JPH11115608A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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JPH11115608A
JPH11115608A JP29182597A JP29182597A JPH11115608A JP H11115608 A JPH11115608 A JP H11115608A JP 29182597 A JP29182597 A JP 29182597A JP 29182597 A JP29182597 A JP 29182597A JP H11115608 A JPH11115608 A JP H11115608A
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JP
Japan
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housing
cup
holder body
holder
holding hole
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JP29182597A
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Kiichiro Ito
紀一郎 伊藤
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Piolax Inc
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Piolax Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持するカップの数に応じて、使用状態が1
個用と2個用とに変更できるカップホルダーの提供。 【解決手段】 ハウジング1と該ハウジングに回動可能
に軸支されるホルダー体21とから成り、ハウジング
は、上面を含む隣接する二面が連続して開放された箱状
を呈し、ホルダー体は、上記開放二面を介してハウジン
グの内側に収まる大きさの箱状を呈し、隣接する二面の
一方に第一保持孔24を開設し、同他方に第二保持孔2
5を開設して、ホルダー体をハウジングの内側に回動し
た時には、上記第一保持孔をハウジング内で上面側に位
置させ、ホルダー体をハウジングの外側に回動した時に
は、第二保持孔をハウジング外で上面側に位置させるこ
とにより、1個のカップを保持する場合には、第一保持
孔を利用し、2個のカップを同時に保持する場合には、
第二保持孔とハウジング側に画成される空間Sを利用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個のカップを同
時に保持することのできるカップホルダーの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種カップホルダーとして、例
えば、特開平6−191340号公報に示すものが存す
る。該従来のカップホルダーは、具体的には図示しない
が、自動車の肘掛を構成する中空状ハウジングの一端部
側に窓部を開設し、該窓部の開口下縁に窓部を開閉する
蓋板をヒンジを介して回動可能に連設して、当該蓋板の
内側に筒状を呈するカップの第一保持部を一体に形成す
る一方、ハウジングの内部にスライド板をガイドレール
を介して出没可能に支持し、該スライド板に丸孔状を呈
するカップの第二保持部を形成して、当該スライド板と
上記蓋板とを一対のリンクアームを介して連動させる構
成となっている。
【0003】この為、従来にあって、カップホルダーと
して使用しない時には、上記蓋板をヒンジを介して窓部
を閉塞する方向へ回動すると、これと連動して、スライ
ド板がリンクアームを介してハウジングの中空内部に押
し込まれるので、後は、蓋板をロック手段を介して窓部
側にロックすれば、通常の肘掛としての使用が可能とな
る。
【0004】逆に、カップホルダーとして使用する時に
は、上記蓋板のロックを解いて、今度は、蓋板を窓部を
開放する方向へ回動すると、蓋板が水平状態に倒れて、
自身の第一保持部を上方に向かって露出させると同時
に、スライド板をリンクアームを介してハウジングの中
空内部から外方に引き出して、当該スライド板の第二保
持部をも露出させるので、後は、この露出した第一保持
部と第二保持部で、2個のカップを同時に保持すること
が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のカップ
ホルダーにあっては、その使用時に、2個のカップを同
時に保持する必要があるような場合には、上記した第一
保持部と第二保持部を利用することにより、2個のカッ
プを保持することが可能となるので、この点のみを捉え
れば、確かに、至便なものと言える。しかし、反面、従
来のカップホルダーの下では、1個のカップを保持する
だけで済むような場合でも、蓋板を窓部を開放する方向
へ回動させると、不用な第二保持部を有するスライダー
板も自動的に外方に引き出される訳であるから、このよ
うな場合には、逆に、蓋板とスライダ板の連動構造が禍
して、使い勝手が悪くなることは勿論であるが、特に、
使用状態における見栄えも自ずと悪くなってしまう。
又、カップ1個の使用時に、蓋板の回動と連動して不用
なスライダ板が引き出されることは、当該不用なスライ
ダ板側に異物や塵埃等が入り込み易いので、この点から
も、好ましいとは決して言えなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来のカ
ップホルダーが抱える課題を有効に解決するために開発
されたもので、請求項1記載の発明は、ハウジングと該
ハウジングに回動可能に軸支されるホルダー体とから成
り、ハウジングは、上面を含む隣接する二面が連続して
開放された箱状を呈し、ホルダー体は、上記開放二面を
介してハウジングの内側に収まる大きさの箱状を呈し、
その隣接する二面の一方に第一保持孔を開設し、同他方
に第二保持孔を開設して、ホルダー体をハウジングの内
側に回動した時には、上記第一保持孔がハウジング内で
上面側に位置し、ホルダー体をハウジングの外側に回動
した時には、第二保持孔がハウジング外で上面側に位置
する構成を採用した。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、ホルダー体がハウジングの内側に回動した状態
で、第一保持孔内に保持されたカップの外側方向への倒
れ込みを防止する手段と、当該カップの側部に衝突して
ホルダー体の外側への回動を阻止する手段とを備える構
成を採用した。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1を前提と
して、ホルダー体がハウジングの内側に回動した状態
で、第一保持孔内のカップの有無を検知して移動する手
段と、カップの存在を検知して移動した当該手段に係止
してホルダー体の外側への回動を阻止する手段とを備え
る構成を採用した。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1を前提と
して、ハウジングを取付体の空所内に固定されるアウタ
ーケース内に引き出し可能に支承する一方、ホルダー体
をアウターケースから引き出されたハウジングの外側に
回動した状態では、ハウジングのアウターケース内に対
する押し込みを阻止し、ホルダー体をアウターケースか
ら引き出されたハウジングの内側に回動した状態では、
ハウジングのアウターケース内に対する押し込みを許容
する手段を備える構成を採用した。
【0010】依って、請求項1記載の発明によれば、1
個のカップを保持する場合には、ホルダー体をハウジン
グの内側に回動すれば、上面側に位置する第一保持孔で
カップを保持でき、2個のカップを同時に保持する場合
には、逆に、ホルダー体をハウジングの外側に回動すれ
ば、上面側に位置する第二保持孔とハウジング側に画成
される空間とでカップを保持できるので、保持するカッ
プの数に応じた使用状態を個々に変更することが可能と
なる。従って、これにより、使い勝手や使用状態におけ
る外観上の見栄えが頗る向上する。
【0011】請求項2・3記載の発明によれば、1個の
カップを保持した使用状態において、カップに不測の外
力が加わったり、或いは、ホルダー体自体に不測の外力
が加わり、ホルダー体がハウジングの外側に回動しよう
としても、ホルダー体が誤って外側に回動することを有
効に防止できるので、ホルダー体の不測の回動に起因し
て、カップ内の液体が零れて、自動車室内を汚損する心
配がない。
【0012】請求項4記載の発明によれば、ハウジング
を取付体の空所内に固定されるアウターケースに引き出
し可能に支承した関係で、その不使用状態における外観
上の見栄えが向上することは勿論であるが、特に、ホル
ダー体をハウジングの内側に収めてアウターケース内に
押し込めるので、カップホルダー自体の収納スペースも
約半分で済む。又、2個のカップを保持した使用状態で
は、ハウジングがそのまま誤ってアウターケース内に押
し込まれることをも有効に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述する。まず、第一実施の形態に
係るカップホルダーは、自動車のインストルメントパネ
ルやフロア等の取付面に対する据付式として開発された
もので、図1に示す如く、上記取付面に固定される樹脂
製のハウジング1と、該ハウジング1に回動可能に軸支
される樹脂製のホルダー体21とから成る。
【0014】そして、前者のハウジング1は、隣接する
その上面と一側面が連続して開放された箱状を呈し、開
放側面の両側に存する両側壁1a・1aの開放口寄り下
部に一対の軸受部2を形成すると共に、両側壁1a・1
aの対向する内面に円弧軌跡状の段差部3を左右対称に
形成し、且つ、両側壁1a・1aの背壁1b寄り上端
に、U字状を呈するカップの倒れ防止バー4を回動可能
に嵌入する孔部5を形成する構成となっている。尚、底
壁1cに関しては、ホルダー体21の回動を円滑に保障
するために、軸受部2側の一部を除去するものとする。
【0015】後者のホルダー体21は、図2にも示す如
く、上記ハウジング1の内側にその開放二面を介して完
全に収められる一回り小さな相似形を呈する箱状を呈
し、その両側壁21a・21aの一端部寄りに上記軸受
部2に回動可能に嵌合する一対の軸部22を突設し、同
他端部寄りに上記段差部3に沿って移動する一対のガイ
ドピン部23を突設すると共に、両側壁21a・21a
間で隣接する二面の一方に角形を呈するカップの第一保
持孔24を開設し、同他方に丸形を呈するカップの第二
保持孔25を開設する構成となっている。尚、角形の第
一保持孔24と対向する側壁21bに関しては、その内
面側をカップの底部を載置する平坦面となし、外面側の
中央部に円弧面26を付与するものとし、丸形の第二保
持孔25と対向する側壁21cに関しては、内外面とも
平坦面となす。
【0016】従って、ハウジング1にホルダー体21を
組付ける場合には、予め、倒れ防止バー4の両端部を対
応する孔部5に嵌入して、ハウジング1の両側壁1a・
1aを拡開しながら、同両側壁1a・1aに形成されて
いる段差部3にガイドピン部23を臨ませて、ホルダー
体21の各軸部22をハウジング1の対応する軸受部2
に嵌合すれば、これにより、ホルダー体21がハウジン
グ1に回動可能に軸支される。
【0017】そして、このホルダー体21をハウジング
1の内側に回動すると、図3のAに示す如く、ホルダー
体21がハウジング1の内側に完全に収められて、ホル
ダー体21の角形を呈する第一保持孔24がハウジング
1内で上面側に位置し、ホルダー体21をハウジング1
の外側に回動すると、同図のBに示す如く、今度は、ホ
ルダー体21の丸形を呈する第二保持孔25がハウジン
グ1外で上面側に位置することとなる。
【0018】依って、第一実施の形態の下では、上記し
た組付け状態のまま、ハウジング1の背壁1b又は底壁
1cをインストルメントパネル(図示せず)等の取付面
に固定すれば、その使用が即座に可能となる訳である
が、既述したホルダー体21がハウジング1の内側に完
全に収められた姿勢は、コンパクトに折り畳まれた不使
用状態であると同時に、1個のカップを保持するための
使用状態となる。
【0019】即ち、ホルダー体21がハウジング1の内
側に収められた姿勢では、図示する如く、丸形の第二保
持孔25はハウジング1の背壁1bと対面して、角形の
第一保持孔24のみがハウジング1の開放された上面側
に位置しているので、当該第一保持孔24からカップC
を差し入れれば、図4に示す如く、カップCの底部は第
一保持孔24と対向する側壁21bの平坦内面上に載置
され、カップCの側部はホルダー体21の各側壁21a
・21a・21c・21dで支えられるので、これによ
り、1個のカップCを安定に保持することが可能とな
る。尚、カップCを保持しない時は、そのまま、小物入
れとして兼用することも可能である。
【0020】又、この1個のカップCを保持した使用状
態においては、カップCに不測の外力が加わったり、或
いは、ホルダー体21自体に不測の外力が加わると、ホ
ルダー体21がハウジング1の外側に回動する恐れが十
分に考えられるが、第一実施の形態の下では、図示する
如く、上記した倒れ防止バー4の存在によって、カップ
Cの外側への倒れ込みを防止できるので、これにより、
例え、ホルダー体21がいずれかの外力で外側に回動し
ようとしても、ホルダー体21の第二保持孔25が開設
されている側壁21dがカップCの側部に衝突して、ホ
ルダー体21が誤って外側へ回動することを間接的では
あるが確実に防止できる。従って、ホルダー体21の不
測の回動に起因して、カップC内の液体が零れて、自動
車室内を汚損する心配がない。
【0021】次に、2個のカップCを同時に保持する必
要が生じたような場合には、ハウジング1の内側に収め
られているホルダー体21を外側に90°回動すると、
既述した如く、今度は、ホルダー体21の丸形を呈する
第二保持孔25がハウジング1外で上面側に位置すると
同時に、ハウジング1側にもカップCを保持する空間S
が自動的に画成されることとなるので、後は、この第二
保持孔25とハウジング1側の空間S内にカップCを個
々に差し入れれば、図5に示す如く、2個のカップCを
同時に保持することが可能となる。
【0022】尚、第二保持孔25内に差し入れられたカ
ップCは、その底部が第二保持孔25と対向する側壁2
1c上に載置され、その側部が第二保持孔25の孔縁で
支持されることとなり、ハウジング1の空間S内に差し
入れられたカップCは、その底部がハウジング1の底壁
1c上に載置され、その側部がハウジング1の両側壁1
a・1aと背壁1bで支持されることとなるが、これに
加えて、ホルダー体21側の円弧面26によっても支持
されることとなるので、いずれにしても、2個のカップ
Cの安定した保持が保障できる。且つ、ホルダー体21
が円弧面26を有することは、これに加えて、全体をコ
ンパクトとなしながら、ハウジング1側の空間S内で大
径のカップCを保持することをも可能とする。
【0023】又、ホルダー体21をハウジング1の外側
に回動する時には、上記したホルダー体21の各ガイド
ピン部23がハウジング1の両側壁1a・1aに形成さ
れている段差部3に沿って移動することとなるので、ス
ムーズな回動が保障できることは勿論であるが、ガイド
ピン部23が段差部3の上端縁に衝突することにより、
ホルダー体21の回動位置を規制して、常に、ホルダー
体21を水平状態に位置決めできる。そして、2個のカ
ップCを保持する必要がなくなれば、再度、ホルダー体
21をハウジング1の内側に回動すれば、図3のAに示
す姿勢が即座に得られることとなる。
【0024】上記した第一実施の形態では、1個のカッ
プCを保持した使用状態において、ホルダー体21の外
側への回動を防止する手段に、ハウジング1側に回動可
能に設けられたカップCの倒れ防止バー4と、ホルダー
体21の第二保持孔25を開設した側壁21dとを利用
したものであるが、例えば、図6に示す如く、ハウジン
グ1の背壁1bの上下方向にガイド凹溝6を形成して、
当該ガイド凹溝6内に上部にロック長孔7aを形成し下
部に二叉状の腕8を固定した検知板7を昇降動可能に配
設して、該検知板7を付勢バネ9のばね圧で上方に付勢
する一方、ホルダー体21の第一保持孔24と対向する
側壁21bを開放すると共に、第二保持孔25が開設さ
れている側壁21d側にロック片27を突設して、第一
保持孔24内のカップCの存在を検知することにより、
ホルダー体21の回動を防止するように構成することも
可能である。尚、図中、10は上記二叉状の腕8の両端
部を固定する孔部である。
【0025】即ち、斯る構成の下では、第一保持孔24
にカップCを差し入れると、図7に示す如く、当該カッ
プCの底部で上記腕8がハウジング1の底壁1c側に押
し付けられるので、これにより、検知板7が付勢バネ9
のばね圧に抗して降下して、自身のロック長孔7aの孔
縁にホルダー体21のロック片27を係止するので、こ
れにより、例え、ホルダー体21が外側に回動しようと
しても、その回動を直接的に防止できる。逆に、第一保
持孔24からカップCを抜き取ると、検知板7が付勢バ
ネ9のばね圧でガイド凹溝6内を上昇して、自身のロッ
ク長孔7aの孔縁に対するロック片27の係止を解くの
で、ホルダー体21はハウジング1の外側に回動するこ
とが許容される。従って、やはり、カップCに不測の外
力が加わったり、ホルダー体21自体に外力が加わって
も、ホルダー体21がハウジング1の外側に誤って回動
することはない。
【0026】次に、第二実施の形態に係るカップホルダ
ーを説明すると、当該第二実施の形態のものは、例え
ば、コンソールボックスの後部座席側に設けられる引出
式に応用したものであるから、基本的には、上記第一実
施の形態におけるハウジング1とホルダー体21の存在
を前提としているが、異なるところは、図8に示す如
く、ハウジング1を引き出し可能に支承して、コンソー
ルボックスの空所内に固定される樹脂製のアウターケー
ス31を別に備える構成となっている。
【0027】これを詳しく説明すると、上記アウターケ
ース31は、内部にハウジング1を引き出し可能に支承
できる大きさの箱状を呈し、その両側外面にネジ止め用
のボス32を突設し、両側内面にコ字状のレール33を
連続して突設すると共に、開口寄りに設けられたストッ
パー壁34を残してそれ以外の上面を開放し、且つ、開
口寄りの底部にロック孔35を開設する構成となってい
る。
【0028】又、当該アウターケース31に支承される
ハウジング1に対しては、その背壁1b側に係止爪12
を有する延長壁11を一体に連設すると共に、当該延長
壁11を含めた両側壁1a・1aに上記各レール33内
を摺動する突条13を連続して突設し、且つ、背壁1b
の内面上部に対の凹部14を形成し、背壁1bの下部に
切欠口15を設けて、該切欠口15内に先端部が上記ア
ウターケース31のロック孔35に自動的に係止する揺
動レバー16を揺動可能に配設する構成となしている。
ホルダー体21に対しては、第二保持孔25と対向する
側壁21cに軸部22よりも下方に延びる把手28を一
体に垂設すると共に、第二保持孔25が開設されている
側壁21dの上縁に上記ハウジング1の各凹部14に弾
性的に係合する対の係合爪29を設ける構成となしてい
る。
【0029】依って、第二実施の形態の下では、ホルダ
ー体21をハウジング1の内側に収めた状態を得て、当
該ハウジング1をアウターケース31内に支承して、後
は、このアウターケース31をコンソールボックスBの
空所内に固定すれば、使用が可能となるが、その不使用
状態にあっては、図9に示す如く、第一実施の形態のも
のと異なり、ホルダー体21もハウジング1もアウター
ケース31内に収納されて外部に露出することがないの
で、不使用状態における外観上の見栄えが向上する。
【0030】そして、カップホルダーとして使用する時
には、ホルダー体21の把手28に指を掛けてアウター
ケース31からハウジング1ごと引き出せば良い訳であ
るが、1個のカップCを保持する場合には、図10のA
に示す如く、ハウジング1の延長壁11が有する係止爪
12がアウターケース31のストッパー壁34に衝突す
るまで引き出せば、第一実施の形態と同様に、ホルダー
体21の角形を呈する第一保持孔24がハウジング1の
開放された上面側に位置することとなるので、当該第一
保持孔24からカップCを差し入れれば、1個のカップ
Cを安定に保持することが可能となる。尚、この時点で
は、ホルダー体21の側壁21bで揺動レバー16の基
端部が押圧されて、その先端部はアウターケース31の
ロック孔35には未だ係止していない。
【0031】又、このハウジング1の引き出しに際して
は、既述した如く、ホルダー体21の把手28がその回
動支点となる軸部22よりも下方に位置しているので、
誤って、ホルダー体21がハウジング1の外側に回動す
る心配はないが、これに加えて、図10のBに示す如
く、ホルダー体21の係合爪29がハウジング1の凹部
14に係合しているので、この点からも、ホルダー体2
1の不測の回動を防止できる。
【0032】尚、この場合においても、1個のカップC
を保持する使用状態において、カップCに不測の外力が
加わったり、或いは、ホルダー体21自体に外力が加わ
ると、ホルダー体21がハウジング1の外側に回動する
恐れがあるので、具体的には図示しないが、やはり、第
一実施の形態における倒れ防止バー4や検知板7等の防
止機構を付設するものとする。
【0033】次に、2個のカップCを同時に保持する必
要が生じたような場合には、凹部14に対する係合爪2
9の係合を解きながら、ハウジング1の内側に収められ
ているホルダー体21を外側に90°回動すると、図1
1に示す如く、第一実施の形態と同様に、今度は、ホル
ダー体21の丸形を呈する第二保持孔25が上面側に位
置すると同時に、ハウジング1側にもカップCを保持す
る空間Sが自動的に画成されるので、後は、この第二保
持孔25とハウジング1側の空間S内にカップCを差し
入れれば、2個のカップCを同時に保持することが可能
となる。
【0034】又、この状態では、図示する如く、ホルダ
ー体21による揺動レバー16の干渉が解かれるので、
揺動レバー16の先端部がアウターケース31のロック
孔35に自動的に係止して、ハウジング1のアウターケ
ース31内への押し込みをロックしているので、2個の
カップCを保持したまま、ハウジング1が誤ってアウタ
ーケース31内に押し込まれることを有効に防止でき
る。従って、第二実施の形態にあっては、再度、ホルダ
ー体21をハウジング1の内側に回動して、揺動レバー
16の先端部のロック孔35に対する係止を解いて初め
て、カップホルダー自体の不使用状態が得られることと
なる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、1個のカップを保持する場
合には、ホルダー体をハウジングの内側に回動すれば、
上面側に位置する第一保持孔でカップを保持でき、2個
のカップを同時に保持する場合には、逆に、ホルダー体
をハウジングの外側に回動すれば、上面側に位置する第
二保持孔とハウジング側に画成される空間とでカップを
保持できるので、保持するカップの数に応じた使用状態
を個々に変更することが可能となる。従って、これによ
り、使い勝手や使用状態における外観上の見栄えが頗る
向上する。
【0036】請求項2・3の下では、1個のカップを保
持した使用状態において、カップに不測の外力が加わっ
たり、或いは、ホルダー体自体に不測の外力が加わり、
ホルダー体がハウジングの外側に回動しようとしても、
ホルダー体が誤って外側に回動することを有効に防止で
きるので、ホルダー体の不測の回動に起因して、カップ
内の液体が零れて、自動車室内を汚損する心配がない。
【0037】請求項4の下では、ハウジングを取付体の
空所内に固定されるアウターケースに引き出し可能に支
承した関係で、その不使用状態における外観上の見栄え
が向上することは勿論であるが、特に、ホルダー体をハ
ウジングの内側に収めてアウターケース内に押し込める
ので、カップホルダー自体の収納スペースも約半分で済
む。又、2個のカップを保持した使用状態では、ハウジ
ングがそのまま誤ってアウターケース内に押し込まれる
ことをも有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係るカップホルダー
を分解して示す斜視図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は図1
のB−B線断面図である。
【図3】(A)はホルダー体をハウジングの内側に回動
した状態を示す斜視図、(B)はホルダー体をハウジン
グの外側に回動した状態を示す斜視図である。
【図4】第一実施の形態において1個のカップを保持し
た状態を示す断面図である。
【図5】第一実施の形態において2個のカップを同時に
保持した状態を示す断面図である。
【図6】第一実施の形態の変形例を一部切欠して分解し
て示す斜視図である。
【図7】同変形例において1個のカップを保持した状態
を示す断面図である。
【図8】第二実施の形態に係るカップホルダーを分解し
て示す斜視図である。
【図9】第二実施の形態における不使用状態を示す要部
断面図である。
【図10】(A)は第二実施の形態において1個のカップ
を保持した状態を示す要部断面図、(B)は係合爪が凹
部に係合した状態を示す拡大説明図である。
【図11】第二実施の形態において2個のカップを同時に
保持した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 軸受部 3 段差部 4 倒れ防止バー 6 ガイド凹溝 7 検知板 7a ロック長孔 8 腕 9 付勢バネ 13 突条 15 切欠口 16 揺動レバー 21 ホルダー体 21d 第二保持孔が開設されている側壁 22 軸部 23 ガイドピン部 24 第一保持孔 25 第二保持孔 26 円弧面 27 ロック片 28 把手 31 アウターケース 33 レール 35 ロック孔 S ハウジング側に画成される空間 C カップ B コンソールボックス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと該ハウジングに回動可能に
    軸支されるホルダー体とから成り、ハウジングは、上面
    を含む隣接する二面が連続して開放された箱状を呈し、
    ホルダー体は、上記開放二面を介してハウジングの内側
    に収まる大きさの箱状を呈し、その隣接する二面の一方
    に第一保持孔を開設し、同他方に第二保持孔を開設し
    て、ホルダー体をハウジングの内側に回動した時には、
    上記第一保持孔がハウジング内で上面側に位置し、ホル
    ダー体をハウジングの外側に回動した時には、第二保持
    孔がハウジング外で上面側に位置するように構成したこ
    とを特徴とするカップホルダー。
  2. 【請求項2】 ホルダー体がハウジングの内側に回動し
    た状態で、第一保持孔内に保持されたカップの外側方向
    への倒れ込みを防止する手段と、当該カップの側部に衝
    突してホルダー体の外側への回動を阻止する手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載のカップホルダー。
  3. 【請求項3】 ホルダー体がハウジングの内側に回動し
    た状態で、第一保持孔内のカップの有無を検知して移動
    する手段と、カップの存在を検知して移動した当該手段
    に係止してホルダー体の外側への回動を阻止する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のカップホルダ
    ー。
  4. 【請求項4】 ハウジングを取付体の空所内に固定され
    るアウターケース内に引き出し可能に支承する一方、ホ
    ルダー体をアウターケースから引き出されたハウジング
    の外側に回動した状態では、ハウジングのアウターケー
    ス内に対する押し込みを阻止し、ホルダー体をアウター
    ケースから引き出されたハウジングの内側に回動した状
    態では、ハウジングのアウターケース内に対する押し込
    みを許容する手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載のカップホルダー。
JP29182597A 1997-10-09 1997-10-09 カップホルダー Pending JPH11115608A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042514A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 小島プレス工業株式会社 車両用カップホルダ

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JP2015042514A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 小島プレス工業株式会社 車両用カップホルダ

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