JPH11118692A - 泥水エロージョン試験装置 - Google Patents

泥水エロージョン試験装置

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JPH11118692A
JPH11118692A JP28658697A JP28658697A JPH11118692A JP H11118692 A JPH11118692 A JP H11118692A JP 28658697 A JP28658697 A JP 28658697A JP 28658697 A JP28658697 A JP 28658697A JP H11118692 A JPH11118692 A JP H11118692A
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JP
Japan
Prior art keywords
mud
muddy water
test
water
erosion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28658697A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Ishihara
修二 石原
Kenzo Miura
健蔵 三浦
Tatsuhiro Jibiki
達弘 地引
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エロージョン特性を評価するために、長時間に
わたり一定の条件下でエロージョン試験が可能な泥水エ
ロージョン試験装置を提供すること。 【解決手段】泥水衝突角度調整自在なテストピース取付
け治具5の直下に泥水噴出ノズル6を立設させたテスト
部2と、前記泥水噴出ノズル6に泥水タンク3から抜き
出した泥水Wを供給する配管19の途中に設けたサンプ
リング口23と、前記テスト部2から前記泥水タンク3
に泥水を戻す経路中に配設させた脱気部28から構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、テスト
ピースに泥水を衝突させてテストピースを摩耗させるテ
スト部と、泥水を貯蔵しておく泥水タンクから構成さ
れ、上記テスト部に上向きの泥水噴出ノズルを設ける一
方、泥水タンクからテスト部に至る配管の途中にサンプ
リング採取口を有し、更に、テスト部から泥水タンクに
泥水を戻す経路中に脱気部を配した泥水エロージョン試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大水深石油掘削用ライザーシステムで
は、ライザーシステムを構成するパイプのうち、海底地
層圧力を逃がしたり、抑制する目的のチョクラインや、
キルラインで泥水によるエロージョンが発生する。この
エロージョン特性の評価のためには、泥水を長時間にわ
たって高流速で流しながらエロージョン試験を行う必要
があるが、一定の条件を維持しながらエロージョン試験
を行うことは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る問題に
鑑みて創案されたものであり、その目的とするところ
は、エロージョン特性を評価するために、長時間にわた
り一定の条件下でエロージョン試験が可能な泥水エロー
ジョン試験装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る本
発明の泥水エロージョン試験装置は、泥水衝突角度調整
自在なテストピース取付け治具の直下に泥水噴出ノズル
を立設させたテスト部と、前記泥水噴出ノズルに泥水タ
ンクから抜き出した泥水を供給する配管の途中に設けた
サンプリング口と、前記テスト部から前記泥水タンクに
泥水を戻す経路中に配設させた脱気部から構成されてい
る。
【0005】このように、泥水衝突角度調整自在なテス
トピースの直下に泥水噴出ノズルを立設することによ
り、泥水中に試験片が浸漬することによるコロージョン
の影響を抑えながらエロージョンによる損傷のみを測定
できる。また、泥水噴出ノズルに泥水タンクから抜き出
した泥水を供給する配管の途中にサンプリング口を配設
することにより、テスト中でも泥水の質(成分率)をチ
ェックしながら試験することができる。更に、テスト部
から泥水タンクに泥水を戻す経路中に脱気部を配設する
ことにより、泥水中に含有されている気泡を除去するこ
とができる。
【0006】上記脱気部を、泥水タンクの側壁内部に回
動自在に取り付けた樋状体と、該樋状体の傾斜角度を調
整する角度調整治具から構成させることにより、泥水中
に含有されている気泡を効率的に除去することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、泥水エロージョン
試験装置1は、主として、テストピースに泥水を衝突さ
せてテストピースを摩耗させるテスト部2と、泥水を貯
蔵しておく泥水タンク3から構成されている。
【0008】上記テスト部2は、箱形のテストセル4内
に、テストピースを取り付けておくためのテストピース
取付け治具5と、泥水を噴出するための泥水噴出ノズル
6を備え、泥水噴出ノズル6からテストピース取付け治
具5に取り付けられているテストピース7に向けて泥水
Wを噴出させてテストピース7を摩耗させるようになっ
ている。
【0009】図4に示すように、テストピース取付け治
具5は、主として、矩形状の板51と、板51上に立設
させた左右一対のガイドロッド52と、板51の下面に
取り付けた左右一対の支持板53と、夫々の支持板53
に設けられている支持軸54に回動自在に取り付けた左
右一対の回動板55と、これらの回動板55間に固定し
たテストピース取付け板56から形成されている。
【0010】これらの回動板55は、半円板形に形成さ
れているが、その一方の回動板55は、図3に示すよう
に、同円(図示せず)上に一定の間隔で設けられた多数
の孔57を備えている。そして、これらの孔57の一つ
に係合するストッパー58が一方の支持板53に設けら
れている(図4参照)。従って、回動板55の孔57を
選択することによって泥水噴出ノズル6に対するテスト
ピース取付け板56の傾斜角度、換言すれば、テストピ
ース取付け板56に取り付けられているテストピース7
の傾斜角度θ1を任意に調整することができる(図3参
照)。
【0011】図3に示すように、テストピース取付け板
56の端に一対の固定枠59,60が設けられており、
その一方の固定枠59に螺着されている締付けねじ61
を締め付けることにより、テストピース取付け板56に
あてがったテストピース7を固定できるようになってい
る。
【0012】図4に示すように、テストピース取付け治
具5は、ロードセル13を介してテストセル4の開閉蓋
8の上方に設けられている天井板9に取り付けられてい
る。天井板9は、開閉蓋8上に立設させた前後二本の支
柱12によって支持され(図3参照)、テストピース取
付け治具5のガイドロッド52は、天井板9に設けたガ
イド孔10に差し込まれている(図4参照)。なお、テ
ストピース7と泥水噴射ノズル6の先端部の間隔Lは、
支柱12の長さを任意に調整することにより容易に設定
可能である(図4参照)。
【0013】また、図4に示すように、テストピース取
付け治具5の直下に泥水噴出ノズル6が上向きに立設さ
れている。この泥水噴出ノズル6は、テストセル4の底
部14に固着されている。従って、泥水噴出ノズル6か
ら真上に向かって噴出された泥水Wは、テストピース取
付け治具5に取り付けられているテストピース7に衝突
した後、笠状に広がってテストセル4の底部14に落下
する。
【0014】他方、図1に示すように、泥水タンク3
は、攪拌装置15を備え、タンク3内の泥水Wを攪拌す
る一方、ヒーター16を備え、タンク3内の泥水Wを加
温するようになっている。なお、このヒーター16は、
熱電対などの温度センサー17によってコントロールさ
れるようになっている。
【0015】また、泥水タンク3は、泥水ポンプ18を
備え、泥水ポンプ18によって抜き出した泥水タンク3
内の泥水Wを配管19を経て泥水噴出ノズル6に供給す
るようになっている。この配管19の途中には、流量調
整弁20及び流量計21が配設され、泥水Wの流量が設
定流量になるように流量調整弁20を制御できるように
なっている。
【0016】泥水ポンプ18の泥水供給能力は、エロー
ジョン試験に要する泥水量を超えるので、余分な泥水
は、上記配管19から分岐させた分岐管22を経て泥水
タンク3に戻されるようになっている。この分岐管22
は、サンプリング用の蛇口23を備え、試験中でも泥水
Wをサンプリングできるようになっている。分岐管22
は、流量調整弁24を備えている。
【0017】図1に示すように、テストセル4は、その
底部14に泥水戻り配管25を有する一方、側壁部26
にオーバーフロー用泥水戻り配管27を備えている。こ
れらの二本の泥水戻り配管25,27の直下に還流樋2
8が備えられている。還流樋28の一端は、図示しない
蝶番によって泥水タンク3の側壁部31の内面に回動自
在に取り付けられ、還流樋28の自由端は高さ調整治具
32によって支えられている。
【0018】この高さ調整治具32は、頭付きボルト3
3と、該ボルト33に螺着されているナット34によっ
て構成され、ナット34を正逆回転させることにより還
流樋28の傾斜角度θ2を調整できるようになってい
る。ナット34は、泥水タンク3の蓋35などの支持部
材上に乗っている。この還流樋28は、図2に示すよう
に、幅の広い平坦な底板29と、その両側に立設された
側板30から構成されている。
【0019】テストピース7に衝突してテストセル4の
底部14に溜まった泥水Wは、気泡を含んでいるが、泥
水戻り配管25から還流樋28の平坦な底板29上に流
下した泥水Wは、底板29の幅方向に広がりながら平坦
な底板29上を流下し、その間に泥水W中に混入してい
る気泡が除去される。
【0020】
【発明の効果】上記のように、本発明は、泥水衝突角度
調整自在なテストピースの直下に泥水噴出ノズルを立設
させたので、泥水中に試験片が浸漬することによるコロ
ージョンの影響を抑えながらエロージョンによる損傷の
みを測定できるようになった。
【0021】また、本発明は、泥水噴出ノズルに泥水タ
ンクから抜き出した泥水を供給する配管の途中にサンプ
リング口を配設させたので、テスト中でも泥水の質(成
分率)をチェックしながら試験できるようになった。
【0022】更に、本発明は、テスト部から泥水タンク
に泥水を戻す経路中に脱気部を配設させたので、泥水中
に含有されている気泡を除去できるようになった。特
に、本発明は、上記脱気部を、泥水タンクの側壁内部に
回動自在に取り付けた樋状体と、該樋状体の傾斜角度を
調整する角度調整治具から構成させたので、泥水戻り配
管から還流樋の平坦な底板上に流下した泥水は、底板の
幅方向に広がりながら平坦な底板上を流下し、その間に
泥水中に混入している気泡が除去されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る泥水エロージョン試験装置の概略
図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】テスト部の一部断面を含む側面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【符号の説明】
2 テスト部 3 泥水タンク 5 テストピース取付け治具 6 泥水噴出ノ
ズル 19,22 配管 23 サンプリ
ング口 28 脱気部 W 泥水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥水衝突角度調整自在なテストピース取
    付け治具の直下に泥水噴出ノズルを立設させたテスト部
    と、前記泥水噴出ノズルに泥水タンクから抜き出した泥
    水を供給する配管の途中に設けたサンプリング口と、前
    記テスト部から前記泥水タンクに泥水を戻す経路中に配
    設させた脱気部から成る泥水エロージョン試験装置。
  2. 【請求項2】 脱気部を、泥水タンクの側壁内部に回動
    自在に取り付けた樋状体と、該樋状体の傾斜角度を調整
    する角度調整治具から構成させた請求項1記載の泥水エ
    ロージョン試験装置。
JP28658697A 1997-10-20 1997-10-20 泥水エロージョン試験装置 Withdrawn JPH11118692A (ja)

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Effective date: 20050104