JPH11116463A - 局所洗浄用組成物 - Google Patents

局所洗浄用組成物

Info

Publication number
JPH11116463A
JPH11116463A JP22496698A JP22496698A JPH11116463A JP H11116463 A JPH11116463 A JP H11116463A JP 22496698 A JP22496698 A JP 22496698A JP 22496698 A JP22496698 A JP 22496698A JP H11116463 A JPH11116463 A JP H11116463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
cleansing
cleansing composition
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22496698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kevin Ronald Franklin
ケビン・ロナルド・フラクリン
Mavis Claire Pereira
メイビス・クレア・パレイラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever NV
Original Assignee
Unilever NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unilever NV filed Critical Unilever NV
Publication of JPH11116463A publication Critical patent/JPH11116463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水和に際し自己発熱性の発泡性組成物となる
非水性局所クレンジング組成物を提供すること。 【解決手段】 局所クレンジング組成物は水と接触した
際に熱を発生する固体の熱発生材料と、実質的に無水の
キャリアもしくは希釈剤、2〜30重量%の陰イオン型
表面活性剤とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は局所クレンジング組
成物、特に発泡性局所クレンジング組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】たとえば洗顔、手洗浄もしくはシャワー
ゲルとして使用するための水性の発泡性クレンジング組
成物はよく知られている。或る種の非水性クレンジング
組成物も公知である。
【0003】たとえばWO 96/02230号は水性
の液体クレンジング加湿組成物を開示している。
【0004】JP 08/059 455号は、非イオ
ン型表面活性剤と自己加熱性成分とを含む非発泡性の非
水性組成物を開示している。
【0005】本発明者等は、局所クレンジング組成物を
使用する際にこの組成物が熱を発生すれば、そのクレン
ジング作用および感覚を向上させうことを突き止めた。
非水性であると共に水と混合した際に熱を発生する組成
物を使用することが示唆される。
【0006】WO 93/0879683号は、3〜6
0%の吸収材料と0.5〜80重量%のモレキュラシー
ブとを含有する主としてフェイスマスクとして使用する
ための局所クレンジング組成物を提供する。水と混合す
ればモレキュラシーブは水を吸収すると共に水和熱を発
生する。この熱は皮膚の細孔を開口させて汚れ、グリー
スもしくは油を一層容易に放出させ、これを吸収材料に
より一層容易に吸収することができる。少量の化粧上許
容しうる表面活性剤を含ませうる。ポリエトキシ化グリ
セリルラウレートもしくはポリエトキシル化ソルビトー
ルが挙げられる。しかしながら、この組成物は発泡性局
所クレンジング組成物として使用するのに適さないと判
明している。
【0007】JP 08/059,455号は非イオン
型をベースとするフェイスクレンジング組成物を開示し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水和に際し
熱を発生する材料を含有すると共に所定量の陰イオン型
表面活性剤を含有する非水性の局所クレンジング組成物
を提供することであり、この組成物は自己加熱性の発泡
性局所クレンジング組成物を与えうる。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって第1面におい
て本発明は、水と接触した際に熱を発生する固体の熱発
生材料と、実質的に無水のキャリアもしくは希釈剤と、
2〜30重量%の陰イオン型表面活性剤とを含む局所ク
レンジング組成物を提供する。
【0010】本発明による組成物は、最初に皮膚に施し
た際に顕著な熱感覚を発生する。これは、皮膚からの水
の吸収に基づくと思われる。さらに組成物を処理すると
共に水を添加すると、さらに熱およびフォームが発生し
て比較的長時間にわたり持続しうる。
【0011】
【発明の実施の形態】局所クレンジング組成物は発泡性
組成物であることが特に好ましい。
【0012】本発明の組成物における熱発生材料は好ま
しくはアルミノシリケート、たとえば非晶質もしくは結
晶質のアルミノシリケートである。アルミノシリケート
はゼオライト、特に無水ゼオライトであることが好まし
い。ゼオライトは全組成物に対し5〜60重量%、好ま
しくは10〜50重量%の量にて存在させることができ
る。
【0013】小気孔質(乾燥剤)シリカもしくは活性化
ヒドロタルサイトも、熱発生材料の少なくとも1部とし
て使用することができる。さらに、シリカは組成物の安
定化を支援するという利点をも与えるので好適成分であ
る。
【0014】ゼオライトを使用する場合、これは任意の
適するゼオライトの形態とすることができる。たとえば
フルカ社もしくはユニオン・カーバイト社により提供さ
れるようなゼオライトA、ゼオライトXまたはEP−A
−384,070号に記載されたゼオライトMAPが好
適に使用される。イオン交換型のゼオライトを改変して
水和熱、水和速度およびアルカリ度を調節することもで
きる。本発明のゼオライトにおける典型的陽イオンはN
a、K、Ca、Zn、Mg、Li、Cuおよびこれらイ
オンの組合せを包含する。pHに関し、ゼオライトは若
干酸性、若干アルカリ性または中性とすることができ
る。
【0015】種々異なる種類のゼオライト物質の混合物
も使用することができる。
【0016】ゼオライトまたは他の固体の熱発生材料は
好ましくは実質的に無水である。ゼオライトは、高温度
の炉内で適する時間にわたり加熱し、次いで好ましくは
乾燥剤の存在下で冷却することにより、或いはたとえば
凍結乾燥などの他の適する処理により無水にすることが
できる。たとえば、この材料を200〜500℃、好ま
しくは400℃もしくはそれ以上の範囲の温度で少なく
とも24時間、好ましくは48時間にわたり加熱するこ
とができる。たとえは五酸化燐のような乾燥剤を使用す
ることができる。
【0017】好ましくは、熱を発生する材料は使用者に
より容易に了解されうるような温度上昇をもたらすのに
適する量にて存在させる。たとえば5〜30℃、好まし
くは5〜15℃の範囲の温度上昇を0.1〜5分間、好
ましくは0.5〜2分間にわたり得ることができる。
【0018】熱発生材料は、好ましくは全組成物に対し
少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%
のレベルにて存在させる。熱発生材料は組成物に対し5
〜60重量%、好ましくは10〜50重量%のレベルに
て存在させることが好ましい。
【0019】固体の熱発生材料は好ましくは皮膚科上許
容しうるキャリアもしくは希釈剤に支持される。
【0020】キャリアもしくは希釈剤に実質的に無水と
すべきである。「無水」という用語は、ここでは水和の
際の温度上昇が0%の水を含有する材料の水和の際の熱
上昇よりも実質的に低くない組成物を網羅すべく使用さ
れる。
【0021】好ましくは水含有量は1重量%未満、好ま
しくは0.5重量%未満、特に好ましくは0.05重量
%未満である。
【0022】キャリアは、固体の熱発生材料を懸濁させ
て皮膚に容易に施される組成物を与えるよう機能する。
さらにキャリアもしくは希釈剤は皮膚洗浄組成物にテク
スチャーを与えることもできる。希釈剤は任意の適する
皮膚科上適合しうる非水性の液体とすることができる。
適する希釈剤はアルコールもしくはグリセリンを包含す
る。好ましくは、キャリアもしくは希釈剤は水混和性の
実質的に無水の液体で構成される。
【0023】希釈剤もしくはキャリアは、典型的には組
成物の全重量に対し5〜50重量%、好ましくは10〜
40重量%、特に好ましくは15〜35重量%の量にて
存在させる。
【0024】希釈剤は構造剤を含有することができる。
この場合、構造剤は、ゼロ剪断率粘度を増大させる材料
である。たとえばラポナイトのような膨潤性粘土、脂肪
酸およびたとえば脂肪酸モノグリセリドポリグリコール
エーテルのようなその誘導体、たとえばカルボポール
(グッドリッチ社の商標)のような架橋ポリアクリレー
ト、アクリレートおよびそのコポリマー、ポリビニルピ
ロリドンおよびそのコポリマー、ポリエチレンイミン、
並びにたとえば塩化ナトリウムおよび硫酸アンモニウム
のような塩、蔗糖エステル、ゲル化剤およびその混合物
を使用することができる。
【0025】さらに希釈剤は増粘剤、すなわち剪断率を
増大させた際の組成物の粘度を維持する材料を含有する
こともできる。適する材料はカルボポール(グッドリッ
チ社の商標)、脂肪酸およびその誘導体、特に脂肪酸モ
ノグリセリドポリグリコールエーテル、アルギネート、
グアヤガムおよびキサンタンガムを包含する天然ゴム、
並びにたとえばカルボキシメチルセルロースおよびヒド
ロキシプロピルグアールのような多糖類誘導体、プロピ
レングリコール、プロピレングリコールオレエート、た
とえば塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムのような塩
類、グリセリルタロウエートおよびその混合物を包含す
る。
【0026】本発明の組成物は2〜30重量%の陰イオ
ン型表面活性剤、好ましくは2〜20重量%、特に好ま
しくは3〜13重量%の陰イオン型表面活性剤を含む。
【0027】組成物は主たる表面活性剤として陰イオン
型表面活性剤を含有するが、他の種類の表面活性剤も無
水であれば存在させることができる。陰イオン型表面活
性剤と非イオン型表面活性剤との混合物が好適である。
表面活性剤は陰イオン型表面活性剤と無水であれば双性
イオン型、両性型もしくは陽イオン型表面活性剤との適
合性混合物で構成することができる。
【0028】事実、組成物は、非イオン型表面活性剤の
存在が局所組成物の緩和性(マイルド性)の促進を支援
しうるので、陰イオン型表面活性剤と非イオン型表面活
性剤との混合物を含むことが本発明の極めて好適な具体
例である。非イオン型表面活性剤を組成物中に使用する
場合、好ましくはこれは組成物に対し1〜10重量%、
より好ましくは2〜8重量%のレベルにて存在させる。
【0029】表面活性剤は好ましくは緩和な表面活性
剤、すなわち角質層(すなわち皮膚の外層)を損傷しな
い表面活性剤である。
【0030】他の緩和性の低い表面活性剤も存在させう
るが、存在させる他の表面活性剤の量は組成物の緩和性
もしくは発泡性に影響を与えないような量であることが
好ましい。
【0031】好適種類の陰イオン型表面活性剤は式: RCO2CH2CH2SO3M [式中、Rは7〜21個の炭素原子を有するアルキルも
しくはアルケニル基であり、Mはたとえばナトリウム、
カリウム、アンモニウムもしくは置換アンモニウムのよ
うな可溶性陽イオンである]の脂肪アシルイセチオネー
トである。好ましくはRCO基の少なくも3/4は12
〜18個の炭素原子を有し、ココナッツ、パームまたは
ココナッツ/パーム配合物から誘導することができる。
【0032】他の好適陰イオン型表面活性剤は式: R5CON(CH3)CH3CO2M [式中、R5はC8〜C20アルキル、好ましくはC12〜C
15のアルキルの範囲であり、Mは可溶性陽イオンであ
る]のサルコシネートである。
【0033】さらにスルホスクシネートも本発明の組成
物に存在させることができ、たとえば式: R52CCH2CH(SO3M)CO2M を有するモノアルキルスルホスクシネートおよび式: R5COHNCH2CH22CCH2CH(SO3M)CO
2M [式中、R5はC8〜C20アルキル、好ましくはC12〜C
15アルキルの範囲であり、Mは可溶性陽イオンである]
のアミド−MEAスルホスクシネートも存在させること
ができる。
【0034】さらに、たとえば一般に式: R5CONR6CH2CH2SO3M [式中、R5はC8〜C20アルキル、好ましくはC12〜C
15アルキルの範囲であり、R6はC1〜C4アルキルの範
囲であり、Mは可溶性陽イオンである]により同定され
るようなタウレートも本発明の組成物に存在させること
もができる。
【0035】本発明の組成物に混入しうる他の可能な陰
イオン型表面活性剤はアルキルグリセリルエーテルサル
フェート、スルホアセテート、アルキルホスフェート、
アルキルホスフェートエステルおよびアシルラクテー
ト、アルキルグルタメートおよびその混合物を包含す
る。
【0036】たとえば第一アルカンスルホネートもしく
はアルキルベンゼンスルホネートのような過酷な表面活
性剤は、一般に本発明の緩和性に悪影響を及ぼさないよ
う少量にて混入する以外はその使用はさける。特に好適
な陰イオン型表面活性剤はナトリウムラウリルサルコシ
ネートおよびナトリウムココイルイセチオネートを包含
する。
【0037】使用しうる適す非イオン型表面活性剤はア
ルキル多糖類、ラクトビオナミド、エチレングリコール
エステル、グリセロールモノエーテル、ポリヒドロキシ
アミド(グルカミド)、第一および第二アルコールエト
キシレート、特に平均してアルコール1モル当たり1〜
20モルの酸化エチレンでエトキシル化されたC8〜C
20脂肪族アルコールを包含する。
【0038】本発明の組成物に使用するのに好適な種類
の非イオン型表面活性剤はアルコールエトキシレート表
面活性剤およびポリオキシエチレン表面活性剤である。
【0039】特に好適なものはポリオキシエチレン−4
−ラウリルエーテルおよびポリオキシエチレンソルビト
ールを包含する。
【0040】皮膚緩和性の利点を示すと共に実質的に無
水の形態で入手しうる任意の表面活性剤もしくは補助表
面活性剤またはその相容性混合物を含ませることもでき
る。
【0041】表面活性剤系は良好な発泡性を与えること
が特に好ましい。表面活性剤系を実質的に無水とせねば
ならないことは勿論である。好ましくは表面活性剤系は
たとえば脂肪アシルイセチオネート、タウレート、サル
コシネート、ベタイン、アミドベタインもしくはスルホ
ベタインのような良好な発泡性表面活性剤を含む。
【0042】組成物中に存在させる表面活性剤の合計量
は好ましくは2〜30重量%、特に好ましくは2〜20
重量%の範囲である。表面活性剤は組成物中に実質的に
無水の相として混入される。
【0043】たとえば二酸化チタン、研磨性粒子または
非研磨性粒子、たとえば粉末シリカ(たとえばエアロシ
ル、デグッサ社)のような不活性固体も必要に応じ組成
物の所望の性質に応じて含ませることができる。
【0044】さらに本発明の組成物は、無水である限り
他の公知の添加剤をも含みうる。たとえばWO 96/
02224号に挙げられたような有益剤、たとえば加湿
剤も本発明に含ませることができる。
【0045】好適な適宜成分は油であって、好ましくは
組成物に対し0.1〜3重量%のレベルにて存在させ
る。しかしながら、3%より高いレベルで存在させるの
は好適でない。何故なら、これより高いレベルにて組成
物は皮膚への塗布に際し粘着性を示す傾向を生じうるか
らである。
【0046】本発明の組成物はシャンプー、ヘアコンデ
ィショナーまたは他のこの種のパーソナルケア製品に使
用しうるが、皮膚クレンジング組成物であることが好ま
しい。
【0047】本発明による組成物は香料もしくは乳白剤
をも含みうる。たとえば0.01〜1重量%、好ましく
は約0.5重量%の香料を含ませることができる。
【0048】本発明の組成物は好ましくは液体、ペース
ト、ゲル、濃厚クリームまたは皮膚への塗布に適する他
の形態である。
【0049】典型的には、本発明によるペースト組成物
の粘度はブルックフィールド粘度計(スピンドルD、速
度5)で測定して150,000cp〜250,000
cp、たとえば175,000cp〜220,000c
pの範囲である。
【0050】本発明の組成物は、容器を開放した後の水
の侵入による組成物の失活を防止するよう設計された容
器に包装することができる。たとえば組成物はそれぞれ
一度に消費される単位投与量を与える容器もしくは小袋
に含有させることもできる。代案として、本発明の組成
物は組成物を押出すため開口部を備えた軟質チューブに
含有させる展延性組成物とすることもできる。好ましく
は開口部は比較的小さく、たとえば0.1〜1cm2
面積、好ましくは約0.2〜0.7cm2の面積を有す
ることができる。
【0051】水和に際し熱発生の速度論が特に重要であ
ることも判明した。
【0052】水和に際し本発明による組成物の温度が時
間と共にピークまで達し、次いで着実に低下することが
観察された。熱発生の速度は温度ピークの高さおよびこ
れが生ずる水和後の時間の両者に影響を及ぼす。
【0053】ピークは水との接触の0.5〜2分間後に
生ずることが特に好ましい。水和速度は、種々異なる形
態のゼオライトを用いて変化させることができる。好適
例においてゼオライトNa−AはゼオライトNa MA
Pよりも実質的に早い熱発生速度を有する。
【0054】本発明の組成物は洗顔およびメーキャップ
除去における特定用途を有する。たとえばフェースパッ
クのようなディープクレンジング組成物も本発明の範囲
内に包含される。
【0055】
【実施例】以下、限定はしないが実施例により本発明を
さらに説明し、本発明の範囲内にて他の改変をなしうる
ことも当業者には了解されよう。
【0056】実施例1:皮膚クレンジング 本発明に従い、次の処方を有する発泡性局所クレンジン
グ組成物を作成した。
【0057】
【表1】
【0058】ゼオライトを、400℃のオーブン内に8
時間入れた後このゼオライトを五酸化燐乾燥剤を含有す
るデシケータ内に冷却しながら入れることにより脱水し
た。
【0059】ナトリウムココイルイセチオネートとナト
リウムラウロイルサルコシネートとPEG−400とブ
タン−1,3−ジオールとグリセリンとを80℃まで加
熱して、表面活性剤を希釈剤に溶解させた。次いで、残
余の成分を互いに緊密混合すると共にホモゲナイズし
た。
【0060】実施例1の組成物を次のように試験した: (i)貯蔵試験 本発明の組成物を密封ジャーに入れると共に、45℃に
維持されたインキュベータ/オーブンに入れた。組成物
は6ヶ月にわたり安定であった。この期間にわたり試料
に劣化は観察されなかった。標準的要件は、この温度に
て少なくとも3ヶ月にわたる安定性である。
【0061】(ii)加熱効果 水和の際の温度上昇を測定するため組成物の試料を水と
混合し、水和後の温度上昇を熱電対により測定した。図
1は得られた加熱プロフィルを示す。
【0062】約9℃の温度上昇が1分間以内に観察さ
れ、次いで組成物の緩徐な温度低下が生じた。
【0063】(iii)発泡試験 フォームの発生を次の方法により評価した。0.5gの
皮膚クレンジング組成物を秤量した。秤量した組成物の
試料を手の窪みに注ぎ、手に擦り込んだ。水の添加前お
よび水の添加後における感覚を主観的に評価した。比較
として組成物Bをも試験した。
【0064】組成物Aは上記実施例1に対応する。
【0065】組成物Bは実施例1と実質的に同じである
が、ただしグリセリン、ナトリウムココイルイセチオネ
ートおよびナトリウムラウロイルサルコシネートの量を
次のようにした: グリセリン:21% ナトリウムココイルイセチオネート:4% ナトリウムラウロイルサルコシネート:2%実施例2 :実施例1の組成物Aおよび組成物Bの比較 (i)水で洗浄する際の皮膚クレンジング 実施例1の組成物Aは擦り込みに際しペースト状感触を
有した。使用者に対する強力な熱シグナルが水の添加に
際し経験された。さらに水を添加すると、微細組織のフ
ォームが発生し、これは緩和かつクリーム状の性質であ
った。これは容易に濯ぎ落とされて、残留感触を残さな
かった。実施例1の組成物Bは比較であって、若干ペー
スト性の低い容易に展延しうる組成物であった。水の添
加に際し、匹敵する熱の感触が生じた。さらに水を添加
すると、極めて少量のフォームが発生した。気泡が急速
に破壊してミルク状の液体を形成し、これは容易に濯ぎ
落とされた。
【0066】さらに、熱の感覚はより少量の表面活性剤
にて一層長期化したと思われる(主観的に試験された熱
レベルは数秒間長く持続した)。これは第2の組成物に
おけるグリセリンのレベル増加に基づく。
【0067】(ii)メーキャップ除去 組成物のメーキャップ除去特性の評価を9人の志願者よ
りなる実験室要員のパネルで行った。市販入手しうる慣
用のコールドクリームディープクレンザー(組成物C)
を用いて反復した。
【0068】プラスチック製テンプレートを用いて3c
m×2cmの3個の矩形領域をパネリストの掌側前腕部
に形成させた。各部位における皮膚の色をミノルタ・ク
ロマ・メータCR−100により記録して1群の基線読
値(A)を得た。三次元カラー・コージネート系L**
*を用いると共に、各領域につき6回の測定を行って
平均値を得た。
【0069】次いで指定領域を試験メーキャップ(口
紅)で被覆し、これを標準法で施してほぼ等重量のメー
キャップが移行するよう確保した(1部位当たり平均7
mg)。乾燥の後、第2の色測定を行った(読値B)。
【0070】標準量の試験物質(0.2g)を皮膚に施
し、異なる物質を各メーキャップパッチに使用した。ク
レンザーを軽い指圧力(手袋をはめた手)によりメーキ
ャップ中へ40回の擦り込み(20s)、その後に混合
物を直ちに一定流速および温度(6L/min、35
℃)にて水道水の流水で濯いだ。腕を水道水の下に20
秒間にわたり、或いはクレンザーを除去するのに充分な
時間にわたり保った。
【0071】3個の全てのパッチを同様に試験した後、
ヘアドライヤにより腕を乾燥させ、最終的な色測定を行
った(読値C)。
【0072】除去%を次のように計算した:(B−C/
B−A)×100 ここで
【0073】
【数1】
【0074】など。
【0075】実験データをクロマ・メータのメモリーか
らPC中へ記録し、統計分析用のプログラムを用いて種
々異なる物質、パネリストおよび塗布部位から生ずる変
動を考慮して演算した。
【0076】結果
【0077】
【表2】
【0078】実施例1の組成物Aは、上記のように試験
した際に良好なメーキャップ除去を示した。
【0079】上記の結果から、優秀なメーキャップ除去
を示す本発明の組成物の使用により、慣用のコールドク
リームと比較して、メーキャップ除去が実質的に向上す
ることを示しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水和の際の温度上昇を測定するため組成物の試
料を水と混合し、水和後の温度上昇を熱電対により測定
した。図1は得られた加熱プロフィルを示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/20 C11D 3/20 (72)発明者 メイビス・クレア・パレイラ イギリス国、マージーサイド・エル・63・ 3・ジエイ・ダブリユ、ウイラル、ベビン トン、クウオリー・ロード・イースト、ユ ニリーバー・リサーチ・ポート・サンライ ト気付(番地なし)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と接触した際に熱を発生する固体の熱
    発生材料と、実質的に無水のキャリアもしくは希釈剤
    と、2〜30重量%の陰イオン型表面活性剤とを含む局
    所クレンジング組成物。
  2. 【請求項2】 組成物が発泡性組成物である請求項1に
    記載のクレンジング組成物。
  3. 【請求項3】 組成物が非イオン型表面活性剤をさらに
    含む請求項1または2に記載のクレンジング組成物。
  4. 【請求項4】 非イオン型表面活性剤が組成物の1〜1
    0重量%のレベルにて存在する請求項3に記載のクレン
    ジング組成物。
  5. 【請求項5】 組成物における陰イオン型および非イオ
    ン型表面活性剤のレベルが少なくとも6重量%である請
    求項3または4に記載のクレンジング組成物。
  6. 【請求項6】 固体の熱発生材料がゼオライトである請
    求項1〜5のいずれか一項に記載のクレンジング組成
    物。
  7. 【請求項7】 ゼオライトが実質的に無水である請求項
    6に記載のクレンジング組成物。
  8. 【請求項8】 ゼオライトがゼオライトAである請求項
    6または7に記載のクレンジング組成物。
  9. 【請求項9】 ゼオライト陽イオンがNa、K、Ca、
    Zn、Mg、Li、Cuもしくはその混合物から選択さ
    れる請求項6または7に記載のクレンジング組成物。
  10. 【請求項10】 組成物が1重量%未満の水を含む請求
    項1〜9のいずれか一項に記載のクレンジング組成物。
  11. 【請求項11】 無水キャリアもしくは希釈剤が水混和
    性の実質的に無水の液体を含む請求項1〜10のいずれ
    か一項に記載のクレンジング組成物。
  12. 【請求項12】 実質的に無水の液体が10〜40重量
    %の量にて存在する請求項11に記載のクレンジング組
    成物。
  13. 【請求項13】 陰イオン型表面活性剤がイセチオネー
    トおよび/またはサルコシネートを含む請求項1〜12
    のいずれか一項に記載のクレンジング組成物。
  14. 【請求項14】 組成物が6〜30重量%の総表面活性
    剤を含む請求項1〜13のいずれか一項に記載のクレン
    ジング組成物。
  15. 【請求項15】 皮膚清浄組成物である請求項1〜14
    のいずれか一項に記載のクレンジング組成物。
  16. 【請求項16】 メーキャップ除去組成物としての請求
    項1〜15のいずれか一項に記載の組成物の使用。
JP22496698A 1997-08-19 1998-08-07 局所洗浄用組成物 Pending JPH11116463A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL97306320.9 1997-08-19
EP97306320 1997-08-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11116463A true JPH11116463A (ja) 1999-04-27

Family

ID=8229472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22496698A Pending JPH11116463A (ja) 1997-08-19 1998-08-07 局所洗浄用組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH11116463A (ja)
CA (1) CA2244591A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072545A (ja) * 1999-07-01 2001-03-21 Kanebo Ltd 発熱化粧料
JP2001072544A (ja) * 1999-06-11 2001-03-21 Kanebo Ltd 発熱化粧料
KR100342450B1 (ko) * 1998-06-15 2002-06-28 조지안느 플로 피부 케어 또는 클리닝용의 수화용 고체 워밍 미분 조성물
JP2002275050A (ja) * 2001-01-11 2002-09-25 Kanebo Ltd 洗浄用シート
JP2006515368A (ja) * 2003-01-16 2006-05-25 コティ ビー.ヴィ. 化粧用自己加温製品
JP2009286739A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2016193841A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社ナリス化粧品 非水系化粧料

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ551546A (en) * 2004-05-07 2010-07-30 Deb Ip Ltd Foamed cleanser with suspended particles, a method of producing same, and a dispenser therefore
US9718069B2 (en) 2014-05-12 2017-08-01 Deb Ip Limited Foam pump

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100342450B1 (ko) * 1998-06-15 2002-06-28 조지안느 플로 피부 케어 또는 클리닝용의 수화용 고체 워밍 미분 조성물
JP2001072544A (ja) * 1999-06-11 2001-03-21 Kanebo Ltd 発熱化粧料
JP2001072545A (ja) * 1999-07-01 2001-03-21 Kanebo Ltd 発熱化粧料
JP2002275050A (ja) * 2001-01-11 2002-09-25 Kanebo Ltd 洗浄用シート
JP2006515368A (ja) * 2003-01-16 2006-05-25 コティ ビー.ヴィ. 化粧用自己加温製品
JP2009286739A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2016193841A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社ナリス化粧品 非水系化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
CA2244591A1 (en) 1999-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6752998B2 (en) Exothermic cosmetic composition
US6641825B2 (en) Skin cleansing gel having a heating effect
US6180124B1 (en) Cosmetic composition
US20070148112A1 (en) Foaming, color-changing topical composition and method of imparting a cosmetic effect
EP0897719A1 (en) Topical cleansing composition
JP2895627B2 (ja) 化粧品組成物
JPH0138763B2 (ja)
JP5495810B2 (ja) 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2006169300A (ja) グルコマンナンゲル粒子の製造法
JPH11116463A (ja) 局所洗浄用組成物
TWI222877B (en) Gommage cosmetic composition
JP3559070B2 (ja) 洗顔料
JP4834456B2 (ja) 粉末状身体洗浄用組成物
JP6142343B2 (ja) 一剤型皮膚外用剤
JP2005336068A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JPH06179892A (ja) 洗浄剤組成物
JP3589514B2 (ja) 非水ゲル状皮膚洗浄料
JP2000302626A (ja) 非水化粧料
JP3589513B2 (ja) マッサージ化粧料
KR101645437B1 (ko) 소듐폴리아크릴레이트를 함유하는 피부 필링 겸용 클렌징용 조성물
JPH0867622A (ja) 皮膚洗浄料
JPS63270533A (ja) 界面活性剤組成物
JP2588870B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2834381B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3605074B2 (ja) 透明ジェル状除毛剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213