JPH11121714A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH11121714A
JPH11121714A JP9286473A JP28647397A JPH11121714A JP H11121714 A JPH11121714 A JP H11121714A JP 9286473 A JP9286473 A JP 9286473A JP 28647397 A JP28647397 A JP 28647397A JP H11121714 A JPH11121714 A JP H11121714A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
capacities
integrated circuit
semiconductor integrated
dielectric
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Pending
Application number
JP9286473A
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English (en)
Inventor
Toru Kidokoro
徹 城所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の容量を有する半導体集積回路におい
て、半導体集積回路中に形成される容量の占有面積を削
減する。 【解決手段】 複数の容量(ゲート電極13,誘電体膜
14,導体層15,誘電体膜16,導体層17)を積層
構造に配置し、直列接続可能な構成とし、同一領域内
に、容量値及び耐圧が異なる複数の容量を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容量分圧回路素子に
関し、特に積層形容量半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例では、半導体記憶装置の高集積化
のため、積層した容量を並列に接続して形成することに
より、単位面積当たりの容量値を増加させている。この
従来例を図4に基づいて説明する。
【0003】図4に示すように、容量の形成にあたって
は、基板40の下部電極44と上部電極46の下部層4
6a及び上部層46bとの間に誘電体層45が介装さ
れ、容量を形成している。また、41はMOS,42は
ソース・ドレイン領域,43はゲート電極である。
【0004】図4に示す従来例では、下部電極44の下
部側に図中左右に延びる下部電極,誘電体膜45,上部
電極46がそれぞれ並列に結合され、積層構造の誘電体
膜45,上部電極46及び下部電極44にて左右に分け
て形成された2つの容量を並列接続することにより、単
位面積当たりの容量値を高めるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来例では、分圧回路に使用できないという課題が
あった。
【0006】その理由は、従来例では図4に示すよう
に、2つの容量が並列接続した構造となっており、各容
量にチャージされる電圧値を個々に変更することはでき
ないためである。
【0007】さらに、図4に示す従来例では、積層した
誘電体膜のうち、最も薄い誘電体膜により、使用電圧が
決定されてしまうという課題があった。
【0008】その理由は、2つの容量を並列接続するこ
とにより、各容量の誘電体膜に同一電圧が加わることに
なり、最も薄い誘電体に印加される電界が最大となるた
めである。
【0009】本発明の目的は、容量分圧が実施可能で、
かつ、各誘電体膜の膜厚によって印加電圧が決定される
半導体集積回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体集積回路は、複数の容量を有す
る半導体集積回路であって、前記各容量は、1電極上に
誘電体膜及び電極膜で相互に積層して形成されたもので
ある。
【0011】また前記複数の容量は、容量分圧回路を構
成する素子をなすものである。
【0012】また前記1電極上の誘電体膜は、異なる誘
電体膜厚を有するものである。
【0013】また層毎に容量を形成する面積を縮小した
ものである。
【0014】本発明によれば、複数の容量を積層構造に
配置し、直列接続可能な構成としたものである。このた
め、同一領域内に、容量値及び耐圧が異なる複数の容量
を形成することにより、占有面積の削減が可能となる。
【0015】また誘電体の膜厚は、使用する電圧に対応
して決定されるため、容量にチャージされる電圧が種々
変更される場合には、各層の誘電体膜厚を調整すること
となる。そのため、低電圧においては、誘電体膜厚の薄
い容量を使用することができ、面積効率が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】(実施形態1)図1(A)は、本発明の実
施形態1に係る半導体集積装置を示す断面図、(B)
は、図1(A)に配線を形成した状態を示す断面図であ
る。
【0018】図1(A)に示す本発明の実施形態1に係
る半導体集積装置は、半導体基板10表面の素子分離用
として形成されたフィールド酸化膜11上に、電界効果
トランジスター(以下、MOSという)のゲート酸化膜
12、ゲート電極13を形成し、さらに前記MOS上に
誘電体膜14,16と導体層15,17とを交互に積層
した構造となっている。
【0019】さらに図1(B)に示すように、上層から
下層の導体層(ゲート電極13を含む)13,15,1
7に順次フォトリソグラフィー技術及びイオンエッチン
グ技術によって配線19を接続し、上下に積層されたゲ
ート電極13,誘電体膜14及び導体層15により一の
容量を、導体層15,誘電体膜16及び導体層17によ
り他の容量をそれぞれ形成する。
【0020】次に、本発明の実施形態1の動作につい
て、図2を参照して詳細に説明する。図4に示すように
本発明の実施形態1では、複数の容量が上下方向に配列
され、かつ配線19を引出線として各層の容量が個々に
分離されているため、配線19を使って各層の容量を図
2に示すように直列接続し、その中間点に分圧電極21
を取り出し、容量分圧回路を構成している。
【0021】図2に示す容量分圧回路においては、下部
電極20と上部電極22に印加した電圧を、その中間の
分圧電極21から取り出すと、分圧電極21の電位は、
下部容量23と、上部容量24の容量値の比率によって
決まる。
【0022】(実施例)次に、本発明の実施例について
図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1(A)を参照すると、半導体基板10
中に素子分離のためのフィールド酸化膜11を形成し、
その後、MOSのゲート酸化膜12を500Å成長させ
る。続いてゲート電極13として、多結晶シリコンを1
500Å積層し、リンを拡散させn型導電型を持たせ
る。その上にタングステンシリサイドを1500Å堆積
する。この電極が容量の下部電極を兼ねる。
【0024】さらに容量の誘電体膜14として、化学気
相堆積法を用いて酸化膜500Å、容量の電極として用
いる導体層15としてタングステンシリサイドを200
0Åをそれぞれ堆積させる。以後、同様に、誘電体膜1
6、導体層17として酸化膜500Åとタングステンシ
リサイド2000Åをそれぞれ成膜する。
【0025】そして図1(B)に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術とドライエッチング技術により、上部
にある電極から順次形成していく。このとき導体層とそ
の直下の誘電体膜は同時にエッチングされ、同一の面積
となる。層間絶縁膜18として、ボロンリンガラスを堆
積させ、研磨工程後に基板10からの膜厚が1μmとな
るようにする。その後、コンタクト孔をドライエッチン
グで形成し、プラグをタングステン成長とエッチバック
によって作り込む。第1層配線19としてアルミを全面
スパッタ後、フォトリソグラフィ技術及びイオンエッチ
ング技術によって形成する。
【0026】次に、本発明の実施例の動作について図を
参照して詳細に説明する。
【0027】図2を参照すると、下部電極20,上部電
極22に電圧を印加したときには、電極20−21間と
電極21−22間の電圧比は、上部容量24と下部容量
23の容量比によって決まる。
【0028】(実施形態2)次に本発明の実施形態2に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図に示すような多電源回路の場合、低圧電
源線31を薄い誘電体膜14を有する下部容量23の下
部電極20を接地して、中電極21に電圧を加える。中
圧電源泉32については厚い誘電体膜16によって形成
される上部容量24の中電極21を接地し、上部電極2
2に電圧を印加する。高圧電源線33には下部容量2
3、上部容量24の両方を直列接続とし、下部電極20
を接地して上部電極22に電圧を印加する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、積
層構造の容量を分圧回路に使用するため、半導体集積回
路の高集積化を図ることができる。その理由は、同一の
場所に複数の容量を形成するので、容量の占有面積が削
減されるためである。
【0031】さらに多電源系の回路において、誘電体膜
厚の厚膜化ができ、これにより半導体集積回路の高集積
化を図ることができる。その理由は、接続の組み合わせ
によって各容量に印加する電圧を変更可能であり、単位
面積当たりの容量値の大きいものを作ることができるた
めである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る半導体集積回路を示
すものであって、(A)は上部電極まで成膜したときの
断面図、(B)は第一配線を形成したときの断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1に係る半導体集積回路の動
作を示す等価回路図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る半導体集積回路の動
作を示す等価回路図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 フィールド酸化膜 12 ゲート酸化膜 13 ゲート電極(容量の下部電極) 14 誘電体膜 15 導体層 16 誘電体膜 17 導体層 18 層間絶縁膜 19 第1層配線 20 下部電極 21 中電極 22 上部電極 23 下部電極 24 上部容量 30 接地 31 低圧電源線 32 中圧電源線 33 高圧電源線 40 基板 41 MOS 42 ソース・ドレイン領域 43 ゲート電極 44 下部電極 45 誘電体膜 46 上部電極 46a 下部層 46b 上部層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容量を有する半導体集積回路であ
    って、 前記各容量は、1電極上に誘電体膜及び電極膜で相互に
    積層して形成されたものであることを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 前記複数の容量は、容量分圧回路を構成
    する素子をなすものであることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記1電極上の誘電体膜は、異なる誘電
    体膜厚を有することを特徴とする請求項1に記載の半導
    体集積回路。
  4. 【請求項4】 層毎に容量を形成する面積を縮小したも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路。
JP9286473A 1997-10-20 1997-10-20 半導体集積回路 Pending JPH11121714A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046554A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2018073888A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 大日本印刷株式会社 電子部品およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046554A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
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