JPH11121517A - 半導体素子搭載装置および搭載方法 - Google Patents

半導体素子搭載装置および搭載方法

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JPH11121517A
JPH11121517A JP27681497A JP27681497A JPH11121517A JP H11121517 A JPH11121517 A JP H11121517A JP 27681497 A JP27681497 A JP 27681497A JP 27681497 A JP27681497 A JP 27681497A JP H11121517 A JPH11121517 A JP H11121517A
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mounting
semiconductor element
infrared
stage
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JP27681497A
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English (en)
Inventor
Shigefumi Kito
繁文 鬼頭
Shinzo Nishiyama
信蔵 西山
Hiroyasu Sasaki
博康 佐々木
Toshiyuki Mogi
俊行 茂木
Noboru Omori
昇 大森
英二 ▲高▼野
Eiji Takano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度に位置合わせを行い、かつ加熱固定の
際の位置ズレ量の小さい高精度な半導体素子搭載を提供
する。 【解決手段】 赤外線透過可能な半導体素子30を赤外
線透過可能な基板40上に搭載する半導体素子搭載装置
100において、基板40を載置する基板載置用ステー
ジ11と、該ステージ11の上下方向のいずれか一方に
設けた赤外線透過画像用光源15と、前記ステージ11
の赤外線透過画像用光源14が配置された側と反対側に
設けた透過画像認識用カメラ14と、加熱用光を集光し
て前記基板に照射する局部加熱用集光レンズ16とを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内の基板
上へ半導体素子を搭載する半導体素子搭載装置および半
導体素子搭載方法にかかわり、特に光を集光することに
よって局部的に加熱する局部加熱装置を用いることによ
って、短時間に局所的に加熱し、また位置合わせに透過
画像方式を用いることによって、高精度な位置合わせを
可能とした、基板への熱影響の少ない、高精度に半導体
素子を搭載する半導体素子搭載装置および半導体素子搭
載方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の一例として光デバイスを装
置基板へ搭載して光モジュールを製造する方法を説明す
る。光モジュールの製作にあたっては、基板上に光デバ
イスを高精度に位置合わせした後固定する必要がある。
従来、基板上に光デバイスを位置合わせする方法とし
て、光デバイスを機械的に精度合わせする方法、光デバ
イスを起動して光デバイスの特性を利用して位置合わせ
する方法、視覚認識カメラ等の光学装置を用いて位置合
わせを行う方法等があり、位置合わせの後、基板全体を
ヒータによって加熱してはんだを溶融させて半導体素子
を基板に固定していた。
【0003】機械的精度を用いた搭載方法は、半導体素
子と基板をそれぞれ所定の位置にセットし、基板を搬送
し、押し当て治具等機械加工した基準を用いて位置出し
をし、その位置に半導体素子を搬送ハンドにより搬送し
て基板上に搭載する方法である。このように基板上に載
置された半導体素子を基板に加熱固定するには、基板を
セットするブロックにヒータを搭載しておき、ブロック
全体つまり半導体素子を含んだ基板全体を加熱して搭載
する方法である。しかしながら、機械精度だけで半導体
素子の位置合わせを行う半導体素子搭載方法は、現状の
機械加工精度では、光デバイスに要求される搭載精度を
達成することは困難である。
【0004】また光デバイスの特性を利用する位置合わ
せ方法は、光デバイスを起動させ、受光素子の場合は光
素子からの電流をモニタしながら、発光素子の場合は光
素子からの光出力をモニタして、最適位置に合わせる方
法である。このように、光デバイスの特性を利用して搭
載固定する方法では、光デバイスに電気を供給しなけれ
ばならず、光デバイス搬送用のハンドに電力を供給する
手段を設けなければならず、ハンドの形状が大きく、複
雑なものとなる。
【0005】視覚認識カメラを用いた搭載方法は、半導
体素子と基板を所定の位置にセットした後、半導体素子
と基板をそれぞれ固定した視覚認識カメラによって外形
またはマーカーパターンを認識し、半導体素子と基板の
位置関係をもとに半導体素子を搬送し、視覚認識カメラ
からの認識データによって位置補正を行い、基板上に搭
載する方法である。このような、別々の視覚認識カメラ
を用いて基板のパターンと半導体素子のパターンとを別
々に認識して位置合わせする方法では、基板と半導体素
子のパターンの形成精度、つまり各部品の製造時に生じ
る製造誤差により、オフセット量が変化してしまい精度
の高い位置合わせができなくなるおそれがある。
【0006】また、視覚認識カメラを用いた搭載方法の
他の方法として、半導体素子を搬送するハンドの一部に
視覚認識カメラを搭載し、このカメラによってハンドに
保持された半導体素子の外形を認識し、基板上に位置合
わせする方法もある。この方法では、半導体素子を運搬
するハンドの中心線上の位置に視覚認識カメラの光軸を
合わせることが出来ない場合、ハンドの中心線とカメラ
の光軸とのずれ量、すなわちオフセット量が介在する
為、オフセット量の補正を行い、位置合わせを行ってい
る(特開昭63−139679号公報参照)。
【0007】また、基板上のパターンと半導体素子等の
チップの外形パターンとを同一の視覚認識カメラを用い
て認識し、位置合わせを行う方法も提案されている。さ
らに、赤外線透過画像を用いて、基板上のマーキングパ
ターンやリードパターンと半導体素子に設けたマーキン
グパターンを合わせ、加熱固定する方法も提案されてい
る。
【0008】赤外線透過画像を用いて基板のマーキング
パターンやリードパターンの重心と半導体素子に設けた
マーキングパターンとを位置合わせし、ヒータ加熱する
方法も提案されている(1994年電子情報通信学会春季大
会、C-291,292、「LD素子実装機の開発」、「画像認
識によるLD位置決め実装方式」、河谷、山内他、参
照)。
【0009】図6を用いて、この赤外線透過画像を用い
た位置合わせ方式を説明する。この精密位置合わせ方式
は、赤外線透過画像を用いてLD素子(レーザダイオー
ド)の位置合わせを行なっている。赤外線透過画像を用
いた半導体素子搭載装置は、ヒータ51を搭載したXY
θステージ11と、XYθステージ11上にLDチップ
を移動させるチップ吸着アーム13と、CCDカメラ5
4と、赤外線顕微鏡53と、モニタ21と、画像処理装
置55と、XYθステージ11の下方に設けた赤外線照
射手段から投射される赤外光とから構成される。
【0010】LDチップ31は、チップ吸着アーム13
に吸着され、ヒータ51上に置かれたシリコン基板40
上に若干隙間をあけて配置される。シリコン基板40下
面から赤外光を照射しシリコン基板40およびLDチッ
プ31設けたマーカーを赤外光を透過させて認識する。
シリコン基板40およびLDチップ31にはそれぞれマ
ーカが2対設けられており、各マーカの面積重心から位
置を求め、マーカの相対的な位置から位置ずれと角度ず
れを算出し、XYθステージ11を制御する。位置決め
が完了した時点でヒータ51を加熱し、予めシリコン基
板40上に設けられたAuSn多層接合層を溶融しLDチ
ップ31を接合している。
【0011】基板上のパターンと半導体素子のパターン
を同時に一つの視覚認識カメラで認識して位置合わせを
行う方法では、高精度に位置合わせをすることは可能と
なる。しかしながら、この方法は、半導体素子を固定す
る際、半導体素子ごと基板全体を加熱することによって
基板全体を加熱するので、基板上に熱に弱い部品を先に
搭載しておくことが出来ないという問題、基板が加熱に
より膨張し、基板の熱膨張と半導体素子を保持している
ハンドの熱膨張の差によって、微小な位置ずれを生じ、
高精度な搭載が必ずしも行われているとは限らないとい
う問題を有している。このような、半導体素子搭載方法
で搭載されるLDチップは、およそ0.6×0.4×
0.1の大きさであるが、フォトダイオード(PD)
0.3×0.4×0.1の大きさであり、要求される位
置合わせ精度は0.6μmであり、上記方法によれば、
熱膨張の差による誤差が大きな問題となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基板
上に熱に弱い部品が搭載されていた場合であっても、加
熱固定が可能で、また基板上のパターンおよび搭載部品
の形状誤差、つまり基板および部品製造時の製造誤差が
有る場合でも、製造誤差を考慮してオフセットによる補
正を行う場合生じるオフセット誤差を持たず、高精度に
位置合わせを行い、かつ加熱固定の際の位置ズレ量の小
さい高精度な半導体素子搭載を可能とする半導体素子搭
載装置および搭載方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、赤外線により透過認識可能なパターンを
それぞれ2対形成した基板および半導体素子を用い、基
板および半導体素子を透過する光源と、透過光を用いて
基板および半導体素子の位置合わせ用パターンを認識す
る赤外線カメラと、精密位置合わせ制御部と、赤外線透
過画像を得られるようにしたステージおよびハンドと、
光を集光することによって半導体素子または基板を局部
的に加熱する局部加熱手段から半導体搭載装置を構成す
る。
【0014】さらに本発明は、該半導体素子搭載装置を
用いて、前記ステージ上に載置された基板上に前記ハン
ドを用いて半導体素子を搬送し、前記赤外線光源および
赤外線カメラにより、基板および半導体素子に形成され
た位置合わせ用のパターンを認識して精密位置合わせを
行った後、半導体素子または基板を局部的に加熱するこ
とによって接合部を局所加熱し、基板と半導体素子を固
定する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図3を用いて説明する。ここでは、半導体素子
として光デバイスを用いた例を示している。この実施の
形態は、画像認識用の赤外線透過光用光源と、光を集光
することによって局部加熱する加熱装置を構成する照射
用集光レンズとが、位置合わせ時と加熱時とで入れ替わ
るように構成された請求項1記載の光デバイス搭載装置
である。図1は、装置の全体構成を示す概念図であり、
図2は照射・加熱部を拡大して示す斜視図であり、図3
は図2に示した照射・加熱部の断面図である。
【0016】光デバイス搭載装置100は、XYθステ
ージ11と、吸着アーム13を有するハンド12と、赤
外線カメラ14と、赤外線用光源15と、光ビーム照射
用集光レンズ16と、シャッター17と、モニタ21
と、制御系22と、操作パネル23と、プリアライメン
トステージ24とを有して構成されている。
【0017】XYθステージ11は、基板40を載置す
る面を有し、X軸およびY軸方向に移動可能に、Z軸上
で回転可能に構成されている。XYθステージ11は、
上面に基板11を位置決めする複数の位置決めピン11
1を有している。また、ステージ11は、基板40を載
置する部分に貫通穴112が設けられ透過画像が得られ
るように構成されるか、若しくは石英等の可視から近赤
外光を透過する材質で構成されている。
【0018】ハンド12は、吸着アーム13を有してお
り、プリアライメントステージ24からステージ11ま
で光デバイス30を搬送し、ステージ11上の基板40
上に搭載するように構成され、光デバイス30および基
板40を透過した赤外線が赤外線カメラ14へ入力され
るのを妨げないように構成されている。
【0019】赤外線カメラ14は、ステージ11の上方
に位置し、光デバイス30および基板40を透過した赤
外線透過光による透過画像を撮影し、画像信号をモニタ
21および制御系22へ出力する。
【0020】赤外線の光源15は、XYθステージ11
の下方に配置され、可視から近赤外の領域の波長を照射
し、透過画像を形成する。
【0021】集光用集光レンズ16は、図示を省略した
光源からの光を、ステージ11上に載置された半導体4
0上の限定された個所に集光し、基板40を加熱するよ
うに構成されている。
【0022】シャッター17は、加熱の際の光を遮る材
質で構成され、赤外線カメラ14を保護する役目を持っ
ている。
【0023】モニタ21は、赤外線カメラ14から送ら
れた画像を表示するもので、位置合わせなどの監視に用
いられる。制御系22は、この装置100のすべてを制
御する装置で、赤外線カメラ14からの信号に基づいて
XYθステージ11を移動制御させる働きをも有するこ
とができる。操作パネル23は、この装置100を制御
する指令を入力する手段である。プリアライメントステ
ージ24は、光デバイス30が所定の位置に載置される
手段で、光デバイス30のプリアライメントを行う。
【0024】基板40をシリコン(Si)で、光デバイ
ス30をインジウム−燐(InP)で構成され、赤外線
を透過することが可能とされるとともに、基板40と光
デバイス30には赤外線によって透過認識可能なパター
ンをそれぞれ2対形成しており、該パターンを用いた赤
外線透過画像認識を可能としている。
【0025】次に本実施の形態にかかる光デバイス搭載
装置の動作を説明する。まず、プリアライメントステー
ジ24に光デバイス30をプリアライメントして載置
し、ステージ11に位置合わせ用ピン111を用いて基
板40を所定の位置に載置しておく。プリアライメント
ステージ24に載置されている光デバイス30を吸着ハ
ンド12の吸着アーム13にて吸着し、ステージ11上
に載置された基板40の上方に若干の隙間を空けて保持
する。
【0026】光源15からの赤外線を基板40および光
デバイス30に照射して得られた透過画像は、赤外線カ
メラ14によって撮影され、モニタ21に映し出される
とともに、透過画像データは制御系22に入力される。
【0027】モニタ21に映し出された透過画像中の基
板40および光デバイス30の2対のパターンから、基
板40および光デバイス30の相対的な位置関係を認識
し、位置ズレ量および角度ズレ量を算出する。XYθス
テージ11に設けられたX軸可動部およびY軸可動部な
らびにθ可動部を、制御系22を介して操作パネル23
によって制御し、光デバイス30と基板40の精密な位
置合わせを行う。このステージ11のX、Y、θの移動
による位置合わせは、作業者がモニタを監視しながら操
作パネル23から指令を入力する手動操作で行うことが
でき、また、得られたパターンを制御系22が認識して
自動的に行うようにすることもできる。
【0028】精密位置合わせ後、基板40と光デバイス
30の間に設けた若干の隙間を無くし、基板40と光デ
バイス30を接触させる。
【0029】その後、操作パネル23から加熱の指示を
出すと、シャッター17が閉じ赤外線カメラ14を加熱
光線から保護し、赤外線用光源15を局部加熱装置の照
射用集光レンズ16と入れ替え、加熱用光を集光して接
合個所を局部加熱し、あらかじめ形成しておいた基板4
0側または光デバイス30側のはんだ層を溶融し、基板
40と光デバイス30を固定する。
【0030】この局部加熱は、光を集光することによっ
て加熱する部分を光デバイス30搭載部に集光して、制
限された領域例えば直径0.5〜3mm範囲のみを加熱す
ることができる。また、基板40の照射・加熱部の回り
には熱を伝えにくいガラス板等の熱伝導の悪い物質を配
置し、それ以外の部分には金属等の熱伝導の良い、熱の
逃げやすい物質を配置しておくことで、局部加熱をより
一層効果的にすることができる。
【0031】上記の方法では、基板40と光デバイス3
0の隙間を無くし基板40と光デバイス30を接触させ
る際に、位置ずれを生じるおそれが考えられる。このこ
とを考慮し、基板40と光デバイス30を接触させた後
に、再度赤外線透過画像を用いて位置ズレ量をチェック
し、位置ずれを生じていた場合には再度、光デバイス3
0を持ち上げ、基板40と隙間を作った後、位置合わせ
を行うことによって、より信頼性の高い搭載を行うこと
が可能となる。
【0032】以上説明したように、この実施の形態にか
かる光デバイス搭載装置よれば、基板および部品の製造
時の製造誤差にかかわり無く、また製造誤差をオフセッ
ト量により補正する必要もなく、赤外線透過画像により
高精度に位置合わせを行い、かつ加熱固定の際の位置ズ
レ量を小さくすることができ、基板上に高精度に光デバ
イスを搭載することができるという効果が得られる。
【0033】上に説明した装置では、監視用光源15と
加熱用光源15を別に設け、互いに入れ替えるように構
成したが、加熱用光源をXYθステージ11の下方に位
置させ、赤外線用光源15として、局部加熱装置の照射
用集光レンズ16から出る参照光、すなわち照射位置を
明確にするために集光レンズから出る可視光で高温に加
熱するだけのエネルギーを持っていない光を使用するこ
とによって、請求項2に示す半導体素子搭載装置を構成
することができる。この場合は、透過画像用赤外線光源
15と加熱用集光レンズ16を入れ替える必要がなくな
り、操作性を向上させることができる。
【0034】図4を用いて本発明にかかる照射・加熱部
の他の実施の形態を説明する。この実施の形態は、赤外
線カメラ14と、ステージ11上の基板40および光デ
バイス30との間にハーフミラー18を設け、局部加熱
装置の照射用集光レンズ16をステージ11の側部に配
置した光デバイス搭載装置の例である。この装置を用い
て精密位置合わせを行う際は、赤外線光源15からの赤
外光をハーフミラー18を透過して赤外線カメラ14で
撮影した赤外線透過画像を用いて位置合わせし、加熱の
際は、局部加熱用集光レンズ16からの赤外光をハーフ
ミラー18で反射して光デバイス30の上部から照射し
て局部加熱する。この実施の形態によれば、位置合わせ
時と加熱時とで赤外線光源15および集光用レンズを入
れ替える必要がなくなり、装置を簡素化することができ
るとともに、赤外線カメラ14を保護するシャッター1
7およびその駆動装置を省略することができる。
【0035】図5を用いて本発明の第3の実施の形態を
説明する。この実施の形態にかかる搭載装置は、透過光
用赤外線光源15をXYθステージ11の下方に設け、
赤外線カメラ14と光を集光する局部加熱装置の照射用
集光レンズ16とをXYθステージ11の上方に設ける
とともに、赤外線カメラ14と照射用集光レンズ16と
が入れ替わり可能な機構を持つことを特徴とする請求項
4に記載した搭載装置である。精密位置合わせする際
は、赤外線カメラ14がXYθステージ11の上面にあ
り、加熱する際は、局部加熱装置の照射用集光レンズ1
6がXYθステージ11の上面に配置される。この実施
の形態によれば、赤外線カメラ14を保護するシャッタ
ー17およびハーフミラー18を省略することができ
る。
【0036】以上説明した実施の形態では半導体素子と
して光デバイスを例に取って説明したが、半導体素子と
しての光デバイスは、レーザーダイオード(LD)、フ
ォトダイオード(PD)、発光ダイオード(LED)等
であって良く、また、その他の半導体素子を対象とする
ことができる。
【0037】さらに、上記実施の形態では、基板40が
載置されたXYθステージ11を移動させて半導体素子
と基板との位置合わせを行ったが、X軸またはY軸もし
くはθのいずれか一つまたは二つの移動を、ハンド12
の移動によって行うようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、光デバイス(半導体素
子)の実際の搭載位置を透過画像を用いて確認して行う
ようにした本発明によれば、基板や部品(半導体素子)
の形状精度のバラツキに関係なく、また視覚認識カメラ
でとらえた搭載位置間のオフセット量に配慮すること無
く、高精度に位置決めすることができるとともに、光を
集光して局所加熱を行うので、熱に弱い部品をあらかじ
め基板上に搭載しておくことができ、しかも、熱による
基板の熱膨張の影響を非常に微小とすることができるの
で、加熱時に位置合わせがずれるおそれを排除し、高い
精度で半導体素子を搭載をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体素子搭載装置の構成を示
す概念図。
【図2】図1に記載の半導体素子搭載装置の照射・加熱
部の構造を示す斜視図。
【図3】図2に示した照射・加熱部の断面図。
【図4】本発明にかかる半導体素子搭載装置の他の実施
の形態にかかる照射・加熱部の断面図。
【図5】本発明にかかる半導体素子搭載装置の第3の実
施の形態にかかる照射・加熱部の断面図。
【図6】従来の半導体素子搭載装置の構成を示す概念
図。
【符号の説明】
11 XYステージ 12 ハンド 13 吸着アーム 14 赤外線カメラ 15 赤外線用光源 16 光ビーム照射用集光レンズ 17 シャッター 18 ハーフミラー 21 モニタ 22 制御系 23 操作パネル 24 プリアライメントステージ 30 光デバイス 31 LDチップ 40 基板 51 ヒータ 52 チップ吸着アーム 53 赤外線顕微鏡 54 CCDカメラ 55 画像処理装置 111 位置決めピン 112 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 博康 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 茂木 俊行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 大森 昇 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町393番地 日 立湘南電子株式会社内 (72)発明者 ▲高▼野 英二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町393番地 日 立湘南電子株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の赤外線透過可能な半導
    体素子を赤外線透過可能な基板上に搭載する半導体素子
    搭載装置において、前記基板を載置する基板載置用ステ
    ージと、該基板載置用ステージの上下方向のいずれか一
    方に設けた赤外線透過画像用光源と、前記基板載置用ス
    テージの前記赤外線透過画像用光源が配置された側と反
    対側に設けた透過画像認識用カメラと、熱による基板の
    膨張を押さえるための局部加熱機構を有することを特徴
    とする半導体素子搭載装置。
  2. 【請求項2】 局部加熱機構が、加熱用光源からの光を
    基板または半導体素子に集光する局部加熱用集光レンズ
    を有していることを特徴とする請求項1記載の半導体素
    子搭載装置。
  3. 【請求項3】 赤外線透過画像用光源と局部加熱用集光
    レンズが、位置合わせ時と加熱時とで基板載置用ステー
    ジの一方の側で入れ替えられる構成としたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の半導体素子搭載装
    置。
  4. 【請求項4】 赤外線透過画像用光源として局部加熱機
    構の参照光を用いたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の半導体素子搭載装置。
  5. 【請求項5】 透過画像認識用カメラと被加熱物との間
    にシャッターを設けたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載の半導体素子搭載装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1個の赤外線透過可能な半導
    体素子を赤外線透過可能な基板上に搭載する半導体素子
    搭載装置において、前記基板を載置する基板搭載用ステ
    ージと、該基板載置用ステージの上下方向のいずれか一
    方に設けた赤外線透過画像用光源と、前記基板載置用ス
    テージの前記赤外線透過画像用光源が配置された側と反
    対側の位置に設けた透過画像認識用カメラと、前記基板
    載置用ステージの前記赤外線カメラが配置された側と同
    じ側に設けた局部加熱用集光レンズと、前記透過画像認
    識用カメラと被加熱物との間および局部加熱用集光レン
    ズと被加熱物との間にハーフミラーを設けたことを特徴
    とする半導体素子搭載装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個の赤外線透過可能な半導
    体素子を赤外線透過可能な基板上に搭載する半導体素子
    搭載装置において、前記基板を載置する基板搭載用のス
    テージと、該基板載置用ステージの上下方向のいずれか
    一方に設けた赤外線透過画像用光源と、前記基板載置用
    ステージの前記赤外線透過画像用光源が配置された側と
    反対側の位置に設けた透過画像認識用カメラと、前記基
    板載置用ステージの前記赤外線カメラが配置された側と
    同じ側に設けた局部加熱用集光レンズと、前記赤外線カ
    メラと前記局部加熱用集光レンズが、位置合わせ時と加
    熱時とで基板載置用ステージの一方の側で入れ替えられ
    る構成としたことを特徴とする半導体素子搭載装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1個の赤外線透過可能な半導
    体素子を赤外線透過可能な基板上に搭載する半導体素子
    搭載方法において、前記基板上に前記半導体素子を位置
    決めする工程と前記基板上に前記半導体素子を固定する
    工程を有し、赤外線透過画像用光源からの赤外線を前記
    半導体素子および前記基板に照射し、前記半導体素子お
    よび前記基板の透過画像を透過画像認識用カメラによっ
    て撮影し、得られた透過画像を用いて前記半導体素子と
    前記基板の位置合わせを行った後、加熱光を集光して前
    記半導体素子または前記基板に局部的に照射して前記基
    板上に前記半導体素子を固定することを特徴とする半導
    体素子搭載方法。
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