JPH11121122A - 回路選択システム - Google Patents

回路選択システム

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JPH11121122A
JPH11121122A JP30492197A JP30492197A JPH11121122A JP H11121122 A JPH11121122 A JP H11121122A JP 30492197 A JP30492197 A JP 30492197A JP 30492197 A JP30492197 A JP 30492197A JP H11121122 A JPH11121122 A JP H11121122A
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JP
Japan
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conductive
terminal
sensor device
region
manual sensor
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Application number
JP30492197A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takasuka
清 高須賀
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KYOUIKU MEDEIA KAIHATSU CONSUL
KYOUIKU MEDEIA KAIHATSU CONSULTING KK
Original Assignee
KYOUIKU MEDEIA KAIHATSU CONSUL
KYOUIKU MEDEIA KAIHATSU CONSULTING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡潔な構成により、複数の回路の中から所望の
回路を選択することのできる回路選択システムを提供す
る。 【解決手段】1つの共通マイナス側端子と少なくとも2
つ以上のプラス側端子とよりなる複数の導電端子を備え
た手動センサー装置と、手動センサー装置とは分離独立
して紙面上またはプラスチック製品、その他の材料の表
面に形成されるとともに、手動センサー装置を当接可能
に構成され、手動センサー装置を当接させた際において
複数の導電端子と当接する部位に導電材料を選択的に添
設した導電パターンとを有することを特徴とする回路選
択システムであって、手動センサー装置と導電パターン
とを当接させた際に、導電材料は、1つのマイナス側端
子と少なくとも1つのプラス側端子とを電気的に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路選択システム
に関し、さらに詳細には、簡潔な構成により所望の回路
を適宜選択することのできる回路選択システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の回路の中から所望の回
路を選択する手法としては、例えば、複数のスイッチを
切り換えることにより所望の回路を選択する手法が知ら
れている。
【0003】しかしながら、こうした従来の手法におい
ては、スイッチの構成が複雑化するために、装置全体が
大型化するとともに、コスト高を招来するという問題点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、簡潔な構成によ
り、複数の回路の中から所望の回路を選択することので
きる回路選択システムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、1つの共通
マイナス側端子と少なくとも2つ以上のプラス側端子と
よりなる複数の導電端子を備えた手動センサー装置と、
上記手動センサー装置とは分離独立して紙面上またはプ
ラスチック製品、その他の材料の表面に形成されるとと
もに、上記手動センサー装置を当接可能に構成され、上
記手動センサー装置を当接させた際において上記複数の
導電端子と当接する部位に導電材料を選択的に添設した
導電パターンとを有することを特徴とする回路選択シス
テムであって、上記手動センサー装置と上記導電パター
ンとを当接させた際に、上記導電材料は、上記1つのマ
イナス側端子と上記少なくとも1つのプラス側端子とを
電気的に接続するようにしたものである。
【0006】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、1つの共通マイナス側端子と少なくとも2つ以上の
プラス側端子とよりなる複数の導電端子と、上記1つの
共通マイナス側端子と上記少なくとも2つ以上のプラス
側端子との間に配置された導電プレートとを備えた手動
センサー装置と、上記手動センサー装置とは分離独立し
て紙面上またはプラスチック製品、その他の材料の表面
に形成されるとともに、上記手動センサー装置を当接可
能に構成され、上記手動センサー装置を当接させた際に
おいて上記複数の導電端子と当接する部位に導電材料を
選択的に添設した導電パターンとを有することを特徴と
する回路選択システムであって、上記手動センサー装置
と上記導電パターンとを当接させた際に、上記導電プレ
ートは、選択的に添設された導電材料と上記1つのマイ
ナス側端子と上記少なくとも1つのプラス側端子とを電
気的に接続するようにしたものである。
【0007】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、1つの共通マイナス側端子と少なくとも2つ以上の
プラス側端子とよりなる複数の導電端子と、上記1つの
共通マイナス側端子および上記少なくとも2つ以上のプ
ラス側端子の外側に配置された導電プレートとを備えた
手動センサー装置と、上記手動センサー装置とは分離独
立して紙面上またはプラスチック製品、その他の材料の
表面に形成されるとともに、上記手動センサー装置を当
接可能に構成され、上記手動センサー装置を当接させた
際において上記複数の導電端子と当接する部位に導電材
料を選択的に添設した導電パターンとを有することを特
徴とする回路選択システムであって、上記手動センサー
装置と上記導電パターンとを当接させた際に、上記導電
プレートは、選択的に添設された導電材料と上記1つの
マイナス側端子と上記少なくとも1つのプラス側端子と
を電気的に接続するようにしたものである。
【0008】従って、本発明によれば、導電材料の添設
部位を適宜選択することにより、導電材料の添設部位に
応じて選択的にマイナス側端子とプラス側端子とが接続
された回路を構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による回路選択システムの実施の形態の一例
を詳細に説明する。
【0010】図1には、本発明による回路選択システム
を備えた音声発生装置の概念構成図が示されている。
【0011】この音声発生装置は、人が手に持つことが
できる手動センサー装置10と、手動センサー装置10
とは分離独立して紙面上またはプラスチック製品、その
他の材料の表面に形成された導電パターン12と、マイ
クロ・コンピュータ14により制御される信号処理装置
16と、同じくマイクロ・コンピュータ14により制御
される音源装置18とを有しており、図示しない電源装
置により駆動されるものである。
【0012】なお、音源装置18には、アンプやスピー
カーで構成されるサウンド・システム19が接続されて
おり、音源装置18で生成された音声情報を空間に放音
するようになされている。
【0013】上記した手動センサー装置10には、プラ
ス側端子として機能する第1導電端子20と、プラス側
端子として機能する第2導電端子22と、プラス側端子
として機能する第3導電端子24と、プラス側端子とし
て機能する第4導電端子26と、マイナス側端子として
機能する第5導電端子28とが配設されている。
【0014】これら第1導電端子20、第2導電端子2
2、第3導電端子24、第4導電端子26および第5導
電端子28は、第5導電端子28を中心に位置させて、
第1導電端子20、第2導電端子22、第3導電端子2
4および第4導電端子26が第5導電端子28の周囲に
位置するようにして配置されている。
【0015】そして、第1導電端子20には導線路30
が接続され、第2導電端子22には導線路32が接続さ
れ、第3導電端子24には導線路34が接続され、第4
導電端子26には導線路36が接続され、第5導電端子
28には導線路38が接続されており、これら導線路3
0、32、34、36、38はマイクロ・コンピュータ
14により制御される信号処理装置16に接続されてい
る。
【0016】そして、信号処理装置16は、後述するよ
うに、手動センサー装置10と導電パターン12との電
気的接続により構成される回路に従って電気的に導通さ
れる導線路30、32、34、36、38の電気的導通
状態に応じて、当該電気的導通状態のそれぞれに対して
予め指定された音色の音声情報を生成するためのパラメ
ータ信号を音源装置18に出力する。
【0017】音源装置18においては、信号処理装置1
6から出力されたパラメータ信号に基づいてパラメータ
の設定を行い、導線路30、32、34、36、38の
電気的導通状態に対応して予め指定された音色の音声情
報を発生する。
【0018】そして、音源装置18により発生された音
声情報は、サウンド・システム19を介して空間に放音
される。
【0019】一方、導電パターン12には、導電インク
や導電箔あるいはカーボンなどの導電材料が選択的に添
設される領域たる4箇所の導電領域40、即ち、第1導
電領域40aと、第2導電領域40bと、第3導電領域
40cと、第4導電領域40dとが配置されている。こ
れら第1導電領域40a、第2導電領域40b、第3導
電領域40cおよび第4導電領域40dには、少なくと
もいずれか1箇所以上に導電材料が添設されるものであ
る。
【0020】従って、導電パターン12の上記4箇所の
導電領域40(第1導電領域40a、第2導電領域40
b、第3導電領域40c、第4導電領域40d)に導電
材料を添設するパターンとしては、図2(a)〜(o)
に示す15種類のパターンが存在することになる。な
お、図2(a)〜(o)において、黒塗りされた導電領
域40が、導電材料を添設された導電領域40を示す。
【0021】ここで、手動センサー装置10と導電パタ
ーン12とは、概念的には図1を内側に折り曲げて、図
1において図示された手動センサー装置10と導電パタ
ーン12とを当接するようにして電気的接続を行うもの
であり、この際に、図1上矢印で示す手動センサー装置
10の地点Aと導電パターン12の地点Bとが対向する
とともに、第1導電端子20と第1導電領域40aとが
当接し、第2導電端子22と第2導電領域40bとが当
接し、第3導電端子24と第3導電領域40cとが当接
し、第4導電端子26と第4導電領域40dとが当接す
るようになされている。
【0022】なお、図1に示す導電パターン12の中心
に破線12aで囲んだ領域は、手動センサー装置10と
導電パターン12とを当接させて電気的に接続させた際
に、第5導電端子28が位置する領域である。
【0023】従って、手動センサー装置10と導電パタ
ーン12とを当接させて電気的に接続させた際において
は、マイナス側端子として機能する第5導電端子28
は、導電パターン12の4箇所の導電領域40(第1導
電領域40a、第2導電領域40b、第3導電領域40
c、第4導電領域40d)に添設される導電材料と電気
的に接続されることになる。
【0024】以上の構成において、図2(a)〜(o)
に示すように4箇所の導電領域40(第1導電領域40
a、第2導電領域40b、第3導電領域40c、第4導
電領域40d)に導電材料を添設した15種類の導電パ
ターン12を用意する。
【0025】これら15種類の導電パターン12のいず
れかを選択して、選択した導電パターンに対して手動セ
ンサー装置10を適宜に当接して、当該導電パターン1
2と手動センサー装置10とを電気的に接続すると、導
電パターン12の4箇所の導電領域40(第1導電領域
40a、第2導電領域40b、第3導電領域40c、第
4導電領域40d)に添設された導電材料を介して、手
動センサー装置10のプラス側端子たる第1導電端子2
0、第2導電端子22、第3導電端子24ならびに第4
導電端子26とマイナス側端子たる第5導電端子28と
を接続する、図2(a)〜(o)の導電パターン12に
対応した15種類の回路が構成されることになる。
【0026】そして、上記のようにして構成された回路
に応じて、導線路30、32、34、36、38の電気
的導通状態が変化し、信号処理装置16から音源装置1
8に導線路30、32、34、36、38の電気的導通
状態に対して予め指定された音色の音声情報を生成する
ためのパラメータ信号が出力される。
【0027】音源装置18では、信号処理装置16から
出力されたパラメータ信号に基づいてパラメータの設定
が行われ、導線路30、32、34、36、38の電気
的導通状態に対応して予め指定された音色の音声情報が
発生され、サウンド・システム19を介して空間に放音
される。
【0028】従って、図2(a)〜(o)に示す15種
類の導電パターン12の中からいずれかを選択して、当
該選択した導電パターン12と手動センサー装置10と
を電気的に接続することにより、当該選択した導電パタ
ーン12に対応した回路が選択的に構成されることにな
る。
【0029】このため、図2(a)〜(o)に示す15
種類の導電パターン12をそれぞれ選択して手動センサ
ー装置10と電気的に接続することにより構成される1
5種類の回路に対して、それぞれ異なる音色を割り当て
るようにして音源装置18を駆動すると、15種類の導
電パターン12に対応してそれぞれ異なる音色の音声を
発生させることができる。
【0030】なお、図2(p)に示すように、導電パタ
ーン12の4箇所の導電領域40(第1導電領域40
a、第2導電領域40b、第3導電領域40c、第4導
電領域40d)のいずれにも導電材料を添設していない
場合には、導電パターン12と手動センサー装置10と
を当接しても両者が電気的に接続されることはない。こ
のため、手動センサー装置10のプラス側端子たる第1
導電端子20、第2導電端子22、第3導電端子24な
らびに第4導電端子26とマイナス側端子たる第5導電
端子28とは電気的に接続されることはなく、どのよう
な回路も構成されることはない。
【0031】従って、導線路30、32、34、36、
38はいずれも電気的導通状態とはならず、信号処理装
置16ならびに音源装置18が駆動されることはないの
で、音声が発生されることはない。
【0032】図3は、手動センサー装置と導電パターン
との他の構成例を示すものである。なお、図3に示す手
動センサー装置と導電パターンとを用いて音声発生装置
を構成する際には、図1に示す構成と同様に構成すれば
よいので、その詳細な説明は省略する。
【0033】この図3に示す構成例において、手動セン
サー装置100には、プラス側端子として機能する第1
導電端子102と、プラス側端子として機能する第2導
電端子104と、プラス側端子として機能する第3導電
端子106と、プラス側端子として機能する第4導電端
子108と、マイナス側端子として機能する第5導電端
子110とが配設されている。
【0034】これら第1導電端子102、第2導電端子
104、第3導電端子106、第4導電端子108およ
び第5導電端子110は、第5導電端子110を外周側
に位置させて、内周側に第1導電端子102、第2導電
端子104、第3導電端子106および第4導電端子1
08を位置するようにして配置されている。
【0035】導電パターン112には、予め導電インク
や導電箔あるいはカーボンなどの導電材料が添設された
マイナス側導電材料領域114(図3上において黒塗り
で示す。)と、導電インクや導電箔あるいはカーボンな
どの導電材料が選択的に添設される領域たる4箇所の導
電領域116、即ち、第1導電領域116aと、第2導
電領域116bと、第3導電領域116cと、第4導電
領域116dとが配置されている。これら第1導電領域
116a、第2導電領域116b、第3導電領域116
cおよび第4導電領域116dには、少なくともいずれ
か1箇所以上に導電材料が添設されるものである。
【0036】そして、第1導電領域116a、第2導電
領域116b、第3導電領域116cおよび第4導電領
域116dに導電材料を添設する際には、当該添設した
導電材料とマイナス側導電材料領域114とが電気的に
接続されるように添設する。従って、導電パターン11
2の上記4箇所の導電領域116(第1導電領域116
a、第2導電領域116b、第3導電領域116c、第
4導電領域116d)に導電材料を添設するパターンと
しては、図1に示す場合と同様に、15種類のパターン
が存在することになる(図4には、15種類のパターン
の中の1つが例示的に示されており、黒塗りされた導電
領域116が、導電材料が添設された導電領域116示
す。)。
【0037】ここで、手動センサー装置100と導電パ
ターン112とは、概念的には図3を内側に折り曲げ
て、図3において図示された手動センサー装置100と
導電パターン112とを当接するようにして電気的接続
を行うものであり、この際に、図3上矢印で示す手動セ
ンサー装置100の地点Aと導電パターン112の地点
Bとが対向するとともに、第1導電端子102と第1導
電領域116aとが当接し、第2導電端子104と第2
導電領域116bとが当接し、第3導電端子106と第
3導電領域116cとが当接し、第4導電端子108と
第4導電領域116dとが当接し、第5導電端子110
とマイナス側導電材料領域114とが当接するようにな
されている。
【0038】従って、手動センサー装置100と導電パ
ターン112とを当接させて電気的に接続させた際にお
いては、マイナス側端子として機能する第5導電端子1
10は、導電パターン12のマイナス側導電材料領域1
14(上記したように、第1導電領域116a、第2導
電領域116b、第3導電領域116cおよび第4導電
領域116dに導電材料を添設する際には、当該添設し
た導電材料とマイナス側導電材料領域114とは電気的
に接続されるものである。)と電気的に接続されること
になる。
【0039】以上の構成において、4箇所の導電領域1
16(第1導電領域116a、第2導電領域116b、
第3導電領域116c、第4導電領域116d)に導電
材料を添設した15種類の導電パターン112を用意す
る。
【0040】これら15種類の導電パターン112のい
ずれかを選択して、選択した導電パターンに対して手動
センサー装置100を適宜に当接して当該導電パターン
112と手動センサー装置112とを電気的に接続する
と、導電パターン112の4箇所の導電領域116(第
1導電領域116a、第2導電領域116b、第3導電
領域116c、第4導電領域116d)に添設された導
電材料およびマイナス側導電材料領域114を介して、
手動センサー装置100のプラス側端子たる第1導電端
子102、第2導電端子104、第3導電端子106な
らびに第4導電端子108とマイナス側端子たる第5導
電端子110とを接続する、15種類の導電パターン1
2に対応した15種類の回路が構成されることになる。
【0041】従って、15種類の導電パターン12の中
からいずれかを選択して、当該選択した導電パターン1
12と手動センサー装置100とを電気的に接続するこ
とにより、当該選択した導電パターン112に対応した
回路が選択的に構成されることになる。
【0042】図5は、手動センサー装置と導電パターン
とのさらに他の構成例を示すものである。この図5に示
す構成例は、手動センサー装置に9個の導電端子が配設
されるとともに、これら9個の導電端子に対応して導電
パターンの導電領域が形成されている点において、5個
の導電端子を備えた図1および図3に示す構成例と異な
る。
【0043】しかしながら、導電パターンの導電領域に
導電材料を適宜添設して、導電パターンと手動センサー
装置との電気的接続により所望の回路を選択的に構成す
る点については、図1および図3に示す構成例と同様で
ある。
【0044】従って、図5に示す手動センサー装置と導
電パターンとを用いて音声発生装置を構成する際にも、
図1ならびに図3に示す構成と同様に構成すればよいの
で、その詳細な説明は省略する。
【0045】この図5に示す構成例において、手動セン
サー装置200には、プラス側端子として機能する第1
導電端子202と、プラス側端子として機能する第2導
電端子204と、プラス側端子として機能する第3導電
端子206と、プラス側端子として機能する第4導電端
子208と、プラス側端子として機能する第5導電端子
210と、プラス側端子として機能する第6導電端子2
12と、プラス側端子として機能する第7導電端子21
4と、プラス側端子として機能する第8導電端子216
と、マイナス側端子として機能する第9導電端子218
とが配設されている。
【0046】これら第1導電端子202、第2導電端子
204、第3導電端子206、第4導電端子208、第
5導電端子210、第6導電端子212、第7導電端子
214、第8導電端子216および第9導電端子218
は、導電材料により形成された導電プレート220を中
心に位置させて、この導電プレート220の周囲を取り
囲むように配置されている。
【0047】導電パターン222には、予め導電インク
や導電箔あるいはカーボンなどの導電材料が添設された
マイナス側導電材料領域224(図5上において黒塗り
で示す。)と、導電インクや導電箔あるいはカーボンな
どの導電材料が選択的に添設される領域たる8箇所の導
電領域226、即ち、第1導電領域226aと、第2導
電領域226bと、第3導電領域226cと、第4導電
領域226dと、第5導電領域226eと、第6導電領
域226fと、第7導電領域226gと、第8導電領域
226hとが配置されている。これら第1導電領域22
6a、第2導電領域226b、第3導電領域226c、
第4導電領域226d、第5導電領域226e、第6導
電領域226f、第7導電領域226gおよび第8導電
領域226hには、少なくともいずれか1箇所以上に導
電材料が添設されるものである。従って、導電パターン
222の上記8箇所の導電領域226(第1導電領域2
26a、第2導電領域226b、第3導電領域226
c、第4導電領域226d、第5導電領域226e、第
6導電領域226f、第7導電領域226g、第8導電
領域226h)に導電材料を添設するパターンとして
は、図1に示す場合と同様にして、256種類のパター
ンが存在することになる(図6には、256種類のパタ
ーンの中の1つが例示的に示されており、黒塗りされた
導電領域226が、導電材料が添設された導電領域22
6を示す。)。
【0048】ここで、手動センサー装置200と導電パ
ターン222とは、概念的には図5を内側に折り曲げ
て、図5において図示された手動センサー装置200と
導電パターン222とを当接するようにして電気的接続
を行うものであり、この際に、図5上矢印で示す手動セ
ンサー装置200の地点Aと導電パターン222の地点
Bとが対向するとともに、第1導電端子202と第1導
電領域226aとが当接し、第2導電端子204と第2
導電領域226bとが当接し、第3導電端子206と第
3導電領域226cとが当接し、第4導電端子208と
第4導電領域226dとが当接し、第5導電端子210
と第5導電領域226eとが当接し、第6導電端子21
2と第6導電領域226fとが当接し、第7導電端子2
14と第7導電領域226gとが当接し、第8導電端子
216と第8導電領域226hとが当接し、第9導電端
子218とマイナス側導電材料領域224とが当接する
ようになされている。
【0049】なお、図5に示す導電パターン222の中
心に破線222aで囲んだ領域は、手動センサー装置2
00と導電パターン222とを当接させて電気的に接続
させた際に、導電プレート220が位置する領域であ
る。
【0050】従って、手動センサー装置200と導電パ
ターン222とを当接させて電気的に接続させた際にお
いては、マイナス側端子として機能する第9導電端子2
18は、導電プレート220を介して、導電パターン2
22の8箇所の導電領域226(第1導電領域226
a、第2導電領域226b、第3導電領域226c、第
4導電領域226d、第5導電領域226e、第6導電
領域226f、第7導電領域226g、第8導電領域2
26h)に添設される導電材料と電気的に接続されるこ
とになる。
【0051】以上の構成において、8箇所の導電領域2
26(第1導電領域226a、第2導電領域226b、
第3導電領域226c、第4導電領域226d、第5導
電領域226e、第6導電領域226f、第7導電領域
226g、第8導電領域226h)に導電材料を添設し
た256種類の導電パターン222を用意する。
【0052】これら256種類の導電パターン222の
いずれかを選択して、選択した導電パターンに対して手
動センサー装置200を適宜に当接し、当該導電パター
ン222と手動センサー装置200とを電気的に接続す
ると、導電パターン222の8箇所の導電領域226
(第1導電領域226a、第2導電領域226b、第3
導電領域226c、第4導電領域226d、第5導電領
域226e、第6導電領域226f、第7導電領域22
6g、第8導電領域226h)に添設された導電材料お
よび導電プレート220を介して、手動センサー装置2
00のプラス側端子たる第1導電端子202、第2導電
端子204、第3導電端子206、第4導電端子20
8、第5導電端子210、第6導電端子212、第7導
電端子214ならびに第8導電端子216とマイナス側
端子たる第9導電端子218とを接続する、256種類
の導電パターン222に対応した256種類の回路が構
成されることになる。
【0053】従って、256種類の導電パターン222
の中からいずれかを選択して、当該選択した導電パター
ン222と手動センサー装置200とを電気的に接続す
ることにより、当該選択した導電パターン222に対応
した回路が選択的に構成されることになる。
【0054】なお、図5に示した手動センサー装置20
0において、第9導電端子218をプラス側端子として
機能させ、第1導電領域226a〜第8導電領域226
hの8個の導電端子のいずれか1つをマイナス側端子と
して機能させてもよい。この場合には、導電パターン2
22において、マイナス側端子として機能する導電端子
と対向する導電領域226をマイナス側導電材料領域2
24として構成し、第9導電端子218と対向するマイ
ナス側導電材料領域224を導電領域226として構成
すればよい。
【0055】図7は、手動センサー装置と導電パターン
とのさらに他の構成例を示すものである。この図7に示
す構成例は、図5に示す構成例と同様に、手動センサー
装置に9個の導電端子が配設されるとともに、これら9
個の導電端子に対応して導電パターンの導電領域が形成
されている点において、5個の導電端子を備えた図1お
よび図3に示す構成例と異なる。
【0056】しかしながら、導電パターンの導電領域に
導電材料を適宜添設して、導電パターンと手動センサー
装置との電気的接続により所望の回路を選択して構成す
る点については、図1および図3に示す構成例と同様で
ある。
【0057】従って、図7に示す手動センサー装置と導
電パターンとを用いて音声発生装置を構成する際にも、
図1ならびに図3に示す構成と同様に構成すればよいの
で、その詳細な説明は省略する。
【0058】この図7に示す構成例において、手動セン
サー装置300には、プラス側端子として機能する第1
導電端子302と、プラス側端子として機能する第2導
電端子304と、プラス側端子として機能する第3導電
端子306と、プラス側端子として機能する第4導電端
子308と、プラス側端子として機能する第5導電端子
310と、プラス側端子として機能する第6導電端子3
12と、プラス側端子として機能する第7導電端子31
4と、プラス側端子として機能する第8導電端子316
と、マイナス側端子として機能する第9導電端子318
とが配設されている。
【0059】これら第1導電端子302、第2導電端子
304、第3導電端子306、第4導電端子308、第
5導電端子310、第6導電端子312、第7導電端子
314、第8導電端子316および第9導電端子318
は、導電材料により形成された導電プレート319によ
り周囲を取り囲まれるように配置されている。
【0060】導電パターン320には、予め導電インク
や導電箔あるいはカーボンなどの導電材料が添設された
マイナス側導電材料領域322(図7上において黒塗り
で示す。)と、導電インクや導電箔あるいはカーボンな
どの導電材料が選択的に添設される領域たる8箇所の導
電領域324、即ち、第1導電領域324aと、第2導
電領域324bと、第3導電領域324cと、第4導電
領域324dと、第5導電領域324eと、第6導電領
域324fと、第7導電領域324gと、第8導電領域
324hとが配置されている。
【0061】これら第1導電領域324a、第2導電領
域324b、第3導電領域324c、第4導電領域32
4d、第5導電領域324e、第6導電領域324f、
第7導電領域324gおよび第8導電領域324hに
は、少なくともいずれか1箇所以上に導電材料が添設さ
れるものである。
【0062】従って、導電パターン320の上記8箇所
の導電領域324(第1導電領域324a、第2導電領
域324b、第3導電領域324c、第4導電領域32
4d、第5導電領域324e、第6導電領域324f、
第7導電領域324g、第8導電領域324h)に導電
材料を添設するパターンとしては、図1に示す場合と同
様にして、256種類のパターンが存在することになる
(図8には、256種類のパターンの中の1つが例示的
に示されており、黒塗りされた導電領域324が、導電
材料が添設された導電領域324を示す。)。
【0063】ここで、手動センサー装置300と導電パ
ターン320とは、概念的には図7を内側に折り曲げ
て、図7において図示された手動センサー装置300と
導電パターン320とを当接するようにして電気的接続
を行うものであり、この際に、図7上矢印で示す手動セ
ンサー装置300の地点Aと導電パターン320の地点
Bとが対向するとともに、第1導電端子302と第1導
電領域324aとが当接し、第2導電端子304と第2
導電領域324bとが当接し、第3導電端子306と第
3導電領域324cとが当接し、第4導電端子308と
第4導電領域324dとが当接し、第5導電端子310
と第5導電領域324eとが当接し、第6導電端子31
2と第6導電領域324fとが当接し、第7導電端子3
14と第7導電領域324gとが当接し、第8導電端子
316と第8導電領域324hとが当接し、第9導電端
子318とマイナス側導電材料領域322とが当接する
ようになされている。
【0064】なお、図5に示す導電パターン320の外
周に破線で囲んだ領域は、手動センサー装置300と導
電パターン320とを当接させて電気的に接続させた際
に、導電プレート319が位置する領域である。
【0065】従って、手動センサー装置300と導電パ
ターン320とを当接させて電気的に接続させた際にお
いては、マイナス側端子として機能する第9導電端子3
18は、導電プレート319を介して、導電パターン3
20の8箇所の導電領域324(第1導電領域324
a、第2導電領域324b、第3導電領域324c、第
4導電領域324d、第5導電領域324e、第6導電
領域324f、第7導電領域324g、第8導電領域3
24h)に添設される導電材料と電気的に接続されるこ
とになる。
【0066】以上の構成において、8箇所の導電領域3
24(第1導電領域324a、第2導電領域324b、
第3導電領域324c、第4導電領域324d、第5導
電領域324e、第6導電領域324f、第7導電領域
324g、第8導電領域324h)に導電材料を添設し
た256種類の導電パターン320を用意する。
【0067】これら256種類の導電パターン320の
いずれかを選択して、選択した導電パターンに対して手
動センサー装置300を適宜に当接し、当該導電パター
ン320と手動センサー装置300とを電気的に接続す
ると、導電パターン320の8箇所の導電領域324
(第1導電領域324a、第2導電領域324b、第3
導電領域324c、第4導電領域324d、第5導電領
域324e、第6導電領域324f、第7導電領域32
4g、第8導電領域324h)に添設された導電材料お
よび導電プレート319を介して、手動センサー装置3
00のプラス側端子たる第1導電端子302、第2導電
端子304、第3導電端子306、第4導電端子30
8、第5導電端子310、第6導電端子312、第7導
電端子314ならびに第8導電端子316とマイナス側
端子たる第9導電端子318とを接続する、256種類
の導電パターン320に対応した256種類の回路が構
成されることになる。
【0068】従って、256種類の導電パターン320
の中からいずれかを選択して、当該選択した導電パター
ン320と手動センサー装置300とを電気的に接続す
ることにより、当該選択した導電パターン320に対応
した回路が選択的に構成されることになる。
【0069】なお、図7に示した手動センサー装置30
0において、第9導電端子318をプラス側端子として
機能させ、第1導電領域324a〜第8導電領域324
hの8個の導電端子のいずれか1つをマイナス側端子と
して機能させてもよい。この場合には、導電パターン3
20において、マイナス側端子として機能する導電端子
と対向する導電領域324をマイナス側導電材料領域3
22として構成し、第9導電端子318と対向するマイ
ナス側導電材料領域322を導電領域324として構成
すればよい。
【0070】また、図9は、手動センサー装置と導電パ
ターンとのさらに他の構成例を示すものである。この図
9の左図に示す手動センサー装置は、図5に示す手動セ
ンサー装置において、導電プレート220を取り除いた
ものに相当する。
【0071】こうした図9の左図に示すような手動セン
サー装置を用いる場合に、図9の右図に示すような導電
パターンを用いるものである。この図9の右図に示す導
電パターンは、手動センサー装置に配設された9個の導
電端子(図9の左図における黒丸部分)に対応して、導
電パターンの導電領域(図9の右図における枝状の白抜
き部分)が形成されている。
【0072】なお、図9の左図において、手動センサー
装置に配設された9個の導電端子のいずれか1つがマイ
ナス側端子として機能するものであり、このマイナス側
端子に対応する図9の右図の導電パターンの導電領域
は、マイナス側導電材料領域として形成されるものであ
る。
【0073】そして、図9の右図の導電パターンの導電
領域に導電材料を添設する際には、必ずマイナス側導電
材料領域と電気的に接続するように添設するものであ
る。
【0074】この図9の右図に示す導電パターンにおい
ても、導電材料を添設するパターンとしては、図1に示
す場合と同様にして、256種類のパターンが存在する
ことになる(図10(a)〜(g)には、256種類の
パターンの中の7つが例示的に示されており、黒塗りさ
れた導電領域が、導電材料が添設された導電領域を示
す。)。
【0075】なお、上記した実施の形態においては、本
発明を音声発生装置に用いた場合について説明したが、
この際に、単に音色の選択に用いるだけでなく、各導電
パターンに対応させた所定の文章を選択的に発音するよ
うにしてもよい。
【0076】また、上記した実施の形態に示すように本
発明を音声発生装置に用いるだけでなく、照明装置など
に用いて、所定の箇所を選択的に照明することができる
ようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、簡潔な構成により、複数の回路の中から所
望の回路を選択することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路選択システムを備えた音声発
生装置の概念構成図である。
【図2】15種類の導電パターンを示す説明図である。
【図3】手動センサー装置と導電パターンとの他の構成
例を示す概念構成図である。
【図4】導電パターンの一例を示す説明図である。
【図5】手動センサー装置と導電パターンとの他の構成
例を示す概念構成図である。
【図6】導電パターンの一例を示す説明図である。
【図7】手動センサー装置と導電パターンとの他の構成
例を示す概念構成図である。
【図8】導電パターンの一例を示す説明図である。
【図9】手動センサー装置と導電パターンとの他の構成
例を示す概念構成図である。
【図10】7種類の導電パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
10 手動センサー装置 12 導電パターン 14 マイクロ・コンピュータ 16 信号処理装置 18 音源装置 19 サウンド・システム 20 第1導電端子 22 第2導電端子 24 第3導電端子 26 第4導電端子 28 第5導電端子 30、32、34、36、38 導線路 40 導電領域 40a 第1導電領域 40b 第2導電領域 40c 第3導電領域 40d 第4導電領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの共通マイナス側端子と少なくとも
    2つ以上のプラス側端子とよりなる複数の導電端子を備
    えた手動センサー装置と、 前記手動センサー装置とは分離独立して紙面上またはプ
    ラスチック製品、その他の材料の表面に形成されるとと
    もに、前記手動センサー装置を当接可能に構成され、前
    記手動センサー装置を当接させた際において前記複数の
    導電端子と当接する部位に導電材料を選択的に添設した
    導電パターンとを有することを特徴とする回路選択シス
    テムであって、 前記手動センサー装置と前記導電パターンとを当接させ
    た際に、 前記導電材料は、前記1つのマイナス側端子と前記少な
    くとも1つのプラス側端子とを電気的に接続することを
    特徴とする回路選択システム。
  2. 【請求項2】 1つの共通マイナス側端子と少なくとも
    2つ以上のプラス側端子とよりなる複数の導電端子と、
    前記1つの共通マイナス側端子と前記少なくとも2つ以
    上のプラス側端子との間に配置された導電プレートとを
    備えた手動センサー装置と、 前記手動センサー装置とは分離独立して紙面上またはプ
    ラスチック製品、その他の材料の表面に形成されるとと
    もに、前記手動センサー装置を当接可能に構成され、前
    記手動センサー装置を当接させた際において前記複数の
    導電端子と当接する部位に導電材料を選択的に添設した
    導電パターンとを有することを特徴とする回路選択シス
    テムであって、 前記手動センサー装置と前記導電パターンとを当接させ
    た際に、 前記導電プレートは、選択的に添設された導電材料と前
    記1つのマイナス側端子と前記少なくとも1つのプラス
    側端子とを電気的に接続することを特徴とする回路選択
    システム。
  3. 【請求項3】 1つの共通マイナス側端子と少なくとも
    2つ以上のプラス側端子とよりなる複数の導電端子と、
    前記1つの共通マイナス側端子および前記少なくとも2
    つ以上のプラス側端子の外側に配置された導電プレート
    とを備えた手動センサー装置と、 前記手動センサー装置とは分離独立して紙面上またはプ
    ラスチック製品、その他の材料の表面に形成されるとと
    もに、前記手動センサー装置を当接可能に構成され、前
    記手動センサー装置を当接させた際において前記複数の
    導電端子と当接する部位に導電材料を選択的に添設した
    導電パターンとを有することを特徴とする回路選択シス
    テムであって、 前記手動センサー装置と前記導電パターンとを当接させ
    た際に、 前記導電プレートは、選択的に添設された導電材料と前
    記1つのマイナス側端子と前記少なくとも1つのプラス
    側端子とを電気的に接続することを特徴とする回路選択
    システム。
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