JPH11113183A - バッテリ装置 - Google Patents

バッテリ装置

Info

Publication number
JPH11113183A
JPH11113183A JP9266115A JP26611597A JPH11113183A JP H11113183 A JPH11113183 A JP H11113183A JP 9266115 A JP9266115 A JP 9266115A JP 26611597 A JP26611597 A JP 26611597A JP H11113183 A JPH11113183 A JP H11113183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage
unit cell
power
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9266115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3796918B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tamura
博志 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP26611597A priority Critical patent/JP3796918B2/ja
Publication of JPH11113183A publication Critical patent/JPH11113183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3796918B2 publication Critical patent/JP3796918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組電池を構成する各単位セルの放電時の過放
電を防止しながら、単位セル毎の容量のばらつきによる
組電池全体としての容量の低下を抑える。 【解決手段】 電気自動車の電源となる組電池3を、リ
チウム系二次電池からなる単位セル2を多数個直列接続
して構成する。各単位セル2の電圧を検出する電圧検出
回路4を設ける。制御電源を兼用する補助電池5を設け
る。補助電池5の電力を各単位セル2に選択的に転送す
るための電力転送回路6を設ける。電力転送回路6を、
リレー14、DC/ACインバータ15、補助電池用変
圧器16、切替スイッチ18、セル用変圧器17、整流
回路19、FET21等から構成する。制御装置7は、
放電時において、電圧が下限値まで低下した単位セル2
が検出されると、リレー14及びDC/ACインバータ
15を駆動させると共に、対応するFET21をオンさ
せて補助電池5の電力を転送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
等に用いられ、二次電池からなる複数個の単位セルを直
列に接続してなる組電池を電源とするバッテリ装置に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、地球環境保護等
の観点から電気自動車の性能の向上が要望されており、
その走行性能を左右する電源に用いる電池としては、従
来の鉛,ニッカドやニッケル水素電池などに代えて、そ
れらの約3〜4倍もの高い重量エネルギ密度を有するリ
チウム二次電池を採用することが考えられている。この
リチウム二次電池を電気自動車用の電源として使用する
ことにより、最高速度や一充電走行距離などの走行性能
の大幅な向上が期待される。
【0003】ところが、リチウム二次電池は、過充電や
過放電に弱いといった事情があり、規定された電圧の範
囲内で使用しないと、材料が分解して著しく容量が減少
したり異常な発熱をしたりして、電池として使用できな
くなる虞がある。そのため、リチウム二次電池を使用す
るに際しては、上限電圧及び下限電圧が明確に規定さ
れ、必ずその範囲内で使用されるように、定電圧充電制
御をしたり保護回路とセットで用いたりすることが行わ
れる。
【0004】ところで、電気自動車に使用される電池
は、モータを駆動するために高い電圧が要求されるの
で、通常、複数個の電池(単位セル)を直列に接続した
組電池として構成される。例えば300Vの電圧を得る
には、単位セルあたり2Vの鉛電池では150個を直列
接続し、また単位セルあたり3.6Vのリチウム二次電
池の場合には約80個を直列接続することになる。この
ように多数の単位セルを直列接続してなる組電池を放
電,充電する場合、従来では、組電池の両端の正,負極
の端子間電圧を監視しながら充放電を制御していた。
【0005】この場合に問題となるのが、組電池を構成
する各単位セルの容量や充電状態(SOCと称される)
に起因する電圧のばらつきである。組電池を流れる電流
はその単位セルにおいても等しいが、各単位セル毎の容
量には必ずばらつきがあるため、各単位セル毎の電圧の
変化は異なったものとなる。そのため、組電池の両端電
圧を制御しただけでは、あくまでそれを構成する単位セ
ルの平均電圧が制御されているに過ぎず、組電池が下限
電圧となるまで放電すれば、平均電圧よりも低い単位セ
ルは過放電となる。また、組電池が上限電圧となるまで
充電した場合も、平均電圧よりも高い単位セルでは過充
電となる。
【0006】従来の鉛電池やニッカド電池、ニッケル水
素電池等においては、一部の単位セルが過放電、過充電
となっても性能がやや劣化するだけで使用不能となるに
至るものではなく、また、単位セル個々の電圧制御はコ
スト高を招くことから、組電池の両端電圧を制御するに
止まっていたのが一般的であった。
【0007】しかしながら、リチウム二次電池を直列接
続した組電池にあっては、単位セルのうち一つでも過放
電(あるいは過充電)となった場合には、上述のよう
に、電池として使用できなくなる虞がある。特に、組電
池を電気自動車の電源として用いる場合には、1個の単
位セルが使用不能となることにより、電気自動車が走ら
なくなってしまうことになるので、個々の単位セルにお
ける過放電(過充電)も避けなければならない。
【0008】そこで、従来では、その対策として、例え
ば実開平2−136445号公報に示される技術が考え
られている。このものは、放電時には、各単位セルの端
子電圧のうち最低値を検出してその最低電圧に基づいて
制御を行うようにしている。また、充電時にも、同最高
値を検出してその最高電圧に基づいて制御を行うように
している。これによれば、確かに全ての単位セルが所定
の電圧範囲を越えないようにしながら使用することが可
能となる。
【0009】ところが、この技術は、最も電圧の低い単
位セルを検出して、その単位セルの電圧が下限電圧まで
下がったら放電を終了するものであり、その他の多数の
単位セルでは、下限電圧まで未だ放電能力が十分に残っ
ている状態で放電が終了されることになる。また、充電
時は最も電圧の高い単位セルを検出して、その単位セル
が満充電になったら充電を終了するものであり、その他
の多数の単位セルは満充電に至らないまま充電が終了さ
れることになる。つまり、組電池全体としての使用電圧
の範囲が狭まってしまって個々の単位セルの容量を十分
に活かしきっていないものとなる。特に、例えば1個の
単位セルが劣化してその容量が減った場合には、他の単
位セルの劣化がなくても、組電池全体としての放電容量
が大幅に制限され、継続放電時間が大幅に減少してしま
う不具合を招く。
【0010】また、それとは別の技術として、例えば特
開平7−335266号公報には、各単位セルにバイパ
ス回路を並列に接続し、そこに補助的な第2のセルを夫
々接続することにより、満充電になった単位セルにおい
ては充電電流を第2のセルに流して充電させる構成が示
されている。この構成によれば、全ての単位セルを満充
電にすることが可能となり、また第2のセルに充電され
た電力を放電に利用することも可能となる。
【0011】しかしながら、この構成では、単位セルと
同数の第2のセルが必要となるので、結局組電池を2セ
ット並列に接続するものと大差のない構成となってしま
う。しかも、第2のセルはあくまでも補助的なものに過
ぎないため、その容量をシステム全体の容量に加えるこ
とは期待できない。このため、構成が複雑,大形となっ
て重量が増加する割には、容量面での効果は十分に得る
ことができないものとなってしまう。従って、電気自動
車に採用するには、大形化,重量増の分だけ走行性能の
低下を招いてしまうものとなる。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数個の単位セルを直列接続した組電
池を備えるものにあって、放電時における各単位セルの
過放電を防止しながらも、各単位セル毎の容量のばらつ
きによる組電池全体としての容量の低下を抑えることが
でき、しかも比較的簡単な構成で済ませることができる
バッテリ装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のバッテリ装置
は、二次電池からなる複数個の単位セルを直列に接続し
てなる組電池と、前記各単位セルの端子電圧を検出する
電圧検出手段と、二次電池からなる補助電池と、この補
助電池の電力を前記各単位セルに転送するための電力転
送回路と、前記組電池の放電時において、前記電圧検出
手段の検出に基づいて前記各単位セルの端子電圧が所定
の下限値まで低下したかどうかを判断し、端子電圧が下
限値まで低下した単位セルに対して前記補助電池の電力
を前記電力転送回路を介して選択的に転送させる転送電
流制御手段とを具備するところに特徴を有する(請求項
1の発明)。
【0014】これによれば、組電池の放電時において、
電圧検出手段によって各単位セルの端子電圧が監視さ
れ、いずれかの単位セルの端子電圧が所定の下限値まで
低下したときには、その単位セルに対して、転送電流制
御手段により、補助電池の電力が電力転送回路を介して
選択的に転送されるようになる。この補助電池からの電
力の転送によって、その単位セル自体からの放電電流を
抑えてその電圧が過放電電圧まで低下することを未然に
防止しながら、組電池全体としての放電を継続すること
ができるようになる。
【0015】従って、本発明の請求項1のバッテリ装置
によれば、放電時における補助電池からの電力転送によ
って、各単位セルの過放電を防止しながらも、各単位セ
ル毎の容量のばらつきによる組電池全体としての容量の
低下を抑えることができ、しかも、1個の補助電池によ
り複数個の単位セルに対応させることができるので、比
較的簡単な構成で済ませることができるという優れた効
果を奏する。
【0016】この場合、前記補助電池を、電圧検出手段
及び転送制御手段の駆動電源を兼用させることができる
(請求項2の発明)。これによれば、組電池を制御用の
駆動電源として用いる場合と異なり組電池が使用不能と
なっても制御が可能となり、また、制御用の別途の駆動
電源を設ける必要もなくなるので、補助電池を有効に使
用することができると共に構成を簡単に済ませることが
できる。
【0017】さらにこのとき、補助電池の容量を、次の
式により決定することができる(請求項3の発明)。 (補助電池容量)=(各単位セルの公称容量に対する容
量ばらつきの平均)×(単位セルの個数)×(変換効
率)+(制御電力容量) これにより、補助電池が電圧検出手段及び転送制御手段
用の駆動電源としての機能、並びに組電池の単位セルの
補助を行う機能を果たすに必要且つ十分な容量とするこ
とができ、補助電池を徒に大きくせずに済ませることが
できる。
【0018】また、前記補助電池の電力がいずれかの単
位セルに転送されているときに、その旨を使用者に報知
する報知手段を設けても良い(請求項4の発明)。これ
によれば、使用者は、報知手段によって、補助電池の電
力が使用されていること、つまり組電池として使用でき
る容量が残り少なくなっていることを知ることができ、
速やかに充電するなどの対処を行うことができるように
なる。
【0019】そして、前記電力転送回路は、各単位セル
に対して電力の転送が可能なものであり、また補助電池
にもつながっているものであるから、この電力転送回路
に充電電源を接続することにより、その充電電源から前
記組電池の各単位セル及び前記補助電池に対して給電す
る充電回路として機能させることができる(請求項5の
発明)。これによれば、電力転送回路を、各単位セル及
び補助電池に対する充電回路として兼用することがで
き、回路の複雑化を防止することができる。
【0020】さらに、このとき、前記転送電流制御手段
は、各単位セルに対する電力転送の制御が可能であるか
ら、転送電流制御手段を、組電池の充電時において電圧
検出手段の検出に基づき、全ての単位セルを所定の上限
値まで定電圧充電するように電力転送回路による各単位
セルへの充電を制御するように構成することができる
(請求項6の発明)。これにより、充電時においても、
過充電を防止しながら、全ての単位セルを定電圧に充電
することができ、各単位セル間での充電完了時の容量ば
らつきを解消することができる。
【0021】また、前記組電池を構成する単位セルを、
リチウムイオンを吸蔵,放出可能な物質からなる正極及
び負極を有するリチウム系二次電池から構成することが
でき(請求項7の発明)、これにより、鉛,ニッカドや
ニッケル水素電池などに比べて3〜4倍もの高い重量エ
ネルギ密度を有する組電池を得ることができる。そし
て、前記組電池を電気自動車の電源として使用すれば
(請求項8の発明)、最高速度や一充電走行距離などの
走行性能の優れた電気自動車の電源を得ることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電気自動車用のバ
ッテリ装置に適用した一実施例について、図1ないし図
6を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係るバ
ッテリ装置1の全体の電気的構成を概略的に示してい
る。ここで、このバッテリ装置1は、大きく分けて、複
数個の単位セル2を直列接続してなり電気自動車の電源
となる組電池3、この組電池3の各単位セル2の端子電
圧を検出する電圧検出手段たる電圧検出回路4、補助電
池5、この補助電池5の電力を前記各単位セル2に転送
する電力転送回路6、組電池2の放電,充電などを制御
するためのマイコン等からなる制御装置7を備えて構成
されている。また、このバッテリ装置1(前記電力転送
回路6)には、例えば充電スタンドにおいて、充電電源
8が接続されて充電が行われるようになっている。
【0023】前記単位セル2は、この場合、リチウムイ
オンを吸蔵,放出可能な物質からなる正極及び負極を有
するリチウム系二次電池から構成され、1個の標準電圧
が例えば3.6Vとされている。組電池3は、この単位
セル2を例えば80個直列に接続して構成され、その両
端に接続された正,負側の母線9,9´が、図示しない
モータの駆動回路(インバータ回路)に接続されるよう
になっている。尚、前記単位セル2は、その電圧が上限
値(例えば4.2V)と下限値(例えば3.0V)との
所定範囲内で使用されるようになっている。
【0024】前記電圧検出回路4は、この場合、前記各
単位セル2に対しそれらの端子電圧を検出するオペアン
プ10を夫々接続して構成されており、それらオペアン
プ10の出力端子が、後述する制御装置7のマルチプレ
クサ11に接続され、もって各単位セル2の端子電圧が
制御装置7に入力されるようになっている。
【0025】また、前記補助電池5は、例えばリチウム
二次電池から構成されている。本実施例では、この補助
電池5は、制御用の駆動電源を兼用しており、定電圧電
源12を介して前記制御装置7や電圧検出回路4等に電
力を供給するようになっている。さらに、この補助電池
5には、その端子電圧を検出するオペアンプ13が接続
され、その検出信号が前記制御装置7に入力されるよう
になっている。尚、この場合、補助電池5の容量は、次
の式により決定されている。 (補助電池容量)=(各単位セルの公称容量に対する容
量ばらつきの平均)×(単位セルの個数)×(変換効
率)+(制御電力容量)● さて、前記電力転送回路6は次のように構成されてい
る。即ち、まず、前記補助電池5は、リレー14を介し
てDC/ACインバータ15に接続され、このDC/A
Cインバータ15は、出力電圧の調整(昇圧)及び絶縁
を目的とした補助電池用変圧器16の一次側巻線16a
に接続されている。前記DC/ACインバータ15は、
前記制御装置7により制御され、また、前記リレー14
も、制御装置7によってオン,オフ制御されるようにな
っている。
【0026】そして、前記各単位セル2毎にセル用変圧
器17が夫々設けられており、前記補助電池用変圧器1
6の二次側巻線16bと、前記各セル用変圧器17の一
次側巻線17aとが直列に接続されている。この直列接
続回路には、切替スイッチ18が挿設されており、この
切替スイッチ18の切替接点が放電側(接点18a)あ
るときには、その直列接続回路が閉ループ状に閉じてお
り、一方、切替接点が充電側の接点18bに切替えられ
ると、その直列接続回路が前記充電電源8に接続される
ようになっている。この切替スイッチ18も、制御装置
7により切替制御されるようになっている。
【0027】図2にも示すように、前記各セル用変圧器
17の二次側巻線17bは、夫々整流回路19の入力側
に接続され、その出力側が平滑コンデンサ20を介して
前記各単位セル2に夫々接続されている。このとき、平
滑コンデンサ20と単位セル2の正側端子との間には、
電流制御素子この場合FET21が夫々挿設されてい
る。これら各FET21のゲート電圧は前記制御装置7
のデコーダ22により制御されるようになっている。
尚、図2では、整流回路19及び平滑コンデンサ20を
簡略化して示している。
【0028】これにて、電力転送回路6は、切替スイッ
チ18の切替接点が放電側(接点18a)にある状態つ
まり組電池3の放電時に、リレー14がオンされると共
に、いずれかの単位セル2に対応したFET21がオン
されると、その単位セル2に対して次のようにして補助
電池5の電力を転送させる。即ち、補助電池5の電力は
DC/ACインバータ15により交流に変換されて補助
電池用変圧器16の一次側に与えられ、昇圧されてその
二次側から出力される。その補助電池用変圧器16の二
次側の電力が該当するセル用変圧器17の一次側に与え
られ、その二次側から出力された電力が、整流回路19
及び平滑コンデンサ20により直流化され、FET21
を介して単位セル2の端子間に与えられるのである。
【0029】また、本実施例では、この電力転送回路6
は、組電池3を構成する各単位セル2及び補助電池5に
対して、充電電源8からの給電を行う充電回路としても
機能するようになっている。即ち、電力転送回路6に充
電電源8が接続され、切替スイッチ18の切替接点が充
電側(接点18b)に切替えられると、その充電電源8
の交流電力が、各セル用変圧器17の一次側に供給さ
れ、FET21がオンされることにより、対応したセル
用変圧器17の二次側から出力された電力が、整流回路
19及び平滑コンデンサ20により直流化され、対応す
る単位セル2の端子間に給電されて充電が行われるので
ある。
【0030】さらに、これと共に、リレー14がオンさ
れると共に、DC/ACインバータ15が整流器として
使用されることにより、充電電源8の交流電力が補助電
池用変圧器16の二次側に供給され、一次側から出力さ
れた電力がDC/ACインバータ15によって直流化さ
れ、補助電池5の端子間に給電されて充電が行われるの
である。
【0031】そして、前記制御装置7は、MPU(マイ
クロプロセッサ)23、制御プログラムやデータを記憶
するメモリ24、前記マルチプレクサ11及びデコーダ
22等を備えて構成されている。前記MPU23には、
前記電圧検出回路4の各オペアンプ10からの電圧検出
信号が、マルチプレクサ11を介して与えられるように
なっている。
【0032】また、MPU23は、前記リレー8、DC
/ACインバータ15、切替スイッチ18を制御すると
共に、前記デコーダ22を介して各FET21のゲート
電圧を制御するようになっている。このとき、前記切替
スイッチ18は組電池3の放電時には、放電側(接点1
8a側)に切替えらえており、前記組電池3あるいは補
助電池5の充電時には、充電側(接点18b側)に切替
えられるようになっている。
【0033】さらに、本実施例では、MPU23は、前
記補助電池5の電力がいずれかの単位セル2に転送され
ている旨を使用者(運転者)に報知する報知手段たる表
示装置25を制御するようになっている。この場合、表
示装置25の制御は、リレー8に対して与える制御信号
によって併せて行われるようになっている。
【0034】このとき、後のフローチャート説明でも述
べるように、制御装置7(MPU23)は、母線9,9
´が負荷(モータ駆動回路)に接続されている組電池3
の放電時においては、通常状態では、リレー14及び全
てのFET21をオフしている。そして、これと共に、
電圧検出回路4の検出に基づいて各単位セル2の電圧が
下限値(3.0V)まで低下したかどうかを常に監視
し、電圧が下限値まで低下した単位セル2が検出された
場合には、前記リレー14をオンしDC/ACインバー
タ15を駆動すると共に、その単位セル2に対応するF
ET21をオンさせてその単位セル2に補助電池5の電
力を転送させるようになっている。従って、制御装置7
が転送電流制御手段として機能するのである。更に、制
御装置7はその電力転送の際に表示装置25にその旨を
表示させるようになっている。
【0035】また、制御装置7(MPU23)は、充電
電源8が接続された組電池3の充電時においては、全て
のFET21をオンすることによって、各単位セル2に
対して充電を行うのであるが、この際も、電圧検出回路
4の検出に基づいて各単位セル2の電圧が上限値(4.
2V)に達したかどうかを監視し、電圧が上限値に達し
た単位セル2に関してはFET21により充電電流を制
限することにより、全ての単位セル2が上限値まで定電
圧充電されるように充電を制御するようになっている。
【0036】さらには、制御装置7は、リレー14をオ
ンすると共にDC/ACインバータ15を作動させるこ
とにより、補助電池5の充電も併せて行うようになって
いるのであるが、この際、オペアンプ13の検出に基づ
いて補助電池5の電圧を監視し、所定の上限値に達した
ところで、リレー14をオフすると共にDC/ACイン
バータ15を停止させて補助電池5に対する充電を終了
させるようになっている。
【0037】次に、上記構成の作用について、図3ない
し図6も参照して述べる。上記構成のバッテリ装置1の
組電池3は、充電電源8に接続されて充電が行われ、負
荷(モータ駆動回路)に接続されて放電が行われること
が繰返されて使用されるのであるが、このとき、リチウ
ム二次電池からなる単位セル2は、過充電や過放電に弱
いといった事情があり、上述のように、規定された電圧
の範囲(3.0〜4.2V)内で使用しないと、材料が
分解して著しく容量が減少したり異常な発熱をしたりし
て、電池として使用できなくなりひいては電気自動車が
走らなくなる虞がある。そこで、組電池3を構成する個
々の単位セル2が必ずその電圧範囲内で使用されるよう
に、制御装置7により放電,充電が制御される。
【0038】まず、図4のフローチャートは、母線9,
9´が負荷(モータ駆動回路)に接続されて電力を供給
している組電池3の放電時における、制御装置7の実行
する制御手順を示している。即ち、上述のように、この
放電時には、切替スイッチ18の切替接点が放電側(接
点18a)に切替えられており(ステップS1)、また
このとき、リレー14及びDC/ACインバータ15並
びに全てのFET21がオフされている。
【0039】そして、この放電時には、電圧検出回路4
(各オペアンプ10)の検出に基づき各単位セル2の電
圧が常に監視され(ステップS2)、各単位セル2の電
圧が下限値(3.0V)まで低下したかどうかが常に判
断される(ステップS3)。ここで、組電池3を流れる
電流は各単位セル2において等しい(図2に示す主電流
i)が、各単位セル2においてはその容量や充電状態
(SOC)に起因する電圧のばらつきがあり、各単位セ
ル2毎の電圧の変化は異なったものとなり、各単位セル
2間で電圧が下限値まで低下するタイミングが異なって
くる。
【0040】そこで、下限電圧に達した単位セル2が検
出された場合には(ステップS3にてYes)、リレー
14がオンされる(ステップS4)と共にDC/ACイ
ンバータ15が作動され(ステップS5)、もって補助
電池5の電力が交流に変換されて補助電池用変圧器16
の二次側から出力されるようになる。そして、これと共
に、下限電圧に達した単位セル2に対応したFET21
がオンされることにより(ステップS6)、セル用変圧
器17を介して供給された電力が、整流回路19及び平
滑コンデンサ20により直流化されてその単位セル2の
端子間に給電されるのである。
【0041】また、このとき、いずれかの単位セル2に
対して補助電池5から電力転送が行われている旨が表示
装置25に表示される(ステップS7)。この電力転送
の間は、電力転送が行われている単位セル2の電圧が下
限電圧と比較され(ステップS8)、下限電圧を下回ら
ないようにFET21のゲート電圧が調整されて転送電
流が制御されるのである(ステップS9)。
【0042】かかる電力転送は、車両が停止されるまで
続行され(ステップS10)、その間においても、各単
位セル2の電圧が監視され(ステップS11)、さらに
下限電圧に達した別の単位セル2が検出された場合に
は、その単位セル2についても対応するFET21の制
御により補助電池5の電力が転送されるのである。ま
た、車両停止命令があれば(ステップS10にてYe
s)、組電池3及び補助電池5からの放電が停止される
(ステップS12)。
【0043】これにて、いずれかの単位セル2の電圧が
所定の下限値まで低下したときには、その単位セル2に
対して、補助電池5の電力が電力転送回路6を介して選
択的に転送されるようになる。この補助電池5からの電
力の転送によって、いずれかの単位セル2が早期に下限
電圧に達しても、その単位セル2自体からの放電電流を
抑えてその電圧が過放電電圧まで低下することを未然に
防止しながら、組電池3全体としての放電を継続するこ
とができるようになり、組電池3としての放電時間の延
長を図ることができるのである。尚、個々の単位セル2
における過放電が避けられるので、組電池3としての過
放電が避けられることは勿論である。
【0044】ちなみに、図3は、いずれかの単位セル2
の電圧が下限値に達した際(時刻t0 )の、その単位セ
ル2の電圧(a)、その単位セル2自体からの放電電流
(b)、補助電池5からの転送による電流(c)の関係
を示しており、下限電圧に達した時刻t0 以降は、単位
セル2自体からの放電に代えて補助電池5からの転送に
よって放電が行われ、主電流iが維持されるのである。
【0045】また、上述のような補助電池5からの電力
の転送が行われているときには、表示装置25により使
用者(ドライバ)にその旨が報知されるので、使用者
は、いずれかの単位セル2の電圧が下限値に達している
ことつまり組電池3として使用できる容量が残り少なく
なっていることを容易に知ることができ、速やかに充電
するなどの対処を行うことができるようになる。
【0046】次に、図5のフローチャートは、組電池3
の充電時における、制御装置7の実行する制御手順を示
している。この充電時においては、上述のように、電力
転送回路6に充電電源8が接続され、切替スイッチ18
の切替接点が充電側(接点18b)に切替えられる(ス
テップS21)。これにて、充電電源8の交流電力が、
各セル用変圧器17の一次側に供給されるようになり
(ステップS22)、この状態で、各FET21がオン
されることにより(ステップS23)、各セル用変圧器
17の二次側から出力された電力が、整流回路19及び
平滑コンデンサ20により直流化され、各単位セル2の
端子間に給電されて充電が行われる。
【0047】この充電中には、やはり電圧検出回路4
(各オペアンプ10)の検出に基づき各単位セル2の電
圧が常に監視され(ステップS24)、各単位セル2の
電圧が上限値(4.2V)つまり満充電に達したかどう
かが判断される(ステップS25)。電圧が上限値に達
した単位セル2が検出されると(ステップS25にてN
o)、その単位セル2に関してはFET21のゲート電
圧の調整により充電電流が制限されるようになる(ステ
ップS26)。
【0048】このようにして、電圧が上限値に達した単
位セル2についてはそれ以上の充電を禁止しながら各単
位セル2に対する充電が行われ、充電時間が所定時間経
過したところで(ステップS27にてYes)、全ての
FET21がオフされて組電池3の充電が終了するので
ある(ステップS28)。これにより、電力転送回路6
による各単位セル2への給電を制御することにより、各
単位セル2の過充電を未然に防止しながら、全ての単位
セル2を所定の上限値まで定電圧充電することができ、
各単位セル2間での充電完了時の容量ばらつきを解消す
ることができるのである。
【0049】図6のフローチャートは、上記組電池3の
充電と併せて行われる補助電池5の充電時における、制
御装置7の実行する制御手順を示している。この充電時
においては、電力転送回路6に充電電源8が接続され、
切替スイッチ18の切替接点が充電側(接点18b)に
切替えられる(ステップS31)。これにて、充電電源
8の交流電力が、補助電池用変圧器16の二次側にも供
給されるようになり(ステップS32)、この状態で、
リレー14がオンされると共に、DC/ACインバータ
15が作動されることにより(ステップS33)、補助
電池用変圧器16の一次側から出力された電力が、DC
/ACインバータ15により整流されて直流化され、補
助電池5の端子間に給電されて充電が行われる。
【0050】この充電中には、オペアンプ13の検出に
基づき補助電池5の電圧が常に監視され(ステップS3
4)、補助電池5の電圧が所定の上限値に達したかどう
かが判断される(ステップS35)、電圧が上限値に達
すると(Yes)、DC/ACインバータ15が調整さ
れて充電電流が制限されるようになる(ステップS3
6)。
【0051】このようにして、補助電池5に対する充電
が行われ、充電時間が所定時間経過したところで(ステ
ップS37にてYes)、リレー14がオフされると共
にDC/ACインバータ15が停止され(ステップS3
8)、補助電池5の充電が終了するのである。この場合
も、補助電池5の過充電を防止し適切な充電を行うこと
ができるのである。このように、電力転送回路6の一部
を各単位セル2に対する充電回路として利用することが
できると共に、電力転送回路6をいわば逆向きに使用す
ることによって、補助電池5に対する充電回路としても
利用することができるのである。
【0052】このように本実施例によれば、リチウム系
二次電池からなる単位セル2を直列接続してなり高い重
量エネルギ密度を有する組電池3を備え、電気自動車の
電源として最高速度や一充電走行距離などの走行性能に
優れるものにあって、補助電池5を設けてその電力を電
力転送回路6を介して各単位セル2に選択的に転送させ
る構成としたので、放電時に最も電圧の低い単位セルを
検出してその単位セルの電圧が下限電圧まで下がったら
放電を終了することにより過放電を防止していた従来の
ものと異なり、各単位セル2の過放電を防止しながら
も、各単位セル2毎の容量のばらつきによる組電池3全
体としての容量の低下を抑えることができ、組電池3と
しての能力を十分に引出すことができて一充電における
継続放電時間を長くすることができるものである。
【0053】しかも、各単位セルにバイパス回路を並列
に接続しそれらバイパス回路に補助的な第2のセルを接
続するようにしていた従来のものと異なり、1個の補助
電池5により複数個の単位セル2に対応させることがで
きるので、構成がさほど複雑,大形となることはなく、
比較的簡単な構成で済ませることができ、電気自動車に
採用するに好適するのである。
【0054】そして、特に本実施例では、電力転送回路
6を、各単位セル2及び補助電池5に対する充電回路と
して兼用するようにしたので、充電回路を別途に付加す
る場合と異なり、回路を簡単に済ませることができる。
しかも、その各単位セル2に対する充電時に、電圧検出
回路4の検出に基づき、FET21を利用して、全ての
単位セル2を所定の上限値まで定電圧充電することがで
きるので、充電時においても、過充電を防止しながら全
ての単位セル2を定電圧に充電することができ、各単位
セル2間での充電完了時の容量(SOC)のばらつきを
解消することができる利点を得ることができる。
【0055】さらに、本実施例では、上記補助電池5
を、制御装置7等の駆動電源を兼用させるようにしたの
で、組電池3を制御用の駆動電源として用いる場合と異
なり組電池3が使用不能となっても制御が可能となり、
また制御用の別途の駆動電源を設ける必要もなくなるの
で、補助電池5を有効に使用することができると共に構
成を簡単に済ませることができる。このとき、上記のよ
うに補助電池5の容量を決定したことにより、補助電池
5が制御装置7等の駆動電源としての機能、及び組電池
3の単位セル2の補助を行う機能を果たすに必要且つ十
分な容量とすることができ、補助電池5を徒に大きくせ
ずに済ませることができる。
【0056】尚、上記した実施例では、補助電池5につ
いてもリチウム系二次電池から構成したが、鉛やニッケ
ル系の二次電池を採用することも可能である。また、上
記実施例では、単位セル2の充電を全て電力転送回路6
を介して行うようにしたが、組電池3の充電時において
は、例えば母線9,9´に充電回路を接続して母線9,
9´を介して組電池3を満充電に近いところまで充電
し、その後、電力転送回路6を用いてFET21の制御
によって個々の単位セル2の定電圧まで充電させるとい
ったように、電力転送回路6を充電時の各単位セル2間
の容量ばらつきの補正程度に用いることもできる。これ
によれば、電力転送回路6の電流容量を小さく抑えるこ
とができ、変圧器16,17などの小形化ひいては回路
全体としての小形化,軽量化も図ることができる。
【0057】図7は、本発明の他の実施例に係るバッテ
リ装置31の電気的構成を概略的に示している。この実
施例が上記実施例のバッテリ装置1と異なる点は、主と
して補助電池5の電力を各単位セル2に転送する電力転
送回路32の構成にある。従って、上記実施例と共通す
る部分については同一符号を付して詳しい説明を省略
し、以下、異なる点についてのみ述べる。
【0058】この電力転送回路32は、上記実施例のよ
うな直流,交流,直流といった変換を行わずに、補助電
池5の電力を直流のまま転送しようとするもので、補助
電池5と、組電池3を構成する各単位セル2のいずれか
とを選択的に並列接続するための接続切替スイッチ33
を有して構成されている。この接続切替スイッチ33
は、転送電流制御手段としての制御装置7(MPU2
3)により切替え制御されるようになっている。
【0059】また、ここでは、充電電源8は充電回路3
4に接続され、その充電回路34がダイオード35を介
して補助電池5の両端子間に接続されるようになってい
る。その充電回路34は、やはり制御装置7により制御
されるようになっている。これにて、充電回路34を介
して補助電池5の充電が可能とされていると共に、充電
回路34及び電力転送回路32(接続切替スイッチ3
3)を介して各単位セル2の充電が可能とされている。
【0060】この構成においては、放電時において、制
御装置7は、電圧検出回路4の検出に基づき一番初めに
下限電圧まで低下した単位セル2を判断し、その単位セ
ル2に対して補助電池5からの電力が転送されるように
接続切替スイッチ33を切替える。これにより、いずれ
かの単位セル2が早期に下限電圧に達しても、別の単位
セル2が下限電圧に低下するまでは、補助電池5からの
電力転送により、単位セル23が過放電となることなく
組電池3全体としての放電を継続することができるよう
になる。また、充電時においては、補助電池5の充電が
可能となると共に、個々の単位セル2に対して過充電と
なることなく定電圧充電を行うことができる。
【0061】かかる実施例によれば、1個の補助電池5
により放電時における各単位セル2の過放電を防止しな
がらも、各単位セル2毎の容量のばらつきによる組電池
3全体としての容量の低下を極力抑えることができる。
そして、複数の単位セル2に対する補助を同時に行った
り、多数個の単位セル2を同時に充電することはできな
いものの、その分回路構成を上記実施例に比べて大幅に
簡単化することができるものである。
【0062】その他、例えば組電池(単位セル)におい
ても鉛やニッケル系の二次電池を採用するようにしても
良く、また、制御装置7等の駆動電源を補助電池5とは
別に設ける構成としたり、FET21に代えてトランジ
スタを採用しても良い。さらには、電圧検出手段や報知
手段の構成としても種々の変形例が考えられ、また電気
自動車に限らず各種の電気機器に適用することができる
等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、バッテリ装置
の電気的構成を概略的に示す図
【図2】1個の単位セル部分の電気的構成を概略的に示
す図
【図3】単位セルの電圧(a)、放電電流(b)、補助
電池からの転送電流(c)の関係を示す図
【図4】放電時の制御手順を示すフローチャート
【図5】組電池の充電時の制御手順を示すフローチャー
【図6】補助電池の充電時の制御手順を示すフローチャ
ート
【図7】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、1,31はバッテリ装置、2は単位セル、3は
組電池、4は電圧検出回路(電圧検出手段)、5は補助
電池、6,32は電力転送回路、7は制御装置(転送電
流制御手段)、8は充電電源、10はオペアンプ、14
はリレー、15はDC/ACインバータ、16は補助電
池用変圧器、17はセル用変圧器、18は切替スイッ
チ、21はFET、23はMPU、25は表示装置(報
知手段)、33は接続切替スイッチ、34は充電回路を
示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池からなる複数個の単位セルを直
    列に接続してなる組電池と、 前記各単位セルの端子電圧を検出する電圧検出手段と、 二次電池からなる補助電池と、 この補助電池の電力を前記各単位セルに転送するための
    電力転送回路と、 前記組電池の放電時において、前記電圧検出手段の検出
    に基づいて前記各単位セルの端子電圧が所定の下限値ま
    で低下したかどうかを判断し、端子電圧が下限値まで低
    下した単位セルに対して前記補助電池の電力を前記電力
    転送回路を介して選択的に転送させる転送電流制御手段
    とを具備してなるバッテリ装置。
  2. 【請求項2】 前記補助電池は、前記電圧検出手段及び
    転送制御手段の駆動電源を兼用していることを特徴とす
    る請求項1記載のバッテリ装置。
  3. 【請求項3】 前記補助電池の容量は、下記の式により
    決定されることを特徴とする請求項2記載のバッテリ装
    置。 (補助電池容量)=(各単位セルの公称容量に対する容
    量ばらつきの平均)×(単位セルの個数)×(変換効
    率)+(制御電力容量)
  4. 【請求項4】 前記補助電池の電力がいずれかの単位セ
    ルに転送されているときに、その旨を使用者に報知する
    報知手段を具備することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のバッテリ装置。
  5. 【請求項5】 前記電力転送回路は、充電電源が接続さ
    れることにより、その充電電源から前記組電池の各単位
    セル及び前記補助電池に対して給電する充電回路として
    機能することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載のバッテリ装置。
  6. 【請求項6】 前記転送電流制御手段は、前記組電池の
    充電時において、前記電圧検出手段の検出に基づき、前
    記全ての単位セルを所定の上限値まで定電圧充電するよ
    うに前記電力転送回路による各単位セルへの充電を制御
    することを特徴とする請求項5記載のバッテリ装置。
  7. 【請求項7】 前記組電池を構成する単位セルは、リチ
    ウムイオンを吸蔵,放出可能な物質からなる正極及び負
    極を有するリチウム系二次電池から構成されることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のバッテリ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記組電池は、電気自動車の電源として
    使用されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載のバッテリ装置。
JP26611597A 1997-09-30 1997-09-30 バッテリ装置 Expired - Fee Related JP3796918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26611597A JP3796918B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 バッテリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26611597A JP3796918B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 バッテリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11113183A true JPH11113183A (ja) 1999-04-23
JP3796918B2 JP3796918B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=17426540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26611597A Expired - Fee Related JP3796918B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 バッテリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3796918B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083327A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Denso Corp 組電池の電圧調整装置及び組電池の電圧調整方法
KR20010089252A (ko) * 2000-03-14 2001-09-29 가나이 쓰토무 전원 장치
DE102010026608A1 (de) 2010-07-09 2012-01-12 Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co. Kg Energieversorgungs-Modul und Anschlußvorrichtung hierfür
KR101124725B1 (ko) * 2006-06-15 2012-03-23 한국과학기술원 전하 균일 장치
JP2012110221A (ja) * 2005-12-16 2012-06-07 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電池管理装置
JP2013021851A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Toyota Industries Corp セルバランス装置
JP2015057940A (ja) * 2011-08-31 2015-03-26 ソニー株式会社 蓄電装置
CN106828180A (zh) * 2017-04-10 2017-06-13 买买提艾力·阿布都热西提 电动汽车充电器、充电桩及充电管理系统
US9705341B2 (en) 2011-08-31 2017-07-11 Sony Corporation Electric storage apparatus, electronic device, electric vehicle, and electric power system including a magnetic core

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017009850B4 (de) 2017-10-23 2020-04-02 Benning CMS Technology GmbH Verfahren zum Auf- und Entladen eines Energiespeichers

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083327A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Denso Corp 組電池の電圧調整装置及び組電池の電圧調整方法
KR20010089252A (ko) * 2000-03-14 2001-09-29 가나이 쓰토무 전원 장치
JP2012110221A (ja) * 2005-12-16 2012-06-07 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電池管理装置
KR101124725B1 (ko) * 2006-06-15 2012-03-23 한국과학기술원 전하 균일 장치
DE102010026608A1 (de) 2010-07-09 2012-01-12 Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co. Kg Energieversorgungs-Modul und Anschlußvorrichtung hierfür
JP2013021851A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Toyota Industries Corp セルバランス装置
JP2015057940A (ja) * 2011-08-31 2015-03-26 ソニー株式会社 蓄電装置
US9705341B2 (en) 2011-08-31 2017-07-11 Sony Corporation Electric storage apparatus, electronic device, electric vehicle, and electric power system including a magnetic core
US10020662B2 (en) 2011-08-31 2018-07-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electric storage apparatus, electronic device, electric vehicle, and electric power system
CN106828180A (zh) * 2017-04-10 2017-06-13 买买提艾力·阿布都热西提 电动汽车充电器、充电桩及充电管理系统
CN106828180B (zh) * 2017-04-10 2024-02-13 买买提艾力·阿布都热西提 电动汽车充电器、充电桩及充电管理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3796918B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9793722B2 (en) Power source apparatus for vehicle
US8581557B2 (en) Direct-current power source apparatus
US9444285B2 (en) Charge controller for vehicle
JP3706565B2 (ja) ハイブリッドカー用の電源装置
JP2001190032A (ja) 電力供給制御回路及び電力供給制御方法
JPH0963652A (ja) 電池パック
JPH09121461A (ja) 自己充電型電池およびそれを用いた電気用品
JP5664310B2 (ja) 直流電源装置
JPH1198698A (ja) 組電池の充放電装置
CN113954686A (zh) 一种电池包、电池管理系统及车辆
JPH11113183A (ja) バッテリ装置
JPH10257683A (ja) 組電池の充放電回路
JP3249261B2 (ja) パック電池
JP5404712B2 (ja) 充電装置、車載用充電装置、車載用充電装置における充電方法
JP2000324703A (ja) バッテリーパック
JP2000270483A (ja) 組電池の充電状態制御装置
JPH11355966A (ja) 組電池の充電装置および放電装置
JP5541682B2 (ja) リチウムイオン組電池の充電システムおよび充電方法
JP2003339124A (ja) 車両用電源装置
JP3419122B2 (ja) 組電池の保護装置
JP3806639B2 (ja) 保護回路を備える電池パック
JP2004288537A (ja) パック電池、二次電池充電装置および二次電池充電方法
JPH11185824A (ja) 一次電池互換バッテリーパック
JP2000102176A (ja) 二次電池パック
JP2003189493A (ja) 充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees