JPH11113148A - 電線共同溝用コンクリートブロック - Google Patents

電線共同溝用コンクリートブロック

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JPH11113148A
JPH11113148A JP9266139A JP26613997A JPH11113148A JP H11113148 A JPH11113148 A JP H11113148A JP 9266139 A JP9266139 A JP 9266139A JP 26613997 A JP26613997 A JP 26613997A JP H11113148 A JPH11113148 A JP H11113148A
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JP
Japan
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groove
concrete block
electric wire
enlarged diameter
protective tube
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Pending
Application number
JP9266139A
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English (en)
Inventor
Tadami Ikeda
忠美 池田
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Chiba Ceramic Industry Inc
Original Assignee
Chiba Ceramic Industry Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線を挿通する保護管の接続部を、保護管と
同じようにコンクリートブロック内に収納できる電線共
同溝用コンクリートブロックを提供する。 【解決手段】 片面に断面半円形の溝2が形成された板
状のコンクリートブロック1と、両面に断面半円形の溝
2が形成された板状のコンクリートブロック3とを積層
して断面円形の保護管挿通孔を形成して該保護管挿通孔
内に電線を挿通すべき保護管5を挿入する電線共同溝用
コンクリートブロック1,3であって、前記溝2の一部
に保護管5の接続管10を収納する円孔を形成する拡径
部8,9を設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電線共同溝用コン
クリートブロックに係るもので、片面及び両面に断面半
円形の溝を形成した板状のコンクリートブロックの複数
枚を重ねて形成される円孔内に、電線を挿通する保護管
を挿通して電線共同溝とするそのコンクリートブロック
内に前記保護管の接続部を収納できるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、市街地における電柱を取り払い、
電力線や電話線等を地中に埋設することが奨励され、そ
のためにプレキャストコンクリートブロックからなる電
線共同溝が多用されるようになった。電線共同溝には種
々の形態があるが、とりわけ、電線等を挿通する合成樹
脂管体を挿通して保護するための円孔を断面内に設けた
プレキャストコンクリートブロックを用いるものがあ
る。これは、少なくとも片面に複数本の断面半円形の溝
を形成してなる所定長さ及び肉厚の方形のコンクリート
板状体であって、この板状体の複数個を垂直方向で積層
することにより形成される円孔内に前記合成樹脂管体を
挿通することができる。
【0003】すなわち、図10に示すように、積層した
最上段のコンクリートブロック31と最下段のコンクリ
ートブロック33とはそれぞれ片面に複数の断面半円形
の溝34が形成されているが、中段のコンクリートブロ
ック32は両面に断面半円形の溝34が形成されてい
る。コンクリートブロック31,32,33が垂直方向
で重ねられて合致する溝34,34で形成される円孔3
5に、その内径と略同一の外径を有する合成樹脂からな
る保護管36を挿通すると云うものである。なお、コン
クリートブロック31,32,33の重なり面37,3
7には互いに係合するガイドピン38と穴39,39の
組み合わせからなる位置合わせ・側方ずれ防止手段が適
宜間隔で長手側の両サイドに介在する。
【0004】コンクリートブロック31,32,33は
それぞれ所定長さ(図の奥行き方向)でプレキャストさ
れ、水平方向で継ぎ足す場合には各ブロックを上中下段
で千鳥状配置で連設すれば無限に延長できるのに反し、
保護管36は必ず端部を突き合わせ、径大で所定長さの
接続管40で互いに結合しなければならない。この接続
管40は保護管36の外径よりも大きくて前記円孔35
に挿入することはできない。そのため、保護管36を接
続するときは、図11に示すように、水平方向で隣接す
る二つの電線共同溝41,41の端部を適宜の距離で離
間し、対面させた端部の円孔35,35から露出する保
護管36,36に径大の接続管40を嵌合し、その接続
管40を土で埋め戻してその上に鉄板等の保護板42を
かぶせて終了するという施工をしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保護管
36の接続部(接続管40)は所定の距離で離間する電
線共同溝41,41間に、言わば裸のまま土中に埋設さ
れることとなるために、当該部分の保護が十分ではなく
なると云う不都合が生じていた。すなわち、保護管36
はコンクリートで保護されるのに反し、接続管40は何
等の保護もない状態にあり、したがって、破損し易い状
況にある。
【0006】そこで、この発明は、上記事情に鑑みて、
接続管を保護管と同じようにコンクリートブロック内に
収納できるようにした電線共同溝用コンクリートブロッ
クを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる保護管
の接続部を有する電線共同溝用コンクリートブロック
は、請求項1によれば、片面に断面半円形の溝が形成さ
れた板状のコンクリートブロックと、両面に断面半円形
の溝が形成された板状のコンクリートブロックとを積層
して断面円形の保護管挿通孔を形成し、該保護管挿通孔
内に電線を挿通すべき保護管を挿入する電線共同溝用コ
ンクリートブロックであって、前記溝の一部に保護管の
接続管を収納する拡径部が形成されていることを特徴と
する。
【0008】したがって、接続管は電線共同溝から露出
した部位でなく、保護管と同様に電線共同溝内に収納で
きて、その保護が万全となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図1〜図3に示すように、片面に断
面半円形の溝2を形成したプレキャストコンクリートか
らなる方形板状のブロック1と、両面に断面半円形の溝
2を形成したプレキャストコンクリートからなる方形板
状のブロック3との各片面を重ね合わせ、垂直方向で多
段かつ水平方向へ並列して所要の電線共同溝を形成す
る。
【0010】ブロック1は最上段と最下段に共用され、
ブロック3は最上段と最下段との間に介在されるもの
で、これらのブロック1,3には、前記従来例同様に、
穴6,6aとピン7による位置合わせ・側方ずれ防止手
段が従来同様に重ね合わせる片面の両サイドに形成され
ている。穴6は切頭円錐形であり、穴6aは切頭長円錐
形である。
【0011】上下で合致する溝2,2は、保護管5を長
手方向で挿通する円形の保護管挿通孔4を形成する。保
護管5内には電線が挿通される。そして、保護管5の接
続部である接続管10が、溝2,2の拡径部8,9で形
成される円孔11,12内に収納される。なお、接続管
10を使用することなく、保護管5の一端部を所定長さ
で拡径し、その拡径端部に他の保護管5の一端部を挿入
して結合することに代えてもよいことは勿論である。
【0012】拡径部8,9は、図4〜図7に示すよう
に、溝2の軸方向の略中央部と端部とに形成されている
が、略中央部のみ、又は、端部のみに形成したものでも
よい。溝2の軸方向略中央部に形成された拡径部8は、
保護管5を継ぎ足すための接続管10を収納できるよう
に、接続管10の外径の曲率とほぼ同一曲率の断面半円
形の溝に形成され、かつ、接続管10の軸長よりも大き
い軸長Lに形成されている。
【0013】溝2の軸方向端部に形成された拡径部9
は、接続管10の外径の曲率とほぼ同一の曲率の断面半
円形の溝に形成され、かつ、前記拡径部8の軸長Lの半
分にて形成されている。したがって、溝2,2が上下で
合致して拡径部8,8が形成する円孔11、及び、拡径
部9,9が形成する円孔12の内径は接続管10の外径
とほぼ同一となる。
【0014】そこで、保護管5,5の端部を接続管10
の両端部にそれぞれ挿入して突き合わせ、保護管5,5
が接続されると、図1に示すように、その保護管5を下
段のブロック1又は3の溝2に、接続管10を拡径部
8,9のいずれかに嵌め込み、かくして全ての溝2内に
保護管5が配列されると、上段のブロック1又は3を下
段のブロック1又は3にかぶせれば、図2に示すよう
に、溝2,2が形成する保護管挿通孔4内に保護管5
が、図3に示すように、拡径部8,8又は9,9が形成
する円孔11又は12内に接続管10が、それぞれ収納
される。
【0015】ここで、円孔12は水平方向で隣接するブ
ロック1,1又は3,3間に形成されるか、若しくは、
下段のブロック1又は3の拡径部8の上に、上段のブロ
ック1又は3の下面の拡径部9が軸方向で約半分かぶさ
るようにし、残りの約半分は他のブロック1又は3を反
転してその拡径部9が前記拡径部9と対面するように、
ブロック1,3を垂直方向で千鳥状に配置することによ
り形成されるもので、その軸長は円孔11と同じにな
る。なお、ブロック1,3を垂直方向で千鳥状配置とし
たときは、拡径部8は溝2と対面して円孔11を形成す
ることはできないから、埋め殺しとなるものである。
【0016】そして、前記したように、拡径部8の軸長
Lは接続管10の軸長よりも大きいので、接続管10は
円孔11又は12内で軸方向自由な位置決めができる。
すなわち、接続管10の位置は、ブロック1,3の全て
の溝2に嵌め込んだ全ての保護管5において全て同一部
位となることは希であるから、円孔11,12内で接続
管10を自在に配置できるようにしたものである。
【0017】かくして、接続管10は全てブロック1,
3内に収納されるようにしたので、保護管5と同じ環境
におかれるために、その保護が従来に比べ数段に優れた
電線共同溝を得ることができる。
【0018】なお、上記においては拡径部8,9をブロ
ック1,3の全てに設けたが、図8,9に示すように、
拡径部8,9の上に重ね合わせるブロック1aの溝2a
は拡径部8,9と同じ内径のものとしてもよい。この場
合、拡径部8,9の同じ内径の溝2aの断面形状は、図
9に示すように、楕円形としたが、拡径部8,9と同じ
円形の溝2bとしてもよい。また、上記において、拡径
部8,9の内径は接続管10の外径と略同一とすること
なく、それよりも大きくして、接続管10が拡径部8,
9で隣接方向の左右へずれ又は移動できるクリアランス
があってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、電線を
挿通した保護管を保護すべき電線共同溝において、保護
管の接続部を地中に剥き出しすることなく、保護管と共
に電線共同溝内に収納できるようにしたから、接続部が
保護管と同様に保護されるほか、接続管の強度も従来に
比べれば低くて足り、また従来のように接続部を形成す
るために整列した少なくとも二つの電線共同溝間を適宜
離間させる施工をする必要がなく、かつ、接続部を土で
埋め戻す施工も必要としないから、この種の電線共同溝
の施工能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す斜視図
【図2】保護管の断面を示す電線共同溝の縦断側面図
【図3】接続部の断面を示す電線共同溝の縦断側面図
【図4】片面に断面半円形の溝を形成したコンクリート
ブロックの平面図
【図5】片面に断面半円形の溝を形成したコンクリート
ブロックの正面図
【図6】両面に断面半円形の溝を形成したコンクリート
ブロックの平面図
【図7】両面に断面半円形の溝を形成したコンクリート
ブロックの側面図
【図8】この発明の実施の他の形態を示す電線共同溝の
正面図
【図9】図9のA矢視図
【図10】従来の電線共同溝の縦断側面図
【図11】従来の電線共同の接続部を示す縦断正面図
【符号の説明】
1,3…コンクリートブロック 2…溝 4…保護管挿通孔 5…保護管 8,9…拡径部 10…接続管 11,12…円孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に断面半円形の溝が形成された板状
    のコンクリートブロックと、両面に断面半円形の溝が形
    成された板状のコンクリートブロックとを積層して断面
    円形の保護管挿通孔を形成し、該保護管挿通孔内に電線
    を挿通すべき保護管を挿入する電線共同溝用コンクリー
    トブロックであって、前記溝の一部に前記保護管の接続
    部を収納する拡径部が形成されていることを特徴とする
    電線共同溝用コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 前記拡径部は前記接続部の軸長よりも長
    く形成されていることを特徴とする請求項1記載の電線
    共同溝用コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 前記拡径部は前記溝の軸方向略中央部に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    電線共同溝用コンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 前記拡径部は前記溝の軸方向端部に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電線共同溝
    用コンクリートブロック。
  5. 【請求項5】 前記拡径部は前記溝の軸方向略中央部と
    軸方向端部に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の電線共同溝用コンクリートブロック。
JP9266139A 1997-09-30 1997-09-30 電線共同溝用コンクリートブロック Pending JPH11113148A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100650147B1 (ko) 2006-09-13 2006-11-29 (주)미가엔지니어링 건축물 지중매설 고압케이블 보호용 블록 구조물
KR100882779B1 (ko) * 2008-07-22 2009-02-09 주식회사 동보 지중 전력 케이블 받침대

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