JPH11121584A - ウェーハ搬送方式及びその搬送先通知装置 - Google Patents
ウェーハ搬送方式及びその搬送先通知装置Info
- Publication number
- JPH11121584A JPH11121584A JP28386297A JP28386297A JPH11121584A JP H11121584 A JPH11121584 A JP H11121584A JP 28386297 A JP28386297 A JP 28386297A JP 28386297 A JP28386297 A JP 28386297A JP H11121584 A JPH11121584 A JP H11121584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウェーハに対する複数の処理を実現するにあた
り、ウェーハの無駄な搬送を無くし、工程間搬送装置の
効率化を実現することにある。 【解決手段】ウェーハに対する複数の加工領域(A〜D
ベイ)にそれぞれ作業設備を備え、自動棚を専用もしく
は共用に割当て、製品の移動を工程進捗管理コンピュー
タ11,搬送制御コンピュータ10によって制御する。
これらのコンピュータ10,11によって搬送先を決定
する際、設備/自動棚に対し、次搬送先だけでなく、次
々搬送先を考慮し、それらの搬送先を同じにできるとき
は、同一にする。それにより、搬送システム、特に工程
間搬送の効率化を実現する。
り、ウェーハの無駄な搬送を無くし、工程間搬送装置の
効率化を実現することにある。 【解決手段】ウェーハに対する複数の加工領域(A〜D
ベイ)にそれぞれ作業設備を備え、自動棚を専用もしく
は共用に割当て、製品の移動を工程進捗管理コンピュー
タ11,搬送制御コンピュータ10によって制御する。
これらのコンピュータ10,11によって搬送先を決定
する際、設備/自動棚に対し、次搬送先だけでなく、次
々搬送先を考慮し、それらの搬送先を同じにできるとき
は、同一にする。それにより、搬送システム、特に工程
間搬送の効率化を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ搬送方式及
びその搬送先通知装置に関し、特にウェーハを搬送車で
搬送するにあたり、複数の搬送先の中から搬送先を決定
する際、これから搬送する搬送先(以下、次搬送先と称
す)だけでなく、さらに次の搬送先(以下、次々搬送先
と称す)を考慮して最適な搬送ルートを特定し且つ決定
するウェーハ搬送方式及びその搬送先通知装置に関す
る。
びその搬送先通知装置に関し、特にウェーハを搬送車で
搬送するにあたり、複数の搬送先の中から搬送先を決定
する際、これから搬送する搬送先(以下、次搬送先と称
す)だけでなく、さらに次の搬送先(以下、次々搬送先
と称す)を考慮して最適な搬送ルートを特定し且つ決定
するウェーハ搬送方式及びその搬送先通知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェーハに対する加工処理におい
ては、複数の加工領域間を移動するための工程間搬送装
置と、ウェーハを搭載し、工程間搬送装置て運搬される
自動棚とを用いて行われている。しかも、ウェーハの搬
送先については、複数のコンピュータやコントローラを
用い、直近の自動棚、すなわち次搬送先のみを決めるこ
とにより行われている。
ては、複数の加工領域間を移動するための工程間搬送装
置と、ウェーハを搭載し、工程間搬送装置て運搬される
自動棚とを用いて行われている。しかも、ウェーハの搬
送先については、複数のコンピュータやコントローラを
用い、直近の自動棚、すなわち次搬送先のみを決めるこ
とにより行われている。
【0003】特に、搬送装置に搭載された自動棚の次の
搬送先は、ホストコンピュータである工程進捗管理コン
ピュータに登録されているデータ通りに固定されてい
る。但し、次搬送先棚が故障の場合には、代替え搬送先
へ搬送するようにしている。
搬送先は、ホストコンピュータである工程進捗管理コン
ピュータに登録されているデータ通りに固定されてい
る。但し、次搬送先棚が故障の場合には、代替え搬送先
へ搬送するようにしている。
【0004】また、次搬送先棚候補が複数存在するとき
は、それらの搬送先棚が在庫として持っている製品数を
比較し、在庫数が多くない方へ搬送するか、あるいは在
庫数が予め規定した比例配分数になるような製品在庫情
報のみで搬送先を決定している。
は、それらの搬送先棚が在庫として持っている製品数を
比較し、在庫数が多くない方へ搬送するか、あるいは在
庫数が予め規定した比例配分数になるような製品在庫情
報のみで搬送先を決定している。
【0005】さらには、上述した搬送方式の他に、例え
ば特開平4−30550号公報に記載されれいるよう
に、搬送先棚候補が複数あるとき、搬送先として空きス
ペースを有する棚を特定し、無駄なく搬送するようにし
たり、あるいは特開平6−114698号公報に記載さ
れれいるように、次の搬送先棚候補が複数存在する場
合、仕掛工程、作業可能設備、その設備の稼働状態等に
応じ、搬送先を最適にした上で搬送するようにしてい
る。
ば特開平4−30550号公報に記載されれいるよう
に、搬送先棚候補が複数あるとき、搬送先として空きス
ペースを有する棚を特定し、無駄なく搬送するようにし
たり、あるいは特開平6−114698号公報に記載さ
れれいるように、次の搬送先棚候補が複数存在する場
合、仕掛工程、作業可能設備、その設備の稼働状態等に
応じ、搬送先を最適にした上で搬送するようにしてい
る。
【0006】図5(a),(b)はそれぞれかかる従来
の一例を説明するための搬送作業レイアウト図および搬
送制御ブロック図である。図5(a)に示すように、従
来のウェーハ搬送方式は、複数の加工領域(Aベイ〜D
ベイ)間を移動するベルトコンベアなどの工程間搬送装
置16を用い、自動棚3−1〜自動棚3−4を進行方向
17に沿って運搬している。また、加工領域Aベイは、
作業設備3−1と作業設備3−2を有するとともに、A
ベイ専用の自動棚3−1および共用の自動棚3−2を割
付けられており、加工領域Bベイは、作業設備3−1と
作業設備3−4を有するとともに、Bベイ専用の自動棚
3−3を割付けられている。同様に、加工領域Cベイ
は、作業設備3−3を有するとともに、Aベイと共用の
自動棚3−2を割付けられており、加工領域Dベイは、
作業設備nを有するとともに、Dベイ専用の自動棚3−
4を割付けられている。
の一例を説明するための搬送作業レイアウト図および搬
送制御ブロック図である。図5(a)に示すように、従
来のウェーハ搬送方式は、複数の加工領域(Aベイ〜D
ベイ)間を移動するベルトコンベアなどの工程間搬送装
置16を用い、自動棚3−1〜自動棚3−4を進行方向
17に沿って運搬している。また、加工領域Aベイは、
作業設備3−1と作業設備3−2を有するとともに、A
ベイ専用の自動棚3−1および共用の自動棚3−2を割
付けられており、加工領域Bベイは、作業設備3−1と
作業設備3−4を有するとともに、Bベイ専用の自動棚
3−3を割付けられている。同様に、加工領域Cベイ
は、作業設備3−3を有するとともに、Aベイと共用の
自動棚3−2を割付けられており、加工領域Dベイは、
作業設備nを有するとともに、Dベイ専用の自動棚3−
4を割付けられている。
【0007】ついで、図5(b)に示すように、搬送装
置16にウェーハ(以下、製品Y)を自動棚とともに載
せて搬送するにあたっては、製品Yの到着情報を送出す
る搬送コントローラ18と、コントローラ18からの製
品Y到着情報を受けて、行き先である自動棚3−1〜3
−4のどれかを問合わせる行き先問合わせ情報Aを送出
する搬送制御コンピュータ10aと、このコンピュータ
10aからの行き先問合わせ情報Aを受信し、自動棚の
行き先を決定するとともに、行き先応答情報Aをコンピ
ュータ10aに返送する工程進捗管理コンピュータ11
aとを備えている。この工程進捗管理コンピュータ11
aは、専用機でも良いし、汎用コンピュータを用いても
よい。
置16にウェーハ(以下、製品Y)を自動棚とともに載
せて搬送するにあたっては、製品Yの到着情報を送出す
る搬送コントローラ18と、コントローラ18からの製
品Y到着情報を受けて、行き先である自動棚3−1〜3
−4のどれかを問合わせる行き先問合わせ情報Aを送出
する搬送制御コンピュータ10aと、このコンピュータ
10aからの行き先問合わせ情報Aを受信し、自動棚の
行き先を決定するとともに、行き先応答情報Aをコンピ
ュータ10aに返送する工程進捗管理コンピュータ11
aとを備えている。この工程進捗管理コンピュータ11
aは、専用機でも良いし、汎用コンピュータを用いても
よい。
【0008】図6(a),(b)はそれぞれ図5におけ
る工程手順を表わす図および棚/設備装置状態図であ
る。まず、図6(a)に示すように、製品Yの工程手順
と自動棚対応表13aは、工程手順n,n+1,n+
2,n+3,n+4毎に使用設備n,3−1〜3−4を
対応させ、さらに自動棚3−4,3−1〜3−3なども
割付けている。
る工程手順を表わす図および棚/設備装置状態図であ
る。まず、図6(a)に示すように、製品Yの工程手順
と自動棚対応表13aは、工程手順n,n+1,n+
2,n+3,n+4毎に使用設備n,3−1〜3−4を
対応させ、さらに自動棚3−4,3−1〜3−3なども
割付けている。
【0009】また、図6(b)に示すように、自動棚/
装置(作業設備)とその状態対応表15aは、各設備お
よび各自動棚とも稼働状態、あるいは稼働状態だが空き
がある状態などの情報を記載している。
装置(作業設備)とその状態対応表15aは、各設備お
よび各自動棚とも稼働状態、あるいは稼働状態だが空き
がある状態などの情報を記載している。
【0010】以下、上述した図5,図6に基いて具体的
な搬送手順等を説明する。
な搬送手順等を説明する。
【0011】まず、図5において、製品YがDベイにお
ける設備nで処理され、自動棚3−4に到着したとす
る。このとき、搬送コントローラ18から製品Yの到着
情報が搬送制御コンピュータ10aに通知される。この
搬送制御コンピュータ10aは、前述したように、工程
進捗管理コンピュータ11aにこの製品Yの次の行き先
問合わせAを行うと、工程進捗管理コンピュータ11a
は、製品Yの工程手順と自動棚対応表13aに基いて、
次の処理が設備3−1であることが判るので、搬送先候
補の自動棚として、自動棚3−1,自動棚3−2及び自
動棚3−3を搬送制御コンピュータ10aに応答する
(行き先応答A)。
ける設備nで処理され、自動棚3−4に到着したとす
る。このとき、搬送コントローラ18から製品Yの到着
情報が搬送制御コンピュータ10aに通知される。この
搬送制御コンピュータ10aは、前述したように、工程
進捗管理コンピュータ11aにこの製品Yの次の行き先
問合わせAを行うと、工程進捗管理コンピュータ11a
は、製品Yの工程手順と自動棚対応表13aに基いて、
次の処理が設備3−1であることが判るので、搬送先候
補の自動棚として、自動棚3−1,自動棚3−2及び自
動棚3−3を搬送制御コンピュータ10aに応答する
(行き先応答A)。
【0012】ここで、搬送制御コンピュータ10aは、
応答された自動棚について、その自動棚の状態及び設備
3−1の状態を考慮するが、次々工程(n+2)を意識
していないため、図5(a)の設備と自動棚レイアウト
において、Bベイにある設備3−1を選択してしまい、
自動棚3−3を搬送先棚に決定してしまうことがある。
応答された自動棚について、その自動棚の状態及び設備
3−1の状態を考慮するが、次々工程(n+2)を意識
していないため、図5(a)の設備と自動棚レイアウト
において、Bベイにある設備3−1を選択してしまい、
自動棚3−3を搬送先棚に決定してしまうことがある。
【0013】このようになると、図6(a)からも明ら
かなように、次の搬送先は設備3−2であるため、図5
(a)の設備と自動棚のレイアウトでは、自動棚3−3
から自動棚3−1又は自動棚3−2への搬送が必要にな
る。
かなように、次の搬送先は設備3−2であるため、図5
(a)の設備と自動棚のレイアウトでは、自動棚3−3
から自動棚3−1又は自動棚3−2への搬送が必要にな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したウェーハ搬送
方式及びその搬送先通知装置においては、これから搬送
する搬送先棚によってのみ搬送先を決定しているため、
無駄な搬送が多く、搬送システムの搬送能力を圧迫する
可能性があるという欠点がある。
方式及びその搬送先通知装置においては、これから搬送
する搬送先棚によってのみ搬送先を決定しているため、
無駄な搬送が多く、搬送システムの搬送能力を圧迫する
可能性があるという欠点がある。
【0015】本発明の目的は、かかる無駄な搬送を無く
し、工程間搬送装置の効率化を実現するウェーハ搬送方
式及びその搬送先通知装置を提供することにある。
し、工程間搬送装置の効率化を実現するウェーハ搬送方
式及びその搬送先通知装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のウェーハ搬送方
式は、ウェーハに対する複数の作業領域毎に1つもしく
は複数の作業設備と自動搬送棚を備え、工程間搬送装置
により製品搬送を行うウェーハ搬送方式において、工程
進捗管理コンピュータおよび搬送制御コンピュータを用
い、ウェーハもしくは製品の搬送先を決定する際に、こ
れから搬送する第1の行先棚の位置情報および次に搬送
する第2の行先棚の位置情報を比較し、同じ行先棚とす
ることができるか否かの判定を行い、同じ行先棚があれ
ば、その棚を搬送棚に決定する機能を備えて構成され
る。
式は、ウェーハに対する複数の作業領域毎に1つもしく
は複数の作業設備と自動搬送棚を備え、工程間搬送装置
により製品搬送を行うウェーハ搬送方式において、工程
進捗管理コンピュータおよび搬送制御コンピュータを用
い、ウェーハもしくは製品の搬送先を決定する際に、こ
れから搬送する第1の行先棚の位置情報および次に搬送
する第2の行先棚の位置情報を比較し、同じ行先棚とす
ることができるか否かの判定を行い、同じ行先棚があれ
ば、その棚を搬送棚に決定する機能を備えて構成され
る。
【0017】また、本発明のウェーハ搬送方式における
工程進捗管理コンピュータは、前記作業設備に接続さ
れ、製品作業報告を受信するとともに、工程手順と作業
可能設備及び自動棚対応情報を登録して形成される。
工程進捗管理コンピュータは、前記作業設備に接続さ
れ、製品作業報告を受信するとともに、工程手順と作業
可能設備及び自動棚対応情報を登録して形成される。
【0018】また、本発明のウェーハ搬送方式における
搬送制御コンピュータは、前記作業設備および前記自動
搬送棚に接続され、それぞれの状態を把握するように構
成される。
搬送制御コンピュータは、前記作業設備および前記自動
搬送棚に接続され、それぞれの状態を把握するように構
成される。
【0019】また、本発明のウェーハ搬送方式における
搬送制御コンピュータは、製品到着に基いて、前記工程
進捗管理コンピュータに対し行先設備候補の問合わせを
行い、前記工程進捗管理コンピュータからは製品に対応
し、所在棚情報と,次搬送先の作業設備および自動棚情
報と,次々搬送先の作業設備および自動棚情報とを応答
内容として返送するように構成される。
搬送制御コンピュータは、製品到着に基いて、前記工程
進捗管理コンピュータに対し行先設備候補の問合わせを
行い、前記工程進捗管理コンピュータからは製品に対応
し、所在棚情報と,次搬送先の作業設備および自動棚情
報と,次々搬送先の作業設備および自動棚情報とを応答
内容として返送するように構成される。
【0020】さらに、本発明のウェーハ搬送先通知装置
は、複数の作業設備および複数の自動棚に接続され、前
記自動棚に対し製品の到着・出庫情報を授受する搬送制
御コンピュータと、前記複数の作業設備に接続され、各
作業設備より製品作業報告を受信する工程進捗管理コン
ピュータとを有し、前記両コンピュータ間で行先設備候
補の問合わせおよび応答を行うことにより、前記搬送制
御コンピュータより前記自動棚に対し、次搬送先および
次々搬送先を含む搬送指示要求を送出するように構成さ
れる。
は、複数の作業設備および複数の自動棚に接続され、前
記自動棚に対し製品の到着・出庫情報を授受する搬送制
御コンピュータと、前記複数の作業設備に接続され、各
作業設備より製品作業報告を受信する工程進捗管理コン
ピュータとを有し、前記両コンピュータ間で行先設備候
補の問合わせおよび応答を行うことにより、前記搬送制
御コンピュータより前記自動棚に対し、次搬送先および
次々搬送先を含む搬送指示要求を送出するように構成さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態を説明するた
めのウェーハ搬送方式のブロック図である。図1に示す
ように、本実施の形態におけるウェーハ搬送方式は、前
述した図5(a)の複数の作業領域(Aベイ〜Dベイ)
間にウェーハもしくは加工した製品を移動させるための
工程間搬送装置と同様の搬送手段を有し、また設備等の
レイアウトも同様の配置とする。異る点は、自動棚1−
1〜自動棚1−4と搬送制御コンピュータ10を通信経
路(バス)12で接続し、設備1−1〜設備nと搬送制
御コンピュータ10および工程進捗管理コンピュータ1
1とを信号線により接続したことにある。なお、ここで
は、工程間搬送装置(ベルトコンベア)は省略してい
る。
めのウェーハ搬送方式のブロック図である。図1に示す
ように、本実施の形態におけるウェーハ搬送方式は、前
述した図5(a)の複数の作業領域(Aベイ〜Dベイ)
間にウェーハもしくは加工した製品を移動させるための
工程間搬送装置と同様の搬送手段を有し、また設備等の
レイアウトも同様の配置とする。異る点は、自動棚1−
1〜自動棚1−4と搬送制御コンピュータ10を通信経
路(バス)12で接続し、設備1−1〜設備nと搬送制
御コンピュータ10および工程進捗管理コンピュータ1
1とを信号線により接続したことにある。なお、ここで
は、工程間搬送装置(ベルトコンベア)は省略してい
る。
【0023】図2は図1における搬送先通知装置のブロ
ック図である。図2に示すように、この搬送先通知装置
は、図1における搬送制御コンピュータ10および工程
進捗管理コンピュータ11を用いて搬送先を決定すると
き、各作業領域の作業設備,自動棚と各コンピュータの
間で、製品到着から製品出庫までの一例を制御情報の流
れを中心に表わしたものである。
ック図である。図2に示すように、この搬送先通知装置
は、図1における搬送制御コンピュータ10および工程
進捗管理コンピュータ11を用いて搬送先を決定すると
き、各作業領域の作業設備,自動棚と各コンピュータの
間で、製品到着から製品出庫までの一例を制御情報の流
れを中心に表わしたものである。
【0024】図3(a)〜(c)はそれぞれ図1におけ
る工程手順を表わす図,製品行き先を表わす図,棚/設
備装置状態図である。図3(a)に示すように、工程手
順表13は、図1における工程手順(n〜n+4)と、
それらの工程毎の作業可能設備(n,1−1〜1−4)
と、これらの作業可能設備に対応する自動棚(1−1〜
1−4)との関係を表わしている。また、図3(b)に
示すように、製品行き先応答内容表14は、製品毎の所
在棚と、行先設備候補の応答内容、すなわち次搬送先の
設備,自動棚と、次々搬送先の設備,自動棚との情報を
表わしている。さらに、図3(c)に示すように、自動
棚/設備装置の状態表15は、自動棚,設備の状態(稼
働中か空きか)を表わしている。
る工程手順を表わす図,製品行き先を表わす図,棚/設
備装置状態図である。図3(a)に示すように、工程手
順表13は、図1における工程手順(n〜n+4)と、
それらの工程毎の作業可能設備(n,1−1〜1−4)
と、これらの作業可能設備に対応する自動棚(1−1〜
1−4)との関係を表わしている。また、図3(b)に
示すように、製品行き先応答内容表14は、製品毎の所
在棚と、行先設備候補の応答内容、すなわち次搬送先の
設備,自動棚と、次々搬送先の設備,自動棚との情報を
表わしている。さらに、図3(c)に示すように、自動
棚/設備装置の状態表15は、自動棚,設備の状態(稼
働中か空きか)を表わしている。
【0025】これらの対応表13〜状態表15のうち、
工程手順表13は工程進捗管理コンピュータ11に事前
に登録しておき、また製品行き先応答内容表14は搬送
制御コンピュータ10からの問合わせにより工程進捗管
理コンピュータ11が作成した上で搬送制御コンピュー
タ10に返送するものであり、さらに自動棚/設備装置
の状態表15は、搬送制御コンピュータ10で管理して
おけば良い。なお、これらのコンピュータ10,11は
共通のメモリを設け、これらを集中管理することもでき
る。
工程手順表13は工程進捗管理コンピュータ11に事前
に登録しておき、また製品行き先応答内容表14は搬送
制御コンピュータ10からの問合わせにより工程進捗管
理コンピュータ11が作成した上で搬送制御コンピュー
タ10に返送するものであり、さらに自動棚/設備装置
の状態表15は、搬送制御コンピュータ10で管理して
おけば良い。なお、これらのコンピュータ10,11は
共通のメモリを設け、これらを集中管理することもでき
る。
【0026】以下、前述した図1〜図3を基に、具体的
な搬送制御動作を説明する。
な搬送制御動作を説明する。
【0027】まず、図2に示すように、自動棚1−4は
製品Yが到着(時点A)すると、搬送制御コンピュータ
10に対し、製品Yの到着報告(時点B)を行う。この
通知を受けた搬送制御コンピュータ10は、到着製品の
搬送先を決めるにあたり、工程進捗管理コンピュータ1
1に行先設備候補問合せ(時点D)を行う。
製品Yが到着(時点A)すると、搬送制御コンピュータ
10に対し、製品Yの到着報告(時点B)を行う。この
通知を受けた搬送制御コンピュータ10は、到着製品の
搬送先を決めるにあたり、工程進捗管理コンピュータ1
1に行先設備候補問合せ(時点D)を行う。
【0028】一方、工程進捗管理コンピュータ11は、
製品の仕掛工程について各作業設備1−1〜nより、各
工程での製品作業報告(時点C)を受信して認識してい
る。したがって、工程進捗管理コンピュータ11は、図
3(a)における事前登録済みの工程手順と作業可能設
備及び自動棚対応表13を利用することにより、次の搬
送先と次々の搬送先を識別し、その結果を図3(b)に
示す製品行き先応答内容表14のように、搬送制御コン
ピュータ10に行先設備候補応答(時点E)として返送
する。
製品の仕掛工程について各作業設備1−1〜nより、各
工程での製品作業報告(時点C)を受信して認識してい
る。したがって、工程進捗管理コンピュータ11は、図
3(a)における事前登録済みの工程手順と作業可能設
備及び自動棚対応表13を利用することにより、次の搬
送先と次々の搬送先を識別し、その結果を図3(b)に
示す製品行き先応答内容表14のように、搬送制御コン
ピュータ10に行先設備候補応答(時点E)として返送
する。
【0029】ついで、搬送制御コンピュータ10は、通
知された行先設備候補応答内容表14を参照し、次々搬
送先の自動棚の欄にある自動棚と、次搬送先の自動棚の
欄にある自動棚とを比較し、同一の自動棚があるか否か
を判定する。ここで、同一の自動棚がある場合は、その
自動棚を搬送先の第1候補とする。
知された行先設備候補応答内容表14を参照し、次々搬
送先の自動棚の欄にある自動棚と、次搬送先の自動棚の
欄にある自動棚とを比較し、同一の自動棚があるか否か
を判定する。ここで、同一の自動棚がある場合は、その
自動棚を搬送先の第1候補とする。
【0030】この実施の形態においては、自動棚1−2
が次々搬送先及び次搬送先にあるので、この自動棚1−
2が第1候補となり、自動棚1−3が第二候補とする。
さらに、搬送制御コンピュータ10は、自動棚1−2が
稼働中か否か、空きがあるかどうかについて、図3
(c)の自動棚/設備装置の状態表15を参照して調べ
る。この結果、自動棚1−2は稼働中だが空きがあり、
設備1−1も稼働中であることが判明する。このため、
ここでは搬送先を自動棚1−2に決定する。
が次々搬送先及び次搬送先にあるので、この自動棚1−
2が第1候補となり、自動棚1−3が第二候補とする。
さらに、搬送制御コンピュータ10は、自動棚1−2が
稼働中か否か、空きがあるかどうかについて、図3
(c)の自動棚/設備装置の状態表15を参照して調べ
る。この結果、自動棚1−2は稼働中だが空きがあり、
設備1−1も稼働中であることが判明する。このため、
ここでは搬送先を自動棚1−2に決定する。
【0031】しかる後、搬送制御コンピュータ10は、
自動棚1−4に対し、搬送指示要求(時点F)を行い、
その際自動棚1−2に対して搬送するように指示する。
自動棚1−4に対し、搬送指示要求(時点F)を行い、
その際自動棚1−2に対して搬送するように指示する。
【0032】これにより、自動棚1−4は搬送制御コン
ピュータ10に対して搬送指示応答(時点G)を行い、
工程間搬送装置に製品Yの出庫(時点H)を行う。
ピュータ10に対して搬送指示応答(時点G)を行い、
工程間搬送装置に製品Yの出庫(時点H)を行う。
【0033】図4は図2に示す搬送制御コンピュータの
製品到着から搬送指示応答までの動作フロー図である。
図4に示すように、自動棚の決定にあたり、到着判定ス
テップS1においては、各自動棚に対し製品が到着した
か否かを常時監視しており、製品が到着した場合には、
行先設備候補問合せ送信ステップS2において、行先設
備候補を工程進捗管理コンピュータ11に問合わせる。
製品到着から搬送指示応答までの動作フロー図である。
図4に示すように、自動棚の決定にあたり、到着判定ス
テップS1においては、各自動棚に対し製品が到着した
か否かを常時監視しており、製品が到着した場合には、
行先設備候補問合せ送信ステップS2において、行先設
備候補を工程進捗管理コンピュータ11に問合わせる。
【0034】次に、行先設備候補応答ステップS3にお
いて、工程進捗管理コンピュータ11からの行先設備候
補応答を監視する。その行先設備候補応答の後、次々搬
送先棚の有無判定ステップS4において、次々搬送先棚
の有無を調査する。ここで、もし次々搬送先棚がないと
きは、搬送先棚決定ステップS12において、次搬送先
棚を搬送先棚として決定する。
いて、工程進捗管理コンピュータ11からの行先設備候
補応答を監視する。その行先設備候補応答の後、次々搬
送先棚の有無判定ステップS4において、次々搬送先棚
の有無を調査する。ここで、もし次々搬送先棚がないと
きは、搬送先棚決定ステップS12において、次搬送先
棚を搬送先棚として決定する。
【0035】さらに、次搬送先棚抽出ステップS5にお
いて、次々搬送先自動棚をキーにすることにより、次搬
送先自動棚の中で同一の自動棚を抽出する。この抽出の
結果により、同一自動棚判定ステップS6において、同
一の自動棚を認識し、同一の自動棚があったときには、
第1候補指定ステップS7において、第1候補に指定す
る。
いて、次々搬送先自動棚をキーにすることにより、次搬
送先自動棚の中で同一の自動棚を抽出する。この抽出の
結果により、同一自動棚判定ステップS6において、同
一の自動棚を認識し、同一の自動棚があったときには、
第1候補指定ステップS7において、第1候補に指定す
る。
【0036】ついで、稼働中/空き判定ステップS8で
は、ステップS7で第1候補に指定した自動棚が稼働中
か、空きがあるか否かをチェックする。ここで、ステッ
プS6において、同一自動棚がないか、あるいはステッ
プS8の第1候補の自動棚が稼働中ではないとき、もし
くは空きがないとき、前述したようにステップS12で
搬送先棚として決定する。
は、ステップS7で第1候補に指定した自動棚が稼働中
か、空きがあるか否かをチェックする。ここで、ステッ
プS6において、同一自動棚がないか、あるいはステッ
プS8の第1候補の自動棚が稼働中ではないとき、もし
くは空きがないとき、前述したようにステップS12で
搬送先棚として決定する。
【0037】一方、ステップS8で自動棚の状態が稼働
中で空きがある場合、搬送先棚決定ステップS9におい
て、その棚を搬送先棚として決定する。
中で空きがある場合、搬送先棚決定ステップS9におい
て、その棚を搬送先棚として決定する。
【0038】しかる後、ステップS9もしくはステップ
S12で搬送先棚が決定された後は、搬送指示要求送信
ステップS10において、その自動棚に対して搬送指示
要求を送信し、搬送指示応答監視ステップS11におい
て、搬送指示の応答を監視する。
S12で搬送先棚が決定された後は、搬送指示要求送信
ステップS10において、その自動棚に対して搬送指示
要求を送信し、搬送指示応答監視ステップS11におい
て、搬送指示の応答を監視する。
【0039】このように、本実施の形態においては、次
々搬送先までチェックすることにより、無駄な搬送を減
らすとともに、工程間搬送を効率化することができる。
々搬送先までチェックすることにより、無駄な搬送を減
らすとともに、工程間搬送を効率化することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェーハ
搬送方式及びその搬送先通知装置は、これから搬送する
ウェーハもしくは製品の行先棚だけでなく、さらに次の
行先棚を搬送制御コンピュータと工程進捗コンピュータ
とを用いて比較し、同一の行先棚にすることができるか
否かの判断を行って行先を決定することにより、無駄な
搬送を減らすとともに、搬送システムにおける工程間搬
送の搬送回数を減らすことができるという効果がある。
これは、工程間搬送の搬送能力の圧迫を回避できるの
で、搬送能力をフル活用でき、搬送システムへの投資を
極力抑えることができることになる。
搬送方式及びその搬送先通知装置は、これから搬送する
ウェーハもしくは製品の行先棚だけでなく、さらに次の
行先棚を搬送制御コンピュータと工程進捗コンピュータ
とを用いて比較し、同一の行先棚にすることができるか
否かの判断を行って行先を決定することにより、無駄な
搬送を減らすとともに、搬送システムにおける工程間搬
送の搬送回数を減らすことができるという効果がある。
これは、工程間搬送の搬送能力の圧迫を回避できるの
で、搬送能力をフル活用でき、搬送システムへの投資を
極力抑えることができることになる。
【0041】また、本発明によれば、先を見た搬送を行
っているので、複数の作業領域において、増設,レイア
ウト変更による設備の移動が生じても、搬送効率を落と
さないで搬送できるという効果がある。
っているので、複数の作業領域において、増設,レイア
ウト変更による設備の移動が生じても、搬送効率を落と
さないで搬送できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態を説明するためのウェー
ハ搬送方式のブロック図である。
ハ搬送方式のブロック図である。
【図2】図1における搬送先通知装置のブロック図であ
る。
る。
【図3】図1における工程手順,製品行き先,棚/設備
装置状態をそれぞれ表わす説明図である。
装置状態をそれぞれ表わす説明図である。
【図4】図2における搬送制御コンピュータの製品到着
から搬送指示応答までの動作フロー図である。
から搬送指示応答までの動作フロー図である。
【図5】従来の一例を説明するための搬送作業レイアウ
トおよび搬送制御ブロックを表わす図である。
トおよび搬送制御ブロックを表わす図である。
【図6】図5における工程手順,棚/設備装置状態をそ
れぞれ表わす説明図である。
れぞれ表わす説明図である。
10 搬送制御コンピュータ 11 工程進捗管理コンピュータ 12 通信経路(バス) 13 工程手順表 14 製品行き先応答内容表 15 自動棚/設備装置の状態表 S1〜S12 処理ステップ
Claims (5)
- 【請求項1】 ウェーハに対する複数の作業領域毎に1
つもしくは複数の作業設備と自動搬送棚を備え、工程間
搬送装置により製品搬送を行うウェーハ搬送方式におい
て、工程進捗管理コンピュータおよび搬送制御コンピュ
ータを用い、ウェーハもしくは製品の搬送先を決定する
際に、これから搬送する第1の行先棚の位置情報および
次に搬送する第2の行先棚の位置情報を比較し、同じ行
先棚とすることができるか否かの判定を行い、同じ行先
棚があれば、その棚を搬送棚に決定する機能を備えるこ
とを特徴とするウェーハ搬送方式。 - 【請求項2】 前記工程進捗管理コンピュータは、前記
作業設備に接続され、製品作業報告を受信するととも
に、工程手順と作業可能設備及び自動棚対応情報を登録
している請求項1記載のウェーハ搬送方式。 - 【請求項3】 前記搬送制御コンピュータは、前記作業
設備および前記自動搬送棚に接続され、それぞれの状態
を把握している請求項1記載のウェーハ搬送方式。 - 【請求項4】 前記搬送制御コンピュータは、製品到着
に基いて、前記工程進捗管理コンピュータに対し行先設
備候補の問合わせを行い、前記工程進捗管理コンピュー
タからは製品に対応し、所在棚情報と,次搬送先の作業
設備および自動棚情報と,次々搬送先の作業設備および
自動棚情報とを応答内容として返送する請求項1記載の
ウェーハ搬送方式。 - 【請求項5】 複数の作業設備および複数の自動棚に接
続され、前記自動棚に対し製品の到着・出庫情報を授受
する搬送制御コンピュータと、前記複数の作業設備に接
続され、各作業設備より製品作業報告を受信する工程進
捗管理コンピュータとを有し、前記両コンピュータ間で
行先設備候補の問合わせおよび応答を行うことにより、
前記搬送制御コンピュータより前記自動棚に対し、次搬
送先および次々搬送先を含む搬送指示要求を送出するこ
とを特徴とするウェーハ搬送先通知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28386297A JP3231677B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ウェーハ搬送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28386297A JP3231677B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ウェーハ搬送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11121584A true JPH11121584A (ja) | 1999-04-30 |
JP3231677B2 JP3231677B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17671144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28386297A Expired - Fee Related JP3231677B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | ウェーハ搬送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231677B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010076863A1 (ja) * | 2008-12-29 | 2010-07-08 | キヤノンアネルバ株式会社 | 基板処理システム及び基板処理装置 |
JPWO2020184639A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28386297A patent/JP3231677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010076863A1 (ja) * | 2008-12-29 | 2010-07-08 | キヤノンアネルバ株式会社 | 基板処理システム及び基板処理装置 |
JP4615071B2 (ja) * | 2008-12-29 | 2011-01-19 | キヤノンアネルバ株式会社 | 基板処理システム及び基板処理装置 |
JPWO2010076863A1 (ja) * | 2008-12-29 | 2012-06-21 | キヤノンアネルバ株式会社 | 基板処理システム及び基板処理装置 |
US8321047B2 (en) | 2008-12-29 | 2012-11-27 | Canon Anelva Corporation | Substrate processing system and substrate processing device |
JPWO2020184639A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | ||
WO2020184639A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | ヨメテル株式会社 | ケーブルアンテナ、ゲートアンテナ、アンテナユニット、自動搬送棚、および無人レジ |
US11862852B2 (en) | 2019-03-12 | 2024-01-02 | Yometel Co., Ltd. | Cable antenna, gate antenna, antenna unit, automatic conveyor shelf and unmanned cash register |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3231677B2 (ja) | 2001-11-26 |
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