JPH11112535A - 通信監視制御装置 - Google Patents

通信監視制御装置

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JPH11112535A
JPH11112535A JP9270767A JP27076797A JPH11112535A JP H11112535 A JPH11112535 A JP H11112535A JP 9270767 A JP9270767 A JP 9270767A JP 27076797 A JP27076797 A JP 27076797A JP H11112535 A JPH11112535 A JP H11112535A
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slave station
slave
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monitoring
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JP9270767A
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English (en)
Inventor
Ichiro Ayukawa
一朗 鮎川
Yuji Shiraishi
裕二 白石
Yoshiko Koizumi
善子 小泉
Kazutoshi Kawamura
一利 河村
Kimio Watanabe
君夫 渡辺
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDH網の通信監視制御装置に関し、保守時
に監視制御不能になることを防止すると共に、システム
全体のメモリ量を削減することを課題とする。 【解決手段】 子局2は、ローカル端末5から他の子局
3に対する命令を送られると、命令記憶手段2aに記憶
しておく。そして、子局2は、ポーリング信号送信手段
1aからポーリング信号を受信したときに、その受信直
後の所定時間の間は子局2が送信を許されるので、命令
送信手段2bが、命令記憶手段2aに記憶された命令を
読み出して、その命令に関わる子局3に、その命令を送
信する。これにより、保守時に、ローカル端末5が子局
2を介して他の子局3に対して、制御命令を行ったり、
監視情報の転送を命令したりすることが、ポーリング権
の移譲をすることなく実現する。従って、従来のように
保守時に監視制御不能になることを防止でき、また、シ
ステム全体のメモリ量の削減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信監視制御装置
に関し、特に、複数のPDH(Presiochronous Digital
Hierarchy)装置から構成され、それらのうちの1つを親
局、残りを子局とするPDH網の通信監視制御装置に関
する。
【0002】既設のPDH通信網では、ローカルなイン
タフェースやプロトコルを用いて、監視制御システムを
構築していた。しかし、ITU−T(International Tel
ecommunication Union-Telecommunication Sector)によ
って新しく勧告されたSDH(Synchronous Digital Hie
rarchy) 通信網では、標準化された監視制御システムが
勧告されている。それに伴い、従来のローカルなPDH
通信網の監視制御システムを、標準化されたSDH通信
網の監視制御システムに統合して監視できるようにした
いという要求が、年々増大してきており、この要求に応
じるための方法が検討されている。
【0003】一方、開発途上国のように、これから通信
網の整備をし始めるような場合、いくらSDH通信網が
今後の主流となる標準的な方式とはいえ、SDH通信網
で使用されるような150Mbpsの伝送容量は、整備
対象となる町や村の人口が小さい所が多いので、大きす
ぎる。そのため、2Mbps×4本、2Mbps×16
本、34Mbps×1本というような小中容量を使用
し、設備コストが安価であるPDH通信網システムに対
する需要が大きい。
【0004】また、近年の移動通信の発展により、移動
通信用の基地局が急速に新規設置され、それに伴い、基
地局と基地局制御局とを結ぶアクセス回線の設置需要も
急増している。基地局は基地局制御局から離れた山上等
にも設置されるため、アクセス回線には、無線を使用し
たいという需要が非常に多い。一方、基地局は、移動通
信システムの性格上、面的に大量に設置され、そのアク
セス回線の通信容量は、2Mbps回線を数本から数1
0本程度使用したものとなる。
【0005】数本から数10本の2Mbps回線を面的
に展開し、パス管理を特別必要としないようなアクセス
回線を構成する無線装置においては、通信の監視をパス
管理のないSDH方式で行い、主信号を中小容量に向い
たPDH方式で行いたいという需要が根強くある。
【0006】こういう状況の中で、PDH通信網の中
で、パス管理等もないので、安価で簡単に実現できるロ
ーカルな監視形態を採用し、そのローカルな監視形態に
ポーリング方式を採用することが考えられる。本発明
は、このポーリング方式を用いた通信監視制御装置に関
する。
【0007】
【従来の技術】従来、PDH通信網の監視制御形態とし
て、親局が各子局に対して定期的にポーリング信号を送
り、各子局に監視情報を返信させて、各子局の監視情報
を親局に収集保管する方式があった。
【0008】この方式では、親局にポーリング権が与え
られ、親局だけがポーリング信号を子局に出力して、命
令(制御命令、監視情報転送命令等)を子局に対して送
信することが許される。ポーリング権を有していない子
局は、勝手に監視制御に関する送信を行うことは許され
ず、他の子局に命令を送りたいときには、ポーリング権
の移譲要求を親局に行い、親局からポーリング権を移譲
されて初めて可能となる。これを、図11を参照して説
明する。
【0009】図11は、従来のPDH通信網のシステム
構成を示す図である。すなわち、SDH通信網を構成す
るSDH装置101にPDH通信網が接続され、PDH
通信網は、親局102及び子局103〜105から構成
される。通常、親局102から各子局に向けて、監視情
報を通知するように求めるポーリング信号が送信され、
各子局は、それに呼応して自局の監視情報を親局102
へ送信する。親局102は、それらの監視情報をSDH
通信網のオペレーションシステム(図示せず)へ送る。
【0010】しかし、保守時に、例えば子局104に保
守者がローカル端末を接続して、PDH通信網を構成す
る各局の監視情報を入手しようとした場合、従来、子局
104がポーリング権の移譲要求を親局102に行い、
親局102からポーリング権を移譲されて初めて可能と
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、ポーリ
ング権の移譲の処理が行われている間は、監視制御不能
になるという問題があった。
【0012】また、どの子局も親局になる可能性がある
ため、各子局は、全局分の監視情報を記憶できるメモリ
をそれぞれ必要とすることになり、システム全体のメモ
リ量が大きすぎるという問題があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、保守時等に監視制御不能になることを防止す
ると共に、システム全体のメモリ量の削減を図った通信
監視制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、親局1に設けられ、
各子局2〜4にポーリング信号を送信するポーリング信
号送信手段1aと、各子局2〜4に設けられ、自子局に
接続されたローカル端末5から送られた他の子局3に対
する命令を記憶しておく命令記憶手段2aと、各子局2
〜4に設けられ、ポーリング信号送信手段1aからポー
リング信号を受信したときに、命令記憶手段2aに記憶
された命令を読み出して、他の子局3に送信する命令送
信手段2bとを有することを特徴とする通信監視制御装
置が提供される。
【0015】以上のような構成において、子局2は、ロ
ーカル端末5から他の子局3に対する命令を送られる
と、命令記憶手段2aに記憶しておく。そして、子局2
は、ポーリング信号送信手段1aからポーリング信号を
受信したときに、その受信直後の所定時間の間は子局2
が送信を許されるので、命令送信手段2bが、命令記憶
手段2aに記憶された命令を読み出して、その命令に関
わる子局3に、その命令を送信する。
【0016】これにより、保守時に、ローカル端末5が
子局2を介して他の子局3に対して、制御命令を行った
り、監視情報の転送を命令したりすることが、ポーリン
グ権の移譲をすることなく実現する。従って、従来のよ
うに保守時に監視制御不能になることを防止でき、ま
た、システム全体のメモリ量の削減が可能となる。
【0017】或いはまた、本発明では上記目的を達成す
るために、親局に設けられ、各子局に対してポーリング
信号を送信するポーリング信号送信手段と、各子局に設
けられ、ポーリング信号送信手段から監視情報の通知を
求めるポーリング信号を受信すると、自子局の監視情報
を親局に送信する監視情報送信手段と、親局に設けら
れ、各子局からそれぞれ送信された監視情報を記憶する
監視情報記憶手段と、各子局に設けられ、ポーリング信
号送信手段からポーリング信号を受信したときに、親局
に対して、特定の子局の監視情報の通知を求める要求を
送信する要求送信手段と、親局に設けられ、要求送信手
段からの要求を受信すると、監視情報記憶手段に記憶さ
れた監視情報の中から特定の子局に関する監視情報を読
み出し、要求を送信した子局に対して送信する監視情報
送信手段とを有することを特徴とする通信監視制御装置
が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態の原理
構成を、図1を参照して説明する。第1の実施の形態
は、親局1に設けられ、各子局2〜4にポーリング信号
を送信するポーリング信号送信手段1aと、各子局2〜
4に設けられ、自子局に接続されたローカル端末5から
送られた他の子局3に対する命令を記憶しておく命令記
憶手段2aと、各子局2〜4に設けられ、ポーリング信
号送信手段1aからポーリング信号を受信したときに、
命令記憶手段2aに記憶された命令を読み出して、他の
子局3に送信する命令送信手段2bとから構成される。
【0019】以上のような構成において、子局2は、ロ
ーカル端末5から他の子局3に対する命令を送られる
と、命令記憶手段2aに記憶しておく。そして、子局2
は、ポーリング信号送信手段1aからポーリング信号を
受信したときに、その受信直後の所定時間の間は子局2
が送信を許されるので、命令送信手段2bが、命令記憶
手段2aに記憶された命令を読み出して、その命令に関
わる子局3に、その命令を送信する。
【0020】これにより、保守時に、ローカル端末5が
子局2を介して他の子局3に対して、制御命令を行った
り、監視情報の転送を命令したりすることが、ポーリン
グ権の移譲をすることなく実現する。従って、従来のよ
うに保守時に監視制御不能になることを防止でき、ま
た、システム全体のメモリ量の削減が可能となる。
【0021】次に、第1の実施の形態を詳しく説明す
る。図2は、親局及び子局の内部構成を示すブロック図
である。すなわち、親局は主信号通信部とPDH監視制
御部とに分かれ、主信号通信部は、信号伝送部11、多
重分離部12、信号伝送部13から構成され、PDH監
視制御部は、ポーリング通信部14、LT通信部15、
記憶部(ROM,RAM)16、情報処理部17から構
成される。子局も同様であり、子局は主信号通信部とP
DH監視制御部とに分かれ、主信号通信部は、信号伝送
部21、多重分離部22、信号伝送部23から構成さ
れ、PDH監視制御部は、ポーリング通信部24、LT
通信部25、記憶部(ROM,RAM)26、情報処理
部27から構成される。ポーリング通信部14,24
は、多重分離部12,22にそれぞれ接続され、LT通
信部15,25には、ローカル端末28,29がそれぞ
れ接続される。
【0022】図3は、第1の実施の形態における動作を
説明するシーケンス図である。ここでは、親局31、子
局32〜34を用い、図中に示すシーケンス番号(Q)
を引用して第1の実施の形態における動作を説明する。
【0023】通常、親局31が子局32に対して監視情
報の通知要求等のポーリング命令を送り、子局32のポ
ーリング通信部(図2の24)が記憶部(図2の26)
に取り込む。情報処理部(図2の27)は、記憶部に取
り込まれたデータが自局宛のポーリング命令であると認
識したならば、ポーリング命令に応えて回答を親局31
に送る(Q1)。
【0024】ここで、子局33に接続されたローカル端
末(図2の29)から、子局34に対して命令を送出し
たいという要求が子局32に送られると、その要求を子
局32は記憶部(図2の26)に一時蓄積しておく。
【0025】次に、親局31が、子局33に対して監視
情報の通知要求のポーリング命令を送ると(Q2)、そ
の直後に、子局33は、記憶部に蓄積しておいた命令を
読み出し、その命令が指定している子局34に対して、
その命令を送出する(Q3)。その後、子局33は親局
31からの命令に従って自局の監視情報を親局31へ送
出する(Q4)。
【0026】親局31では、子局33から、期待した情
報が正常に入力したので、次の決められた子局34に対
してポーリング命令を送出する(Q5)。かくして、ポ
ーリング権を有していない子局でも、他局に対して命令
を送ることが実現する。
【0027】次に、第2の実施の形態を説明する。図4
は、第2の実施の形態におけるPDH通信網のシステム
構成及び動作シーケンスを示す図である。すなわち、S
DH通信網を構成するSDH装置41にPDH通信網が
接続され、PDH通信網は、親局42及び子局43〜4
5から構成される。親局42及び子局43〜45の内部
構成は、図2に示した第1の実施の形態における親局及
び子局と同じである。
【0028】第2の実施の形態では、SDH装置41に
隣接する局が親局となり、親局は親権(ポーリング権)
を子局に移譲することをしない。子局44に接続された
ローカル端末(図2の29)から、他の子局、例えば子
局45に関する監視情報を入手したいという要求が子局
44に送られると、その要求を子局44は記憶部(図2
の26)に一時蓄積しておく。
【0029】次に、親局41が、子局44に対してポー
リング命令を送ると(Q11)、その直後に、子局44
は、記憶部に蓄積しておいた命令を読み出し、その命令
を親局42へ送出する(Q12)。
【0030】親局41では、ポーリング命令によって各
子局の監視情報を保持しているので、その監視情報の中
から、子局45に関するものを読み出して子局44へ送
信する(Q13)。子局44は、親局41から送信され
た監視情報をローカル端末(図2の29)へ送る。
【0031】このように、ポーリング権を移譲すること
なく、子局が他局の監視情報を収集することができるの
で、保守時に、従来のように監視制御不能になるような
ことを防止でき、また、システム全体のメモリ量の削減
が可能となる。
【0032】なお、この第2の実施の形態において、回
線障害が発生した場合の処理を、次に説明する。図5
は、図4に示す構成において、例えば子局43,44の
間に回線障害が発生した場合の処理を示すシーケンス図
である。
【0033】子局43,44の間に回線障害が発生した
場合、子局44,45にはポーリング信号が届かなくな
る。そのため、子局44,45は監視情報をやりとりす
る契機を失ってしまう。一方で、こうした回線障害の復
旧を行うに際して、例えば子局44に対してローカル端
末が接続され、子局44,45の各監視情報をローカル
端末が入手したいという必要性が発生する。こうしたこ
とに備えるために、障害発生箇所に近い子局44が一時
的に親局となって、ポーリング信号を子局45へ送り、
監視情報の収集を行うようにする(Q14)。
【0034】そして、回線障害が復旧した後は、子局4
4は速やかに親権を放棄する。次に、第3の実施の形態
を説明する。第3の実施の形態は、第2の実施の形態
と、構成及び動作共に基本的に同じであるが、回線障害
が発生した場合の処理だけが異なっている。従って、同
じ部分についての説明を省略し、異なる部分だけを説明
する。
【0035】回線障害が発生し、親局からポーリング信
号が正常に受信できない場合に、第2の実施の形態で
は、ポーリング信号が届かない複数の子局の中の1つが
親局になるようにする。しかし、このためには、予め決
められた親局移行手順(ポーリング権移行手順)を実行
しなければならなかった。そこで、第3の実施の形態で
は、ポーリング信号が届かなくなった子局において、ポ
ーリング権の移行手順を実行することなく、監視情報を
収集できるようにする。
【0036】すなわち、ポーリング信号が届かない複数
の子局の中の1つにローカル端末が接続されており、親
局からのポーリング信号が受信できない場合において、
保守者が子局に対して、ローカル端末を介して、他局の
監視情報の入手を要求したときにのみ、当該ローカル端
末の接続された子局から他の子局へ直接、監視情報の送
信要求を送出する。
【0037】この方法により、通信路の障害等で、親局
からのポーリング信号が正常に受信できない場合でも、
複雑な親局移行手順を実行することなく、ポーリング信
号が届かない複数の子局の間で他局の監視情報を入手し
たり、更には制御信号を送出したりすることが可能とな
る。
【0038】ただし、上記の方法では、ポーリング信号
が届かない複数の子局の中の1つが、他の子局へ直接、
監視情報の送信要求を送出する場合に、要求信号が他の
正常な通信路にも伝送されることによって、正常なポー
リング信号( 又は、応答信号) と衝突する場合があると
いう問題点がある。こうした問題をも解決した実施の形
態を、以下、図を参照して説明する。
【0039】図6は、第3の実施の形態におけるPDH
通信網のシステム構成及び動作シーケンスを示す図であ
る。すなわち、SDH通信網にPDH通信網が接続さ
れ、PDH通信網は、親局51及び子局52〜54から
構成される。親局51及び子局52〜54の内部構成
は、図2に示した第1の実施の形態における親局及び子
局と同じである。ここで、子局52から子局53に向け
ての片方向の回線において障害が発生し、親局51から
のポーリング信号が子局53,54に届かなくなったと
する。子局53にローカル端末55が接続されている。
【0040】片方向の伝送路障害が発生し、それに伴っ
て、子局53が、例えば子局54に向かって、監視情報
を送信するように要求するポーリング信号を発信した場
合には、子局53から発信されたポーリング信号は、子
局53、子局52、親局51の各間の伝送路にも到達す
る。一方、親局51と子局52との間はポーリングでデ
ータが正常に送受されているので、子局53が送出する
信号がそれらの信号に衝突する可能性が生ずる。
【0041】この信号の衝突をできるだけ少なくすべ
く、子局53,54の各ポーリング通信部(図2の2
4)は、図7に示す処理を実行する。図7に示す処理c
は、子局53で実行されるものであり、ローカル端末5
5から他局、例えば子局54の監視データを入手したい
という要求が届いたときの処理を示している。また、図
7に示す処理aは、子局54で実行されるものであり、
子局53から監視データを送信するように要求されたと
きの処理を示している。また、図7に示す処理bは、子
局53で実行されるものであり、子局54から監視デー
タを受信したときの処理を示している。
【0042】これらの各処理を、図8〜図10で詳しく
示す。図8は処理cの詳しい内容を示すフローチャート
である。以下、図中のステップ番号(S)を引用しなが
ら、処理cの内容を説明する。
【0043】子局53は、ローカル端末55から、例え
ば子局54の監視データを入手したいという要求が届い
たとき〔S1〕、親局51からポーリング信号が届いて
いるか否かを判断する〔S2〕。届いていなければ、子
局53は子局54へ要求信号を送信する〔S3〕。子局
54は、この要求信号を受信したときには、応答信号を
子局53へ返信する。
【0044】子局53は、子局54から応答信号を受信
したときには、子局54との間の通信路が確立している
と判断して、子局54へ、監視データを送信するように
要求を送る〔S4,S5〕。しかし、子局54から応答
信号を受信できないときには、子局54との間の通信路
が確立していないと判断して、子局53はローカル端末
55へ、子局54との接続不能を通知する〔S4,S
6〕。接続不能の場合には所定時間の経過を待って、子
局53は、要求信号を再び子局54へ送信するようにす
る。
【0045】このステップS4,S6の機能により、子
局53が子局52に、子局52の監視データを入手した
いという要求を送信して、信号の衝突を引き起こすこと
を防止できる。また、無駄なデータの再送処理、保守者
の無意味な操作の繰り返しを防止できる。
【0046】図9は処理aの詳しい内容を示すフローチ
ャートである。以下、図中のステップ番号(S)を引用
しながら、処理aの内容を説明する。子局54が、子局
53から監視データを送信するように要求されたとき
〔S11〕、親局51からの要求であるか否かを判別す
る〔S12〕。親局51からの要求であれば、回線障害
が発生していない状態であるので、子局54は、通常通
りの処理を行う〔S13〕。
【0047】一方、親局51からの要求ではなく、子局
53からの要求であれば、回線障害が発生している状態
であるので、子局54は、複数データからなる監視デー
タを1つのメッセージに載るように編集して子局53へ
応答する〔S14〕。すなわち、監視データは、処理の
煩雑さを減らすためや、伝送容量の調節のために、通常
は、データの優先度、種類(アラーム情報、測定値情
報、制御情報等) に応じて分類され、別々のタイミング
で送出される。しかし、監視データが別々のタイミング
で何回にもわたって送出されることにより、前述の信号
の衝突の確率が増大するので、子局54から子局53へ
のデータ送信には、データを1つのメッセージに載せて
送出するようにする。
【0048】図10は処理bの詳しい内容を示すフロー
チャートである。以下、図中のステップ番号(S)を引
用しながら、処理bの内容を説明する。子局54から監
視データを受信したとき〔S15〕、その受信したデー
タが複合データであるか否かを判別する〔S16〕。親
局51からの要求により通常の方法により作成されたデ
ータであれば、すなわち複合データでなければ、通常の
方法でデータを保存する〔S18〕。しかし、図9のス
テップS14の処理により作成されたデータ、すなわち
複合データであれば、別々に分けるように展開し、デー
タの保存を行う〔S17〕。
【0049】以上のように、子局が他の子局にデータの
送信を要求する場合には、その子局に対し、通信路確立
を確認するための信号を送出して、子局間のデータ通信
路が確立された場合にのみ、引き続き監視情報の要求、
制御情報の送出等を行う。
【0050】また、他の子局から監視情報の送信を要求
された子局は、通常ならば種類毎に分けて送出する情報
を、一電文にまとめて応答する。こうしたことにより、
通信路の障害等で、親局からのポーリング信号が正常に
受信できない状況下で、子局間で信号のやりとりを行う
場合に、信号送出の頻度を必要最低限に抑えることがで
き、送出信号の衝突確率を少なくできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、子局か
ら他の子局に対する命令の送出に当たり、局間でポーリ
ング権の移譲を行わず、ポーリング権を親局に固定す
る。これにより、ポーリング権の移譲に伴う監視不能な
期間を無くし、かつ、システム全体としてのメモリ量を
削減できる。しかも、ポーリング権が親局に固定される
ことにより、ポーリング方式を用いたPDH通信網のよ
うなローカル管理ネットワークを、SDH通信網等の標
準管理ネットワークへ接続していくためのノードに、こ
の固定した親局を当てることができ、ローカル管理ネッ
トワークと標準管理ネットワークの統合管理網の実現に
寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】親局及び子局の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1の実施の形態における動作を説明するシー
ケンス図である。
【図4】第2の実施の形態におけるPDH通信網のシス
テム構成及び動作シーケンスを示す図である。
【図5】図4に示す構成において、回線障害が発生した
場合の処理を示すシーケンス図である。
【図6】第3の実施の形態におけるPDH通信網のシス
テム構成及び動作シーケンスを示す図である。
【図7】ポーリング通信部の処理を示す図である。
【図8】処理cの詳しい内容を示すフローチャートであ
る。
【図9】処理aの詳しい内容を示すフローチャートであ
る。
【図10】処理bの詳しい内容を示すフローチャートで
ある。
【図11】従来のPDH通信網のシステム構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 親局 2〜4 子局 5 ローカル端末 1a ポーリング信号送信手段 2a 命令記憶手段 2b 命令送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 善子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 河村 一利 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 渡辺 君夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信装置から構成され、当該複数
    の通信装置のうちの1つを親局、残りを子局とする通信
    網の通信監視制御装置において、 前記親局に設けられ、前記各子局にポーリング信号を送
    信するポーリング信号送信手段と、 前記各子局に設けられ、自子局に接続されたローカル端
    末から送られた他の子局に対する命令を記憶しておく命
    令記憶手段と、 前記各子局に設けられ、前記ポーリング信号送信手段か
    らポーリング信号を受信したときに、前記命令記憶手段
    に記憶された命令を読み出して、前記他の子局に送信す
    る命令送信手段と、 を有することを特徴とする通信監視制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の通信装置から構成され、当該複数
    の通信装置のうちの1つを親局、残りを子局とする通信
    網の通信監視制御装置において、 前記親局に設けられ、前記各子局に対してポーリング信
    号を送信するポーリング信号送信手段と、 前記各子局に設けられ、前記ポーリング信号送信手段か
    ら監視情報の通知を求めるポーリング信号を受信する
    と、自子局の監視情報を前記親局に送信する監視情報送
    信手段と、 前記親局に設けられ、前記各子局からそれぞれ送信され
    た監視情報を記憶する監視情報記憶手段と、 前記各子局に設けられ、前記ポーリング信号送信手段か
    らポーリング信号を受信したときに、前記親局に対し
    て、特定の子局の監視情報の通知を求める要求を送信す
    る要求送信手段と、 前記親局に設けられ、前記要求送信手段からの要求を受
    信すると、前記監視情報記憶手段に記憶された監視情報
    の中から前記特定の子局に関する監視情報を読み出し、
    前記要求を送信した子局に対して送信する監視情報送信
    手段と、 を有することを特徴とする通信監視制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各子局に設けられ、前記通信網の中
    で発生した回線障害により前記親局からポーリング信号
    が届かなくなったときに、自局が回線障害箇所に一番近
    い場合、ポーリング信号を発生し、前記親局からのポー
    リング信号が届かなくなった各子局からの監視情報を収
    集する発生/収集手段を更に有することを特徴とする請
    求項2記載の通信監視制御装置。
  4. 【請求項4】 前記発生/収集手段は、前記回線障害が
    復旧したときに、動作を停止することを特徴とする請求
    項3記載の通信監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記各子局に設けられ、前記通信網の中
    で発生した回線障害により前記親局からポーリング信号
    が届かなくなったときに、自子局に接続されたローカル
    端末から特定の子局の監視情報を通知するように要求さ
    れた場合、当該特定の子局に対して監視情報の通知を要
    求する監視情報通知要求手段を更に有することを特徴と
    する請求項2記載の通信監視制御装置。
  6. 【請求項6】 前記監視情報通知要求手段は、 前記通信網の中で発生した回線障害により前記親局から
    ポーリング信号が届かなくなったときに、前記ローカル
    端末から特定の子局の監視情報を通知するように要求さ
    れた場合、当該特定の子局と自局との間に通信経路が確
    立されていることを確認する経路確認手段と、 前記経路確認手段によって確立の確認がされたときに初
    めて、前記特定の子局に対して監視情報の通知を要求す
    る要求手段と、 を含むことを特徴とする請求項5記載の通信監視制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記各子局に設けられ、前記監視情報通
    知要求手段から監視情報の通知要求を受信したとき、自
    局の監視信号を、種別に関係なく全部まとめて、通知要
    求してきた子局に対して送信する送信手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項5記載の通信監視制御装置。
JP9270767A 1997-10-03 1997-10-03 通信監視制御装置 Withdrawn JPH11112535A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157983A (ja) * 2008-12-01 2010-07-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 情報管理方法
JPWO2009123204A1 (ja) * 2008-03-31 2011-07-28 パナソニック電工株式会社 監視システム

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