JPH11114921A - 木質材の製造方法 - Google Patents

木質材の製造方法

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Publication number
JPH11114921A
JPH11114921A JP29629297A JP29629297A JPH11114921A JP H11114921 A JPH11114921 A JP H11114921A JP 29629297 A JP29629297 A JP 29629297A JP 29629297 A JP29629297 A JP 29629297A JP H11114921 A JPH11114921 A JP H11114921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
split
wood
laminated
wood based
clamped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29629297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Inoue
宏夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP29629297A priority Critical patent/JPH11114921A/ja
Publication of JPH11114921A publication Critical patent/JPH11114921A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径木状の木質材料の有効利用を図り、表面
平滑性の優れた木質材を製造する方法を提供する。 【解決手段】 小径木状の木質材料を長手方向に切削し
て切削片を製造する第1工程と、切削片を凹凸を有する
ロールに通して繊維が連結した状態の板状体とする第2
工程と、板状体を更に長手方向に割裂して割裂細片とす
る第3工程と、割裂細片に接着剤を塗布した後、長手方
向に並列させて積層する第4工程と、第4工程で積層し
た割裂ロッド材を圧締装置によって圧締処理を行う第5
工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径木状の木質材
(木質パネルやその他の造作部材を含む)を製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】合板やLVL(単板積層板)を製造する
際、原木からロータリレースで単板を製造することにな
るが、刃物で原木の表面を剥ぐようにして加工するの
で、最終的には切削できない小径木が残ることになる。
これを有効活用するため、小径木を長手方向に割裂して
割裂細片を得て、これに接着剤を塗布して圧締成形して
パネルを製造している。このパネルは歩留りがかなり良
く、今まで破砕して燃料等としてしか使用できなかった
小径木の有効利用ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ネルは強度は有するが、表面平滑性が極めて悪く、芯材
や構造材以外には用途が限定されてしまうという問題が
あった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、
小径木状の木質材料の有効利用を図り、表面平滑性の優
れた木質材を製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の木質材の製造方法は、小径木状の木質材料を長手
方向に切削して切削片を製造する第1工程と、前記切削
片を凹凸を有するロールに通して繊維が連結した状態の
板状体とする第2工程と、前記板状体を更に長手方向に
割裂して割裂細片とする第3工程と、前記割裂細片に接
着剤を塗布した後、長手方向に並列させて積層する第4
工程と、前記第4工程で積層した割裂ロッド材を圧締装
置によって圧締処理を行う第5工程とを有している。ま
た、請求項2記載の木質材の製造方法は、請求項1記載
の方法において、前記第5工程の圧締処理は、最初に前
記割裂ロッド材をコールドプレスによって仮圧締した
後、更にホットプレスにて熱圧締することによって行っ
ている。
【0005】請求項1、2記載の木質材の製造方法にお
いては、切削片を更に凹凸を有するロールによって潰
し、繊維どうしが繋がった板状体として、更にこの板状
体を割裂して割裂細片としているので、成形された木質
材の表面に凹部は殆ど存在せず、表面平滑性が保持され
る。特に、請求項2記載の木質材の製造方法において
は、コールドプレスで仮圧締した後、ホットプレスで熱
圧締しているので、繊維の引き締まったより表面が平滑
な木質材を製造できる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。合板やLVLを製造する場合に発生
する小径木状の木質材料の一例である小径木(直径が約
10cm程度、長さが約2m程度)を多数本用意し、こ
れを鋸刃によって長手方向に切削して、切削片を得る。
この切削片は、断面が一辺5〜10mm程度の長方形の
割り箸状となっている。
【0007】次に、切削片を多数の凹凸を有するロール
に通して潰し、切削片の繊維どうしが連結された状態の
板状体を得る。前記ロールの歯は平歯車状となって、一
つの歯及び溝の幅は約1〜2mm程度であり、ロールの
直径は約100〜200mm程度である。板状体は厚み
が2〜5mm程度、幅は100〜200mmとなってい
る。板状体の繊維は押圧された状態でほぐされて連結さ
れている。この板状体を回転刃によって、割裂して割裂
細片を製造する。この割裂細片の断面は一辺が2〜5m
m程度の長方形となっている。
【0008】この割裂細片を乾燥機にかけて、180〜
200℃、風速10m/sec程度で5〜10分間乾燥
する。これによって、含まれている水分の大半は除去さ
れる。この後、割裂細片に重量比で10〜12%程度
(外分)のフェノール樹脂等からなる熱硬化性樹脂接着
剤をスプレー塗布する。そして、木質材の一例である木
質パネルを製造する場合には、スプレー塗布した割裂細
片を長手方向に並列させて一定の厚みに積層する。そし
て、積層された割裂ロッド材をコールドプレスに挿入し
て、10kgf/cm2 で約10分間仮圧締を行う。仮
圧締されたものをホットプレスに挿入して、10〜30
kgf/cm2 、温度160〜180℃で20〜30分
間熱圧締し、求める木質パネルを得る。なお、ここで、
木質材の一例である角材を製造する場合には、所定断面
形状の角形の型の中に接着剤を塗布した割裂細片を入れ
て、コールドプレス及びホットプレスにかけて、角材の
成形を行うことになる。
【0009】前記実施の形態においては、合板やLVL
を製造する場合に発生する小径木を原料として、木質材
を製造する方法について説明したが、木材として使用し
にくい間伐材や、ある程度加工して細くなった中古の木
材であっても本発明は適用される。また、前記実施の形
態においては、具体的に寸法や製造条件を記載している
が、本発明はこのような寸法や製造条件に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を変更しない程度の変形例や
改良例も本発明は適用される。
【0010】
【発明の効果】請求項1、2記載の木質材の製造方法
は、以上の説明からも明らかなように、小径木状の木質
材料は切削、割裂が行われ、特に切削片を凹凸を有する
ローラに通し、これによって木質構造が潰れているの
で、成形された木質材は著しい凹凸が殆ど存在せず、表
面平滑性が改善される。従って、木質パネルを製造でき
る他、角材も製造でき、更には製造された木質材をその
ままあるいは加工して造作部材として有効に利用でき
る。特に、請求項2記載の木質材の製造方法において
は、コールドプレス及びホットプレスを用いて木質材を
製造しているので、木質材の密度が向上すると共にその
平滑度も向上する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径木状の木質材料を長手方向に切削し
    て切削片を製造する第1工程と、 前記切削片を凹凸を有するロールに通して繊維が連結し
    た状態の板状体とする第2工程と、 前記板状体を更に長手方向に割裂して割裂細片とする第
    3工程と、 前記割裂細片に接着剤を塗布した後、長手方向に並列さ
    せて積層する第4工程と、 前記第4工程で積層した割裂ロッド材を圧締装置によっ
    て圧締処理を行う第5工程とを有することを特徴とする
    木質材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第5工程の圧締処理は、最初に前記
    割裂ロッド材をコールドプレスによって仮圧締した後、
    更にホットプレスにて熱圧締することによって行う請求
    項1記載の木質材の製造方法。
JP29629297A 1997-10-13 1997-10-13 木質材の製造方法 Pending JPH11114921A (ja)

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