JPH11118200A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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JPH11118200A
JPH11118200A JP9297829A JP29782997A JPH11118200A JP H11118200 A JPH11118200 A JP H11118200A JP 9297829 A JP9297829 A JP 9297829A JP 29782997 A JP29782997 A JP 29782997A JP H11118200 A JPH11118200 A JP H11118200A
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JP
Japan
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outside air
air temperature
temperature sensor
outside
outdoor unit
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Application number
JP9297829A
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English (en)
Inventor
Takahiro Okamoto
高宏 岡本
Kazuhisa Hinatsu
和久 日夏
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の影響を受けずに正確な外気温度を
検出することが可能であり、また作業工数を削減してコ
ストダウンを図ることが可能な空気調和機の室外機を提
供する。 【解決手段】 本体ケーシング1内に形成された通風室
5は、吸込口15a、15bと吹出口16とを有し、熱
交換器2と送風ファン3とを備える。送風ファン3で吸
い込んだ室外空気を熱交換器2に通過させ、これを再び
吹出口16から室外に吹き出す。本体ケーシング1内に
は、通風室5から仕切るようにして電装品箱7を設け
る。電装品箱7には第1連通口9と第2連通口10とを
設ける。第1連通口9と第2連通口10とを通過する外
気流通路Aが、送風ファン3によって形成される。外気
温度センサ12は、外気流通路A中に位置するよう電装
品箱7内に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外気温度センサ
を備えて成る空気調和機の室外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の空気調和機の室外機を示
す分解斜視図である。ただし図を簡明にして理解を容易
とするため、前面パネルや送風ファン等は省略して示し
ている。天板41と底板48とでその上下を構成する本
体ケーシング内は、仕切板44によって通風室49と機
械室50とに仕切られている。このうち通風室49には
熱交換器42と送風ファンとが設けられるが、送風ファ
ンについてはその駆動モータを取り付けるためのモータ
台45のみを示している。また上記のうち機械室50に
は、その下部側に圧縮機43が設けられるとともに、上
部側には電装品箱(図示せず)が取り付けられる。この
電装品箱にはプリント基板等の各種の電装品が収納され
るが、サーミスタ等で構成された外気温度センサ(図示
せず)から延びる配線の一端も、上記プリント基板に接
続されている。またこの外気温度センサは、上記本体ケ
ーシングの背面側に設けられる吸込グリル46に、取付
バネ47によって係止して取り付けられるようになって
いる。
【0003】上記従来の空気調和機の室外機では、送風
ファンを駆動することにより、上記吸込グリル46を介
して室外空気を本体ケーシング内に吸い込み、これを上
記熱交換器42で熱交換した後、再び前面側から室外へ
吹き出すようになっている。そして吸込グリル46に外
気温度センサを取り付けることによって、室外空気の流
通路に外気温度センサを配置して外気温度を正確に検出
することが図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記吸込グリ
ル46は、本体ケーシングの背面側に形成された吸込口
に設けられるものである。そしてこの吸込口は、その略
全体を熱交換器42によって内側から覆われている。従
って上記外気温度センサは熱交換器42の近傍に位置す
ることとなり、そのため検出した外気温度には、蒸発器
又は凝縮器として機能する熱交換器42の影響が及んで
しまうという問題があった。外気温度センサで検出され
た外気温度は、圧縮機の制御等に用いられるものである
ため、その高精度な検出が要請されるところである。ま
た上記外気温度センサは電装品のひとつであるため、上
述のようにこの外気温度センサから延びる配線の一端
は、電装品箱内に設けられたプリント基板に接続されて
いる。しかしながら外気温度センサ自体の取り付けは本
体ケーシングの背面側に設けられた吸込グリル46に対
してなされるので、電装品箱の内部から吸込グリル46
まで上記配線を引き回す必要がある。そのため製造工程
等における作業工数が増えてこれがコストアップの一因
になるという問題があった。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、熱交換器の影
響を受けずに正確な外気温度を検出することが可能であ
り、また作業工数を削減してコストダウンを図ることが
可能な空気調和機の室外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機の室外機は、吸込口15a、15bと吹出口16と
を有する通風室5が本体ケーシング1内に形成され、こ
の通風室5内に、上記吸込口15a、15bを覆うよう
に熱交換器2を備えるとともに、上記吹出口16に臨ん
で送風ファン3を備え、この送風ファン3で上記吸込口
15a、15bから吸い込んだ室外空気を熱交換器2に
通過させ、これを再び吹出口16から室外に吹き出すよ
う成されるとともに、上記本体ケーシング1内には、そ
の内部を上記通風室5から仕切るようにして設けられた
部材室を備え、さらに上記本体ケーシング1外の外気温
度を検出するための外気温度センサ12を備えた空気調
和機の室外機において、上記部材室7には、その内部と
上記通風室5における送風ファン3の上流側との間を連
通させる第1連通口9と、その内部と本体ケーシング1
外との間を連通させる第2連通口10とを設けて、これ
らの第1連通口9と第2連通口10とを通過する外気流
通路Aが上記送風ファン3によって形成されるように成
すとともに、上記外気温度センサ12は、上記外気流通
路A中に配置するようにしたことを特徴としている。
【0007】ここで「部材室」とは、通風室5から仕切
って設けられた本体ケーシング1内の空間のことであ
る。この部材室には、通常は室外機の動作に必要な部材
あるいはその他の何らかの部材が収納される。この「部
材室」は、例えば圧縮機等を収納するための機械室6で
あり、あるいは電装品を収納するための電装品箱7であ
る。しかしながらたとえ何ら部材が収納されていなくて
も、通風室5から仕切って設けられた本体ケーシング1
内の空間であれば、それはここで言う「部材室」であ
る。
【0008】上記請求項1の空気調和機の室外機では、
通風室5から仕切って形成された部材室7を通過する外
気流通路Aを形成し、この外気流通路A中に外気温度セ
ンサ12を設けるようにしている。従って熱交換器2の
影響を抑制して高精度で外気温度を検出することが可能
となる。
【0009】また請求項2の空気調和機の室外機では、
上記部材室は、上記外気温度センサ12から延びる配線
18が接続された電装品箱7であることを特徴としてい
る。
【0010】上記請求項2の空気調和機の室外機では、
電装品箱7内にその配線18が接続された外気温度セン
サ12を、電装品箱7内を通過するよう成された外気流
通路A中に設けることとなる。従って上記外気温度セン
サ12から延びる配線18の引き回し等の作業工数が削
減でき、これによって製造コスト等の低減を図ることが
可能となる。
【0011】さらに請求項3の空気調和機の室外機で
は、上記外気温度センサ12は、電装品箱7の内部に設
けていることを特徴としている。
【0012】上記請求項3の空気調和機の室外機では、
熱交換器2が設けられた通風室5から仕切られた電装品
箱7の内部に外気温度センサ12を設けているので、外
気温度の検出に与える熱交換器の影響をさらに抑制で
き、従って検出精度を一段と向上させることが可能とな
る。また外気温度センサ12から延びる配線18を電装
品箱7の外に引き出す必要もないので、この配線18の
引き回し作業等の工数がさらに削減でき、一段と製造コ
スト等の低減を図ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の室
外機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0014】図1は、上記室外機の構成を示す平面模式
図である。平面視長方形状の本体ケーシング1内は、仕
切板4によって通風室5と機械室6とに仕切られてい
る。このうち通風室5には、その背面側(同図における
上側)と側面側とにそれぞれ吸込口15a、15bが形
成され、また前面側(同図における下側)に吹出口16
が形成されている。そして上記両吸込口15a、15b
を内側から覆うように、L字型の熱交換器2が設けられ
ている。また上記吹出口16に臨んでは、送風ファン3
が設けられている。一方、上記機械室6には圧縮機(図
示せず)や電装品箱7が設けられている。圧縮機の上側
に電装品箱7が配置されるので、平面図である同図では
電装品箱7だけが示されている。
【0015】図3は、上記電装品箱7を示す分解斜視図
である。電装品箱7の内部には種々の電装品を実装した
プリント基板8が取り付けられている。そして上記電装
品箱7のうち通風室5側に該当する側板7aには、上記
プリント基板8よりも上側の位置に第1連通口9が穿設
され、また電装品箱7のうち室外機の背面側に該当する
側板7bには、同様に上記プリント基板8よりも上側の
位置に第2連通口10が穿設されている。さらに上記プ
リント基板8には、サーミスタ等で構成された外気温度
センサ12から延びる配線18の一端が接続され、そし
てこの外気温度センサ12は、上記第2連通口10に近
接して電装品箱7内に取り付けられている。なお上記電
装品箱7には、その外側から放熱フィン21に取り付け
られたパワートランジスタ20、取付板23に取着され
たリアクタ22、コンデンサ24等が取り付けられる。
【0016】図2は、上記本体ケーシング1の外観を示
している。同図(a)はその部分透過側面図であり、ま
た同図(b)は背面図である。同図(b)に示すように
本体ケーシング1の背面側には大きく吸込口15aが形
成され、この吸込口15aを覆うように吸込グリル13
が設けられている。また上記機械室6の背面側に該当す
る部分には後板14が設けられ、この後板14の上部に
は、上記電装品箱7の側板7bに設けられた第2連通口
10よりもやや下側の位置に、外板吸込口11が形成さ
れている。この外板吸込口11は、同図(a)に示すよ
うに3個の小開口が縦列に集合して成されたものであ
り、そしてこれらの各小開口には、上側から覆うように
水滴除け17が設けられている。
【0017】上記のような空気調和機の室外機において
送風ファン3が駆動されると、図1の矢印Wに示すよう
に、吸込口15a、15bから室外空気が通風室5内に
吸い込まれる。そして吸い込んだ室外空気は熱交換器2
で熱交換され、本体ケーシング1前面側の吹出口16か
ら再び室外へ吹き出される。このとき通風室5内におけ
る送風ファン3の上流側は、大気圧よりも低圧となって
いる。そのためこの低圧部に吸い込まれるように、上記
外板吸込口11から第2連通口10を通り、さらに電装
品箱7内を通過したのち第1連通口9から通風室5に至
る外気流通路Aが形成される。すると上記外気温度セン
サ12は第2連通口10に近接して設けられているか
ら、この外気温度センサ12は、上記外気流通路A中に
配置されることとなる。そしてこの外気流通路Aは、熱
交換器2から離隔した位置に形成され、かつ熱交換され
た空気が流通する通風室5から仕切られた空間である電
装品箱7内を通過するものである。従って上記外気温度
センサ12で検出された外気温度は、熱交換器2又は熱
交換された空気から与えられる影響が抑制されたものと
なり、従って上記外気温度センサ12によって外気温度
の高精度な検出をすることができる。またこの外気温度
センサ12は、電装品箱7の内部に取り付けている。外
気温度センサ12は電装品であるからその配線18の一
端は電装品箱7内のプリント基板8に接続されるが、上
記のように外気温度センサ12を電装品箱7の内部に取
り付けるようにすることにより、吸込グリル13に取り
付けていた従来と比べて上記配線18の引き回し作業工
数が大きく削減できる。そしてこれによって製造コスト
等の大幅な低減を図ることができる。
【0018】また雨水等による水滴が本体ケーシング1
内に浸入することを防止するため、外板吸込口11に水
滴除け17を設けているのは上述の通りである。そのた
め室外空気は本体ケーシング1の下方から上向きに吸い
込まれることになるが、図2(a)に示すように、上記
室外機では外板吸込口11よりも第2連通口10を上側
に配置し、上向きに流れ込んでくる室外空気が円滑に外
気流通路Aを形成できるようにしている。
【0019】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。上記では電装品箱7の内部に外気温度セン
サ12を設けたが、これは例えば電装品箱7の外側に外
気温度センサ12を設けるようにしてもよい。このよう
にしても外気流通路A中に外気温度センサ12を設けて
いれば、外気温度の高精度な検出は可能である。またこ
の場合、例えば電装品箱7の外側面あるいはその近傍に
外気温度センサ12を設けるようにすると、配線18の
引き回しに要する作業工数もある程度に削減することが
できる。さらに電装品箱7の内部あるいはその近傍に外
気温度センサ12の十分な取付スペースが確保できない
等の場合には、電装品箱7内に限らず、通風室5から仕
切られた機械室6内等を通過するように外気流通路Aを
形成し、この外気流通路A中に外気温度センサ12を設
置してもよい。
【0020】
【発明の効果】上記請求項1の空気調和機の室外機で
は、通風室から仕切って形成された部材室を通過する外
気流通路を形成し、この外気流通路中に外気温度センサ
を設けるようにしている。従って熱交換器の影響を抑制
して高精度で外気温度を検出することが可能となる。
【0021】また請求項2の空気調和機の室外機では、
電装品箱内にその配線が接続された外気温度センサを、
電装品箱内を通過するよう形成された外気流通路中に設
けることとなる。従って外気温度センサから延びる配線
の引き回し等の作業工数が削減でき、これによって製造
コスト等の低減を図ることが可能となる。
【0022】さらに請求項3の空気調和機の室外機で
は、熱交換器が設けられた通風室から仕切られた電装品
箱の内部に外気温度センサを設けているので、外気温度
の検出に与える熱交換器の影響をさらに抑制でき、従っ
て検出精度を一段と向上させることが可能となる。また
外気温度センサから延びる配線を電装品箱外に引き出す
必要もないので、この配線の引き回し作業等の工数がさ
らに削減でき、一段と製造コスト等の低減を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の室外機の構成を示す平
面模式図である。
【図2】上記室外機の本体ケーシングの外観を示し、
(a)は部分透過側面図であり、また(b)は背面図で
ある。
【図3】上記室外機に設けられた電装品箱の分解斜視図
である。
【図4】従来の空気調和機の室外機を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 熱交換器 3 送風ファン 5 通風室 7 電装品箱 9 第1連通口 10 第2連通口 12 外気温度センサ 15a 吸込口 15b 吸込口 16 吹出口 18 配線 A 外気流通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口(15a)(15b)と吹出口
    (16)とを有する通風室(5)が本体ケーシング
    (1)内に形成され、この通風室(5)内に、上記吸込
    口(15a)(15b)を覆うように熱交換器(2)を
    備えるとともに、上記吹出口(16)に臨んで送風ファ
    ン(3)を備え、この送風ファン(3)で上記吸込口
    (15a)(15b)から吸い込んだ室外空気を熱交換
    器(2)に通過させ、これを再び吹出口(16)から室
    外に吹き出すよう成されるとともに、上記本体ケーシン
    グ(1)内には、その内部を上記通風室(5)から仕切
    るようにして設けられた部材室(7)を備え、さらに上
    記本体ケーシング(1)外の外気温度を検出するための
    外気温度センサ(12)を備えた空気調和機の室外機に
    おいて、上記部材室(7)には、その内部と上記通風室
    (5)における送風ファン(3)の上流側との間を連通
    させる第1連通口(9)と、その内部と本体ケーシング
    (1)外との間を連通させる第2連通口(10)とを設
    けて、これらの第1連通口(9)と第2連通口(10)
    とを通過する外気流通路(A)が上記送風ファン(3)
    によって形成されるように成すとともに、上記外気温度
    センサ(12)は、上記外気流通路(A)中に配置する
    ようにしたことを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】 上記部材室は、上記外気温度センサ(1
    2)から延びる配線(18)が接続された電装品箱
    (7)であることを特徴とする請求項1の空気調和機の
    室外機。
  3. 【請求項3】 上記外気温度センサ(12)は、電装品
    箱(7)の内部に設けていることを特徴とする請求項2
    の空気調和機の室外機。
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