JPH11116495A - 服用感の改善されたビタミン配合薬 - Google Patents

服用感の改善されたビタミン配合薬

Info

Publication number
JPH11116495A
JPH11116495A JP9287814A JP28781497A JPH11116495A JP H11116495 A JPH11116495 A JP H11116495A JP 9287814 A JP9287814 A JP 9287814A JP 28781497 A JP28781497 A JP 28781497A JP H11116495 A JPH11116495 A JP H11116495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vitamin
echinacea
taking
drug
combination drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9287814A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Okudaira
一郎 奥平
Kenji Tsunoda
健司 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP9287814A priority Critical patent/JPH11116495A/ja
Publication of JPH11116495A publication Critical patent/JPH11116495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 服用感が著しく改善されたビタミン配合薬を
提供する。 【解決手段】 ビタミンB群(ビタミンB1 、ビタミン
2 、ビタミンB6、ビタミンB12)及びそれらの塩類
及びそれらの誘導体並びにビタミンC及びそれらの塩類
及びそれらの誘導体よりなる群のいずれか1つ以上を含
有するビタミン配合薬に、構成成分として更に、植物エ
キナケア= プルプレア、エキナケア=アングスティフォ
リア、エキナケア= パリダ、エキナケア= パラドクサ、
エキナケア= テネッセエンシス、エキナケア= サンギネ
ア、エキナケア= シムラータ及びエキナケア= アトロル
ベンス並びにこれらの類縁植物よりなる群から選ばれる
1つ以上から抽出されるエキスまたは原生薬末を配合す
ることにより、服用感が改善されていることを特徴とす
るビタミン配合薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風邪罹患時や疲労
時などに日常的に用いられるビタミン配合薬、特に服用
感が改善されたビタミン配合薬に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミン配合薬は極めて身近な栄養補給
剤として大衆の中に浸透しており、肉体疲労の際に頻繁
に使用されている。ところが最近は、肉体疲労時だけで
はなく、熱性疾患などの病中・病後の滋養強壮のために
もしばしば使用されるようになってきている。特に熱性
疾患等を伴う風邪症候群罹患時のビタミン配合薬の服用
は、発熱の際に消費されるビタミン群を補うという側面
からも好ましく、風邪ウイルスに決定的な医薬のない現
状下にあっては、滋養強壮を図り、自然治癒力を高める
という観点からも意義がある。このため、風邪症候群の
治癒を目的としたビタミン配合薬については、発熱等に
よる体力消耗や倦怠感の発生に特に関係するビタミンB
群及びビタミンCを主配合する必要がある。
【0003】ところが、ビタミンB群やビタミンCは独
特の酸味・苦味を有するため、これらを主配合した風邪
症候群用のビタミン配合保健薬は、服用に際して不快感
が伴うという難点があり、コンプライアンス向上の観点
からは満足のいくものが得られていなかった。
【0004】更にビタミン配合薬は、肌荒れなどの諸症
状に対する治療や幅広いケアのためにも多くのものが開
発されている。しかし、このようなビタミン配合薬にお
いても、その種類にかかわらず、そこに含まれるビタミ
ンB群並びにビタミンCの酸味や苦味からくる不快とい
う難点が常に付きまとうことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビタミ
ン配合薬というものは、その本来的な使命からして、基
本的にはいつも人々の傍らにあって、身近で親しみ易い
ものでなければならない。また、特に風邪症候群にも使
用されるとなると、罹患頻度が高いだけに、それだけ一
層の手軽さや身近さが求められる。更に、ビタミン類や
欠乏する栄養の補給をして生体の自然治癒力を高めると
いう観点からすれば、ある程度の量を定期的に服用する
必要もある。
【0006】ところが、服用時の不快感から来る気後れ
は、風邪症候群に効果のあるビタミン配合薬を家庭から
遠ざけ、しかもそれは量的な服用や定期的な服用を妨げ
る決して無視することができない大きな要因となってい
る。
【0007】本発明は以上のような課題に鑑みなされた
ものであり、ビタミン配合薬の服用感を改善し、コンプ
ライアンスの向上等を通じてビタミン配合薬本来の薬効
を存分に引き出してその効用並びにメリットを充分に享
受できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために検討を重ねた結果、ビタミンB群
(ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミ
ンB12)もしくはそれらの塩類もしくはそれらの誘導体
又はビタミンCもしくはその塩類もしくはその誘導体に
ついては、特にエキナケア= プルプレア、エキナケア=
アングスティフォリア、エキナケア= パリダ、エキナケ
ア= パラドクサ、エキナケア= テネッセエンシス、エキ
ナケア= サンギネア、エキナケア= シムラータもしくは
エキナケア= アトロルベンス又はこれらの類縁植物から
抽出されるエキスを配合すると、服用感を著しく改善す
ることができるということを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち本発明は、ビタミンB群(ビタミ
ンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12
及びそれらの塩類及びそれらの誘導体並びにビタミンC
及びそれらの塩類及びそれらの誘導体よりなる群のいず
れか1つ以上を含有するビタミン配合薬に、構成成分と
して更に、植物エキナケア= プルプレア、エキナケア=
アングスティフォリア、エキナケア= パリダ、エキナケ
ア= パラドクサ、エキナケア= テネッセエンシス、エキ
ナケア= サンギネア、エキナケア= シムラータ及びエキ
ナケア= アトロルベンス並びにこれらの類縁植物よりな
る群から選ばれる1つ以上から抽出されるエキスまたは
原生薬末を配合することにより、服用感が改善されてい
ることを特徴とするビタミン配合薬である。
【0010】エキナケアは、北アメリカ大陸原産の草本
類の一種で、特にヨーロッパにおいて風邪の予防及び風
邪症状の軽減を目的とした免疫賦活薬として、紛末状、
茶、エキス、固形剤等の幅広い形態で多用されている生
薬である。ヨーロッパハーブの一つであって殊にドイツ
で繁用されており、ドイツからの入手(Anasco 社、Mada
us社、Nattermann社、Schaper&Bruemmer社等) が一般的
とされている。
【0011】このようなエキナケアはそれ自体が生薬で
あるために、ビタミンB群やビタミンCを含むものに更
にエキナケアを配合した場合には、エキナケアとビタミ
ンとの相乗作用による風邪の予防や風邪症状の軽減に有
用な医薬としての使用が期待できる。
【0012】このようなことから、本願の権利請求は、
ビタミン配合にエキナケアが添加されることにより服用
感が改善されている場合とは別に、服用感の改善が十分
ではなかったとしても、ビタミン類とエキナケアとが配
合されてそれらの相乗作用による風邪等の予防や軽減に
有用な医薬として機能するビタミン配合薬に対しても行
われている。
【0013】例えば、本願の請求項1には「ビタミン類
とエキナケアとが配合されているビタミン配合薬であっ
て、エキナケア単独の場合よりも症状の予防もしくは治
療に対して高い効果を発揮するビタミン配合薬」とある
が、この場合には、風邪の予防や風邪症状の軽減に有用
な場合は勿論のこと、ビタミン類とエキナケアの相乗作
用によって何らかの症状の改善や予防に有効な配合薬を
意味する。この場合において、「エキナケア単独の場合
よりも症状の予防もしくは治療に対して高い効果を発揮
する」ということは、エキナケアが同量で、ビタミンが
配合される場合と配合されない場合とを比較した場合
に、予防もしくは治療効果が異なるということを意味す
る。
【0014】また、ビタミン類やエキナケアに対して使
用されている「配合」、「添加」という言葉は、一般的
には量的な大小(配合のほうが量が多く、添加のほうが
量は少ない)を表す言葉であるが、本明細書では、「添
加」は特に下限を表す概念として使用されており、本願
の請求項3のように「エキナケアが添加されることによ
り服用感が改善されているビタミン配合薬」と言う場合
には、服用感の改善に貢献する最低限の量より少ない量
のエキナケアが加えられて服用感が改善されない場合を
含まないということを意味する。その一方で、ビタミン
配合薬に含まれるエキナケアが服用感の改善に貢献して
いる場合には、当該エキナケアが治療薬として機能(そ
れ自体単独で機能する場合も、ビタミン類と相乗して機
能する場合も含む)しているか否かに関わらず、それは
「エキナケアが添加されることにより服用感が改善され
ている」という概念に含まれることになる。
【0015】このようにして、服用感の改善が十分では
なかったとしても、ビタミン類とエキナケアとが配合さ
れてそれらの相乗作用による風邪の予防や風邪症状の軽
減に有用な医薬である場合には、本願の請求項1の範囲
内に含まれ、相乗作用による風邪の予防や風邪症状の軽
減に有用な医薬ではなくても、そこに含まれるエキナケ
アが服用感の改善に貢献している場合には、本願の請求
項3の範囲内に含まれることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のビタミン配合薬は、エキ
ナケア及びビタミン類を配合する他に必要に応じて、解
熱鎮痛薬または非ステロイド性抗炎症薬、抗ヒスタミン
薬( 抗アレルギー薬) 、消炎酵素類、気管支拡張薬、鎮
咳薬、去痰薬、抗コリン薬、カフェイン類、他のビタミ
ン薬、他の生薬類、制酸薬等の薬剤を適宜に配合するこ
とができる。なお、これらの成分は単独で用いることも
相互に混合して用いることもできる。
【0017】本発明のビタミン配合薬は、上記成分を配
合することにより総合感冒薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰
薬、鼻炎用薬、内服皮膚用薬、感冒予防薬、免疫賦活
薬、滋養強壮薬として用いることができ、更には必要に
より健康食品としても用いることもできる。特に、解熱
鎮痛薬、気管支拡張薬、鎮咳去痰薬、非ステロイド性抗
炎症薬等の風邪症候群に対する対症療法剤を配合する
と、相乗効果を狙ったビタミン配合薬とすることができ
る。
【0018】特に、本発明のビタミン配合薬は、有効成
分としてエキナケア1重量部に対して、ビタミンB1
しくはその塩類またはその誘導体は0.001〜5重量
部が好ましく、ビタミンB2 もしくはその塩類またはそ
の誘導体は0.005〜2重量部が好ましく、ビタミン
6 もしくはその塩類またはその誘導体は0.01〜5
重量部が好ましく、ビタミンB12もしくはその塩類また
はその誘導体は0.000005〜0.1重量部が好ま
しく、ビタミンCもしくはその塩類またはその誘導体は
0.05〜1000重量部が好ましい。
【0019】本明細書において「エキナケア」とは、植
物エキナケア= プルプレア(Echinacea purpurea)、エキ
ナケア= アングスティフォリア(Echinacea angustifoli
a)、エキナケア= パリダ(Echinacea pallida) 、エキナ
ケア= パラドクサ(Echinaceaparadoxa)、エキナケア=
テネッセエンシス(Echinacea tennesseensis) 、エキナ
ケア= サンギネア(Echinacea sanguinea) 、エキナケア
= シムラータ(Echinacea simulata)もしくはエキナケア
= アトロルベンス(Echinacea atrorubens)又はこれらの
類縁植物から抽出されるエキスまたは原生薬末をいい、
これらのうちの一成分を単離したものは勿論のこと、こ
れらの混合物をも含む。
【0020】エキナケア抽出物の有効配合量は、健康成
人で一日25mg〜1000mg(原生薬換算量1g〜
40g)であり、好ましくは50mg〜750mg(原
生薬換算量2g〜30g)である。
【0021】本発明のビタミン配合薬は、通常、成人に
対して1日当たり、生薬もしくはビタミンの有効成分と
して300mg〜1500mgを、1回ないし数回に分
けて経口投与することができる。この投与量は年齢、体
重、病状により適宜増減することができる。
【0022】本発明のビタミン配合薬は、常法により調
製することができる。必要に応じて賦形剤、滑沢剤、内
服液剤の場合には界面活性剤、溶解補助剤、緩衝剤等を
使用することができる。また、その他保存剤、香料、色
素、甘味剤・嬌味剤、着色剤等を使用することができ
る。
【0023】更に詳しく言えば、本発明に係るビタミン
配合薬は、例えば、顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、硬シ
ロップ剤、軟カプセル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤、
リポソームまたは液剤等の剤形にして、経口投与するこ
とができる。ここで、服用感が問題となる内服液剤や顆
粒剤、特に内服液剤の場合には、本発明に係るビタミン
配合薬は服用感が改善されていることから、その特性を
十分に生かすことができる。また、本発明に係るビタミ
ン配合薬を治療剤として用いるときには、場合によって
は、注射剤として静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与し
てもよいであろう。これらの投与は、薬学的に可能な他
の担体と複合させて行うこともできるが、そのときの組
成は、有効成分の溶解度、化学的特質、投与経路、投与
計画等によって決定される。
【0024】固形製剤を製造する際に用いられる賦形剤
としては、例えば乳糖、ショ糖、デンプン、タルク、セ
ルロース、デキストリン、カオリン、炭酸カルシウム等
が挙げられる。経口投与のための液体製剤、即ち乳剤、
シロップ剤、懸濁剤、内服液剤等は、一般的に用いられ
る不活牲な希釈剤、例えば水または植物油等を含む。こ
の製剤は不活性な希釈剤以外に補助剤、例えば湿潤剤、
懸濁補助剤、甘味剤、芳香剤、着色剤または保存剤等を
含むこともできる。内服液剤にして、ゼラチンのような
吸収されうる物質のカプセル中に含ませてもよい。しか
しながら、本発明に係るビタミン配合薬は、その成分中
のエキナケアによって服用感が改善されているため、甘
味剤や芳香剤を使用するとしても、ビタミンCやビタミ
ンB群を主にした通常のビタミン配合薬よりは、甘味剤
や芳香剤の量を低減させることができる。この点は、甘
味剤や芳香剤が健康上の問題とされる場合には、極めて
有用である。
【0025】
【発明の効果】ビタミンB群(ビタミンB1 、ビタミン
2 、ビタミンB6 、ビタミンB12)及びそれらの塩類
及びそれらの誘導体並びにビタミンC及びそれらの塩類
及びそれらの誘導体よりなる群のいずれか1つ以上を含
有するビタミン配合薬に、構成成分として更に、植物エ
キナケア= プルプレア、エキナケア= アングスティフォ
リア、エキナケア= パリダ、エキナケア= パラドクサ、
エキナケア= テネッセエンシス、エキナケア= サンギネ
ア、エキナケア= シムラータ及びエキナケア= アトロル
ベンス並びにこれらの類縁植物よりなる群から選ばれる
1つ以上から抽出されるエキスまたは原生薬末を配合す
ることにより、服用感が著しく良好なビタミン配合薬が
得られる。
【0026】本発明は、エキナケアという植物エキスま
たは原生薬末を添加するという単純な手段により、ビタ
ミンB群やビタミンCを含むビタミン配合薬の服用感を
著しく改善するという意義を有する。このような本発明
により、ビタミンB群やビタミンCを含むビタミン配合
薬服用時の不快感が著しく低減され、服用時のためらい
や躊躇が解消し、コンプライアンスの向上が図れるとい
う有為な効果を有する。そして、コンプライアンス向上
等を通じてビタミン配合薬本来の薬効を存分に引き出す
ことができ、その効用並びにメリットが充分に享受でき
るようになる。
【0027】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、これらの例に限定されるものでは
ない。
【0028】
【実施例1】下記の各成分及び分量を秤量し均一に混合
した後、得られた混合粉末を直打法により1錠重量15
0mgになるように打錠し、錠剤を得た。
【0029】
【表1】 エキナケア軟エキス 24g ビタミンB1 24g ビタミンB2 12g ビタミンB6 50g ビタミンC 150g 沈降炭酸カルシウム 750g 塩酸リジン 30g 乳糖 210g 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 210g ステアリン酸マグネシウム 35g 硬化ヒマシ油 5g
【0030】
【実施例2】下記の各成分及び分量を秤量し均一に混合
した後、得られた混合粉末を直打法により1錠重量10
0mgになるように打錠し、錠剤を得た。
【0031】
【表2】 エキナケア軟エキス 24g ビタミンB1 24g ビタミンB2 12g ビタミンC 150g 酢酸d −α−トコフェロール 300g γ−オリザノール 10g 乳糖 220g 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 220g ステアリン酸マグネシウム 30g 硬化ヒマシ油 10g
【0032】
【実施例3】下記の各成分及び分量を秤量し均一に混合
した後、得られた混合粉末を直打法により1錠重量30
0mgになるように打錠し、錠剤を得た。
【0033】
【表3】 アセトアミノフェン 900g リン酸ジヒドロコデイン 24g 塩酸メチルエフェドリン 60g マレイン酸クロルフェニラミン 6g エキナケア軟エキス 24g グアイフェネシン 125g ビタミンB1 24g ビタミンB2 12g 無水カフェイン 50g 乳糖 265g 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 253g ステアリン酸マグネシウム 35g 硬化ヒマシ油 22g
【0034】
【実施例4】下記の各成分及び分量を秤量し均一に混合
した後、得られた混合粉末を直打法により1錠重量30
0mgになるように打錠し、錠剤を得た。
【0035】
【表4】 アセトアミノフェン 900g リン酸コデイン 18g 塩酸メチルエフェドリン 60g マレイン酸カルビノキサミン 12g エキナケア軟エキス 24g グアイフェネシン 125g ビタミンB1 24g ビタミンB2 12g ビタミンC 150g 無水カフェイン 50g 乳糖 185g 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 183g ステアリン酸マグネシウム 32g 硬化ヒマシ油 25g
【0036】
【実施例5】下記の各成分及び分量を秤量し均一に混合
した後、得られた混合粉末を直打法により1錠重量30
0mgになるように打錠し、錠剤を得た。
【0037】
【表5】 イブプロフェン 450g リン酸ベンプロペリン 30g 塩酸メチルエフェドリン 60g マレイン酸カルビノキサミン 12g エキナケア軟エキス 24g グアイフェネシン 125g ビタミンB1 24g ビタミンB2 12g ビタミンB6 80g 乳糖 316g 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 310g ステアリン酸マグネシウム 30g 硬化ヒマシ油 27g
【0038】
【実施例6】精製水に下記成分を加え撹拌し均一にし
た。その後、pH調整剤(リン酸緩衝液)にてpH4.
5に調整し、精製水を加えて全量を1000mLにして
調製した。
【0039】
【表6】 アセトアミノフェン 900g リン酸ジヒドロコデイン 24g dl−塩酸メチルエフェドリン 60g 塩酸アンブロキソール 4g エキナケア軟エキス 20g 塩化リゾチーム 75g(力価) 無水カフェイン 50g ビタミンB2 12g ビタミンB6 80g D−ソルビトール 50g リンゴ酸ナトリウム 5g ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1g 香料 微 量
【0040】
【試験例】以下、服用感の改善に関する検討を試験し
た。
【0041】<試験方法>表7の処方例により、本発明
の被験薬2種、エキナケア軟エキス単味剤、アセトアミ
ノフェン単味剤、イブプロフェン単味剤をそれぞれ粉末
剤として調製した(エキナケア;Nattermann社( ドイ
ツ) 製・原生薬換算量3.0g)。
【0042】被験薬及び単味剤を風邪に罹患した者20
名に服用してもらい、服用時の印象を比較した。なお、
印象は「A:たいへんのみやすい」「B:のみやすい」
「C:どちらともいえない」「D:のみにくい」の4段
階で評価し、全体に対するB以上の人数((A+B)/
(A+B+C+D))で比較した。
【0043】
【表7】 表7 処方例 (1日量) 被験薬1 被験薬2 被験薬3 被験薬4 被験薬5 エキナケア 軟エキス 75mg 75mg 75mg 75mg 75mg ビタミンB1 8mg − − − − ビタミンB2 − 4mg − − − ビタミンB6 − − 5mg − − ビタミンB12 − − − 10μg − ビタミンC − − − − 150mg 対照薬1 対照薬2 対照薬3 対照薬4 対照薬5 対照薬6 エキナケア 軟エキス 75mg − − − − − ビタミンB1 − 8mg − − − − ビタミンB2 − − 4mg − − − ビタミンB6 − − − 5mg − − ビタミンB12 − − − − 10μg − ビタミンC − − − − − 150mg
【0044】<結果>服用感試験の結果を表8及び図1
に示す。
【0045】
【表8】表8 服用感試験の結果 被験薬1 18/20 (90.0%) 被験薬2 19/20 (95.0%) 被験薬3 19/20 (95.0%) 被験薬4 20/20(100. 0%) 被験薬5 18/20 (90.0%) 対照薬1 8/20 (40.0%) 対照薬2 5/20 (25.0%) 対照薬3 6/20 (30.0%) 対照薬4 4/20 (20.0%) 対照薬5 6/20 (30.0%) 対照薬6 3/20 (15.0%)
【0046】表8及び図1から明らかなように、本発明
に係る被験薬は対照薬に対して服用感が良好である。こ
の判定結果により、本発明の被験薬の方が服用感の面で
明らかに優っていることが分かり、エキナケアの配合が
服用感の向上に対して際だった寄与をすることが証明さ
れたといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 服用感試験の結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/68 A61K 31/68 47/46 47/46 L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミン類とエキナケアとが配合されて
    いるビタミン配合薬であって、エキナケア単独の場合よ
    りも症状の予防もしくは治療に対して高い効果を発揮す
    るビタミン配合薬。
  2. 【請求項2】 風邪の予防や風邪症状の軽減のための医
    薬であることを特徴とする請求項1記載のビタミン配合
    薬。
  3. 【請求項3】 ビタミン類が配合されているビタミン配
    合薬であって、エキナケアが添加されることにより服用
    感が改善されているビタミン配合薬。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか記載のエキナケ
    アは、植物エキナケア= プルプレア(Echinacea purpure
    a)、エキナケア= アングスティフォリア(Echinacea ang
    ustifolia)、エキナケア= パリダ(Echinacea pallida)
    、エキナケア=パラドクサ(Echinacea paradoxa)、エキ
    ナケア= テネッセエンシス(Echinacea tennesseensis)
    、エキナケア= サンギネア(Echinacea sanguinea) 、
    エキナケア= シムラータ(Echinacea simulata)及びエキ
    ナケア= アトロルベンス(Echinaceaatrorubens)並びに
    これらの類縁植物よりなる群から選ばれる1つ以上のも
    のから抽出されるエキスまたは原生薬末であるビタミン
    配合薬。
  5. 【請求項5】 請求項1から3いずれか記載のビタミン
    類は、ビタミンB群(ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビ
    タミンB6 、ビタミンB12)及びそれらの塩類及びそれ
    らの誘導体並びにビタミンC及びその塩類及びその誘導
    体よりなる群から選ばれる1つ以上のものであるビタミ
    ン配合薬。
JP9287814A 1997-10-03 1997-10-03 服用感の改善されたビタミン配合薬 Pending JPH11116495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287814A JPH11116495A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 服用感の改善されたビタミン配合薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287814A JPH11116495A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 服用感の改善されたビタミン配合薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11116495A true JPH11116495A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17722113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287814A Pending JPH11116495A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 服用感の改善されたビタミン配合薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11116495A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6306443B1 (en) 2000-06-20 2001-10-23 Amway Corporation Method of increasing concentrations of caffeic acid derivatives and alkylamides and compositions containing the same
JP2003055247A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Takeda Chem Ind Ltd 内服用液剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6306443B1 (en) 2000-06-20 2001-10-23 Amway Corporation Method of increasing concentrations of caffeic acid derivatives and alkylamides and compositions containing the same
JP2003055247A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Takeda Chem Ind Ltd 内服用液剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960011772B1 (ko) 개선된 디데옥시 퓨린 뉴클레오사이드 경구 투여 제제
JP2008501655A (ja) メロキシカム含有組成物
US8445545B2 (en) Pharmaceutical composition, method of preparation and methods of treating aches/pains
US6017946A (en) Serotonin containing formulation for oral administration and method of use
JP2001010977A (ja) 経口用組成物
JP2001097856A (ja) 鎮咳剤
IE58368B1 (en) Improved antiinflammatory composition
US11864570B2 (en) Therapeutic composition including carbonated solution
US6793935B2 (en) Mineral supplement
JPH11116495A (ja) 服用感の改善されたビタミン配合薬
US20130251808A1 (en) Pharmaceutical composition, method of preparation and methods of treating aches/pains
JPH0656677A (ja) 制酸剤組成物
CZ79593A3 (en) Antitussive preparation
CA2325033C (en) Use of ribose to treat fibromyalgia
JP2003095981A (ja) 医薬組成物
JP2005289906A (ja) 医薬組成物
JP5241127B2 (ja) 鎮痛用組成物
JP2000229853A (ja) 生理痛改善用組成物
JP2005289905A (ja) 医薬組成物
JPH10306031A (ja) 生薬製剤
JPH11302189A (ja) 感冒用組成物
JP2004210800A (ja) 鎮咳剤
JPH1129488A (ja) ピコスルファートナトリウムを含有する医薬組成物
WO2022035674A1 (en) Praziquantel formulations
JP2001010966A (ja) 風邪症候群治療用組成物