JPH11114047A - 光触媒エレメントおよび空気清浄装置 - Google Patents

光触媒エレメントおよび空気清浄装置

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JPH11114047A
JPH11114047A JP9282297A JP28229797A JPH11114047A JP H11114047 A JPH11114047 A JP H11114047A JP 9282297 A JP9282297 A JP 9282297A JP 28229797 A JP28229797 A JP 28229797A JP H11114047 A JPH11114047 A JP H11114047A
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JP
Japan
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filter
photocatalyst
reinforcing member
ventilation surface
photocatalytic
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Application number
JP9282297A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kakimoto
明久 柿本
Shunichi Nunokawa
俊一 布川
Yasuhiro Oda
康弘 小田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光触媒を用いた空気清浄装置では、光触媒エレ
メントが撓むと、その近傍に配置された光源を破損する
虞がある。 【解決手段】本空気清浄装置の光触媒エレメント25で
は、通気面51cを有する板状の光触媒担持体51を横
断して、補強部材52を設けて、通気面51cに直交す
る方向に関する光触媒担持体51の中央部の撓みを防止
する。補強部材52は、光触媒担持体51を構成する複
数のハニカム構造体54同士を連結する。補強部材52
には、通気面51cから突出する突起部52aがあり、
ロールフィルタ23と当接して、ロールフィルタ23の
弛みを規制しつつ、静電フィルタ23aを対向極板部3
2の格子状部32dに接地させる。 【効果】弛みに起因する圧力損失や集塵効率低下を防
止。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光触媒を用いて空気中の臭い
成分等の汚染物質を浄化することのできる空気清浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光脱臭機能を備えた空気清浄
装置が知られている(例えば、特開平1─234729
号公報等)。このような空気清浄装置では、光源から発
した紫外線が光触媒を励起させることによって、例え
ば、臭気成分が分解されて、臭いを除去することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光触媒は、光触媒担持
体に担持されている。この光触媒担持体としては、通気
流と触れる面積ができるだけ広いことが好ましく、例え
ば、多数の通気孔を有する、いわゆるハニカム構造体を
含むものが考えられる。このハニカム構造体を複数個並
べて一枚板状に配置することによって、光触媒エレメン
トを構成することができる。この光触媒エレメントは、
光触媒担持体の通気面を光源に対向するようにして配置
される。
【0004】ところで、上述のハニカム構造体は、例え
ば、酸化チタンを含浸させた塩化ビニル製の平板と波形
板とを交互に積層して構成され、中央部で撓みが生じ易
い傾向にある。また、光触媒エレメントは、光源に接近
して配置されており、メンテナンス時等に、ユーザが光
触媒エレメントの中央部を押したりすると、光触媒エレ
メントが撓んでしまい、光源に接触する結果、光源が破
損してしまう虞がある。
【0005】また、このような不具合を防止するため
に、空気清浄装置の構造が複雑化したり、他の不具合を
招くことは回避したい。また、光触媒エレメントの他
に、柔軟性のあるシート状フィルタが、光触媒エレメン
トに対して、風路中の上流側に配置される場合がある。
このシート状フィルタは、風圧を受けて、撓みを生じる
ことが想定され、その結果、次の不具合を生じることが
想定される。すなわち、シート状フィルタが光触媒エレ
メントに接触すると、風路の圧力損失が増加してしま
う。また、シート状フィルタが、例えば、接地金網の下
流側面に接する静電フィルタの場合には、シート状フィ
ルタが風圧で撓むことによって、静電フィルタが接地金
網から離れてしまい、このため、静電フィルタに不要な
電荷が蓄積されて、静電フィルタの集塵効率が低下して
しまう。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、上述の技
術的課題を解決し、剛性が高い光触媒エレメントを提供
することである。また、本発明の第2の目的は、上述の
光触媒エレメントを用いて、その一の面に対向して配置
されるシート状フィルタの撓みに起因する不具合を防止
できる空気清浄装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明の光触媒エレメントは、通気
面を有する板状の光触媒担持体と、この光触媒担持体の
通気面を横断して配置され、通気面と直交する方向に関
して光触媒担持体の撓みを防止する補強部材とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、以下の作用を奏する。
すなわち、通気面を横断する補強部材は、光触媒担持体
の中央部の撓みを防止できるので、剛性の高い光触媒エ
レメントを得ることができる。従って、万一、光触媒エ
レメントが押されたりしたとしても、撓み難いので、光
源との接触を防止できる結果、光源の破損を防止でき
る。
【0009】請求項2にかかる発明の光触媒エレメント
は、請求項1記載の光触媒エレメントにおいて、上記光
触媒担持体は、通気面に開口する多数の通気孔を有する
複数のハニカム構造体を通気面に沿って並べて構成さ
れ、上記補強部材は、隣接するハニカム構造体同士を互
いに連結することを特徴とする。この構成によれば、請
求項1記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏す
る。すなわち、補強部材は、弱くなる傾向にあるハニカ
ム構造体同士の連結部を補強できるので、光触媒担持体
の撓みを確実に防止することができる。また、補強部材
を、連結のための部材に兼用できるので、構造を簡素化
できる結果、安価にすることができる。
【0010】請求項3にかかる発明の空気清浄装置は、
請求項1または2記載の光触媒エレメントにおいて、上
記補強部材は、隣接するハニカム構造体の隣接する一対
の縁部をそれぞれ嵌め入れる一対の溝部を有することを
特徴とする。この構成によれば、請求項1または2記載
の発明の作用に加えて、補強部材の溝部が隣接する縁部
を嵌め入れているので、隣接するハニカム構造体同士の
間で、通気面と直交する方向の位置ずれを防止すること
ができる結果、光触媒担持体の撓みをより一層確実に防
止することができる。
【0011】なお、ハニカム構造体の縁部は、溝部内に
接着固定してもよいし、各ハニカム構造の通気面に跨が
る接着テープを用いて互いに固定してもよい。請求項4
にかかる発明の空気清浄装置は、請求項1乃至3の何れ
かに記載の光触媒エレメントと、この光触媒エレメント
の光触媒担持体の一の通気面に対向するシート状フィル
タとを備え、上記光触媒エレメントの補強部材は、上記
光触媒担持体の上記一の通気面から突出して、上記一の
通気面とシート状フィルタとの間の間隔を規制する突起
部を有することを特徴とする。
【0012】この構成によれば、請求項1乃至3の何れ
かに記載の発明の作用に加えて、光触媒担持体の通気面
とシート状フィルタとの間の間隔が、突起部によって規
制されるので、シート状フィルタが光触媒担持体に密着
することを防止できる結果、密着に起因する圧力損失を
防止できる。請求項5にかかる発明の空気清浄装置は、
請求項4記載の空気清浄装置において、上記シート状フ
ィルタは静電フィルタを含み、シート状フィルタを挟ん
で、光触媒エレメントの補強部材の突起部と反対側に配
置され、上記静電フィルタに接触してこれを接地させる
接地部材をさらに備えたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、請求項4記載の発明の
作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、静電フ
ィルタは、接地部材によって接地されたときに、効率よ
く塵埃を捕獲することができる。静電フィルタが接地部
材から遠ざかるような、静電フィルタの弛みを突起部に
よって防止できるので、静電フィルタは接地部材と確実
に接触して接地することができる結果、接地不良に起因
する静電フィルタの集塵効率低下を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ説明する。以下では、光触媒が汚染物
質を浄化する機能と、イオン化による塵埃除去機能とを
有した空気清浄装置1を例に説明する。図1は、本発明
の一実施の形態の空気清浄装置の分解斜視図である。
【0015】空気清浄装置1は、内部に空気風路を区画
する箱状のハウジング10を備えている。ハウジング1
0内に、以下の各部が、前方より空気風路に沿って順に
配置されている。すなわち、比較的大きなごみや塵を除
去するためのプレフィルタ21と、空気風路に沿う流れ
(通気流)中の塵埃粒子をイオン化部22でイオン化し
て集塵部としてのロールフィルタ23で吸着する集塵エ
レメント24と、光触媒を保持するための光触媒エレメ
ント25と、光触媒エレメント25に紫外線を照射して
光触媒を励起させることによって汚染物質を浄化させる
ための光源26と、所定の方向の通気流を生成するため
のシロッコファン等の送風ファン27とが備えられてい
る。
【0016】ハウジング10は、前面に吸込口11aを
有して空気風路の上流部分を区画する前ケース11と、
前ケース11の後方に設けられた後ケース12とを有し
ている。後ケース12は、空気風路の下流部分を区画し
ている。後ケース12の前面には、収容凹部12aが形
成されている。収容凹部12a内には、前方より順に、
集塵エレメント24、光触媒エレメント25、光源26
が着脱自在に取りつけられ、収容凹部12aの内奥部に
送風ファン27が取りつけられて、その後方に吹出口
(図示せず)が設けられている。
【0017】空気風路は、吸込口11aから、前ケース
11内、後ケース12内を前から後ろへ流れて吹出口に
至る風路である。図2は、図1の空気清浄装置の集塵エ
レメントと、光触媒エレメントと、光源との概略構成の
断面平面図である。集塵エレメント24は、イオン化部
22を構成する各部、すなわち、通気流方向と直交する
方向に延び且つ互いに平行な複数の放電線としてのイオ
ン化線33と、これらのイオン化線33を挟んで対向配
置された各一対の対向極板32aを含む対向極板部32
とを備えている。イオン化部22は、コロナ放電により
生成するイオンシャワーにより通気流中の塵埃粒子を帯
電させる。なお、対向極板部32は接地されている。ま
た、集塵エレメント24のロールフィルタ23は静電フ
ィルタ23aを含んでおり、静電フィルタ23aが、イ
オン化部22で帯電された塵埃粒子を電気的に吸着する
ことができる。
【0018】また、ロールフィルタ23は、脱臭フィル
タ23bを含んでおり、ここには後述する光触媒が担持
されている。光触媒エレメント25は、紫外線の照射を
受けて臭い成分等を分解する光触媒を、複数の通気孔5
1aを有するハニカム構造体54等で構成された光触媒
担持体51の表面または内部に担持している。
【0019】光源26は、例えば、直管型の冷陰極型蛍
光ランプであり、複数が設けられている。この光源26
は、波長320〜420nmの光を発することができ、
人体への悪影響が無く、しかも、TiO2 、ZnO等の
光触媒を活性化させて効率よく汚染物質を浄化すること
ができる。冷陰極型蛍光ランプは、熱陰極型蛍光ランプ
に比べて一般に小型であり、直径1〜5mmのものも使
用できて、細管で直径15mm程度である熱陰極型蛍光
ランプに比べて格段に細い。
【0020】この空気清浄装置1によれば、送風ファン
27を運転すると、空気は、吸込口11aから吸い込ま
れ、上述の空気風路を流れる間に、プレフィルタ21で
比較的大きな塵埃が捕獲され、細かな塵埃がイオン化部
22で帯電されて静電フィルタ23aで捕獲され、臭い
成分等の汚染物質が光触媒エレメント25および脱臭フ
ィルタ23bで浄化される。このようにして浄化された
空気が、吹出口から吹き出される。
【0021】以下、詳細に説明する。図3は、図1の光
触媒エレメントの一部断面斜視図である。光触媒エレメ
ント25は、通気面51cを有する板状の上述した光触
媒担持体51と、この光触媒担持体51の通気面51c
を横断して配置された補強部材52とを備えている。光
触媒エレメント25は、正面視で略矩形に形成されてお
り、その周縁部を含むほぼ全面に光触媒担持体51が配
置されている。補強部材52は、光触媒担持体51の上
端部から下端部にかけて上下方向に延びて配置されてい
る。また、補強部材52は、光触媒担持体51の中央を
通る位置、および左右方向に距離を隔てて、複数箇所、
例えば、3箇所に配置されている。この補強部材52
は、通気面51cと直交する方向である前後方向に関し
て光触媒担持体51の撓みを防止することができる。な
お、図3には、2個の補強部材52と3個のハニカム構
造体54とを含む光触媒エレメント25部分を図示し
た。
【0022】このように、通気面51cを横断して延び
る補強部材52は、光触媒担持体51の略中央部の撓み
を防止できるので、剛性の高い光触媒エレメント25を
得ることができる。また、補強部材52は、光触媒担持
体51の一端から他端にかけて連続して一体に形成され
ているので、撓みを確実に防止することができる。ま
た、補強部材52は、光触媒担持体51の中央を含む複
数箇所にあるので、撓みを確実に防止することができ
る。
【0023】光触媒担持体51は、通気面としての表面
および裏面に多数の通気孔を有する複数のハニカム構造
体54を有しており、これらの複数のハニカム構造体5
4の表面を通気面51cに沿わせて、例えば、複数のハ
ニカム構造体54を左右方向に並べて構成されている。
隣接するハニカム構造体54同士は、その間に配置され
た補強部材52を介して互いに連結されている。また、
隣接するハニカム構造体54同士は、補強部材52を介
してそれぞれ接着固定されている。なお、隣接するハニ
カム構造体54同士を、その通気面に跨がって配置さ
れ、その表裏の両面の上下両端部に貼られた接着テープ
53によって互いに接合している。
【0024】各ハニカム構造体54は、例えば、塩化ビ
ニル樹脂で形成された、互いに平行な多数の平板54a
と、隣接する上記平板54a間に配置された波形板54
bとを含んでいる。ハニカム構造体54は、平板54a
と波形板54bとを交互に多数積層して、積層する方向
に延びた表面および裏面を有する板状に形成され、表面
および裏面に開口する多数の通気孔51aを有してい
る。これら平板54aおよび波形板54bの表面または
内部に、光触媒が担持されている。
【0025】光触媒は、紫外線等の光を吸収し、そのエ
ネルギを反応物質に与えて化学反応を起こさせる物質を
意味する。この光触媒が有する主な機能としては、臭
い成分の除去による脱臭機能や、臭い成分でない汚染
物質を分解する機能や、微生物の殺菌やウィルスの不
活化を行なう機能(いわゆる殺菌、抗菌機能)等も含ま
れるが、これらの機能は、何れも光触媒の有する酸化分
解機能によって達成されるものである。
【0026】ここで、酸化分解機能を有する光触媒とし
ては、アナタース型の結晶構造を持つ酸化チタン(Ti
2 )を例示することができる。このアナタース型の結
晶構造を持つ酸化チタンであれば、弱い紫外線でも高い
浄化能力を発揮できる点で好ましい。また、酸化亜鉛
(ZnO)および酸化タングステン(WO3 )等を用い
てもよい。
【0027】補強部材52は、断面H字状の棒状部材で
あり、隣接するハニカム構造体54同士の間に介在する
部分52bと、この介在する部分52bの前端部にあっ
てハニカム構造体54表面に沿う部分52cと、介在す
る部分52bの後端部にあってハニカム構造体54裏面
に沿う部分52dとを有している。介在する部分52b
は、両ハニカム構造体54の平板54aに接している。
これらの各部によって、補強部材52は、ハニカム構造
体54の縁部を嵌め入れるための溝部52eを左右に一
対で区画しており、この一対の溝部52eにハニカム構
造体54をそれぞれ嵌めて、隣接するハニカム構造体5
4同士を互いに連結することができる。また、一対の溝
部52eは、隣接するハニカム構造体54の縁部を、沿
う部分52c,52dによって案内して、通気面51c
と直交する方向に位置決めできるので、隣接するハニカ
ム構造体54間の位置ずれを防止することができる。
【0028】このように、補強部材52は、撓み易い傾
向にある隣接するハニカム構造体54同士の連結部を補
強できるので、光触媒担持体51の撓みをより一層確実
に防止することができる。特に、補強部材52は、ハニ
カム構造体54の端部と嵌まり合うことができるので、
連結部の剛性を高くできる結果、撓みをより一層確実に
防止することができる。さらに、補強部材52は一対の
溝部52eで隣接するハニカム構造体54間の位置ずれ
を防止できるので、撓みをより一層確実に防止すること
ができる。また、補強部材52の断面形状は、通気面5
1cと直交する方向に延びる部分、例えば、介在する部
分52bを有しているので、撓み難くて好ましい。な
お、補強部材52の断面形状は様々に考えることがで
き、例えば、T字状、L字状も考えられる。
【0029】補強部材52は、集塵エレメント24側の
通気面51cと、ロールフィルタ23との間の間隔(図
2のD)を規制する突起部52aを備えている。突起部
52aは、集塵エレメント24側にある光触媒担持体5
1の通気面51cから予め定める所定距離(D)、前方
に突出して、補強部材52の略全長にわたって上下方向
に延びて一体に形成されている。ここで、突起部52a
の突出量(D)は、弛んだロールフィルタ23が突起部
52aの先端に当接したときに、圧力損失を防止できる
ように、突起部52aと当接していないロールフィルタ
23部分が光触媒エレメント25の通気面51cに密着
しないようにして、設定されている。なお、突起部52
aは、間欠的に設けられていてもよい。
【0030】光触媒エレメント25は、図1と図2に示
すように、空気清浄装置本体としての後ケース12の収
容凹部12a内に着脱可能に取りつけられている。光触
媒エレメント25の周縁部が、後ケース12の前面に支
持されている。光触媒エレメント25の後方に、光源2
6が配置され、また、光触媒エレメント25の前方に、
集塵エレメント24が配置されている。この状態で、光
触媒エレメント25と使用領域のロールフィルタ部分2
3dとは対向しており、この部分23dの一部が補強部
材52の突起部52aの先端に当接している。
【0031】このように、突起部52aは、通気面51
cとロールフィルタ23との間の間隔が、予め定める距
離以下になることを規制することができるので、仮に、
ロールフィルタ23に弛みが生じたとしても、ロールフ
ィルタ23と光触媒エレメント25とが密着することを
防止できる。特に、突起部52aは、ロールフィルタ2
3に当接しているので、ロールフィルタ23の弛みを確
実に防止できる結果、ロールフィルタ23と通気面51
cとの密着を確実に防止することができる。
【0032】図4は、図1の空気清浄装置の集塵エレメ
ントの斜視図であり、ロールフィルタを取り外した状態
を後方から見たものである。図4と図2を参照する。ロ
ールフィルタ23は、上述の静電フィルタ23aと、上
述の脱臭フィルタ23bとを含み、シート状の両フィル
タを重ね合わせ、熱融着パウダーによる熱融着やニード
ルパンチによって接合して構成されている。静電フィル
タ23aとしては、例えば、目付50g/m2 のポリオ
レフィン系の帯電性不織布を用いることができる。脱臭
フィルタ23bは、例えば、目付70g/m2 のポリエ
ステル系不織布に、上述した光触媒がコーティングされ
たものである。
【0033】また、ロールフィルタ23は、集塵エレメ
ント24のケーシング31のカセット部31aに装着さ
れている。この状態では、ロールフィルタ23は、シー
ト状のものが管状の巻芯23eの回りに巻き取られた部
分であるロール23cと、このロール23cから繰り出
された使用領域のロールフィルタ部分23dとを含んで
いる。ロール23cは、カセット部31aのロール収容
部31cに収容されており、ロール23cから繰り出さ
れた使用領域のロールフィルタ部分23dは、シート状
に延びた状態で通気流に対して直交するように配置され
ている。また、この使用領域のロールフィルタ部分23
dでは、静電フィルタ23aがイオン化部22に面する
ようにして配置されている。
【0034】集塵エレメント24は、図1と図4に示す
ように、その外形を区画するケーシング31を備えてい
る。ケーシング31の前面側部分にイオン化部22が設
けられ、また、側面部に着脱用の把手31bが形成され
ている。また、ケーシング31の後面側部分は、カセッ
ト部31aを有しており、このカセット部31aにロー
ルフィルタ23が取りつけられている。
【0035】ケーシング31は、収容凹部12aに収容
された状態で正面視で矩形状であって、前後方向の厚み
の薄い略箱状に形成されている。ケーシング31は、上
縁部31fと、上縁部31fの左右両端から下垂する一
対の側縁部31gと、両側縁部31gの下部同士を接続
する下板部31hと、下板部31hおよび上縁部31f
を互いに接続する断面略T字状の複数の格子部31iと
を有している。これら各部は一体に樹脂材料で形成され
ている。
【0036】ケーシング31の前面側部分に、イオン化
線33と対向極板部32とが位置決めされて取り付けら
れており、イオン化部22が構成されている。すなわ
ち、対向極板部32は、矩形波断面の略波板状に形成さ
れた導電性板からなる。対向極板部32は、通気流方向
に沿って延びた各一対の対向極板32aを含む複数の凹
条32bと、この凹条32bの底部(図2では右側に位
置している)を構成すると共に相対向する一対の対向極
板32aの通気流方向下流側の端縁同士を連結する格子
状部32dと、この格子状部32d内に区画される多数
の貫通孔32cとを有している。凹条32bは隣接する
格子部31iの間に配置され、上下方向に延びている。
また、凹条32b内にイオン化線33が上下方向に張設
されている。貫通孔32cが上述した空気風路の一部と
なり、イオン化線33の周囲を通気流が通過することが
できる。
【0037】カセット部31aは、表裏に位置する第1
の面31xおよび第2の面31yを有する形状に形成さ
れて、これらの両面を貫いて通気流が流れるように構成
されている。使用領域のロールフィルタ部分23dは、
第2の面31yに沿って配置されている。具体的には、
第1の面31xは、カセット部31aとイオン化部22
との境界にある仮想面であり、イオン化部22と対向し
て対向極板部32の後面に沿っている。第2の面31y
はケーシング31の後面である。
【0038】カセット部31aは、第2の面31yに沿
って使用領域のロールフィルタ部分23dを支持する使
用領域保持部31dと、第2の面31yの端部に形成さ
れてロール23cを収容するロール収容部31cとを備
えている。ロール収容部31cでは、ケーシング31の
下板部31hが、断面半円状に形成されて凹部を区画し
ている。この凹部内に、ロール23cを収容することが
できる。また、凹部内には案内リブ31jが複数形成さ
れており、ロールフィルタ23のロール23c寄りの部
分を案内している。
【0039】また、ロール収容部31cは、両側縁部3
1gに形成された巻芯保持部31mで、ロール23cの
巻芯23eを着脱自在に保持することができる。巻芯保
持部31mは、後方に開放された溝31nと、この溝3
1nの内奥部にあって巻芯23eを収容する収容部31
pとを有している。使用領域保持部31dは、第2の面
31yであるケーシング31後面部であって通気流の通
る部分に設定されている。使用領域保持部31dは、ロ
ール23cから第2の面31yに沿って引き出される使
用領域のロールフィルタ部分23dの一の通気面の略全
面が露出する状態に支持する。使用領域保持部31dで
は、ケーシング31の上縁部31fの後面、下板部31
hの上端部、格子部31iの後面、および対向極板部3
2の格子状部32d後面を含む各後面に、使用領域のロ
ールフィルタ部分23dの前面を沿わせることができ
る。また、ケーシング31の後面に、複数の支え爪が設
けられており、使用領域のロールフィルタ部分23dの
四隅を係止している。
【0040】支え爪は、使用領域のロールフィルタ部分
23dの上部の2箇所を係止する刺し爪31sと、使用
領域のロールフィルタ部分23dの下部の2箇所を係止
する案内爪31tとを含んでいる。ここで、支え爪は、
ロールフィルタ23のより多くの部分を係止してもよ
く、少なくとも四隅を係止できればよい。案内爪31t
は、巻芯保持部31mの近傍にあり、ケーシング31の
側縁部31gの後端部に、断面L字形形状に一体に形成
されている。案内爪31tは、一対が互いに対向するよ
うにして設けられている。一対の案内爪31tは、使用
領域のロールフィルタ部分23dのうち、巻芯23eに
近い側の左右両側部を保持すると共に、ロール23cか
らのロールフィルタ23の引き出しを案内することがで
きる。
【0041】刺し爪31sは、上方に折れ曲がった鉤状
に、ケーシング31の上縁部31fに一体に一対で形成
されている。一対の刺し爪31sは、使用領域のロール
フィルタ部分23dの先端部の両縁部を貫いて、スリッ
ト23fで係止して保持することができる。この空気清
浄装置1では、以下のようにしてメンテナンスすること
ができる。すなわち、図1に示すように、前ケース11
を取り外すと収容凹部12aが前方に開放される。この
状態で、ケーシング31を前上方に引っ張り上げて、集
塵エレメント24を取り外すことができる。そして、光
触媒エレメント25を露出させて前方に取り外すことが
できる。このとき、光触媒エレメント25は補強されて
撓み難いので、万一、装着状態の光触媒エレメント25
が不用意に押されたりしたとしても、光触媒エレメント
25がその後方にある光源26に不用意に接触したりす
ることを防止でき、光源26の破損を防止することがで
きる。
【0042】光触媒エレメント25を収容凹部12aか
ら取り外すと、光源26を着脱することができる。光触
媒エレメント25と同時に補強部材52を取り外すこと
ができるので、手間が掛からず、しかも、補強部材52
が光源26を着脱する際に邪魔になることもない。ま
た、逆の操作で、光源26、光触媒エレメント25、集
塵エレメント24を装着することができる。
【0043】ところで、本実施の形態のように、ロール
フィルタ23の略全面を露出させる場合には、構造を簡
素化できる一方で、ロールフィルタ23に弛みが生じや
すい傾向にある。特に、ロールフィルタ23の通気流の
下流側を露出させているので、運転時の風圧で撓んで弛
みがより一層生じやすい。このような場合、ロールフィ
ルタ23が弛んで下流側の光触媒エレメント25等に接
触すると、圧力損失を生じる虞がある。また、ロールフ
ィルタ23が静電フィルタ23aを含む場合に、弛みに
起因して静電フィルタ23aを確実に接地できないと、
静電フィルタ23aに電荷が溜まり、その結果、集塵効
率の低下する虞がある。
【0044】本実施の形態では、上述のように補強部材
52の突起部52aが、通気面51cと使用領域のロー
ルフィルタ部分23dとの間隔を規制できるので、上述
の圧力損失を防止することができる。特に、補強部材5
2が使用領域のロールフィルタ部分23dに当接するの
で、ロールフィルタ23の弛みを確実に防止することが
できる。また、補強部材52の突起部52aは、使用領
域のロールフィルタ部分23dの上下方向に関する略全
長に連続して当接しているので、弛みを確実に防止でき
る。また、ケーシング31の格子部31iおよび対向極
板部32の格子状部32dは、上下方向に延びて、ロー
ルフィルタ23を補強部材52の突起部52aとの間で
挟持しているので、ロールフィルタ23の弛みをより一
層確実に防止できる。また、支え爪が、使用領域のロー
ルフィルタ部分23dの少なくとも四隅を支持している
ので、ロールフィルタ23の弛みを防止することができ
る。特に、使用領域のロールフィルタ部分23dの巻芯
23e寄り部分を案内爪31tによって保持することに
よって、弛みを確実に防止することができる。従って、
弛みに起因する圧力損失および集塵効率低下を確実に防
止できる。
【0045】また、補強部材52の突起部52aは、ロ
ールフィルタ23に対して通気流の下流側から、ロール
フィルタ23の弛みを規制できるので、運転時の風圧に
よる撓みも規制することができる。また、光触媒エレメ
ント25の撓みが補強部材52によって防止されている
ので、光触媒エレメント25が撓んでロールフィルタ2
3に接触することも防止される結果、上述の圧力損失を
確実に防止することができる。
【0046】また、突起部52aによってロールフィル
タ23の静電フィルタ23aを、対向極板部32の接地
部材である格子状部32dに押しつけて、確実に静電フ
ィルタ23aを接地することができる。また、集塵エレ
メント24に、ロールフィルタ23と対向極板部32と
が一体にユニット化されて設けられているので、ロール
フィルタ23と対向極板部32の格子状部32dとを互
いに接近させて確実に当接でき、静電フィルタ23aを
確実に接地することができる。特に、使用領域のロール
フィルタ部分23dを対向極板部32の格子状部32d
に沿わせることができるので、静電フィルタ23aをよ
り一層確実に接地することができる。従って、静電フィ
ルタ23aの集塵効率を高く維持することができる。
【0047】このように本実施の形態によれば、光触媒
担持体51の通気面51cを横断する補強部材52によ
って、光触媒担持体51の中央部の撓みを防止できるの
で、上述のように、光触媒エレメント25の剛性を高く
できる。従って、万一、メンテナンスの際等に光触媒エ
レメント25が押されたりしたとしても、光触媒担持体
51と光源26との接触を防止できるので、光源26の
破損を防止できる。
【0048】特に、補強部材52は、弱くなる傾向にあ
るハニカム構造体54同士の連結部を補強できる。さら
に、補強部材52の溝部52eに隣接するハニカム構造
体54の縁部を嵌め入れているので、通気面51cと直
交する方向のハニカム構造体54間の位置ずれを防止す
ることができる。その結果、光触媒担持体51の撓みを
より一層確実に防止することができる。
【0049】また、光触媒担持体51の通気面51cと
シート状フィルタであるロールフィルタ23との間隔を
規制する補強部材52の突起部52aが、通気面51c
へのロールフィルタ23の密着を防止できるので、圧力
損失を防止できる。また、突起部52aは、静電フィル
タ23aを接地部材である対向極板部32の格子状部3
2dに確実に接触させて接地できるので、集塵効率低下
を防止できる。
【0050】また、補強部材52を、ハニカム構造体5
4同士の連結用部材に兼用できるので、構造を簡素化で
きる結果、安価にすることができる。また、本実施の形
態の補強部材52は、通気面51cを横断してハニカム
構造体54同士を連結できるので、棒状の小型部材で済
ますことができ、安価にできる。これに対して、従来
は、ハニカム構造体同士を連結するための連結部材とし
て、光触媒担持体の周縁部を保持する大型の枠状部材が
設けられていたが、このような枠状部材は高価であっ
た。また、このような枠状部材は、光触媒エレメントの
中央部の撓みを防止するために、大型化し易い。
【0051】また、本実施の形態では、補強部材52で
ハニカム構造体54同士を連結しているので、光触媒エ
レメント25の周縁部を、軟らかい塩化ビニル、紙等製
のハニカム構造体54の端部で形成することができる。
このように周縁部が軟らかい光触媒エレメント25で
は、周縁部に硬質部材で形成した上述の枠状部材を配置
した従来の光触媒エレメントに比べて、万一、光触媒エ
レメント25が光源26に接触したとしても、光源26
の破損を防止できる。
【0052】また、本実施の形態の補強部材52は、上
述のように、構造が簡単で、光触媒エレメント25に一
体に設けられているので着脱の手間もかからず、メンテ
ナンスの際に邪魔になることもない。これに対して、光
触媒エレメント25の撓みやロールフィルタ23の弛み
を防止する部材を、光触媒エレメント25と別体に、例
えば、装置本体に設けることも考えられるが、この場
合、部品点数が多く、構造が複雑化してしまううえに、
このような部材は、着脱も面倒であり、光源等をメンテ
ナンスする際に邪魔になることも想定される。
【0053】なお、静電フィルタ23aと接地部材とし
ての格子状部32dとの構成は、上述の構成に限定され
ない。要は、ここでの接地部材は、静電フィルタ23a
を挟んで、光触媒エレメント25の補強部材52の突起
部52aと反対側に配置され、静電フィルタ23aに接
触してこれを接地させる部材であればよく、突起部52
aと接地部材との間に静電フィルタ23aを挟持できれ
ばより好ましい。
【0054】また、光触媒担持体51は、上述のハニカ
ム構造体54に限定されない。例えば、隣接するハニカ
ム構造体54同士は、補強部材52を介する接着固定お
よび接着テープ53による接合によって互いに接続され
ていたが、補強部材52を介する接着固定だけでもよい
し、接着テープ53による接合だけで互いに接続されて
いてもよい。また、上述の脱臭フィルタ23bのよう
に、担持体としてのポリエステル系不織布等の繊維に光
触媒をコーティングしたものでもよい。また、上述のよ
うに素材シートの表面に光触媒と吸着剤の混練物を塗布
したものの他、活性炭素繊維糸と触媒糸を単一のシート
に織り込んだものや、活性炭素繊維を含むシートと触媒
糸を含むシートを積層したものを例示することができ
る。上述の触媒糸とは、触媒を担持した糸または可能な
場合には触媒自身からなる糸である。要は、通気面を有
する板状のものであれば、本発明の補強部材52を適用
することができる。例えば、光触媒担持体51は、単一
の板状の部材からなるものであり、それに補強部材52
が設けられていてもよい。
【0055】また、補強部材52は、上述の構成に限定
されない。例えば、補強部材52を光触媒担持体51に
一本だけ設けてもよい。また、複数の補強部材52の配
置も限定されず、光触媒担持体51の中央部を含めば好
ましいが、含まない場合でも、光触媒担持体51の撓み
を防止することはできる。また、上述した補強部材52
は光触媒担持体51の一端から他端にかけて延びた一体
の棒状部材で、一本の補強部材52だけでも光触媒担持
体51の撓みを防止できるものであったが、これには限
定されず、補強部材52が複数個設けられて、各補強部
材52が、それぞれ協働して全体として光触媒担持体5
1の撓みを防止できるように配置されていてもよい。
【0056】また、上述の実施の形態では、光触媒が汚
染物質を浄化する機能とイオン化による塵埃除去機能と
を有した空気清浄装置について説明したが、光触媒が汚
染物質を浄化する機能だけを有した空気清浄装置として
構成する場合には、イオン化部22、静電フィルタ23
aを省略することができる。その他、本発明の要旨を変
更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、通気面を
横断する補強部材によって、光触媒エレメントの剛性を
高くできる。従って、万一、メンテナンスの際等に光触
媒エレメントが押されたりしたとしても、光触媒担持体
の中央部と光源とは接触を防止できる結果、光源の破損
を防止できる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわ
ち、補強部材がハニカム構造体同士を連結しつつ補強す
るので、構造を簡素化できて安価にすることができると
ともに、光触媒担持体の撓みを確実に防止することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、請求項1または2
記載の発明の効果に加えて、隣接するハニカム構造体の
縁部を嵌め入れる溝部によって、通気面と直交する方向
のハニカム構造体間の位置ずれを防止することができる
ので、光触媒担持体の撓みをより一層確実に防止するこ
とができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の効果に加えて、光触媒担持
体の通気面とシート状フィルタとの間隔を規制する突起
部が、通気面へのシート状フィルタの密着を防止して、
圧力損失を防止できる。請求項5記載の発明によれば、
請求項4記載の発明の効果に加えて、突起部は、静電フ
ィルタを接地部材に確実に接触させて接地できるので、
集塵効率低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の空気清浄装置の分解斜
視図である。
【図2】図1の空気清浄装置の集塵エレメントと、光触
媒エレメントと、光源との概略構成の断面平面図であ
る。
【図3】図1の空気清浄装置の光触媒エレメントの一部
断面斜視図である。
【図4】図1の空気清浄装置の集塵エレメントの斜視図
であり、ロールフィルタを取り外した状態を後方から見
たものである。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 23 ロールフィルタ(シート状フィルタ) 23a 静電フィルタ 25 光触媒エレメント 32d 格子状部(接地部材) 51 光触媒担持体 51a 通気孔 51c 通気面 52 補強部材 52a 突起部 52e 溝部 54 ハニカム構造体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気面(51c) を有する板状の光触媒担持体
    (51)と、 この光触媒担持体(51)の通気面(51c) を横断して配置さ
    れ、通気面(51c) と直交する方向に関して光触媒担持体
    (51)の撓みを防止する補強部材(52)とを備えたことを特
    徴とする光触媒エレメント。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光触媒エレメント(25)にお
    いて、 上記光触媒担持体(51)は、通気面(51c) に開口する多数
    の通気孔(51a) を有する複数のハニカム構造体(54)を通
    気面(51c) に沿って並べて構成され、 上記補強部材(52)は、隣接するハニカム構造体(54)同士
    を互いに連結することを特徴とする光触媒エレメント。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の光触媒エレメント
    (25)において、 上記補強部材(52)は、隣接するハニカム構造体(54)の隣
    接する一対の縁部をそれぞれ嵌め入れる一対の溝部(52
    e) を有することを特徴とする光触媒エレメント。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の光触媒エ
    レメント(25)と、 この光触媒エレメント(25)の光触媒担持体(51)の一の通
    気面(51c) に対向するシート状フィルタ(23)とを備え、 上記光触媒エレメント(25)の補強部材(52)は、上記光触
    媒担持体(51)の上記一の通気面(51c) から突出して、上
    記一の通気面(51c) とシート状フィルタ(23)との間の間
    隔を規制する突起部(52a) を有することを特徴とする空
    気清浄装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の空気清浄装置において、 上記シート状フィルタ(23)は静電フィルタ(23a) を含
    み、 シート状フィルタ(23)を挟んで、光触媒エレメント(25)
    の補強部材(52)の突起部(52a) と反対側に配置され、上
    記静電フィルタ(23a) に接触してこれを接地させる接地
    部材(32d) をさらに備えたことを特徴とする空気清浄装
    置。
JP9282297A 1997-10-15 1997-10-15 光触媒エレメントおよび空気清浄装置 Pending JPH11114047A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240502A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 T.T.Em株式会社 光触媒式空気浄化装置
CN104613553A (zh) * 2015-02-15 2015-05-13 浙江佛顶山电器有限公司 空气净化装置
JP2018051514A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 花王株式会社 フィルム状触媒構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009240502A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 T.T.Em株式会社 光触媒式空気浄化装置
CN104613553A (zh) * 2015-02-15 2015-05-13 浙江佛顶山电器有限公司 空气净化装置
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