JPH10306031A - 生薬製剤 - Google Patents
生薬製剤Info
- Publication number
- JPH10306031A JPH10306031A JP9117920A JP11792097A JPH10306031A JP H10306031 A JPH10306031 A JP H10306031A JP 9117920 A JP9117920 A JP 9117920A JP 11792097 A JP11792097 A JP 11792097A JP H10306031 A JPH10306031 A JP H10306031A
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- Japan
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- crude drug
- tuber
- symptoms
- rhizome
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 腰痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、疲
労倦怠感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほて
り、かすみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲
れ、かゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳
払い、咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症
状をも改善し、副作用がほとんどなく毒性の低い安全な
生薬製剤を提供すること。 【解決手段】 ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱
萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョ
ウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、加
工ブシ(附子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンド
ウ(麦門冬)を含有する生薬製剤。
労倦怠感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほて
り、かすみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲
れ、かゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳
払い、咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症
状をも改善し、副作用がほとんどなく毒性の低い安全な
生薬製剤を提供すること。 【解決手段】 ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱
萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョ
ウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、加
工ブシ(附子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンド
ウ(麦門冬)を含有する生薬製剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生薬製剤に関し、よ
り詳細には、腰痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、残尿感、
夜間尿、倦怠疲労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手
足のほてり、かすみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴
り、目の疲れ、かゆみ(以下、単に「腰痛、排尿困難、
倦怠疲労感」という)だけでなく、口の乾き、咳、痰、
咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支
に関する症状をも改善し、副作用がほとんどなく毒性の
低い安全な生薬製剤に関する。
り詳細には、腰痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、残尿感、
夜間尿、倦怠疲労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手
足のほてり、かすみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴
り、目の疲れ、かゆみ(以下、単に「腰痛、排尿困難、
倦怠疲労感」という)だけでなく、口の乾き、咳、痰、
咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支
に関する症状をも改善し、副作用がほとんどなく毒性の
低い安全な生薬製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腰痛、排尿困難、倦怠疲労感など
の症状に対して、八味地黄丸を投与することによりこれ
らの症状を改善する方法が知られていた。この八味地黄
丸を服用している患者が、さらに、気管支に関する症状
(例えば、糖尿病、変形性関節症、前立腺肥大症、慢性
気管支炎などから生じる口の乾き、およびその口の乾き
から生じる咳、痰、咽喉頭の違和感)を患っている場合
には、八味地黄丸に加え、さらに気管支に関する症状を
改善する別の薬剤(例えば、リン酸ジヒドロコデインな
どの鎮咳去痰剤)を投与することにより治療を行ってい
た。
の症状に対して、八味地黄丸を投与することによりこれ
らの症状を改善する方法が知られていた。この八味地黄
丸を服用している患者が、さらに、気管支に関する症状
(例えば、糖尿病、変形性関節症、前立腺肥大症、慢性
気管支炎などから生じる口の乾き、およびその口の乾き
から生じる咳、痰、咽喉頭の違和感)を患っている場合
には、八味地黄丸に加え、さらに気管支に関する症状を
改善する別の薬剤(例えば、リン酸ジヒドロコデインな
どの鎮咳去痰剤)を投与することにより治療を行ってい
た。
【0003】しかし、上記のように複数の薬剤を用いた
場合には、それらの相互作用により、症状の改善に悪影
響が生じたり、あるいは副作用が生じたりすることがあ
った。特に、老人に対して上記のように複数の薬剤を用
いる場合には、代謝機能、臓器、器官などが衰えている
場合が多く、さらに記憶力、注意力などが低下している
ことにより、複数の薬剤を用いる治療は危険であった。
場合には、それらの相互作用により、症状の改善に悪影
響が生じたり、あるいは副作用が生じたりすることがあ
った。特に、老人に対して上記のように複数の薬剤を用
いる場合には、代謝機能、臓器、器官などが衰えている
場合が多く、さらに記憶力、注意力などが低下している
ことにより、複数の薬剤を用いる治療は危険であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者らは上
記課題について鋭意検討した結果、ジオウ(地黄)、サ
ンシュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢
瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイ
ヒ(桂皮)、ブシ(附子)から構成される八味地黄丸
に、さらにゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)を含有させることにより、これらの各成分が予期し
ない効果を示すという知見を得た。すなわち、本発明
は、八味地黄丸に含有される成分と、ゴミシ(五味子)
およびバクモンドウ(麦門冬)との相互作用により、腰
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、か
ゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、
咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症状をも
改善し、副作用がほとんどなく毒性の低い安全な生薬製
剤を提供することを目的とする。
記課題について鋭意検討した結果、ジオウ(地黄)、サ
ンシュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢
瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイ
ヒ(桂皮)、ブシ(附子)から構成される八味地黄丸
に、さらにゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)を含有させることにより、これらの各成分が予期し
ない効果を示すという知見を得た。すなわち、本発明
は、八味地黄丸に含有される成分と、ゴミシ(五味子)
およびバクモンドウ(麦門冬)との相互作用により、腰
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、か
ゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、
咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症状をも
改善し、副作用がほとんどなく毒性の低い安全な生薬製
剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係る生薬製剤は、ジオウ(地黄)、サンシ
ュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢
瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイ
ヒ(桂皮)、ブシ(附子)、ゴミシ(五味子)、および
バクモンドウ(麦門冬)を含有する構成とした。
に、本発明に係る生薬製剤は、ジオウ(地黄)、サンシ
ュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢
瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイ
ヒ(桂皮)、ブシ(附子)、ゴミシ(五味子)、および
バクモンドウ(麦門冬)を含有する構成とした。
【0006】ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱萸)、
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、ブシ(附
子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンドウ(麦門
冬)の各重量比は、腰痛、排尿困難、倦怠疲労感、気管
支に関する症状などを改善する治療に対して有効であれ
ば、特に限定されないが、好ましくは、ゴミシ(五味
子)とバクモンドウ(麦門冬)とを合わせた重量比は、
10種類の生薬100重量部を基準として、10重量部
〜25重量部であり、より好ましくは15重量部〜20
重量部、最も好ましくは約18.5重量部である。ブシ
(附子)としては、通常のブシ(附子)だけでなく加工
ブシ(附子)もまた用いられ得る。
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、ブシ(附
子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンドウ(麦門
冬)の各重量比は、腰痛、排尿困難、倦怠疲労感、気管
支に関する症状などを改善する治療に対して有効であれ
ば、特に限定されないが、好ましくは、ゴミシ(五味
子)とバクモンドウ(麦門冬)とを合わせた重量比は、
10種類の生薬100重量部を基準として、10重量部
〜25重量部であり、より好ましくは15重量部〜20
重量部、最も好ましくは約18.5重量部である。ブシ
(附子)としては、通常のブシ(附子)だけでなく加工
ブシ(附子)もまた用いられ得る。
【0007】また、ゴミシ(五味子)とバクモンドウ
(麦門冬)との間の重量比は約1:1〜1:2であるこ
とが好ましく、より好ましくは約9:11〜7:13で
あり、最も好ましくは約2:3である。
(麦門冬)との間の重量比は約1:1〜1:2であるこ
とが好ましく、より好ましくは約9:11〜7:13で
あり、最も好ましくは約2:3である。
【0008】ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱萸)、
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、およびブ
シ(附子)の間の各重量比も同様に特に限定されない
が、高い治療効果が得られるという観点から、好ましく
は約5:3:3:3:3:3:1:1である。
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、およびブ
シ(附子)の間の各重量比も同様に特に限定されない
が、高い治療効果が得られるという観点から、好ましく
は約5:3:3:3:3:3:1:1である。
【0009】本発明に係る生薬製剤の製剤形態は特に限
定されないが、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、液剤、または散剤が好ましく、錠剤および細粒剤が
より好ましい。本発明の錠剤形態の生薬製剤の製造方法
としては、通常の公知の方法(例えば、直接打錠法)が
挙げられ、細粒剤形態の生薬製剤の製造方法としてもま
た、通常の公知の方法が挙げられる。
定されないが、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、液剤、または散剤が好ましく、錠剤および細粒剤が
より好ましい。本発明の錠剤形態の生薬製剤の製造方法
としては、通常の公知の方法(例えば、直接打錠法)が
挙げられ、細粒剤形態の生薬製剤の製造方法としてもま
た、通常の公知の方法が挙げられる。
【0010】本発明に係る生薬製剤は、必要に応じて適
切な賦形剤と組み合わせて、主として経口投与に適切な
形態に処方されて製剤される。本発明に用いられる賦形
剤としては、特に限定されないが、固体担体が好まし
い。錠剤形態の生薬製剤を形成するための賦形剤として
は、乳糖、部分α化デンプン、カルボキシメチルスター
チナトリウム、および合成ケイ酸アルミニウムが好まし
く、細粒剤形態の生薬製剤を形成するための賦形剤とし
ては、白糖、結晶セルロース、ケイ酸カルシウムおよび
ステアリン酸マグネシウムが好ましい。
切な賦形剤と組み合わせて、主として経口投与に適切な
形態に処方されて製剤される。本発明に用いられる賦形
剤としては、特に限定されないが、固体担体が好まし
い。錠剤形態の生薬製剤を形成するための賦形剤として
は、乳糖、部分α化デンプン、カルボキシメチルスター
チナトリウム、および合成ケイ酸アルミニウムが好まし
く、細粒剤形態の生薬製剤を形成するための賦形剤とし
ては、白糖、結晶セルロース、ケイ酸カルシウムおよび
ステアリン酸マグネシウムが好ましい。
【0011】本発明に用いられる賦形剤の量は、各有効
成分に悪影響を与えない限り特に限定されないが、好ま
しくは生薬製剤100重量部を基準として、20重量部
〜35重量部、より好ましくは約28重量部である。
成分に悪影響を与えない限り特に限定されないが、好ま
しくは生薬製剤100重量部を基準として、20重量部
〜35重量部、より好ましくは約28重量部である。
【0012】本発明の生薬製剤は、上記の有効成分の他
に、上記の各有効成分に悪影響を与えない任意の添加剤
を含有し得る。このような添加剤としては、例えば、崩
壊剤、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、
矯味剤(例えば、ショ糖)、防腐剤、溶解補助剤、崩壊
延長剤などが挙げられる。
に、上記の各有効成分に悪影響を与えない任意の添加剤
を含有し得る。このような添加剤としては、例えば、崩
壊剤、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、
矯味剤(例えば、ショ糖)、防腐剤、溶解補助剤、崩壊
延長剤などが挙げられる。
【0013】本発明に係る生薬製剤の10種類の生薬
は、生薬の形態で製剤に供せられ得るが、製剤時の取り
扱いの容易性、生薬製剤の小型化などの観点から、10
種類の生薬の有効成分を通常用いられる方法で抽出およ
び濃縮し、濃縮物の形態で製剤に供せられることが好ま
しい。
は、生薬の形態で製剤に供せられ得るが、製剤時の取り
扱いの容易性、生薬製剤の小型化などの観点から、10
種類の生薬の有効成分を通常用いられる方法で抽出およ
び濃縮し、濃縮物の形態で製剤に供せられることが好ま
しい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳し
く説明する。本発明に係る生薬製剤は、ジオウ(地
黄)、サンシュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タク
シャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹
皮)、ケイヒ(桂皮)、ブシ(附子)、ゴミシ(五味
子)、およびバクモンドウ(麦門冬)を濃縮物の形態で
有効成分として含有し、さらに賦形剤により錠剤または
細粒剤の形態で用いられる。
く説明する。本発明に係る生薬製剤は、ジオウ(地
黄)、サンシュユ(山茱萸)、サンヤク(山薬)、タク
シャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹
皮)、ケイヒ(桂皮)、ブシ(附子)、ゴミシ(五味
子)、およびバクモンドウ(麦門冬)を濃縮物の形態で
有効成分として含有し、さらに賦形剤により錠剤または
細粒剤の形態で用いられる。
【0015】ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱萸)、
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、加工ブシ
(附子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンドウ(麦
門冬)の重量比は、5:3:3:3:3:3:1:1:
2:3である。
サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョウ(茯
苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、加工ブシ
(附子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンドウ(麦
門冬)の重量比は、5:3:3:3:3:3:1:1:
2:3である。
【0016】このようにして八味地黄丸に含有される各
成分(ジオウ(地黄)からブシ(附子)までの8成分)
に、さらにゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)が含有されることにより、これらの全成分の正の相
互作用が得られる。この相互作用により、腰痛、排尿困
難、倦怠疲労感、気管支に関する症状などが顕著に改善
される。さらに、本発明の生薬製剤には、複数の薬剤を
用いることによる拮抗作用などの負の相互作用がほとん
どない。従って、本発明の生薬製剤は、副作用がほとん
どなく毒性の低い生薬製剤である。
成分(ジオウ(地黄)からブシ(附子)までの8成分)
に、さらにゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)が含有されることにより、これらの全成分の正の相
互作用が得られる。この相互作用により、腰痛、排尿困
難、倦怠疲労感、気管支に関する症状などが顕著に改善
される。さらに、本発明の生薬製剤には、複数の薬剤を
用いることによる拮抗作用などの負の相互作用がほとん
どない。従って、本発明の生薬製剤は、副作用がほとん
どなく毒性の低い生薬製剤である。
【0017】さらに、本発明の生薬製剤は単独の薬剤と
して提供されるので、複数の薬剤を用いる場合と比較し
て、複数の薬剤を用いることによる拮抗作用などの負の
相互作用がほとんどなく、さらに薬剤の飲み忘れ、およ
び飲み間違いを防止することが容易になる。従って、代
謝機能、臓器、器官などが衰え、さらに記憶力、注意力
などが低下している老人に対しても、本発明の生薬製剤
を安全に用いることができる。
して提供されるので、複数の薬剤を用いる場合と比較し
て、複数の薬剤を用いることによる拮抗作用などの負の
相互作用がほとんどなく、さらに薬剤の飲み忘れ、およ
び飲み間違いを防止することが容易になる。従って、代
謝機能、臓器、器官などが衰え、さらに記憶力、注意力
などが低下している老人に対しても、本発明の生薬製剤
を安全に用いることができる。
【0018】また、上記のような重量比で各有効成分が
含有されるため、腰痛、排尿困難、倦怠疲労感、気管支
に関する症状などがより効果的に改善される。本発明の
生薬製剤は、賦形剤として乳糖、部分α化デンプン、カ
ルボキシメチルスターチナトリウム、および合成ケイ酸
アルミニウムを含有し、滑沢剤としてステアリン酸マグ
ネシウムを含有し、そして錠剤の剤形で用いられる。も
しくは、本発明の生薬製剤は、賦形剤として白糖、結晶
セルロース、ケイ酸カルシウム、およびステアリン酸マ
グネシウムを含有し、細粒剤の剤形で用いられる。従っ
て、本発明の生薬製剤は、特に経口投与に適切である。
含有されるため、腰痛、排尿困難、倦怠疲労感、気管支
に関する症状などがより効果的に改善される。本発明の
生薬製剤は、賦形剤として乳糖、部分α化デンプン、カ
ルボキシメチルスターチナトリウム、および合成ケイ酸
アルミニウムを含有し、滑沢剤としてステアリン酸マグ
ネシウムを含有し、そして錠剤の剤形で用いられる。も
しくは、本発明の生薬製剤は、賦形剤として白糖、結晶
セルロース、ケイ酸カルシウム、およびステアリン酸マ
グネシウムを含有し、細粒剤の剤形で用いられる。従っ
て、本発明の生薬製剤は、特に経口投与に適切である。
【0019】(投与方法)本発明の生薬製剤は、通常、
成人には1日あたり、生薬製剤中の10種類の生薬の総
重量が、濃縮物の重量として、3000mgから400
0mg、好ましくは3100mgから3300mgとな
るように、経口投与により投与され得る。なお、この量
は、患者の症状の重篤度、患者の体重、患者の年齢など
により適切に増減され得る。
成人には1日あたり、生薬製剤中の10種類の生薬の総
重量が、濃縮物の重量として、3000mgから400
0mg、好ましくは3100mgから3300mgとな
るように、経口投与により投与され得る。なお、この量
は、患者の症状の重篤度、患者の体重、患者の年齢など
により適切に増減され得る。
【0020】
【実施例】以下に、本発明に実施例を記載するが、以下
の実施例は例示の目的にのみ用いられ、限定の目的に用
いられない。なお、以下の実施例中、「日局」とは日本
薬局方を、「薬添規」とは医薬品添加物規格をいう。 (錠剤形態の生薬製剤の製剤方法)日局 ジオウ(地
黄)3.0グラム、日局 サンシュユ(山茱萸)1.8
グラム、日局 サンヤク(山薬)1.8グラム、日局 タ
クシャ(沢瀉)1.8グラム、日局 ブクリョウ(茯
苓)1.8グラム、日局 ボタンピ(牡丹皮)1.8グ
ラム、日局 ケイヒ(桂皮)0.60グラム、加工ブシ
(附子)0.60グラム(三和生薬株式会社製、(38A)
第1044号、昭和38年3月26日承認)、日局 ゴミシ(五
味子)1.2グラム、および日局 バクモンドウ(麦門
冬)1.8グラムを混合し、そして抽出および濃縮して
製造したエキス粉末(3.24グラム)に、日局 乳糖
(0.36グラム)、薬添規 部分α化デンプン(0.
36グラム)、薬添規 カルボキシメチルスターチナト
リウム(0.225グラム)、日局 合成ケイ酸アルミ
ニウム(0.225グラム)、および日局 ステアリン
酸マグネシウム(0.090グラム)を添加してよく混
合した。この混合物を直接打錠法により打錠し、1錠あ
たり250mgの錠剤形態の生薬製剤(計18錠)を製造
した。
の実施例は例示の目的にのみ用いられ、限定の目的に用
いられない。なお、以下の実施例中、「日局」とは日本
薬局方を、「薬添規」とは医薬品添加物規格をいう。 (錠剤形態の生薬製剤の製剤方法)日局 ジオウ(地
黄)3.0グラム、日局 サンシュユ(山茱萸)1.8
グラム、日局 サンヤク(山薬)1.8グラム、日局 タ
クシャ(沢瀉)1.8グラム、日局 ブクリョウ(茯
苓)1.8グラム、日局 ボタンピ(牡丹皮)1.8グ
ラム、日局 ケイヒ(桂皮)0.60グラム、加工ブシ
(附子)0.60グラム(三和生薬株式会社製、(38A)
第1044号、昭和38年3月26日承認)、日局 ゴミシ(五
味子)1.2グラム、および日局 バクモンドウ(麦門
冬)1.8グラムを混合し、そして抽出および濃縮して
製造したエキス粉末(3.24グラム)に、日局 乳糖
(0.36グラム)、薬添規 部分α化デンプン(0.
36グラム)、薬添規 カルボキシメチルスターチナト
リウム(0.225グラム)、日局 合成ケイ酸アルミ
ニウム(0.225グラム)、および日局 ステアリン
酸マグネシウム(0.090グラム)を添加してよく混
合した。この混合物を直接打錠法により打錠し、1錠あ
たり250mgの錠剤形態の生薬製剤(計18錠)を製造
した。
【0021】(細粒剤形態の生薬製剤の製剤方法)日局
ジオウ(地黄)3.0グラム、日局 サンシュユ(山茱
萸)1.8グラム、日局 サンヤク(山薬)1.8グラ
ム、日局 タクシャ(沢瀉)1.8グラム、日局 ブクリ
ョウ(茯苓)1.8グラム、日局 ボタンピ(牡丹皮)
1.8グラム、日局 ケイヒ(桂皮)0.60グラム、
加工ブシ(附子)0.60グラム(三和生薬株式会社
製、(38A) 第1044号、昭和38年3月26日承認)、日局
ゴミシ(五味子)1.2グラム、および日局 バクモン
ドウ(麦門冬)1.8グラムを混合し、そして抽出およ
び濃縮して製造したエキス粉末(3.24グラム)に、
日局 白糖(1.0グラム)、日局 結晶セルロース
(0.20グラム)、薬添規ケイ酸カルシウム(0.0
30グラム)、および日局 ステアリン酸マグネシウム
(0.030グラム)を添加してよく混合した。この混
合物を細粒に製し、1包あたり1.5gの細粒剤形態の
生薬製剤(計3包)を製造した。
ジオウ(地黄)3.0グラム、日局 サンシュユ(山茱
萸)1.8グラム、日局 サンヤク(山薬)1.8グラ
ム、日局 タクシャ(沢瀉)1.8グラム、日局 ブクリ
ョウ(茯苓)1.8グラム、日局 ボタンピ(牡丹皮)
1.8グラム、日局 ケイヒ(桂皮)0.60グラム、
加工ブシ(附子)0.60グラム(三和生薬株式会社
製、(38A) 第1044号、昭和38年3月26日承認)、日局
ゴミシ(五味子)1.2グラム、および日局 バクモン
ドウ(麦門冬)1.8グラムを混合し、そして抽出およ
び濃縮して製造したエキス粉末(3.24グラム)に、
日局 白糖(1.0グラム)、日局 結晶セルロース
(0.20グラム)、薬添規ケイ酸カルシウム(0.0
30グラム)、および日局 ステアリン酸マグネシウム
(0.030グラム)を添加してよく混合した。この混
合物を細粒に製し、1包あたり1.5gの細粒剤形態の
生薬製剤(計3包)を製造した。
【0022】(実施例1)口の乾き、咳、痰、咳こみ、
咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ、下肢痛、腰痛、排尿
困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷
え、しびれ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾
燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、かゆみの症状のう
ち、いくつかの症状を患う計81名(男性40名、女性
41名)の被験者に対して、1日あたり上記の錠剤形態
の生薬製剤18錠を毎食後3回(1回あたり6錠)に分
け、原則として8週間(または12週間)にわたって投
与することによって臨床試験を行った。
咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ、下肢痛、腰痛、排尿
困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷
え、しびれ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾
燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、かゆみの症状のう
ち、いくつかの症状を患う計81名(男性40名、女性
41名)の被験者に対して、1日あたり上記の錠剤形態
の生薬製剤18錠を毎食後3回(1回あたり6錠)に分
け、原則として8週間(または12週間)にわたって投
与することによって臨床試験を行った。
【0023】被験者の年齢層については、40歳から49歳
が1名、50歳から59歳が4名、60歳から69歳が21名、70
歳から79歳が33名、80歳から89歳が20名、90歳以上が2
名であった。各症状について、投与開始日から原則とし
て8週間後(または12週間後)の症状の改善について
評価した。各症状を患う人数と、本発明の錠剤形態の生
薬製剤を投与した後の患者の症状の改善を以下の表1か
ら表3に示し、本臨床試験における副作用を表4に示
す。
が1名、50歳から59歳が4名、60歳から69歳が21名、70
歳から79歳が33名、80歳から89歳が20名、90歳以上が2
名であった。各症状について、投与開始日から原則とし
て8週間後(または12週間後)の症状の改善について
評価した。各症状を患う人数と、本発明の錠剤形態の生
薬製剤を投与した後の患者の症状の改善を以下の表1か
ら表3に示し、本臨床試験における副作用を表4に示
す。
【0024】★
【表1】
【0025】★
【表2】
【0026】★
【表3】
【0027】★
【表4】
【0028】上記の表1、表2、および表3から、腰
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、か
ゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、
咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症状が、
本発明の製剤生薬によって改善されることが理解され
る。さらに、上記の表4から、副作用の発生率は極めて
低い(2.5%)こと、副作用はいずれも軽度であるこ
と、そして投与中止後には副作用が消失したことから、
本発明の生薬製剤はほとんど副作用を生じない安全な生
薬製剤であることもまた、理解される。
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、顔面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、か
ゆみだけでなく、口の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、
咽喉頭の違和感、息切れなどの気管支に関する症状が、
本発明の製剤生薬によって改善されることが理解され
る。さらに、上記の表4から、副作用の発生率は極めて
低い(2.5%)こと、副作用はいずれも軽度であるこ
と、そして投与中止後には副作用が消失したことから、
本発明の生薬製剤はほとんど副作用を生じない安全な生
薬製剤であることもまた、理解される。
【0029】(実施例2)口の乾き、咳、痰、咳こみ、
咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ、下肢痛、腰痛、排尿
困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷
え、しびれ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾
燥感、目の疲れ、かゆみの症状のうち、いくつかの症状
を患う計42名(男性19名、女性23名)の被験者に
対して、1日あたり上記の細粒剤形態の生薬製剤を毎食
後3回(1回あたり1包)に分け、原則として8週間
(または12週間)にわたって投与することによって臨
床試験を行った。
咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ、下肢痛、腰痛、排尿
困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷
え、しびれ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾
燥感、目の疲れ、かゆみの症状のうち、いくつかの症状
を患う計42名(男性19名、女性23名)の被験者に
対して、1日あたり上記の細粒剤形態の生薬製剤を毎食
後3回(1回あたり1包)に分け、原則として8週間
(または12週間)にわたって投与することによって臨
床試験を行った。
【0030】被験者の年齢層については、40歳から49歳
が2名、50歳から59歳が4名、60歳から69歳が8名、70
歳から79歳が15名、80歳から89歳が12名、90歳以上が1
名であった。各症状について、投与開始日から原則とし
て8週間後(または12週間後)の症状の改善について
評価した。各症状を患う人数と、本発明の錠剤形態の生
薬製剤を投与した後の患者の症状の改善を以下の表5か
ら表7に示し、本臨床試験における副作用を表8に示
す。
が2名、50歳から59歳が4名、60歳から69歳が8名、70
歳から79歳が15名、80歳から89歳が12名、90歳以上が1
名であった。各症状について、投与開始日から原則とし
て8週間後(または12週間後)の症状の改善について
評価した。各症状を患う人数と、本発明の錠剤形態の生
薬製剤を投与した後の患者の症状の改善を以下の表5か
ら表7に示し、本臨床試験における副作用を表8に示
す。
【0031】★
【表5】
【0032】★
【表6】
【0033】★
【表7】
【0034】★
【表8】
【0035】上記の表5、表6、および表7から、腰
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、目の疲れ、かゆみだけでなく、口
の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息
切れなどの気管支に関する症状が、実施例1と同様に、
本発明の製剤生薬によって改善されることが理解され
る。さらに、上記の表8から、副作用の発生率は極めて
低い(2.4%)こと、副作用はいずれも軽度であるこ
と、そして投与中止後には副作用が消失したことから、
本発明の生薬製剤はほとんど副作用を生じない安全な生
薬製剤であることもまた、実施例1と同様に理解され
る。
痛、下肢痛、排尿困難、頻尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲
労感、手足の冷え、しびれ、むくみ、手足のほてり、か
すみ目、目の乾燥感、目の疲れ、かゆみだけでなく、口
の乾き、咳、痰、咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息
切れなどの気管支に関する症状が、実施例1と同様に、
本発明の製剤生薬によって改善されることが理解され
る。さらに、上記の表8から、副作用の発生率は極めて
低い(2.4%)こと、副作用はいずれも軽度であるこ
と、そして投与中止後には副作用が消失したことから、
本発明の生薬製剤はほとんど副作用を生じない安全な生
薬製剤であることもまた、実施例1と同様に理解され
る。
【0036】(実施例3)5週齢ラット Crj(SD)
雄15匹、雌15匹をそれぞれ各5匹の3区分に分け、上記
製造方法により製造した錠剤形態の生薬製剤を水に溶解
し、第1区分のラットに1000mg/kg、および第2区分の
ラットに2000mg/kgを、胃ゾンデを用いて強制的に単
回、投与した。第3区分のラットには、コントロールと
して、生理食塩水を単回、経口投与した。
雄15匹、雌15匹をそれぞれ各5匹の3区分に分け、上記
製造方法により製造した錠剤形態の生薬製剤を水に溶解
し、第1区分のラットに1000mg/kg、および第2区分の
ラットに2000mg/kgを、胃ゾンデを用いて強制的に単
回、投与した。第3区分のラットには、コントロールと
して、生理食塩水を単回、経口投与した。
【0037】その結果、第2区分に属する雌のラット
に、投与から9,10、および12日後に、一過性の軟便が
観察された以外には、ラットに変化は全く見られなかっ
た。また、この一過性の軟便を示したラットも、投与か
ら14日後には回復した。従って、本生薬製剤は極めて毒
性が低く、安全性が高い生薬製剤であることが理解され
る。
に、投与から9,10、および12日後に、一過性の軟便が
観察された以外には、ラットに変化は全く見られなかっ
た。また、この一過性の軟便を示したラットも、投与か
ら14日後には回復した。従って、本生薬製剤は極めて毒
性が低く、安全性が高い生薬製剤であることが理解され
る。
【0038】(実施例4)5週齢ラット Crj(SD)
雄15匹、雌15匹をそれぞれ各5匹の3区分に分け、上記
製造方法により製造した細粒剤形態の生薬製剤を水に溶
解し、第1区分のラットに1000mg/kg、および第2区分
のラットに2000mg/kgを、胃ゾンデを用いて強制的に単
回、投与した。第3区分のラットには、コントロールと
して、生理食塩水を単回、経口投与した。
雄15匹、雌15匹をそれぞれ各5匹の3区分に分け、上記
製造方法により製造した細粒剤形態の生薬製剤を水に溶
解し、第1区分のラットに1000mg/kg、および第2区分
のラットに2000mg/kgを、胃ゾンデを用いて強制的に単
回、投与した。第3区分のラットには、コントロールと
して、生理食塩水を単回、経口投与した。
【0039】その結果、第1区分に属する雌のラット、
第2区分に属する雄のラット、および第2区分に属する
雌のラットに、一過性の軟便が観察された以外には、ラ
ットに変化は全く見られなかった。また、この一過性の
軟便を示したラットも、投与から14日後には回復した。
従って、本生薬製剤は極めて毒性が低く、安全性が高い
生薬製剤であることが理解される。
第2区分に属する雄のラット、および第2区分に属する
雌のラットに、一過性の軟便が観察された以外には、ラ
ットに変化は全く見られなかった。また、この一過性の
軟便を示したラットも、投与から14日後には回復した。
従って、本生薬製剤は極めて毒性が低く、安全性が高い
生薬製剤であることが理解される。
【0040】
【発明の効果】本発明により、八味地黄丸に含有される
成分と、ゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)との相互作用により、腰痛、下肢痛、排尿困難、頻
尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷え、しび
れ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾燥感、顔
面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、かゆみだけでなく、口の乾
き、咳、痰、咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ
などの気管支に関する症状をも改善する生薬製剤が提供
される。このような生薬製剤は、副作用がほとんどなく
毒性が低いので、上記の症状を患う患者(特に老人)な
どに対して安全に用いることができる。
成分と、ゴミシ(五味子)およびバクモンドウ(麦門
冬)との相互作用により、腰痛、下肢痛、排尿困難、頻
尿、夜間尿、残尿感、倦怠疲労感、手足の冷え、しび
れ、むくみ、手足のほてり、かすみ目、目の乾燥感、顔
面紅潮、耳鳴り、目の疲れ、かゆみだけでなく、口の乾
き、咳、痰、咳こみ、咳払い、咽喉頭の違和感、息切れ
などの気管支に関する症状をも改善する生薬製剤が提供
される。このような生薬製剤は、副作用がほとんどなく
毒性が低いので、上記の症状を患う患者(特に老人)な
どに対して安全に用いることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ジオウ(地黄)、サンシュユ(山茱
萸)、サンヤク(山薬)、タクシャ(沢瀉)、ブクリョ
ウ(茯苓)、ボタンピ(牡丹皮)、ケイヒ(桂皮)、ブ
シ(附子)、ゴミシ(五味子)、およびバクモンドウ
(麦門冬)を含有する生薬製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117920A JPH10306031A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 生薬製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117920A JPH10306031A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 生薬製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306031A true JPH10306031A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14723461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9117920A Pending JPH10306031A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 生薬製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10306031A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294533A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-23 | Asahi Beer Yakuhin Kk | 造粒物および錠剤の製造方法 |
CN104491344A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-04-08 | 广东聚智诚科技有限公司 | 一种中药制剂在制备治疗眼目暴赤肿痛药物中的用途 |
CN105343516A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-02-24 | 青岛安倍康生物医药技术有限公司 | 一种治疗肝火上炎的夏枯草口服液及其制备方法 |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP9117920A patent/JPH10306031A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294533A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-23 | Asahi Beer Yakuhin Kk | 造粒物および錠剤の製造方法 |
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CN105343516A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-02-24 | 青岛安倍康生物医药技术有限公司 | 一种治疗肝火上炎的夏枯草口服液及其制备方法 |
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