JPH11113673A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH11113673A
JPH11113673A JP27625097A JP27625097A JPH11113673A JP H11113673 A JPH11113673 A JP H11113673A JP 27625097 A JP27625097 A JP 27625097A JP 27625097 A JP27625097 A JP 27625097A JP H11113673 A JPH11113673 A JP H11113673A
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headrest
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chair
shaft
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Takeshi Touchi
武 登内
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座者の好み等に対応して座り心地を向上で
きるヘッドレストを備える。 【解決手段】 傾斜角度を調整可能なヘッドレスト1を
備える。このヘッドレスト1は、背凭れ2の上側に配置
したヘッドレスト本体3と、ヘッドレスト本体3に固着
した固定ブラケット4と、固定ブラケット4に回転軸5
により回転可能に取り付けて背凭れ2に支持される支柱
6と、ヘッドレスト本体3を背凭れ2に対して複数の傾
斜角度で固定可能なクリック機構7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者の頭部を支
持するヘッドレストを備えた椅子に関する。さらに詳述
すると、本発明は特に事務用の回転椅子にヘッドレスト
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる事務用椅子には、着座者の頭部
を支持するヘッドレストが設けられているものがある。
このヘッドレストとしては、例えば背高の背凭れの上部
がヘッドレストを兼ねたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たヘッドレストを備えた椅子では、ヘッドレストが背凭
れと一体で固定しているので着座者の頭部を支持する位
置や角度が画一的となってしまい座り心地をより良くす
ることができない。このため、着座者の好みや椅子の使
用目的や背凭れの傾斜角度等の相違に対応可能なヘッド
レストが望まれていた。
【0004】そこで、本発明は、着座者の好み等に対応
して座り心地を向上できるヘッドレストを備えた椅子を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1の椅子は、傾斜角度を調整可能なヘッドレ
ストを備えるようにしている。したがって、着座者は自
分の好みや椅子の使用目的や背凭れの傾斜角度等に応じ
てヘッドレストの傾斜角度を変更して適切な角度に設定
することができる。
【0006】また、請求項2の椅子では、ヘッドレスト
は、背凭れの上側に配置したヘッドレスト本体と、ヘッ
ドレスト本体に固着した固定ブラケットと、固定ブラケ
ットに回転軸により回転可能に取り付けて背凭れに支持
される支柱と、ヘッドレスト本体を背凭れに対して複数
の傾斜角度で固定可能なクリック機構とを備えるように
している。
【0007】したがって、ヘッドレストに外力を与えな
いときはクリック機構によりヘッドレストが固定され
る。そして、椅子の使用者がヘッドレストの傾斜角度を
調整する際は、ヘッドレスト本体に外力を与えて回転軸
を中心に回転させる。このとき、ヘッドレスト本体への
外力によりクリック機構が作動してヘッドレスト本体を
所定の傾斜角度毎に節度感を生じながら回転させて固定
する。このため、ヘッドレストの傾斜角度を使用者の好
みや使用目的に応じた大きさに設定して固定することが
できる。
【0008】さらに、請求項3の椅子では、回転軸は支
柱と固定ブラケットとを回転可能かつ軸方向に摺動可能
に取り付けると共に、クリック機構は、支柱に回転軸と
平行に設けたロックピンと、固定ブラケットに形成する
と共にロックピンの先端部が嵌合可能な複数のロック孔
と、支柱及び固定ブラケットを回転軸に沿って押し合わ
せてロックピンの先端部をロック孔に嵌合させる押圧ば
ねとを備えるようにしている。
【0009】したがって、ヘッドレストに外力を与えな
いときは、ロックピンの先端部がロック孔に嵌合した状
態で押圧ばねにより押し付けられるので、ヘッドレスト
の傾斜角度が固定される。そして、椅子の使用者がヘッ
ドレストの傾斜角度を調整する際は、ヘッドレスト本体
に外力を与えて回転軸を中心に回転させる。このとき、
ヘッドレスト本体への外力によりロックピンの先端部と
ロック孔との間に嵌合方向の真横から力が加わるのでロ
ックピンがロック孔から外れる。これと同時に、ロック
ピンがロック孔から外れることにより支柱と固定ブラケ
ットとが回転軸方向に摺動して押圧ばねを蓄勢する。そ
して、ヘッドレスト本体をさらに回転させることによ
り、ロックピンが次のロック孔の位置に達する。このと
き、押圧ばねによりロックピンの先端部がロック孔に嵌
合してヘッドレストの位置をロックする。これにより、
ヘッドレストを複数の傾斜角度でロックすることができ
るので、ヘッドレストの傾斜角度を使用者の好みや使用
目的に応じた大きさに設定して固定することができる。
しかも、ヘッドレストの固定段階数や傾斜角度はロック
孔の形成位置により設定することができる。
【0010】さらに、請求項4の椅子では、クリック機
構は、支柱を回転軸と平行に貫通すると共に該支柱の長
手方向に沿った長孔と、固定ブラケットの長孔に向き合
う位置に形成された回転軸を中心とする円弧形状の連通
孔と、連通孔の回転軸から遠い方の縁に形成された複数
のロック凹部と、長孔と連通孔とを貫通するロック軸
と、ロック軸をロック凹部に付勢する付勢ばねとを備え
るようにしている。
【0011】したがって、ヘッドレストに外力を与えな
いときは、ロック軸がロック凹部に入り込んだ状態で付
勢ばねにより押し付けられるので、ヘッドレストの傾斜
角度が固定される。そして、椅子の使用者がヘッドレス
トの傾斜角度を調整する際は、ヘッドレスト本体に外力
を与えて回転軸を中心に回転させる。この回転により固
定ブラケットが支柱に対して回転しようとするので、支
柱の長孔と固定ブラケットのロック凹部とがロック軸に
剪断力を与える。ここで、ロック軸は長孔に対して長手
方向にしか移動できないので長孔により回転軸の周方向
に押されて付勢ばねを蓄勢しながら連通孔の内側に突出
したロック凹部の端部に乗り上げる。さらにヘッドレス
トを回転することにより、ロック軸は元のロック凹部の
隣のロック凹部に入り込む。このとき、付勢ばねがロッ
ク軸をロック凹部に入り込んだ状態で押圧してヘッドレ
ストの位置をロックする。これにより、ヘッドレストを
複数の傾斜角度でロックすることができるので、ヘッド
レストの傾斜角度を使用者の好みや使用目的に応じた大
きさに設定して固定することができる。しかも、ヘッド
レストの固定段階数や傾斜角度はロック凹部の形成位置
により設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
3に本発明の椅子を事務用の椅子に適用した実施形態の
一例を示す。この椅子は、傾斜角度を調整可能なヘッド
レスト1を備えている。
【0013】このヘッドレスト1は椅子の背凭れ2の上
側に設置されている。ヘッドレスト1は、背凭れ2の上
側に配置したヘッドレスト本体3と、ヘッドレスト本体
3に固着した固定ブラケット4と、固定ブラケット4に
回転軸5により回転可能に取り付けて背凭れ2に支持さ
れる支柱6と、ヘッドレスト本体3を背凭れ2に対して
複数の傾斜角度で固定可能なクリック機構7とを備えて
いる。
【0014】ヘッドレスト本体3は、例えばポリプロピ
レン製の芯材8と、この芯材8に載せられたクッション
材と、これら芯材8とクッション材とを表側から周縁の
裏側まで回り込んで覆う上張地と、上張地の縁部を隠す
ため背面に取り付けられる裏カバーとを備えている。但
し、ヘッドレスト本体3としては本実施形態の構造に限
られず、他の構造であっても構わないのは勿論である。
【0015】固定ブラケット4は板材の両端部を同じ方
向に垂直に折り曲げたコ字形状としている。そして、中
央の板部を取付板4a、両端の板部をブラケット板4
b,4bとしている。この取付板4aを、ブラケット板
4b,4bが鉛直となるようにヘッドレスト本体3の芯
材8にねじ止めしている。各ブラケット板4b,4bの
中央部には回転軸5が水平に連通して取り付けられてい
る。
【0016】支柱6,6は金属パイプ製で、各ブラケッ
ト板4b,4bの同方向の一側面に回転軸5により回転
可能かつ摺動可能に取り付けられている。本実施形態で
は支柱6を金属パイプ製としているが、これには限られ
ず中実の金属棒等としても良い。各支柱6,6は、背凭
れ2の上端部に上下方向を長手方向にして固定してい
る。各支柱6,6はヘッドレスト本体3の内部で横支柱
9,9により溶接等により連結されている。横支柱9,
9は固定ブラケット4の上下に設けられている。また、
上下の横支柱9,9のほぼ中央部には、これら横支柱
9,9同士を連結するばね受け板10が溶接等により取
り付けられている。本実施形態では支柱6,6を背凭れ
2の上端部に固定しているが、これには限られず例えば
支柱6,6を背凭れ2に対して昇降可能とすることによ
りヘッドレスト1を背凭れ2に対して昇降可能とするこ
とができる。この場合、着座者の座高の高さに対応して
ヘッドレスト1の高さを調整することができるので、椅
子の座り心地を向上させることができる。
【0017】さらに、クリック機構7は、支柱6,6に
回転軸5と平行に設けたロックピン11,11と、ブラ
ケット板4bに形成すると共にロックピン11の先端部
が嵌合可能な複数のロック孔12,12,12と、支柱
6,6及びブラケット板4b,4bを回転軸5に沿って
押し合わせてロックピン11,11の先端部をロック孔
12,12に嵌合させる押圧ばね13とを備えている。
【0018】ロック孔12はブラケット板4bを貫通す
る透孔としている。但し、ロック孔12を透孔とするこ
とには限られずロックピン11が嵌合可能な凹部とする
ことができる。ロック孔12は、ブラケット板4bの回
転軸5を中心として上部及び下部にそれぞれ3個ずつ形
成されている。このため、1本の支柱6に対して上下の
2カ所のロック孔12,12により支持されるので、ヘ
ッドレスト1の固定を強固に行うことができる。本実施
形態ではロック孔12を回転軸5の上下にそれぞれ3カ
所ずつ形成しているが、これには限られず回転軸5の上
部のみ若しくは下部のみにロック孔12を形成すること
ができる。この場合、クリック機構7をより簡易なもの
とすることができる。
【0019】また、上部のロック孔12,12,12の
中央のロック孔12と下部のロック孔12,12,12
の中央のロック孔12とは回転軸5を含んでヘッドレス
ト本体3の芯材8と平行な直線上に配置されている。そ
して、上下の各ロック孔12,12,12は、中央のロ
ック孔12を挟んで回転軸5を中心として15度毎に配
置されている。したがって、ヘッドレスト1は支柱6,
6と平行な状態でロックされると共に、この状態を中心
に前後に15度ずつ傾斜して3段階にロックされる。
【0020】本実施形態ではロック孔12を回転軸5の
上下部に3カ所ずつ形成しているのでヘッドレスト1は
3段階に固定可能であるが、これには限られずロック孔
12の形成個数を2個または4個以上としてヘッドレス
ト1を2段階または4段階以上に固定可能とすることが
できる。したがって、使用目的に応じて適切な固定段階
数のヘッドレストを備えた椅子を得ることができる。ま
た、本実施形態では3つのロック孔12,12,12を
15度おきに形成しているが、これには限られず他の角
度ごとに形成することができる。このため、使用目的に
応じて適切な傾斜角度のヘッドレストを備えた椅子を得
ることができる。
【0021】支柱6のロック孔12,12に向き合った
位置にはロックピン11,11が取り付けられている。
すなわち、1本の支柱6に上下のロック孔12,12に
対応する2カ所のロックピン11,11が取り付けられ
ている。ロックピン11はロック孔12に嵌合したとき
に支柱6とブラケット板4bとの回転軸5を中心とする
回転によりロック孔12から容易に外れる程度の長さと
している。また、ロックピン11の先端部は半球形状と
している。このため、ヘッドレスト本体3に外力が加わ
って支柱6とブラケット板4bとが回転したときにロッ
クピン11とロック孔12との嵌合が容易に外れてヘッ
ドレスト1を回転可能にすることができる。
【0022】本実施形態ではロックピン11の先端部の
形状を半球形状としているが、これには限られずロック
ピン11の全体を円柱形状とすることもできる。この場
合もロックピン11の長さを支柱6とブラケット板4b
との回転軸5を中心とする回転によりロック孔12から
容易に外れる程度としておくことにより、ヘッドレスト
本体3への大きな外力に対してロックピン11とロック
孔12との嵌合を外すことができる。また、このように
ロックピン11の全体を円柱形状とする場合は、ロック
孔12のロックピン11が嵌合する側の縁部に面取り等
を施しておくことが好ましい。これによれば、ヘッドレ
スト本体3への大きな外力に対してロックピン11とロ
ック孔12との嵌合が容易に外れてヘッドレスト1を回
転可能にすることができる。
【0023】また、本実施形態では支柱6にロックピン
11を設けると共にブラケット板4bにロック孔12を
形成しているが、これには限られず支柱6に複数のロッ
ク孔12を形成すると共にブラケット板4bにロックピ
ン11を設けるようにすることができる。この場合もロ
ックピン11がロック孔12に嵌合することによりヘッ
ドレスト1の傾斜角度がロックされると共に支柱6とブ
ラケット板4bとの相対回転によりロックピン11がロ
ック孔12から外れてヘッドレスト1が回転可能とな
る。
【0024】ばね受け板10とこれに向き合うブラケッ
ト板4bとの間の回転軸5の周囲には圧縮コイルばねか
ら成る押圧ばね13が設けられている。この押圧ばね1
3により各支柱6,6が各ブラケット板4b,4bに押
し付けられると共に、ロックピン11がロック孔12に
嵌合する。
【0025】上述した椅子では、ヘッドレスト1に大き
な外力を加えない状態ではロックピン11がいずれかの
ロック孔12に嵌合しているので、ヘッドレスト本体3
が所定の傾斜角度でロックされる。この状態で着座者が
ヘッドレスト本体3に頭部を凭れかけてもロックピン1
1とロック孔12との嵌合が押圧ばね13により維持さ
れることによりヘッドレスト1は傾動せずに頭部を支持
することができる。
【0026】そして、ヘッドレスト1の傾斜角度を変更
するときはヘッドレスト本体3に大きな外力を与える。
これにより、ブラケット板4bが支柱6に対して回転し
ようとしてロックピン11とロック孔12との間に嵌合
方向と直交する方向に力が作用する。このため、ロック
ピン11がロック孔12から外れると共に、押圧ばね1
3に抗してブラケット板4bと支柱6とが回転軸5に沿
って僅かに離れる。このとき、ヘッドレスト1が回転可
能となる。さらにヘッドレスト本体3を回転させること
によりロックピン11が次のロック孔12の位置に達す
る。そして、押圧ばね13の押圧力によりロックピン1
1がそのロック孔12に嵌合する。これにより、再びヘ
ッドレスト1がロックされることになる。
【0027】ここで、ヘッドレスト1の角度を変更する
際はロックピン11がロック孔12から外れて次のロッ
ク孔12に嵌合するため適度な節度感を生ずることにな
る。このため、操作感が心地よいものとなる。
【0028】この実施形態の椅子によればヘッドレスト
1の傾斜角度を着座者の好みや椅子の使用目的に応じて
好ましい大きさに設定することができるので、椅子の座
り心地を向上させることができる。また、本実施形態で
はヘッドレスト本体3の傾斜角度は背凭れ2と平行な位
置を中心に前後に15度ずつの3段階としている。この
ため、特にヘッドレスト1を前傾すればヘッドレスト1
による着座者の頭部の保持性が高くなるので、より安定
した座り心地を得ることができる。
【0029】しかも、この椅子のヘッドレスト1によれ
ば、ヘッドレスト本体3に外力を与えてワンタッチで傾
斜角度を変更できるので、操作性を良好なものとするこ
とができる。
【0030】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、上述した実施形態では固定ブラケット4
としてコ字形状の部材を使用すると共に、クリック機構
7としてロックピン11とロック孔12と押圧ばね13
とを備えたものを使用しているが、これには限られず図
4〜図6に示すように固定ブラケット4’としてL形ア
ングル材を使用すると共に、クリック機構7として、支
柱6を回転軸5と平行に貫通すると共に該支柱6の長手
方向に沿った長孔14と、固定ブラケット4’の長孔1
4に向き合う位置に形成された回転軸5を中心とする円
弧形状の連通孔15と、連通孔15の回転軸5から遠い
方の縁に形成された複数のロック凹部16,16,16
と、長孔14と連通孔15とを貫通するロック軸17
と、ロック軸17をロック凹部16に付勢する付勢ばね
18とを備えたものを使用することができる。
【0031】固定ブラケット4’はL形アングル材の一
方の板部を取付板4a’とし、他方の板部をブラケット
板4b’としている。そして、2つの固定ブラケット
4’,4’のブラケット板4b’,4b’を間隔を設け
て鉛直に向き合わせた状態で各取付板4a’,4a’を
ヘッドレスト本体3の芯材8にねじ止めしている。各ブ
ラケット板4b’,4b’の間には支柱6が水平な回転
軸5により回転可能に取り付けられている。また、支柱
6の上端はブラケット板4b’の上端と同じ高さとして
いる。
【0032】長孔14は支柱6の上端部に形成されてい
る。長孔14,14はブラケット板4b’,4b’に向
いた部分を縦長に切り欠いて構成されている。また、本
実施形態では支柱6が金属パイプ製なので長孔14はパ
イプ先端の切り欠きにより構成されるが、例えば支柱6
が中実の金属棒から成る場合は、長孔14は2枚のブラ
ケット板4b’,4b’に向いた部分同士を貫通する切
り欠き若しくは透孔とする。
【0033】ブラケット板4b’の長孔14に向き合う
位置には連通孔15が形成されている。連通孔15は回
転軸5を中心とする円弧形状の透孔としている。また、
連通孔15の回転軸5から遠い方の縁には、回転軸5か
ら離れる方向に凹んだ3カ所のロック凹部16,16,
16が形成されている。
【0034】ロック凹部16,16,16の中央のロッ
ク凹部16と回転軸5とはヘッドレスト本体3の芯材8
と平行な直線上に配置されている。そして、各ロック凹
部16,16,16は、中央のロック凹部16を挟んで
回転軸5を中心として15度毎に配置されている。した
がって、ヘッドレスト1は支柱6と平行な状態でロック
されると共に、この状態を中心に前後に15度ずつ傾斜
して3段階にロックされる。
【0035】本実施形態では3つのロック凹部16を形
成しているのでヘッドレスト1は3段階に固定可能であ
るが、これには限られずロック凹部16の形成個数を2
個または4個以上としてヘッドレスト1を2段階または
4段階以上に固定可能とすることができる。したがっ
て、使用目的に応じて適切な固定段階数のヘッドレスト
を備えた椅子を得ることができる。また、本実施形態で
は3つのロック凹部16,16,16を15度おきに形
成しているが、これには限られず他の角度ごとに形成す
ることができる。このため、使用目的に応じて適切な傾
斜角度のヘッドレストを備えた椅子を得ることができ
る。
【0036】さらに、ロック軸17が長孔14と連通孔
15とを貫通して設けられている。また、このロック軸
17の抜け落ちを防ぐためロック軸17の両端部にスト
ッパ(図示省略)が取り付けられている。ここで、長孔
17は支柱6の長手方向に沿った孔であるので、ロック
軸17は支柱6に対して長手方向にのみ移動可能となり
支柱6のブラケット板4b’に対する相対回転に伴って
連通孔15に沿って移動する。そして、このロック軸1
7と回転軸5の間の支柱6の周囲にはロック軸17をロ
ック凹部16に入れ込んだ状態で押し付ける圧縮コイル
ばねから成る付勢ばね18が設けられている。
【0037】なお、本実施形態では支柱6に長孔14を
設けると共にブラケット板4b’にロック凹部16を形
成しているが、これには限られず支柱6に複数のロック
凹部16を形成すると共にブラケット板4b’に長孔1
4を設けるようにすることができる。この場合もロック
軸17がロック凹部16に入り込むことによりヘッドレ
スト1の傾斜角度がロックされると共に支柱6とブラケ
ット板4bとの相対回転によりロック軸17がロック凹
部16から外れてヘッドレスト1が回転可能となる。
【0038】この実施形態の椅子では、ヘッドレスト1
に大きな外力を加えない状態ではロック軸17がいずれ
かのロック凹部16に入り込んでいるので、ヘッドレス
ト本体3が所定の傾斜角度でロックされる。この状態で
着座者がヘッドレスト本体3に頭部を凭れかけてもロッ
ク軸17とロック凹部16との嵌合が付勢ばね18によ
り維持されることによりヘッドレスト1は傾動せずに頭
部を支持することができる。
【0039】そして、ヘッドレスト1の傾斜角度を変更
するときはヘッドレスト本体3に大きな外力を与える。
このため、ブラケット板4b’が支柱6に対して回転し
ようとすることにより長孔14とロック凹部16とがロ
ック軸17に剪断力を与える。ここで、ロック軸17は
長孔17に対して長手方向にしか移動できないので長孔
17により回転軸5の周方向に押されて付勢ばね18を
蓄勢しながら連通孔15の内側に突出するロック凹部1
6の端部に乗り上げる。さらにヘッドレスト本体3を回
転することにより、ロック軸17は元のロック凹部16
の隣のロック凹部16に入り込む。このとき、付勢ばね
18がロック軸17をロック凹部16に入り込んだ状態
で押圧してヘッドレスト1の位置をロックする。これに
より、再びヘッドレスト1がロックされることになる。
【0040】ここで、ヘッドレスト1の角度を変更する
際はロック軸17がロック凹部16から外れて次のロッ
ク凹部16に嵌合するため適度な節度感を生ずることに
なる。このため、操作感が心地よいものとなる。
【0041】この実施形態の椅子によってもヘッドレス
ト1の傾斜角度を着座者の好みや椅子の使用目的に応じ
て好ましい大きさに設定することができるので、椅子の
座り心地を向上させることができる。また、本実施形態
でもヘッドレスト本体3の傾斜角度は背凭れ2と平行な
位置を中心に前後に15度ずつの3段階としている。こ
のため、特にヘッドレスト1を前傾すればヘッドレスト
1による着座者の頭部の保持性が高くなるので、より安
定した座り心地を得ることができる。
【0042】しかも、この椅子のヘッドレスト1によれ
ば、ヘッドレスト本体3に外力を与えてワンタッチで傾
斜角度を変更できるので、操作性を良好なものとするこ
とができる。
【0043】さらに、上述した図4〜図6に示す実施形
態ではブラケット板4b’においてロック軸17を回転
軸5の上方に位置させているが、これには限られず図7
に示すようにブラケット板4b’においてロック軸17
を回転軸5の下方に位置させることができる。この場
合、支柱6の長孔14はブラケット板14b’,14
b’の連通孔15,15の向き合った位置を貫通する透
孔として形成する。
【0044】この実施形態の椅子によっても上述した図
4〜図6に示す実施形態の椅子と同様にヘッドレスト1
が着座者の頭部を支持することができると共にヘッドレ
スト1の傾斜角度を外力により容易に変更することがで
きるので、ヘッドレスト1の傾斜角度を着座者の好みや
椅子の使用目的に応じて好ましい大きさに設定して椅子
の座り心地を向上させることができる。しかも、この椅
子のヘッドレスト1によれば、ヘッドレスト本体3に外
力を与えてワンタッチで傾斜角度を変更できるので、操
作性を良好なものとすることができる。
【0045】また、クリック機構7としては上述した各
実施形態のものに限られず、既存のまたは新規の様々な
機構を適用することができる。例えば、図1〜図3に示
す実施形態において、支柱6とブラケット板4bとを回
転軸5により回転のみ可能とし、またロックピン11を
支柱6に対して出没可能として、さらに押圧ばね13の
代わりにロックピン11を支柱6から突出させる押出ば
ねを設けるようにすることができる。この場合、支柱6
とブラケット板4bとの相対回転によりロックピン11
が支柱6の内部に押し込まれてロック孔12から外れて
ヘッドレスト1が回転可能となる。
【0046】さらに、上述した各実施形態ではヘッドレ
スト1はクリック機構7によりワンタッチで傾斜可能と
しているが、これのみには限られず、このクリック機構
7に加えてヘッドレスト1の傾斜角度を完全に固定する
ロック機構を備えることができる。この場合、ロック機
構を解除することによりヘッドレスト1を傾斜させるこ
とができ、またロック機構を作動させることによりヘッ
ドレスト1を外力によっても動かないように固定する。
このロック機構を備えた椅子によれば着座者が頭部をヘ
ッドレスト1に強く押し付けてもヘッドレスト1が誤っ
て傾斜してしまうことがないので、このようなヘッドレ
スト1の傾斜を防止して使用感を向上させることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の椅子は、傾斜角度を調整可能なヘッドレストを備え
るようにしているので、着座者は自分の好みや椅子の使
用目的や背凭れの傾斜角度等に応じてヘッドレストの傾
斜角度を変更して適切な角度に設定することができる。
このため、椅子の座り心地を向上させることができる。
【0048】また、請求項2の椅子では、ヘッドレスト
は、背凭れの上側に配置したヘッドレスト本体と、ヘッ
ドレスト本体に固着した固定ブラケットと、固定ブラケ
ットに回転軸により回転可能に取り付けて背凭れに支持
される支柱と、ヘッドレスト本体を背凭れに対して複数
の傾斜角度で固定可能なクリック機構とを備えるように
しているので、ヘッドレストに外力を与えて傾斜角度を
変更できると共に外力を与えなければクリック機構によ
り固定しているので、ヘッドレストの傾斜角度を使用者
の好みや使用目的に応じた大きさに設定して固定するこ
とができる。これにより、椅子の座り心地を向上させる
ことができる。
【0049】さらに、ヘッドレストの角度を変更する際
はクリック機構により適度な節度感を得ることができる
ので、操作感を心地よいものとすることができる。しか
も、ヘッドレスト本体に外力を与えてワンタッチで傾斜
角度を変更できるので、操作性を良好なものとすること
ができる。
【0050】そして、請求項3の椅子では、回転軸は支
柱と固定ブラケットとを回転可能かつ軸方向に摺動可能
に取り付けると共に、クリック機構は、支柱に回転軸と
平行に設けたロックピンと、固定ブラケットに形成する
と共にロックピンの先端部が嵌合可能な複数のロック孔
と、支柱及び固定ブラケットを回転軸に沿って押し合わ
せてロックピンの先端部をロック孔に嵌合させる押圧ば
ねとを備えるようにしているので、ヘッドレストに外力
を与えて傾斜角度を変更できると共に外力を与えなけれ
ばロックピンとロック孔とにより固定しているので、ヘ
ッドレストの傾斜角度を使用者の好みや使用目的に応じ
た大きさに設定して固定することができる。これによ
り、椅子の座り心地を向上させることができる。
【0051】また、ヘッドレストの角度を変更する際は
ロックピンがロック孔から外れて次のロック孔に嵌合す
るため適度な節度感を生ずることになる。このため、操
作感を心地よいものとすることができる。さらに、ヘッ
ドレスト本体に外力を与えてワンタッチで傾斜角度を変
更できるので、操作性を良好なものとすることができ
る。
【0052】しかも、ロック孔の個数がヘッドレストの
固定段階数となるので、椅子の使用目的に応じて要求さ
れる固定段階数のヘッドレストをロック孔の個数の設計
により容易に得ることができる。また、ロック孔の回転
軸を中心とする角度によりヘッドレストの傾斜角度が設
定されるので、椅子の使用目的に応じて要求される傾斜
角度のヘッドレストをロック孔の形成位置の設計により
容易に得ることができる。
【0053】さらに、請求項4の椅子では、クリック機
構は、支柱を回転軸と平行に貫通すると共に該支柱の長
手方向に沿った長孔と、固定ブラケットの長孔に向き合
う位置に形成された回転軸を中心とする円弧形状の連通
孔と、連通孔の回転軸から遠い方の縁に形成された複数
のロック凹部と、長孔と連通孔とを貫通するロック軸
と、ロック軸をロック凹部に付勢する付勢ばねとを備え
るようにしているので、ヘッドレストの傾斜角度を使用
者の好みや使用目的に応じた大きさに設定して固定する
ことができる。これにより、椅子の座り心地を向上させ
ることができる。
【0054】また、ヘッドレストの角度を変更する際は
ロック軸がロック凹部から外れて次のロック凹部に嵌合
するため適度な節度感を生ずることになる。このため、
操作感を心地よいものとすることができる。さらに、ヘ
ッドレスト本体に外力を与えてワンタッチで傾斜角度を
変更できるので、操作性を良好なものとすることができ
る。
【0055】しかも、ロック凹部の個数がヘッドレスト
の固定段階数となるので、椅子の使用目的に応じて要求
される固定段階数のヘッドレストをロック凹部の個数の
設計により容易に得ることができる。また、ロック凹部
の回転軸を中心とする角度によりヘッドレストの傾斜角
度が設定されるので、椅子の使用目的に応じて要求され
る傾斜角度のヘッドレストをロック凹部の形成位置の設
計により容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドレストを備えた椅子の実施形態
を示す図であり、(A)は背面図、(B)は左側面図で
ある。
【図2】図1(A)のII−II線で切断した状態を示
す断面図である。
【図3】ヘッドレストを示す右側面図である。
【図4】ヘッドレストを備えた椅子の他の実施形態を示
す図であり、(A)は側面図、(B)は背面図である。
【図5】ヘッドレストの内部機構を示す拡大図であり、
(A)は側面図、(B)は背面図である。
【図6】ヘッドレストの内部機構を示す斜視図である。
【図7】ヘッドレストを備えた椅子の別の実施形態を示
す図であり、(A)は側面図、(B)は背面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドレスト 3 ヘッドレスト本体 4 固定ブラケット 5 回転軸 6 支柱 7 クリック機構 11 ロックピン 12 ロック孔 13 押圧ばね 14 長孔 15 連通孔 16 ロック凹部 17 ロック軸 18 付勢ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜角度を調整可能なヘッドレストを備
    えたことを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドレストは、背凭れの上側に配
    置したヘッドレスト本体と、前記ヘッドレスト本体に固
    着した固定ブラケットと、前記固定ブラケットに回転軸
    により回転可能に取り付けて前記背凭れに支持される支
    柱と、前記ヘッドレスト本体を前記背凭れに対して複数
    の傾斜角度で固定可能なクリック機構とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 前記回転軸は前記支柱と前記固定ブラケ
    ットとを回転可能かつ軸方向に摺動可能に取り付けると
    共に、前記クリック機構は、前記支柱に前記回転軸と平
    行に設けたロックピンと、前記固定ブラケットに形成す
    ると共に前記ロックピンの先端部が嵌合可能な複数のロ
    ック孔と、前記支柱及び前記固定ブラケットを前記回転
    軸に沿って押し合わせて前記ロックピンの先端部を前記
    ロック孔に嵌合させる押圧ばねとを備えていることを特
    徴とする請求項2記載の椅子。
  4. 【請求項4】 前記クリック機構は、前記支柱を前記回
    転軸と平行に貫通すると共に該支柱の長手方向に沿った
    長孔と、前記固定ブラケットの前記長孔に向き合う位置
    に形成された前記回転軸を中心とする円弧形状の連通孔
    と、前記連通孔の前記回転軸から遠い方の縁に形成され
    た複数のロック凹部と、前記長孔と前記連通孔とを貫通
    するロック軸と、前記ロック軸を前記ロック凹部に付勢
    する付勢ばねとを備えていることを特徴とする請求項2
    記載の椅子。
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