JP2023103053A - 空気清浄機及びフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面積を大きくすることなしに、広い空間の空気を清浄することのできる空気清浄機及びフィルタを提供する。【解決手段】空気清浄機1は、筐体10と、少なくとも2つの上側フィルタ21及び下側フィルタ22とを備える。上側フィルタ21及び下側フィルタ22は、筐体10の内部に上下に並べて配置され、かつ、平面視で互いに交差する、上下方向に長い直方体状である。上側フィルタ21及び下側フィルタ22のそれぞれは、長手方向に沿って形成された複数の折り目21bを有するフィルタ本体21aと、フィルタ本体21aの外周面を覆う外枠21cとを備える。【選択図】図15

Description

本発明は、空気清浄機及びフィルタに関する。
特許文献1には、広い空間の空気を清浄する空気清浄機が開示されている。この空気清浄機には、吸込口と、第1吹出口と、第2吹出口と、送風通路とが構成されている。吸込口は、筐体の下部の周囲に開口する。第1吹出口と第2吸出口は、筐体の上部の両側部にそれぞれ開口する。送風通路は、筐体の一側部に上下に延びて配されて吸込口と第1吹出口とを連通する第1分岐路と、筐体の他側部に上下に延びて吸込口と第2吸出口とを連通する第2分岐路とを有する。第1分岐路には、吸込口から空気を吸い込み第1分岐路に気流を流通させる第1送風機と、空気中の塵埃を捕集する第1集塵フィルタとが配置される。第2分岐路には、吸込口から空気を吸い込み第2分岐路に気流を流通させる第2送風機と、空気中の塵埃を捕集する第2集塵フィルタとが配置される。
特許第6725213号公報
特許文献1に開示された空気清浄機の平面視において、第1送風機、第1集塵フィルタ、第2集塵フィルタ、及び第2送風機が並べて配置された状態である。そのため、空気清浄機の設置面積が大きいという課題があった。
本発明は、設置面積を大きくすることなしに、広い空間の空気を清浄することのできる空気清浄機、及びこの空気清浄機に用いられるフィルタを提供することを目的とする。
本発明に係る空気清浄機は、筐体と、少なくとも2つのフィルタとを備える。前記少なくとも2つのフィルタは、前記筐体の内部に上下に並べて配置され、かつ、平面視で互いに交差する、上下方向に長い直方体状である。
本発明に係るフィルタは、前記空気清浄機に用いられるフィルタであって、フィルタ本体と、外枠とを備える。前記フィルタ本体は、長手方向に沿って形成された複数の折り目を有する。前記外枠は、前記フィルタ本体の外周面を覆う。
本発明によれば、設置面積を大きくすることなしに、広い空間の空気を清浄することのできる空気清浄機及びフィルタを提供することができる。
実施形態1に係る空気清浄機の右側面図である。 実施形態1に係る空気清浄機の正面図である。 実施形態1に係る空気清浄機の背面図である。 実施形態1に係る空気清浄機におけるフィルタ部の構成を示す斜視図である。 実施形態1に係る空気清浄機におけるフィルタ保持部の構成を示す斜視図である。 実施形態1に係る空気清浄機の送風部の構成を示す斜視図である。 実施形態1に係る空気清浄機における風路の構成を示す正面図である。 実施形態1に係る空気清浄機における風路の構成を示す右側面図である。 実施形態1に係る空気清浄機における風路の構成を示す左側面図である。 実施形態1に係る空気清浄機を図2の切断線Xで切断した断面図である。 実施形態1に係る空気清浄機を図2の切断線XIで切断した断面図である。 実施形態1に係る空気清浄機を図2の切断線XIIで切断した断面図である。 実施形態1に係る空気清浄機におけるフィルタ部の交差位置を説明する平面図である。 実施形態1に係る空気清浄機におけるフィルタ部の交差位置の理解を助けるための参考例である。 実施形態1に係る空気清浄機における上側フィルタの構成を示す正面図である。 実施形態1に係る空気清浄機における上側フィルタの構成を示す部分断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
<実施形態1>
図1~図16を参照して、実施形態1に係る空気清浄機1、及び空気清浄機1に用いられるフィルタ部20について説明する。なお、本明細書では、理解を容易にするために、上下方向、前後方向、及び左右方向を記載することがある。これらの方向は説明の便宜のために定義したに過ぎず、これらの方向の定義により、実施形態1に係る空気清浄機1の使用時及び組立時の向きを限定する意図はない。
図1は、実施形態1に係る空気清浄機1の右側面図、図2は正面図、図3は背面図である。空気清浄機1の筐体10は、室内の床面等に設置される。筐体10の内部には、上下に並べて配置された、少なくとも2つの送風部30、40がある(後述する図6等を参照)。筐体10の前面における右側には、少なくとも2つの送風部30、40のうちの一部の送風部30から送出された空気を外部に吹き出す右側吹出部16が設けられている。また、筐体10の前面における左側には、少なくとも2つの送風部30、40のうちの残りの送風部40から送出された空気を外部に吹き出す左側吹出部17が設けられている。
筐体10の右側面には、意匠用の側面パネル10aが取り付けられている。筐体10の左側面には、意匠用の側面パネル10bが取り付けられている。また、筐体10の背面には、外部の空気を吸い込む吸込部13が設けられている。吸込部13には、格子状の背面パネル14が着脱可能に取り付けられている。即ち、吸込部13の開口部が背面パネル14によって覆われている。背面パネル14は、プレフィルタとして機能し、空気中の大きな埃、ペットの毛、及び繊維等を捕集する。
空気清浄機1は、上下方向にのびる略円筒状に構成されている。そのため、側面パネル10a、10b、及び背面パネル14も、円筒に沿うような曲面形状となっている。
空気清浄機1の上面には、操作部11が設けられている。例えば、操作部11は、電源ボタン、運転モード切替ボタン、及びヒータ作動ボタン等を含む。電源ボタンが操作されることにより、空気清浄機1が動作を開始及び停止する。運転モード切替ボタンが操作される都度、送風部30、40の送風量が「弱」、「中」、及び「強」のいずれかに切り替わる。ヒータ作動ボタンが操作されることにより、後述するヒータ52、62が動作を開始及び停止する。なお、操作部11の位置及び形状等は、図示例に限定されない。また、操作部11が操作されることにより動作する空気清浄機1の機能は、上記例に限定されない。
空気清浄機1の前面の上部には、表示部12が設けられている。例えば、表示部12は、空気清浄機1の動作中に室温を表示する。室温は、空気清浄機1に設けられた図示しない温度センサにより検知される。なお、表示部12の位置及び形状等は、図示例に限定されない。また、表示部12が表示する情報は、上記例に限定されない。
次に、図4及び図5を参照して、フィルタ部20とその周囲の構成を説明する。図4は、実施形態1に係る空気清浄機1におけるフィルタ部20の構成を示す斜視図である。図4においては、側面パネル10a、10b及び背面パネル14が取り外されている。図5は、実施形態1に係る空気清浄機1におけるフィルタ保持部15の構成を示す斜視図である。図5においては、側面パネル10a、10b、背面パネル14、及びフィルタ部20が取り外されている。
筐体10の内部には、上下に並べて配置され、かつ、平面視で互いに交差する、上下方向に長い直方体状の少なくとも2つのフィルタ21、22がある。フィルタ21、22は、フィルタ部20を構成する。以下では、上側に配置されるフィルタ21を上側フィルタ21、下側に配置されるフィルタ22を下側フィルタ22と称する。平面視とは、空気清浄機1を、操作部11が設けられた上面の法線方向から視ることを指す。上側フィルタ21及び下側フィルタ22は、上下方向に長い形状の吸込部13を覆うように、上下に並べて配置されている。吸込部13を上下方向に長い形状の大きな開口部とすることにより、空気清浄機1の設置面積を大きくすることなしに空気の吸込面積を大きくすることができる。また、空気の吸込面積を大きくすることにより、結果として空気清浄機1の送風量を増やすことができる。なお、上下方向に長い1つのフィルタによって吸込部13を覆うこともできるが、上下方向に長いフィルタは取り扱いにくい。そのため、実施形態1では、少なくとも2つのフィルタを上下に並べて配置する。これにより、フィルタ1つあたりの上下方向の長さが短くなり、取り扱いやすくなる。
上側フィルタ21は、フィルタ本体21aと、フィルタ本体21aの外周面を覆う外枠21cとを有する。また、上側フィルタ21は、取っ手21eを有してもよい。下側フィルタ22は、フィルタ本体22aと、フィルタ本体22aの外周面を覆う外枠22cとを有する。また、下側フィルタ22は、取っ手22eを有してもよい。上側フィルタ21及び下側フィルタ22の詳細は後述する。フィルタ本体21a、22aは、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタにより構成される。上側フィルタ21及び下側フィルタ22は、プレフィルタとして機能する背面パネル14を通過するような小さな塵、埃、花粉、煙、及びPM2.5(微小粒子状物質)等を捕集する。
上側フィルタ21と下側フィルタ22とは上下に隣り合うフィルタ同士であり、互いに交差し、かつ、交差位置23で直接接触している。交差位置23は、上側フィルタ21の下面と、下側フィルタ22の上面とが、平面視で交差する位置である。実施形態1では、上側フィルタ21は、左斜め後ろを向き、下側フィルタ22は、右斜め後ろを向いている。
上側フィルタ21及び下側フィルタ22それぞれの後面は、曲面形状の背面パネル14に対向する。上側フィルタ21及び下側フィルタ22は、筐体10の内部に設けられたフィルタ保持部15によって着脱可能に保持される。フィルタ保持部15は、上側フィルタ21及び下側フィルタ22に対応した形状の窪みである。フィルタ保持部15は、下面保持部15a、側面保持部15b、15c、15f、15g、前面保持部15d、15i、及び上面保持部15hを有する。
下面保持部15aは、下側フィルタ22の下面を保持する。側面保持部15b、15cは、下側フィルタ22の両側面を保持する。格子状の前面保持部15dは、下側フィルタ22の前面を保持する。側面保持部15g、15fは、上側フィルタ21の両側面を保持する。上面保持部15hは、上側フィルタ21の上面を保持する。格子状の前面保持部15iは、上側フィルタ21の前面を保持する。なお、上側フィルタ21の下面は、下側フィルタ22の上面によって保持される。
フィルタ部20を空気清浄機1に取り付ける場合、吸込部13から背面パネル14が取り外された状態で、まず下側フィルタ22がフィルタ保持部15に嵌め込まれる。続いて上側フィルタ21がフィルタ保持部15に嵌め込まれる。上側フィルタ21の下面が下側フィルタ22の上面により保持されるため、下側フィルタ22を、上側フィルタ21より先に取り付けることが好ましい。
フィルタ部20を空気清浄機1から取り外す場合、吸込部13から背面パネル14が取り外された状態で、まず上側フィルタ21がフィルタ保持部15から取り外される。続いて下側フィルタ22がフィルタ保持部15から取り外される。この際、ユーザが取っ手21e、22eを掴んで引っ張ることにより、容易に取り外しできる。
なお、上側フィルタ21の下面と下側フィルタ22の上面は、直接接触する面であり、かつ、着脱時に互いに擦れる面である。そのため、少なくとも上側フィルタ21の下面と下側フィルタ22の上面とに、補強部材21f、22fが設けられ、強度が高められていてもよい。あるいは、少なくとも上側フィルタ21の下面と下側フィルタ22の上面とに、摩擦係数の低い部材が設けられ、着脱しやすくなっていてもよい。なお、補強部材21f、22f及び摩擦係数の低い部材が設けられる面は、外枠21c、22cの外周面のうち、長手方向と直交する少なくとも一面であればよい。長手方向の直交する面は、上側フィルタ21の外枠21cの上面及び下面、並びに下側フィルタ22の外枠22cの上面及び下面に相当する。
上面保持部15hの下側には、フィルタ検知部18が設けられている(図10参照)。フィルタ検知部18は、フィルタ部20のうちの最も上側に配置される上側フィルタ21の上面に接触可能に配置されている。フィルタ検知部18は、例えば、フィルタ保持部15によって正しい位置に保持された状態の上側フィルタ21の上面に押されて上方へ移動するレバー又はスイッチである。上側フィルタ21が下側フィルタ22によって保持されているため、1つのフィルタ検知部18によって上側フィルタ21及び下側フィルタ22の有無を検知できる。例えば、フィルタ検知部18が上側フィルタ21を検知した場合、空気清浄機1の運転が許可される。一方、フィルタ検知部18が上側フィルタ21を検知していない場合、空気清浄機1の運転が開始されない、又は運転が停止される。よって、空気清浄機1の誤作動が防止される。
次に、図6~図12を参照して、空気清浄機1の内部構造を説明する。図6は、実施形態1に係る空気清浄機1の送風部30、40の構成を示す斜視図である。図7は、実施形態1に係る空気清浄機1における風路50、60の構成を示す正面図である。図8は、実施形態1に係る空気清浄機1における風路50の構成を示す右側面図である。図9は、実施形態1に係る空気清浄機1における風路60の構成を示す左側面図である。図10は、実施形態1に係る空気清浄機1を図2の切断線Xで切断した断面図である。図11は、実施形態1に係る空気清浄機1を図2の切断線XIで切断した断面図である。図12は、実施形態1に係る空気清浄機1を図2の切断線XIIで切断した断面図である。図10~図12において、空気の流れが矢印で示される。
少なくとも2つのフィルタ21、22のそれぞれに対応する位置には、少なくとも2つの送風部30、40がある。また、空気清浄機1は、2つの風路50、60を備える。以下では、上側フィルタ21に対応する位置に配置された送風部30を上側送風部30、下側フィルタ22に対応する位置に配置された送風部40を下側送風部40と称する。また、空気清浄機1の右側に位置する風路50を右側風路50、左側に位置する風路60を左側風路60と称する。右側風路50は、少なくとも2つの送風部30、40のうちの一部の送風部30から右側吹出部16までを接続する。左側風路60は、少なくとも2つの送風部30、40のうちの残りの送風部40から左側吹出部17までを接続する。上側送風部30から送出された空気は、右側風路50を流れ、右側吹出部16から前方に吹き出す。下側送風部40から送出された空気は、左側風路60を流れ、左側吹出部17から前方に吹き出す。
上側送風部30は、少なくとも1つのシロッコファンを有する。下側送風部40も、少なくとも1つのシロッコファンを有する。シロッコファンの回転軸は、上下方向に配置される。複数のファンが上下に並べて配置されることにより、空気清浄機1の設置面積が大きくなることがない。また、複数のファンを内蔵することにより、空気清浄機1の送風量を増やすことができ、広い空間の空気を清浄することができる。
実施形態1では、上側送風部30は、上下に並べて配置された2つのシロッコファン(第1ファン32及び第2ファン34)を有する。第1ファン32の回転軸と第2ファン34の回転軸とは、同軸上に配置されている。ここでは、第1ファン32の回転軸と第2ファン34の回転軸とをまとめて上側回転軸36(図11参照)と称する。なお、上側送風部30は、上下に並べて配置された3つ以上のシロッコファンを有してもよい。
また、上側送風部30は、第1ファン32及び第2ファン34を動作させる上側ファンモータ35を有する。上側ファンモータ35は、第1ファン32と第2ファン34との間に配置されている。上側ファンモータ35は、第1ファン32と第2ファン34とを、上側回転軸36を中心にして反時計回りに回転させる。
第1ファン32は、第1ファンハウジング31の内部に収容されている。第1ファンハウジング31の上側には、上側取込部31aが開口している。第1ファンハウジング31の下側には、下側取込部31bが開口している。また、第1ファンハウジング31の右側の周面には、送出部(不図示)が開口している。第1ファンハウジング31の送出部(不図示)は、図11に示される第2ファンハウジング33の送出部33cと同じ向きである。
第1ファン32は、外部の空気を、背面パネル14を介して吸込部13から吸込み、上側フィルタ21及び格子状の前面保持部15iを通過させ、第1ファンハウジング31の上側取込部31aと下側取込部31bとから取り込み、送出部(不図示)から周方向に送出する。第1ファンハウジング31の送出部(不図示)は、右側風路50の一端側に接続されている。
第2ファン34は、第2ファンハウジング33の内部に収容されている。第2ファンハウジング33の上側には、上側取込部33aが開口している。第2ファンハウジング33の下側には、下側取込部33bが開口している。また、第2ファンハウジング33の右側の周面には、送出部33cが開口している。
第2ファン34は、外部の空気を、背面パネル14を介して吸込部13から吸込み、上側フィルタ21及び格子状の前面保持部15iを通過させ、第2ファンハウジング33の上側取込部33aと下側取込部33bとから取り込み、送出部33cから周方向に送出する。第2ファンハウジング33の送出部33cは、右側風路50の一端側に接続されている。
下側送風部40は、上下に並べて配置された2つのシロッコファン(第3ファン42及び第4ファン44)を有する。第3ファン42の回転軸と第4ファン44の回転軸とは、同軸上に配置されている。ここでは、第3ファン42の回転軸と第4ファン44の回転軸とをまとめて下側回転軸46と称する。なお、下側送風部40は、上下に並べて配置された3つ以上のシロッコファンを有してもよい。
また、下側送風部40は、第3ファン42及び第4ファン44を動作させる下側ファンモータ45を有する。下側ファンモータ45は、第3ファン42と第4ファン44との間に配置されている。下側ファンモータ45は、第3ファン42と第4ファン44とを、下側回転軸46を中心にして時計回りに回転させる。
第3ファン42は、第3ファンハウジング41の内部に収容されている。第3ファンハウジング41の上側には、上側取込部41aが開口している。第3ファンハウジング41の下側には、下側取込部41bが開口している。また、第3ファンハウジング41の左側の周面には、送出部41cが開口している。
第3ファン42は、外部の空気を、背面パネル14を介して吸込部13から吸込み、下側フィルタ22及び格子状の前面保持部15dを通過させ、第3ファンハウジング41の上側取込部41aと下側取込部41bとから取り込み、送出部41cから周方向に送出する。第3ファンハウジング41の送出部41cは、左側風路60の一端側に接続されている。
第4ファン44は、第4ファンハウジング43の内部に収容されている。第4ファンハウジング43の上側には、上側取込部43aが開口している。第4ファンハウジング43の下側には、下側取込部43bが開口している。また、第4ファンハウジング43の左側の周面には、送出部(不図示)が開口している。第4ファンハウジング43の送出部(不図示)は、図12に示される第3ファンハウジング41の送出部41cと同じ向きである。
第4ファン44は、外部の空気を、背面パネル14を介して吸込部13から吸込み、下側フィルタ22及び格子状の前面保持部15dを通過させ、第4ファンハウジング43の上側取込部43aと下側取込部43bとから取り込み、送出部(不図示)から周方向に送出する。第4ファンハウジング43の送出部(不図示)は、左側風路60の一端側に接続されている。
右側風路50は、空気清浄機1の右側かつ上側から、前側かつ中央に向かってのびる。また、右側風路50は、略円筒状の筐体10に沿って湾曲している。右側風路50の一端側は、第1ファンハウジング31の送出部(不図示)と第2ファンハウジング33の送出部33cと接続されている。右側風路50の他端側は、右側吹出部16に接続されている。
右側風路50は、風路の一部が分岐する分岐風路50a、50bを有する。実施形態1では、右側風路50の一端側に、分岐風路50a、50bが設けられている。分岐風路50a、50bは、右側吹出部16よりも手前で合流する。右側風路50の他端側、即ち右側吹出部16側には、右側風向変更部16aが設けられている。右側風向変更部16aは、前後方向に平行な面である。湾曲している右側風路50に沿って流れてきた空気は、右側風向変更部16aに衝突することによって向きを変え、右側吹出部16から筐体10の前方に向かって吹き出す。よって、右側風向変更部16aは、右側風路50に沿って流れた空気が右側吹出部16から吹き出す方向を、筐体10の前方に変更することができる。また、右側風向変更部16aは、筐体10の一部で構成されているため、部品点数が増加しない。
右側風路50には、上側送風部30から吹き出された空気に空気特性を付与する付与部が設けられている。付与部は、イオン発生装置51、ヒータ52、及び加湿装置(不図示)等である。実施形態1では、付与部は、分岐風路50a、50bのそれぞれに配置され、互いに異なる空気特性を付与する。
イオン発生装置51は、例えば、分岐風路50aに配置される。イオン発生装置51の放電電極部51aは、分岐風路50aに臨む。放電電極部51aに印加される電圧が正電圧の場合、放電電極部51aは正イオンを発生し、負電圧の場合、負イオンを発生する。これらのイオンが空気中の浮遊菌及び臭気成分等を破壊することにより、空気清浄機1は室内の除菌及び臭い除去を行うことができる。なお、イオン発生装置51は、イオンに限らず、電子、オゾン、ラジカル、及び活性種等を発生させる放電装置であってもよい。
ヒータ52は、例えば、分岐風路50b内に配置される。ヒータ52が空気を加熱することにより、空気清浄機1は室内の温度を上昇させることができる。また、イオン発生装置51とヒータ52とが異なる風路に配置されたことにより、イオン発生装置51により発生されたイオンがヒータ52の金属部品に吸着されることを防止できるため、効果的に除菌及び臭い除去を行うことができる。
左側風路60は、空気清浄機1の左側かつ下側から、前側かつ中央に向かってのびる。また、左側風路60は、略円筒状の筐体10に沿って湾曲している。左側風路60の一端側は、第3ファンハウジング41の送出部41cと第4ファンハウジング43の送出部(不図示)と接続されている。左側風路60の他端側は、左側吹出部17に接続されている。
左側風路60は、風路の一部が分岐する分岐風路60a、60bを有する。実施形態1では、左側風路60の一端側に、分岐風路60a、60bが設けられている。分岐風路60a、60bは、左側吹出部17よりも手前で合流する。左側風路60の他端側、即ち左側吹出部17側には、左側風向変更部17aが設けられている。左側風向変更部17aは、前後方向に平行な面である。湾曲している左側風路60に沿って流れてきた空気は、左側風向変更部17aに衝突することによって向きを変え、左側吹出部17から筐体10の前方に向かって吹き出す。よって、左側風向変更部17aは、左側風路60に沿って流れた空気が左側吹出部17から吹き出す方向を、筐体10の前方に変更することができる。また、左側風向変更部17aは、筐体10の一部で構成されているため、部品点数が増加しない。
左側風路60には、下側送風部40から吹き出された空気に空気特性を付与する付与部が設けられている。付与部は、イオン発生装置61、ヒータ62、及び加湿装置(不図示)等である。実施形態1では、付与部は、分岐風路60a、60bのそれぞれに配置され、互いに異なる空気特性を付与する。
イオン発生装置61は、例えば、分岐風路60aに配置される。イオン発生装置61の放電電極部61aは、分岐風路60aに臨む。イオン発生装置61は、イオン発生装置51と同様に正イオン又は負イオンを空気に付与する。なお、イオン発生装置61は、イオンに限らず、電子、オゾン、ラジカル、及び活性種等を発生させる放電装置であってもよい。
ヒータ62は、例えば、分岐風路60b内に配置される。ヒータ62は、ヒータ52と同様に熱を空気に付与する。
なお、右側風路50の上流である上側送風部30側にヒータ52を配置し、下流である右側吹出部16側にイオン発生装置51を配置してもよい。同様に、左側風路60の上流である下側送風部40側にヒータ62を配置し、下流である左側吹出部17側にイオン発生装置61を配置してもよい。この配置の場合、イオン発生装置51、61が発生させたイオンがヒータ52、62の金属部品に吸着されることを防止できるため、除菌及び臭い除去を効果的に行うことができる。また、分岐風路を不要とすることができる。
実施形態1では、右側風路50と左側風路60の両方に付与部が設けられたが、右側風路50又は左側風路60の少なくとも一方に付与部が設けられてもよい。また、右側風路50に設けられた付与部と左側風路60に設けられた付与部とが、互いに異なる空気特性を付与するものであってもよい。
放電電極部51a、61aは消耗するため、イオン発生装置51、61はユーザによる交換作業が必要である。即ち、イオン発生装置51、61は、交換部品である。そのため、空気清浄機1は、イオン発生装置51、61の交換作業が容易な構成であることが好ましい。
ここで、筐体10の後面に設けられた吸込部13は、上側フィルタ21及び下側フィルタ22より大きく開口し、開口部には、上側フィルタ21及び下側フィルタ22が配置されている。吸込部13のうちの上側フィルタ21及び下側フィルタ22により塞がれていない隙間には、交換部品であるイオン発生装置51、61が配置されている。より具体的には、図11等に示されるように、上側フィルタ21を保持する側面保持部15fと吸込部13の縁との間に隙間がある。この隙間に、イオン発生装置51が配置されている。また、この隙間は右側風路50に対向している。さらに、右側風路50のうち、この隙間に対向する部分が開口しており、開口部を塞ぐようにイオン発生装置51が配置されている。イオン発生装置51の放電電極部51aは、右側風路50の開口部を通って分岐風路50aの内部に突出している。
また、図12等に示されるように、下側フィルタ22を保持する側面保持部15cと吸込部13の縁との間に隙間がある。この隙間に、イオン発生装置61が配置されている。また、この隙間は左側風路60に対向している。さらに、左側風路60のうち、この隙間に対向する部分が開口しており、開口部を塞ぐようにイオン発生装置61が配置されている。イオン発生装置61の放電電極部61aは、左側風路60の開口部を通って分岐風路60aの内部に突出している。
図4に示されるように、吸込部13から背面パネル14が取り外されるとイオン発生装置51、61が露出するため、イオン発生装置51、61の交換が容易である。また、右側風路50及び左側風路60の外面に開口部が設けられているため、ユーザが特別な作業をすることなしに、放電電極部51a、61aを右側風路50内及び左側風路60内に配置することができる。
少なくとも2つの送風部のうちの上下に隣り合う送風部30、40が有する各ファンの回転軸は、平面視で互いにずれた位置に配置されている。具体的には、図11に示されるように、隣り合う上側送風部30及び下側送風部40について、上側送風部30の上側回転軸36と下側送風部40の下側回転軸46とが平面視で左右方向にずれた位置に配置されている。即ち、上側送風部30は右寄りに、下側送風部40は左寄りに配置されている。上側送風部30が右寄りに配置されているのは、左側に配置されている左側風路60との干渉を避けつつ、送風量を増やすためである。一方、下側送風部40が左側に配置されているのは、右側に配置されている右側風路50との干渉を避けつつ、送風量を増やすためである。
上側送風部30の上側回転軸36と下側送風部40の下側回転軸46とを同軸上に配置しようとした場合、上側送風部30が左側風路60に干渉しないよう、上側送風部30の直径を小さくする必要がある。同様に、下側送風部40が右側風路50に干渉しないよう、下側送風部40の直径を小さくする必要がある。上側送風部30の直径を小さくする、即ち、第1ファン32及び第2ファン34を小型化すると、送風量が減少する。同様に、下側送風部40の直径を小さくする、即ち、第3ファン42及び第4ファン44を小型化すると、送風量が減少する。なお、上側送風部30の上側回転軸36と下側送風部40の下側回転軸46とは、平面視で重なる位置に配置されていてもよい。
少なくとも2つの送風部のうちの上下に隣り合う送風部30、40が有する各ファンは、互いに反対方向に回転する。具体的には、図11に示されるように、上側送風部30が有する第1ファン32及び第2ファン34の回転方向は、反時計回りである。一方、図12に示されるように、下側送風部40が有する第3ファン42及び第4ファン44の回転方向は、時計回りである。上側送風部30と下側送風部40とで回転方向を反対にすることにより、上側送風部30から右側吹出部16までを接続する右側風路50の距離、及び下側送風部40から左側吹出部17までを接続する左側風路60の距離を短くすることができる。
次に、図13及び図14を参照して、フィルタ部20の配置を説明する。図13は、実施形態1に係る空気清浄機1におけるフィルタ部20の交差位置23を説明する平面図である。図14は、実施形態1に係る空気清浄機1におけるフィルタ部20の交差位置23の理解を助けるための参考例である。
図13の平面図には、背面パネル14を含む筐体10と、上側フィルタ21及び下側フィルタ22からなるフィルタ部20とが、模式的に示されている。上側フィルタ21と下側フィルタ22とは、平面視で角度を付けて配置されており、交差位置23において交差している。上側フィルタ21と下側フィルタ22とが交差することにより、背面パネル14と上側フィルタ21との距離D1、及び背面パネル14と下側フィルタ22との距離D1を確保できる。距離D1を確保することで、吸込部13周辺における圧力損失を低減できる。
図14の参考例では、背面パネル14Aを含む筐体10Aと、上側フィルタ21Aと下側フィルタ22Aからなるフィルタ部20Aとが、模式的に示されている。参考例の上側フィルタ21Aと下側フィルタ22Aとは、平面視で同じ角度で配置されている。背面パネル14Aと上側フィルタ21Aとの距離D1、及び背面パネル14Aと下側フィルタ22Aとの距離D1を確保するためには、背面パネル14Aが筐体10Aから外方に突出する必要がある。即ち、距離D1を確保するためには、筐体10Aの設置面積を大きくする必要がある。これに対し、上側フィルタ21と下側フィルタ22とを交差させた場合には、距離D1を確保するために筐体10の設置面積を大きくする必要がない。
上下に隣り合う上側フィルタ21と下側フィルタ22との交差位置23は、例えば、平面視でフィルタ中心部24、25よりも背面パネル14側に位置する。上側フィルタ21の上面(又は下面)における中心をフィルタ中心部24とする。下側フィルタ22の上面(又は下面)における中心をフィルタ中心部25とする。交差位置23がフィルタ中心部24、25よりも背面パネル14側に位置することにより、空気清浄機1の設置面積を大きくすることなしに、フィルタ部20の左右にイオン発生装置51、61を配置する隙間を設けることができる。
次に、図15~図16を参照して、上側フィルタ21及び下側フィルタ22の詳細な構成を説明する。図15は、実施形態1に係る空気清浄機1における上側フィルタ21の構成を示す正面図である。図16は、実施形態1に係る空気清浄機1における上側フィルタ21の構成を示す部分断面図である。
上側フィルタ21と下側フィルタ22とは同じ形状であるため、ここでは、代表して上側フィルタ21について説明する。
上側フィルタ21は、フィルタ本体21aと、外枠21cとを備える。また、上側フィルタ21は、フィルタ本体21aと、外枠21cとに加え、取っ手21eを備えてもよい。
フィルタ本体21aは、長手方向、即ち上下方向に沿って形成された複数の折り目21bを有するプリーツ構造である。上述したように、フィルタ本体21aは、HEPAフィルタ等により構成される。上下方向に沿った折り目21bが左右方向に複数並んでいるため、フィルタ本体21aは、上下方向の強度が高い。よって、上側フィルタ21と下側フィルタ22とを上下に並べて配置した場合に、上側フィルタ21の荷重が下側フィルタ22に加わっても変形しにくい。
複数の折り目21bのうちの隣り合う折り目21b同士は、接着剤21dにより接着されている。接着剤21dは、折り目21bと直交する方向、即ち左右方向に配置されている。図16に示されるように、隣り合う折り目21b同士は、フィルタ本体21aの表側及び裏側の両方から接着剤21dにより接着されている。接着剤21dは、隣り合う折り目21b間の距離を維持する。複数の接着剤21dが左右方向に並ぶことにより、フィルタ本体21aの左右方向の形状を維持する。フィルタ本体21a全体の形状を維持するために、左右方向にのびる接着剤21dの列が、上下方向に複数列設けられていることが好ましい。実施形態1では、接着剤21dの列が6列設けられている。
外枠21cは、フィルタ本体21aの外周面を覆う。外枠21cは、不織布又は樹脂等により構成される。フィルタ本体21a自体の強度が高いため、外枠21cは必ずしも高い強度を必要としない。
取っ手21eは、一端側がフィルタ本体21aと外枠21cとの間に挟まれた状態に固定され、他端側が外枠21cから突出している。例えば、取っ手21eは、フィルタ本体21aと外枠21cとの間に、接着剤(不図示)で接着されている。フィルタ本体21aの短手方向に比べて長手方向の方が接着可能な面積が多いため、接着力を確保するために、取っ手21eは、フィルタ本体21aの長手方向に配置されることが好ましい。また、フィルタ本体21aの短手方向に比べて長手方向の方が大きな荷重がかかるため、上側フィルタ21の取り出しやすさを確保するために、取っ手21eは、フィルタ本体21aの長手方向に配置されることが好ましい。
取っ手21eの個数及び位置は任意でよい。例えば、取っ手21eは、上側フィルタ21の右側中央と左側中央とに設けられてもよい。また、例えば、取っ手21eは、上側フィルタ21の右側下部と左側上部とに設けられてもよい。また、例えば、取っ手21eは、右側上部と左側上部とに設けられてもよい。また、例えば、取っ手21eは、上側中央に設けられてもよい。ここで、上側フィルタ21の仕様の一例を示す。上側フィルタ21のサイズは、上下方向約310mm、左右方向約150mm、前後方向約35mmである。取っ手21eのサイズは、フィルタ本体21a側から突出する先端側までの長さが約37mm、幅が約15mmである。フィルタ本体21aには活性炭が含有され、脱臭効果が付与されてもよい。また、外枠21cの外周面の少なくとも一面に、フィルタ設置の際の挿入方向を示す表示があってもよい。挿入方向を示す表示は、例えば、上側フィルタ21がフィルタ保持部15に設置される際の向きを示す「奥」及び「手前」といった文字、あるいは向きを示す矢印等である。また、挿入方向を示す表示が、外枠21cの外周面のうち、取っ手21eが設けられた面に配されることにより、ユーザが挿入方向を示す表示に気付きやすくなる。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1~図16)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。例えば、上記の実施形態では、送風部及びフィルタが2組上下に並べて配置されたが、3組以上が上下に並べて配置されてもよい。また、1つの送風部に2つのファンが上下に並べて配置されたが、3つ以上のファンが上下に並べて配置されてもよい。このような配置であっても、空気清浄機1は、設置面積を大きくすることなしに、広い空間の空気を清浄することができる。
また、図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。したがって、図示された各構成要素の厚み、長さ、形状、個数、間隔、及び材質等は、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、特に広い空間の空気を清浄する空気清浄機に用いるのに好適である。
1 空気清浄機
10 筐体
10a、10b 側面パネル
11 操作部
12 表示部
13 吸込部
14 背面パネル
15 フィルタ保持部
15a 下面保持部
15b、15c、15f、15g 側面保持部
15d、15i 前面保持部
15h 上面保持部
16 右側吹出部
16a 右側風向変更部
17 左側吹出部
17a 左側風向変更部
18 フィルタ検知部
20 フィルタ部
21 上側フィルタ(フィルタ)
21a、22a フィルタ本体
21b 折り目
21c、22c 外枠
21d 接着剤
21e、22e 取っ手
21f、22f 補強部材
22 下側フィルタ(フィルタ)
23 交差位置
24、25 フィルタ中心部
30 上側送風部(送風部)
31 第1ファンハウジング
31a、33a、41a、43a 上側取込部
31b、33b、41b、43b 下側取込部
33c、41c 送出部
32 第1ファン
33 第2ファンハウジング
34 第2ファン
35 上側ファンモータ
36 上側回転軸
40 下側送風部(送風部)
41 第3ファンハウジング
42 第3ファン
43 第4ファンハウジング
44 第4ファン
45 下側ファンモータ
46 下側回転軸
50 右側風路(風路)
50a、50b、60a、60b 分岐風路
51、61 イオン発生装置(付与部、交換部品)
51a、61a 放電電極部
52、62 ヒータ(付与部)
62 ヒータ(付与部)
60 左側風路(風路)
D1 距離

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に上下に並べて配置され、かつ、平面視で互いに交差する、上下方向に長い直方体状の少なくとも2つのフィルタを備える、空気清浄機。
  2. 前記少なくとも2つのフィルタのうちの上下に隣り合うフィルタ同士は、交差位置で直接接触する、請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記筐体の後面に設けられた、前記少なくとも2つのフィルタに対向する、曲面形状の背面パネルを備え、
    前記隣り合うフィルタ同士の交差位置は、平面視でフィルタ中心部よりも前記背面パネル側である、請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 前記少なくとも2つのフィルタのそれぞれに対応する位置に配置された、少なくとも2つの送風部を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  5. 前記筐体の後面に設けられた、前記少なくとも2つのフィルタより大きく開口し、前記少なくとも2つのフィルタが配置される吸込部と、
    前記吸込部のうちの前記少なくとも2つのフィルタにより塞がれていない隙間に配置された交換部品と
    を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  6. 前記少なくとも2つのフィルタのうちの最も上側に配置されるフィルタの上面に接触可能に配置されたフィルタ検知部を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の空気清浄機に用いられるフィルタであって、
    長手方向に沿って形成された複数の折り目を有するフィルタ本体と、
    前記フィルタ本体の外周面を覆う外枠と
    を備える、フィルタ。
  8. 前記複数の折り目のうちの隣り合う折り目同士を接着する接着剤が、前記折り目と直交する方向に配置されている、請求項7に記載のフィルタ。
  9. 一端側が前記フィルタ本体と前記外枠との間に挟まれた状態に固定され、他端側が前記外枠から突出している取っ手を備える、請求項7又は請求項8に記載のフィルタ。
  10. 前記取っ手は、前記フィルタ本体の長手方向に配置されている、請求項9に記載のフィルタ。
  11. 前記外枠の外周面のうち、長手方向と直交する少なくとも一面に補強部材が設けられている、請求項7から請求項10のいずれか1項に記載のフィルタ。
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