JPH11121791A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11121791A
JPH11121791A JP27725997A JP27725997A JPH11121791A JP H11121791 A JPH11121791 A JP H11121791A JP 27725997 A JP27725997 A JP 27725997A JP 27725997 A JP27725997 A JP 27725997A JP H11121791 A JPH11121791 A JP H11121791A
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layer
film
semiconductor
conductivity type
diffusion
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JP27725997A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hamano
広 浜野
Mitsuhiko Ogiwara
光彦 荻原
Masumi Yanaka
真澄 谷中
Takaatsu Shimizu
孝篤 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横方向異常拡散を防止し、第1導電型の半導
体層に高密度に第2導電型の半導体領域を形成する。 【解決手段】 半絶縁性GaAs基板1b上にn型Al
GaAs層1aをエピタキシャル成長させた半導体基板
1上に、Al2 3 膜2(拡散マスク膜)を成膜し、こ
のAl2 3 膜2に拡散開口部2aを形成する
((a)、(A))。次にこの上にZnO−SiO2
からなる拡散源膜3を成膜し(b)、その上にAlN膜
からなるアニールキャップ膜4を成膜する(c)。次に
アニール処理により拡散開口部2aにおいて拡散源膜3
からn型AlGaAs層1aにZnを拡散させ、p型半
導体領域5を形成する(d)。Al2 3 膜2はn型A
lGaAs層1aに対し、密着性が良く、熱膨張係数が
近い値なので、アニール時の密着力不足、応力により発
生する横方向異常拡散を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1導電型の半導
体層に拡散法により第2導電型の半導体領域を選択的に
形成する、特に発光ダイオード(LED)を同一半導体
層に複数形成してなるLEDアレイに好適な半導体装置
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LEDアレイは電子写真プリンタのプリ
ンタヘッド等に用いられる。LEDアレイとしては、n
型の砒化ガリウム(GaAs)基板の表面にGaAs
1-x x(GaAsとリンとの混晶、0<x<1)層を
エピタキシャル形成した複合半導体基板を用い、GaA
1-x x 層であるn型半導体層に、p型不純物である
亜鉛(Zn)を拡散させたp型半導体領域をプリンタド
ット密度により決まる所定のピッチで一列に形成し、p
型半導体領域に個別にコンタクトするp側コンタクト電
極をn型半導体層上に設け、GaAs基板またはn型半
導体層にコンタクトする共通n側電極をGaAs基板の
裏面またはn型半導体層上に設けたものがある。上記の
LEDアレイにおいては、1個のp型半導体領域とこれ
に接合するn型半導体層とが1個のLEDを構成し、上
記両電極間に電圧を印加するとpn接合面近傍で発光現
象が起こる。p側コンタクト電極には外部回路に接続す
るためのp側パッド電極が個別に一体形成されるため、
このLEDアレイではLEDと同じ数のp側パッド電極
が形成される。
【0003】またp側パッド電極数を削減することがで
きるLEDアレイとしては、マトリクス型LEDアレイ
がある。マトリクス型LEDアレイは、半絶縁性(ノン
ドープ)のGaAs基板の表面に上記のn型半導体層を
形成した複合基板を用い、n型半導体層をN(Nは2以
上の整数)個のブロックに電気的に分割し、それぞれの
n型半導体ブロックにM個のp型半導体領域を形成し、
p型半導体領域に接続するM(Mは2以上の整数)個の
p側パッド電極とn型半導体ブロックに接続するN個の
n側パッド電極とを設け、M×N個のLEDをp側パッ
ド電極およびn側パッド電極にマトリクス状に接続した
ものである。
【0004】上記の共通n側電極を有するLEDアレイ
およびマトリクス型LEDアレイにおけるp型半導体領
域は、固相拡散工程により形成される。固相拡散工程
は、n型半導体層の表面に、拡散開口部が形成された絶
縁膜である拡散マスク膜と、Znを含む拡散源膜と、ア
ニールキャップ膜とを積層形成し、アニール処理によ
り、拡散開口部の拡散源膜からZnをn型半導体層中に
選択的に拡散させるものである。拡散源膜およびアニー
ルキャップ膜は、アニール処理のあとに除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらZn等の
不純物を拡散源膜からGaAs系の半導体層中に選択的
に固相拡散させる上記固相拡散工程においては、半導体
層と拡散マスク膜との密着性や熱膨張係数の違い等に起
因して、横方向の異常拡散が発生することがあり、横方
向の異常拡散を防止することができる技術を確立するこ
とが課題となっている。
【0006】ドット密度1200[dpi]に対応する
LEDアレイにおいては、p型半導体領域(発光部とも
称する)のピッチ寸法は約21[μm]となり、また発
光部と発光部の間にブロック分離のための例えば分離溝
などを形成するため、発光部幅のマージンが非常に厳し
くなっており、固相拡散工程において横方向の異常拡散
が発生すると、分離溝において光漏れが発生したり、隣
接する発光部がつながってしまうという不具合を生じ
る。また、横方向の異常拡散を考慮して、拡散開口部の
寸法を小さくした場合、フォトリソ工程やエッチング工
程における加工上の精度が厳しくなったり、拡散が入り
にくくなったりするという不具合を生じる。従って、高
密度(例えば1200[dpi])のLEDアレイの製
造においては固相拡散工程における横方向の異常拡散を
防止することが不可欠である。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、横方向異常拡散を防止することができ、G
aAs系の第1導電型の半導体層に高密度に第2導電型
の半導体領域を形成することができる半導体装置の製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、表面が第1導電型の半導体層である半導
体基板の前記表面上に、開口部を有する拡散マスク膜を
形成する工程と、前記拡散マスク膜を形成した前記半導
体基板上に、第2導電型不純物を含む拡散源膜を形成す
る工程と、アニール処理により前記開口部に形成された
前記拡散源膜から前記不純物を前記半導体層に拡散さ
せ、前記半導体層に第2導電型の半導体領域を形成する
工程とを含む半導体装置の製造方法において、前記第1
導電型の半導体層を、Alx Ga1-x As(0<x<
1)層またはGaAs層とし、前記拡散マスク膜を、A
2 3 膜としたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の半導
体装置の製造工程における固相拡散工程を説明する図で
ある。図1において(a)〜(d)は製造途中の半導体
装置の断面図であり、また(A)は(a)の断面図であ
る。半導体基板1は、半絶縁性(ノンドープ)のGaA
s基板である下地基板1bに、半絶縁性(ノンドーブ)
のGaAsエピタキシャル層1cを形成し、n型Alx
Ga1-x As(GaAsとアルミニウム(Al)との混
晶、xは混晶比:0<x<1)層1a(n型半導体層)
をエピタキシャル成長させた複合基板である。n型Al
x Ga1-x As層1aは、例えば、n型不純物となるシ
リコン(Si)をドープしたn型Alx Ga1-xAsエ
ピタキシャル層である。n型Alx Ga1-x As層1a
の厚さは、例えば3[μm]とする。GaAsエピタキ
シャル層1cは、下地基板1bと、n型Alx Ga1-x
As層1aとの熱膨張係数の違いにより、n型Alx
1-x As層1a中に発生する応力を緩和するバッファ
層となるため、n型Alx Ga1-xAs層1a中に発生
するクラックや結晶欠陥を防止する。厚さは応力を緩和
するように調節され、特に規定しないが、例えば約10
00[Å]である。また、GaAsエピタキシャル層1
cは、ここでは半絶縁性(ノンドープ)とする。
【0010】まず、図1(a)および(A)に示すよう
に、半導体基板1のn型Alx Ga1-x As層1a上
に、酸化アルミニウム(Al2 3 )膜2(拡散マスク
膜)を成膜し、このAl2 3 膜2に周知のフォトリソ
法およびエッチング法により拡散開口部2aを形成す
る。Al2 3 膜2(拡散マスク膜)はn型Alx Ga
1- x As層1a(n型半導体層)との密着性が良い。ま
たAl2 3 膜2は、n型Alx Ga1-x As層1aに
近い熱膨張係数を有する。Al2 3 膜2はRFスパッ
タリング法等により例えば約2000[Å]の厚さに成
膜される。
【0011】次に、図1(b)に示すように、拡散マス
ク膜の形成が済んだ半導体基板上に、p型不純物を含む
拡散源膜3を成膜する。拡散源膜3は熱膨張係数がn型
Alx Ga1-x As層1aに近い膜であることが望まし
く、このような膜としてp型不純物となるZnを含むZ
nO−SiO2 膜(酸化亜鉛(ZnO)と二酸化ケイ素
(SiO2 )の混合膜)を用いる。ZnO−SiO2
はスパッタリング法により例えば約350[Å]の厚さ
に成膜される。
【0012】次に、図1(c)に示すように、拡散源膜
3上にアニールキャップ膜4を成膜する。アニールキャ
ップ膜4は拡散源膜3からZnを効率よくn型Alx
1- x As層1a中に拡散させるために設けられる。ア
ニールキャップ膜4は熱膨張係数がn型Alx Ga1-x
As層1aに近い膜であることが望ましく、このような
膜としてはAl2 3 膜または窒化アルミニウム(Al
N)膜がある。ここではアニールキャップ膜4としてA
lN膜を用いる。AlN膜はスパッタリング法により例
えば約1000[Å]の厚さに成膜される。
【0013】次に、図1(d)に示すように、拡散アニ
ール処理により、拡散開口部2aにおいて拡散源膜3か
らn型Alx Ga1-x As層1aにZnを拡散させ、p
型半導体領域5を形成する。拡散アニール処理は、例え
ば石英製の開管アニール炉内に半導体基板1を設置し、
開管アニール炉内に窒素を流しながら半導体基板1を加
熱する。発明者の実験によれば、例えば約650[℃]
で1時間程度アニールすることによって、n型Alx
1-x As層1aに形成されるp型半導体領域の深さす
なわちZnの拡散深さは約1.5[μm]となる。この
とき拡散深さXj に対する横方向拡散長Xs の比は1程
度に抑えられ、横方向の異常拡散は発生しない。
【0014】拡散アニール処理において、拡散マスク膜
のn型半導体層に対する密着力が小さいこと、および主
に拡散マスク膜とn型半導体層の熱膨張係数の違いに起
因して(厳密には拡散源膜3およびアニールキャップ膜
4とn型半導体層の熱膨張係数の違いも影響する)、拡
散マスク膜とn型半導体層の間に生じる応力が大きいこ
とは、横方向の異常拡散を発生させる大きな原因と考え
られる。本発明は固相拡散によりp型半導体領域5が形
成されるn型半導体層およびn型半導体層に密着形成さ
れる拡散マスク膜の材料として、互いの密着性が高く熱
膨張係数が近い材料を用い、さらに拡散源膜3とアニー
ルキャップ膜4として、n型半導体層と熱膨張係数が近
い材料を用いることにより、横方向異常拡散を防止でき
るようにしたことを特徴とする。n型半導体層としてn
型Alx Ga1-x As層1aを用い、拡散マスク膜とし
てn型Alx Ga1-x As層1aに対する密着力が大き
く、熱膨張係数がn型Alx Ga1-x As層1aに近い
Al2 3 膜2を用い、さらに拡散源膜3としてZnO
−SiO2 膜を用い、アニールキャップ膜4としてAl
N膜を用いることにより、拡散アニール処理において、
n型半導体層と拡散マスク膜とをしっかり密着させ、n
型半導体層と拡散マスク膜の間に生じる応力を小さくす
ることが可能となり、横方向異常拡散を防止し、拡散深
さXj に対する横方向拡散長Xs の比を1程度に抑える
ことができる。
【0015】図2は本発明の製造方法を適用したマトリ
クス型のLEDアレイ19の構造を摸式的に示す図であ
る。なお、(a)は、LEDアレイ19の層間絶縁膜3
0を取り除いた状態を示した上面図である。(b)は
(a)におけるW−W線、(c)は(a)におけるX−
X線、(d)は(a)におけるY−Y線に沿って切断し
た位置に対応する切り口断面を示す図で、層間絶縁膜3
0を設けた状態で示してある。なお、(b)は発光部
(p型拡散領域)20とp側個別電極26と電極配線3
2の接続構造を説明するための図であり、(c)は分離
領域22の構造を示す図であり、(d)はn型半導体層
とn側電極28との接続構造を説明するための図であ
る。
【0016】図2に示すマトリクス型のLEDアレイ1
9では、下地基板としての半絶縁性(ノンドープ)Ga
As基板21b上に、ノンドープのGaAs層21c
と、n型Alx Ga1-x As層21aとを、それぞれエ
ピタキシャル成長させた半導体基板21を用いる。
【0017】n型Alx Ga1-x As層21aにおける
Alの混晶比xは、所望する発光波長によって調節す
る。例えば波長760[nm]近傍の赤色光を得るに
は、組成比xを0.15とする。なお、ここでは、n型
Alx Ga1-x As層21aの厚さを3[μm]とす
る。
【0018】ノンドープのGaAs層21cは、下地基
板21bとn型Alx Ga1-x As層21aとの熱膨張
係数の違いにより、n型Alx Ga1-x As層21aに
発生する応力を緩和するバッファ層となるため、n型A
x Ga1-x As層21a中に発生するクラックや結晶
欠陥を防止する。厚さは応力を緩和するように調節さ
れ、特に規定しないが、例えば約1000[Å]であ
る。
【0019】n型Alx Ga1-x As層21aには、発
光部(p型拡散領域)20を所定の個数ごとのグループ
に分けるために、分離領域22が設けられている。ここ
では、分離領域22を分離溝で構成した例を示してい
る。ここでは、発光部20が4個ずつで1つのブロック
を構成するように複数個の分離溝を設けた。したがっ
て、n型Alx Ga1-x As層21aは、それぞれ4個
の発光部20を含む複数のブロック領域(ここでは第1
〜第3ブロック領域23a、23b、23cとする)2
3に電気的に分離されている。
【0020】分離領域22は、発光部20の間に、p側
個別電極26と平行に設置してあり、溝の深さは、n型
Alx Ga1-x As層21a表面から下地基板21b中
までとしているが、ブロック領域23(23a、23
b、23c)が互いに電気的に分離できれば、ノンドー
プのGaAs層21c中までとしてもよい。
【0021】次に、電極配線32の構成について説明す
る。LEDアレイ19では、各ブロック領域23から1
つずつ選ばれた発光部20に対して、共通の1つの電極
配線32を対応させることにより、全てのブロック領域
23(23a、23b、23c)内の発光部20に個別
電極26を介してそれぞれ接続された複数の電極配線3
2を設けている。
【0022】LEDアレイ19では、1つのブロック領
域23内のn型Alx Ga1-x As層21aの表面に
は、4個の発光部(p型拡散領域)20を設けているの
で、電極配線32もp型拡散領域20と同数の4個を配
設してある。図2では、4つの電極配線32をそれぞれ
32a、32b、32c、32dの符号で示す。また、
図2では、1つのブロック領域23内の4つの個別電極
26をそれぞれ、26a、26b、26c、26dの符
号で示す。そして、1つのブロック領域23内の各p型
拡散領域20は、専用の個別電極26を介して、それぞ
れ異なる電極配線32と接続している。そして、4つの
電極配線32a、32b、32c、32dは、それぞれ
別個に、少なくとも1個の個別電極用電極パッド(図示
せず)に接続されている。
【0023】また、LEDアレイ19では、電極配線3
2aと各ブロック領域23の個別電極26aとが配線接
続部33aを介して電気的に接続されており、電極配線
32bと各ブロック領域23の個別電極26bとが配線
接続部33bを介して電気的に接続されており、電極配
線32cと各ブロック領域23の個別電極26cとが配
線接続部33cを介して電気的に接続されており、電極
配線32dと各ブロック領域の個別電極26dとが配線
接続部33dを介して電気的に接続されている。個別電
極26と電極配線32との間には層間絶縁膜30が設け
られている(図2の(b))。
【0024】また、ブロック領域23(23a、23
b、23c、23d)内では、n型Alx Ga1-x As
層21a上に、このn型Alx Ga1-x As層21aと
電気的に接続されたn側電極28を設けており、このn
側電極28(28a、28b、28c)はn側電極パッ
ド29に接続されている。
【0025】このLEDアレイ19は、各ブロック領域
23内の個別電極26の1つを電極配線32に接続する
方式、すなわち、マトリクス配線方式を採っているの
で、個別電極用電極パッド(図示せず)の個数を、個別
電極26の個数より大幅に低減することが可能となる。
【0026】発光部を発光させるときは、n側電極28
と、個別電極26を接続した電極配線32を選択して、
電圧を印加することにより、所定のLEDの発光をon
/off制御することができる。
【0027】次に、マトリクス型のLEDアレイ19に
おける発光部を形成するための固相拡散工程に、図1に
示す実施の形態1の固相拡散工程を適用する場合、すな
わち、図2に示す半導体基板21と発光部20と絶縁膜
24からなる構造を、図1に示す固相拡散工程によって
形成する場合について、以下に説明する。
【0028】図1において、半導体基板1のn型Alx
Ga1-x As層1aの表面に形成した、Al2 3 膜2
(拡散マスク膜)と拡散開口部2a(図1(a)参照)
は、図2における半導体基板21のn型Alx Ga1-x
As層21aの表面に形成した、絶縁膜24と拡散開口
部24aにそれぞれ対応する。図1に示したように、拡
散源膜(ZnO−SiO2 膜)3とアニールキャップ膜
(AlN膜)4を、図2における半導体基板21のn型
Alx Ga1-x As層21aの表面に形成したAl2
3 からなる絶縁膜(拡散マスク膜)24上および拡散開
口部24aに、順に形成する。
【0029】さらに、図1における拡散アニール処理に
よって、p型不純物Znが拡散したp型半導体領域5
は、図2におけるp型拡散領域20に相当する。ただ
し、図1で示す固相拡散工程において形成された拡散源
膜(ZnO−SiO2 膜)3とアニールキャップ膜(A
lN膜)4は、拡散後、エッチングなどによって除去す
る。拡散源膜3とアニールキャップ膜4は全面的に除去
してもよいし、拡散開口部2aの部分だけ除去してもよ
い。拡散源膜3とアニールキャップ膜4は絶縁膜なの
で、少なくとも、p型半導体領域5とp側電極(図示し
ていない)とを電気的に接続する部分は、拡散源膜3と
アニールキャップ膜4を除去する必要がある。したがっ
て、拡散源膜3とアニールキャップ膜4を全面的に除去
した場合、図2における絶縁膜24は、図1におけるA
2 3 膜(拡散マスク膜)2に相当し、拡散源膜3と
アニールキャップ膜4を拡散開口部24aだけ除去した
場合、図2における絶縁膜24は、図1におけるAl2
3 膜(拡散マスク膜)2と拡散源膜(ZnO−SiO
2 膜)3とアニールキャップ膜(AlN膜)4とが積層
したものに相当する。この場合、絶縁膜24の絶縁性は
増加し、p−n間でのショートは発生しにくくなる。
【0030】以上説明したように本発明の実施の形態の
固相拡散工程をマトリクス型LEDアレイに適用するこ
とにより、横方向異常拡散を生じることなく、拡散深さ
Xj(例えば=1.5[μm])に対する横方向拡散長
の比を1程度に抑えることができるので、拡散開口部の
幅を十分に広くしても、発光部となるp型拡散領域20
の間隔を広くすることができる。また、分離領域22を
容易に形成することができ、隣接する発光部同士がつな
がってしまったりすることなく、高密度のLEDアレイ
を製造することができる。
【0031】このように、半絶縁性(ノンドープ)のG
aAs基板1bを下地として、半絶縁性(ノンドープ)
のGaAsエピタキシャル層1cを形成し、n型Alx
Ga1-x As(GaAsとアルミニウムAlとの混晶、
xは混晶比:0<x<1)層1aをエピタキシャル成長
させた半導体基板1を用い、拡散マスク膜として、Al
2 3 膜2を用い、さらに拡散源膜3としてZnO−S
iO2 膜を、またアニールキャップ膜4としてAlN膜
を用いた膜構造による固相拡散方式によって、横方向異
常拡散を防止し、拡散深さに対する横方向拡散長の比を
1程度に抑えることができる。
【0032】また、本発明の実施の形態をLEDアレイ
の製造工程における発光部形成のための固相拡散工程に
適用することにより、高密度のLEDアレイを製造する
ことができる。なお、上述したマトリクス型LEDアレ
イでは、電極配線32aと個別配線26との接続におい
て、各ブロック領域23の左端の個別電極26aを選択
して電極配線32aと接続する例について示したが、こ
のような接続に限定されるものではなく、例えば電極配
線32aに第2ブロック領域23bの個別電極26b、
第3ブロック領域23cの個別電極26aが接続されて
いてもよい。この場合、第2ブロック領域23bの個別
電極26aは別の電極配線32に接続する。
【0033】また、本発明の実施の形態を適用するLE
Dアレイは、上述したマトリクス型LEDアレイに限定
されるものではなく、従来の共通のn側電極を有するL
EDアレイにも適用される。
【0034】図3は、共通n側電極を有するLEDアレ
イ9の構造を示す図であり、(a)はLEDアレイ9の
上面図である。(b)は(a)におけるX−X線、
(c)は(a)におけるY−Y線に沿って切断した位置
に対応する切り口断面を示す図である。なお、(b)は
p型拡散領域10とp側電極16との接続および共通n
側電極15の構造を説明するための図であり、(c)は
p型拡散領域10のアレイ方向の配置を説明するための
図である。
【0035】半絶縁性(ノンドープ)GaAs基板であ
る下地基板11b上に、ノンドープのGaAs層11c
と、n型Alx Ga1-x As層11aとを、それぞれエ
ピタキシャル成長させた半導体基板11を用いる。n型
Alx Ga1-x As層11a上に形成された発光部(p
型拡散領域)10と、n型Alx Ga1-x As層11a
上に形成され、発光部10を露出させる拡散開口部14
aを有する絶縁膜14と、拡散開口部14aにおいて、
p型拡散領域10に個別に電気的に接続するp側個別電
極16、および絶縁膜14上に形成されたp側電極パッ
ド18と、n型Alx Ga1-x As層11a上に、この
n型Alx Ga1-x As層11aと電気的に接続された
共通n側電極15を設けており、この共通n側電極15
は共通電極パッド(図示せず)に接続されている。この
場合も、本発明の実施の形態の固相拡散工程をそのまま
適用することができ、高密度LEDの製造が容易にでき
る。
【0036】なお、半導体基板1における下地基板1b
は、半絶縁性GaAs基板でなく、n型GaAs基板で
もよい。この場合、マトリクス型LEDに適用する場
合、バッファ層であるノンドープのエピタキシャル半導
体層はブロック間の電気的分離が十分に行えるように十
分厚くする必要がある。
【0037】また、上記実施の形態における半導体基板
1では、n型Alx Ga1-x As層1aと下地基板1b
の間のバッファ層となるGaAs層1cは、ノンドープ
のエピタキシャル層に限らず、n型半導体でもp型半導
体でもよい。また、バッファ層となるGaAs層1c
は、n型Alx Ga1-x As層1aにクラックや結晶欠
陥が発生しないようであれば、設置しなくてもよい。ま
た、半導体基板1がn型半導体となる場合、図3に示し
たLEDアレイは裏面に共通n側電極を形成してもよ
い。
【0038】また、上記実施の形態においては、半導体
基板1において、n型半導体層として、n型Alx Ga
1-x Asを用いたが、この層はAlx Ga1-x Asに限
られるものではなく、例えば、赤外光の発光波長を得る
ときは、Alx Ga1-x Asの代わりにGaAs層を用
いてもよい。この場合、半絶縁性GaAs基板1bの上
に、バッファ層であるノンドープのGaAsエピタキシ
ャル層1cが形成され、このバッファ層の上にn型Ga
Asエピタキシャル層が形成されるので、熱膨張係数の
差が発生しにくく、応力によるクラックや結晶欠陥の少
ない良質な層が得られるという利点もある。
【0039】また、上記実施の形態においては、下地基
板としてGaAs基板1bを有する半導体基板1を用い
たが、図4に示す半導体基板41を用いても良い。半導
体基板41は、下地基板41bとして、高抵抗(ノンド
ープ)シリコン(Si)基板を用い、その上に半絶縁性
半導体層41cをエピタキシャル成長させ、半絶縁性半
導体層41cの上にn型Alx Ga1-x As層1a(n
型半導体層)をエピタキシャル成長させたものである。
【0040】半絶縁性半導体層41cは高抵抗Si基板
41bとn型Alx Ga1-x As層1aの間を絶縁する
ために設けられている。半絶縁性半導体層41cは高抵
抗Si基板41b上にエピタキシャル成長させた半絶縁
性GaAs層(図示せず)と、その上にエピタキシャル
成長させた半絶縁性Aly Ga1-y As層(図示せず)
からなる。半絶縁性Aly Ga1-y As層は、良質なn
型Alx Ga1-x As層1aを形成するため、および絶
縁性を向上させるための設けられたものであり、なくて
もよい。ここで、半絶縁性Aly Ga1-y As層のAl
混晶比yはAly Ga1-y As層のAl混晶比xよりも
大きい値、例えばx=0.15に対してy=0.25と
する。半絶縁性半導体層41bの半絶縁性GaAs層の
厚さは、例えば、約1[μm]、半絶縁性Aly Ga
1-y As層の厚さは、例えば、約0.5[μm]とす
る。また、n型Alx Ga1-x As層1aの厚さは例え
ば3[μm]とする。
【0041】この半導体基板41においても、本発明の
実施の形態1と同様の固相拡散工程を用いることによっ
て、良好な形状のp型拡散領域(p型半導体領域5、図
4(b)参照)を得ることができる。この場合、基板構
成が異なるので、横方向拡散長は、実施の形態1と比較
して若干大きくなるが、拡散深さXj に対する横方向拡
散長Xs の比を2程度に抑えられる。また、下地基板4
1cとしてSi基板を用いているので、ウエハの割れや
欠けが発生しにくい。
【0042】したがって、製造工程でのハンドリング、
さらには自動化が容易になる。さらにダイシング工程に
おいては、ダイシング速度を速くすることができるので
スループットが大幅に向上する。チップカット工程にお
いては、ウエハの破損が少なくなるので、精度の高いカ
ッティングが可能となる。また、従来の化合物半導体基
板では実現できなかった、大口径のウエハが実現可能な
ので、チップ長を従来より長くすることができるなど、
種々の利点がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、G
aAs系の第1導電型(例えばn型)の半導体層とし
て、Alx Ga1-x As層またはGaAs層を用い、第
1導電型半導体層上に形成される絶縁膜(拡散マスク
膜)としてAl2 3 膜を用い、第2導電型(例えばp
型)不純物(Zn)を含んだ拡散源膜としてZnO−S
iO2 膜を用い、アニールキャップ膜としてAlNを用
いた固相拡散により、絶縁膜の開口部から第2導電型
(例えばp型)不純物を第1導電型の半導体層に選択的
に拡散させることができ、横方向異常拡散を防止するこ
とができるという効果がある。これにより、第1導電型
の半導体層に、第2導電型の半導体領域を高密度に形成
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程に
おける固相拡散工程を説明する図である。
【図2】マトリクス型LEDアレイの構造を模式的に示
す図である。
【図3】共通n側電極を有するLEDアレイの構造を示
す図である。
【図4】本発明の実施の形態に用いられる他の半導体基
板の構造を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21,41 半導体基板、 1a,11a,
21a,41a n型Alx Ga1-x As層、 1b,
11b,21b 半絶縁性GaAs基板、 1c,11
b,21c 半絶縁性GaAs層、 2 Al2 3
(拡散マスク膜)、 2a,14a,24a 拡散開口
部、 3 ZnO−SiO2 膜(拡散源膜)、 4 A
lN膜(アニールキャップ膜)、 5 p型半導体領
域、 9,19 LEDアレイ、 10,20 発光部
(p型拡散領域)、 14,24絶縁膜、 41b 高
抵抗Si基板、 41c 半絶縁性半導体層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 孝篤 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地基板上に少なくとも一層の第1導電
    型の半導体層を有する半導体基板と、 前記第1導電型の半導体層上に形成された、開口部を有
    する絶縁膜と、 前記開口部から第2導電型不純物を拡散させることによ
    り前記開口部下の前記半導体層に選択的に形成された第
    2導電型の半導体領域とを備え、 前記第1導電型の半導体層が、Alx Ga1-x As(0
    <x<1)層またはGaAs層であり、 前記絶縁膜が、Al2 3 膜であることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板が、第1導電型または半
    絶縁性のGaAsである前記下地基板上に、表面が前記
    第1導電型のAlx Ga1-x As(0<x<1)層また
    はGaAs層であるエピタキシャル層を形成した複合基
    板であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記エピタキシャル層が、第1導電型ま
    たは半絶縁性のGaAsである前記下地基板の側に、半
    絶縁性のGaAs層を有することを特徴とする請求項2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板が、第1導電型または高
    抵抗のSiである前記下地基板上に、表面が前記第1導
    電型のAlx Ga1-x As層またはGaAs層であるエ
    ピタキシャル層を形成した複合基板であることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記エピタキシャル層が、第1導電型ま
    たは高抵抗のSiである前記下地基板の側に、半絶縁性
    のGaAs層、あるいは半絶縁性のGaAs層および半
    絶縁性のAly Ga1-y As(x<y<1)層を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体装置が、前記第1導電型の半
    導体層に前記第2導電型の半導体領域である発光部を所
    定の間隔で複数形成してなる発光素子アレイであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 表面が第1導電型の半導体層である半導
    体基板の前記表面上に、開口部を有する拡散マスク膜を
    形成する工程と、 前記拡散マスク膜を形成した前記半導体基板上に、第2
    導電型不純物を含む拡散源膜を形成する工程と、 アニール処理により前記開口部に形成された前記拡散源
    膜から前記不純物を前記半導体層に拡散させ、前記半導
    体層に第2導電型の半導体領域を形成する工程とを含む
    半導体装置の製造方法において、 前記第1導電型の半導体層を、Alx Ga1-x As(0
    <x<1)層またはGaAs層とし、 前記拡散マスク膜を、Al2 3 膜としたことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記不純物を、Znとし、 前記拡散源膜として、ZnOとSiO2 の混合物膜を用
    いたことを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記アニール処理工程の前に、前記拡散
    源膜上にアニールキャップ膜を成膜する工程をさらに含
    み、 前記アニールキャップ膜として、Al2 3 膜またはA
    lN膜を用いたことを特徴とする請求項7記載の半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記半導体基板が、第1導電型または
    半絶縁性のGaAsである下地基板上に、表面が前記第
    1導電型のAlx Ga1-x As層またはGaAs層であ
    るエピタキシャル層を形成した複合基板であることを特
    徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記エピタキシャル層が、第1導電型
    または半絶縁性のGaAsである前記下地基板の側に、
    半絶縁性のGaAs層を有することを特徴とする請求項
    10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板が、第1導電型または
    高抵抗のSiである下地基板上に、表面が前記第1導導
    電型のAlx Ga1-x As層またはGaAs層であるエ
    ピタキシャル層を形成した複合基板であることを特徴と
    する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記エピタキシャル層が、第1導電型
    または高抵抗のSiである前記下地基板の側に、半絶縁
    性のGaAs層、あるいは半絶縁性のGaAs層および
    半絶縁性のAly Ga1-y As(x<y<1)層を有す
    ることを特徴とする請求項12記載の半導体装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記半導体装置が、前記第1導電型の
    半導体層に前記第2導電型の半導体領域である発光部を
    所定の間隔で複数形成してなる発光素子アレイであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
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