JPH1111455A - しわ付き容器 - Google Patents

しわ付き容器

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Publication number
JPH1111455A
JPH1111455A JP15993597A JP15993597A JPH1111455A JP H1111455 A JPH1111455 A JP H1111455A JP 15993597 A JP15993597 A JP 15993597A JP 15993597 A JP15993597 A JP 15993597A JP H1111455 A JPH1111455 A JP H1111455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
flange
winding
edge
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP15993597A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiko Udo
英光 宇土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ECHO KK filed Critical TOYO ECHO KK
Priority to JP15993597A priority Critical patent/JPH1111455A/ja
Publication of JPH1111455A publication Critical patent/JPH1111455A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器外面の塗膜が容器外周に現れるように
し、かつ密閉性の良好なしわ付き容器を提供することで
ある。 【解決手段】 底壁21と、その周縁から立ち上る周壁
22と、周壁22の上端開口部から外側に延びるフラン
ジ23とのフランジ23の外周に設けられた縁巻き24
より成り、この縁巻き24をフランジ上面側に巻き込ま
れた外巻きにしたことを特徴とする。そして、この縁巻
き24をフランジ23とほぼ同一レベルにして、フラン
ジ23よりも突出しないようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、アルミニウム箔のよう
な金属箔をしわ成形した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のしわ付き容器には、普通開口部
外周縁に縁巻きが形成されている。この縁巻きは、図5
に示すように、いわゆる内巻き、即ち容器1のフランジ
2の下面側に縁巻き3の端縁3aが巻き込まれるように
なっている。このような縁巻き3においては、成形前の
ブランクの外面に例えば耐熱性塗膜2aを形成しておい
ても、図から明らかなように、フランジ2の外周に塗膜
2aが現れず、加熱中に特に熱が集中し易い容器1の外
周縁の耐熱性を損うばかりでなく、外観的に言っても、
塗膜2aの鮮かな色彩が縁巻き3に現れないため、やや
劣る問題がある。
【0003】さらに、図6及び図7に示すように、前記
縁巻き3は、容器本体部即ち底壁4及びその周縁から立
ち上る周壁5並びにフランジ2を雄型10aと雌型10
bによって成形した後、カーリングダイ11a、11b
を鎖線の位置から上昇させて、フランジ2から延びるマ
ージン3bを押し上げて折り曲げ、さらにカーリングダ
イ11a、11bを下降させると、次第にマージン3b
の先端からカールして終には図7のような縁巻き3が形
成される。このとき、縁巻き3の最上点とフランジ2と
の間には距離Lだけの差が生じる。この距離Lはほぼ縁
巻き3の半径に等しい。即ちフランジ2よりも縁巻き3
が上方に突出することになる。
【0004】上記突出部は、例えば蓋を嵌合したり、シ
ュリンク蓋を熱収縮させて取り付ける際に蓋の密閉性を
損う原因となる。この突出をなくすためにカーリングダ
イ11a、11bを図7の位置よりもさらに下降させる
ことが考えられるが、一般のカーリングダイは、成形型
10a、10bと同じレベルで停止するようになってい
るのが普通であり、また仮りにそれよりも下降可能にし
ても、縁巻き3を押しつぶすように変形させるだけであ
る。
【0005】
【発明の課題】そこで、この発明の第1の課題は、塗膜
が容器外周縁にも現れるようにすることであり、第2の
課題は密閉性を向上させることである。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、底壁と、その周縁から立ち上る周壁と、周壁の
上端開口部から外側に延びるフランジと、このフランジ
外周に設けられた縁巻きからなる容器において、前記縁
巻きをフランジ上面側に巻き込まれる外巻きにしたこと
を特徴とする。
【0007】上記容器の外面に塗膜を設け、その塗膜が
前記縁巻きの外面に現れるようにしておくと、容器外周
の耐蝕性、耐熱性等が向上する。
【0008】前記縁巻きを前記フランジと実質的に同一
レベルにしておくと、蓋等の密着性が向上し、密閉性を
高めることができる。
【0009】前記縁巻きとフランジとの間にトラップ溝
を形成しておくと、遺漏した液体を捕捉することができ
る。
【0010】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0011】図1及び図2に、アルミニウム箔製しわ付
き絞り成形容器を示す。図示のように、しわ付き容器2
0は、底壁21と、この底壁21の周縁から立ち上る周
壁22と、周壁22の上端開口部から外側に延びるフラ
ンジ23と、このフランジ23の外周に設けられた縁巻
き24より成る。
【0012】上記縁巻き24は、図3に示すように、外
巻き、即ちフランジ23の上面側に端縁24aが巻き込
まれている。このようにすると、容器20の外面に塗膜
20aが形成されていた場合、縁巻き24の外面にも塗
膜20aが現れ、容器周縁部の耐食性や耐熱性を高める
ことができ、また彩色した縁取りが現れるので外観的に
も好ましい。さらに、しわ付き容器においては、容器の
外周近辺に特にしわが多く形成されるため、縁巻き24
とフランジ23の外周縁との間に隙間23aが形成さ
れ、この隙間23aがトラップ溝となって、フランジ2
3の上面を伝って遺漏してきた液体を縁巻き24の空間
内に捕捉することができる。なお、縁巻き24の巻き締
め状態をコントロールすることによって、隙間23aの
大きさを調節することができる。
【0013】また、図4に示すように、縁巻き24を外
巻きにした場合、フランジ23と縁巻き24を鎖線で示
すようにほぼ同一レベル、即ち縁巻き24がフランジ2
3よりも上方に突出しないようにすることが可能であ
る。その理由は、外巻きの場合、当初、カーリングダイ
12a、12bは、内巻きの場合と同様に(図6鎖線参
照)成形型10、10bと同じレベルに配置されてお
り、成形型10a、10bによって容器の底壁21と周
壁22が成形された後、内巻きの場合とは逆にカーリン
グダイ12a、12bが所定位置まで下降し、次いで上
昇して図4のように縁巻き24を形成するが、上死点の
手前で停止させれば図のように縁巻き24をフランジ2
3から突出しないようにすることができる。内巻きの場
合は、図7に示すように、カーリングダイ11a、11
bが下降しながら縁巻きを形成する為、下死点の手前で
停止させると余計縁巻きがフランジより突出することに
なり、フランジから突出しない縁巻きを形成することが
できない。
【0014】上記のように縁巻き24をフランジ23と
ほぼ同一レベルにすることによって、シュリンク蓋や被
せフィルムで開口部を封止する際の密閉性を高めること
ができる。
【0015】しわ付き容器20は、絞り成形に限らず、
他の成形方法で成形してもよい。また容器20の材料
は、アルミニウム箔が一般的であるが、他の金属箔でも
よいし、金属箔と紙やプラスチックシートとの複合材で
もよい。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、しわ
付き容器の縁巻きを外巻きにしたので、容器材料の外面
に予め塗膜が形成されている場合、その塗膜が縁巻きの
外面に現れ、容器外周の耐蝕性や耐熱性を向上させるこ
とができ、また彩色した縁取りが容器外周に現出して外
観的にも好ましい。
【0017】さらに、縁巻きとフランジとの間にトラッ
プ溝が形成されるので、遺漏した液体を捕捉して外部に
漏れるのを防止することができる。
【0018】そのほか、縁巻きとフランジをほぼ同一レ
ベルにすれば、容器開口部を閉じる蓋などの密着性が良
くなり、容器の密閉性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の容器の一例を示す断面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の部分拡大断面図
【図4】容器の成形方法を示す部分拡大断面図
【図5】従来のしわ付き容器を示す部分拡大断面図
【図6】従来の容器の成形方法を示す部分拡大断面図
【図7】同上の成形完了状態を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
1 しわ付き容器 2 フランジ 2a 塗膜 3 縁巻き 3a 縁巻きの端縁 3b マージン 10a、10b 成形型の雄型と雌型 11a、11b カーリングダイ 12a、12b カーリングダイ 20 しわ付き容器 20a 塗膜 21 底壁 22 周壁 23 フランジ 23a トラップ溝 24 縁巻き 24a 縁巻きの端縁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、その周縁から立ち上る周壁と、
    周壁の上端開口部から外側に延びるフランジと、このフ
    ランジ外周に設けられた縁巻きから成る容器において、
    前記縁巻きをフランジ上面側に巻き込まれる外巻きにし
    たことを特徴とするしわ付き容器。
  2. 【請求項2】 外面に塗膜を有し、その塗膜が前記縁巻
    きの外面に現れていることを特徴とする請求項1に記載
    のしわ付き容器。
  3. 【請求項3】 前記縁巻きが前記フランジと実質的に同
    一レベルになっていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のしわ付き容器。
  4. 【請求項4】 前記縁巻きとフランジとの間にトラップ
    溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のしわ付き容器。
JP15993597A 1997-06-17 1997-06-17 しわ付き容器 Pending JPH1111455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15993597A JPH1111455A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 しわ付き容器

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JP15993597A JPH1111455A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 しわ付き容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1111455A true JPH1111455A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15704377

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JP15993597A Pending JPH1111455A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 しわ付き容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4555887B1 (ja) * 2009-11-12 2010-10-06 株式会社山田工作所 シート成形金型および抜き型ならびにシート成形容器
WO2016093101A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 東罐興業株式会社 容器及び容器の製造方法
JP2017007107A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 東罐興業株式会社 カール部付き紙製容器の成形方法

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