JPH11121307A - 電子部品の外部電極形成装置 - Google Patents

電子部品の外部電極形成装置

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JPH11121307A
JPH11121307A JP9277336A JP27733697A JPH11121307A JP H11121307 A JPH11121307 A JP H11121307A JP 9277336 A JP9277336 A JP 9277336A JP 27733697 A JP27733697 A JP 27733697A JP H11121307 A JPH11121307 A JP H11121307A
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pin
holding hole
elastic body
chip
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JP9277336A
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Naoki Obana
直樹 尾花
Minoru Yuasa
穂 湯浅
Kazuo Naganuma
一夫 長沼
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00
    • H01G13/006Apparatus or processes for applying terminals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ部品を保持し搬送するベルトの寿命を
延ばして、ベルト交換に伴う費用負担を低減できる電子
部品の外部電極形成装置を提供する。 【解決手段】 各ピン3b,6a及び9aに先端部分に
先細り部Cを設け、ピン先端面にあらわれる先細り部C
の最小径Dminを部品保持孔2bの直径Rよりも小さ
くしておくと、各ピン3b,6a及び9aが弾性体2の
部品保持孔2bに挿入されるときに、ピン先端面が部品
保持孔2bの開口端に衝突することを回避することがで
きる。とりわけ、先細り部Cの最大径Dmaxと最小径
Dminとの寸法差を弾性体2の配置間隔Sの誤差以上
としておけば、ピン先端面が部品保持孔2bの開口端に
衝突することをより確実に回避することができる。ま
た、各ピン3b,6a及び9aが弾性体2の部品保持孔
2bに挿入された後も、先細り部Cの傾斜外面を利用し
て部品保持孔2bを抵抗なくスムーズに押し広げること
ができるので、ピン挿入時に部品保持孔2bが受ける損
傷も軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトの部品保持
孔にチップ部品を挿入保持させ、該チップ部品の端部に
外部電極を形成する電子部品の外部電極形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の外部電極形成装置を開示
するものとして、特開平6−215991号公報があ
る。
【0003】同公報に開示された装置は、小孔付きの弾
性マスクを有するエンドレステープと、エンドレステー
プが巻き付けられたスプロケットと、マスクの小孔にチ
ップを挿入する手段と、小孔に挿入されたチップの端部
それぞれに端子ペーストを塗布する手段と、ペースト塗
布後のチップをマスクから取り出す手段とを備えてお
り、エンドレステープを間欠移動させることによりチッ
プ両端部にペーストを塗布することできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
装置では、図12(A)に示すように、エンドレステー
プ101に設けられたマスク102の小孔102aにチ
ップを挿入する際、また、小孔102a内でチップを移
動させる際、さらに、小孔102aからチップを取り出
す際に、小孔102aと同一径のピン103を用いてい
る。
【0005】小孔102aの中心線Hsとピン103の
中心線Psとが一致している場合には、図12(B)に
示すように、該ピン103は小孔102aに抵抗なく挿
入される。しかし、図13(A)に示すように、小孔1
02aの中心線Hsとピン103の中心線Psとの間に
ズレEが生じている場合には、図13(B)に示すよう
に、ピン先端面が小孔102aの開口端に衝突し、且つ
そのままの状態で小孔102a内に無理矢理押し込まれ
てしまうために、小孔102aが損傷を受けてしまう。
【0006】前記のズレは、テープ101やマスク10
2等の寸法精度や環境変化によって必然的に生じ得るも
のであるため、小孔102aへのチップ挿入や小孔内1
02a内でのチップ移動や小孔102aからのチップ取
り出しを繰り返し実施すると、マスク102の小孔10
2aが大きなダメージを受けて、小孔102aにチップ
が挿入できなくなったり、挿入したチップが自重によっ
て抜け落ちたりする不具合を生じ、エンドレステープ自
体の寿命が極端に低下してしまう。前記のエンドレステ
ープはそれ自体が高価であるため、寿命が短くなるとテ
ープ交換に伴う費用負担が嵩んで生産コストの増加を招
来してしまう。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、チップ部品を保持し搬送
するベルトの寿命を延ばして、ベルト交換に伴う費用負
担を低減できる電子部品の外部電極形成装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、間欠移動を可能とした無端状のベルト
と、複数の部品保持孔を有しベルトに等間隔で配置され
た弾性体と、弾性体の部品保持孔にピンを用いてチップ
部品を押し込んでその一端部を弾性体の一面から突出さ
せる部品挿入機と、部品保持孔に保持されているチップ
部品をピンを用いて孔内で押圧移動しその他端部を弾性
体の他面から突出させる部品反転機と、部品保持孔に保
持されているチップ部品をピンを用いて該部品保持孔か
ら押し出す部品排出機と、部品保持孔に保持されている
チップ部品の突出端部に電極ペーストを塗布するペース
ト塗布機と、ペースト塗布機で塗布された電極ペースト
を乾燥するペースト乾燥機とを備えた電子部品の外部電
極形成装置であって、前記部品挿入機と前記部品反転機
と前記部品排出機のそれぞれで用いられるピンの先端形
状を先細り形状とし、該先細り部の先端面の最大長を部
品保持孔よりも小さくした、ことをその主たる特徴とす
る。
【0009】この外部電極形成装置によれば、部品挿入
機と部品反転機と部品排出機のそれぞれで用いられるピ
ンの先端形状を先細り形状とし、該先細り部の先端面の
最大長を部品保持孔よりも小さくすることにより、該ピ
ンが弾性体の部品保持孔に挿入されるときに、ピン先端
面が部品保持孔の開口端に衝突することを回避すること
ができ、挿入時に部品保持孔が受ける損傷を防止するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した外部電極
形成装置の構成図、図2と図3は同装置で使用されるベ
ルトの部分斜視図と部分断面図であり、図中の1はベル
ト、2は弾性体、3は部品挿入機、4は第1のペースト
塗布機、5は第1のペースト乾燥機、6は部品反転機、
7は第2のペースト塗布機、8は第2のペースト乾燥
機、9は部品排出機、10はプーリ、Pはチップ部品で
ある。
【0011】ベルト1は、非伸縮性で可撓性を有する材
料、例えばステンレス等の金属材料から成り、無端状
で、且つ所定の幅及び厚みを有している。このベルト1
は、複数のプーリ10に巻き付けられており、何れか1
つのプーリ10に連結された間欠駆動手段、例えばパル
スモータ(図示省略)によって、後述する弾性体2の配
置間隔S(図3参照)に応じた所定ピッチで間欠移動す
る。また、ベルト1の両側縁には、長さ方向に等間隔で
複数の孔1aが形成されており、各プーリ10の外周面
には、該孔1aに挿入係合する突起(図示省略)が孔1
aと同一間隔で形成されている。さらに、ベルト1の中
央には、ベルト1と直交する方向の長穴1bが、ベルト
1の長さ方向に等間隔で複数個形成されている。
【0012】弾性体2は、弾性変形可能な材料、例えば
シリコンゴム等のゴム材料から成り、全体形状が直方体
で、且つ側面に環状溝2aを有している。また、弾性体
2の幅方向中央には、チップ部品Pを弾性的に保持する
横断面円形の部品保持孔2bが、弾性体2の厚み方向に
貫通し、且つ長さ方向に等間隔で複数個形成されてい
る。この弾性体2は、側面の環状溝2aを前記ベルト1
の長穴1bに嵌め込まれたような状態で配置されてお
り、同状態では部品保持孔2bの並び方向がベルト1の
長さ方向と直交する。
【0013】図4(A)と(B)には、前記弾性体2の
部品保持孔2bに挿入保持されるチップ部品Pを示して
ある。図4(A)のチップ部品Pは直径がPrの円柱形
を成し、図4(B)のチップ部品Pは端面最大長がPd
の角柱形を成している。図4(A)のチップ部品Pを電
極形成対象とする場合、部品保持孔2bの直径R(図3
参照)はチップ部品Pの直径Prよりも僅かに小さく設
定され、また、図4(B)のチップ部品Pを電極形成対
象とする場合、部品保持孔2bの直径Rはチップ部品P
の端面最大長Pdよりも僅かに小さく設定される。何れ
の場合も、部品保持孔2bに挿入されたチップ部品P
は、挿入により若干変形する弾性体2自らの弾性によっ
て保持される。
【0014】部品挿入機3は、図5(A)に示すよう
に、円筒形ドラム3aと、該ドラム3aをベルト1の間
欠移動に合わせて所定角度ピッチで間欠回転させる間欠
駆動手段、例えばパルスモータ(図示省略)と、部品挿
入用のピン3bと、該ピン3bを往復移動させる直線駆
動手段、例えばシリンダ(図示省略)とから構成されて
いる。ドラム3aの周面には、間欠回転の角度ピッチに
合わせて、横断面円形の複数の挿入案内孔3a1がドラ
ム幅方向に等間隔で貫通形成されている。この挿入案内
孔3a1の数及び配列と、ピン3bの数及び配列は、前
記弾性体2の部品保持孔2bの数及び配列に一致してい
る。また、挿入案内孔3a1の直径は、電極形成対象と
なる電子部品Pの直径Prまたは端面最大長Pdとほぼ
一致しており、該挿入案内孔3a1のドラム内側の開口
部分にはロート状の案内面(符号なし)が形成されてい
る。
【0015】ドラム3a内には多数のチップ部品Pがバ
ルク状に収納されており、該チップ部品Pは、ドラム3
aの間欠回転によって撹拌されると共に、必要に応じて
振動を付与することによって案内面を利用して挿入案内
孔3a1に入り込む。
【0016】ドラム3aは、間欠移動するベルト1が移
動する過程で所定角度回転し、該回転によって、挿入案
内孔3a1に入り込んだチップ部品Pは、図5(A)に
示すように、ピン3bと対向する位置まで移動する。
【0017】間欠移動するベルト1が停止すると、図5
(B)に示すように、ピン3bが外側に向かって移動
し、挿入案内孔3a1に入り込んでいるチップ部品P
が、該ピン3bにより押圧されて挿入案内孔3a1内を
移動し、該挿入案内孔3a1の外側で停止している弾性
体2の部品保持孔2bに押し込まれ、そして、部品保持
孔2b内を移動してその一端部が弾性体2の一面から突
出する。ちなみに、ピン3bの移動ストロークは、チッ
プ部品Pの長さ寸法の約半分が弾性体2の一面から突出
するように予め設定されており、所定ストローク移動し
た後のピン3bは元の位置に復帰する。
【0018】第1のペースト塗布機4は、図6(A)に
示すように、電極ペーストFを収容した容器4aと、該
容器4a内に回動自在に配置された塗布ローラ4bと、
該塗布ローラ4bをベルト1の間欠移動に合わせて所定
角度ピッチで間欠回転させる間欠駆動手段、例えばパル
スモータ(図示省略)と、塗布ローラ4bに付着した余
分な電極ペーストFを掻き取るブレード4cと、ペース
ト塗布用のプレート4dと、該プレート4dを往復移動
させる直線駆動手段、例えばシリンダ(図示省略)とか
ら構成されている。塗布ローラ4bの幅は前記弾性体2
の長さに対応しており、該弾性体の部品保持孔2bに保
持されている複数のチップ部品Pに対して一括で電極ペ
ーストFを塗布することができる。
【0019】塗布ローラ4bは、間欠移動するベルト1
が移動する過程で所定角度回転し、図6(A)に示すよ
うに、該回転によって、容器4a内の電極ペーストFが
塗布ローラ4bの外周面に付着する。余分な電極ペース
トFはブレード4cによって掻き取られるため、ブレー
ド4cを通過した後のローラ外周面には、所定の厚みで
電極ペーストFが付着した状態となる。
【0020】間欠移動するベルト1が停止すると、図6
(B)に示すように、プレート4dが下方に移動し、塗
布ローラ4bの上側で停止している弾性体2がベルト1
と一緒に押し下げられ、これにより、弾性体2の部品保
持孔2bに保持されているチップ部品Pの一端突出部
に、塗布ローラ4bの外周面に付着している電極ペース
トFが塗布される。ちなみに、プレート4dの移動スト
ロークは、チップ部品Pの一端突出部が塗布ローラ4b
の外周面に圧接するように予め設定されており、所定ス
トローク移動した後のプレート4dは元の位置に復帰す
る。
【0021】第1のペースト乾燥機5は、内部に電熱ヒ
ータ(図示省略)を具備している。第1のペースト塗布
機4で塗布された電極ペーストFは、ベルト1がこの第
1のペースト乾燥機5内を通過する過程で乾燥される。
【0022】部品反転機6は、図7(A)に示すよう
に、部品移動用のピン6aと、該ピン6aを往復移動さ
せる直線駆動手段、例えばシリンダ(図示省略)と、弾
性体支持用のプレート6bとから構成されている。ピン
6aの数及び配列は、前記弾性体2の部品保持孔2bの
数及び配列に一致しており、また、プレート6bの幅
は、前記弾性体2の長さに対応している。
【0023】間欠移動するベルト1が停止すると、図7
(B)に示すように、ピン6aが上方に移動し、弾性体
2の部品保持孔2bに保持されているチップ部品Pが、
該ピン6aによって押し上げられて部品保持孔2b内を
移動し、ペーストが塗布されていない他端部が弾性体2
の他面から突出する。プレート6bはピン6aが上方移
動するときに弾性体2を支持する役目を果たす。ちなみ
に、ピン6aの移動ストロークは、チップ部品Pの長さ
寸法の約半分が弾性体2の他面から突出するように予め
設定されており、所定ストローク移動した後のピン6a
は元の位置に復帰する。
【0024】第2のペースト塗布機7は、前記第1のペ
ースト塗布機4と同一構成を有しているため、図示及び
構成説明を省略する。
【0025】第2のペースト塗布機7の塗布ローラは、
間欠移動するベルト1が移動する過程で所定角度回転
し、該回転によって、容器内の電極ペーストが塗布ロー
ラの外周面に付着する。余分な電極ペーストはブレード
によって掻き取られるため、ブレードを通過した後のロ
ーラ外周面には、所定の厚みで電極ペーストが付着した
状態となる。
【0026】間欠移動するベルトが停止すると、プレー
トが下方に移動し、塗布ローラの上側で停止している弾
性体がベルトと一緒に押し下げられ、これにより、弾性
体の部品保持孔に保持されているチップ部品の他端突出
部に、塗布ローラの外周面に付着している電極ペースト
が塗布される。ちなみに、プレートの移動ストローク
は、チップ部品Pの他端突出部が塗布ローラの外周面に
圧接するように予め設定されており、所定ストローク移
動した後のプレートは元の位置に復帰する。
【0027】第2のペースト乾燥機8は、第1のペース
ト乾燥機5と同様に、内部に電熱ヒータ(図示省略)を
具備している。第2のペースト塗布機7で塗布された電
極ペーストは、ベルト1がこの第2のペースト乾燥機8
内を通過する過程で乾燥される。
【0028】部品排出機9は、図8(A)に示すよう
に、部品押出用のピン9aと、該ピン9aを往復移動さ
せる直線駆動手段、例えばシリンダ(図示省略)と、弾
性体支持用のプレート9bとから構成されている。ピン
9aの数及び配列は、前記弾性体2の部品保持孔2bの
数及び配列に一致しており、また、プレート9bの幅
は、前記弾性体2の長さに対応している。
【0029】間欠移動するベルト1が停止すると、図8
(B)に示すように、ピン9aが下方に移動し、弾性体
2の部品保持孔2bに保持されているチップ部品Pが、
該ピン9aによって押し下げられて部品保持孔2bから
押し出される。プレート9bはピン9aが下方移動する
ときに弾性体2を支持する役目を果たす。ちなみに、ピ
ン9aの移動ストロークは、部品保持孔2bに保持され
ているチップ部品Pが該孔2bから完全に押し出せるよ
うに予め設定されており、所定ストローク移動した後の
ピン9aは元の位置に復帰する。
【0030】このように、ベルト1の弾性体2の部品保
持孔2bには、間欠移動の停止タイミングで部品挿入機
3によりチップ部品Pが順次挿入され、挿入後のチップ
部品Pは、第1のペースト塗布機4,第1のペースト乾
燥機5,部品反転機6,第2のペースト塗布機7及び第
2のペースト乾燥機8を経てその両端部に電極ペースト
Fを塗布し乾燥され、そして部品排出機9によって弾性
体2の部品保持孔2bから押し出される。
【0031】ところで、前述の外部電極形成装置では、
前記部品挿入機3のピン3bと前記部品反転機6のピン
6aと前記部品排出機9のピン9aに形状面で改良を施
してある。
【0032】つまり、図9に示すように、各ピン3b,
6a及び9aの先端形状を先細り形状となっている。図
示例のものでは各ピン3b,6a及び9aとして横断面
円形のものを用いていることから、先細り部Cは、先端
に向かって徐々に横断面形が小さくなる円錐台状となっ
ている。
【0033】この先細り部Cの最大径Dmaxは、弾性
体2に設けた部品保持孔2bの直径Rとほぼ一致してお
り、ピン先端面にあらわれる先細り部Cの最小径Dmi
nは部品保持孔2bの直径Rよりも小さい。詳しくは、
先細り部Cの最大径Dmaxと最小径Dminの寸法差
は、前記ベルト1における弾性体2の配置間隔S(図3
参照)の誤差以上となるように設定されている。また、
先細り部Cの長さ寸法Lは、部品保持孔2bの長さ寸法
Tよりも小さい。具体的な数値を例示すると、部品保持
孔2bの直径Rが0.46mm,長さ寸法Tが1.39
7mmで、弾性体2の配置間隔Sの誤差が±0.1mm
の場合、前記先細り部Cの最大径Dmaxは0.45m
m,最小径Dminは0.3mmで、長さ寸法Lは1.
0mmとなる。この場合、先細り部Cの最大径Dmax
と最小径Dminとは、弾性体2の配置間隔Sの誤差以
上の寸法差(0.15mm)を有している。
【0034】ベルト1における弾性体2の配置間隔S
は、長穴1bや弾性体2等の寸法精度や環境変化によっ
てある程度の誤差を生じる。この結果、図10(A)に
示すように、停止状態にある弾性体2の部品保持孔2b
の中心線Hsと、各ピン3b,6a及び9aの中心線P
sとの間に、前記誤差に基づくズレEが発生する。
【0035】しかし、各ピン3b,6a及び9aに図示
のような先細り部Cを設け、ピン先端面にあらわれる先
細り部Cの最小径Dminを部品保持孔2bの直径Rよ
りも小さくしておくと、各ピン3b,6a及び9aが弾
性体2の部品保持孔2bに挿入されるときに、ピン先端
面が部品保持孔2bの開口端に衝突することを回避する
ことができる。とりわけ、先細り部Cの最大径Dmax
と最小径Dminとの寸法差を弾性体2の配置間隔Sの
誤差以上としておけば、ピン先端面が部品保持孔2bの
開口端に衝突することをより確実に回避することができ
る。
【0036】また、各ピン3b,6a及び9aが弾性体
2の部品保持孔2bに挿入された後も、図10(B)に
示すように、先細り部Cの傾斜外面を利用して部品保持
孔2bを抵抗なくスムーズに押し広げることができるの
で、ピン挿入時に部品保持孔2bが受ける損傷も軽減で
きる。
【0037】さらに、先細り部Cの長さ寸法Lを、部品
保持孔2bの長さ寸法Tよりも小さくしておけば、先細
り部Cの外面に適度な傾斜を設けて孔2b内の移動を滑
らかに行えると共に、先細り部C及びピン全体の剛性が
低下することを防止して、該先細り部C等に変形を生じ
ることを回避できる。
【0038】尚、前述の実施形態では、ピン3b,6a
及び9aの先細り部Cの形状を円錐台状としたものを例
示したが、外径が徐々に小さくなるように複数の円錐台
部分を円柱部部分を挟んで段差無く連続させた先端部形
状(図11(A)参照)や、前記先細り部の外面を凹曲
面または凸曲面とした先端部形状(図11(B)(C)
参照)を有するものを各ピンとして用いても、前記同様
の作用,効果を得ることができる。
【0039】また、前述の実施形態では、間欠回転のド
ラム3a内にバルク状に収納されているチップ部品Pを
該ドラム3aの周面の挿入案内孔3a1からピン3bを
用いて弾性体2の部品保持孔2bに挿入するものを部品
挿入機として例示したが、非ドラム状の容器内にバルク
状に収納されたチップ部品を、振動等を利用してその下
側に配置されたプレートの挿入案内孔に挿入し、部品挿
入後に該プレートを部品挿入位置にスライドさせてから
挿入案内孔内のチップ部品をピンを用いて弾性体の部品
保持孔に挿入するような構成の部品挿入機を代わりに用
いてもよい。
【0040】さらに、前述の実施形態では、間欠回転の
塗布ローラ4bの外周面に電極ペーストFを付着させ、
該塗布ローラ4bの外周面にチップ部品Pの端部を接触
させることで、チップ部品Pに対するペースト塗布を行
うものをペースト塗布機として例示したが、プレートの
平坦な表面にローラ塗布等の手法によって電極ペースト
を付着させた後、該プレート表面にチップ部品の端部を
接触させることでチップ部品に対するペースト塗布を行
うような構成のペースト塗布機を用いてもよい。
【0041】さらにまた、前述の実施形態では、弾性体
2の部品保持孔2bとして横断面円形のものを例示した
が、チップ部品の挿入と保持を可能とするものであれ
ば、横断面多角形の孔を部品保持孔として用いてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品挿入機と部品反転機と部品排出機のそれぞれで用い
られるピンの先端形状を先細り形状とし、該先細り部の
先端面の最大長を部品保持孔よりも小さくしてあるの
で、該ピンが弾性体の部品保持孔に挿入されるときに、
ピン先端面が部品保持孔の開口端に衝突することを回避
することができ、挿入時に部品保持孔が受ける損傷を防
止することができる。これにより、弾性体の部品保持孔
に対するダメージを軽減して、チップ部品の挿入不良や
抜け落ちの問題を防止できると共に、ベルト自体の寿命
を延ばしてベルト交換に伴う費用負担を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した外部電極形成装置の構成図
【図2】図1に示したベルトの部分斜視図
【図3】図1に示したベルトの部分断面図
【図4】チップ部品の斜視図
【図5】部品挿入機の詳細図と、部品挿入動作を示す図
【図6】ペースト塗布機の詳細図と、ペースト塗布動作
を示す図
【図7】部品反転機の詳細図と、部品反転動作を示す図
【図8】部品排出機の詳細図と、部品排出動作を示す図
【図9】部品挿入機,部品反転機及び部品排出機に用い
られるピンの詳細図
【図10】部品保持孔へのピン挿入動作を示す図
【図11】ピンの他の形状例を示す図
【図12】従来装置の部品保持孔へのピン挿入動作を示
す図
【図13】従来装置の不具合を示す図
【符号の説明】
1…ベルト、2…弾性体、2b…部品挿入孔、3…部品
挿入機、4…第1のペースト塗布機、5…第1のペース
ト乾燥機、6…部品反転機、7…第2のペースト塗布
機、8…第2のペースト乾燥機、9…部品排出機、10
…プーリ、P…チップ部品、3b,6a,9a…ピン、
C…先細り部、21,22,23…ピン、C21,C2
2,C23…先細り部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠移動を可能とした無端状のベルト
    と、複数の部品保持孔を有しベルトに等間隔で配置され
    た弾性体と、弾性体の部品保持孔にピンを用いてチップ
    部品を押し込んでその一端部を弾性体の一面から突出さ
    せる部品挿入機と、部品保持孔に保持されているチップ
    部品をピンを用いて孔内で押圧移動しその他端部を弾性
    体の他面から突出させる部品反転機と、部品保持孔に保
    持されているチップ部品をピンを用いて該部品保持孔か
    ら押し出す部品排出機と、部品保持孔に保持されている
    チップ部品の突出端部に電極ペーストを塗布するペース
    ト塗布機と、ペースト塗布機で塗布された電極ペースト
    を乾燥するペースト乾燥機とを備えた電子部品の外部電
    極形成装置であって、 前記部品挿入機と前記部品反転機と前記部品排出機のそ
    れぞれで用いられるピンの先端形状を先細り形状とし、
    該先細り部の先端面の最大長を部品保持孔よりも小さく
    した、 ことを特徴とする電子部品の外部電極形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ピンの非先細り部とピン先端面との
    寸法差を、前記ベルトにおける前記弾性体の配置間隔の
    誤差以上とした、 ことを特徴とする請求項1記載の電子部品の外部電極形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンの先細り部の長さ寸法を、前記
    部品保持孔の長さ寸法以下とした、 ことを特徴とする請求項1または2記載の電子部品の外
    部電極形成装置。
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