JPH11120740A - ディスクカートリッジおよびディスクカートリッジ・レンタルシステム - Google Patents

ディスクカートリッジおよびディスクカートリッジ・レンタルシステム

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JPH11120740A
JPH11120740A JP27625897A JP27625897A JPH11120740A JP H11120740 A JPH11120740 A JP H11120740A JP 27625897 A JP27625897 A JP 27625897A JP 27625897 A JP27625897 A JP 27625897A JP H11120740 A JPH11120740 A JP H11120740A
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JP
Japan
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disk
information
rental
disk cartridge
time
Prior art date
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Application number
JP27625897A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Ohira
恒久 大平
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクに直接触れることなくディスクの情
報を再生でき、再生制限を時間で制限することにより、
レンタルを提供する側は、余分な在庫もせずにレンタル
効率の向上と、ディスクカートリッジ本体と顧客の管理
が行え、利用者は、使い勝手が良く、品質管理された利
便制性の高いディスクカートリッジを何時でも時間料金
制でレンタルできるディスクカートリッジ・レンタルシ
ステム。 【解決手段】 条件制御手段14と情報管理手段15と
を備え、ディスク5を収納したディスクカートリッジ1
と、レンタル管理装置9と、再生装置13とを備えたデ
ィスクカートリッジ・レンタルシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(コンパク
トディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)等の
光ディスクや磁気ディスクや光磁気ディスク等、映像・
音声情報やコンピュータプログラム等をデジタル記録し
たディスクを、カートリッジに収納した状態でレンタル
システム等に利用するディスクカートリッジ及びディス
クカートリッジ・レンタルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えばCD等のレンタル店では、
ディスクのケースからの出し入れが頻繁で、この結果デ
ィスクの表面に傷、汚れ、指紋等が付いてしまう。ま
た、管理面では、ディスク自体にバーコード等のシール
を貼付したり、あるいはディスク毎に管理番号を付す等
して伝票等で、その管理を行っていた。さらに利用者
は、ディスクのレンタルサービスを受ける場合には日割
り計算による方法が多く採用されていた。そのため、将
来想定される映像・音声情報が高密度で長時間記録され
たDVDや高価なコンピュータソフトウェア等が記録さ
れたCD−ROM等のレンタルサービスに対し、従来の
これら方法ではレンタル店が効率的な管理を行うにも、
また利用者がメリットのあるレンタルサービスを受ける
ためにも不十分であり、新しいディスクの管理方法やレ
ンタルサービスの方法が必要とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、CD等のディス
クを再生する時には、ディスクを再生装置で使用する度
にケースや再生装置からディスクを出し入れするので、
使用頻度の高いディスクでは、使用する度にディスクの
表面に傷、汚れ、指紋等が付く課題がある。
【0004】また、レンタル用のディスクの場合は、一
般の使用に比べて、ディスクのケースからの出し入れ、
および再生装置への出し入れ頻度がはるかに高く、より
一層ディスクの表面に傷、汚れ、指紋等が付きやすい。
特に、CDより高密度のDVDでは、ディスクの表面に
傷、汚れ、指紋等が付くと、再生時に再生が不能となっ
たり、再生の品質が低下する恐れもある。
【0005】さらに、レンタル用のディスクは再生専用
のディスクであるので、レンタル店で利用者の情報等を
ディスクに直接書込むことができない課題がある。
【0006】また、前記したディスクのレンタルサービ
スは、レンタル料金の支払方法が一般に日割り計算によ
る方法が多く採用されているので、レンタルの利用者は
ディスクを一度も使用しなくとも借りた日数分はレンタ
ル料金を支払わねば成らない課題がある。
【0007】また、レンタル店は、特に新作のソフトを
搭載したディスクをレンタルする場合には、レンタルの
回転率を上げて、できるだけ多くの顧客に貸し出して利
益を上げたい。しかし、レンタル料金の支払方法が一般
に日割り計算による方法では、利用者はいつまでも視聴
が出来るために、ディスクの返却期限を守らないことが
多い。レンタル店としては、超過日数分だけの延滞レン
タル料金を取らざるを得ず、同じディスクをより多く在
庫せねばならない課題がある。
【0008】さらに、映像・音声ソフトや、コンピュー
タソフトウェア等の制作者は、これらソフトウェアの寿
命を管理し、次の新作ソフトや次期バージョンをスムー
ズに立上げたい課題がある。
【0009】この発明は、このような課題を解決するた
めなされたもので、その目的はディスクにキズを付けた
り、指で触ることができないように、ディスクをカート
リッジに収納し、カートリッジに入れたまま使用でき、
また、利用客にとっては、ソフトを使った回数または視
聴した時間分だけ料金を払えば良く、さらに、レンタル
店にとっては、ディスクの返却期限を過ぎるとソフトの
再生ができなくなり、客がレンタルしたディスクを速や
かにレンタル店に返却することが可能なディスクカート
リッジおよびディスクカートリッジ・レンタルシステム
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係るディスクカートリッジは、ディスクに記
録した情報の再生条件を制御するための制御情報を出力
する条件制御手段と、この制御情報に基づいてディスク
の再生を管理する情報管理手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0011】請求項1に係るディスクカートリッジは、
条件制御手段と情報管理手段とを備えたので、ディスク
の再生を管理することができる。
【0012】請求項2に係るディスクカートリッジは、
電子回路に、条件制御手段と情報管理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に係るディスクカートリッジは、
電子回路に、条件制御手段と情報管理手段とを備えたの
で、利用者のIDや利用時間等をディスクに直接書き込
まずに電子回路に書き込んだり、電子回路から読み出し
たりすることができる。
【0014】請求項3に係るディスクカートリッジは、
情報管理手段に、ディスクを再生可能とする利用情報値
を生成する利用情報生成手段と、ディスクを再生した消
費情報値を計測する消費情報計測手段と、利用情報値と
消費情報値とを比較する比較手段と、を備え、消費情報
値が利用情報値を越えたときに、ディスクの再生を不可
とすることを特徴とする。
【0015】請求項3に係るディスクカートリッジは、
情報管理手段に、利用情報生成手段と消費情報計測手段
と比較手段とを備えたので、消費情報値が利用情報値を
越えたときにディスクの再生を不可とすることができ
る。
【0016】請求項4に係るディスクカートリッジの利
用情報値はディスクに記録した情報の再生を許容される
再生許容時間であり、消費情報値はディスクに記録した
情報を再生した累積再生時間であることを特徴とする。
【0017】請求項4に係るディスクカートリッジは、
ディスクに利用情報値と消費情報値とを記録するので、
ディスクの再生許容時間を管理することができる。
【0018】請求項5に係るディスクカートリッジの利
用情報値はディスクに記録した情報の再生を許容される
再生許容回数であり、消費情報値はディスクに記録した
情報を再生した累積再生回数であることを特徴とする。
【0019】請求項5に係るディスクカートリッジは、
ディスクに利用情報値と消費情報値とを記録するので、
ディスクの再生許容回数を管理することができる。
【0020】請求項6に係るディスクカートリッジの利
用情報値はディスクカートリッジの使用を許容される使
用許容期間であり、消費情報値はディスクカートリッジ
の使用の開始から終了までの経過時間であることを特徴
とする。
【0021】請求項6に係るディスクカートリッジは、
ディスクに利用情報値と消費情報値とを記録するので、
ディスクの使用許容期間と開始から終了までの経過時間
とを管理することができる。
【0022】請求項7に係るディスクカートリッジは、
情報管理手段に、ディスクを再生可能とする利用情報値
を記憶する利用情報記憶手段と、ディスクを再生した累
積消費情報値を計測する消費情報計測手段と、利用情報
値と累積消費情報値とを比較する比較手段と、累積消費
情報値が利用情報値を越えたときに、条件制御手段に記
憶された情報の読み出しを不可とするための制御情報を
出力する手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項7に係るディスクカートリッジは、
情報管理手段に、利用情報記憶手段と消費情報計測手段
と比較手段と制御情報を出力する手段とを備えたので、
累積消費情報値が利用情報値を越えたときに、条件制御
手段に記憶された情報の読み出しを不可とすることがで
きる。
【0024】請求項8に係るディスクカートリッジの利
用情報値はディスクカートリッジの製造時に設定される
ディスクカートリッジの使用を許容される最大使用許容
期間であり、累積消費情報値はディスクカートリッジの
出荷時から計測される経過時間であることを特徴とす
る。
【0025】請求項8に係るディスクカートリッジは、
ディスクに利用情報値と累積消費情報値とを記録するの
で、ディスクカートリッジの使用を許容される最大使用
許容期間とディスクカートリッジの出荷時から計測され
る経過時間とを管理することができる。
【0026】請求項9に係るディスクカートリッジは、
ディスクを収容するカートリッジの表面に利用情報値を
表示したことを特徴とする。
【0027】請求項9に係るディスクカートリッジは、
ディスクを収容するカートリッジの表面に利用情報値を
表示したので、カートリッジから直接何時でも利用情報
値を読取ることができる。
【0028】請求項10に係るディスクカートリッジ
は、外部機器と、条件制御手段及び情報管理手段との間
で情報の交信を行うための入出力端子とを備えたことを
特徴とする。
【0029】請求項10に係るディスクカートリッジ
は、外部機器と入出力端子とを備えたので、ケースから
ディスクを出し入れせずに再生できるとともに、必要な
時にIDや利用時間等のディスク情報を再生することが
できる。
【0030】請求項11に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムは、ディスクカートリッジに収納した
ディスクを再生する再生装置と、ディスクに記録した情
報のレンタル管理を行うレンタル管理装置と、を備えた
ことを特徴とする。
【0031】請求項11に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムは、再生装置とレンタル管理装置とを
備えたので、ディスクのレンタル管理を行うことができ
る。
【0032】請求項12に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムの再生装置は、ディスクの再生途中
に、ディスクカートリッジから再生を不許可とする信号
が入力されてもディスクの再生を直ちに停止せずに、デ
ィスクの再生が終了となったとき、又は、再生中止の操
作が行われたときディスクの再生を不可とするように構
成されたことを特徴とする。
【0033】請求項12に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムの再生装置は、ディスクの再生途中
に、ディスクカートリッジから再生を不許可とする信号
が入力されてもディスクの再生を直ちに停止せずに、デ
ィスクの再生が終了となったとき、又は、再生中止の操
作が行われたときディスクの再生を不可とするように構
成されたので、再生許容時間を超過しても所定の再生が
完了するまでディスク再生を行うことができる。
【0034】請求項13に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムは、ディスクカートリッジに収納した
ディスクをレンタルする際に、ディスクカートリッジ内
に記憶されている管理情報を読み込み、かつ、ディスク
カートリッジ内へ新たな管理情報を記憶する情報制御手
段と、この管理情報のチェックを行うチェック手段とを
備えたレンタル管理装置と、ディスクカートリッジに収
納したディスクを再生するときに、当該ディスクカート
リッジ内に記憶されている管理情報に基づいてディスク
に記憶した情報の再生を制御する情報再生制御手段と、
からなることを特徴とする。
【0035】請求項13に係るディスクカートリッジ・
レンタルシステムは、情報制御手段とレンタル管理装置
と情報再生制御手段とを備えたので、利用時間等からデ
ィスク固有の管理とID等から利用者固有の管理を集中
化することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。この発明は、ディスクを直
接触れることなく、ディスクの情報を再生し、再生制限
を時間で行えるディスクカートリッジと、このディスク
カートリッジを用いてディスクカートリッジのレンタル
を行うために、レンタルを提供する側にとっては、余分
な在庫をせずにレンタル効率が良く、ディスクカートリ
ッジ本体と顧客の管理が行え、利用者にとっては、使い
勝手が良く、何時でも時間による料金制と品質の管理さ
れた利便性の高いディスクカートリッジ・レンタルシス
テムとを提供するものである。
【0037】図1は、この発明に係るディスクカートリ
ッジの外観斜視図である。図2は、図1に示すディスク
カートリッジの裏面図である。なお、図2において、シ
ャッタは図の左方へ開いた状態を示す。また、図1に示
すディスクカートリッジの表面側にも図2に示す開口部
6と同様の開口部がシャッタの真下に設けられている。
【0038】CD、DVD等の光ディスク、磁気ディス
ク、光磁気ディスク等の情報記録媒体から成り、映像・
音声情報やコンピュータプログラム等をデジタル記録し
たディスク5を収納するディスクカートリッジ1は、薄
い箱状のカートリッジ2と、レンタルを目的としたディ
スクカートリッジ1の利用者ID番号、利用時間もしく
は利用回数、レンタルサービスの日時等のデータの読み
出し/書き込みおよび消費時間の計測を行う電子回路7
と、電子回路7を駆動するバッテリ8から構成される。
【0039】ディスクカートリッジ1は、ABSやポリ
スチロールやポリプロピレンやポリカーボネート等の合
成樹脂またはアルミニウムやステンレス等の板などのよ
うに強度の有る材質から成る薄い箱状のカートリッジ2
の裏面及び表面(少なくとも裏面)に収納したディスク
5を回転するための円状孔と、このディスク5に情報を
書き込みもしくはディスク5から情報を読み取るための
帯状孔とを連通した開口部6を設けている。
【0040】さらに、この開口部6を覆うシャッタ4を
設けて、ディスクカートリッジ1の使用時(情報の書き
込みもしくは読み出し時)には、再生装置側のシャッタ
オープナによってシャッタ4を開き、未使用時にはシャ
ッタ4を閉じて塵、ゴミ、ほこり等の侵入および収納し
てあるディスク5への指紋の付着を防ぐ構成を備えてい
る。
【0041】さらに、ディスクカートリッジ1は、カー
トリッジ2の内側、読み出しや書き込みおよび消費時間
の計測またはカウント等を行う電子回路7を内蔵すると
ともに、この電子回路7を駆動するバッテリ8を搭載し
ている。このカートリッジ2の背面は、電子回路7と電
気的接続をした接触端子3を設けて、後述するようにレ
ンタル管理装置および再生装置のディスクカートリッジ
挿入部に備えてある接触端子と接続して、ディスクカー
トリッジ1の電子回路7とレンタル管理装置および再生
装置との間で電気的情報交換(利用者ID番号、利用時
間、利用回数、サービスの日時、読み出し時間、消費時
間等の情報の入出力)を行う。
【0042】なお、ここでは接触端子3をカートリッジ
2の背面に設けてあるが、これに限らず、例えばカート
リッジの右または左の側面、あるいはカートリッジ2の
下面(裏面)でも良い。さらに、ディスク5の両面に記
録できるカートリッジ2では、背面に2箇所、または左
右両側面にそれぞれ1箇所、または上下両面(表裏両
面)にそれぞれ1箇所設けても良い。
【0043】また、ディスクカートリッジ1は、カート
リッジ2の表面に、ディスク5の利用可能な期限時間も
しくは利用可能な回数の情報をラベル28で表示する。
これにより、利用者は、このラベル28の表示を見るこ
とによって、ディスク5の最終利用期限を知ることがで
き、ディスク5の再生の可否を再生装置やレンタル管理
装置等に挿入せずに知ることができる。
【0044】上述した図1、図2に示したディスクカー
トリッジ1は、カートリッジ2の表裏両面にそれぞれ、
シャッタ4と開口部6とを備えた構成のものであるが、
本発明のディスクカートリッジは、この構成に限定され
ることなく、カートリッジ2の裏面だけにシャッタ4と
開口部6とを備えたものであっても良い。
【0045】図3は、この発明に係るディスクカートリ
ッジの要部ブロック構成図である。図3において、ディ
スクカートリッジ1の回路構成は、ディスク5の再生条
件を制御する条件制御手段14と、利用者の使用情報を
管理する情報管理手段15と、これら条件制御手段14
と情報管理手段15の駆動制御を行う駆動制御手段16
とを備える電子回路7と、接触端子3と、バッテリ8と
から構成される。
【0046】前記した電子回路7を構成するインターフ
ェイス回路35は、シリアル/パラレル変換器、マルチ
プレクサ、遅延回路等で構成され、後述するレンタル管
理装置や再生装置から接触端子3を介して供給される条
件信号Stに基づいて信号Sdw、Scwを生成し、こ
れら信号を条件制御手段14と情報管理手段15とにそ
れぞれ供給する。さらに、インターフェイス回路35
は、条件制御手段14と情報管理手段15とから出力す
る信号Sdr、Scrに基づいて生成した出力信号Sl
を接触端子3を介してレンタル管理装置や再生装置に供
給する。
【0047】この条件信号Stおよび出力信号Slの内
容は数多くあり、例えば、ID番号の書き込み、読み出
しおよび消去、レンタルサービスする利用時間またはレ
ンタルサービスする期間もしくはレンタルサービスを受
けるディスクの再生回数の書き込み、読み出しおよび消
去、レンタル消費時間またはレンタル経過時間もしくは
レンタル消費再生回数に対する書き込み、読み出しおよ
び消去等を制御する内容である。
【0048】また、インターフェイス回路35は、レン
タル管理装置からのバッテリ電圧確認のための条件信号
Stに基づいて、バッテリ8の残存電圧を信号Stを用
いてレンタル管理装置に伝えることができる。
【0049】前記した条件制御手段14は、RAMやE
PROM等からなる書き込み可能な記憶素子等で構成さ
れ、インターフェイス回路35を介してレンタル管理装
置または再生装置から利用者ID番号の読み出しのため
の条件信号Stに対応した信号Sdwが供給された時に
は、既に書き込まれているID番号情報を読み出して、
これを信号Sdrとしてインターフェイス回路35に供
給する。インターフェイス回路35は、ID番号を読み
出した信号Sdrに対応した信号Slをレンタル管理装
置または再生装置へ送出する。
【0050】また、条件制御手段14は、レンタル管理
装置からのID番号書き込みのための条件信号Stに対
応した信号Sdwを受けると、記憶素子にそのID番号
情報を書き込むとともに、信号SdwによってID番号
の消去が指定された場合には、記憶素子からID番号情
報を消去し、この書き込み、消去が終了したことを信号
Sdrとしてインターフェイス回路35へ供給する。
【0051】さらに、条件制御手段14は、書き込み後
および消去後に、チェックのために書き込みおよび消去
したID番号に対応するアドレスを呼出し、その内容情
報を読み出し、この情報を信号Sdrとしてインターフ
ェイス回路35に供給する。こうして、インターフェイ
ス回路35は、ID番号の書き込みおよび消去したこと
を確認する信号Sdrに対応した信号Slをレンタル管
理装置へ送出する。
【0052】前記した情報管理手段15は、顧客がレン
タルサービスを受けられる利用時間またはレンタルサー
ビスを受ける期間(例えば日数)もしくはレンタルサー
ビスを受けるディスクの再生回数を書き込む利用期限時
間生成手段30と、レンタルサービス終了時までに実際
に利用した消費レンタル時間(ディスクカートリッジ1
を使用した累積再生時間)またはレンタルサービスを受
けてから返却するまでのレンタル経過時間(例えば経過
日数)もしくはレンタルしたディスクを実際に再生した
消費レンタル再生回数を計測する消費時間計測手段32
と、利用期限時間生成手段30の時間と消費時間計測手
段32の時間とを比較してレンタル残存時間またはレン
タル残存期間もしくは再生残存回数を出力する比較手段
33とを備える。
【0053】詳しくは、情報管理手段15は、インター
フェイス回路35を介してレンタル管理装置からの利用
時間または利用期間もしくは再生回数の書き込みまたは
消去のための信号Sdwを受けると、利用期限時間生成
手段30にこれに応じた信号Swを供給する。
【0054】また、情報管理手段15は、インターフェ
イス回路35を介してレンタル管理装置または再生装置
から利用時間または利用期間もしくは再生回数の読み出
しのための信号Scwが供給された時には、利用期限時
間生成手段30にこれに応じた信号Swを供給し、また
利用期限時間生成手段30からの出力信号Srに応じた
信号Scrをインターフェイス回路35に供給する。
【0055】また、情報管理手段15は、インターフェ
イス回路35を介してレンタル管理装置や再生装置から
消費レンタル時間(累積再生時間)またはレンタル経過
時間もしくは消費レンタル再生回数の読み出し、書き込
み、消去のための信号Scwを受けると、消費時間計測
手段32にこれに応じた信号Stを供給する。
【0056】さらに、情報管理手段15は、インターフ
ェイス回路35を介してレンタル管理装置や再生装置か
らのレンタル消費残存時間またはレンタル残存期間もし
くは再生残存回数の読み取りのためのScwを受ける
と、比較手段33からの対応する出力信号Srcを信号
Srcとしてインターフェイス回路35に供給する。
【0057】前記した情報管理手段15を構成する利用
期限時間生成手段30は、RAMやEPROM等からな
る書き込み可能な記憶素子等で構成され利用時間情報ま
たは利用期間情報もしくは再生回数情報の書き込みのた
めの信号Swを受けると、書き込み可能な記憶素子等に
利用時間情報または利用期間情報もしくは再生回数情報
を書き込むとともに、比較手段33に信号Swcを供給
する。また、利用期間時間生成手段30は消去のための
信号Swを受けると、書き込まれている利用時間情報ま
たは利用期間情報もしくは再生回数情報を消去する。
【0058】また、利用期限時間生成手段30は、利用
時間または利用期間もしくは再生回数情報の読み出しの
ための信号Swを受けると、読み出した利用時間または
利用期間もしくは再生回数情報を信号Srに応じた信号
Scrとしてインターフェイス回路35に供給する。
【0059】さらに、利用期限時間生成手段30は、書
き込み後および消去後のチェックのために、書き込みお
よび消去したアドレスを呼出し、そこの内容情報を読み
出し、この情報を信号Srに応じた信号Scrとしてイ
ンターフェイス回路35に供給する。
【0060】前記した情報管理手段15を構成する消費
時間計測手段32は、カウンタ、セット/リセット回
路、記憶素子等で構成され、消費レンタル時間(累積再
生時間)またはレンタル経過時間もしくは消費レンタル
再生回数の読み出しのための信号Sfを受けると、消費
レンタル時間(累積再生時間)またはレンタル経過時間
もしくは消費レンタル再生回数情報を読み出し、信号S
uに応じた信号Scrとしてインターフェイス回路35
に出力するとともに、比較手段33に信号Swfを供給
する。
【0061】また、消費時間計測手段32は、レンタル
管理装置や再生装置から消去するための信号Sfを受け
ると、カウンタをリセットし、レンタル開始からの消費
レンタル時間またはレンタル経過時間もしくは消費レン
タル再生回数情報をリセットする。また、消費時間計測
手段32は、再生装置からセットのための信号Sfを受
けると、カウンタをリセットして、消費レンタル時間ま
たはレンタル経過時間もしくは消費レンタル再生回数情
報の計測を可能とする。
【0062】比較手段33は、比較器や記憶素子等で構
成され、利用期限時間生成手段30からの信号Swcと
消費時間計測手段32からの信号Swfとを比較し、レ
ンタル消費残存時間またはレンタル残存期間もしくは再
生残存回数情報の信号Srcを出力する。
【0063】また、比較手段33は、利用できるレンタ
ル消費残存時間またはレンタル残存期間もしくは再生残
存回数を知るため、インターフェイス回路35を介して
レンタル管理装置や再生装置からレンタル消費残存時間
またはレンタル残存期間もしくは再生残存回数を読み出
すための信号Scwを受けると、レンタル消費残存時間
またはレンタル残存期間もしくは再生残存回数情報を信
号Srcに応じた信号Scrとしてインターフェイス回
路35に供給する。(レンタル料金は、前記した信号S
rcをインターフェイス回路35を介してレンタル消費
残存時間またはレンタル残存期間もしくは再生残存回数
情報信号Slとしてレンタル管理装置に供給し、レンタ
ル管理装置で演算してレンタル料金が判る。)
【0064】なお、ディスクカートリッジ1の利用期限
時間生成手段30と消費時間計測手段32と比較手段3
3とのモード切り替えは、レンタル管理装置または再生
装置の操作部の操作によって行われる。これにより出力
されるモード切り替えのための信号Stにより、ディス
クカートリッジ1の電子回路7のマルチプレクサ等によ
ってモード切り替えが行われる。
【0065】さらに、前述した構成のディスクカートリ
ッジ1に、電子回路7もしくは情報管理手段14もしく
は情報管理手段15さらにもしくは利用期限時間生成手
段30を複数備えると、複数の利用者に対して同質のレ
ンタルサービスを行うことが可能となる。
【0066】また、前述した情報管理手段15の構成を
利用期限時間生成手段30のみにして、レンタル開始時
にセットした利用時間または利用期間もしくは再生回数
情報を減算して行き、時間または回数0(零)になった
時に条件制御手段14で利用者のIDの制御を行ってレ
ンタルサービスの停止を行っても良い。
【0067】駆動制御手段16は、クロック回路36、
安定回路37等で構成され、クロック信号Scおよび駆
動電源Spを条件制御手段14と、情報管理手段15
と、インターフェイス回路35とに各々供給する。
【0068】クロック回路36は、水晶発振器等で構成
され、消費時間計測手段32等の時間のカウントを行う
とともにインターフェイス回路35等の伝送の同期等を
取るクロック信号Scを出力する。
【0069】安定回路37は、レギュレータ、コンデン
サ等で構成され、バッテリの電圧低下や電圧変動に対
し、常時安定した駆動電圧Spを発生させる。
【0070】このように図1〜図3に示す構成のディス
クカートリッジ1は、表面に利用期限時間または利用期
間もしくは利用期限回数の情報の表示をラベル28で行
うとともに、収納したディスク5の再生条件を制御する
条件制御手段14と、利用者の使用情報を管理するディ
スク5の利用期限時間または利用期間もしくは利用期限
回数を書き換え可能に生成する利用期限時間生成手段3
0、消費時間または経過時間もしくは消費回数を計測す
る消費時間計測手段32、利用期限時間生成手段30か
らの信号と消費時間計測手段32からの信号とを比較す
る比較手段33とからなり、利用者の使用情報を管理す
る情報管理手段15とを備えた電子回路7と、再生装置
もしくはレンタル管理装置との情報伝送をする接触端子
3を設けたので、利用者もしくはレンタル業者は事前に
最終利用期限時間または利用期間もしくは利用期限回数
を知ることができ、またディスク5にこうした情報を直
接書き込まず、電子回路7に利用者のID番号や利用時
間等を書き込んだり、読み込んだりする使用情報を容易
に記録でき、さらに利用者もしくはレンタル業者はカー
トリッジからディスク5を出さずに使用料および残存量
を確認でき、必要な時間分だけディスクの情報を再生す
ることができる。
【0071】このように前記したディスクカートリッジ
1は、レンタル管理装置からのレンタルサービスする利
用時間もしくはレンタルサービスを受けるディスク5の
再生回数情報を書き込み、消去可能な情報管理手段15
(利用期限時間生成手段30)を備えている。
【0072】次に述べるディスクカートリッジ1Aは、
この情報管理手段15の構成と並列し、利用時間もしく
は再生回数情報を書き込み、消去不可能な情報管理手段
15Bを有するものである。図4は、この発明に係るデ
ィスクカートリッジのもう一つの要部ブロック構成図で
ある。
【0073】図4において、ディスクカートリッジ1A
の回路構成は、ディスク5の再生条件を制御する条件制
御手段14と、利用者の使用情報を管理する情報管理手
段15A,15Bと、これら条件制御手段14と情報管
理手段15A、15Bの駆動制御を行う駆動制御手段1
6とインターフェイス回路35とを備える電子回路7A
と、接触端子3と、バッテリ8とから構成される。以下
の説明において、前述したものと同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0074】ディスクカートリッジ1Aを構成する電子
回路7Aには、情報管理手段を情報管理手段15Aと1
5Bと2つ設ける。情報管理手段15Bは、ディスクカ
ートリッジ1Aの製造段階でROM等の書き込み不可能
な記憶素子等で構成されている。そして、情報管理手段
15Bは、製造時にレンタルサービスする利用時間を書
き込んでセットし、ワンウェイ型にしてディスクカート
リッジ1Aの補償する寿命としてレンタル利用時間を固
定化し、寿命としてのレンタル利用時間に達した場合
に、条件制御手段14に書き込まれている利用者ID番
号等の情報および機能を破壊し、ディスクカートリッジ
1Aの使用を完全に停止させるものである。
【0075】ただし、ディスクカートリッジ1Aは、情
報管理手段15Bのレンタル利用時間に達するまでの
間、レンタル利用時間もしくは再生回数の制限は情報管
理手段15Aの管理下に委ねられる。
【0076】以下の説明においては、図4に示すディス
クカートリッジ1Aは、前述した図3に示したディスク
カートリッジ1の構成に、前述した情報管理手段15B
を付加したものであるから、この情報管理手段15Bの
構成およびその動作を中心にして説明する。すなわち、
条件制御手段14の一部と、情報管理手段15Aと、駆
動制御手段16と、インターフェイス回路35の一部と
は、前記の図3に基づいて説明した実施の形態と構成が
同等なので、ここでは説明を省略する。
【0077】インターフェイス回路35は、レンタルサ
ービスする利用者のID番号情報に対する信号Sdwを
条件制御手段14に供給し、またレンタルサービスの最
終利用時間情報に対する信号Scw2を情報管理手段1
5Bに供給する。
【0078】さらに、インターフェイス回路35は、レ
ンタル管理装置や再生装置からの読み出しに対して、条
件制御手段14からの信号Sdrや情報管理手段15B
からの信号Scr2を信号Slとして供給する。
【0079】条件制御手段14は、RAMやEPROM
等からなる書き換え可能な記憶素子等で構成し、寿命と
してのレンタル利用時間に達した場合の信号Fsを情報
管理手段15Bのフラッシュ手段34から供給され、条
件制御手段14の情報および機能を再現不可能なように
破壊する。(これにより、ディスクカートリッジ1Aの
使用が完全できなくなる。)
【0080】情報管理手段15Bは、ROM等からなる
書き込み不可能な記憶素子等で構成され、ディスクカー
トリッジ1Aのレンタルサービスの最終利用時間を製造
時(工場の生産時等)に書き込んだ利用固定時間生成手
段31と、消費レンタル時間(ディスクカートリッジ1
Aの製造出荷時からの累積経過時間)を計測する消費時
間計測手段32Aと、利用固定時間生成手段31Aの時
間と消費時間計測手段32Aの時間とを比較する比較手
段33Aと、比較手段33Aで消費時間計測手段32A
の時間が利用固定時間生成手段31の時間を越えた場合
に条件制御手段14の情報および機能を破壊するフラッ
シュ手段34を備える。
【0081】利用固定時間生成手段31は、レンタル管
理装置や再生装置からの利用固定時間の問い合せや再生
装置から読み取り信号Sswを受けると、これに応じた
最終利用時間の信号Ssrを信号Scr2としてインタ
ーフェイス回路35に供給する。また、同時に比較手段
33Aに信号Swc2を供給する。
【0082】消費時間計測手段32Aは、カウンタ、セ
ット回路、記憶素子等で構成され、ディスクカートリッ
ジ1Aの製造出荷時に累積経過時間の計測開始をセット
される。消費時間計測手段32Aは、レンタル消費時間
(累積経過時間)の問合せ信号Sf2とレンタル消費時
間(累積経過時間)の信号Su2をインターフェイス回
路35を介して信号Scw2,Scr2としてレンタル
管理装置や再生装置と交信する。また、比較手段33A
に信号Swf2を供給する。
【0083】比較手段33Aは、比較器や記憶素子等で
構成され、利用固定時間生成手段31からの信号Swc
2と消費時間計測手段32Aからの信号Swf2とを比
較し、レンタル最終消費残存時間を信号Src2として
出力する。
【0084】また、比較手段33Aは、レンタル最終消
費残存時間の読み取り信号Scw2が供給されると、レ
ンタル最終消費残存時間の信号Src2を信号Scr2
としてインターフェイス回路35に供給し、インターフ
ェイス回路35はこの信号Src2に基づいた信号Sl
を再生装置へ出力することによってユーザがレンタルサ
ービスを利用できるレンタル最終消費残存時間を知るこ
とができる。
【0085】さらに、比較手段33は、消費時間計測手
段32Aの時間と利用固定時間生成手段31の時間をこ
えたフラッシュ手段34に信号Src2を出力し、フラ
ッシュ手段34はフラッシュ信号Fsを条件制御手段1
4へ供給し、条件制御手段14の情報および機能を破壊
し、再度IDの認識を不可能とする。また、ここでは、
フラッシュ信号Fsを条件制御手段14に直接供給した
が、インターフェイス回路35を介しても良い。
【0086】また、ディスクカートリッジ1Aの利用固
定時間とレンタル最終消費残存時間とのモード切り替え
は、レンタル管理装置の操作部の操作によって、ディス
クカートリッジ1Aの電子回路7Aでのマルチプレクサ
等によって行われる。
【0087】このように、上述した図1,2および図4
に示すディスクカートリッジ1Aは、条件制御手段14
と、前述した情報管理手段15と同一構成の情報管理手
段15Aと、書き換え不可能に生成する利用固定時間生
成手段31、経過時間を計測する消費時間計測手段32
A、利用固定時間生成手段31からの信号と消費時間計
測手段32Aからの信号とを比較する比較手段33A、
条件制御手段14の内容を破壊するフラッシュ手段34
とからなる情報管理手段15Bとを備えたので、レンタ
ル店は事前に利用期限時間を知ることができ、ディスク
5に直接書き込まず電子回路7に利用者のIDや利用時
間等を書き込んだり、読み出したりする使用情報を容易
に記録できるとともに残存量を知ることができる。
【0088】また、ディスクの制作者は、ディスクの寿
命が定められ、古いディスクの再生が不可能にできるた
めディスク固有の管理ができ、利用者はケースからディ
スクを出さずに、何時でも利用時間と使用料および残存
量を知ることができ、何時でも必要な時間分だけディス
クの情報を再生することができる。
【0089】次に、上述したディスクカートリッジ1,
1Aを用いたディスクカートリッジ・レンタルシステム
について説明する。図5は、本発明のディスクカートリ
ッジ・レンタルシステムに用いられるレンタル管理装置
の外観斜視図である。図5のレンタル管理装置9は、デ
ィスクカートリッジ挿入口21、表示部22,23,2
4、プリント部25、音声出力部26および操作部27
で構成される。さらに、レンタル管理装置9は、ディス
クカートリッジ挿入口21から前述したディスクカート
リッジ1,1Aを装填した時に、ディスクカートリッジ
1,1Aに備えた接触端子3と接触するように対応した
接触端子48(図6)を備える。
【0090】また、レンタル管理装置9は、図6に示す
ようにレンタル管理装置9の後部に出入力手段19を備
えている。この出入力手段19の装備はレンタル管理装
置9本体と外部のコンピュータ等との間でRS422
A、RS232CやIEEE488等のフォーマットで
データを伝送可能なものである。この出入力手段19
は、レンタル管理装置9の操作部27以外からでもキー
ボード10等で制御ができるとともに、コンピュータ1
1に接続することにより、より一層きめ細かなコントロ
ールと顧客やディスクカートリッジ1,1A等のデータ
ベース化が行え、さらにCRT12を用いる事で見やす
く操作の作業性を良くする。
【0091】ディスクカートリッジ挿入口21は、扉2
1Aを設けたフロントローディング機構等を備え、ディ
スクカートリッジ1,1Aを挿入口21に軽く挿入する
と、自動的にディスクカートリッジ1,1Aをレンタル
管理装置9のディスクカートリッジ駆動部に導く。
【0092】表示部22は、LED等で文字を表示し、
顧客のIDナンバを表示する。表示部23は、LED等
で文字を表示し、レンタル消費残存時間またはレンタル
残存期間もしくは残存レンタル回数と、レンタル開始時
のレンタル利用時間またはレンタル期間もしくはレンタ
ル回数と、最終のレンタル利用時間等を表示する。表示
部24は、LED等で文字を表示し、レンタル使用料を
表示する。
【0093】プリント部25は、サーマルプリンタやド
ットプリンタ等の小型プリンタで構成され、顧客のID
ナンバと、レンタル開始時のレンタル利用時間もしくは
レンタル回数と、レンタル消費残存時間または残存期間
もしくは残存レンタル回数およびレンタル使用料金等を
プリントアウトする。
【0094】音声出力部26は、スピーカ等で構成さ
れ、各々の表示部22〜24に表示する内容とエラーや
警告等を音声で出力する。また、操作部27は、プッシ
ュ型のスイッチ等で構成され、プッシュする回数等でモ
ード変換を行うとともに、押釦するスイッチの種別に応
じて、レンタル管理装置9の制御する回路を介して制御
信号をディスクカートリッジ1,1Aのインターフェイ
ス回路35に供給する。
【0095】レンタル管理装置9は、ディスクカートリ
ッジ1,1A本体のチェックを行い、顧客の登録IDナ
ンバとディスクカートリッジ1,1Aの希望レンタル時
間または希望レンタル期間もしくは希望レンタル再生回
数を、操作部27の入力操作もしくは出入力手段19を
介するキーボード10による入力操作により、ディスク
カートリッジ1,1Aに書き込む。さらに、IDナンバ
を表示部22に、レンタル時間もしくはレンタル再生回
数を表示部23に表示するとともに音声出力部26の音
声からも内容を伝え、さらにプリント部25でプリント
アウトし、顧客に手渡すことができる。
【0096】また、レンタル管理装置9は、ディスクカ
ートリッジ1,1Aの登録IDナンバとディスクカート
リッジ1,1Aの一致、不一致を調べ、一致または不一
致の表示とIDナンバとを表示部22に表示する。
【0097】登録IDナンバとディスクカートリッジ
1,1Aが一致した場合、さらに利用できるレンタル消
費残存時間または残存期間もしくは残存レンタル回数の
認識し、レンタル消費残存時間もしくは残存レンタル回
数と、レンタル開始時のレンタル使用時間もしくはレン
タル回数と、レンタル消費時間または経過時間もしくは
レンタル消費回数から利用者のレンタル使用料を算出
し、表示部23、24に表示するとともに音声出力部2
6の音声からも内容を伝え、プリント部25でプリント
アウトする。
【0098】さらに、レンタル管理装置9は、レンタル
サービスしたディスクカートリッジ1,1Aのディスク
5の情報品質をチェックを行い情報品質の管理するとと
もに、レンタル消費残存時間または残存期間もしくは残
存レンタル回数が残っている場合には、これらレンタル
使用時間またはレンタル期間もしくはレンタル回数をリ
セットし、次ぎのレンタルサービスのために準備する。
【0099】また、レンタル管理装置9は、後部に備え
る出入力手段19からコンピュータ11へのデータ出力
により、ID管理、顧客の管理、レンタルサービスの日
時、使用料金やディスクカートリッジ1,1Aのシリア
ルナンバ、レンタル回数、累積レンタル時間等の履歴や
チェックおよび固有の情報等のデータを外部のメモリ等
へ蓄積してデータベース化をすることができる。
【0100】図6は、図5に示したレンタル管理装置の
要部ブロック構成図である。図6のレンタル管理装置9
の要部は、ディスクカートリッジ1,1Aから情報を読
み取り、ディスクカートリッジ1,1Aに情報を書き込
む情報制御手段17と、情報のチェックを行うチェック
手段18と、外部との情報を出入するための出入力手段
19とインターフェイス回路35Aとで構成する。
【0101】インターフェイス回路35Aは、シリアル
/パラレル変換器、マルチプレクサ、遅延回路等で構成
され、ディスクカートリッジ1,1Aの接触端子3と対
応するレンタル管理装置9の接触端子48から供給され
た条件信号Slに基づいて情報制御手段17やチェック
手段18や出入力手段19を制御し、制御結果を信号S
tとしてディスクカートリッジ1,1Aに供給する。
【0102】情報制御手段17は、メモリ素子、比較
器、パルス発振器、クロック回路等から構成したライタ
/リーダ機能からできている。
【0103】情報制御手段17は、最初にディスクカー
トリッジ1,1Aの条件制御手段14および情報管理手
段15または15Aの記憶状態がクリアであるかない
か、インターフェイス回路3SAを介して条件信号Sl
に基づいた信号Sroを読み出し、チェック手段18に
信号Roとして供給する。
【0104】情報制御手段17は、ID番号を操作部2
7から供給される信号Ciとしてインプットし、または
キーボード10から供給される信号Koとして出入力手
段19を介してインプットして、重複するID番号をチ
ェック手段18のID管理部38でチェックし、重複し
なければ信号Woを受けて、書き込み信号Swoをイン
ターフェイス回路35Aに供給する。
【0105】一方、情報制御手段17は、ディスクカー
トリッジ1,1Aの条件制御手段14および情報管理手
段15,15Aに、ID番号や利用時間が書き込んであ
る場合には、消去の信号Swoをインターフェイス回路
35Aに供給する。インターフェイス回路35Aは、こ
の消去信号Swoに基づく信号Stを接触端子48を介
して、ディスクカートリッジ1,1Aへ供給する。こう
して、直前に記憶されてあるID番号、利用時間等の情
報を消去する。ただし、消費時間のクリアはチェック手
段18のセット/リセット部39により信号Sccwを
インターフェイス回路35Aに供給し、同様にリセット
する。また、常連の客でもID番号の書き込みは、上記
に準じる。
【0106】また、情報制御手段17は、レンタルサー
ビスの利用時間を書き込む時には、レンタルサービスの
利用時間を操作部27から信号Ciとしてインプット
し、またはキーボード10から信号Koを出入力手段1
9を介してインプットし、書き込みのデータ信号Woを
受け、書き込み信号Swoをインターフェイス回路35
Aに供給し、ディスクカートリッジ1,1Aに利用時間
を書き込む。
【0107】さらに、情報制御手段17は、レンタルサ
ービスの利用時間、消費レンタル時間、レンタル消費残
存時間等の読み取る信号Sroを受け、チェック手段1
8に信号Roを供給し、さらに料金演算部40で料金演
算を行い、表示部24に結果の信号Ijを供給し、表示
部23で料金の表示する。または、チェック手段18か
ら信号IOoを出入力手段19に供給し、さらにCRT
12に信号Isを供給しCRT12で表示する。
【0108】チェック手段18は、ID管理部38とセ
ット/リセット部39と料金演算部40とから構成され
る。
【0109】チェック手段18は、情報制御手段17か
らID番号の信号Roを受け、ID管理部38でID番
号に対する一致、不一致の処理を行い、信号Ijを表示
部22に供給し、表示部22でこのチェック結果を表示
する。
【0110】チェック手段18は、情報制御手段17か
ら利用時間または利用期間もしくは再生回数と、消費レ
ンタル時間(累積再生時間)または経過時間もしくは消
費レンタル再生回数と、レンタル消費残存時間等の信号
Roを受け、利用時間もしくは再生回数と、消費レンタ
ル時間(累積再生時間)または経過時間もしくは消費レ
ンタル再生回数と、レンタル消費残存時間等の信号Ij
を表示部23に供給し表示部23でこのチェック結果を
表示する。
【0111】さらに、チェック手段18はプリント信号
Psをプリント部25に供給し、プリント部25でこの
結果をプリントアウトする。さらに、音声信号Vsを音
声出力部26に供給し音声出力部26でこのチェック結
果に応じた音声を出力するとともに、信号IOoを出入
力手段19に供給する。
【0112】チェック手段18は、ディスクカートリッ
ジ1,1Aの返却時にディスクカートリッジ1,1Aの
消費時間をリセット、また貸出時にディスクカートリッ
ジ1,1Aの利用時間をセットするために、リセットの
コマンドを操作部27から信号Ciとしてインプット
し、またはキーボード10から信号Koを出入力手段1
9を介してインプットし、セット/リセット部39から
リセット信号Sccwをインターフェイス回路35Aを
介してディスクカートリッジ1,1Aに情報信号Stと
して供給しリセットする。
【0113】チェック手段18は、ディスクカートリッ
ジ1,1Aの返却時に、使用料金を知るために、ディス
クカートリッジ1,1Aからインターフェイス回路35
Aを介し、さらに情報制御手段17からレンタル消費残
存時間信号Roを受けて料金演算部40で料金演算を行
い、信号Psをプリント部25に供給しプリント部25
でプリントアウトするとともに、信号IOoを出入力手
段19に供給する。
【0114】出入力手段19は、チェック手段18から
の信号IOoを信号Isに変換してコンピュータ11や
CRT12に供給し、また信号IOoを信号Kiに変換
してキーボード10に供給するとともに、キーボード1
0からの信号Koを信号IOiに変換し、コンピュータ
11やCRT12からの信号Osを信号IOiに変換
し、それぞれチェック手段18に供給する。これら入出
力信号はRS422A、RS232CやIEEE488
等の通信フォーマットにより伝送がおこなえ、I/O変
換機能等の処理も行える。
【0115】図7は、この本発明のディスクカートリッ
ジ・レンタルシステムに用いられる再生装置の斜視図で
ある。図7の再生装置13は、ディスクカートリッジ挿
入口21、表示部23および操作部27Aで構成する。
前述したレンタル管理装置9と略同一構成部分には同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0116】再生装置13は、再生装置13の後部に映
像音声データ出力部を備え、この出力部はCRT、スピ
ーカ、プロジェクタ、コンピュータ等に接続することが
可能なように配置されている。また、再生装置13は、
ディスクカートリッジ挿入口21からディスクカートリ
ッジ1,1Aを装填した時に、ディスクカートリッジ
1,1Aに備えた接触端子3と接触するように対応した
接触端子49(図8)を備える。
【0117】また、再生装置13のディスクカートリッ
ジ挿入口21は、扉21Aを設けたフロントローディン
グ機構を備え、ディスクカートリッジ1,1Aを挿入口
21に軽く挿入すると、自動的にディスクカートリッジ
1,1Aを再生装置13のディスクカートリッジ駆動部
に導く。
【0118】さらに、再生装置13の表示部23は、L
ED等で文字を表示し、レンタル消費残存時間または残
存期間もしくは残存レンタル回数と、レンタル開始時の
レンタル利用時間または利用期間もしくはレンタル回数
とを表示する。また、操作部27Aは、ロータリ型やプ
ッシュ型のスイッチ等で構成され、スイッチでモード変
換を行うとともに、信号により再生装置9の制御する回
路を介して制御信号をディスクカートリッジ1,1Aの
インターフェイス回路35に供給する。
【0119】再生装置13は、ディスクカートリッジ
1,1Aの再生時には、ディスクカートリッジ1,1A
に書き込まれたID番号をディスクカートリッジ1,1
Aから読み取り、そのID番号と再生装置13のID番
号とを比較し、登録ID番号とディスクカートリッジ
1,1AのID番号との一致、不一致を調べる。
【0120】再生装置13は、ディスクカートリッジ
1,1AのIDと再生装置13のIDとの一致を認識し
た場合には、ディスクカートリッジ1,1Aの情報(映
像や音声等の著作物およびコンピュータプログラム等の
ソフトウェア)を再生許可な条件とし、再生判断部に信
号を供給する。また、ID番号を認識しない場合には、
ディスクカートリッジ1,1Aの情報の再生を拒否し、
再生不可能である理由等を音声やディスプレイ等で表示
する。
【0121】さらに、再生装置13は、ディスクカート
リッジ1,1Aに書き込まれた利用期限時間または利用
時間もしくは利用期限回数と消費時間または経過時間も
しくは消費回数との比較からレンタル消費残存時間また
は残存期間もしくは残存レンタル回数が残っている場合
には、再生許可な条件とし、再生判断部に信号を供給す
る。
【0122】再生装置13は、IDの条件とレンタル消
費残存時間の条件との2つの条件が再生許可とになって
初めて再生するための信号を制御回路に供給してモータ
を駆動するとともに、ピックアップ等で読み取り再生を
行う。
【0123】ただし、再生装置13は、再生に対する許
容時間に関しては、レンタル5の再生途中にレンタル消
費残存時間が無くなった時に、直ちに読み出し不可とは
せず、ディスク5の終了を認識するディスク終了認識回
路45の信号Snが出力された時に読み出し不可とす
る。
【0124】図8は、図7に示した再生装置の要部ブロ
ック構成図である。図8において、再生装置13の要部
は、情報チェック制御手段20、制御回路44、ディス
ク終了認識回路45、モータ46、センサ47とで構成
する。情報チェック制御手段20は、ディスクカートリ
ッジ1のID情報を読み取り、ID情報のチェックを行
うIDチェック部41、レンタル消費残存時間または残
存期間もしくは残存レンタル回数を読み取る時間制御部
42、IDチェック部41の許可と時間制御部42の許
可とディスクの終了信号とで再生判断を行う再生判断部
43、およびインターフェイス回路35Bから構成され
ている。
【0125】情報チェック制御手段20は、ディスクカ
ートリッジ1,1Aからインターフェイス回路35Bを
介してディスクカートリッジ1,1Aに書き込まれたI
D番号を信号Slで読み取り、読み取った信号RrをI
Dチェック部41に供給する。
【0126】また、情報チェック制御手段20は、ディ
スクカートリッジ1,1Aの比較手段33,33Aから
レンタル消費残存時間または残存期間もしくは残存レン
タル回数の信号Slをインターフェイス回路35Bを介
して読み取り、読み取った信号Tcを時間制御部42に
供給する。
【0127】IDチェック部41は、インターフェイス
回路35Bからの信号Rrからディスクカートリッジ
1,1AのID番号と再生装置13のID番号とを比較
し、登録ID番号とディスクカートリッジ1,1AのI
D番号との一致、不一致を調べる。
【0128】さらに、IDチェック部41は、ディスク
カートリッジ1,1AのIDと再生装置13のIDとの
一致を認識した場合にはディスクカートリッジ1,1A
の情報(映像や音声等の著作物およびコンピュータプロ
グラム等のソフトウェア)を再生許可な条件とし、再生
判断部43に信号Rokを供給する。
【0129】また、IDチェック部41は、ID番号を
認識しない場合(不一致の場合)には、ディスクカート
リッジ1,1Aの情報の再生を拒否し、信号Ijを表示
部23に供給し再生不可能である理由等を表示部23等
のディスプレイで表示する。
【0130】時間制御部42は、インターフェイス回路
35Bからの信号Tcからディスクカートリッジ1,1
Aのレンタル消費残存時間または残存期間もしくは残存
レンタル回数が残っている場合には、ディスクカートリ
ッジ1,1Aの情報(映像や音声等の著作物およびコン
ピュータプログラム等のソフトウェア)を再生許可な条
件とし、再生判断部に信号Tokを供給する。
【0131】また、時間制御部42は、ディスクカート
リッジ1,1Aのレンタル消費残存時間または残存期間
もしくは残存レンタル回数が残っていない場合には、デ
ィスクカートリッジ1,1Aの情報の再生を拒否し、信
号Ijを表示部23に供給し再生不可能である理由等を
表示部23等のディスプレイで表示する。
【0132】再生判断部43は、ID番号が一致し、さ
らにレンタル消費残存時間が有る場合には、再生するた
めの信号Ccを制御回路44に供給し、制御回路44か
ら駆動信号Mcを供給してモータ46を駆動し、ディス
クカートリッジ1,1Aのディスク5を回転させ、ピッ
クアップ等によって読み取り再生する。
【0133】再生判断部43は、再生中にレンタル消費
残存時間が無くなった場合には、ディスクカートリッジ
1,1Aのディスク5の内容が終わるまでは再生を停止
せず、ディスクカートリッジ1,1Aのディスク5の内
容の終わりもしくはディスクカートリッジ1,1Aのデ
ィスク5の終了(例えば、再生装置のストップボタンが
押された場合等)を、センサ47のセンサ信号Ssによ
りディスク終了認識回路45によって、信号Snを供給
されてからディスクカートリッジ1,1Aのディスク5
のを再生を停止する。
【0134】図9は、この発明に係るディスクカートリ
ッジ・レンタルシステムの全体の構成図である。図9の
ディスクカートリッジ・レンタルシステムは、光ディス
ク等のディスク5を収納したカートリッジ2に電子回路
およびバッテリ等を内蔵したディスクカートリッジ1,
1Aと、ディスクカートリッジ1,1Aを再生する再生
装置13と、ディスクカートリッジ1,1Aからの情報
の読み取りおよびディスクカートリッジ1,1Aに書き
込みと情報のチェック等を行うレンタル管理装置9と、
このレンタル管理装置9の入出力制御をおこなうキーボ
ード10と、ディスクカートリッジ1,1Aや顧客のデ
ータベース化等の管理を行うコンピュータ11およびデ
ィスクカートリッジ1,1Aやレンタル管理装置9のデ
ータ内容を見るCRT等の表示装置12等で構成する。
【0135】ディスクカートリッジ・レンタルシステム
は、地域の住民数および年齢層等に基づいて、多くの地
域にディスクカートリッジ・レンタルシステムを形成し
て利用者の便宜を図り、また利用者が本システムを利用
する場合に、例えばディスクカートリッジ・レンタル店
とのディスクカートリッジ・レンタルシステムを利用す
る契約は時間単位または期間もしくは消費回数で行う。
【0136】利用者は、ディスクカートリッジ再生装置
をレンタル店から借り受け、利用者個人もしくは家族、
会社等でディスクカートリッジ再生装置1台につき1つ
の利用登録(ID)を行い、ディスクカートリッジのレ
ンタルサービスを受けることができる。
【0137】利用者は、ディスクカートリッジをレンタ
ル店で利用する時には、利用時間または利用期間もしく
は利用回数を決めてディスクカートリッジのレンタルサ
ービスを受ける。ただし、再生許容時間に関しては、累
積の再生時間が再生許容時間を越えた時に、直ちに読み
出し不可とはせず、再生を終了または中止した時に読み
出し不可とする。
【0138】ディスクカートリッジ1,1Aは、ケース
に光ディスク等の情報記録媒体から成る、映像や音声等
の著作物およびコンピュータプログラム等のソフトウェ
アを記録したディスクと電子回路とバッテリを搭載し接
触端子を表面に設けて、この接触端子に対応するレンタ
ル管理装置9に設けた図示しない接触端子および再生装
置13に設けた図示しない接触端子と電気的接続をし、
ディスクカートリッジ1,1Aの電子回路に書き込みお
よびディスクカートリッジ1,1Aの電子回路から読み
取りが可能にしてある。
【0139】利用者がディスクカートリッジ1,1Aの
レンタルサービスを受ける時に、レンタル店では、レン
タルするディスクカートリッジ1,1Aをレンタル管理
装置9に装填し、レンタル管理装置9の操作部もしくは
レンタル管理装置2が備える出入力部を用いてキーボー
ド10によって、利用者の顧客レンタル会員番号等の利
用登録(ID)番号を入力する。さらに同様に、利用者
がディスクカートリッジ1,1Aをレンタルする利用時
間または利用期間(ここでは日数も時間単位として表わ
す)もしくは再生する回数等を入力する。
【0140】レンタル管理装置9は、レンタル管理装置
9の操作部27または利用期間もしくはキーボード10
によって入力されたID番号およびレンタルする利用時
間もしくは再生する回数等をディスクカートリッジ1,
1Aに書き込む。
【0141】さらに、レンタル管理装置9は、利用者が
ディスクカートリッジ1,1Aを返却する時に、ディス
クカートリッジ1,1Aから顧客のID番号と貸出時の
レンタル利用時間または利用期間もしくは再生回数と返
却時の消費レンタル時間(ディスクカートリッジ1,1
Aの累積再生時間)または返却時までの経過時間もしく
は返却時の再生回数を読み取り、レンタル管理装置9の
表示部22、23またはレンタル管理装置9が備える出
入力部を用いてCRT等の表示装置12によって表示す
る。
【0142】また、レンタル管理装置9は、これら上記
の情報から消費時間量もしくは消費回数量と消費時間量
もしくは消費回数量に基づく利用料金とをレンタル管理
装置9の表示部24またはレンタル管理装置9が備える
出入力部を用いてCRT等の表示装置12によって表示
するとともに、レンタル管理装置9のプリンタ部25ま
たはレンタル管理装置9が備える出入力部を用いてコン
ピュータ11のプリンタによって、これら消費時間量も
しくは消費回数量と利用料金およびID番号をプリント
出力する。
【0143】再生装置13は、ディスクカートリッジ
1,1Aに書き込まれたID番号をIDチェック部41
で読み取ってチェックし、ID番号を認識した場合には
ディスクカートリッジ1,1Aの情報(映像や音声等の
著作物およびコンピュータプログラム等のソフトウェ
ア)を再生可能にし、再生判断部43に信号を供給す
る。また、ID番号を認識しない場合にはディスクカー
トリッジ1,1Aの情報を再生を拒否し、再生不可能で
ある理由等を音声やディスプレイで表示する。
【0144】さらに、再生装置13は、ディスクカート
リッジ1,1Aに書き込まれた利用期限時間または利用
期間もしくは利用期限回数と消費時間または経過時間も
しくは消費回数との比較からレンタル消費残存時間また
は残存期間もしくは残存レンタル回数が残っている場合
には、ディスクカートリッジ1,1Aの情報を再生可能
にし、信号を再生判断部43に供給し制御回路44を介
してモータ46を駆動するとともにピックアップ等で再
生する。
【0145】ただし、再生装置13は、利用期限時間
(再生許容時間)に関しては、消費時間または消費回数
(累積の再生時間)が利用期限時間または利用期限回数
(再生許容時間)を越えた時に、直ちに読み出し不可と
はせず、再生を終了または中止した時に読み出し不可と
する。さらに、再生装置13は、返却時までの残り利用
レンタル時間等を表示する。
【0146】また、レンタル店は、コンピュータ11に
よって、顧客のID番号、レンタルサービスの日時、使
用料金やディスクカートリッジ1,1Aのシリアルナン
バ、レンタル回数、累積レンタル時間等の履歴や固有の
情報等のデータを蓄積してデータベース化し、顧客の管
理やディスクカートリッジ1,1Aのレンタル回転率等
の効率化を図る。また、レンタル店のチェーン化により
各地域の複数のレンタル店と通信回線等で接続し、コン
ピュータにより集中管理を図ることもできる。
【0147】このように、上述したディスクカートリッ
ジ・レンタルシステムは、ディスクカートリッジと、デ
ィスクカートリッジをレンタルする時にディスクカート
リッジの情報を読み込むとともにディスクカートリッジ
に情報を書き込む情報制御手段、情報のチェックを行う
チェック手段を備えたレンタル管理装置と、ディスクカ
ートリッジの再生時にディスクカートリッジのIDのチ
ェックと利用時間を制御する情報チェック制御手段を備
えた再生装置とからなるので、レンタル店は利用時間等
からディスク固有の管理とID等から利用者固有の管理
を集中して行うことができる。
【0148】
【発明の効果】以上のように、上述したこうせいの本発
明のディスクカートリッジは、ディスクの再生条件を制
御する条件制御手段と、この条件に基づいて利用者の使
用情報を管理する情報管理手段とを備えたから、利用者
のIDや利用時間等をディスクに直接書き込まなくて
も、ディスクの不正な再生動作を確実に防ぐことがで
き、また、例えば高価なコンピュータソフトウェア等
を、利用者は何時でも使用料を確認でき、必要な時間分
だけディスクの情報を再生することができるので、個人
でディスクを購入せずに品質管理された利便性の高いデ
ィスクカートリッジをレンタルの安い使用条件で利用で
き、さらに、ディスク固有の管理ができ、残存量を知る
ことができるとともにディスクの寿命が定められるの
で、使用期限等の古くなったディスクは再生不可能にし
てバージョンが異なる時の誤動作等を回避できるととも
に常に品質管理でき、さらにまた、ディスクカートリッ
ジの再生装置およびディスクカートリッジのレンタル管
理を行うレンタル管理装置との間で情報伝送をする接触
端子を設けたから、カートリッジからディスクを出し入
れせずに再生できるとともに、カートリッジから直接何
時でも必要な時にIDや利用時間等のディスク情報を再
生することができるので、手軽に使い勝手が良く、傷、
ほこり等から保護できる。
【0149】また、上述した構成の本発明のディスクカ
ートリッジ・レンタルシステムは、ディスクカートリッ
ジをレンタルする時にディスクカートリッジの情報を読
み込むとともにディスクカートリッジに情報を書き込
み、その情報のチェックを行うレンタル管理装置と、デ
ィスクカートリッジに収納したディスクの再生時にディ
スクカートリッジの前記書込情報のチェックと利用時間
を制御する再生装置とを備えているから、利用者は何時
でも時間による料金制のレンタルで無駄なく有効な利用
ができるので、時間に見合った料金と品質の管理された
ディスクのレンタルを受けられ、レンタル店はディスク
固有の管理と利用者固有の管理を集中できるので、余分
な在庫もせずにレンタル効率を高められ、よって、利便
性および経済性に優れたディスクカートリッジ・レンタ
ルシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスクカートリッジの外観斜
視図
【図2】図1に示すディスクカートリッジの裏面図
【図3】この発明に係るディスクカートリッジの要部ブ
ロック構成図
【図4】この発明に係るディスクカートリッジのもう一
つの要部ブロック構成図
【図5】本発明のディスクカートリッジ・レンタルシス
テムに用いられるレンタル管理装置の外観斜視図
【図6】図5に示したレンタル管理装置の要部ブロック
構成図
【図7】本発明のディスクカートリッジ・レンタルシス
テムに用いられる再生装置の外観斜視図
【図8】図7に示した再生装置の要部ブロック構成図
【図9】この発明に係るディスクカートリッジ・レンタ
ルシステムの全体の構成図
【符号の説明】
1,1A…ディスクカートリッジ、2…カートリッジ、
3…接触端子、5…ディスク、9…レンタル管理装置、
13…再生装置、14…条件制御手段、15,15A,
15B…情報管理手段、28…ラベル、30…利用期限
時間生成手段(利用情報生成手段)、31…利用固定時
間生成手段(利用情報記憶手段)、32…消費時間計測
手段(消費情報計測手段)、33,33A…比較手段、
34…フラッシュ手段。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを収納したままでこのディスク
    に記録した情報の再生が可能なディスクカートリッジで
    あって、 前記ディスクに記録した情報の再生条件を制御するため
    の制御情報を出力する条件制御手段と、 この制御情報に基づいて前記ディスクの再生を管理する
    情報管理手段と、を備えたことを特徴とするディスクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 電子回路と、この電子回路を駆動するバ
    ッテリとを内蔵する請求項1記載のディスクカートリッ
    ジであって、 前記電子回路は、前記条件制御手段と前記情報管理手段
    とを備えたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のディスクカ
    ートリッジであって、 前記情報管理手段は、 前記ディスクを再生可能とする利用情報値を生成する利
    用情報生成手段と、 前記ディスクを再生した消費情報値を計測する消費情報
    計測手段と、 前記利用情報値と前記消費情報値とを比較する比較手段
    と、を備え、前記消費情報値が前記利用情報値を越えた
    ときに、前記ディスクの再生を不可とすることを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスクカートリッジで
    あって、 前記利用情報値は、前記ディスクに記録した情報の再生
    を許容される再生許容時間であり、 前記消費情報値は、前記ディスクに記録した情報を再生
    した累積再生時間であることを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のディスクカートリッジで
    あって、 前記利用情報値は、前記ディスクに記録した情報の再生
    を許容される再生許容回数であり、 前記消費情報値は、前記ディスクに記録した情報を再生
    した累積再生回数であることを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のディスクカートリッジで
    あって、 前記利用情報値は、前記ディスクカートリッジの使用を
    許容される使用許容期間であり、 前記消費情報値は、前記ディスクカートリッジの使用の
    開始から終了までの経過時間であることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のディスクカートリッジで
    あって、 前記情報管理手段は、 前記ディスクを再生可能とする利用情報値を記憶する利
    用情報記憶手段と、 前記ディスクを再生した累積消費情報値を計測する消費
    情報計測手段と、 前記利用情報値と前記累積消費情報値とを比較する比較
    手段と、 前記累積消費情報値が前記利用情報値を越えたときに、
    前記条件制御手段に記憶された情報の読み出しを不可と
    するための制御情報を出力する手段とを備えたことを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のディスクカートリッジで
    あって、 前記利用情報値は、前記ディスクカートリッジの製造時
    に設定されるディスクカートリッジの使用を許容される
    最大使用許容期間であり、 前記累積消費情報値は、前記ディスクカートリッジの出
    荷時から計測される経過時間であることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ディスクを収容するカートリッジの
    表面に前記利用情報値を表示したことを特徴とする請求
    項3〜請求項8のいずれか1項に記載のディスクカート
    リッジ。
  10. 【請求項10】 外部機器と、前記条件制御手段及び前
    記情報管理手段との間で情報の交信を行うための入出力
    端子とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9の
    いずれか1項に記載のディスクカートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項10のいずれか1項
    に記載のディスクカートリッジに収納したディスクをレ
    ンタルする際のレンタル管理を行うディスクカートリッ
    ジ・レンタルシステムであって、 前記ディスクカートリッジに収納した前記ディスクを再
    生する再生装置と、 前記ディスクに記録した情報のレンタル管理を行うレン
    タル管理装置と、を備えたことを特徴とするディスクカ
    ートリッジ・レンタルシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のディスクカートリッ
    ジ・レンタルシステムであって、 前記再生装置は、 前記ディスクの再生途中に、前記ディスクカートリッジ
    から再生を不許可とする信号が入力されても前記ディス
    クの再生を直ちに停止せずに、前記ディスクの再生が終
    了となったとき、又は、再生中止の操作が行われたとき
    前記ディスクの再生を不可とするように構成されたこと
    を特徴とするディスクカートリッジ・レンタルシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項10のいずれか1項
    に記載のディスクカートリッジに収納したディスクをレ
    ンタルする際に、 当該ディスクカートリッジ内に記憶されている管理情報
    を読み込み、かつ、前記ディスクカートリッジ内へ新た
    な管理情報を記憶する情報制御手段と、この管理情報の
    チェックを行うチェック手段とを備えたレンタル管理装
    置と、 当該ディスクカートリッジに収納した前記ディスクを再
    生するときに、当該ディスクカートリッジ内に記憶され
    ている前記管理情報に基づいて前記ディスクに記憶した
    情報の再生を制御する情報再生制御手段と、からなるこ
    とを特徴とするディスクカートリッジ・レンタルシステ
    ム。
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