含まれていない。例えば、上記特開平7−
122483号においては、DFBレーザの温度を制御
することにより波長の安定化を図っているが、原子の吸
収スペクトル等の特定波長を基準とした発振波長の絶対
安定化を行うものではないので、この方法は使用環境の
変化等により発振波長が変動する可能性がある。リソグ
ラフィーに用いるレーザはその波長が変動するとリソグ
ラフィー用縮小レンズによる結像性能に影響を与え、解
像度が低下し場合によっては使用できなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、エキシ
マレーザをリソグラフィー用の光源に用いるにはスペク
トルの狭帯域化および波長安定化を図る必要があり、こ
れらの要求を充分に満たす光源装置が望まれていた。本
発明は上記した事情に鑑みなされたものであって、容易
にスペクトル幅の狭帯域化、絶対波長安定化を図ること
ができる長寿命のレーザ光源装置を提供することであ
る。
マレーザをリソグラフィー用の光源に用いるにはスペク
トルの狭帯域化および波長安定化を図る必要があり、こ
れらの要求を充分に満たす光源装置が望まれていた。本
発明は上記した事情に鑑みなされたものであって、容易
にスペクトル幅の狭帯域化、絶対波長安定化を図ること
ができる長寿命のレーザ光源装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、原子もしくは分子の吸収スペク
トルあるいは光ガルバノスペクトルを基準として安定し
た固体レーザを用い、この固体レーザの高調波をシード
光としてガスレーザを発振させるインジェクション・シ
ード法を用いた。通常、レーザの発振のきっかけは自然
放出光である。自然放出光の内、レーザの共振器に合致
した波長の光が増幅され、次第に大きくなって発振に至
る。この自然光の代わりに、ほかのレーザからの光を予
め共振器に導入しておくと、このレーザ光が種となって
発振が起こる。これをインジェクション・シードとい
う。また、種となるレーザをシードレーザ(またはシー
ダー)といい、インジェクション・シードされるレーザ
をスレーブレーザと呼ぶ。
め、本発明においては、原子もしくは分子の吸収スペク
トルあるいは光ガルバノスペクトルを基準として安定し
た固体レーザを用い、この固体レーザの高調波をシード
光としてガスレーザを発振させるインジェクション・シ
ード法を用いた。通常、レーザの発振のきっかけは自然
放出光である。自然放出光の内、レーザの共振器に合致
した波長の光が増幅され、次第に大きくなって発振に至
る。この自然光の代わりに、ほかのレーザからの光を予
め共振器に導入しておくと、このレーザ光が種となって
発振が起こる。これをインジェクション・シードとい
う。また、種となるレーザをシードレーザ(またはシー
ダー)といい、インジェクション・シードされるレーザ
をスレーブレーザと呼ぶ。
【0010】インジェクション・シードの特徴は次の通
りである。 (1) スレーブレーザはシードレーザと全く同じ波長で発
振する。これは引き込み現象とよばれるもので、スレー
ブレーザの共振器のモードとシードレーザの波長がずれ
ている場合でも、スレーブレーザは自分の共振器で決ま
る波長でなく、シード光の波長で発振する。 (2) シードレーザの強度はごく弱くてよい。上記のよう
に、種となるレーザ光が最初から存在すればよいわけ
で、実際の例として、1μJのシード光で80mJの出
力を得たという報告がある。
りである。 (1) スレーブレーザはシードレーザと全く同じ波長で発
振する。これは引き込み現象とよばれるもので、スレー
ブレーザの共振器のモードとシードレーザの波長がずれ
ている場合でも、スレーブレーザは自分の共振器で決ま
る波長でなく、シード光の波長で発振する。 (2) シードレーザの強度はごく弱くてよい。上記のよう
に、種となるレーザ光が最初から存在すればよいわけ
で、実際の例として、1μJのシード光で80mJの出
力を得たという報告がある。
【0011】したがって、インジェクション・シード法
によれば上記ガスレーザのシーダーとなるレーザの波長
の安定化、狭帯域化を図ればよい。このため、容易に波
長の安定化、狭帯域化を行うことができる。また、シー
ダーとして波長安定化した固体レーザを用いれば、寿命
の長い安定なリソグラフィー用光源を得ることができ
る。
によれば上記ガスレーザのシーダーとなるレーザの波長
の安定化、狭帯域化を図ればよい。このため、容易に波
長の安定化、狭帯域化を行うことができる。また、シー
ダーとして波長安定化した固体レーザを用いれば、寿命
の長い安定なリソグラフィー用光源を得ることができ
る。
【0012】すなわち、本発明においては次のようにし
てエキシマレーザを発振させる。 図1(a)に示すように、パルス発振し発振波長が
狭帯域である固体レーザ光源と波長変換手段から構成さ
れ、原子の吸収セルなどを用いた波長安定化手段3aに
より波長安定化された第1のコヒーレント光源1aを用
い、第1のコヒーレント光源1aからガスレーザ光源2
と同じ波長のシード光を発生させ、これを用いてガスレ
ーザ光源2のインジェクション・シードを行う。また、
上記シード光のパルスの立ち上がりタイミングと、上記
ガスレーザ光源2の発振パルスの立ち上がりのタイミン
グを調整するタイミング調整手段4を設け同期をとる。
てエキシマレーザを発振させる。 図1(a)に示すように、パルス発振し発振波長が
狭帯域である固体レーザ光源と波長変換手段から構成さ
れ、原子の吸収セルなどを用いた波長安定化手段3aに
より波長安定化された第1のコヒーレント光源1aを用
い、第1のコヒーレント光源1aからガスレーザ光源2
と同じ波長のシード光を発生させ、これを用いてガスレ
ーザ光源2のインジェクション・シードを行う。また、
上記シード光のパルスの立ち上がりタイミングと、上記
ガスレーザ光源2の発振パルスの立ち上がりのタイミン
グを調整するタイミング調整手段4を設け同期をとる。
【0013】 図1(b)に示すように、パルス発振
し発振波長が狭帯域である固体レーザ光源と波長変換手
段から構成され、原子の吸収セルなどを用いた波長安定
化手段3a,3bにより波長安定化された第1、第2の
コヒーレント光源1a,1bを用い、和周波発生手段1
cによりコヒーレント光源1a,1bが放出する第1、
第2のコヒーレント光の波長の和周波光を作ることによ
りガスレーザ光源2と同じ波長のシード光を発生させ、
これを用いてガスレーザ光源2のインジェクション・シ
ードを行う。また、上記と同様上記シード光のパルス
の立ち上がりタイミングと、上記ガスレーザ光源2の発
振パルスの立ち上がりのタイミングを調整するタイミン
グ調整手段4を設け同期をとる。
し発振波長が狭帯域である固体レーザ光源と波長変換手
段から構成され、原子の吸収セルなどを用いた波長安定
化手段3a,3bにより波長安定化された第1、第2の
コヒーレント光源1a,1bを用い、和周波発生手段1
cによりコヒーレント光源1a,1bが放出する第1、
第2のコヒーレント光の波長の和周波光を作ることによ
りガスレーザ光源2と同じ波長のシード光を発生させ、
これを用いてガスレーザ光源2のインジェクション・シ
ードを行う。また、上記と同様上記シード光のパルス
の立ち上がりタイミングと、上記ガスレーザ光源2の発
振パルスの立ち上がりのタイミングを調整するタイミン
グ調整手段4を設け同期をとる。
【0014】図2〜図7は本発明で使用される第1のコ
ヒーレント光源1a、第2のコヒーレント光源1bと、
波長安定化手段3a,3bにおいて使用される原子/分
子名を示す図である。同図において、「和周波の組み合
わせ」は、上記第1のコヒーレント光、第2のコヒーレ
ント光を発生するレーザ光源および利用する高調波を示
し、「第1安定化波長」は上記第1のコヒーレント光を
波長安定化するための原子/分子名、該原子/分子によ
る吸収スペクトルの波長および第1のコヒーレント光を
発生するためのレーザ光源の発振波長を示し、「第2安
定化波長」は上記第2のコヒーレント光を波長安定化す
るための原子/分子名、該原子/分子による吸収スペク
トルの波長および第2のコヒーレント光を発生するため
のレーザ光源の発振波長を示し、「最終波長」はガスレ
ーザ光源をシーディングする光の波長を示している。
ヒーレント光源1a、第2のコヒーレント光源1bと、
波長安定化手段3a,3bにおいて使用される原子/分
子名を示す図である。同図において、「和周波の組み合
わせ」は、上記第1のコヒーレント光、第2のコヒーレ
ント光を発生するレーザ光源および利用する高調波を示
し、「第1安定化波長」は上記第1のコヒーレント光を
波長安定化するための原子/分子名、該原子/分子によ
る吸収スペクトルの波長および第1のコヒーレント光を
発生するためのレーザ光源の発振波長を示し、「第2安
定化波長」は上記第2のコヒーレント光を波長安定化す
るための原子/分子名、該原子/分子による吸収スペク
トルの波長および第2のコヒーレント光を発生するため
のレーザ光源の発振波長を示し、「最終波長」はガスレ
ーザ光源をシーディングする光の波長を示している。
【0015】図2〜図7に示すように本発明において
は、次のようにしてガスレーザ光源2のシード光を得
る。 (A)193nmのシード光の発生 (1−1〜1−3) 図2に示すように図1(a)にお
いて第1コヒーレント光としてTi:Al2 O3 (チタ
ンサファイア)レーザ光源の4倍波を用い、Ti:Al
2 O3 レーザ光源が放出する光をルビジウム原子(Rb
I)、アルゴン原子(ArI)もしくはクリプトンイオ
ン(KrII)により波長安定化し、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
は、次のようにしてガスレーザ光源2のシード光を得
る。 (A)193nmのシード光の発生 (1−1〜1−3) 図2に示すように図1(a)にお
いて第1コヒーレント光としてTi:Al2 O3 (チタ
ンサファイア)レーザ光源の4倍波を用い、Ti:Al
2 O3 レーザ光源が放出する光をルビジウム原子(Rb
I)、アルゴン原子(ArI)もしくはクリプトンイオ
ン(KrII)により波長安定化し、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
【0016】(2−1〜2−6) 図2に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の5倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、キセノン原子(XeI)、キセノ
ンイオン(XeII,)、カルシウム原子(Ca)、ヘ
リウム原子(HeI)もしくはネオン原子(NeI)に
より波長安定化された光パラメトリック発振器(OP
O:2.5μ)により第2のコヒーレント光を得て、第
1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、
波長がほぼ193nmのシード光を得る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の5倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、キセノン原子(XeI)、キセノ
ンイオン(XeII,)、カルシウム原子(Ca)、ヘ
リウム原子(HeI)もしくはネオン原子(NeI)に
より波長安定化された光パラメトリック発振器(OP
O:2.5μ)により第2のコヒーレント光を得て、第
1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、
波長がほぼ193nmのシード光を得る。
【0017】(3−1〜3−6) 図2に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 ) により波長安定化されたYA
Gレーザ光源の5倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、ネオン原子(NeI)により波長安定化された光パ
ラメトリック発振器(OPO:2μ)により第2のコヒ
ーレント光を得て、第1、第2のコヒーレント光の和周
波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシード光
を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 ) により波長安定化されたYA
Gレーザ光源の5倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、ネオン原子(NeI)により波長安定化された光パ
ラメトリック発振器(OPO:2μ)により第2のコヒ
ーレント光を得て、第1、第2のコヒーレント光の和周
波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシード光
を得る。
【0018】(4−1〜4−3) 図2に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の4倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)もしくは
キセノン原子(XeI)により波長安定化されたTi:
Al2 O3 レーザ光源により第2のコヒーレント光を得
て、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の4倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)もしくは
キセノン原子(XeI)により波長安定化されたTi:
Al2 O3 レーザ光源により第2のコヒーレント光を得
て、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
【0019】(5−1〜5−6) 図3に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光の4倍波を第1のコヒーレン
ト光とし、また、ネオン原子(NeI)もしくはアルゴ
ン原子(ArI)により波長安定化されたTi:Al 2
O3 レーザ光源が放出する光を第2のコヒーレント光と
し、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光の4倍波を第1のコヒーレン
ト光とし、また、ネオン原子(NeI)もしくはアルゴ
ン原子(ArI)により波長安定化されたTi:Al 2
O3 レーザ光源が放出する光を第2のコヒーレント光と
し、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
【0020】(6−1〜6−4) 図3に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1のコ
ヒーレント光とし、また、キセノンイオン(XeI
I)、クリプトンイオン(KrII)、ヘリウム原子
(HeI)もしくはアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源の3倍波を第
2のコヒーレント光とし、第1、第2のコヒーレント光
の和周波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシ
ード光を得る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1のコ
ヒーレント光とし、また、キセノンイオン(XeI
I)、クリプトンイオン(KrII)、ヘリウム原子
(HeI)もしくはアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源の3倍波を第
2のコヒーレント光とし、第1、第2のコヒーレント光
の和周波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシ
ード光を得る。
【0021】(7−1〜7−8) 図3に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 ) により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光を第1のコヒーレント光と
し、また、キセノンイオン(XeII)、クリプトンイ
オン(KrII)、ヘリウム原子(HeI)もしくはア
ルゴン原子(ArI)により波長安定化されたTi:A
l2 O3 レーザ光源の3倍波を第2コヒーレント光と
し、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 ) により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光を第1のコヒーレント光と
し、また、キセノンイオン(XeII)、クリプトンイ
オン(KrII)、ヘリウム原子(HeI)もしくはア
ルゴン原子(ArI)により波長安定化されたTi:A
l2 O3 レーザ光源の3倍波を第2コヒーレント光と
し、第1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることに
より、波長がほぼ193nmのシード光を得る。
【0022】(8−1〜8−3) 図3に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1のコ
ヒーレント光とし、また、サマリウム原子(SmI)に
より波長安定化された光パラメトリック発振器(OP
O:474)が放出する光の2倍波より第2のコヒーレ
ント光を得て、第1、第2のコヒーレント光の和周波を
作ることにより、波長がほぼ193nmのシード光を得
る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1のコ
ヒーレント光とし、また、サマリウム原子(SmI)に
より波長安定化された光パラメトリック発振器(OP
O:474)が放出する光の2倍波より第2のコヒーレ
ント光を得て、第1、第2のコヒーレント光の和周波を
作ることにより、波長がほぼ193nmのシード光を得
る。
【0023】(9−1〜9−6) 図4に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光を第1のコヒーレント光と
し、また、サマリウム原子(SmI)により波長安定化
された光パラメトリック発振器(OPO:474)が放
出する光の2倍波を第2のコヒーレント光とし、第1、
第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、波長
がほぼ193nmのシード光を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源が放出する光を第1のコヒーレント光と
し、また、サマリウム原子(SmI)により波長安定化
された光パラメトリック発振器(OPO:474)が放
出する光の2倍波を第2のコヒーレント光とし、第1、
第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、波長
がほぼ193nmのシード光を得る。
【0024】(10−1〜10−9) 図4に示すよう
に、図1(b)においてキセノン原子(XeI)、サマ
リウム原子(Sm)もしくはクリプトン原子(KrI)
により波長安定化された第1のTi:Al2 O3 レーザ
光源が放出する光の3倍波を第1のコヒーレント光と
し、また、クリプトン原子(KrI)、アルゴン原子
(ArI)もしくはネオン原子(NeI)により波長安
定化された第2のTi:Al2 O3 レーザ光源が放出す
る光を第2コヒーレント光として、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
に、図1(b)においてキセノン原子(XeI)、サマ
リウム原子(Sm)もしくはクリプトン原子(KrI)
により波長安定化された第1のTi:Al2 O3 レーザ
光源が放出する光の3倍波を第1のコヒーレント光と
し、また、クリプトン原子(KrI)、アルゴン原子
(ArI)もしくはネオン原子(NeI)により波長安
定化された第2のTi:Al2 O3 レーザ光源が放出す
る光を第2コヒーレント光として、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
【0025】(11−1〜11−4) 図4に示すよう
に、図1(a)においてTi:Al 2 O3 レーザ光源も
しくはCr:LiSrAlF6 レーザ光源の5倍波を第
1のコヒーレント光とし、アルゴン原子(ArI)、ネ
オン原子(NeI)、ヘリウム原子(HeI)もしくは
キセノン原子(XeI)により波長安定化し、波長がほ
ぼ193nmのシード光を得る。
に、図1(a)においてTi:Al 2 O3 レーザ光源も
しくはCr:LiSrAlF6 レーザ光源の5倍波を第
1のコヒーレント光とし、アルゴン原子(ArI)、ネ
オン原子(NeI)、ヘリウム原子(HeI)もしくは
キセノン原子(XeI)により波長安定化し、波長がほ
ぼ193nmのシード光を得る。
【0026】(12−1〜12−4) 図4に示すよう
に、図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により
波長安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1
のコヒーレント光とし、また、上記YLFレーザ光源の
3倍波と、アルゴン原子(ArI)もしくはクリプトン
原子(KrI)もしくはクリプトンイオン(KrII)
により波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源の
和周波を第2コヒーレント光とし、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
に、図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により
波長安定化されたYLFレーザ光源が放出する光を第1
のコヒーレント光とし、また、上記YLFレーザ光源の
3倍波と、アルゴン原子(ArI)もしくはクリプトン
原子(KrI)もしくはクリプトンイオン(KrII)
により波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源の
和周波を第2コヒーレント光とし、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ193
nmのシード光を得る。
【0027】(13−1〜13−9) 図5に示すよう
に、図1(b)においてキセノン原子(XeI)、サマ
リウム原子(Sm)もしくはクリプトン(KrI)より
波長安定化されたCr:LiCaAlF6 レーザ光源が
放出する光の3倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、クリプトン原子(KrI)、アルゴン原子(Ar
I)もしくはネオン原子(NeI)により波長安定化さ
れたCr:LiSrAlF 6 レーザ光源が放出する光を
第2コヒーレント光とし、第1、第2のコヒーレント光
の和周波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシ
ード光を得る。
に、図1(b)においてキセノン原子(XeI)、サマ
リウム原子(Sm)もしくはクリプトン(KrI)より
波長安定化されたCr:LiCaAlF6 レーザ光源が
放出する光の3倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、クリプトン原子(KrI)、アルゴン原子(Ar
I)もしくはネオン原子(NeI)により波長安定化さ
れたCr:LiSrAlF 6 レーザ光源が放出する光を
第2コヒーレント光とし、第1、第2のコヒーレント光
の和周波を作ることにより、波長がほぼ193nmのシ
ード光を得る。
【0028】(B)波長248nmのシード光の発生 (1−1〜1−5) 図6に示すように、図1(a)に
おいて第1コヒーレント光として、Ti:Al2 O3 レ
ーザ光源の3倍波を用い、Ti:Al2 O3 レーザ光源
が放出する光をクリプトンイオン(KrII)、キセノ
ン原子(XeI)もしくはネオン原子(NeI)により
波長安定化し、波長がほぼ248nmのシード光を得
る。
おいて第1コヒーレント光として、Ti:Al2 O3 レ
ーザ光源の3倍波を用い、Ti:Al2 O3 レーザ光源
が放出する光をクリプトンイオン(KrII)、キセノ
ン原子(XeI)もしくはネオン原子(NeI)により
波長安定化し、波長がほぼ248nmのシード光を得
る。
【0029】(2−1〜2−4) 図6に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の3倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)、セシウ
ム原子(CsI)もしくはキセノン原子(XeI)によ
り波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源により
第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒーレン
ト光の和周波を作ることにより、波長がほぼ248nm
のシード光を得る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の3倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)、セシウ
ム原子(CsI)もしくはキセノン原子(XeI)によ
り波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源により
第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒーレン
ト光の和周波を作ることにより、波長がほぼ248nm
のシード光を得る。
【0030】(3−1〜3−8) 図6に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(Sm
I)、沃素分子(I2 )により波長安定化されたYAG
レーザ光源の3倍波を第1のコヒーレント光とし、クリ
プトン原子(KrI)もしくはキセノン原子(XeI)
により波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源に
より第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ248
nmのシード光を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(Sm
I)、沃素分子(I2 )により波長安定化されたYAG
レーザ光源の3倍波を第1のコヒーレント光とし、クリ
プトン原子(KrI)もしくはキセノン原子(XeI)
により波長安定化されたTi:Al2 O3 レーザ光源に
より第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒー
レント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ248
nmのシード光を得る。
【0031】(4−1〜4−4) 図7に示すように、
図1(a)において第1コヒーレント光として、Ti:
Al2 O3 レーザ光源の4倍波を用い、Ti:Al2 O
3 レーザ光源が放出する光をアルゴン原子(ArI)、
キセノン原子(XeI)もしくはネオン原子(NeI)
により波長安定化し、波長がほぼ248nmのシード光
を得る。
図1(a)において第1コヒーレント光として、Ti:
Al2 O3 レーザ光源の4倍波を用い、Ti:Al2 O
3 レーザ光源が放出する光をアルゴン原子(ArI)、
キセノン原子(XeI)もしくはネオン原子(NeI)
により波長安定化し、波長がほぼ248nmのシード光
を得る。
【0032】(5−1〜5−5) 図7に示すように、
図1(a)において第1コヒーレント光として、Cr:
LiCaAlF6 レーザ光源の3倍波を用い、Cr:L
iCaAlF6 レーザ光源が放出する光をクリプトンイ
オン(KrII)、キセノン原子(XeI)もしくはネ
オン原子(NeI)で波長安定化し、波長がほぼ248
nmのシード光を得る。
図1(a)において第1コヒーレント光として、Cr:
LiCaAlF6 レーザ光源の3倍波を用い、Cr:L
iCaAlF6 レーザ光源が放出する光をクリプトンイ
オン(KrII)、キセノン原子(XeI)もしくはネ
オン原子(NeI)で波長安定化し、波長がほぼ248
nmのシード光を得る。
【0033】(6−1〜6−4) 図7に示すように、
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の3倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)、セシウ
ム原子(CsI)もしくはキセノン原子(XeI)によ
り波長安定化されたCr:LiSrAlF6 レーザ光源
により第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒ
ーレント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ24
8nmのシード光を得る。
図1(b)においてアルゴン原子(ArI)により波長
安定化されたYLFレーザ光源の3倍波を第1のコヒー
レント光とし、また、アルゴン原子(ArI)、セシウ
ム原子(CsI)もしくはキセノン原子(XeI)によ
り波長安定化されたCr:LiSrAlF6 レーザ光源
により第2のコヒーレント光を得て、第1、第2のコヒ
ーレント光の和周波を作ることにより、波長がほぼ24
8nmのシード光を得る。
【0034】(7−1〜7−4) 図7に示すように、
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源の3倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、クリプトン原子(KrI)もしくはキセノン原子
(XeI)により波長安定化されたCr:LiSrAl
F6 レーザ光源により第2のコヒーレント光を得て、第
1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、
波長がほぼ248nmのシード光を得る。
図1(b)において2倍波がサマリウム原子(SmI)
もしくは沃素分子(I2 )により波長安定化されたYA
Gレーザ光源の3倍波を第1のコヒーレント光とし、ま
た、クリプトン原子(KrI)もしくはキセノン原子
(XeI)により波長安定化されたCr:LiSrAl
F6 レーザ光源により第2のコヒーレント光を得て、第
1、第2のコヒーレント光の和周波を作ることにより、
波長がほぼ248nmのシード光を得る。
【0035】以上のように本発明の請求項1〜請求項2
3の発明においては、原子もしくは分子の吸収スペクト
ルを基準として波長安定化した固体レーザを用い、この
固体レーザの高調波をシード光としてガスレーザ光源を
発振させているので、狭帯域化が容易にでき、長寿命の
光源装置を得ることができる。特に、波長安定化を絶対
波長の明瞭な原子もしくは分子の吸収スペクトルを基準
として行っているので、すべてのレーザが同一の波長で
発振できるようになり、使用中に波長が変動するなどの
問題点を解決することができる。
3の発明においては、原子もしくは分子の吸収スペクト
ルを基準として波長安定化した固体レーザを用い、この
固体レーザの高調波をシード光としてガスレーザ光源を
発振させているので、狭帯域化が容易にでき、長寿命の
光源装置を得ることができる。特に、波長安定化を絶対
波長の明瞭な原子もしくは分子の吸収スペクトルを基準
として行っているので、すべてのレーザが同一の波長で
発振できるようになり、使用中に波長が変動するなどの
問題点を解決することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、ガスレーザ光源としてAr
FエキシマレーザおよびKrFエキシマレーザを用いる
場合について、本発明の実施の形態について説明する。 (1)ArFエキシマレーザを用いた光源装置 以下、固体レーザの高調波光をシード光としてArFエ
キシマレーザを発振させる実施例について説明する。
FエキシマレーザおよびKrFエキシマレーザを用いる
場合について、本発明の実施の形態について説明する。 (1)ArFエキシマレーザを用いた光源装置 以下、固体レーザの高調波光をシード光としてArFエ
キシマレーザを発振させる実施例について説明する。
【0037】図8は本発明の第1の実施例の光源装置の
構成を示す図であり、同図は前記図2の(1−1)に対
応する実施例を示している。図8において、YLFレー
ザ光源11は励起用半導体レーザ21により励起されて
発振する。YLFレーザ光源11が放出する光は、KT
P、LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶
31aに入射して2倍波に変換され、Ti:Al2 O3
レーザ光源12(以下、Ti:SAレーザ光源と略記す
る)に注入される。これにより、Ti:SAレーザ光源
12はパルス発振する。Ti:SAレーザ光源12が放
出する光の一部がビームスプリッタBs1で取り出され
ルビジウム原子(RbI)を封入した吸収セルCe1中
を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過すると
き、ルビジウム原子(RbI)は通過する光を吸収し、
上の準位に遷移する。このとき、吸収される光は波長は
ルビジウム原子の場合、775.765nmである。
構成を示す図であり、同図は前記図2の(1−1)に対
応する実施例を示している。図8において、YLFレー
ザ光源11は励起用半導体レーザ21により励起されて
発振する。YLFレーザ光源11が放出する光は、KT
P、LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶
31aに入射して2倍波に変換され、Ti:Al2 O3
レーザ光源12(以下、Ti:SAレーザ光源と略記す
る)に注入される。これにより、Ti:SAレーザ光源
12はパルス発振する。Ti:SAレーザ光源12が放
出する光の一部がビームスプリッタBs1で取り出され
ルビジウム原子(RbI)を封入した吸収セルCe1中
を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過すると
き、ルビジウム原子(RbI)は通過する光を吸収し、
上の準位に遷移する。このとき、吸収される光は波長は
ルビジウム原子の場合、775.765nmである。
【0038】上記吸収セルCe1中を透過する光は、検
出器Dt1に入射し、電気信号に変換される。このた
め、Ti:SAレーザ光源12が放出する光の波長が7
75.765nmからずれると、検出器Dt1の出力が
変化する。検出器Dt1の出力は波長制御回路Cn1に
入力され、波長制御回路Cn1は電歪素子PZTにより
Ti:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レー
ザ22の発振波長を制御する。Ti:SAレーザ光源1
2はシーディング用半導体レーザ22と同一の発振波長
で発振するので、Ti:SAレーザ光源12が放出する
光の波長が775.765nmからずれ検出器Dt1の
出力が変化すると、波長制御回路Cn1がシーディング
用半導体レーザ22の発振波長を変化させ、Ti:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を775.765n
mにロックする。
出器Dt1に入射し、電気信号に変換される。このた
め、Ti:SAレーザ光源12が放出する光の波長が7
75.765nmからずれると、検出器Dt1の出力が
変化する。検出器Dt1の出力は波長制御回路Cn1に
入力され、波長制御回路Cn1は電歪素子PZTにより
Ti:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レー
ザ22の発振波長を制御する。Ti:SAレーザ光源1
2はシーディング用半導体レーザ22と同一の発振波長
で発振するので、Ti:SAレーザ光源12が放出する
光の波長が775.765nmからずれ検出器Dt1の
出力が変化すると、波長制御回路Cn1がシーディング
用半導体レーザ22の発振波長を変化させ、Ti:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を775.765n
mにロックする。
【0039】ビームスプリッタBs1を通過した光は、
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1b,32、BBO結晶からなる非線形光学結晶33に
順次入射して4倍波(波長193.941nm)に変換
され、ミラーM1,M2を介してArFエキシマレーザ
40に入射する。ArFエキシマレーザ40は上記光に
よりシーディングされてパルス発振し、波長193.9
41nmの光を放出する。 また、同図では図示してい
ないが、前記したようにTi:SAレーザ光源12が放
出するパルス光の立ち上がりタイミングおよびArFエ
キシマレーザ40の発振パルスの立ち上がりタイミング
は図示しないタイミング調整手段により調整され同期が
とられる。
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1b,32、BBO結晶からなる非線形光学結晶33に
順次入射して4倍波(波長193.941nm)に変換
され、ミラーM1,M2を介してArFエキシマレーザ
40に入射する。ArFエキシマレーザ40は上記光に
よりシーディングされてパルス発振し、波長193.9
41nmの光を放出する。 また、同図では図示してい
ないが、前記したようにTi:SAレーザ光源12が放
出するパルス光の立ち上がりタイミングおよびArFエ
キシマレーザ40の発振パルスの立ち上がりタイミング
は図示しないタイミング調整手段により調整され同期が
とられる。
【0040】本発明の実施例においては、ArFエキシ
マレーザ40として、集光性能などのビームの品質を向
上させるため非安定発振器を用いている。通常レーザ共
振器は、2枚にミラーで構成され、図9(b)に示すよ
うにミラー間で光をミラーからはみ出さないように往復
させる。このような共振器を安定型共振器という。安定
型共振器では、モードの制御を回折損失との違いで行っ
ている。例えば、ミラー間隔1mの共振器では、基本モ
ードであるTEM00モードと次のモードとの回折損失
に差をつけるために、1mm以下の小さな絞りを共振器
内に設置しなければならない。He−Neレーザなどの
ゲインの小さいレーザの場合は、共振器損失をなるべく
小さくする必要があるので、安定型共振器を使用する場
合が多い。しかし、TEA炭酸ガスレーザのようにゲイ
ンが大きくゲイン媒質の体積も大きいレーザでは、安定
型共振器を用いると多モード発振となり、ビームを集光
する性能が低下する。
マレーザ40として、集光性能などのビームの品質を向
上させるため非安定発振器を用いている。通常レーザ共
振器は、2枚にミラーで構成され、図9(b)に示すよ
うにミラー間で光をミラーからはみ出さないように往復
させる。このような共振器を安定型共振器という。安定
型共振器では、モードの制御を回折損失との違いで行っ
ている。例えば、ミラー間隔1mの共振器では、基本モ
ードであるTEM00モードと次のモードとの回折損失
に差をつけるために、1mm以下の小さな絞りを共振器
内に設置しなければならない。He−Neレーザなどの
ゲインの小さいレーザの場合は、共振器損失をなるべく
小さくする必要があるので、安定型共振器を使用する場
合が多い。しかし、TEA炭酸ガスレーザのようにゲイ
ンが大きくゲイン媒質の体積も大きいレーザでは、安定
型共振器を用いると多モード発振となり、ビームを集光
する性能が低下する。
【0041】このような場合に用いられるのが、非安定
共振器である。非安定共振器はミラー間を往復する光を
一部ミラーからはみださせ、外部に射出する構造を持っ
ている。図9(a)に示すように凸面鏡と凹面鏡の組み
合わせで共焦点型の配置を取ることが多い。このような
構造を取ると、高次のモードの発生を比較的容易に抑え
ることができるので、集光性能などのビームの品質がよ
くなる。また、大きなモード体積を取るので、大出力レ
ーザに適している。なお、上記実施例では、Ti:SA
レーザ光源12の波長安定化のため、ルビジウム吸収ス
ペクトルを用いる場合について説明したが、図8の構成
において、前記図2に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
共振器である。非安定共振器はミラー間を往復する光を
一部ミラーからはみださせ、外部に射出する構造を持っ
ている。図9(a)に示すように凸面鏡と凹面鏡の組み
合わせで共焦点型の配置を取ることが多い。このような
構造を取ると、高次のモードの発生を比較的容易に抑え
ることができるので、集光性能などのビームの品質がよ
くなる。また、大きなモード体積を取るので、大出力レ
ーザに適している。なお、上記実施例では、Ti:SA
レーザ光源12の波長安定化のため、ルビジウム吸収ス
ペクトルを用いる場合について説明したが、図8の構成
において、前記図2に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
【0042】図10は本発明の第2の実施例の光源装置
の構成を示す図であり、同図は前記図2の(2−1)に
対応する実施例を示している。図10において、YLF
レーザ光源11は励起用半導体レーザ21により励起さ
れて発振する。YLFレーザ光源11が放出する光の一
部がビームスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子
(ArI)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上
記吸収セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子
(ArI)は通過する光を吸収し、上の準位に遷移す
る。このとき、吸収される光は波長はアルゴン原子の場
合、1047.005nmである。
の構成を示す図であり、同図は前記図2の(2−1)に
対応する実施例を示している。図10において、YLF
レーザ光源11は励起用半導体レーザ21により励起さ
れて発振する。YLFレーザ光源11が放出する光の一
部がビームスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子
(ArI)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上
記吸収セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子
(ArI)は通過する光を吸収し、上の準位に遷移す
る。このとき、吸収される光は波長はアルゴン原子の場
合、1047.005nmである。
【0043】上記吸収セルCe1中を透過する光は、検
出器Dt1に入射し、電気信号に変換される。検出器D
t1の出力は波長制御回路Cn1に入力され、波長制御
回路Cn1は電歪素子PZTによりYLFレーザ光源1
1のシーディング用半導体レーザ22aの発振波長を制
御する。このため、前記したようにYLFレーザ光源1
1が放出する光の波長は1047.005nmにロック
される。
出器Dt1に入射し、電気信号に変換される。検出器D
t1の出力は波長制御回路Cn1に入力され、波長制御
回路Cn1は電歪素子PZTによりYLFレーザ光源1
1のシーディング用半導体レーザ22aの発振波長を制
御する。このため、前記したようにYLFレーザ光源1
1が放出する光の波長は1047.005nmにロック
される。
【0044】ビームスプリッタBs1を通過した光は、
KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶31に入射して2倍波に変換され、CLBOもしく
はBBO結晶からなる非線形光学結晶33に入射し4倍
波に変換され、さらにCLBOもしくはBBO結晶から
なる非線形光学34に入射して5倍波に変換され、LB
O,CLBO,BBO結晶からなる非線形光学結晶35
に入射する。また、非線形光学結晶31から放出する光
の一部がビームスプリッタBs2で取り出され光パラメ
トリック発振器13(以下、OPO13という)に入射
する。OPO13は入射する非線形光学結晶31からの
光により励起され、周波数の和が上記入射光と同じにな
る2つの異なった周波数の光を発生する。この2つの周
波数の光は、通常、ある程度のスペクトル幅を有してい
る。ここで、外部から上記2つの周波数の光のうちの一
方と同じ周波数の光を有し、スペクトルの幅の狭い光を
注入すると、OPO13で発生する上記2つの周波数の
光はスペクトル幅の狭い光となって放出される。すなわ
ち、単一周波数で発振する半導体レーザ22bが放出す
る光がOPO13に入射することにより、OPO13は
上記非線形光学結晶31と半導体レーザ22bが放出す
る光の差周波光を放出する。
KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶31に入射して2倍波に変換され、CLBOもしく
はBBO結晶からなる非線形光学結晶33に入射し4倍
波に変換され、さらにCLBOもしくはBBO結晶から
なる非線形光学34に入射して5倍波に変換され、LB
O,CLBO,BBO結晶からなる非線形光学結晶35
に入射する。また、非線形光学結晶31から放出する光
の一部がビームスプリッタBs2で取り出され光パラメ
トリック発振器13(以下、OPO13という)に入射
する。OPO13は入射する非線形光学結晶31からの
光により励起され、周波数の和が上記入射光と同じにな
る2つの異なった周波数の光を発生する。この2つの周
波数の光は、通常、ある程度のスペクトル幅を有してい
る。ここで、外部から上記2つの周波数の光のうちの一
方と同じ周波数の光を有し、スペクトルの幅の狭い光を
注入すると、OPO13で発生する上記2つの周波数の
光はスペクトル幅の狭い光となって放出される。すなわ
ち、単一周波数で発振する半導体レーザ22bが放出す
る光がOPO13に入射することにより、OPO13は
上記非線形光学結晶31と半導体レーザ22bが放出す
る光の差周波光を放出する。
【0045】OPO13が放出する光の一部はビームス
プリッタBs3で取り出され、キセノンイオン(XeI
I)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸収
セルCe2内を光が通過するとき、キセノンイオン(X
eII)は通過する光を吸収し、上の準位に遷移する。
このとき、吸収される光は波長はキセノンイオンの場
合、659.501nmである。上記吸収セルCe2中
を透過する光は、検出器Dt2に入射し、電気信号に変
換される。検出器Dt2の出力は波長制御回路Cn2に
入力され、波長制御回路Cn2は電歪素子PZTにより
半導体レーザ22bの発振波長を制御する。このため、
前記したようにOPO13が放出する光の波長は65
9.501nmロックされる。
プリッタBs3で取り出され、キセノンイオン(XeI
I)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸収
セルCe2内を光が通過するとき、キセノンイオン(X
eII)は通過する光を吸収し、上の準位に遷移する。
このとき、吸収される光は波長はキセノンイオンの場
合、659.501nmである。上記吸収セルCe2中
を透過する光は、検出器Dt2に入射し、電気信号に変
換される。検出器Dt2の出力は波長制御回路Cn2に
入力され、波長制御回路Cn2は電歪素子PZTにより
半導体レーザ22bの発振波長を制御する。このため、
前記したようにOPO13が放出する光の波長は65
9.501nmロックされる。
【0046】OPO13が放出する光は、ダイクロイッ
クミラーDM1を介して非線形光学結晶35に入射す
る。非線形光学結晶35は上記非線形光学結晶34とO
PO13が放出する光の和周波光(波長193.445
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
445nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波長
安定化のため、キセノンイオン(XeII)の吸収スペ
クトルを用いる場合について説明したが、図10の構成
において、前記図2に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
クミラーDM1を介して非線形光学結晶35に入射す
る。非線形光学結晶35は上記非線形光学結晶34とO
PO13が放出する光の和周波光(波長193.445
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
445nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波長
安定化のため、キセノンイオン(XeII)の吸収スペ
クトルを用いる場合について説明したが、図10の構成
において、前記図2に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
【0047】図11は本発明の第3の実施例を示す図で
あり、同図は前記図2の(3−1)に対応する実施例を
示している。図11において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はLBO,KTPもし
くはBBO結晶からなる非線形光学結晶31に入射して
2倍波に変換され、その一部がビームスプリッタBs1
で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入した吸収
セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1内を光が
通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波長53
2.061nmの光を吸収する。上記吸収セルCe1中
を透過する光は検出器Dt1に入射する。波長制御回路
Cn1は前記したように検出器Dt1の出力によりYA
Gレーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22a
の発振波長を制御し、非線形光学結晶31が放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
あり、同図は前記図2の(3−1)に対応する実施例を
示している。図11において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はLBO,KTPもし
くはBBO結晶からなる非線形光学結晶31に入射して
2倍波に変換され、その一部がビームスプリッタBs1
で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入した吸収
セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1内を光が
通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波長53
2.061nmの光を吸収する。上記吸収セルCe1中
を透過する光は検出器Dt1に入射する。波長制御回路
Cn1は前記したように検出器Dt1の出力によりYA
Gレーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22a
の発振波長を制御し、非線形光学結晶31が放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
【0048】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶33および非線形光学結晶34に順次入射し、5倍
波に変換され、LBO,CLBO,BBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、非線形光学結晶
31から放出する光の一部がビームスプリッタBs2で
取り出されOPO13に入射する。OPO13は上記非
線形光学結晶31と単一周波数で発振する半導体レーザ
22bが放出する光の差周波光を放出する。OPO13
が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出
され、ネオン原子(NeI)を封入した吸収セルCe2
中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過すると
き、ネオン原子(NeI)は波長703.240nmの
光を吸収する。上記吸収セルCe2中を透過する光は検
出器Dt2に入射する。波長制御回路Cn2は前記した
ように検出器Dt2の出力により半導体レーザ22bの
発振波長を制御し、OPO13が放出する光の波長を7
03.240nmにロックする。
光は、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶33および非線形光学結晶34に順次入射し、5倍
波に変換され、LBO,CLBO,BBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、非線形光学結晶
31から放出する光の一部がビームスプリッタBs2で
取り出されOPO13に入射する。OPO13は上記非
線形光学結晶31と単一周波数で発振する半導体レーザ
22bが放出する光の差周波光を放出する。OPO13
が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出
され、ネオン原子(NeI)を封入した吸収セルCe2
中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過すると
き、ネオン原子(NeI)は波長703.240nmの
光を吸収する。上記吸収セルCe2中を透過する光は検
出器Dt2に入射する。波長制御回路Cn2は前記した
ように検出器Dt2の出力により半導体レーザ22bの
発振波長を制御し、OPO13が放出する光の波長を7
03.240nmにロックする。
【0049】OPO13が放出する光は、ダイクロイッ
クミラーDM1を介して非線形光学結晶35に入射す
る。非線形光学結晶35は前記非線形光学結晶34とO
PO13が放出する光の和周波光(波長193.941
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
941nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波
長安定化のため、ネオン原子(NeI)の吸収スペクト
ルを用いる場合について説明したが、図11の構成にお
いて、前記図2に示した原子/分子の吸収スペクトルを
用いることができる。
クミラーDM1を介して非線形光学結晶35に入射す
る。非線形光学結晶35は前記非線形光学結晶34とO
PO13が放出する光の和周波光(波長193.941
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
941nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波
長安定化のため、ネオン原子(NeI)の吸収スペクト
ルを用いる場合について説明したが、図11の構成にお
いて、前記図2に示した原子/分子の吸収スペクトルを
用いることができる。
【0050】図12は本発明の第4の実施例を示す図で
あり、同図は前記図2の(4−1)に対応する実施例を
示している。図12において、YLFレーザ光源11a
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビー
ムスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。上記
吸収セルCe1中を透過する光は検出器Dt1に入射す
る。波長制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1
の出力によりYLFレーザ光源11aのシーディング用
半導体レーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ
光源11aが放出する光の波長を1047.005nm
にロックする。
あり、同図は前記図2の(4−1)に対応する実施例を
示している。図12において、YLFレーザ光源11a
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビー
ムスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。上記
吸収セルCe1中を透過する光は検出器Dt1に入射す
る。波長制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1
の出力によりYLFレーザ光源11aのシーディング用
半導体レーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ
光源11aが放出する光の波長を1047.005nm
にロックする。
【0051】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31aに入射して2倍波に変換され、CLB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶33に入
射し4倍波に変換され、BBO結晶からなる非線形光学
結晶35に入射する。また、YLFレーザ光源11bは
励起用半導体レーザ21bにより励起されて発振する。
YLFレーザ光源11bが放出する光はLBO,KTP
もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入
射して2倍波に変換され、励起光としてTi:SAレー
ザ光源12に注入される。Ti:SAレーザ光源12が
放出する光の一部はビームスプリッタBs2で取り出さ
れアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe2中
を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過すると
き、アルゴン原子(ArI)は波長737.212nm
の光を吸収する。上記吸収セルCe2中を透過する光は
検出器Dt2に入射し、波長制御回路Cn2は検出器D
t2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディ
ング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記し
たようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波長
を737.212nmにロックする。
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31aに入射して2倍波に変換され、CLB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶33に入
射し4倍波に変換され、BBO結晶からなる非線形光学
結晶35に入射する。また、YLFレーザ光源11bは
励起用半導体レーザ21bにより励起されて発振する。
YLFレーザ光源11bが放出する光はLBO,KTP
もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入
射して2倍波に変換され、励起光としてTi:SAレー
ザ光源12に注入される。Ti:SAレーザ光源12が
放出する光の一部はビームスプリッタBs2で取り出さ
れアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe2中
を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過すると
き、アルゴン原子(ArI)は波長737.212nm
の光を吸収する。上記吸収セルCe2中を透過する光は
検出器Dt2に入射し、波長制御回路Cn2は検出器D
t2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディ
ング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記し
たようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波長
を737.212nmにロックする。
【0052】Ti:SAレーザ光源12が放出する光
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶33とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光を発生する。ArFエキシマレー
ザ40は上記光によりシーディングされてパルス発振
し、波長193.166nmの光を放出する。なお、上
記実施例では、YLFレーザ光源11の波長安定化のた
め、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを用い、
Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、アルゴ
ン原子(ArI)の吸収スペクトルを用いる場合につい
て説明したが、図12の構成において、前記図2に示し
た原子/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶33とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光を発生する。ArFエキシマレー
ザ40は上記光によりシーディングされてパルス発振
し、波長193.166nmの光を放出する。なお、上
記実施例では、YLFレーザ光源11の波長安定化のた
め、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを用い、
Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、アルゴ
ン原子(ArI)の吸収スペクトルを用いる場合につい
て説明したが、図12の構成において、前記図2に示し
た原子/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
【0053】図13は本発明の第5の実施例を示す図で
あり、同図は前記図3の(5−1)に対応する実施例を
示している。図13において、YAGレーザ光源14a
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14aが放出する光はLBO,K
TPもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封
入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe
1内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は
波長532.061nmの光を吸収する。上記吸収セル
Ce1中を透過する光は検出器Dt1に入射する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYAGレーザ光源14aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、非線形光学結晶31a
が放出する光の波長を532.061nmにロックす
る。
あり、同図は前記図3の(5−1)に対応する実施例を
示している。図13において、YAGレーザ光源14a
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14aが放出する光はLBO,K
TPもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封
入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe
1内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は
波長532.061nmの光を吸収する。上記吸収セル
Ce1中を透過する光は検出器Dt1に入射する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYAGレーザ光源14aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、非線形光学結晶31a
が放出する光の波長を532.061nmにロックす
る。
【0054】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶33に入射し、4倍波に変換され、BBO結晶から
なる非線形光学結晶35に入射する。また、YAGレー
ザ光源14bは励起用半導体レーザ21bにより励起さ
れて発振する。YAGレーザ光源14bが放出する光は
LBO,KTPもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶31bに入射して2倍波に変換され、励起光として
Ti:SAレーザ光源12に注入される。Ti:SAレ
ーザ光源12が放出する光の一部はビームスプリッタB
s2で取り出されネオン原子(NeI)を封入した吸収
セルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が
通過するとき、ネオン原子(NeI)は波長703.2
40nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器
Dt2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーデ
ィング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記
したようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波
長を703.240nmにロックする。
光は、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶33に入射し、4倍波に変換され、BBO結晶から
なる非線形光学結晶35に入射する。また、YAGレー
ザ光源14bは励起用半導体レーザ21bにより励起さ
れて発振する。YAGレーザ光源14bが放出する光は
LBO,KTPもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶31bに入射して2倍波に変換され、励起光として
Ti:SAレーザ光源12に注入される。Ti:SAレ
ーザ光源12が放出する光の一部はビームスプリッタB
s2で取り出されネオン原子(NeI)を封入した吸収
セルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が
通過するとき、ネオン原子(NeI)は波長703.2
40nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器
Dt2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーデ
ィング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記
したようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波
長を703.240nmにロックする。
【0055】Ti:SAレーザ光源12が放出する光
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶33とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長193.015nm)を発
生する。ArFエキシマレーザ40は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長193.015nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YAGレーザ
光源14の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、ネオン原子(NeI)の吸収ス
ペクトルを用いる場合について説明したが、図13の構
成において、前記図3に示した原子/分子の吸収スペク
トルを用いることができる。
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶33とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長193.015nm)を発
生する。ArFエキシマレーザ40は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長193.015nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YAGレーザ
光源14の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、ネオン原子(NeI)の吸収ス
ペクトルを用いる場合について説明したが、図13の構
成において、前記図3に示した原子/分子の吸収スペク
トルを用いることができる。
【0056】図14は本発明の第6の実施例を示す図で
あり、同図は前記図3の(6−1)に対応する実施例を
示している。図14において、YLFレーザ光源11は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
LFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波長
1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYLF
レーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、YLFレーザ光源11aが放出する
光の波長を1047.005nmにロックする。
あり、同図は前記図3の(6−1)に対応する実施例を
示している。図14において、YLFレーザ光源11は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
LFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波長
1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYLF
レーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、YLFレーザ光源11aが放出する
光の波長を1047.005nmにロックする。
【0057】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、励起光としてTi:SAレ
ーザ光源12に注入される。Ti:SAレーザ光源12
が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出
されキセノンイオン(XeII)を封入した吸収セルC
e2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過す
るとき、キセノンイオン(XeII)は波長708.2
15nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器
Dt2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーデ
ィング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記
したようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波
長を708.215にロックする。
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、励起光としてTi:SAレ
ーザ光源12に注入される。Ti:SAレーザ光源12
が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出
されキセノンイオン(XeII)を封入した吸収セルC
e2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過す
るとき、キセノンイオン(XeII)は波長708.2
15nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器
Dt2の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーデ
ィング用半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記
したようにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波
長を708.215にロックする。
【0058】Ti:SAレーザ光源12が放出する光は
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b,32に順次入射し3倍波に変換され、C
LBO結晶からなる非線形光学結晶35に入射する。ま
た、YLFレーザ光源11が放出する光の一部はビーム
スプリッタBs2で取り出されミラーM1,M2、ダイ
クロイックミラーDM1を介して非線形光学結晶35に
入射する。
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b,32に順次入射し3倍波に変換され、C
LBO結晶からなる非線形光学結晶35に入射する。ま
た、YLFレーザ光源11が放出する光の一部はビーム
スプリッタBs2で取り出されミラーM1,M2、ダイ
クロイックミラーDM1を介して非線形光学結晶35に
入射する。
【0059】非線形光学結晶35は前記非線形光学結晶
32とYLFレーザ光源11が放出する光の和周波光
(波長192.637nm)を発生する。ArFエキシ
マレーザ40は上記光によりシーディングされてパルス
発振し、波長192.637nmの光を放出する。な
お、上記実施例では、YLFレーザ光源11の波長安定
化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを
用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、
キセノンイオン(XeII)の吸収スペクトルを用いる
場合について説明したが、図14の構成において、前記
図3に示した原子の吸収スペクトルを用いることができ
る。
32とYLFレーザ光源11が放出する光の和周波光
(波長192.637nm)を発生する。ArFエキシ
マレーザ40は上記光によりシーディングされてパルス
発振し、波長192.637nmの光を放出する。な
お、上記実施例では、YLFレーザ光源11の波長安定
化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを
用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、
キセノンイオン(XeII)の吸収スペクトルを用いる
場合について説明したが、図14の構成において、前記
図3に示した原子の吸収スペクトルを用いることができ
る。
【0060】図15は本発明の第7の実施例を示す図で
あり、同図は前記図3の(7−1)に対応する実施例を
示している。図15において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はビームスプリッタB
s1を経由してLBO,KTPもしくはBBO結晶から
なる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に変換さ
れ、その一部がビームスプリッタBs2で取り出されサ
マリウム原子(SmI)を封入した吸収セルCe1中を
透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、
サマリウム原子(SmI)は波長532.061nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は前記したように検
出器Dt1の出力によりYAGレーザ光源14のシーデ
ィング用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、非線
形光学結晶31aが放出する光の波長を532.061
nmにロックする。
あり、同図は前記図3の(7−1)に対応する実施例を
示している。図15において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はビームスプリッタB
s1を経由してLBO,KTPもしくはBBO結晶から
なる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に変換さ
れ、その一部がビームスプリッタBs2で取り出されサ
マリウム原子(SmI)を封入した吸収セルCe1中を
透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、
サマリウム原子(SmI)は波長532.061nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は前記したように検
出器Dt1の出力によりYAGレーザ光源14のシーデ
ィング用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、非線
形光学結晶31aが放出する光の波長を532.061
nmにロックする。
【0061】ビームスプリッタBs2を通過した光は、
励起光としてTi:SAレーザ光源12に注入される。
Ti:SAレーザ光源12が放出する光の一部はビーム
スプリッタBs3で取り出されキセノン原子(XeI)
を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸収セル
Ce2内を光が通過するとき、キセノン原子(XeI)
は波長708.215nmの光を吸収する。波長制御回
路Cn2は検出器Dt2の出力によりTi:SAレーザ
光源12のシーディング用半導体レーザ22bの発振波
長を制御し、前記したようにTi:SAレーザ光源12
が放出する光の波長を708.215にロックする。
励起光としてTi:SAレーザ光源12に注入される。
Ti:SAレーザ光源12が放出する光の一部はビーム
スプリッタBs3で取り出されキセノン原子(XeI)
を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸収セル
Ce2内を光が通過するとき、キセノン原子(XeI)
は波長708.215nmの光を吸収する。波長制御回
路Cn2は検出器Dt2の出力によりTi:SAレーザ
光源12のシーディング用半導体レーザ22bの発振波
長を制御し、前記したようにTi:SAレーザ光源12
が放出する光の波長を708.215にロックする。
【0062】Ti:SAレーザ光源12が放出する光は
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1b,32に順次入射し3倍波に変換され、LBO,C
LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35
に入射する。また、YAGレーザ光源14が放出する光
の一部はビームスプリッタBs1で取り出されミラーM
1,M2、ダイクロイックミラーDM1を介して非線形
光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は前記非
線形光学結晶32とYAGレーザ光源14が放出する光
の和周波光(波長193.209nm)を発生する。A
rFエキシマレーザ40は上記光によりシーディングさ
れてパルス発振し、波長193.209nmの光を放出
する。なお、上記実施例では、YAGレーザ光源14の
波長安定化のため、サマリウム原子(SmI)の吸収ス
ペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定
化のため、キセノンイオン(XeII)の吸収スペクト
ルを用いる場合について説明したが、図15の構成にお
いて、前記図3に示した原子/分子の吸収スペクトルを
用いることができる。
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1b,32に順次入射し3倍波に変換され、LBO,C
LBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35
に入射する。また、YAGレーザ光源14が放出する光
の一部はビームスプリッタBs1で取り出されミラーM
1,M2、ダイクロイックミラーDM1を介して非線形
光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は前記非
線形光学結晶32とYAGレーザ光源14が放出する光
の和周波光(波長193.209nm)を発生する。A
rFエキシマレーザ40は上記光によりシーディングさ
れてパルス発振し、波長193.209nmの光を放出
する。なお、上記実施例では、YAGレーザ光源14の
波長安定化のため、サマリウム原子(SmI)の吸収ス
ペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定
化のため、キセノンイオン(XeII)の吸収スペクト
ルを用いる場合について説明したが、図15の構成にお
いて、前記図3に示した原子/分子の吸収スペクトルを
用いることができる。
【0063】図16は本発明の第8の実施例を示す図で
あり、同図は前記図3の(8−1)に対応する実施例を
示している。図16において、YLFレーザ光源11は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
LFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波長
1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYLF
レーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、YLFレーザ光源11が放出する光
の波長を1047.005nmにロックする。
あり、同図は前記図3の(8−1)に対応する実施例を
示している。図16において、YLFレーザ光源11は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
LFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプリ
ッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波長
1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYLF
レーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、YLFレーザ光源11が放出する光
の波長を1047.005nmにロックする。
【0064】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、LBO,CLBOもしくは
BBO結晶からなる非線形光学結晶32に入射して3倍
波に変換され、OPO13に入射する。OPO13は上
記非線形光学結晶32と単一周波数で発振する半導体レ
ーザ22bが放出する光の差周波光を放出する。OPO
13が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取
り出され、サマリウム原子(SmI)を封入した吸収セ
ルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通
過するとき、サマリウム原子(SmI)は波長472.
842nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は前記
したように検出器Dt2の出力により半導体レーザ22
bの発振波長を制御し、OPO13が放出する光の波長
を472.842nmにロックする。
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、LBO,CLBOもしくは
BBO結晶からなる非線形光学結晶32に入射して3倍
波に変換され、OPO13に入射する。OPO13は上
記非線形光学結晶32と単一周波数で発振する半導体レ
ーザ22bが放出する光の差周波光を放出する。OPO
13が放出する光の一部はビームスプリッタBs3で取
り出され、サマリウム原子(SmI)を封入した吸収セ
ルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光が通
過するとき、サマリウム原子(SmI)は波長472.
842nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は前記
したように検出器Dt2の出力により半導体レーザ22
bの発振波長を制御し、OPO13が放出する光の波長
を472.842nmにロックする。
【0065】OPO13が放出する光はCLBOもしく
はBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入射し2
倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11が放出する光の一部はビームスプリッタBs2で
取り出されミラーM1,M2、ダイクロイックミラーD
M1を介して非線形光学結晶35に入射する。非線形光
学結晶35は前記非線形光学結晶31bとYLFレーザ
光源11が放出する光の和周波光(波長192.870
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長192.
870nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ
光源12の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の波長472.842nmの吸収スペクトルを用い
る場合について説明したが、図16の構成において、前
記図3に示した原子/分子の吸収スペクトルを用いるこ
とができる。
はBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入射し2
倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11が放出する光の一部はビームスプリッタBs2で
取り出されミラーM1,M2、ダイクロイックミラーD
M1を介して非線形光学結晶35に入射する。非線形光
学結晶35は前記非線形光学結晶31bとYLFレーザ
光源11が放出する光の和周波光(波長192.870
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長192.
870nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ
光源12の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の波長472.842nmの吸収スペクトルを用い
る場合について説明したが、図16の構成において、前
記図3に示した原子/分子の吸収スペクトルを用いるこ
とができる。
【0066】図17は本発明の第9の実施例を示す図で
あり、同図は前記図4の(9−1)に対応する実施例を
示している。図17において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はビームスプリッタB
s1を経由してLBO,KTPもしくはBBO結晶から
なる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に変換さ
れ、その一部がビームスプリッタBs2で取り出されサ
マリウム原子(SmI)を封入した吸収セルCe1中を
透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、
サマリウム原子(SmI)は波長532.061nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は前記したように検
出器Dt1の出力によりYAGレーザ光源14のシーデ
ィング用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、非線
形光学結晶31が放出する光の波長を532.061n
mにロックする。
あり、同図は前記図4の(9−1)に対応する実施例を
示している。図17において、YAGレーザ光源14は
励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。Y
AGレーザ光源14が放出する光はビームスプリッタB
s1を経由してLBO,KTPもしくはBBO結晶から
なる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に変換さ
れ、その一部がビームスプリッタBs2で取り出されサ
マリウム原子(SmI)を封入した吸収セルCe1中を
透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、
サマリウム原子(SmI)は波長532.061nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は前記したように検
出器Dt1の出力によりYAGレーザ光源14のシーデ
ィング用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、非線
形光学結晶31が放出する光の波長を532.061n
mにロックする。
【0067】一方、ビームスプリッタBs2を通過した
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射して3倍波に変換され、OPO
13に入射する。OPO13は上記非線形光学結晶32
と単一周波数で発振する半導体レーザ22bが放出する
光の差周波光を放出する。OPO13が放出する光の一
部はビームスプリッタBs3で取り出され、サマリウム
原子(SmI)を封入した吸収セルCe2中を透過す
る。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、サマリ
ウム原子(SmI)は波長472.842nmの光を吸
収する。波長制御回路Cn2は前記したように検出器D
t2の出力により半導体レーザ22bの発振波長を制御
し、OPO13が放出する光の波長を472.842n
mにロックする。
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射して3倍波に変換され、OPO
13に入射する。OPO13は上記非線形光学結晶32
と単一周波数で発振する半導体レーザ22bが放出する
光の差周波光を放出する。OPO13が放出する光の一
部はビームスプリッタBs3で取り出され、サマリウム
原子(SmI)を封入した吸収セルCe2中を透過す
る。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、サマリ
ウム原子(SmI)は波長472.842nmの光を吸
収する。波長制御回路Cn2は前記したように検出器D
t2の出力により半導体レーザ22bの発振波長を制御
し、OPO13が放出する光の波長を472.842n
mにロックする。
【0068】OPO13が放出する光はCLBOもしく
はBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入射し2
倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11が放出する光の一部はビームスプリッタBs1で
取り出されミラーM1,M2、ダイクロイックミラーD
M1を介して非線形光学結晶35に入射する。非線形光
学結晶35は前記非線形光学結晶31bとYAGレーザ
光源14が放出する光の和周波光(波長193.443
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
443nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波
長安定化のため、サマリウム原子(SmI)の波長47
2.842nmの吸収スペクトルを用いる場合について
説明したが、図17の構成において、前記図4に示した
原子/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
はBBO結晶からなる非線形光学結晶31bに入射し2
倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11が放出する光の一部はビームスプリッタBs1で
取り出されミラーM1,M2、ダイクロイックミラーD
M1を介して非線形光学結晶35に入射する。非線形光
学結晶35は前記非線形光学結晶31bとYAGレーザ
光源14が放出する光の和周波光(波長193.443
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
443nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、OPO13の波
長安定化のため、サマリウム原子(SmI)の波長47
2.842nmの吸収スペクトルを用いる場合について
説明したが、図17の構成において、前記図4に示した
原子/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
【0069】図18は本発明の第10の実施例を示す図
であり、同図は前記図4の(10−1)に対応する実施
例を示している。図18において、YLFレーザ光源1
1は励起用半導体レーザ21により励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、L
BOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、ビームスプリッタBs1
を介してTi:SAレーザ光源12aに励起光として注
入され、また、ビームスプリッタBs1,ミラーM1を
介してTi:SAレーザ光源12bに励起光として注入
される。
であり、同図は前記図4の(10−1)に対応する実施
例を示している。図18において、YLFレーザ光源1
1は励起用半導体レーザ21により励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、L
BOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、ビームスプリッタBs1
を介してTi:SAレーザ光源12aに励起光として注
入され、また、ビームスプリッタBs1,ミラーM1を
介してTi:SAレーザ光源12bに励起光として注入
される。
【0070】Ti:SAレーザ光源12aが放出する光
の一部はビームスプリッタBs2で取り出されキセノン
原子(XeI)を封入した吸収セルCe1中を透過す
る。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、キセノ
ン原子(XeI)は波長754.100nmの光を吸収
する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力により
Ti:SAレーザ光源12aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、前記したようにTi:
SAレーザ光源12aが放出する光の波長を754.1
00nmにロックする。Ti:SAレーザ光源12aが
放出する光はLBO,KTPもしくはBBO結晶からな
る非線形光学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶
からなる非線形光学結晶32に順次入射し3倍波に変換
され、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶35に入射する。
の一部はビームスプリッタBs2で取り出されキセノン
原子(XeI)を封入した吸収セルCe1中を透過す
る。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、キセノ
ン原子(XeI)は波長754.100nmの光を吸収
する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力により
Ti:SAレーザ光源12aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、前記したようにTi:
SAレーザ光源12aが放出する光の波長を754.1
00nmにロックする。Ti:SAレーザ光源12aが
放出する光はLBO,KTPもしくはBBO結晶からな
る非線形光学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶
からなる非線形光学結晶32に順次入射し3倍波に変換
され、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学
結晶35に入射する。
【0071】一方、Ti:SAレーザ光源12bが放出
する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出されク
リプトン原子(KrI)を封入した吸収セルCe2中を
透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、
クリプトン原子(KrI)は波長877.675nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出
力によりTi:SAレーザ光源12bのシーディング用
半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記したよう
にTi:SAレーザ光源12bが放出する光の波長を8
77.675nmにロックする。Ti:SAレーザ光源
12aが放出する光はミラーM2、ダイクロイックミラ
ーDM1を介して非線形光学結晶35に入射する。
する光の一部はビームスプリッタBs3で取り出されク
リプトン原子(KrI)を封入した吸収セルCe2中を
透過する。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、
クリプトン原子(KrI)は波長877.675nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出
力によりTi:SAレーザ光源12bのシーディング用
半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記したよう
にTi:SAレーザ光源12bが放出する光の波長を8
77.675nmにロックする。Ti:SAレーザ光源
12aが放出する光はミラーM2、ダイクロイックミラ
ーDM1を介して非線形光学結晶35に入射する。
【0072】非線形光学結晶35は前記非線形光学結晶
32とTi:SAレーザ光源12bが放出する光の和周
波光(波長193.585nm)を発生する。ArFエ
キシマレーザ40は上記光によりシーディングされてパ
ルス発振し、波長193.585nmの光を放出する。
なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源12aの
波長安定化のため、キセノン原子(XeI)の吸収スペ
クトルを用い、Ti:SAレーザ光源12bの波長安定
化のため、クリプトン原子(KrI)の吸収スペクトル
を用いる場合について説明したが、図18の構成におい
て、前記図4に示した原子/分子の吸収スペクトルを用
いることができる。
32とTi:SAレーザ光源12bが放出する光の和周
波光(波長193.585nm)を発生する。ArFエ
キシマレーザ40は上記光によりシーディングされてパ
ルス発振し、波長193.585nmの光を放出する。
なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源12aの
波長安定化のため、キセノン原子(XeI)の吸収スペ
クトルを用い、Ti:SAレーザ光源12bの波長安定
化のため、クリプトン原子(KrI)の吸収スペクトル
を用いる場合について説明したが、図18の構成におい
て、前記図4に示した原子/分子の吸収スペクトルを用
いることができる。
【0073】図19は本発明の第11の実施例を示す図
であり、同図は前記図4の(11−1)に対応する実施
例を示している。図19において、YLFレーザ光源1
1は励起用半導体レーザ21により励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、L
BOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、Ti:SAレーザ光源1
2に励起光として注入される。Ti:SAレーザ光源1
2が放出する光の一部はビームスプリッタBs1で取り
出されアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe
1中を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過する
とき、アルゴン原子(ArI)は波長965.778n
mの光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1
の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング
用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、前記したよ
うにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波長を9
65.778nmにロックする。
であり、同図は前記図4の(11−1)に対応する実施
例を示している。図19において、YLFレーザ光源1
1は励起用半導体レーザ21により励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、L
BOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31a
に入射して2倍波に変換され、Ti:SAレーザ光源1
2に励起光として注入される。Ti:SAレーザ光源1
2が放出する光の一部はビームスプリッタBs1で取り
出されアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe
1中を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過する
とき、アルゴン原子(ArI)は波長965.778n
mの光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1
の出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング
用半導体レーザ22aの発振波長を制御し、前記したよ
うにTi:SAレーザ光源12が放出する光の波長を9
65.778nmにロックする。
【0074】Ti:SAレーザ光源12が放出する光は
LBO,もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結
晶33、35に順次入射し5倍波(波長193.156
nm)に変換される。ArFエキシマレーザ40は上記
非線形光学結晶35が放出する光によりシーディングさ
れてパルス発振し、波長193.156nmの光を放出
する。なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収
スペクトルを用る場合について説明したが、図19の構
成において、前記図4に示した原子/分子の吸収スペク
トルを用いることができる。また、上記Ti:SAレー
ザ光源12に換え、Cr:LiSrAlF6 レーザ光源
(以下、Cr:LiSAFレーザ光源という)を用いて
もよい。
LBO,もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
1、CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結
晶33、35に順次入射し5倍波(波長193.156
nm)に変換される。ArFエキシマレーザ40は上記
非線形光学結晶35が放出する光によりシーディングさ
れてパルス発振し、波長193.156nmの光を放出
する。なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収
スペクトルを用る場合について説明したが、図19の構
成において、前記図4に示した原子/分子の吸収スペク
トルを用いることができる。また、上記Ti:SAレー
ザ光源12に換え、Cr:LiSrAlF6 レーザ光源
(以下、Cr:LiSAFレーザ光源という)を用いて
もよい。
【0075】図20は本発明の第12の実施例を示す図
であり、同図は前記図4の(12−1)に対応する実施
例を示している。図20において、YLFレーザ光源1
1aは励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振
する。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビ
ームスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYLFレーザ光源11aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ光源11
aが放出する光の波長を1047.005nmにロック
する。
であり、同図は前記図4の(12−1)に対応する実施
例を示している。図20において、YLFレーザ光源1
1aは励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振
する。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビ
ームスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYLFレーザ光源11aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ光源11
aが放出する光の波長を1047.005nmにロック
する。
【0076】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶32に入射して3倍波に変換
され、ダイクロイックミラーDM2を介してCLBOも
しくはBBO結晶からなる非線形光学結晶36に入射す
る。また、YLFレーザ光源11bは励起用半導体レー
ザ21bにより励起されて発振する。YLFレーザ光源
11bが放出する光は、KTP、LBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶31bに入射して2倍波に
変換され、Ti:SAレーザ光源12に励起光として注
入される。
光は、ビームスプリッタBs2を経由してKTP、LB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、CLBOもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶32に入射して3倍波に変換
され、ダイクロイックミラーDM2を介してCLBOも
しくはBBO結晶からなる非線形光学結晶36に入射す
る。また、YLFレーザ光源11bは励起用半導体レー
ザ21bにより励起されて発振する。YLFレーザ光源
11bが放出する光は、KTP、LBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶31bに入射して2倍波に
変換され、Ti:SAレーザ光源12に励起光として注
入される。
【0077】Ti:SAレーザ光源12が放出する光の
一部はビームスプリッタBs3で取り出されアルゴン原
子(ArI)を封入した吸収セルCe1中を透過する。
上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原
子(ArI)は波長738.398nmの光を吸収す
る。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力によりT
i:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レーザ
22bの発振波長を制御し、前記したようにTi:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を738.398n
mにロックする。Ti:SAレーザ光源12が放出する
光はミラーM3、ダイクロイックミラーDM2を介して
CLBOもしくはBBOからなる非線形光学結晶36に
入射し、非線形光学結晶36は非線形光学結晶32が放
出する光とTi:SAレーザ光源12が放出する光の和
周波光を発生する。非線形光学結晶36が放出する和周
波光はダイクロイックミラーDM1を介してCLBOも
しくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35に入射す
る。
一部はビームスプリッタBs3で取り出されアルゴン原
子(ArI)を封入した吸収セルCe1中を透過する。
上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原
子(ArI)は波長738.398nmの光を吸収す
る。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力によりT
i:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レーザ
22bの発振波長を制御し、前記したようにTi:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を738.398n
mにロックする。Ti:SAレーザ光源12が放出する
光はミラーM3、ダイクロイックミラーDM2を介して
CLBOもしくはBBOからなる非線形光学結晶36に
入射し、非線形光学結晶36は非線形光学結晶32が放
出する光とTi:SAレーザ光源12が放出する光の和
周波光を発生する。非線形光学結晶36が放出する和周
波光はダイクロイックミラーDM1を介してCLBOも
しくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35に入射す
る。
【0078】一方、YLFレーザ光源11aが放出する
光はビームスプリッタBs2、ミラーM1,M2を介し
て非線形光学結晶35に入射し、非線形光学結晶35は
上記非線形光学結晶36が放出する光とYLFレーザ光
源11aが放出する光の和周波光(波長193.248
nm)を放出する。ArFエキシマレーザ40は上記非
線形光学結晶35が放出する光によりシーディングされ
てパルス発振し、波長193.248nmの光を放出す
る。なお、上記実施例では、YLFレーザ光源11の波
長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペク
トルを用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定化の
ため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを用い
る場合について説明したが、図20の構成において、前
記図4に示した原子/分子の吸収スペクトルを用いるこ
とができる。
光はビームスプリッタBs2、ミラーM1,M2を介し
て非線形光学結晶35に入射し、非線形光学結晶35は
上記非線形光学結晶36が放出する光とYLFレーザ光
源11aが放出する光の和周波光(波長193.248
nm)を放出する。ArFエキシマレーザ40は上記非
線形光学結晶35が放出する光によりシーディングされ
てパルス発振し、波長193.248nmの光を放出す
る。なお、上記実施例では、YLFレーザ光源11の波
長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペク
トルを用い、Ti:SAレーザ光源12の波長安定化の
ため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペクトルを用い
る場合について説明したが、図20の構成において、前
記図4に示した原子/分子の吸収スペクトルを用いるこ
とができる。
【0079】図21は本発明の第13の実施例を示す図
であり、同図は前記図5の(13−1)に対応する実施
例を示している。図21において、Cr:LiCaAl
F6 レーザ光源15(以下、Cr:LiCAFレーザ光
源という)は励起用半導体レーザ21aにより励起され
て発振する。Cr:LiCAFレーザ光源15が放出す
る光の一部はビームスプリッタBs1で取り出されキセ
ノン原子(XeI)を封入した吸収セルCe1中を透過
する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、キセ
ノン原子(XeI)は波長754.100nmの光を吸
収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力によ
りCr:LiCAFレーザ光源15のシーディング用半
導体レーザ22aの発振波長を制御し、前記したように
Cr:LiCAFレーザ光源15が放出する光の波長を
754.100nmにロックする。
であり、同図は前記図5の(13−1)に対応する実施
例を示している。図21において、Cr:LiCaAl
F6 レーザ光源15(以下、Cr:LiCAFレーザ光
源という)は励起用半導体レーザ21aにより励起され
て発振する。Cr:LiCAFレーザ光源15が放出す
る光の一部はビームスプリッタBs1で取り出されキセ
ノン原子(XeI)を封入した吸収セルCe1中を透過
する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、キセ
ノン原子(XeI)は波長754.100nmの光を吸
収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力によ
りCr:LiCAFレーザ光源15のシーディング用半
導体レーザ22aの発振波長を制御し、前記したように
Cr:LiCAFレーザ光源15が放出する光の波長を
754.100nmにロックする。
【0080】Cr:LiCAFレーザ光源15が放出す
る光はLBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶31、LBO,CLBOもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶32に順次入射し3倍波に変
換され、CLBO結晶からなる非線形光学結晶35に入
射する。一方、Cr:LiSAFレーザ光源16は励起
用半導体レーザ21bにより励起されて発振する。C
r:LiSAFレーザ光源16が放出する光の一部はビ
ームスプリッタBs2で取り出されクリプトン原子(K
rI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸
収セルCe2内を光が通過するとき、クリプトン原子
(KrI)は波長877.675nmの光を吸収する。
波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力によりCr:
LiSAFレーザ光源16のシーディング用半導体レー
ザ22bの発振波長を制御し、前記したようにCr:L
iSAFレーザ光源16が放出する光の波長を877.
675nmにロックする。
る光はLBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶31、LBO,CLBOもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶32に順次入射し3倍波に変
換され、CLBO結晶からなる非線形光学結晶35に入
射する。一方、Cr:LiSAFレーザ光源16は励起
用半導体レーザ21bにより励起されて発振する。C
r:LiSAFレーザ光源16が放出する光の一部はビ
ームスプリッタBs2で取り出されクリプトン原子(K
rI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上記吸
収セルCe2内を光が通過するとき、クリプトン原子
(KrI)は波長877.675nmの光を吸収する。
波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力によりCr:
LiSAFレーザ光源16のシーディング用半導体レー
ザ22bの発振波長を制御し、前記したようにCr:L
iSAFレーザ光源16が放出する光の波長を877.
675nmにロックする。
【0081】Cr:LiSAFレーザ光源16が放出す
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長193.585
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
585nmの光を放出する。なお、上記実施例では、C
r:LiCAFレーザ光源15の波長安定化のため、キ
セノン原子(XeI)の吸収スペクトルを用い、Cr:
LiSAFレーザ光源16の波長安定化のため、クリプ
トン原子(KrI)の吸収スペクトルを用いる場合につ
いて説明したが、図21の構成において、前記図5に示
した原子/分子の吸収スペクトルを用いることができ
る。
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長193.585
nm)を発生する。ArFエキシマレーザ40は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長193.
585nmの光を放出する。なお、上記実施例では、C
r:LiCAFレーザ光源15の波長安定化のため、キ
セノン原子(XeI)の吸収スペクトルを用い、Cr:
LiSAFレーザ光源16の波長安定化のため、クリプ
トン原子(KrI)の吸収スペクトルを用いる場合につ
いて説明したが、図21の構成において、前記図5に示
した原子/分子の吸収スペクトルを用いることができ
る。
【0082】(2)KrFエキシマレーザを使用する光
源装置 以下、固体レーザの高調波光をシード光としてKrFエ
キシマレーザを発振させる実施例について説明する。図
22は本発明の第14の実施例を示す図であり、同図は
前記図6の(1−1)に対応する実施例を示している。
図22において、YLFレーザ光源11は励起用半導体
レーザ21により励起されて発振する。YLFレーザ光
源11が放出する光は、KTP、LBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に
変換され、Ti:SAレーザ光源12に励起光として注
入される。
源装置 以下、固体レーザの高調波光をシード光としてKrFエ
キシマレーザを発振させる実施例について説明する。図
22は本発明の第14の実施例を示す図であり、同図は
前記図6の(1−1)に対応する実施例を示している。
図22において、YLFレーザ光源11は励起用半導体
レーザ21により励起されて発振する。YLFレーザ光
源11が放出する光は、KTP、LBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶31aに入射して2倍波に
変換され、Ti:SAレーザ光源12に励起光として注
入される。
【0083】Ti:SAレーザ光源12が放出する光の
一部はビームスプリッタBs1で取り出されクリプトン
イオン(KrII)を封入した吸収セルCe1中を透過
する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、クリ
プトンイオン(KrII)は波長743.578nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出
力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング用半
導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したようにT
i:SAレーザ光源12が放出する光の波長を743.
578nmにロックする。
一部はビームスプリッタBs1で取り出されクリプトン
イオン(KrII)を封入した吸収セルCe1中を透過
する。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、クリ
プトンイオン(KrII)は波長743.578nmの
光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出
力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング用半
導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したようにT
i:SAレーザ光源12が放出する光の波長を743.
578nmにロックする。
【0084】Ti:SAレーザ光源12が放出する光は
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に順次入射し3倍波(波長247.8
59nm)に変換される。非安定発振器を構成するKr
Fエキシマレーザ41は上記非線形光学結晶32が放出
する光によりシーディングされてパルス発振し、波長2
47.859の光を放出する。なお、上記実施例では、
Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、クリプ
トンイオン(KrII)の吸収スペクトルを用いる場合
について説明したが、図22の構成において、前記図6
に示した原子の吸収スペクトルを用いることができる。
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に順次入射し3倍波(波長247.8
59nm)に変換される。非安定発振器を構成するKr
Fエキシマレーザ41は上記非線形光学結晶32が放出
する光によりシーディングされてパルス発振し、波長2
47.859の光を放出する。なお、上記実施例では、
Ti:SAレーザ光源12の波長安定化のため、クリプ
トンイオン(KrII)の吸収スペクトルを用いる場合
について説明したが、図22の構成において、前記図6
に示した原子の吸収スペクトルを用いることができる。
【0085】図23は本発明の第15の実施例を示す図
であり、同図は前記図6の(2−1)に対応する実施例
を示している。図23において、YLFレーザ光源11
aは励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビー
ムスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYLFレーザ光源11aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ光源11
aが放出する光の波長を1047.005nmにロック
する。
であり、同図は前記図6の(2−1)に対応する実施例
を示している。図23において、YLFレーザ光源11
aは励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YLFレーザ光源11aが放出する光の一部がビー
ムスプリッタBs1で取り出されアルゴン原子(Ar
I)を封入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収
セルCe1内を光が通過するとき、アルゴン原子(Ar
I)は波長1047.005nmの光を吸収する。波長
制御回路Cn1は前記したように検出器Dt1の出力に
よりYLFレーザ光源11aのシーディング用半導体レ
ーザ22aの発振波長を制御し、YLFレーザ光源11
aが放出する光の波長を1047.005nmにロック
する。
【0086】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31aに入射して2倍波に変換され、LB
O,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結
晶32に入射し3倍波に変換され、ダイクロイックミラ
ーDM1を介してCLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11bは励起用半導体レーザ21bにより励起されて
発振する。YLFレーザ光源11bが放出する光はLB
O,KTPもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶
31bに入射して2倍波に変換され、励起光としてT
i:SAレーザ光源12に注入される。
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31aに入射して2倍波に変換され、LB
O,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結
晶32に入射し3倍波に変換され、ダイクロイックミラ
ーDM1を介してCLBOもしくはBBO結晶からなる
非線形光学結晶35に入射する。また、YLFレーザ光
源11bは励起用半導体レーザ21bにより励起されて
発振する。YLFレーザ光源11bが放出する光はLB
O,KTPもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶
31bに入射して2倍波に変換され、励起光としてT
i:SAレーザ光源12に注入される。
【0087】Ti:SAレーザ光源12が放出する光の
一部はビームスプリッタBs2で取り出されアルゴン原
子(ArI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。
上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、アルゴン原
子(ArI)は波長852.143nmの光を吸収す
る。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力によりT
i:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レーザ
22bの発振波長を制御し、前記したようにTi:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を852.143に
ロックする。
一部はビームスプリッタBs2で取り出されアルゴン原
子(ArI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。
上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、アルゴン原
子(ArI)は波長852.143nmの光を吸収す
る。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力によりT
i:SAレーザ光源12のシーディング用半導体レーザ
22bの発振波長を制御し、前記したようにTi:SA
レーザ光源12が放出する光の波長を852.143に
ロックする。
【0088】Ti:SAレーザ光源12が放出する光
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶32とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長247.597nm)を発
生する。KrFエキシマレーザ41は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長247.597nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YLFレーザ
光源11の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)
の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源12の
波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペ
クトルを用いる場合について説明したが、図23の構成
において、前記図6に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶32とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長247.597nm)を発
生する。KrFエキシマレーザ41は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長247.597nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YLFレーザ
光源11の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)
の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源12の
波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収スペ
クトルを用いる場合について説明したが、図23の構成
において、前記図6に示した原子の吸収スペクトルを用
いることができる。
【0089】図24は本発明の第16の実施例を示す図
であり、同図は前記図6の(3−1)に対応する実施例
を示している。図24において、YAGレーザ光源14
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14が放出する光はLBO,KT
PもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリッ
タBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波
長532.061nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYAG
レーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、非線形光学結晶31aが放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
であり、同図は前記図6の(3−1)に対応する実施例
を示している。図24において、YAGレーザ光源14
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14が放出する光はLBO,KT
PもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリッ
タBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波
長532.061nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYAG
レーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、非線形光学結晶31aが放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
【0090】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射し、3倍波に変換され、CLB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35に入
射する。また、YLFレーザ光源11は励起用半導体レ
ーザ21bにより励起されて発振する。YLFレーザ光
源11が放出する光はLBO,KTPもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶31bに入射して2倍波に変
換され、励起光としてTi:SAレーザ光源12に注入
される。Ti:SAレーザ光源12が放出する光の一部
はビームスプリッタBs2で取り出されクリプトン原子
(KrI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上
記吸収セルCe2内を光が通過するとき、クリプトン原
子(KrI)は波長828.105nmの光を吸収す
る。上記吸収セルCe2中を透過する光は検出器Dt2
に入射し、波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力に
よりTi:SAレーザ光源12のシーディング用半導体
レーザ22bの発振波長を制御し、前記したようにT
i:SAレーザ光源12が放出する光の波長を828.
105nmにロックする。
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射し、3倍波に変換され、CLB
OもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶35に入
射する。また、YLFレーザ光源11は励起用半導体レ
ーザ21bにより励起されて発振する。YLFレーザ光
源11が放出する光はLBO,KTPもしくはBBO結
晶からなる非線形光学結晶31bに入射して2倍波に変
換され、励起光としてTi:SAレーザ光源12に注入
される。Ti:SAレーザ光源12が放出する光の一部
はビームスプリッタBs2で取り出されクリプトン原子
(KrI)を封入した吸収セルCe2中を透過する。上
記吸収セルCe2内を光が通過するとき、クリプトン原
子(KrI)は波長828.105nmの光を吸収す
る。上記吸収セルCe2中を透過する光は検出器Dt2
に入射し、波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力に
よりTi:SAレーザ光源12のシーディング用半導体
レーザ22bの発振波長を制御し、前記したようにT
i:SAレーザ光源12が放出する光の波長を828.
105nmにロックする。
【0091】Ti:SAレーザ光源12が放出する光
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶32とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長248.336nm)を発
生する。KrFエキシマレーザ41は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長248.336nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YAGレーザ
光源14の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、クリプトン原子(KrI)の吸
収スペクトルを用いる場合について説明したが、図24
の構成において、前記図6に示した原子/分子の吸収ス
ペクトルを用いることができる。
は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介して
非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶35は
前記非線形光学結晶32とTi:SAレーザ光源12が
放出する光の和周波光(波長248.336nm)を発
生する。KrFエキシマレーザ41は上記光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長248.336nm
の光を放出する。なお、上記実施例では、YAGレーザ
光源14の波長安定化のため、サマリウム原子(Sm
I)の吸収スペクトルを用い、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、クリプトン原子(KrI)の吸
収スペクトルを用いる場合について説明したが、図24
の構成において、前記図6に示した原子/分子の吸収ス
ペクトルを用いることができる。
【0092】図25は本発明の第17の実施例を示す図
であり、同図は前記図7の(4−1)に対応する実施例
を示している。図25において、YLFレーザ光源11
は励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。
YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、LBO
もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに入
射して2倍波に変換され、Ti:SAレーザ光源12に
励起光として注入される。Ti:SAレーザ光源12が
放出する光の一部はビームスプリッタBs1で取り出さ
れアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe1中
を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過すると
き、アルゴン原子(ArI)は波長995.188nm
の光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の
出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング用
半導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したように
Ti:SAレーザ光源12が放出する光の波長を99
5.188にロックする。
であり、同図は前記図7の(4−1)に対応する実施例
を示している。図25において、YLFレーザ光源11
は励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。
YLFレーザ光源11が放出する光は、KTP、LBO
もしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに入
射して2倍波に変換され、Ti:SAレーザ光源12に
励起光として注入される。Ti:SAレーザ光源12が
放出する光の一部はビームスプリッタBs1で取り出さ
れアルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe1中
を透過する。上記吸収セルCe1内を光が通過すると
き、アルゴン原子(ArI)は波長995.188nm
の光を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の
出力によりTi:SAレーザ光源12のシーディング用
半導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したように
Ti:SAレーザ光源12が放出する光の波長を99
5.188にロックする。
【0093】Ti:SAレーザ光源12が放出する光は
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶33に順次入射し4倍波(波長248.7
97nm)に変換される。KrFエキシマレーザ41は
上記非線形光学結晶33が放出する光によりシーディン
グされてパルス発振し、波長248.797の光を放出
する。なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収
スペクトルを用いる場合について説明したが、図25の
構成において、前記図7に示した原子の吸収スペクトル
を用いることができる。
LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光
学結晶31b、CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶33に順次入射し4倍波(波長248.7
97nm)に変換される。KrFエキシマレーザ41は
上記非線形光学結晶33が放出する光によりシーディン
グされてパルス発振し、波長248.797の光を放出
する。なお、上記実施例では、Ti:SAレーザ光源1
2の波長安定化のため、アルゴン原子(ArI)の吸収
スペクトルを用いる場合について説明したが、図25の
構成において、前記図7に示した原子の吸収スペクトル
を用いることができる。
【0094】図26は本発明の第18の実施例を示す図
であり、同図は前記図7の(5−1)に対応する実施例
を示している。図26において、Cr:LiCAFレー
ザ光源15は励起用半導体レーザ21により励起されて
発振する。Cr:LiCAF光源15が放出する光の一
部はビームスプリッタBs1で取り出されクリプトンイ
オン(KrII)を封入した吸収セルCe1中を透過す
る。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、クリプ
トンイオン(KrII)は波長743.578nmの光
を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力
によりCr:LiCAFレーザ光源15のシーディング
用半導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したよう
にCr:LiCAFレーザ光源15が放出する光の波長
を743.578nmにロックする。
であり、同図は前記図7の(5−1)に対応する実施例
を示している。図26において、Cr:LiCAFレー
ザ光源15は励起用半導体レーザ21により励起されて
発振する。Cr:LiCAF光源15が放出する光の一
部はビームスプリッタBs1で取り出されクリプトンイ
オン(KrII)を封入した吸収セルCe1中を透過す
る。上記吸収セルCe1内を光が通過するとき、クリプ
トンイオン(KrII)は波長743.578nmの光
を吸収する。波長制御回路Cn1は検出器Dt1の出力
によりCr:LiCAFレーザ光源15のシーディング
用半導体レーザ22の発振波長を制御し、前記したよう
にCr:LiCAFレーザ光源15が放出する光の波長
を743.578nmにロックする。
【0095】Cr:LiCAFレーザ光源15が放出す
る光はLBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶31、CLBOもしくはBBO結晶からな
る非線形光学結晶32に順次入射し3倍波(波長24
7.859nm)に変換される。KrFエキシマレーザ
41は上記非線形光学結晶32が放出する光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長247.859の光
を放出する。なお、上記実施例では、Cr:LiCAF
レーザ光源15の波長安定化のため、クリプトンイオン
(KrII)の吸収スペクトルを用いる場合について説
明したが、図26の構成において、前記図7に示した原
子の吸収スペクトルを用いることができる。
る光はLBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶31、CLBOもしくはBBO結晶からな
る非線形光学結晶32に順次入射し3倍波(波長24
7.859nm)に変換される。KrFエキシマレーザ
41は上記非線形光学結晶32が放出する光によりシー
ディングされてパルス発振し、波長247.859の光
を放出する。なお、上記実施例では、Cr:LiCAF
レーザ光源15の波長安定化のため、クリプトンイオン
(KrII)の吸収スペクトルを用いる場合について説
明したが、図26の構成において、前記図7に示した原
子の吸収スペクトルを用いることができる。
【0096】図27は本発明の第19の実施例を示す図
であり、同図は前記図7の(6−1)に対応する実施例
を示している。図27において、YLFレーザ光源11
は励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。
YLFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプ
リッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封
入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe
1内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波
長1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路
Cn1は前記したように検出器Dt1の出力によりYL
Fレーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22a
の発振波長を制御し、YLFレーザ光源11が放出する
光の波長を1047.005nmにロックする。
であり、同図は前記図7の(6−1)に対応する実施例
を示している。図27において、YLFレーザ光源11
は励起用半導体レーザ21により励起されて発振する。
YLFレーザ光源11が放出する光の一部がビームスプ
リッタBs1で取り出されアルゴン原子(ArI)を封
入した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe
1内を光が通過するとき、アルゴン原子(ArI)は波
長1047.005nmの光を吸収する。波長制御回路
Cn1は前記したように検出器Dt1の出力によりYL
Fレーザ光源11のシーディング用半導体レーザ22a
の発振波長を制御し、YLFレーザ光源11が放出する
光の波長を1047.005nmにロックする。
【0097】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31に入射して2倍波に変換され、LBO,
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
2に入射し3倍波に変換され、ダイクロイックミラーD
M1を介してCLBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶35に入射する。また、Cr:LiSAFレ
ーザ光源16は励起用半導体レーザ21bにより励起さ
れて発振する。Cr:LiSAFレーザ光源16が放出
する光の一部はビームスプリッタBs2で取り出されア
ルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe2中を透
過する。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、ア
ルゴン原子(ArI)は波長852.143nmの光を
吸収する。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力に
よりCr:LiSAFレーザ光源16のシーディング用
半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記したよう
にCr:LiSAFレーザ光源16が放出する光の波長
を852.143にロックする。
光は、KTP、LBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶31に入射して2倍波に変換され、LBO,
CLBOもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶3
2に入射し3倍波に変換され、ダイクロイックミラーD
M1を介してCLBOもしくはBBO結晶からなる非線
形光学結晶35に入射する。また、Cr:LiSAFレ
ーザ光源16は励起用半導体レーザ21bにより励起さ
れて発振する。Cr:LiSAFレーザ光源16が放出
する光の一部はビームスプリッタBs2で取り出されア
ルゴン原子(ArI)を封入した吸収セルCe2中を透
過する。上記吸収セルCe2内を光が通過するとき、ア
ルゴン原子(ArI)は波長852.143nmの光を
吸収する。波長制御回路Cn2は検出器Dt2の出力に
よりCr:LiSAFレーザ光源16のシーディング用
半導体レーザ22bの発振波長を制御し、前記したよう
にCr:LiSAFレーザ光源16が放出する光の波長
を852.143にロックする。
【0098】Cr:LiSAFレーザ光源16が放出す
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長247.597
nm)を発生する。KrFエキシマレーザ41は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長247.
597nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、Cr:LiSAF
レーザ光源16の波長安定化のため、アルゴン原子(A
rI)の吸収スペクトルを用いる場合について説明した
が、図27の構成において、前記図7に示した原子の吸
収スペクトルを用いることができる。
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長247.597
nm)を発生する。KrFエキシマレーザ41は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長247.
597nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
LFレーザ光源11の波長安定化のため、アルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを用い、Cr:LiSAF
レーザ光源16の波長安定化のため、アルゴン原子(A
rI)の吸収スペクトルを用いる場合について説明した
が、図27の構成において、前記図7に示した原子の吸
収スペクトルを用いることができる。
【0099】図28は本発明の第20の実施例を示す図
であり、同図は前記図7の(7−1)に対応する実施例
を示している。図28において、YAGレーザ光源14
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14が放出する光はLBO,KT
PもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリッ
タBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波
長532.061nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYAG
レーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、非線形光学結晶31aが放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
であり、同図は前記図7の(7−1)に対応する実施例
を示している。図28において、YAGレーザ光源14
は励起用半導体レーザ21aにより励起されて発振す
る。YAGレーザ光源14が放出する光はLBO,KT
PもしくはBBO結晶からなる非線形光学結晶31aに
入射して2倍波に変換され、その一部がビームスプリッ
タBs1で取り出されサマリウム原子(SmI)を封入
した吸収セルCe1中を透過する。上記吸収セルCe1
内を光が通過するとき、サマリウム原子(SmI)は波
長532.061nmの光を吸収する。波長制御回路C
n1は前記したように検出器Dt1の出力によりYAG
レーザ光源14のシーディング用半導体レーザ22aの
発振波長を制御し、非線形光学結晶31aが放出する光
の波長を532.061nmにロックする。
【0100】一方、ビームスプリッタBs1を通過した
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射し、3倍波に変換され、ダイク
ロイックミラーDM1を介してCLBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶35に入射する。また、C
r:LiSAFレーザ光源16は励起用半導体レーザ2
1bにより励起されて発振する。Cr:LiSAFレー
ザ光源16が放出する光の一部はビームスプリッタBs
2で取り出されクリプトン原子(KrI)を封入した吸
収セルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光
が通過するとき、クリプトン原子(KrI)は波長82
8.105nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は
検出器Dt2の出力によりCr:LiSAFレーザ光源
16のシーディング用半導体レーザ22bの発振波長を
制御し、前記したようにCr:LiSAFレーザ光源1
6が放出する光の波長を828.105nmにロックす
る。
光は、LBO,CLBOもしくはBBO結晶からなる非
線形光学結晶32に入射し、3倍波に変換され、ダイク
ロイックミラーDM1を介してCLBOもしくはBBO
結晶からなる非線形光学結晶35に入射する。また、C
r:LiSAFレーザ光源16は励起用半導体レーザ2
1bにより励起されて発振する。Cr:LiSAFレー
ザ光源16が放出する光の一部はビームスプリッタBs
2で取り出されクリプトン原子(KrI)を封入した吸
収セルCe2中を透過する。上記吸収セルCe2内を光
が通過するとき、クリプトン原子(KrI)は波長82
8.105nmの光を吸収する。波長制御回路Cn2は
検出器Dt2の出力によりCr:LiSAFレーザ光源
16のシーディング用半導体レーザ22bの発振波長を
制御し、前記したようにCr:LiSAFレーザ光源1
6が放出する光の波長を828.105nmにロックす
る。
【0101】Cr:LiSAFレーザ光源16が放出す
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長248.336
nm)を発生する。KrFエキシマレーザ41は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長248.
336nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、Cr:LiSA
Fレーザ光源16の波長安定化のため、クリプトン原子
(KrI)の吸収スペクトルを用いる場合について説明
したが、図28の構成において、前記図7に示した原子
/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
る光は、ミラーM1、ダイクロイックミラーDM1を介
して非線形光学結晶35に入射する。非線形光学結晶3
5は前記非線形光学結晶32とCr:LiSAFレーザ
光源16が放出する光の和周波光(波長248.336
nm)を発生する。KrFエキシマレーザ41は上記光
によりシーディングされてパルス発振し、波長248.
336nmの光を放出する。なお、上記実施例では、Y
AGレーザ光源14の波長安定化のため、サマリウム原
子(SmI)の吸収スペクトルを用い、Cr:LiSA
Fレーザ光源16の波長安定化のため、クリプトン原子
(KrI)の吸収スペクトルを用いる場合について説明
したが、図28の構成において、前記図7に示した原子
/分子の吸収スペクトルを用いることができる。
【0102】(3)波長安定化に用いる共振器の構成お
よび波長安定化方法 (a) 波長安定化に用いられる共振器 本発明において波長安定化に使用されるレーザ光源の共
振器としては、例えば次のものを使用することができ
る。 ・往復型共振器 図29はNd:YAG、Nd:YLF、Ho:YAG等
のレーザ光源に用いられる往復型共振器の構成例を示す
図である。往復型共振器は、同図に示すように、対向し
て配置された共振器ミラーLM1,LM2の間にYAG
/YLF結晶等からなるレーザロッドRoと、狭帯域化
のためのエタロン板Etが配置されている。共振器ミラ
ーLM2には電歪素子PZTが取り付けられており、電
歪素子PZTにより共振器ミラーLM2を制御し、共振
長を変えることにより発振波長を制御することができ
る。また、共振器ミラーLM1の外側に励起用半導体レ
ーザLDとレンズL1が設けられており、励起用半導体
レーザLDから励起光を注入することによりレーザ光源
が発振する。
よび波長安定化方法 (a) 波長安定化に用いられる共振器 本発明において波長安定化に使用されるレーザ光源の共
振器としては、例えば次のものを使用することができ
る。 ・往復型共振器 図29はNd:YAG、Nd:YLF、Ho:YAG等
のレーザ光源に用いられる往復型共振器の構成例を示す
図である。往復型共振器は、同図に示すように、対向し
て配置された共振器ミラーLM1,LM2の間にYAG
/YLF結晶等からなるレーザロッドRoと、狭帯域化
のためのエタロン板Etが配置されている。共振器ミラ
ーLM2には電歪素子PZTが取り付けられており、電
歪素子PZTにより共振器ミラーLM2を制御し、共振
長を変えることにより発振波長を制御することができ
る。また、共振器ミラーLM1の外側に励起用半導体レ
ーザLDとレンズL1が設けられており、励起用半導体
レーザLDから励起光を注入することによりレーザ光源
が発振する。
【0103】・リング型共振器 図30はNd:YAG、Nd:YLF、Ho:YAG等
のレーザ光源に用いられるリング型共振器の構成例を示
す図である。リング型共振器は、同図に示すように、共
振器ミラーLM1,LM2,LM3,LM4が対向して
配置され、共振器ミラーLM1,LM2の間にYAG/
YLF結晶等からなるレーザロッドRoが配置され、ま
た、共振器ミラーLM3,LM4の間に光アイソレータ
Liとエタロン板Etが配置されている。共振器ミラー
LM3には電歪素子PZTが取り付けられており、電歪
素子PZTにより共振器ミラーLM2を制御し、共振長
を変えることにより発振波長を制御することができる。
共振器ミラーLM2の外側には励起用半導体レーザLD
とレンズL1が設けられており、励起用半導体レーザL
Dから入射する励起光は、共振器ミラーLM2から共振
器内に注入される。
のレーザ光源に用いられるリング型共振器の構成例を示
す図である。リング型共振器は、同図に示すように、共
振器ミラーLM1,LM2,LM3,LM4が対向して
配置され、共振器ミラーLM1,LM2の間にYAG/
YLF結晶等からなるレーザロッドRoが配置され、ま
た、共振器ミラーLM3,LM4の間に光アイソレータ
Liとエタロン板Etが配置されている。共振器ミラー
LM3には電歪素子PZTが取り付けられており、電歪
素子PZTにより共振器ミラーLM2を制御し、共振長
を変えることにより発振波長を制御することができる。
共振器ミラーLM2の外側には励起用半導体レーザLD
とレンズL1が設けられており、励起用半導体レーザL
Dから入射する励起光は、共振器ミラーLM2から共振
器内に注入される。
【0104】(b) 励起 ・半導体レーザ光源による励起 YAGレーザ光源、YLFレーザ光源、Cr:LiSA
Fレーザ光源などの励起は、半導体レーザを用いて励起
することができる。図31は、Cr:LiSAFレーザ
光源を励起用半導体レーザ21により直接励起する場合
の構成を示している。Cr:LiSAFレーザ光源は波
長670nm付近の波長帯に吸収域があるので、励起用
半導体レーザ21としては、波長670nmの赤色レー
ザ光を放出するものを使用することが可能となる。な
お、Cr:LiSAFレーザ光源は、発振可能なスペク
トル幅が広いので、共振器ミラーLM1と光アイソレー
タLiとの間に複屈折ミラーが設けられている。
Fレーザ光源などの励起は、半導体レーザを用いて励起
することができる。図31は、Cr:LiSAFレーザ
光源を励起用半導体レーザ21により直接励起する場合
の構成を示している。Cr:LiSAFレーザ光源は波
長670nm付近の波長帯に吸収域があるので、励起用
半導体レーザ21としては、波長670nmの赤色レー
ザ光を放出するものを使用することが可能となる。な
お、Cr:LiSAFレーザ光源は、発振可能なスペク
トル幅が広いので、共振器ミラーLM1と光アイソレー
タLiとの間に複屈折ミラーが設けられている。
【0105】・半導体レーザ以外のレーザ光源による励
起 Ti:SAレーザ光源の場合、波長530nm付近の波
長帯に吸収域があるが、この波長域にあるレーザ光を放
出する半導体レーザ光源はまだ存在しない。したがっ
て、Ti:SAレーザ光源は、半導体レーザ光源で直接
励起することができず、例えば図32に示すように、Y
LFもしくはYAGレーザ光源が放出する2倍波を用い
て励起を行う。すなわち、励起用半導体レーザ光源21
により、例えば往復型共振器の構成を持つYLFレーザ
光源11もしくはYAGレーザ光源14を励起して発振
させる。そして、YLFレーザ光源もしくはYAGレー
ザ光源が放出する光をLBO,KTP,BBO結晶等か
らなる非線形光学結晶に入射して2倍波を生成し、該2
倍波を励起光としてリング型共振器の構成を持つTi:
SAレーザ光源12を発振させる。なお、Ti:SAレ
ーザ光源もCr:LiSAFレーザ光源と同様に発振可
能なスペクトル幅が広いので、共振器ミラーLM1と光
アイソレータLiとの間に複屈折ミラーが設けられてい
る。以上のように、励起用半導体レーザ21により直接
励起することが可能なCr:LiSAFレーザ光源等を
使用した方がTi:SAレーザ光源を使用する場合よ
り、装置構成が簡単になる。
起 Ti:SAレーザ光源の場合、波長530nm付近の波
長帯に吸収域があるが、この波長域にあるレーザ光を放
出する半導体レーザ光源はまだ存在しない。したがっ
て、Ti:SAレーザ光源は、半導体レーザ光源で直接
励起することができず、例えば図32に示すように、Y
LFもしくはYAGレーザ光源が放出する2倍波を用い
て励起を行う。すなわち、励起用半導体レーザ光源21
により、例えば往復型共振器の構成を持つYLFレーザ
光源11もしくはYAGレーザ光源14を励起して発振
させる。そして、YLFレーザ光源もしくはYAGレー
ザ光源が放出する光をLBO,KTP,BBO結晶等か
らなる非線形光学結晶に入射して2倍波を生成し、該2
倍波を励起光としてリング型共振器の構成を持つTi:
SAレーザ光源12を発振させる。なお、Ti:SAレ
ーザ光源もCr:LiSAFレーザ光源と同様に発振可
能なスペクトル幅が広いので、共振器ミラーLM1と光
アイソレータLiとの間に複屈折ミラーが設けられてい
る。以上のように、励起用半導体レーザ21により直接
励起することが可能なCr:LiSAFレーザ光源等を
使用した方がTi:SAレーザ光源を使用する場合よ
り、装置構成が簡単になる。
【0106】(c) 波長安定化 ・レーザ光源が放射する光の波長を直接安定化する場合 図33は往復共振器の構成を持つYLFレーザ光源、Y
AGレーザ光源が放出する光の波長を安定化する場合の
構成を示す図であり、波長安定化は次のように行われ
る。YLFレーザ光源、YAGレーザ光源が放出する光
の一部を図示しないビームスプリッタにより取り出し吸
収セルCeに入射させる。吸収セルCeはアルゴン、キ
セノン等を封入した放電管、もしくは沃素分子等を封入
したセルから構成されており、吸収セルCe内を光が通
過するとき、封入された原子/分子の吸収スペクトルの
波長の光が吸収される。
AGレーザ光源が放出する光の波長を安定化する場合の
構成を示す図であり、波長安定化は次のように行われ
る。YLFレーザ光源、YAGレーザ光源が放出する光
の一部を図示しないビームスプリッタにより取り出し吸
収セルCeに入射させる。吸収セルCeはアルゴン、キ
セノン等を封入した放電管、もしくは沃素分子等を封入
したセルから構成されており、吸収セルCe内を光が通
過するとき、封入された原子/分子の吸収スペクトルの
波長の光が吸収される。
【0107】吸収セルCeを通過した光は検出器Dtに
より検出され、電気信号に変換され波長制御回路Cnに
与えられる。波長制御回路Cnは、例えば図34に示す
ように、位相敏感検波器D1と、直流増幅器Ampと数
10Hz程度の低周波foを発生する発振回路OSC
と、加算器Addから構成されており、上記発振器OS
Cの出力は位相敏感検波器D1と加算器Addに与えら
れ加算器Addの出力により、YLFレーザ光源11、
YAGレーザ光源14の電歪素子PZTを駆動し、YL
Fレーザ光源11、YAGレーザ光源14が出力する光
の波長を微小振動させている。また、上記発振器OSC
の出力は位相敏感検波器D1にも与えられ、位相敏感検
波器D1は上記検出器Dtが出力する微小振動の位相
と、上記発振器OSCの位相から、吸収セルCe(図3
4では吸収セルCeとして放電管用電源P1により放電
する放電管が示されている)に封入された原子/分子の
吸収スペクトルの一次微分に対応した出力を発生し、上
記電歪素子PZTに負帰還してYLFレーザ光源11、
YAGレーザ光源14の発振波長を制御する。
より検出され、電気信号に変換され波長制御回路Cnに
与えられる。波長制御回路Cnは、例えば図34に示す
ように、位相敏感検波器D1と、直流増幅器Ampと数
10Hz程度の低周波foを発生する発振回路OSC
と、加算器Addから構成されており、上記発振器OS
Cの出力は位相敏感検波器D1と加算器Addに与えら
れ加算器Addの出力により、YLFレーザ光源11、
YAGレーザ光源14の電歪素子PZTを駆動し、YL
Fレーザ光源11、YAGレーザ光源14が出力する光
の波長を微小振動させている。また、上記発振器OSC
の出力は位相敏感検波器D1にも与えられ、位相敏感検
波器D1は上記検出器Dtが出力する微小振動の位相
と、上記発振器OSCの位相から、吸収セルCe(図3
4では吸収セルCeとして放電管用電源P1により放電
する放電管が示されている)に封入された原子/分子の
吸収スペクトルの一次微分に対応した出力を発生し、上
記電歪素子PZTに負帰還してYLFレーザ光源11、
YAGレーザ光源14の発振波長を制御する。
【0108】その結果、YLFレーザ光源、YAGレー
ザ光源の発振波長が、吸収セルCe1に封入された原子
/分子の吸収スペクトルの波長にロックされる。なお、
リング型共振器を用いたレーザ光源についても、上記と
同様に電歪素子PZTを制御することにより共振器ミラ
ー長が制御されレーザ光源が放出する光の波長が制御さ
れる。
ザ光源の発振波長が、吸収セルCe1に封入された原子
/分子の吸収スペクトルの波長にロックされる。なお、
リング型共振器を用いたレーザ光源についても、上記と
同様に電歪素子PZTを制御することにより共振器ミラ
ー長が制御されレーザ光源が放出する光の波長が制御さ
れる。
【0109】・シードレーザ光を安定化する場合 図35はシードレーザ光を放出する半導体レーザ光源の
光の波長を制御することにより、YLFレーザ光源、Y
AGレーザ光源が放出する光の波長を安定化する場合の
構成を示す図である。励起用半導体レーザ光源21が放
出する励起光が往復型共振器を構成する例えばYAGレ
ーザ光源、YLFレーザ光源に与えられ、YLFレーザ
光源、YAGレーザ光源が発振する。YLFレーザ光
源、YAGレーザ光源が放出する光の一部が図示しない
ビームスプリッタを介して吸収セルCeに入射する。
光の波長を制御することにより、YLFレーザ光源、Y
AGレーザ光源が放出する光の波長を安定化する場合の
構成を示す図である。励起用半導体レーザ光源21が放
出する励起光が往復型共振器を構成する例えばYAGレ
ーザ光源、YLFレーザ光源に与えられ、YLFレーザ
光源、YAGレーザ光源が発振する。YLFレーザ光
源、YAGレーザ光源が放出する光の一部が図示しない
ビームスプリッタを介して吸収セルCeに入射する。
【0110】吸収セルCe内を光が通過するとき、前記
したように、封入された原子/分子の吸収スペクトルの
波長の光が吸収され、この光は検出器Dtにより検出さ
れ、電気信号に変換される。波長制御回路Cnは前記図
34と同様な構成を持ち、YLFレーザ光源11、YA
Gレーザ光源14が放出する光の波長が上記吸収スペク
トルの波長より大きいか小さいかを弁別し、その誤差信
号に応じて電歪素子PZTを駆動し、単一周波数で発振
するシーディング用半導体レーザ光源22の回折格子を
変位させ発振波長を制御する。シーディング用半導体レ
ーザ光源22が放出するシード光は、ファラディ回転子
FD、1/2波長板Wを介して偏光ビームスプリッタB
sに入射し、YAGレーザ光源、YLFレーザ光源に入
射し、YLFレーザ光源11、YAGレーザ光源14は
上記シード光と同一の発振波長で発振する。
したように、封入された原子/分子の吸収スペクトルの
波長の光が吸収され、この光は検出器Dtにより検出さ
れ、電気信号に変換される。波長制御回路Cnは前記図
34と同様な構成を持ち、YLFレーザ光源11、YA
Gレーザ光源14が放出する光の波長が上記吸収スペク
トルの波長より大きいか小さいかを弁別し、その誤差信
号に応じて電歪素子PZTを駆動し、単一周波数で発振
するシーディング用半導体レーザ光源22の回折格子を
変位させ発振波長を制御する。シーディング用半導体レ
ーザ光源22が放出するシード光は、ファラディ回転子
FD、1/2波長板Wを介して偏光ビームスプリッタB
sに入射し、YAGレーザ光源、YLFレーザ光源に入
射し、YLFレーザ光源11、YAGレーザ光源14は
上記シード光と同一の発振波長で発振する。
【0111】なお、図35ではYLFレーザ光源11、
YAGレーザ光源14の場合について示しているがリン
グ型共振器を用いるTi:SAレーザ光源、Cr:Li
SAFレーザ光源においても、同様に波長安定化を行う
ことができる。また、図33、図35では、吸収セルを
用いて波長安定化する場合について説明したが、吸収セ
ルとして放電管を使用する場合には、例えば安定化する
光を吸収セルに入れて吸収セルの放電常数の変化を検出
することにより波長安定化する方法(光ガルバノ効果に
よる波長安定化)を用ることもできる。また、波長安定
化する光をミラーを用いて往復させて吸収セルに入射さ
せ、吸収特性が飽和状態になるようにして、その飽和特
性を光検出器で検出する方法(飽和吸収による波長安定
化)を用いることもできる。なお、上記光ガルバノ効果
による波長安定化、飽和吸収による波長安定化について
は、本出願人が先に提案した特願平9−112346号
等を参照されたい。
YAGレーザ光源14の場合について示しているがリン
グ型共振器を用いるTi:SAレーザ光源、Cr:Li
SAFレーザ光源においても、同様に波長安定化を行う
ことができる。また、図33、図35では、吸収セルを
用いて波長安定化する場合について説明したが、吸収セ
ルとして放電管を使用する場合には、例えば安定化する
光を吸収セルに入れて吸収セルの放電常数の変化を検出
することにより波長安定化する方法(光ガルバノ効果に
よる波長安定化)を用ることもできる。また、波長安定
化する光をミラーを用いて往復させて吸収セルに入射さ
せ、吸収特性が飽和状態になるようにして、その飽和特
性を光検出器で検出する方法(飽和吸収による波長安定
化)を用いることもできる。なお、上記光ガルバノ効果
による波長安定化、飽和吸収による波長安定化について
は、本出願人が先に提案した特願平9−112346号
等を参照されたい。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)波長安定化した固体レーザを用い、この固体レー
ザの高調波をシード光としてガスレーザ光源を発振させ
ているので、狭帯域化が容易にでき、長寿命の光源装置
を得ることができる。また、シード光を発生するレーザ
光源としては大きな出力が要求されず非常な小型な装置
でよい。 (2)波長安定化を絶対波長の明瞭な原子もしくは分子
の吸収スペクトルを基準として行っているので、すべて
のレーザが同一の波長で発振できるようになり、使用中
に波長が変動するなどの問題点を解決することができ
る。 (3)ガスレーザ光源の共振器内にエタロン板等を挿入
する必要がないので、メインテナンスコストを大幅に低
減化することができる。
以下の効果を得ることができる。 (1)波長安定化した固体レーザを用い、この固体レー
ザの高調波をシード光としてガスレーザ光源を発振させ
ているので、狭帯域化が容易にでき、長寿命の光源装置
を得ることができる。また、シード光を発生するレーザ
光源としては大きな出力が要求されず非常な小型な装置
でよい。 (2)波長安定化を絶対波長の明瞭な原子もしくは分子
の吸収スペクトルを基準として行っているので、すべて
のレーザが同一の波長で発振できるようになり、使用中
に波長が変動するなどの問題点を解決することができ
る。 (3)ガスレーザ光源の共振器内にエタロン板等を挿入
する必要がないので、メインテナンスコストを大幅に低
減化することができる。
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(1)である。
を示す図(1)である。
【図3】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(2)である。
を示す図(2)である。
【図4】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(3)である。
を示す図(3)である。
【図5】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(4)である。
を示す図(4)である。
【図6】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(5)である。
を示す図(5)である。
【図7】本発明で用いるコヒーレント光源と安定化波長
を示す図(6)である。
を示す図(6)である。
【図8】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図9】本発明の実施例で使用される非安定共振器を説
明する図である。
明する図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図13】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図14】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図15】本発明の第7の実施例を示す図である。
【図16】本発明の第8の実施例を示す図である。
【図17】本発明の第9の実施例を示す図である。
【図18】本発明の第10の実施例を示す図である。
【図19】本発明の第11の実施例を示す図である。
【図20】本発明の第12の実施例を示す図である。
【図21】本発明の第13の実施例を示す図である。
【図22】本発明の第14の実施例を示す図である。
【図23】本発明の第15の実施例を示す図である。
【図24】本発明の第16の実施例を示す図である。
【図25】本発明の第17の実施例を示す図である。
【図26】本発明の第18の実施例を示す図である。
【図27】本発明の第19の実施例を示す図である。
【図28】本発明の第20の実施例を示す図である。
【図29】波長安定化に使用される往復型共振器の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図30】波長安定化に使用されるリング型共振器の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図31】半導体レーザ光源によるレーザ光源の励起を
説明する図である。
説明する図である。
【図32】YAG、YLFレーザ光源の2倍波によるレ
ーザ光源の励起を説明する図である。
ーザ光源の励起を説明する図である。
【図33】レーザ光源が放出する光の波長を直接安定化
する場合を説明する図である。
する場合を説明する図である。
【図34】波長制御回路の構成例を示す図である。
【図35】シードレーザ光の波長安定化することにより
レーザ光源の波長を安定化する場合を説明する図であ
る。
レーザ光源の波長を安定化する場合を説明する図であ
る。
11 YLFレーザ光源 11a,11b YLFレーザ光源 12 Ti:SAレーザ光源 12a,12b Ti:SAレーザ光源 13 光パラメトリック発振器(OPO) 14 YAGレーザ光源 14a,14b YAGレーザ光源 15 Cr:LiCAFレーザ光源 16 Cr:LiSAFレーザ光源 21 励起用半導体レーザ光源 22 シーディング用半導体レーザ光源 22a,22b シーディング用半導体レーザ光源 31 非線形光学結晶(2倍波結晶) 31a,31b 非線形光学結晶(2倍波結晶) 32 非線形光学結晶(3倍波結晶) 33 非線形光学結晶(4倍波結晶) 34 非線形光学結晶(5倍波結晶) 35 非線形光学結晶(和周波結晶) 40 ArFエキシマレーザ 41 KrFエキシマレーザ Dt1,Dt2 検出器 Cn1,Cn2 波長制御回路 Ce1,Ce2 吸収セル PZT 電歪素子 Bs1〜Bs4 ビームスプリッタ DM1,DM2 ダイクロイックミラー M1〜M4 ミラー
Claims (23)
- 【請求項1】 パルス発振し発振波長が狭帯域である固
体レーザ光源と、波長変換手段から構成されるコヒーレ
ント光源と、 上記コヒーレント光源から放出される光をシード光とし
て注入同期されて動作し、発振波長が250nm以下の
ガスレーザ装置とから構成される光源装置であって、 上記コヒーレント光源における光路中のパルス光の内、
上記シード光パルスの波長より長いパルス光を波長を原
子もしくは分子の吸収スペクトルあるいは光ガルバノス
ペクトルを基準として安定化する安定化手段を備えてい
ることを特徴とする光源装置。 - 【請求項2】 上記ガスレーザ装置の発振波長がほぼ1
93nmであることを特徴とする請求項1の光源装置。 - 【請求項3】 上記ガスレーザ装置の発振波長がほぼ2
48nmであることを特徴とする請求項1の光源装置。 - 【請求項4】 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ
光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光の第
4高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記非線形光学結晶が放出する波長がほぼ193nmの
パルス光をシード光として注入同期されて動作し、発振
波長がほぼ193nmであるガスレーザ装置とから構成
される光源装置であって、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
ルビジウム原子(RbI)、アルゴン原子(ArI)も
しくはクリプトンイオン(KrII)の吸収スペクトル
を基準として波長安定化する波長安定化手段を備えてい
ることを特徴とする光源装置。 - 【請求項5】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 上記YLFレーザ光源から放出される光の第5高調波を
発生する非線形光学結晶と、 半導体レーザ装置と上記YLFレーザ光源が放出する光
の第2高調波の差周波パルス光を放出する光パラメトリ
ック発振器と、 上記非線形光学結晶と光パラメトリック発振器が放出す
るパルス光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶
と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記光パラメトリック発振器が放出する光の波長をキセ
ノン原子(XeI)、キセノンイオン(XeII)、カ
ルシウム原子(Ca)、ヘリウム原子(HeI)もしく
はネオン原子(NeI)の吸収スペクトルを基準として
波長安定化する第2の波長安定化手段を備えていること
を特徴とする光源装置。 - 【請求項6】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 上記YAGレーザ光源から放出される光の第5高調波を
発生する非線形光学結晶と、 半導体レーザ装置と上記YAGレーザ光源が放出する光
の第2高調波の差周波パルス光を放出する光パラメトリ
ック発振器と、 上記非線形光学結晶と光パラメトリック発振器が放出す
る光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YAGレーザ光源が放出する光の第2高調波の波長
をサマリウム原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )
の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第1の波
長安定化手段と、 上記光パラメトリック発振器が放出する光の波長をネオ
ン原子(NeI)の吸収スペクトルを基準として波長安
定化する第2の波長安定化手段を備えていることを特徴
とする光源装置。 - 【請求項7】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 上記YLFレーザ光源から放出される光の第4高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とTi:Al2 O3 レーザ光源が放
出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶
と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
アルゴン原子(ArI)もしくはキセノン原子(Xe
I)の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第2
の波長安定化手段を備えていることを特徴とする光源装
置。 - 【請求項8】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 上記YAGレーザ光源から放出される光の第4高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とTi:Al2 O3 レーザ光源が放
出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶
と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YAGレーザ光源が放出する光の波長をサマリウム
原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )の吸収スペク
トルを基準として波長安定化する第1の波長安定化手段
と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
ネオン原子(NeI)もしくはアルゴン原子(ArI)
の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第2の波
長安定化手段を備えていることを特徴とする光源装置。 - 【請求項9】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光の第
3高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記YLFレーザ光源と上記非線形光学結晶が放出する
光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
キセノンイオン(XeII)、クリプトンイオン(Kr
II)、ヘリウム原子(HeI)もしくはアルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化す
る第2の波長安定化手段を備えていることを特徴とする
光源装置。 - 【請求項10】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光の第
3高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記YAGレーザ光源と上記非線形光学結晶が放出する
光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YAGレーザ光源が放出する光の第2高調波の波長
をサマリウム原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )
の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第1の波
長安定化手段と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
キセノンイオン(XeII)、クリプトンイオン(Kr
II)、ヘリウム原子(HeI)もしくはアルゴン原子
(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化す
る第2の波長安定化手段を備えていることを特徴とする
光源装置。 - 【請求項11】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 半導体レーザ装置と上記YLFレーザ光源が放出する光
の第3高調波の差周波パルス光を放出する光パラメトリ
ック発振器と、 上記非線形光学結晶と光パラメトリック発振器が放出す
る光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記光パラメトリック発振器が放出する光の波長をサマ
リウム原子(SmI)の吸収スペクトルを基準として波
長安定化する第2の波長安定化手段を備えていることを
特徴とする光源装置。 - 【請求項12】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 半導体レーザ装置と上記YAGレーザ光源が放出する光
の第3高調波の差周波パルス光を放出する光パラメトリ
ック発振器と、 上記非線形光学結晶と光パラメトリック発振器が放出す
る光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YAGレーザ光源が放出する光の第2高調波の波長
をサマリウム原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )
の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第1の波
長安定化手段と、 上記光パラメトリック発振器が放出する光の波長をサマ
リウム原子(SmI)の吸収スペクトルを基準として波
長安定化する第2の波長安定化手段を備えていることを
特徴とする光源装置。 - 【請求項13】 パルス発振する第1のTi:Al2 O
3 レーザ光源と、 上記第1のTi:Al2 O3 レーザ光源から放出される
光の第3高調波を発生する非線形光学結晶と、 パルス発振する第2のTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記第2のTi:Al2 O3 レーザ光源と上記非線形光
学結晶が放出する光の和周波を得る和周波発生用非線形
光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記第1のTi:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の
波長をキセノン原子(XeI)、サマリウム原子(Sm
I)もしくはクリプトン原子(KrI)の吸収スペクト
ルを基準として波長安定化する第1の波長安定化手段
と、 上記第2のTi:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の
波長をクリプトン原子(KrI)、アルゴン原子(Ar
I)もしくはネオン原子(NeI)の吸収スペクトルを
基準として波長安定化する第2の波長安定化手段を備え
ていることを特徴とする光源装置。 - 【請求項14】 パルス発振するTi:Al2 O3 レー
ザ光源もしくはCr:LiSrAlF6 レーザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源もしくはCr:LiS
rAlF6 レーザ光源から放出される光の第5高調波を
発生する非線形光学結晶と、 上記非線形光学結晶が放出するほぼ波長が193nmの
パルス光をシード光として注入同期されて動作し、発振
波長がほぼ193nmであるガスレーザ装置とから構成
される光源装置であって、 上記Ti:Al2 O3 光源もしくはCr:LiSrAl
F6 レーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原子(A
rI)、ネオン原子(NeI)、ヘリウム原子(He
I)もしくはキセノン原子(XeI)の吸収スペクトル
を基準として波長安定化する波長安定化手段を備えてい
ることを特徴とする光源装置。 - 【請求項15】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光と、
上記YLFレーザ光源が放出する光の第3高調波の和周
波を得る第1の和周波発生用非線形光学結晶と、 上記YLFレーザ光源と第1の和周波発生用非線形光学
結晶が放出する光の和周波を得る第2の和周波発生用非
線形光学結晶と、 上記第2の和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ
波長が193nmのパルス光をシード光として注入同期
されて動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレ
ーザ装置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
アルゴン原子(ArI)、クリプトン原子(KrI)も
しくはクリプトンイオン(KrII)の吸収スペクトル
を基準として波長安定化する第2の波長安定化手段を備
えていることを特徴とする光源装置。 - 【請求項16】 パルス発振するCr:LiCaAlF
6 レーザ光源と、 上記Cr:LiCaAlF6 レーザ光源から放出される
レーザ光の第3高調波を発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するCr:LiSrAlF6 レーザ光源と、 上記第2のCr:LiSrAlF6 レーザ光源と上記非
線形光学結晶が放出する光の和周波を得る和周波発生用
非線形光学結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
193nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ193nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記Cr:LiCaAlF6 レーザ光源が放出する光の
波長をキセノン原子(XeI)、サマリウム原子(Sm
I)もしくはクリプトン原子(KrI)の吸収スペクト
ルを基準として波長安定化する第1の波長安定化手段
と、 上記Cr:LiSrAlF6 レーザ光源が放出する光の
波長をクリプトン原子(KrI)、アルゴン原子(Ar
I)もしくはネオン原子(NeI)の吸収スペクトルを
基準として波長安定化する第2の波長安定化手段を備え
ていることを特徴とする光源装置。 - 【請求項17】 パルス発振するTi:Al2 O3 レー
ザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光の第
3高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記非線形光学結晶が放出するほぼ波長が248nmの
パルス光をシード光として注入同期されて動作し、発振
波長がほぼ248nmであるガスレーザ装置とから構成
される光源装置であって、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
クリプトンイオン(KrII)、キセノン原子(Xe
I)もしくはネオン原子(NeI)の吸収スペクトルを
基準として波長安定化する波長安定化手段を備えている
ことを特徴とする光源装置。 - 【請求項18】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 上記YLFレーザ光源から放出される光の第3高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とTi:Al2 O3 レーザ光源が放
出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶
と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
248nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ248nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
アルゴン原子(ArI)、セシウム原子(CsI)もし
くはキセノン(XeI)の吸収スペクトルを基準として
波長安定化する第2の波長安定化手段を備えていること
を特徴とする光源装置。 - 【請求項19】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 上記YAGレーザ光源から放出される光の第3高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するTi:Al2 O3 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とTi:Al2 O3 レーザ光源が放
出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学結晶
と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
248nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ248nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をサマリウム
原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )の吸収スペク
トルを基準として波長安定化する第1の波長安定化手段
と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
クリプトン原子(KrI)もしくはキセノン原子(Xe
I)の吸収スペクトルを基準として波長安定化する第2
の波長安定化手段を備えていることを特徴とする光源装
置。 - 【請求項20】 パルス発振するTi:Al2 O3 レー
ザ光源と、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源から放出される光の第
4高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記非線形光学結晶が放出するほぼ波長が248nmの
パルス光をシード光として注入同期されて動作し、発振
波長がほぼ248nmであるガスレーザ装置とから構成
される光源装置であって、 上記Ti:Al2 O3 レーザ光源が放出する光の波長を
アルゴン原子(ArI)、キセノン原子(XeI)もし
くはネオン原子(NeI)の吸収スペクトルを基準とし
て波長安定化する波長安定化手段を備えていることを特
徴とする光源装置。 - 【請求項21】 パルス発振するCr:LiCaAlF
6 レーザ光源と、 上記Cr:LiCaAlF6 レーザ光源から放出される
光の第3高調波を発生する非線形光学結晶と、 上記非線形光学結晶が放出するほぼ波長が248nmの
パルス光をシード光として注入同期されて動作し、発振
波長がほぼ248nmであるガスレーザ装置とから構成
される光源装置であって、 上記Cr:LiCaAlF6 レーザ光源が放出する光の
波長をクリプトンイオン(KrII)、キセノン原子
(XeI)もしくはネオン原子(NeI)の吸収スペク
トルを基準として波長安定化する波長安定化手段を備え
ていることを特徴とする光源装置。 - 【請求項22】 パルス発振するYLFレーザ光源と、 上記YLFレーザ光源から放出される光の第3高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するCr:LiSrAlF6 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とCr:LiSrAlF6 レーザ光
源が放出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学
結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
248nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ248nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をアルゴン原
子(ArI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化
する第1の波長安定化手段と、 上記Cr:LiSrAlF6 レーザ光源が放出する光の
波長をアルゴン原子(ArI)、セシウム原子(Cs
I)もしくはキセノン(Xe)の吸収スペクトルを基準
として波長安定化する第2の波長安定化手段を備えてい
ることを特徴とする光源装置。 - 【請求項23】 パルス発振するYAGレーザ光源と、 上記YLFレーザ光源から放出される光の第3高調波を
発生する非線形光学結晶と、 パルス発振するCr:LiSrAlF6 レーザ光源と、 上記非線形光学結晶とCr:LiSrAlF6 レーザ光
源が放出する光の和周波を得る和周波発生用非線形光学
結晶と、 上記和周波発生用非線形光学結晶が放出するほぼ波長が
248nmのパルス光をシード光として注入同期されて
動作し、発振波長がほぼ248nmであるガスレーザ装
置とから構成される光源装置であって、 上記YLFレーザ光源が放出する光の波長をサマリウム
原子(SmI)もしくは沃素分子(I2 )の吸収スペク
トルを基準として波長安定化する第1の波長安定化手段
と、 上記Cr:LiSrAlF6 レーザ光源が放出する光の
波長をクリプトン原子(KrI)もしくはキセノン原子
(XeI)の吸収スペクトルを基準として波長安定化す
る第2の波長安定化手段を備えていることを特徴とする
光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28376697A JPH11121854A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28376697A JPH11121854A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11121854A true JPH11121854A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17669851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28376697A Pending JPH11121854A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11121854A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-16 JP JP28376697A patent/JPH11121854A/ja active Pending
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