JPH11121245A - 密封容器及び電気機器用密封容器 - Google Patents

密封容器及び電気機器用密封容器

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JPH11121245A
JPH11121245A JP28032797A JP28032797A JPH11121245A JP H11121245 A JPH11121245 A JP H11121245A JP 28032797 A JP28032797 A JP 28032797A JP 28032797 A JP28032797 A JP 28032797A JP H11121245 A JPH11121245 A JP H11121245A
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annular
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side facing
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信男 田代
Akira Hayakawa
明 早川
Mikito Ota
幹人 太田
Hideyoshi Nakajima
秀善 中島
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KYUSHU HENATSUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールパッキンの取付が容易で、しかもシー
ル性の高い密封容器を提供する。 【解決手段】 ケース本体1の環状のフランジ部2と蓋
部材3との間に環状のシールパッキン4を挟持する。シ
ールパッキン4のフランジ部2と対向する部分に環状の
第1及び第2の凸部8及び9を設け、また蓋部材3と対
向する部分に環状の第3及び第4の凸部10及び11を
設ける。シールパッキン4に設けた係合部7をフランジ
部2の縁部2aに係合させて、シールパッキン4をフラ
ンジ部に接着剤を用いることなく取付ける。第1及び第
2の凸部8及び9と第3及び第4の凸部10及び11
が、ぞれぞれ二重シールを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース本体と蓋部
材との間にシールパッキンを備えた密封容器及び電気機
器用密封容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭58−56251号公報には、開
口部に全周にわたって連続した環状のフランジ部が設け
られたケース本体と、弾性材料から構成されてフランジ
部に嵌合される環状のシールパッキンと、シールパッキ
ンをフランジ部に押し付け且つケース本体の開口部を塞
ぐようにケース本体に取付けられた蓋部材とを具備する
電気機器用密封容器と、この密封容器に用いるシールパ
ッキンが開示されている。この公報の第4図に示された
構造では、フランジ部が上に向かって凸となるように湾
曲した横断面形状を有しており、またシールパッキンは
このフランジの湾曲した外表面に接着剤を用いて貼付け
られている。更にその第7図(b)に示されたシールパ
ッキンは、外表面の中央部に凸部(厚肉部)を備えてい
る。この凸部が圧縮変形されてシール部を構成する。
【0003】また実公平2−19661号公報の第1図
〜第3図には、それぞれ油入電気機器用密封容器のケー
ス本体の開口部に設けた環状のフランジ部に嵌合構造に
より固定されるシールパッキンの例が示されている。環
状のフランジ部はラッパ状に広がった形状を有してお
り、シールパッキンにはフランジ部が挿入されて嵌合さ
れる比較的深い環状の溝部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭58−5625
1号公報に示されたシール構造では、シールパッキンの
固定に接着剤を必要とするために、シールパッキンの取
付作業が面倒になる問題がある。また実公平2−196
61号公報に示されるようなシール構造では、シール性
能があまり高くない。この原因の一つは、ケース本体の
外側に取付金具等が溶接される際の熱でケース本体の開
口部の形状が歪み、この歪みによって嵌合されたフラン
ジ部とシールパッキンとの間にシール性能を低下させる
ような隙間が形成されることである。また別の原因は、
ケース本体や蓋部材が亜鉛メッキ等でメッキされ、更に
その上に樹脂塗料による塗装が施されると、その表面が
粗くなって、これらの部材とシールパッキンとの間の密
着性が悪くなることである。
【0005】本発明の目的は、シールパッキンの取付け
が容易で、しかもシール性の高い密封容器及び電気機器
用密封容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部に全周
にわたって連続する環状のフランジ部が設けられたケー
ス本体と、弾性材料から形成されてフランジ部に嵌合さ
れる環状のシールパッキンと、シールパッキンをフラン
ジ部に押し付け且つケース本体の開口部を塞ぐようにケ
ース本体に取付けられた蓋部材とを具備する密封容器を
対象とする。この密封容器が変圧器等の電気機器を収納
する電気機器用密封容器の場合には、ケース本体及び蓋
部材は金属製である。そしてこの場合に電気機器用密封
容器の内部に絶縁油等が充填される場合には、フランジ
部の形状は上に向かって凸となるように湾曲した横断面
形状を有しているのが好ましい。そして耐蝕性の向上た
めに、ケース本体及び蓋部材はそれぞれ亜鉛メッキ等に
よりメッキされた後にその上に塗装が施されていてもよ
い。
【0007】本発明で用いるシールパッキンは、フラン
ジ部の環状の外表面と対向する環状のフランジ側対向面
部と、フランジ側対向面部と対向する位置にあって蓋部
材の内壁面と対向する蓋側対向面部と、フランジ部の環
状の縁部と係合する係合部とを有している。そしてシー
ルパッキンのフランジ側対向面部には、フランジ側対向
面部の全周にわたって即ちフランジ対向面部に沿って延
び且つフランジ部側に向かって突出する同心状に配置さ
れた環状の複数の下側凸部が一体に設けられている。ま
たシールパッキンの蓋側対向面部には、蓋側対向面部に
沿って延び且つ蓋部材側に向かって突出する同心状に配
置された環状の複数の上側凸部が一体に設けられてい
る。なお、フランジ側対向面部、係合部並びに複数の下
側凸部は、係合部がフランジ部の縁部と係合し且つ複数
の下側凸部がフランジ部の外表面と接触した状態におい
て、フランジ部にシールパッキンが嵌合された状態にな
るように形状を定めるのが好ましい。更に複数の下側凸
部及び複数の上側凸部は、蓋部材がケース本体に取付け
られた状態で圧縮変形されてシール部を構成する形状を
有している。
【0008】本発明の構造によれば、フランジ部の縁部
とシールパッキンとの係合により、接着剤を用いること
なくシールパッキンをケース本体のフランジ部に取付け
ることができる。その上、シールパッキンにはフランジ
部と接触する複数の下側凸部と、蓋部材と接触する複数
の上側凸部とが一体に設けられている。これら下側凸部
及び上側凸部の突出寸法、数を任意に設定するれば、ケ
ース本体の開口部に歪みがあったり、ケース本体の表面
が粗れていても、フランジ部とシールパッキンとの間及
び蓋部材とシールパッキンとの間にそれぞれ同心状に複
数のシールが構成されることになってシール性が高くな
る。そのためシールパッキンをケース本体のフランジ部
に嵌合させる構造を採用してもシール性能を高く維持す
ることができる。また凸部によりシール部を構成する
と、蓋部材のケース本体への締め付け力を小さくしても
よくなるため、その分シールパッキンに加わるストレス
が小さくなってシールパッキンの寿命が延びる。
【0009】特にフランジ部が上に向かって凸となるよ
うに湾曲した横断面形状を有している場合には、複数の
上側凸部は、フランジ部の頂点よりも内側に位置する上
側凸部の数がフランジ部の頂点よりも外側に位置する上
側凸部の数よりも多くなるように設けるのが好ましい。
これは次のような理由による。まずフランジ部の湾曲加
工には加工誤差がつきものであり、この加工誤差によっ
てシールパッキンが部分的に外側に引っ張られる場合が
ある。そしてシールパッキンが部分的に外側に引っ張ら
れた部分では、本来ならばフランジ部の頂点よりも内側
にある1以上の上側凸部が頂点よりも外側に移動してい
る場合が多い。フランジ部の頂点よりも内側に位置する
上側凸部の数がフランジ部の頂点よりも外側に位置する
上側凸部の数よりも少ない場合には、この1以上の上側
凸部の移動によりシール性能が低下する。そこで前述の
ように、フランジ部の頂点よりも内側に位置する上側凸
部の数を増やしておけば、前述のような上側凸部の移動
があってもシール性能が低下するのを防止できる。
【0010】フランジ部の横断面形状がほぼ円弧状を呈
している場合には、フランジ部に嵌合する前のシールパ
ッキンの蓋側対向面部及びフランジ側対向面部の横断面
形状を、フランジ部の横断面形状とほぼ同心状になるよ
うにほぼ円弧状を呈するように定めるのが好ましい。こ
のようにするとフランジ部に多少の加工誤差があって
も、フランジ部に嵌合された状態におけるシールパッキ
ンからの上側凸部の突出寸法はほとんど変わらない。言
い換えると、シールパッキンが部分的に外側に引っ張ら
れて上側凸部が外側に移動してもフランジ部の頂点に対
応する位置に来る次の上側凸部の突出寸法もほぼ同じに
なる。そのためにシール性能が変わることがないのであ
る。
【0011】特にフランジ部の横断面形状が上に向かっ
て凸となるような円弧状の横断面形状を呈している場合
で、複数の下側凸部を第1及び第2の凸部により構成
し、複数の上側凸部を第3及び第4の凸部により構成す
る場合には、第1乃至第4の凸部を次のように配置する
のが好ましい。すなわちシールパッキンがフランジ部に
嵌合された状態で、第1の凸部と第2の凸部をフランジ
部の頂点を通る仮想筒状面の両側に該仮想筒状面からほ
ぼ等しい第1の間隔寸法を開けるように配置する。なお
この仮想筒状面は、ケース本体と実質的に同心状にな
る。またシールパッキンがフランジ部に嵌合された状態
で、第3の凸部と第4の凸部を前述の仮想筒状面の両側
に該仮想筒状面からほぼ等しい第2の間隔寸法を開ける
ように配置する。このように第1乃至第4の凸部を配置
すると、第1乃至第4の凸部と対向部材(フランジ部ま
たは蓋部材)に接触させることができる。特に、この場
合に、第1の間隔寸法を第2の間隔寸法より小さくする
と、シールパッキンがフランジ部と蓋部材との間に挟持
される際に、第1乃至第4の凸部がそれぞれ確実に圧縮
変形して、シール性能が高くなる。
【0012】なお係合部を複数の係合片により構成し、
間隔をあけてフランジ部の縁部と係合させる構造を採用
してもよいが、係合部をフランジ部の縁部と連続的に係
合するように環状に形成すると、この係合部でもシール
部が構成されるためシール性能が更に高くなる。
【0013】第1及び第2の凸部並びに第3及び第4の
凸部は、それぞれがシール部を構成すればよいが、成形
性及びシール性を考慮すると、それぞれ同心状に配置す
るのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明を変
圧器の密封容器(電気機器用密封容器)に適用した実施
の形態の一例の要部の部分省略断面図である。また図2
は、この実施の形態で用いるシールパッキンの部分省略
断面図であり、図3はこのシールパッキンの一部を拡大
した横断面図である。
【0015】図1において、1は鉄製のケース本体であ
り、円筒状の筒部1aの開口部には全周にわたって連続
する環状のフランジ部2が一体に設けられている。ケー
ス本体には、亜鉛メッキされた後に、その上に樹脂塗料
がカチオン塗装されている。図示していないが、ケース
本体の外側には取付金具等の鉄製の金具が溶接により固
定されている。フランジ部2は、上(開口部が開口する
方向)に向かって凸となるように円弧状に湾曲した横断
面形状を有している。ちなみにケース本体1に用いられ
る鉄板の厚みが約2mmで、ケース本体1の筒部1aの
直径が500mmであるとした場合、フランジ部2の円
弧の半径は7〜8mm程度となる。
【0016】また図1において、3は鉄製の蓋部材であ
り、この蓋部材3にも亜鉛メッキされた後に、その上に
樹脂塗料がカチオン塗装されている。この蓋部材3はケ
ース本体の開口部と対向する板状部3aと、この板状部
3aの外周に一体に設けられて板状部3aとほぼ直交す
る方向に延びる環状の鍔部3bとから構成されている。
ケース本体1のフランジ部2と対向する蓋部材3の板状
部3aの内壁部はフラットに形成されている。なお図示
していないが、蓋部材3をケース本体1に対して取付け
る取付構造は周知の構造である。
【0017】4はニトリルゴム等の弾性材料から形成さ
れてケース本体1のフランジ部2に嵌合される環状のシ
ールパッキンである。なおこのシールパッキン4には、
織布等の補強部材が埋設されていてもよいのは勿論であ
る。シールパッキン4は上に向かって凸状に湾曲したフ
ランジ部2の環状の外表面と対向する環状のフランジ側
対向面部5と、フランジ側対向面部5と対向する位置に
あって蓋部材3の板状部3aの内壁面と対向する蓋側対
向面部6と、フランジ部2の環状の縁部2aと係合する
係合部7とを有している。
【0018】図3に拡大して示すように、フランジ側対
向面部5は、環状の平面部5aとフランジ部2の外表面
に沿うように湾曲する環状の湾曲部5bとを有してい
る。シールパッキン4のフランジ側対向面部5の湾曲部
5bには、フランジ側対向面部5の全周にわたって延び
即ちフランジ側対向面部5に沿って延び且つフランジ部
2側に向かって(フランジ側対向面部5から離れる方向
に向かって)突出する環状の第1の凸部8と、この第1
の凸部8の外側(ケース本体1の径方向外側)に位置し
てフランジ側対向面部5の全周にわたって延び且つフラ
ンジ部2側に向かって突出する環状の第2の凸部9とが
一体に設けられている。これら第1及び第2の凸部8及
び9が、下側凸部を構成している。またシールパッキン
4の蓋側対向面部6には、蓋側対向面部6の全周にわた
って延び且つ蓋部材3側に向かって(蓋側対向面部6か
ら離れる方向に向かって)突出する環状の第3の凸部1
0とこの第3の凸部10の外側に位置して蓋側対向面部
6の全周にわたって延び且つ蓋部材3側に向かって突出
する環状の第4の凸部11とが一体に設けられている。
なお第3及び第4の凸部10及び11が、上側凸部を構
成している。
【0019】第1及び第2の凸部8及び9は、フランジ
部2の頂点を通る仮想筒状面12の両側に等しい第1の
間隔寸法L1を開けるように同心状に配置されており、
また第3の凸部10と第4の凸部11は仮想筒状面12
の両側に該仮想筒状面からほぼ等しい第2の間隔寸法L
2を開けるように同心上に配置されている。そしてこの
例では、第1の間隔寸法L1を約2.5mm、また第2
の間隔寸法L2を約3mmとして、第1の間隔寸法L1
を第2の間隔寸法L2よりも小さくしている。ちなみに
この例の場合の第1及び第2の凸部8及び9の外面の曲
率半径は約0.5mmであり、第3及び第4の凸部10
及び11の外面の曲率半径は約1mmである。
【0020】発明者は、当初シールパッキンのフランジ
側対向面部5と蓋側対向面部6とにそれぞれ1つずつ環
状の凸部を設けることを考えた。しかしながら凸部が1
つではシール性が必ずしも十分でないことが分かった。
そこで本発明では、前述のようにフランジ側対向面部5
と蓋側対向面部6にそれぞれ2つずつ凸部を設けたので
ある。
【0021】係合部7は、ケース本体1のフランジ部2
の縁部2aと全周にわたって連続的に係合するように環
状を成している。この係合部7は横断面形状がフック状
を呈する形状を有している。なおこの例では、シールパ
ッキン4のフランジ側対向面部5、係合部7並びに第1
及び第2の凸部8及び9は、係合部7がフランジ部2の
縁部2aと係合し且つ第1及び第2の凸部8及び9がフ
ランジ部2の外表面と接触した状態において、フランジ
部2にシールパッキン4がしっかりと嵌合して容易には
ずれない状態になるように形状寸法が定められている。
また第1乃至第4の凸部8乃至11は、シールパッキン
4をケース本体1のフランジ部2に押し付け且つケース
本体1の開口部を塞ぐように蓋部材3がケース本体1に
取付けられた状態で、それぞれ圧縮変形してシール部を
構成するように形状が定められている。なおこの例で
は、シールパッキン4の内部寸法は、フランジ部2の外
部寸法よりも約2.5%小さく定められている。第1及
び第2の凸部8及び9によってフランジ部2とシールパ
ッキン4との間の二重シールが構成され、第3及び第4
の凸部10及び11によってシールパッキン4と蓋部材
3との間の二重シールが構成されている。
【0022】上記例では、第1及び第2の凸部8及び9
間の第1の間隔寸法L1を第3及び第4の凸部10及び
11間の第2の間隔寸法L2よりも小さくすることによ
り、シールパッキン4がフランジ部2と蓋部材3との間
に挟持された際における第1乃至第4の凸部の圧縮変形
を確実なものとして、シール性能を高めている。しかし
ながら、フランジ部2の曲率半径が大きくなる場合に
は、この第1の間隔寸法と第2の間隔寸法の関係を逆の
関係にしてもよい。さらにシールパッキン4の弾性率及
び第1乃至第4の凸部の突出寸法を適宜に選択すること
により、第1の間隔寸法と第2の間隔寸法を実質的に一
致させることも可能である。
【0023】また上記例では、係合部7を環状に形成し
ているが、係合部を周方向に間隔をあけて配置した複数
の係合片によって構成してもよいのは勿論である。
【0024】図4は、本発明で用いることができる別の
シールパッキン24の一部の横断面形状を示している
(なお理解を容易にするために断面であることを示すハ
ッチングは省略してある)。このシールパッキン24は
図1に示す横断面形状が円弧状をなすフランジ部2に取
付けるのに適しており、図1のシールパッキン4と置き
換えて使用できるものである。図1のシールパッキン4
との寸法の差を明確にするために、図4には想像線でシ
ールパッキン4の横断面形状を記載してある。そして図
4には、図1〜図3に示したシールパッキン4と同様の
部分に、図1〜図3に付した符号に20の数を加えた数
の符号を付してある。
【0025】このシールパッキン24は上に向かって凸
状に湾曲したフランジ部2(図1)の環状の外表面と対
向する環状のフランジ側対向面部25と、フランジ側対
向面部25と対向する位置にあって蓋部材3(図1)の
板状部3a(図1)の内壁面と対向する蓋側対向面部2
6と、フランジ部2(図1)の環状の縁部2a(図1)
と係合する係合部27とを有している。フランジ側対向
面部25は、環状の平面部25aと円弧状に湾曲したフ
ランジ部2(図1)の外表面に沿うように湾曲した横断
面形状が円弧状の環状の湾曲部25bとを有している。
シールパッキン24のフランジ側対向面部25の湾曲部
25bには、フランジ側対向面部5の全周にわたって延
び且つフランジ部2側に向かって(フランジ側対向面部
25から離れる方向に向かって)突出する環状の8個の
下側凸部28が一体に設けられている。これら下側凸部
28の横断面形状は下側に向かって凸となる三角形形状
を呈している。またフランジ部2の頂点を通る仮想円筒
状面32と合致する位置に1つの下側凸部28が設けら
れ、その内側に4つの下側凸部28が設けられ、その外
側に3つの下側凸部28が設けられている。言い換える
と、フランジ部2の頂点よりも内側の下側凸部28の数
のほうが、外側の下側凸部28の数よりも多くなってい
る。
【0026】またシールパッキン24の蓋側対向面部2
6は、フランジ側対向面部25の湾曲部25bと同心状
に湾曲しており、その上には蓋側対向面部26の全周に
わたって延び且つ蓋部材3(図1)側に向かって(蓋側
対向面部26から離れる方向に向かって)突出する環状
の13個の上側凸部30…が一体に設けられている。こ
れらの上側凸部30…も、横断面形状が上に向かって凸
となる三角形形状を呈しており、すべて同心的に配置さ
れている。上側凸部30間の間隔はほぼ一定である。上
側凸部30…の突出寸法は、下側凸部28の突出寸法よ
りも約1.5倍程大きくなっている。フランジ部2(図
1)の頂点を通る仮想円筒状面32と合致する位置に1
つの上側凸部30が設けられ、その内側に7つの上側凸
部30が設けられ、その外側に5つの上側凸部30が設
けられている。言い換えると、フランジ部2の頂点より
も内側の上側凸部30の数のほうが、外側の下側凸部3
0の数よりも多くなっている。
【0027】フランジ部の頂点よりも内側に位置する上
側凸部30の数をフランジ部の頂点よりも外側に位置す
る上側凸部30の数よりも多くすると、フランジ部の湾
曲加工により生じる加工誤差によってシールパッキン2
4が部分的に外側に引っ張られる場合があっても、シー
ルパッキン24が部分的に外側に引っ張られた部分で
は、本来ならばフランジ部の頂点よりも内側にある1以
上の上側凸部30が頂点よりも外側に移動する。フラン
ジ部の頂点よりも内側に位置する上側凸部30の数がフ
ランジ部の頂点よりも外側に位置する上側凸部30の数
よりも少ない場合には、この1以上の上側凸部の移動に
よりシール性能が低下する。
【0028】上記例は、本発明を電気機器用密封容器に
適用したものであるが、本発明はその他の密封容器にも
当然にして適用できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、フランジ部の縁部とシ
ールパッキンとの係合により、接着剤を用いることなく
シールパッキンをケース本体のフランジ部に取付けるこ
とができる。またシールパッキンにフランジ部と接触す
る複数の下側凸部と蓋部材と接触する複数の上側凸部と
を一体に設けているため、ケース本体の開口部に歪みが
あったり、ケース本体の表面が粗れていても、フランジ
部とシールパッキンとの間及び蓋部材とシールパッキン
との間にそれぞれ複数のシールを構成することができ
て、シールパッキンをケース本体のフランジ部に嵌合さ
せる構造を採用してもシール性能を高く維持することが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を変圧器の密封容器に適用した実施の
形態の一例の要部の部分省略断面図である。
【図2】 図1の実施の形態で用いるシールパッキンの
部分省略断面図である。
【図3】 図2のシールパッキンの一部の拡大横断面図
である。
【図4】 本発明で用いることができる別のシールパッ
キンの一部の横断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 フランジ部 3 蓋部材 4,24 シールパッキン 5,25 フランジ側対向面部 6,26 蓋側対向面部 7,27 係合部 8,9,28 下側凸部 10,11,30 上側凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 明 福岡県宗像郡福間町花見が浜二丁目1番1 号 九州変圧器株式会社内 (72)発明者 太田 幹人 福岡県久留米市白山町60番地 月星化成株 式会社内 (72)発明者 中島 秀善 福岡県久留米市白山町60番地 月星化成株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に全周にわたって連続する環状の
    フランジ部が設けられたケース本体と、 弾性材料から形成されて前記フランジ部に嵌合される環
    状のシールパッキンと、 前記シールパッキンを前記フランジ部に押し付け且つ前
    記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体
    に取付けられた蓋部材とを具備する密封容器であって、 前記シールパッキンは前記フランジ部の環状の外表面と
    対向する環状のフランジ側対向面部と、前記フランジ側
    対向面部と対向する位置にあって前記蓋部材の内壁面と
    対向する蓋側対向面部と、前記フランジ部の環状の縁部
    と係合する係合部とを有し、 前記シールパッキンの前記フランジ側対向面部には、前
    記フランジ側対向面部に沿って延び且つ前記フランジ部
    側に向かって突出する同心状に配置された環状の複数の
    下側凸部が一体に設けられ、 前記シールパッキンの前記蓋側対向面部には、前記蓋側
    対向面部に沿って延び且つ前記蓋部材側に向かって突出
    する同心状に配置された環状の複数の上側凸部が一体に
    設けられ、 前記複数の下側凸部及び前記複数の上側凸部は、前記蓋
    部材が前記ケース本体に取付けられた状態で圧縮変形し
    てシール部を構成することを特徴とする密封容器。
  2. 【請求項2】 開口部に全周にわたって連続する環状の
    フランジ部が設けられた金属製のケース本体と、 弾性材料から形成されて前記フランジ部に嵌合される環
    状のシールパッキンと、 前記シールパッキンを前記フランジ部に押し付け且つ前
    記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体
    に取付けられた金属製の蓋部材とを具備し、 前記フランジ部が上に向かって凸となるように湾曲した
    横断面形状を有している電気機器用密封容器であって、 前記シールパッキンは上に向かって凸状に湾曲した前記
    フランジ部の環状の外表面と対向する環状のフランジ側
    対向面部と、前記フランジ側対向面部と対向する位置に
    あって前記蓋部材の内壁面と対向する蓋側対向面部と、
    前記フランジ部の環状の縁部と係合する係合部とを有
    し、 前記シールパッキンの前記フランジ側対向面部には、前
    記フランジ側対向面部に沿って延び且つ前記フランジ部
    側に向かって突出し同心状に配置された環状の複数の下
    側凸部が一体に設けられ、 前記シールパッキンの前記蓋側対向面部には、前記蓋側
    対向面部に沿って延び且つ前記蓋部材側に向かって突出
    する同心状に配置された環状の複数の上側凸部が一体に
    設けられ、 前記複数の下側凸部及び前記複数の上側凸部は、前記蓋
    部材が前記ケース本体に取付けられた状態で圧縮変形し
    てシール部を構成するように形状が定められ、 前記複数の上側凸部は、前記フランジ部の頂点よりも内
    側に位置する前記上側凸部の数が前記フランジ部の頂点
    よりも外側に位置する前記上側凸部の数よりも多くなる
    ように設けられていることを特徴とする電気機器用密封
    容器。
  3. 【請求項3】 前記フランジ部の前記横断面形状はほぼ
    円弧状を呈しており、 前記フランジ部に嵌合する前の前記シールパッキンの前
    記蓋側対向面部及び前記フランジ側対向面部の横断面形
    状は、前記フランジ部の前記横断面形状とほぼ同心状に
    なるようにほぼ円弧状を呈している請求項2に記載の電
    気機器用密封容器。
  4. 【請求項4】 前記係合部は前記フランジ部の前記縁部
    と連続的に係合するように環状を成していることを特徴
    とする請求項2に記載の電気機器用密封容器。
  5. 【請求項5】 開口部に全周にわたって連続する環状の
    フランジ部が設けられた金属製のケース本体と、 弾性材料から形成されて前記フランジ部に嵌合される環
    状のシールパッキンと、 前記シールパッキンを前記フランジ部に押し付け且つ前
    記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体
    に取付けられた金属製の蓋部材とを具備し、 前記フランジ部が上に向かって凸となるように湾曲した
    横断面形状を有している電気機器用密封容器であって、 前記シールパッキンは上に向かって凸状に湾曲した前記
    フランジ部の環状の外表面と対向する環状のフランジ側
    対向面部と、前記フランジ側対向面部と対向する位置に
    あって前記蓋部材の内壁面と対向する蓋側対向面部と、
    前記フランジ部の環状の縁部と係合する係合部とを有
    し、 前記シールパッキンの前記フランジ側対向面部には、前
    記フランジ側対向面部に沿って延び且つ前記フランジ部
    側に向かって突出する環状の第1の凸部及び前記第1の
    凸部の外側に位置して前記全周に沿って延び且つ前記フ
    ランジ部側に向かって突出する環状の第2の凸部が一体
    に設けられ、 前記シールパッキンの前記蓋側対向面部には、前記蓋側
    対向面部に沿って延び且つ前記蓋部材側に向かって突出
    する環状の第3の凸部及び前記第3の凸部の外側に位置
    して前記蓋側対向面部に沿って延び且つ前記蓋部材側に
    向かって突出する環状の第4の凸部が一体に設けられ、 前記第1乃至第4の凸部は、前記蓋部材が前記ケース本
    体に取付けられた状態で圧縮変形してシール部を構成す
    るように形状が定められていることを特徴とする電気機
    器用密封容器。
  6. 【請求項6】 前記フランジ部の前記横断面形状は円弧
    状を呈しており、 前記シールパッキンが前記フランジ部に嵌合された状態
    で、前記第1の凸部と前記第2の凸部は前記フランジ部
    の頂点を通る仮想筒状面の両側に該仮想筒状面からほぼ
    等しい第1の間隔寸法を開けるように配置され、 前記シールパッキンが前記フランジ部に嵌合された状態
    で、前記第3の凸部と前記第4の凸部は前記仮想筒状面
    の両側に該仮想筒状面からほぼ等しい第2の間隔寸法を
    開けるように配置され、 前記第1の間隔寸法が前記第2の間隔寸法より小さいこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電気機器用密封容器。
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