JP2023049803A - 空気調和機 - Google Patents

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誠 阪田
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Abstract

【課題】硝酸塩の潮解を抑制できる空気調和機を提案する。【解決手段】空気調和機(1)は、放電部(82)と、放電部(82)が配置された風通路(P0)を形成する部材(81)と、風通路(P0)における空気の流れ方向に対して放電部(82)の上流側に設けられ、風通路(P0)を形成する部材(81)を加熱する加熱部(110)と、放電部(82)および加熱部(110)を制御する制御部を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、空気調和機に関する。
従来、空気調和機として、コロナ放電素子のコロナ放電域を流れる空気流中の酸素をオゾンに変化させることによりオゾンを発生するオゾン脱臭装置がある(例えば、特開平8-217411号公報(特許文献1)参照)。
上記オゾン脱臭装置は、空気流のコロナ放電域よりも下流側の装置構成部分を硝酸アンモニウムの析出付着温度以上に加熱する加熱手段を備えている。上記オゾン脱臭装置は、空気流のコロナ放電域よりも下流側の装置構成部分を加熱手段により加熱することにより、装置構成部分に硝酸アンモニウムが析出するのを抑えて、コロナ放電素子の電極の絶縁低下を抑制している。
特開平8-217411号公報
上記オゾン脱臭装置では、装置構成部分に析出した硝酸アンモニウムが場合によって潮解が生じ、コロナ放電素子の出力が低下するという問題がある。
本開示では、硝酸塩の潮解を抑制できる空気調和機を提案する。
本開示の空気調和機は、
放電部と、
上記放電部が配置された風通路を形成する部材と、
上記風通路における空気の流れ方向に対して上記放電部の上流側に設けられ、上記風通路を形成する部材を加熱する加熱部と、
上記放電部および上記加熱部を制御する制御部と
を備える。
本開示によれば、風通路における空気の流れ方向に対して放電部の上流側に設けられた加熱部で、放電部が配置された風通路を形成する部材を例えば40℃ほどに加熱することによって、当該部材における硝酸塩の潮解を抑制できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記風通路に吸い込まれる空気の湿度を検出する湿度センサを備え、
上記制御部は、上記湿度センサにより検出された空気の湿度が所定湿度以上のときに上記加熱部を作動させる。
本開示によれば、湿度センサにより検出された空気の湿度が、例えば硝酸塩の潮解が生じる可能性が高くなる所定湿度以上のとき、加熱部を作動させることにより、硝酸塩の潮解が生じて絶縁性が低下するリスクを低減できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記制御部は、上記放電部が作動している期間において、上記湿度センサにより検出された空気の湿度が上記所定湿度未満のときに上記加熱部を停止する。
本開示によれば、放電部が作動している期間において、湿度センサにより検出された空気の湿度が所定湿度未満のときに加熱部を停止すので、エネルギー消費を低減できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記放電部が作動している期間の全部または一部が、上記加熱部が作動している期間と重なる。
本開示によれば、放電部の作動中における硝酸塩の潮解発生を抑制できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記制御部は、上記放電部の停止期間において上記加熱部を停止状態にする。
本開示によれば、エネルギー消費を低減できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記風通路を形成する部材は、樹脂材料からなり、
上記加熱部が作動している状態において上記風通路を形成する部材が所定温度以上かつ上記樹脂材料の耐熱温度以下になるように、上記風通路を形成する部材と上記加熱部との間の熱伝導経路の最短距離が設定されている。
本開示によれば、風通路を形成する部材を加熱しつつ熱による樹脂材料の劣化を抑制できる。
また、本開示の1つの態様に係る空気調和機では、
上記風通路を形成する部材は、上記放電部を収容するケーシングであり、
上記ケーシングは、上記風通路の流入口を有し、
上記ケーシングの上記流入口または上記流入口近傍に上記加熱部が配置されている。
本開示によれば、ケーシングを効率よく加熱することができ、エネルギー消費を低減できる。
本開示の第1実施形態の空気清浄機の前方かつ斜め上方から見た外観斜視図である。 図1のII-II線から見た断面の斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機の放電ユニットの空気流れの上流側から見た斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機の放電ユニットの空気流れの下流側から見た斜視図である。 図1のII-II線から見た断面図である。 図5のVI-VI線から見た断面図である。 図5のVII-VII線から見た断面図である。 第1実施形態の空気清浄機の制御ブロック図である。 第1実施形態の空気清浄機の動作を説明する図である。 本開示の第2実施形態の空気清浄機の制御ブロック図である。
以下、実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。図面において、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の空気清浄機1の前方かつ斜め上方から見た外観斜視図であり、図2は、図1のII-II線から見た断面の斜視図である。この実施形態の空気清浄機1は、空気調和機の一例である。
この空気清浄機1は、図1,図2に示すように、右吸込口21,左吸込口22と吹出口23とを有する第1風通路P1が設けられた直方体形状の本体ケーシング10と、第1風通路P1に配置され、右吸込口21,左吸込口22から吸い込んだ空気を吹出口23を介して吹き出す送風ファンFと、第1風通路P1に配置された集塵フィルタ30を備えている。
また、空気清浄機1は、第1風通路P1の集塵フィルタ30の上流に配置された放電ユニット80を備えている。
本体ケーシング10は、前面パネル11と、左右に設けられた側面パネル12と、天面パネル13と、背面パネル14(図6に示す)、右の側面パネル12の下方に着脱可能に取り付けられた右吸込グリル15と、左の側面パネル12の下方に着脱可能に取り付けられた左吸込グリル16と、天面パネル13に着脱可能に取り付けられた吹出グリル17とを備えている。
右吸込口21は、格子状の右吸込グリル15によって通気可能に覆われている。左吹出口22は、格子状の左吸込グリル16によって通気可能に覆われている。吹出口23は、格子状の吹出グリル17によって通気可能に覆われている。
本体ケーシング10には、樹脂ケース40が本体ケーシング10に着脱可能に取り付けられている。さらに、本体ケーシング10の樹脂ケース40上には、上部フレーム50が嵌め込まれている。
送風ファンFは、軸方向両側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出すシロッコファンである。送風ファンFは、左右の吸込口18a,18b(図5に示す)とスクロール18cとを有するファンハウジング18内に収納されている。ファンハウジング18には、吸込口18a,18bから吸い込まれた空気を上方に吹き出す吹出口18dが設けられている。また、送風ファンFの左側に回転軸19(図5に示す)を介して連結されたモータMを備えている。
本体ケーシング10内には、ファンハウジング18よりも上側に、上方が開口した箱状の下部フレーム60を配置している。下部フレーム60と上部フレーム50とで樹脂ケース40を収納する空間を形成している。
集塵フィルタ30は、プリーツ構造のフィルタであり、細かい粒子を捕集するフィルタである。例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタや中高性能フィルタであってもよい。
右吸込グリル15の風下側の面に、比較的大きな塵埃を取り除くための網状のプレフィルタ24が取り付けられている。左吸込グリル16の風下側の面に、比較的大きな塵埃を取り除くための網状のプレフィルタ25が取り付けられている。プレフィルタ24,25は、第1風通路P1の集塵フィルタ30の上流に配置されている。プレフィルタ24,25は、集塵フィルタ30で捉える粒子より大きい塵埃を捕集する。
第1風通路P1は、右吸込口21,左吸込口22から吸い込まれた空気が、送風ファンFと集塵フィルタ30とを介して吹出口23から吹き出すように、本体ケーシング10内に形成されている。
図1において、70は電源ボタンなどを有する操作部であり、71は空気清浄機1の動作状態などを表示する表示部である。
図3は、空気清浄機1の放電ユニット80の空気流れの上流側から見た斜視図であり、図4は、空気清浄機1の放電ユニット80の空気流れの下流側から見た斜視図である。
図3,図4に示すように、放電ユニット80は、直方体形状のケーシング81と、ケーシング81内に配置された放電部82とを備える。ケーシング81は、対向する側面に夫々形成された第1通気口81aと第2通気口81bとを有する。ケーシング81内の第1通気口81aと第2通気口81bとの間に風通路P0が形成されている。ケーシング81の風通路P0内に放電部82が配置されている。放電部82を収容するケーシング81は、風通路P0を形成する部材の一例であり、樹脂材料からなる。
この実施形態では、第1通気口81aから空気が風通路P0に流入し、風通路P0を通って第2通気口81bから空気が流出する。第1通気口81aは、流入口の一例である。なお、放電ユニット80の取付位置や取付方向によっては、第2通気口81bから空気が風通路P0に流入し、風通路P0を通って第1通気口81aから空気が流出する場合もある。
放電ユニット80の放電部82でストリーマ放電を行うことにより低温プラズマを生成し、これに伴って空気中で反応性の高い活性種を生成する。活性種とは、例えば高速電子、イオン、ラジカル、オゾンなどである。
ケーシング81の第1通気口81aが設けられた側面かつ第1通気口81aの近傍にヒータ110が取り付けられている。ヒータ110は、ケーシング81の風通路P0における空気の流れ方向に対して放電部82より上流側に設けられている。ヒータ110は、加熱部の一例である。
図5は、図1のII-II線から見た断面図である。図5において、矢印は第1風通路P1の空気の流れを示している。
図5に示すように、モータMにより送風ファンFが駆動されると、右吸込口21,左吸込口22から送風ファンFにより吸い込まれた空気は、送風ファンFから上方に吹き出し、集塵フィルタ30とを通って吹出口23から上方に吹き出す。
図6は、図5のVI-VI線から見た断面図を示しており、図6において、送風ファンFは時計方向(矢印R1)に回転することにより、紙面に対して垂直方向の両方から吸い込まれた空気が、送風ファンFの径方向外側に向かって吹き出して、ファンハウジング18のスクロール18cにより整流されて吹出口18dから上方に吹き出す。
図7は、図5のVII-VII線から見た断面図を示しており、下部フレーム60の側面の外側に、上下方向に沿って第2風通路P2を形成している。第2風通路P2の上端は、第1風通路P1の集塵フィルタ30の下流側に連なり、第2風通路P2の下端は、放電ユニット80の放電部82に連なる。
第1風通路P1の集塵フィルタ30の下流側からの清浄な空気は、第2風通路P2を介して放電ユニット80に供給され、放電ユニット80の放電部82で発生した活性種と共に送風ファンFに吸い込まれる。この活性種により、右吸込口21,左吸込口22から吸い込まれた空気中のウィルスや菌類を殺菌したり、アレルゲン物質や臭い成分を分解できる。放電ユニット80の放電部82に清浄な空気が供給されるので、放電部82の針に不純物が付着するのを抑制でき、放電ユニット80の活性種の生成能力の低下を抑えることができる。
また、放電ユニット80で発生した活性種は、第1風通路P1全体に行き渡るので、第1風通路P1内において集塵フィルタ30よりも上流側の送風ファンFなどの構成部材を除菌できる。また、放電ユニット80で発生した活性種は、集塵フィルタ30全体に供給されるので、集塵フィルタ30全体を除菌できる。
図8は、空気清浄機1の制御ブロック図であり、図8に示すように、空気清浄機1は、湿度センサ120と操作部70からの信号を受ける制御部100を備えている。制御部100は、湿度センサ120や操作部70からの信号などに基づいて、表示部71と放電ユニット80とヒータ110とモータMなどを制御する。この実施形態では、湿度センサ120は、送風ファンFの上流側かつ右吸込口21または左吸込口22のいずれか一方に配置している。湿度センサ120によって、第1風通路P1,第2風通路P2を介して放電ユニット80の風通路P0に吸い込まれる空気の湿度が検出される。
図9は、空気清浄機1の動作を説明する図である。図9では、上から順に放電ユニット80の動作、湿度センサ120により検出された湿度、ヒータ110の動作を示している。
図9に示すように、制御部100は、湿度センサ120により検出された湿度が所定湿度以上のときにヒータ110(加熱部)を作動させる。ここで、湿度は相対湿度である。所定湿度としては、例えば65%RH以上が好ましい。
また、制御部100は、放電ユニット80の放電部82が作動している期間(図9の作動期間)において、湿度センサ120により検出された空気の湿度が所定湿度未満のときにヒータ110を停止する。
ここで、放電ユニット80の放電部82が作動している期間(図9の作動期間)の一部が、ヒータ110が作動している期間と重なる。なお、放電ユニット80の放電部82が作動している期間の全部が、ヒータ110が作動している期間と重なるようにしてもよい。
また、制御部100は、放電ユニット80の放電部82の停止期間においてヒータ110を停止状態にする。
なお、制御部100は、ヒータ110が作動している状態において放電ユニット80のケーシング81(風通路を形成する部材)が所定温度以上かつ樹脂材料の耐熱温度以下になるように、ヒータ110のオンオフやヒータ110の投入電力を制御するようにしてもよい。これによって、ケーシング81を加熱しつつ熱による樹脂材料の劣化を抑制できる。この実施形態では、所定温度を40℃とし、耐熱温度を80℃としている。
従来の放電ユニットでは、放電により発生したオゾンによって酸化された窒素酸化物と空気中の水分が反応して硝酸塩(硝酸アンモニウムなど)が合成され、合成された硝酸塩の粒子が放電部の電極などに付着するものと考えられる。
このような放電ユニットの放電部の電極などに付着した硝酸塩は、固体では導電性が低いが、空気中の水分を吸収して潮解すると導電性が高くなるために、電極の絶縁低下が生じて放電が不安定な状態または放電不能な状態に陥り、放電部の出力が低下してしまうという問題がある。そこで、本発明者は、このような問題を解決するために、本開示の空気調和機を考えた。
本開示の空気調和機の一例としての第1実施形態の空気清浄機1では、風通路P0における空気の流れ方向に対して放電部82の上流側に設けられたヒータ110(加熱部)により、放電部82が配置された風通路P0を形成するケーシング81(部材)を40℃程度に加熱することによって、ケーシング81内の雰囲気の湿度を硝酸塩の潮解が起きにくい所定湿度未満にすることができる。これにより、放電ユニット80のケーシング81内を乾燥させて、ケーシング81などに付着した硝酸塩の潮解を抑制できる。ここで、硝酸塩は、硝酸アンモニウムなどを含む。所定湿度としては、例えば65%RH以上が好ましい。
上記空気清浄機1では、放電部82が配置された風通路P0を形成するケーシング81に付着した硝酸塩の導電性が高くなるのを抑えることができる。これによって、放電部82の絶縁低下を抑制して、放電部82の出力低下を最小限にでき、放電ユニット80の寿命を延ばすことができる。また、風通路P0を形成するケーシング81を、硝酸塩が析出しないように60℃以上に加熱する必要がないので、エネルギー消費を低減できる。
本発明者は、温度32℃で湿度80%RHの雰囲気の条件では、ケーシング81を40℃に加熱することで、ケーシング81の風通路P0内の湿度が65%RH未満に低下することを計算上で確認した。このようにして、風通路P0内の湿度を65%RH未満にすることで、硝酸塩の潮解を効果的に抑制できる。
また、湿度センサ120により検出された空気の湿度が、例えば硝酸塩の潮解が生じる可能性が高くなる所定湿度以上のとき、ヒータ110を作動させることにより、硝酸塩の潮解が生じて絶縁性が低下するリスクを低減できる。
また、放電ユニット80の放電部82が作動している期間において、湿度センサ120により検出された空気の湿度が所定湿度未満のときにヒータ110を停止するので、エネルギー消費を低減できる。
また、放電ユニット80の放電部82が作動している期間の全部または一部が、ヒータ110が作動している期間と重なることによって、放電部82の作動中における硝酸塩の潮解発生を抑制できる。
また、放電ユニット80の放電部82の停止期間においてヒータ110を停止状態することで、エネルギー消費を低減できる。
また、放電ユニット80の第1通気口81a(吸込口)近傍にヒータ110を配置することによって、ケーシング81を効率よく加熱することができ、エネルギー消費を低減できる。なお、放電ユニット80の第1通気口81a(吸込口)近傍でなく、ケーシング81の風通路P0の第1通気口81aにヒータ110を配置してもよい。
〔第2実施形態〕
図10は、本開示の第2実施形態の空気清浄機の制御ブロック図である。この第2実施形態の空気清浄機は、ヒータの代わりに臭いセンサ130を設けている点を除いて第1実施形態の空気清浄機1と同一の構成をしている。
この第2実施形態の空気清浄機は、図10に示すように、送風ファンFにより吸い込まれる空気の臭い成分を検出する臭いセンサ130を備えている。臭いセンサ130は、検出部を加熱するヒータを内蔵している。
この空気清浄機では、臭いセンサ130に内蔵されたヒータにより発生する熱を、放電ユニット80のケーシング81の加熱に利用する。臭いセンサ130のヒータは、加熱部の一例である。
上記第2実施形態の空気清浄機は、第1実施形態の空気清浄機1と同様の効果を有する。
上記第1,第2実施形態では、空気調和機として空気清浄機1を説明したが、換気装置、加湿装置、加湿機能を有する空気清浄機、エアコンなどの他の空気調和機に本開示を適用してもよい。
上記第1,第2実施形態では、放電ユニット80において、放電部82が配置されたケーシング81(風通路を形成する部材)をヒータ110(加熱部)により加熱したが、これに限らず、風通路を形成する部材の上流側にダクトが接続され、当該ダクトに加熱部を設けることによって、すなわち風通路における空気の流れ方向に対して放電部の上流側に加熱部を設けることによって、ダクト自体やダクト内を流れる空気を加熱するようにしてもよい。
なお、上記ダクトの内周面または外周面に接するように加熱部を配置して、風通路における空気の流れ方向に対して放電部の上流側に加熱部を設けることによって、ダクトを加熱すると同時にダクト内を流れる空気を加熱するようにしてもよい。
上記ダクトの内周面または外周面に接するように加熱部が設けられている場合、風通路を形成する部材が所定温度以上かつ樹脂材料の耐熱温度以下になるように、風通路を形成する部材と加熱部との間のダクトの熱伝導経路の最短距離を設定する。
また、風通路を形成する部材がダクトそのものであってもよい。ダクト内に放電部を配置して、ダクト内の空気の流れ方向に対して放電部の上流側に加熱部を設けるようにしてもよい。加熱部によりダクト内の空気を暖めて、暖められた空気を放電部が配置された下流側のダクト部分を加熱するようにしてもよい。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…空気清浄機
10…本体ケーシング
11…前面パネル
12…側面パネル
13…天面パネル
14…背面パネル
15…右吸込グリル
16…左吸込グリル
17…吹出グリル
18…ファンハウジング
18a,18b…吸込口
18c…スクロール
18d…吹出口
19…回転軸
21…右吸込口
22…左吸込口
23…吹出口
24,25…プレフィルタ
30…集塵フィルタ
40…樹脂ケース
50…上部フレーム
60…下部フレーム
61…底部
70…操作部
71…表示部
80…放電ユニット
81…ケーシング
81a…第1通気口(流入口)
81b…第2通気口
82…放電部
100…制御部
110…ヒータ(加熱部)
120…湿度センサ
130…臭いセンサ
F…送風ファン
M…モータ
P0…風通路
P1…第1風通路
P2…第2風通路

Claims (7)

  1. 放電部(82)と、
    上記放電部(82)が配置された風通路(P0)を形成する部材(81)と、
    上記風通路(P0)における空気の流れ方向に対して上記放電部(82)の上流側に設けられ、上記風通路(P0)を形成する部材(81)を加熱する加熱部(110)と、
    上記放電部(82)および上記加熱部(110)を制御する制御部(100)と
    を備える、空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記風通路(P0)に吸い込まれる空気の湿度を検出する湿度センサ(120)を備え、
    上記制御部(100)は、上記湿度センサ(120)により検出された空気の湿度が所定湿度以上のときに上記加熱部(110)を作動させる、空気調和機。
  3. 請求項2に記載の空気調和機において、
    上記制御部(100)は、上記放電部(82)が作動している期間において、上記湿度センサ(120)により検出された空気の湿度が上記所定湿度未満のときに上記加熱部(110)を停止する、空気調和機。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の空気調和機において、
    上記放電部(82)が作動している期間の全部または一部が、上記加熱部(110)が作動している期間と重なる、空気調和機。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の空気調和機において、
    上記制御部(100)は、上記放電部(82)の停止期間において上記加熱部(110)を停止状態にする、空気調和機。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つに記載の空気調和機において、
    上記風通路(P0)を形成する部材(81)は、樹脂材料からなり、
    上記加熱部(110)が作動している状態において上記風通路(P0)を形成する部材(81)が所定温度以上かつ上記樹脂材料の耐熱温度以下になるように、上記風通路(P0)を形成する部材(81)と上記加熱部(110)との間の熱伝導経路の最短距離が設定されている、空気調和機。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載の空気調和機において、
    上記風通路(P0)を形成する部材(81)は、上記放電部(82)を収容するケーシング(81)であり、
    上記ケーシング(81)は、上記風通路(P0)の流入口(81a)を有し、
    上記ケーシング(81)の上記流入口(81a)または上記流入口(81a)近傍に上記加熱部(110)が配置されている、空気調和機。
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