JPH11115014A - 金型冷却水冷却用クーリングタワー - Google Patents

金型冷却水冷却用クーリングタワー

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Publication number
JPH11115014A
JPH11115014A JP30662397A JP30662397A JPH11115014A JP H11115014 A JPH11115014 A JP H11115014A JP 30662397 A JP30662397 A JP 30662397A JP 30662397 A JP30662397 A JP 30662397A JP H11115014 A JPH11115014 A JP H11115014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
cooling water
air filter
mold
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP30662397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Murata
賢太郎 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gold Industries Co Ltd
Original Assignee
Gold Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Gold Industries Co Ltd filed Critical Gold Industries Co Ltd
Priority to JP30662397A priority Critical patent/JPH11115014A/ja
Publication of JPH11115014A publication Critical patent/JPH11115014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型冷却水への塵の混入を防止して金型内の
冷却用水の循環を確実にし、成型作業の能率低下を防止
する事ができる金型冷却水冷却用クーリングタワーを提
供すること。 【解決手段】 金型冷却水を冷却するためのクーリング
タワーであって、当該クーリングタワーのケーシング1
の下方に位置する吸気口3が細目の通気性材料からなる
エアーフィルタ2で覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば射出成形機
に於ける金型を冷却する目的で金型冷却水を使用する際
に、循環使用することによって高温となった冷却水を冷
却して温度を下げるためのクーリングタワーの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から射出成形機に於ける成形工程
は、周知のごとく先ず溶融した原料樹脂が金型中に圧入
され、次いで金型内に形成された冷却水循環通路に冷却
水を流入させて金型を冷却し、その後に金型によって付
与される所定の形状に冷却固化した樹脂製品を取り出
す。冷却水は唯一度使用するだけで新しい冷水を無尽蔵
に使用する事は許されないので、通常は一度使用した水
は循環させて再使用されるが、金型の加熱、冷却が頻繁
に繰り返して行はれるので水温が上昇し、冷却能力が低
下して作業能率を悪くしがちであった。この冷却能力の
低下を防止する目的で、冷凍器や空調設備に使用される
クーリングタワーを利用して高温となった冷却水を冷却
して温度を下げることが行われている。
【0003】冷却水を冷却するためのクーリングタワー
の構造及び作用を、図4に模式的に示した半断面図を基
にして、実施例と同一部分については同じ符合を使用し
て簡単に説明すると、上面が排気口1aとなっている円
筒形のケーシング1の中に、上から順にエリミネータ1
1、送風機(ファン)4、給水管5、散水パイプ6、充
填材(交換器フィン)7、消音マット8、水槽9及び水
槽9に連なる冷却水取出管10が装備されている。ケー
シング1の下方部分、即ち充填材(交換器フィン)6の
下端部から水槽8の上部近傍までが吸気口(ルーバと呼
称されている)3となっており、この吸気口3の部分に
はクーリングタワー内に異物が吸い込まれることを防止
する目的で金網12が張り巡らされている。尚、13は
送風機4駆動用のモータである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】成型作業によって高温
となった冷却水14は、給水管5を通じて散水パイプ6
に導かれ、散水パイプ6から充填材(交換器フィン)7
に散水されて、充填材(交換器フィン)7の作用で水膜
状若しくは水滴状となって、表面積が増大した状態で下
降する。一方排気口1aに装備された送風機(ファン)
4により下部の吸気口3から排気口1aに向かって空気
が流通し、充填材(交換器フィン)7の部分で前記水膜
状若しくは水滴状となった冷却水14に触れ、一部分を
蒸発させて気化潜熱により冷却水14の温度を低下させ
る。温度が低下した冷却水14は、水槽9に集まり、冷
却水取出管10を通って金型に戻る。
【0005】上記したクーリングタワーによって得られ
た冷却水を金型の冷却に使用する場合、前記した金型内
の冷却水循環通路は複雑で且つ精巧な金型内を通過する
ために極めて細く、小寸法の塵が冷却水に混入しただけ
で冷却水循環通路が詰まって金型冷却が不能となる欠点
があった。しかるに上記したクーリングタワーの吸気口
3、即ちルーバに張り巡らされている金網(若しくは鎧
張り)12は、一般には小鳥が入らない程度の荒さの網
目であるため相当な大きさの塵が吸い込まれがちであ
り、従って、従来のクーリングタワーで得られた冷却水
は吸い込まれた塵が冷却水中に容易に混入する可能性が
大きく、金型冷却水として使用するには不適当であると
いう解決すべき課題を有していた。
【0006】そこで本発明は上記従来例の有する課題を
解消する目的で、クーリングタワーの吸気口の部位に対
して工夫を加え、冷却水への塵の混入を防止して金型内
の冷却用水の循環を確実にし、成型作業の能率低下を防
止する事ができる金型冷却水冷却用クーリングタワーを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】該目的を達成する手段と
して講じた本発明の金型冷却水冷却用クーリングタワー
の構成を、実施例に於ける各部の名称と符合を使用して
説明すると、金型冷却水を冷却するためのクーリングタ
ワーであって、当該クーリングタワーのケーシング1の
下方に位置する吸気口3が細目の通気性材料からなるエ
アーフィルタ2で覆われている構造を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を実施するに際しては、ク
ーリングタワー本体は吸気口3の部位のエアーフィルタ
を除いて前記従来例と同一構造のクーリングタワーを使
用する。従来例で説明したクーリングタワーは向流式で
あるが、直交流式であってもよい。
【0009】エアーフィルタ2は連続気泡発泡樹脂の成
形品又はシート、その他不織布、フェルト等、通気性を
有する素材のシート又は板材を使用する。前記の素材が
自立性を有する場合は単独の成形ブロックとして製作
し、吸気口3を覆うように取り付けた構造としてもよい。
又は両面を金網で挟んだ構造とするか、或いは従来のル
ーバの表面をエアーフィルタ2で覆った構造としてもよ
い。
【0010】又、上記エアーフィルタ2を歯形とする事
でケーシング1の寸法が同じでありながら吸引面積が増
加し、吸気抵抗が低くなって冷却用空気の吸入量が増加
して冷却効率が大きくなると共に、エアーフィルタ2の
目詰まりに対するメンテナンスの負担が減少すると言う
特徴を有する。更に、エアーフィルタ2を枠体3bを用
いて着脱式とすることでメンテナンスが一層容易とな
り、維持費の低減を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の詳細を図示した各種の実施例に
基き説明する。図1は本発明の金型冷却水冷却用クーリ
ングタワーの第1実施例を示す斜視図。図2は同第1実
施例の半断面図、図3は第2実施例の斜視図である。
【0012】図1、図2に外形、構造を示す第1実施例
は、向流式と呼称されるクーリングタワーであって、内
部は図2に示すように上面が排気口1aとなっている円
筒形のケーシング1の中に、上から順にエリミネータ1
1、送風機(ファン)4、給水管5、散水パイプ6、充
填材(交換器フィン)7、消音マット8、冷却水取出管
10が取り付けられている水槽9が夫々設けられてい
る。又、13は送風機4を駆動するモータ、14は冷却
水である。
【0013】ケーシング1の下方部分、即ち充填材(交
換器フィン)6の下端部から水槽8の上部近傍までが吸
気口3となっており、この部分にエアーフィルタ2を保
形するルーバ3aが設けられ、当該ルーバ3aの表面に
不織布からなるエアーフィルタ2を巻き付けるような状
態で装備されている。エアーフィルタ2は上下端縁部を
枠体3bで周辺を固定され、金網3cで表面が保護され
ている。エアーフィルタ2の材料は上記不織布に限定さ
れること無く、フエルト、通気性発泡樹脂シート等を使
用することができる。尚、冷却水14(実線の矢印で表
示)、冷却風(一点鎖線の矢印で表示)の循環に関して
は従来例と同様である。
【0014】図3に第2実施例の外形を示す。この第2
実施例は上記エアーフィルタ2が放射状の歯形に成形さ
れた連続気泡発泡樹脂からなっており、その周囲が枠体
3bに取り付けられ、当該枠体3bによって吸気口3に
固定されている。この構造の採用により、ケーシング1
の寸法が同じでありながら吸引面積が増加し、吸気抵抗
が低くなって冷却用空気の吸入量が増加して冷却効率が
大きくなると共に、エアーフィルタ2の目詰まりに対す
るメンテナンスの負担が減少すると言う特徴を有する。
尚、前述の第1実施例と共に、枠体3bの機能によりエ
アーフィルタ2が簡単に着脱できるので、メンテナンス
が一層容易となり維持費の低減を図ることができる。
【0015】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう構成要件
を備え、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を
有する範囲内において適宜改変して実施することができ
るものである。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の金型冷却水冷却用クーリングタワーは、冷却用の
空気の吸気口をエアーフィルタで覆った構造であるか
ら、外気に含まれる塵は殆がエアーフィルタに阻止さ
れ、金型内の冷却水循環通路を閉塞させる可能性のある
塵が金型冷却水の中に混入する事はない。従って金型内
の冷却用水の循環を確実にして、成型作業の金型の過剰
な温度上昇を防止し、金型の過熱に起因する能率低下を
防止する事ができる。
【0017】本発明に使用するクーリングタワーはケー
シング並びに内部構造体は従来と殆ど同一であり、僅か
の改造を施すのみで簡単に入手、且つ使用する事ができ
るので、冷却用水を循環させて経済的に再利用すること
により、冷却用水の確保の地域による難易性に煩わされ
る事も無く、生産過程での能率的アップとコストダウン
を図る事ができるという効果を有するに至ったのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図。
【図2】第1実施例の半断面図。
【図3】第2実施例の斜視図。
【図4】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 エアーフィルタ 3 吸気口 4 送風機(ファン) 5 給水管 6 充填材(交換器フィン) 7 散水パイプ 8 消音マット 9 水槽 10 冷却水取出管 11 エリミネータ 13 送風機駆動モータ 14 冷却水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型冷却水を冷却するためのクーリング
    タワーであって、当該クーリングタワーのケーシング
    (1)の下方に位置する吸気口(3)が細目の通気性材料から
    なるエアーフィルタ(2)で覆われている金型冷却水冷却
    用クーリングタワー。
JP30662397A 1997-10-20 1997-10-20 金型冷却水冷却用クーリングタワー Pending JPH11115014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30662397A JPH11115014A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 金型冷却水冷却用クーリングタワー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30662397A JPH11115014A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 金型冷却水冷却用クーリングタワー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115014A true JPH11115014A (ja) 1999-04-27

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ID=17959327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30662397A Pending JPH11115014A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 金型冷却水冷却用クーリングタワー

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JP (1) JPH11115014A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100921674B1 (ko) 2009-07-02 2009-10-19 주식회사 하이옥스 밀폐형 냉각탑
JP2013519860A (ja) * 2010-02-15 2013-05-30 チプチュウォング、ノパラット 冷却システム用の複合コンデンシングユニット
KR101991876B1 (ko) * 2018-07-26 2019-06-24 한국건설기술연구원 옥외 냉각장치를 이용한 미세먼지 저감장치

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JP2013519860A (ja) * 2010-02-15 2013-05-30 チプチュウォング、ノパラット 冷却システム用の複合コンデンシングユニット
KR101991876B1 (ko) * 2018-07-26 2019-06-24 한국건설기술연구원 옥외 냉각장치를 이용한 미세먼지 저감장치

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