JPH11118564A - 熱線式空気流量計 - Google Patents

熱線式空気流量計

Info

Publication number
JPH11118564A
JPH11118564A JP9279164A JP27916497A JPH11118564A JP H11118564 A JPH11118564 A JP H11118564A JP 9279164 A JP9279164 A JP 9279164A JP 27916497 A JP27916497 A JP 27916497A JP H11118564 A JPH11118564 A JP H11118564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
intake
peripheral wall
bypass passage
forming member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9279164A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Kato
吉伸 加藤
Tokumitsu Ina
徳光 伊奈
Takashi Tsuge
隆司 柘植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP9279164A priority Critical patent/JPH11118564A/ja
Publication of JPH11118564A publication Critical patent/JPH11118564A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸気導入部に接続される曲り吸気ダクトの曲り
方向に係らず、誤差の少ない良好な測定が可能な熱線式
空気流量計を提供する。 【解決手段】スロットルボディ1の吸気導入部1a内に
円筒形の通路形成部材9が配設され、通路形成部材9内
には主吸気通路6が形成されると共に、主吸気通路6の
側部にバイパス通路14が形成され、バイパス通路14
内に熱線式のセンサ部10が挿入される。バイパス通路
14の上流側が吸気導入部1aの内周に沿って形成され
た環状入口18に連通接続される。通路形成部材9の周
壁部と吸気導入部1aの周壁との間に周壁通路が形成さ
れ、バイパス通路14の末端が接続通路16を介して周
壁通路に連通接続され、通路形成部材9の周壁部にバイ
パス通路出口9dが主吸気通路6に開口して形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸入空
気量を検出する熱線式の空気流量計に関し、特にスロッ
トル装置のスロットルボディに装着される熱線式空気流
量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のスロットル装置に装着
される熱線式空気流量計として、例えば、特開平4−3
2720号公報に記載される構造の空気流量計が知られ
ている。この熱線式空気流量計は、スロットルボディの
上流側に、スロットルボディと同様の主吸気通路を有す
る流量計ボディが取り付けられ、流量計ボディ内の主吸
気通路の側部に、バイパス通路を中心部より偏位して形
成し、バイパス通路内に流量計のセンサ部を配設して構
成される。そして、このバイパス通路内を流れる空気流
量を測定することにより、その流量を主吸気通路全体の
空気流量に換算して、機関の吸入空気量を算出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のス
トットル装置では、機関に空気を導入する吸気ダクトは
流量計ボディの開口部に接続されるが、自動車等の狭い
エンジンルーム内において、その吸気ダクトは直線状と
なることは少なく、通常は曲り吸気ダクトが接続され、
その曲り方向も、自動車や内燃機関の型式によって異な
る。
【0004】また、主吸気通路内の側部に偏位してバイ
パス通路が位置する従来の熱線式空気流量計では、流量
計ボディの吸気側開口部に接続された曲りダクトがバイ
パス通路側に曲っている場合、バイパス通路側を流れる
空気の流速・流量は反対側を流れる空気流の流速・流量
よりかなり少なくなる。逆に、曲りダクトが反バイパス
通路側に曲っている場合、バイパス通路側を流れる空気
の流速・流量は反対側を流れる空気流の流速・流量より
かなり多く、主吸気通路を流れる空気流の流速・流量は
その位置により大きく相違する。
【0005】このような曲りダクトを上流側に接続した
スロットル装置の熱線式空気流量計では、特に、流量計
ボディの吸気側開口部に接続された曲りダクトがバイパ
ス通路側に曲り、バイパス通路側を流れる空気の流速・
流量が反対側を流れる空気流の流速・流量よりかなり少
ない場合、測定誤差が大きくなりやすい。
【0006】このため、各種の自動車や内燃機関に、汎
用的に使用可能なスロットル装置を製造する場合、そこ
に接続される曲り吸気ダクトの曲り方向によってバイパ
ス通路を流れる空気の流速・流量の違いが少ないことが
要求され、曲り吸気ダクトの曲り方向に係らず、所定範
囲内の空気流量を良好に測定可能な熱線式空気流量計が
要望されていた。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、吸気導入部に接続される曲り吸気ダクトの曲り方向
に係らず、誤差の少ない良好な測定が可能な熱線式空気
流量計を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱線式空気流量計は、内燃機関のスロット
ル装置に装着され、スロットルボディ内に流入する空気
流量を測定する熱線式空気流量計において、スロットル
ボディの吸気導入部内に配設され、内側に主吸気通路を
有する円筒形の通路形成部材と、主吸気通路の側部に形
成されたバイパス通路と、バイパス通路内に挿入された
熱線式のセンサ部と、通路形成部材の周壁部と吸気導入
部の周壁との間に形成される周壁通路と、吸気導入部の
内周に沿って形成され、バイパス通路の上流側が連通接
続される環状入口と、バイパス通路の下流側を周壁通路
に連通接続させる接続通路と、通路形成部材の周壁部に
主吸気通路に開口して形成されたバイパス通路出口と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、周壁通路は、通路形成部材の外周
部に形成された傾斜リブにより第1周壁通路と第2周壁
通路に区画して形成され、第1周壁通路の上流側に環状
入口が形成され、バイパス通路の上流側が第1周壁通路
に連通し、バイパス通路の下流側を接続通路を介して第
2周壁通路に接続することができる。
【0010】また、通路形成部材は、スロットルボディ
の吸気導入部内に吸気導入部の開口部から圧入すること
ができる。また、バイパス通路出口は、接続通路及びセ
ンサ部の挿入位置より主吸気通路の上流側に配置すると
よい。
【0011】
【作用・効果】このような構成の熱線式空気流量計で
は、吸気導入部に曲り吸気ダクトが接続される場合、バ
イパス通路に入る空気は、吸気導入部の内周に沿って形
成された環状入口を通して流入されるため、曲り吸気ダ
クトの曲り方向が異なっていても、その曲り方向に左右
されない流速・流量の空気をバイパス通路に導入し、そ
の通路内のセンサ部により空気流量を測定することがで
きる。
【0012】例えば、曲り吸気ダクトの曲り方向がバイ
パス通路側にあると、吸気導入部内には反バイパス通路
側でより高い流速と流量の空気流が形成され、逆に曲り
吸気ダクトの曲り方向が反バイパス通路側にあると、吸
気導入部内にはバイパス通路側でより高い流速と流量の
空気流が形成される。
【0013】このため、バイパス通路の入口が中心から
側方に偏位した入口であると、曲り吸気ダクトの曲り方
向により、バイパス通路に流入する空気の流速・流量が
大きく相違するが、環状入口を通して、主吸気通路の周
囲の空気流を全て取り込むため、曲り吸気ダクトの曲り
方向に影響されない空気流をバイパス通路に導入するこ
とができる。
【0014】従って、本発明の熱線式空気流量計によれ
ば、曲り吸気ダクトの曲り方向によってバイパス通路を
流れる空気の流速・流量の違いが少なくなり、吸気導入
部に接続される曲り吸気ダクトの曲り方向に係らず、空
気流量を良好に測定することができる。
【0015】また、スロットルボディの吸気導入部内に
通路形成部材を挿入・配置することによって、主吸気通
路、バイパス通路、及び周壁通路が形成されるため、従
来の外付けタイプの空気流量計のように、気密性確保の
ためにパッキンやシール材を介装し、締付ボルトにより
締付固定する必要はなく、簡単に少ない部品で装着する
ことができる。
【0016】また、スロットルボディの吸気導入部内
に、通路形成部材を配設し、通路形成部材の周壁部と吸
気導入部の周壁との間に周壁通路を形成するため、従来
の外付けタイプで一体成形されるものに比べ、通路形成
部材の形状は簡単となり、通路形成部材を比較的簡単な
成形型により、容易に成形することができる。また、空
気流量測定用の通路を外付けとせずにスロットルボディ
内に形成するため、スロットルボディの外形が大型化せ
ず、コンパクトに形成することができる。
【0017】更に、吸気導入部内に円筒形の通路形成部
材を配置することにより、吸気導入部内が狭窄されて、
ベンチュリー部を形成するため、そこを流れる空気流の
速度を増してバイパス通路出口付近に充分な負圧を生じ
させ、出口の空気を主吸気通路内に効率よく吸引して、
バイパス通路内に流入した空気を効果的に流すことがで
きる。
【0018】また、通路形成部材は、スロットルボディ
の吸気導入部内に吸気導入部の開口部から圧入すること
ができるため、組付作業が容易である。
【0019】更に、バイパス通路出口を、接続通路及び
センサ部の挿入位置より吸気通路の上流側に配置するこ
とにより、バイパス通路を流れる空気の流通路の長さを
実質的に長くすることができ、これにより、空気流量や
空気圧力の変動を抑制することができる。
【0020】また、当該構成により、バイパス通路出口
の位置を、スロットルバルブ付近に位置するアイドルス
ピード制御用バイパス通路の入口から離すことができ、
アイドルスピード制御用バイパス通路に流入する際の空
気流によるバイパス通路出口への悪影響を少なくするこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は内燃機関のスロットル装置
の正面図を示し、図2はその平面図を示し、図3〜図5
はその断面図を示している。スロットルボディ1の内部
には、図の縦方向に主吸気通路6が形成され、主吸気通
路6内には、バルブシャフト2に軸支されたスロットル
バルブ3が通路を開閉可能に配設される。
【0022】バルブシャフト2はスロットルボディ1内
を図1の横方向に貫通し、その突出した右端に、戻しば
ね4とスロットルレバー5が取り付けられる。また、ス
ロットルボディ1の左側部にスロットル開度センサ8が
取り付けられ、そのロータ部がバルブシャフト2の左端
に接続される。
【0023】更に、スロットルボディ1の背面にはアイ
ドルスピード制御部7が取り付けられる(図2)。アイ
ドルスピード制御部7は、主吸気通路6に接続されるア
イドルスピード制御用バイパス通路17を有し(図
3)、その通路にアイドルスピード制御バルブを配設
し、主吸気通路6の閉鎖時にアイドルスピード制御用バ
イパス通路17を流れる吸気流量を制御してアイドルス
ピードを調整する。アイドルスピード制御用バイパス通
路17は、図3に示すように、スロットルボディ1の主
吸気通路6内におけるスロットルバルブ3の少し上方位
置に開口する。
【0024】スロットルボディ1内の主吸気通路6の入
口部、つまりスロットルバルブ3の上流側の吸気導入部
1aは、突出した円筒状に形成され、その円筒状の吸気
導入部1a内に、熱線式空気流量計が配設される。熱線
式空気流量計は、吸気導入部1a内に、主吸気通路6の
バイパス通路14及び第1周壁通路15a、第2周壁通
路15bを形成し、バイパス通路14内下部にセンサ部
10を配置して構成される。
【0025】このバイパス通路14及び第1、第2周壁
通路15a,15bは、スロットルボディ1の円筒状の
吸気導入部1a内に、図6に示すような通路形成部材9
を配置して形成される。すなわち、この通路形成部材9
は、図3、図4に示すように、スロットルボディ1の吸
気導入部1a内に、密着して嵌入可能な円筒形に、例え
ばPBT(飽和ポリエステル樹脂)等により一体成形さ
れる。
【0026】図6に示すように、円筒形の通路形成部材
9の外周部には、周壁に沿って傾斜した傾斜リブ9bが
突設され、下部にはフランジ部9cが形成される。傾斜
リブ9bとフランジ部9cを外周部に形成することによ
って、通路形成部材9の外周壁の外側に、傾斜リブ9b
で上下に区画されフランジ部9cを下限とする筒状空間
が形成される。この筒状空間は、通路形成部材9が吸気
導入部1a内に嵌入された状態で、スロットルボディ1
側の吸気導入部1aの周壁との間に、第1周壁通路15
aと第2周壁通路15bを上下に区画して形成する。上
流側の第1周壁通路15aは上部を開口し、その開口端
面に環状入口18が形成される。
【0027】更に、通路形成部材9の傾斜リブ9bより
下の周壁部9a(第2周壁通路15bに対応した箇所)
に、矩形孔からなる2個のバイパス通路出口9dが形成
される。また、通路形成部材9の内側には、その側部、
つまり周壁部寄りに、バイパス通路14が形成される。
すなわち、通路形成部材9の内側は主吸気通路6となる
が、その主吸気通路6の迂回路として、バイパス通路1
4が主吸気通路6の側部に形成され、バイパス通路14
の上部は、第1周壁通路15aの周壁部9aに形成され
た入口14aに連通する。この入口14aは傾斜リブ9
bの最下流側の真上に形成され、第1周壁通路15aに
開口する。
【0028】つまり、環状入口18から第1周壁通路1
5a内を見た場合、最も深い位置にバイパス通路14の
入口14aが形成され、環状入口18から第1周壁通路
15aに流入した空気をバイパス通路14内に導入し易
くしている。
【0029】そして、バイパス通路14の下側に凹部9
eが周壁下部の筒状空間と連通して形成され、バイパス
通路14の末端が凹部9eに連通する。これによって凹
部9eは、通路形成部材9が吸気導入部1a内に嵌入さ
れた状態で、図3の如く、スロットルボディ1の側壁で
囲われて接続通路16となり、バイパス通路14の下端
を第2周壁通路15bの両側に連通させる。
【0030】更に、バイパス通路14の下部の外周側に
は、センサ部10の抵抗線を挿入するための矩形の挿入
孔9fが形成される。この挿入孔9fに対応したスロッ
トルボディ1の吸気導入部1aの側壁にも、センサ部1
0を挿入するための挿入孔1bが形成される。なお、2
個のバイパス通路出口9dは、センサ部10が挿入され
る挿入孔9fや接続通路16となる凹部9eの位置よ
り、かなり高い位置つまり上流側に設定される。
【0031】図7に示すように、上記通路形成部材9
は、スロットルボディ1の吸気導入部1a内に上から嵌
入(圧入)することにより装着されるが、通路形成部材
9が装着される場所がスロットルボディ1内であるた
め、従来の外付けタイプの空気流量計のように、気密性
確保のためにパッキンやシール材を介装し、締付ボルト
により締付固定する必要はなく、簡単に少ない部品で装
着することができる。
【0032】また、スロットルボディ1の吸気導入部1
a内に、通路形成部材9を嵌入することにより、第1、
第2周壁通路15a,15bと接続通路16を形成する
ため、つまりスロットルボディ1の吸気導入部1aの周
壁を利用して第1、第2周壁通路15a,15b及び接
続通路16を形成するため、従来のものに比べ、通路形
成部材9の形状は簡単となり、通路形成部材9を比較的
簡単な成形型により、容易に成形することができる。更
に、空気流量測定用の通路を外付けとせずにスロットル
ボディ1内に形成するため、スロットルボディの形状を
大型化せず、コンパクトに形成することができる。
【0033】通路形成部材9を吸気導入部1a内に嵌入
・固定した後、センサ部10をスロットルボディ1の挿
入孔1bに挿入すると共に、その先端を通路形成部材9
の挿入孔9fからバイパス通路14内に挿入してねじ等
で固定する。
【0034】熱線式空気流量計のセンサ部10は、突出
した金属棒の先端に、プラリウムフィラメント等からな
る吸気温度測定用抵抗11と加熱用抵抗12を設けて形
成され、センサ部10の元部には図示しないコネクタが
接続される。吸気温度測定用抵抗11と加熱用抵抗12
はブリッジ回路に接続され、加熱用抵抗12には空気流
量の変化に係らず、常に両抵抗間に所定の温度差がある
ように加熱用抵抗12に電力供給を行う。測定回路は、
この電力を電圧に変換し、予め記憶されているその電圧
と空気流量との関係から、吸入空気量を算出する。
【0035】このような構成のスロットル装置は、内燃
機関の吸気系に装着され、その上流側つまり吸気導入部
1aには、図8に示すように、曲り吸気ダクト20が接
続される。その曲り吸気ダクト20の曲り方向は各種で
ある。
【0036】運転時、スロットル装置内に吸入される空
気は、図3、図8に示すように、主吸気通路6内を流れ
ると共に、その周囲の環状入口18から第1周壁通路1
5aを通りバイパス通路14内にも流入する。バイパス
通路14内に流入した空気は、その通路内を流下し、セ
ンサ部10の吸気温度測定用抵抗11と加熱用抵抗12
の周囲を通過した後、接続通路16から第2周壁通路1
5bに入り、通路形成部材9の周壁部9aの両側に設け
たバイパス通路出口9dから主吸気通路6内に出て再び
合流する。
【0037】このように、バイパス通路14に入る空気
は、主吸気通路6の周囲に位置する環状入口18を通し
て流入されるため、曲り吸気ダクト20の曲り方向が異
なっていても、その曲り方向に左右されない流速・流量
の空気をバイパス通路14に導入し、その通路内のセン
サ部10により空気流量を測定することができる。
【0038】すなわち、例えば、曲り吸気ダクト20の
曲り方向がバイパス通路14側にあると、吸気導入部1
a内には反バイパス通路14側でより高い流速と流量の
空気流が形成され、逆に曲り吸気ダクト20の曲り方向
が反バイパス通路14側にあると、吸気導入部1a内に
はバイパス通路14側でより高い流速と流量の空気流が
形成される。
【0039】このため、バイパス通路14の入口が中心
から側方に偏位した入口であると、曲り吸気ダクト20
の曲り方向により、バイパス通路に流入する空気の流速
・流量が大きく相違するが、上記のように、環状入口1
8とすることにより、主吸気通路6の周囲の空気流を全
て取り込むため、曲り吸気ダクト20の曲り方向に影響
されない空気流をバイパス通路14に導入することがで
きる。
【0040】図3、図4に示すように、通路形成部材9
内の主吸気通路6は通路形成部材9の内側に少し膨らん
だ周壁部9aにより、ベンチュリー形状を形成し、その
部分にバイパス通路出口9dが位置するため、主吸気通
路6を流れる空気流の速度を増して出口9d付近に負圧
を生じさせ、出口9dの空気を通路6内に効率よく吸引
して、バイパス通路14内に流入した空気を効果的に流
すことができる。
【0041】また、バイパス通路出口9dが、センサ部
10の挿入位置や接続通路16の位置より上方に離れて
配置されるため、バイパス通路を流れる空気の流通路の
長さを実質的に長くすることができ、これにより、空気
流量や空気圧力の変動を抑制することができる。また、
バイパス通路出口9dの位置を上方にすることによっ
て、アイドルスピード制御用バイパス通路17の入口と
の距離を離し、アイドルスピード制御用バイパス通路に
流入する際の空気流によるバイパス通路出口9dへの悪
影響を少なくすることができる。
【0042】なお、通路形成部材9は圧入だけではな
く、吸気導入部1a内にねじ止めすることもでき、バイ
パス通路出口9dの下側(下流側)に凹部を形成して、
空気を主吸気通路6側に吸引しやすくすることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスロットル装置の正
面図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】図1の III− III断面図である。
【図4】図2の IV − IV 断面図である。
【図5】図3のV −V 断面図である。
【図6】通路形成部材9の側面図である。
【図7】スロットルボディ部分の分解断面図である。
【図8】曲り吸気ダクトの接続状態を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1−スロットルボディ 1a−吸気導入部 6−主吸気通路 9−通路形成部材 9a−周壁部 10−センサ部 14−バイパス通路 15a−第1周壁通路 15b−第2周壁通路 16−接続通路 18−環状入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のスロットル装置に装着され、
    スロットルボディ内に流入する空気流量を測定する熱線
    式空気流量計において、 該スロットルボディの吸気導入部内に配設され、内側に
    主吸気通路を有する円筒形の通路形成部材と、 該主吸気通路の側部に形成されたバイパス通路と、 該バイパス通路内に挿入された熱線式のセンサ部と、 該通路形成部材の周壁部と前記吸気導入部の周壁との間
    に形成される周壁通路と、 該吸気導入部の内周に沿って形成され、該バイパス通路
    の上流側が連通接続される環状入口と、 該バイパス通路の下流側を該周壁通路に連通接続させる
    接続通路と、 該通路形成部材の周壁部に該主吸気通路に開口して形成
    されたバイパス通路出口と、 を備えたことを特徴とする熱線式空気流量計。
  2. 【請求項2】 前記周壁通路は、通路形成部材の外周部
    に形成された傾斜リブにより第1周壁通路と第2周壁通
    路に区画して形成され、該第1周壁通路の上流側に前記
    環状入口が形成され、前記バイパス通路の上流側が該第
    1周壁通路に連通し、該バイパス通路の下流側が接続通
    路を介して該第2周壁通路に接続されたことを特徴とす
    る請求項1記載の熱線式空気流量計。
  3. 【請求項3】 前記通路形成部材が前記スロットルボデ
    ィの吸気導入部内に該吸気導入部の開口部から圧入され
    ていることを特徴とする請求項1記載の熱線式空気流量
    計。
  4. 【請求項4】 前記バイパス通路出口が前記接続通路及
    び前記センサ部の挿入位置より主吸気通路の上流側に位
    置することを特徴とする請求項1記載の熱線式空気流量
    計。
JP9279164A 1997-10-13 1997-10-13 熱線式空気流量計 Withdrawn JPH11118564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279164A JPH11118564A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 熱線式空気流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279164A JPH11118564A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 熱線式空気流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11118564A true JPH11118564A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17607351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9279164A Withdrawn JPH11118564A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 熱線式空気流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11118564A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3995103B2 (ja) 流れる媒体の質量を測定するための装置
EP0708315B1 (en) Thermal-type air flow measuring instrument
US5942683A (en) Apparatus for measuring gas flow rate in a bypass passage and having a passage restriction portion downstream of the detecting element
US5672822A (en) Thermal flow meter with less turbulence in fluid flow
US5892146A (en) Heating resistor type air flow meter with a measuring module inside the main air flow passage body
WO1988010411A1 (en) Hot wire type air flow meter
US5581026A (en) Flow meter
US6422070B2 (en) Device for measuring the mass of a flowing medium
JP2857787B2 (ja) 熱式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
KR100386169B1 (ko) 내연기관용발열저항식공기유량측정장치및이를이용한내연기관의제어장치
JPH11118564A (ja) 熱線式空気流量計
WO2020003808A1 (ja) 物理量検出装置
JPH01206223A (ja) 熱式空気流量計
JP3782650B2 (ja) 空気流量測定装置
JPH11118563A (ja) 熱線式空気流量計
KR100255475B1 (ko) 유량계
JP3106449B2 (ja) 流量計
JPH02108920A (ja) 内燃機関用空気流量計
JPS58111720A (ja) 内燃機関の吸気構造
JP3014888B2 (ja) 流量計
JP3070641B2 (ja) 流量計
JP3070642B2 (ja) 流量計
JPH04353721A (ja) 空気流量計
JP3582933B2 (ja) 流量計測装置
JP2981058B2 (ja) 流量計

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104