JPH11112277A - 電子部品およびラダーフィルタ - Google Patents

電子部品およびラダーフィルタ

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JPH11112277A
JPH11112277A JP9287670A JP28767097A JPH11112277A JP H11112277 A JPH11112277 A JP H11112277A JP 9287670 A JP9287670 A JP 9287670A JP 28767097 A JP28767097 A JP 28767097A JP H11112277 A JPH11112277 A JP H11112277A
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piezoelectric resonator
electrodes
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base
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装可能な圧電共振子を有し、圧電共振
子の外部電極間でショートしにくい電子部品を提供す
る。 【解決手段】 電子部品としてのディスクリミネータ1
0は基板12を含む。基板12の一方主面には、パター
ン電極14a,14bが形成される。圧電共振子20の
一側面の外部電極30a,30bには、導電材料で支持
部材32a,32bが形成される。そして、パターン電
極14aのランド16aには、支持部材32aの基体2
2の長手方向一端側が導電ペースト40で電気的に接続
され、支持部材32aの他端側が絶縁材50で機械的に
強固に接続される。パターン電極14bのランド16b
には、支持部材32bの基体22の長手方向一端側が絶
縁材50で機械的に強固に接続され、支持部材32bの
他端側が導電ペースト40で電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子部品およびラ
ダーフィルタに関し、特に、圧電体の機械的共振を利用
した圧電共振子を用いたラダーフィルタなどの電子部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】図15はこの発明の背景となる従来の圧
電共振子の一例を示す斜視図である。圧電共振子1は、
たとえば平面視長方形の板状の圧電体基板2を含む。圧
電体基板2は、厚み方向に分極される。圧電体基板2の
両面には、電極3が形成される。この電極3間に信号を
入力することにより、圧電体基板2の厚み方向に電界が
印加され、圧電体基板2は長さ方向に振動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図15に示す圧電共振
子は、電界方向および分極方向と振動方向とが異なる圧
電横効果を利用している。この圧電横効果を利用した圧
電共振子の電気機械結合係数は、電界方向および分極方
向と振動方向とが一致した圧電縦効果を利用した圧電共
振子に比べて小さい。そのため、圧電横効果を利用した
圧電共振子では、共振周波数と反共振周波数との差ΔF
が比較的小さい。このことは、圧電共振子をフィルタに
用いたときに、帯域幅が小さいという欠点につながる。
そのため、圧電共振子を用いたフィルタ、発振子などの
電子部品において、特性の設計自由度が小さい。
【0004】また、図15に示す圧電共振子において
は、長さ振動の1次共振を利用しているが、構造的に、
3次,5次などの奇数倍の高次モードや、幅モードのス
プリアスも大きく発生してしまう。スプリアスを抑制す
るために、研磨加工を施したり、質量を付加したり、電
極形状を変更するなどの対策が考えられるが、これらは
製造コストの上昇につながる。
【0005】さらに、圧電体基板が平面視長方形の板状
であるため、強度的な制約からあまり厚みを薄くするこ
とができない。そのため、電極間距離を小さくできず、
端子間容量を大きくすることができない。これは、外部
回路とのインピーダンス整合をとる場合に、極めて不都
合である。また、複数の圧電共振子を直列および並列に
交互に接続し、ラダーフィルタを形成する場合、減衰量
を大きくするためには直列共振子と並列共振子の容量比
を大きくする必要がある。しかしながら、上述のように
形状的な限界があり、大きい減衰量を得ることができな
い。
【0006】そこで、本願出願の出願人によって出願さ
れた特願平8−110475号等において、長手方向を
有する基体を構成する複数の圧電体層と複数の電極とが
積層され、複数の圧電体層が基体の長手方向に分極さ
れ、長さ振動の基本振動を励振する積層構造の圧電共振
子が提案された。このような積層構造の圧電共振子は、
圧電体層の分極方向と電界方向と振動方向とが一致した
圧電縦効果を利用するものであり、圧電横効果を利用す
る圧電共振子に比べて、スプリアスが小さく、共振周波
数と反共振周波数との差ΔFが大きいという利点があ
る。
【0007】このような積層構造の圧電共振子を用い
て、ラダーフィルタを構成しようとすると、たとえば、
図16〜図20に示すような構成が考えられる。
【0008】図16はこの発明の背景となるラダーフィ
ルタの一例を示す分解斜視図であり、図17はそのラダ
ーフィルタの平面図解図であり、図18はそのラダーフ
ィルタの正面図解図であり、図19はそのラダーフィル
タの側面図解図であり、図20はそのラダーフィルタの
回路図である。図16〜図20に示すラダーフィルタ4
では、絶縁体基板5上に、4つのパターン電極6a,6
b,6c,6dが形成される。これらのパターン電極6
a〜6dには、上述のような積層構造の圧電共振子1
a,1b,1c,1dが電気的に接続される。この場
合、圧電共振子1a,1b,1c,1dには、それぞ
れ、1つの側面に2つの外部電極3a,3bが、各圧電
共振子1a〜1dの幅方向に間隔を隔てて形成される。
また、それらの外部電極3a,3bの長手方向における
中央部には、導電材料からなる支持部材7がそれぞれ形
成される。そして、それらの支持部材7が、導電性接着
剤8で、パターン電極6a〜6dにそれぞれ接着され接
続される。このラダーフィルタ4は、図20に示す梯子
型の回路を有する。なお、絶縁体基板5上には、圧電共
振子1a〜1dなどを覆うようにして、金属キャップ
(図示せず)が被せられる。
【0009】図16〜図20に示すラダーフィルタ4で
は、圧電共振子1a〜1dのそれぞれの1つの側面に外
部電極3a,3bが形成され、外部電極3a,3bに導
電材料からなる支持部材7がそれぞれ形成されているの
で、圧電共振子1a〜1dを絶縁体基板5上に表面実装
することができる。
【0010】ところが、図16〜図20に示すラダーフ
ィルタ4では、特に図16〜図18に示すように隣合う
導電性接着剤8どうしが接触したり、導電性接着剤8が
隣のパターン電極にも接触したり、あるいは、導電性接
着剤8が隣の支持部材にも接触したりする場合があり、
圧電共振子1a〜1dの隣合う外部電極3a,3b間で
ショートしやすい。これは、小型化にともなって、パタ
ーン電極6a〜6dの間隔や外部電極3a,3bの間隔
を狭くすればするほど顕著となる。
【0011】それゆえに、この発明の主たる目的は、表
面実装可能な圧電共振子を有し、圧電共振子の外部電極
間でショートしにくい電子部品を提供することである。
この発明の他の目的は、表面実装可能な圧電共振子を有
し、圧電共振子の外部電極間でショートしにくいラダー
フィルタを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる電子部
品は、圧電共振子を、一面上に少なくとも2つの取り付
け電極の形成された基板上に配置してなる電子部品であ
って、圧電共振子は、複数の圧電体層と複数の電極とが
積層されてなる基体を有し、基体の1つの側面には、電
極と電気的に接続される2つの外部電極が形成され、圧
電体層は、基体の長手方向に分極されるとともに、基体
の長手方向に電界を加えて、基体に長さ振動を励振させ
るものであり、圧電共振子の2つの外部電極のそれぞれ
と基板上に形成された2つの取り付け電極のそれぞれと
を、外部電極と取り付け電極との間に基体の長手方向に
沿って配置した導電性接合材と絶縁性接合材とで接続、
固定するとともに、2つの外部電極のそれぞれを接続、
固定する導電性接合材が、基体の幅方向において互いに
隣合わないように配置したことを特徴とする、電子部品
である。この発明にかかる電子部品は、たとえば、複数
の圧電共振子と、複数の圧電共振子の外部電極が接続さ
れる3以上の取り付け電極とを含む。この発明にかかる
ラダーフィルタは、複数の圧電共振子と、複数の圧電共
振子の外部電極が接続される3以上の取り付け電極とを
含むこの発明にかかる電子部品からなるラダーフィルタ
である。
【0013】この発明にかかる電子部品およびラダーフ
ィルタでは、圧電共振子の一側面に2つの外部電極が形
成され、2つの外部電極が基板上の2つの取り付け電極
に導電性接合材および絶縁性接合材で電気的および機械
的にそれぞれ接続、固定される。そのため、この発明に
かかる電子部品およびラダーフィルタでは、圧電共振子
が基板上に表面実装される。また、この発明にかかる電
子部品およびラダーフィルタでは、圧電共振子の2つの
外部電極のそれぞれと前記基板上に形成された2つの取
り付け電極のそれぞれとを電気的に接続する導電性接合
材が、基体の幅方向において互いに隣合わないので、こ
れらの導電性接合材同士が接触しにくい。さらに、これ
らの導電性接合材は、外部電極と取り付け電極とを固定
する絶縁性接合材によって、互いに隔離された形となる
ので、これらの導電性接合材同士が接触することがな
く、両者は互いに絶縁される。このため、この発明にか
かる電子部品およびラダーフィルタでは、圧電共振子の
外部電極間でショートが発生することがない。
【0014】この発明にかかる電子部品では、たとえ
ば、圧電共振子と基板上に形成された2つの取り付け電
極とは、導電材料で形成された支持部材を介して接続、
固定される。なお、この発明にかかる電子部品およびラ
ダーフィルタにおいて、圧電共振子は、複数の圧電体層
と複数の電極とが積層されてなる基体を有し、基体の1
つの側面には、電極と電気的に接続される2つの外部電
極が形成され、圧電体層は、基体の長手方向に分極され
るとともに、基体の長手方向に電界を加えて、基体に長
さ振動を励振させるものであるため、圧電共振子は、分
極方向および電界方向と振動方向とが一致し、圧電縦効
果を利用することとなる。そのため、振動方向が分極方
向および電界方向と異なる圧電横効果を利用した圧電共
振子に比べて、電気機械結合係数を大きくすることがで
き、共振周波数と反共振周波数との差ΔFの選択の幅を
大きくすることができる。また、圧電共振子が圧電縦効
果を利用することにより、幅モードや厚みモードなどの
ような長さ振動の基本振動と異なるモードの振動が発生
しにくくなり、スプリアスが小さくなる。
【0015】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる電子部品
としてのディスクリミネータの一例を示す分解斜視図で
あり、図2はそのディスクリミネータの平面図解図であ
り、図3はそのディスクリミネータの正面図解図であ
り、図4はそのディスクリミネータの側面図解図であ
る。また、図5は図1に示すディスクリミネータに用い
られる圧電共振子を示す斜視図であり、図6はその圧電
共振子の図解図であり、図7はその圧電共振子の要部平
面図である。図1に示すディスクリミネータ10は、た
とえば矩形板状の基板12を含む。この基板12として
は、たとえば、ガラスエポキシ基板などの樹脂基板、ア
ルミナ基板などのセラミック基板、あるいは多層基板な
どが用いられる。
【0017】基板12の一方主面には、取り付け電極と
しての2つのパターン電極14a,14bが間隔を隔て
て形成される。これらのパターン電極14a,14bの
対向する端部には、ランド16a,16bがそれぞれ形
成される。パターン電極14a,14bのランド16
a,16bには、圧電共振子20が接続される。
【0018】圧電共振子20は、たとえば直方体状の基
体22を含む。基体22は、たとえば圧電セラミックか
らなり積層される複数の圧電体層22aを含む。基体2
2の長手方向における中間部の複数の圧電体層22aに
おいて基体22の長手方向に直交する両主面には、複数
の内部電極24がそれぞれ形成される。そのため、複数
の内部電極24は、基体22の長手方向に直交しかつ基
体22の長手方向に間隔を隔てて配置される。また、基
体22の長手方向における中間部の複数の圧電体層22
aは、図6の矢印で示すように、隣合う圧電体層22a
の分極方向が、互いに逆向きとなるように基体22の長
手方向に分極される。ただし、基体22の長手方向にお
ける両端部の圧電体層22aは分極されていない。
【0019】基体22の一側面には、基体22の長手方
向に延びる溝26が形成される。溝26は、基体22の
幅方向における中央に形成され、基体22の一側面を2
分割している。さらに、図6に示すように、溝26によ
って分割された側面には、第1の絶縁膜28aおよび第
2の絶縁膜28bが形成される。基体22の側面の溝2
6で分割された一方側では、内部電極24の露出部が、
1つおきに第1の絶縁膜28aで被覆される。また、基
体22の側面の溝26で分割された他方側では、溝26
の一方側で第1の絶縁膜28aに被覆されていない内部
電極24の露出部が、1つおきに第2の絶縁膜28bで
被覆される。
【0020】さらに、基体22の第1および第2の絶縁
膜28a,28bが形成された部分、すなわち溝26の
両側には、2つの外部電極30a,30bが形成され
る。したがって、外部電極30aには第1の絶縁膜28
aで被覆されていない内部電極24が接続され、外部電
極30bには第2の絶縁膜28bで被覆されていない内
部電極24が接続される。つまり、内部電極24の隣合
うものが、それぞれ外部電極30aおよび外部電極30
bに接続される。
【0021】また、外部電極30a,30bの長手方向
における中央部には、支持部材32a,32bがそれぞ
れ形成される。これらの支持部材32a,32bは、導
電材料で形成される。
【0022】この圧電共振子20では、外部電極30
a,30bが入出力電極として使用される。このとき、
基体22の長手方向における中間部では、隣合う内部電
極24間で分極されているとともに隣合う内部電極24
間に電界が印加されるので、圧電的に活性となる。この
場合、基体22を構成する圧電体層22aの互いに逆向
きに分極した部分に互いに逆向きの電圧が印加されるた
め、基体22は全体として同じ向きに伸縮しようとす
る。そのため、圧電共振子20全体としては、基体22
の長手方向の中心部をノードとした長さ振動の基本振動
が励振される。なお、基体22の長手方向における両端
部では、分極されておらず、また、電極が形成されてい
ないために電界が印加されないので、圧電的に不活性と
なる。
【0023】この圧電共振子20では、基体22の分極
方向,入力信号による電界方向および基体22の振動方
向が一致する。つまり、この圧電共振子20は、圧電縦
効果を利用した共振子となる。この圧電共振子20は、
分極方向および電界方向と振動方向とが異なる圧電横効
果を利用した圧電共振子に比べて、電気機械結合係数が
大きい。そのため、この圧電共振子20では、圧電横効
果を利用した圧電共振子に比べて、共振周波数と反共振
周波数との差ΔFの選択の幅を大きくすることができ
る。したがって、この圧電共振子20では、圧電横効果
を利用した圧電共振子に比べて、帯域幅の大きい特性を
得ることができる。
【0024】さらに、この圧電共振子20では、たとえ
ば内部電極24の対向する面積、圧電体層22aおよび
内部電極24の数、圧電体層22aにおいて基体22の
長手方向における寸法を調整することによって、共振子
の容量を調整することができる。つまり、内部電極24
の対向する面積を広くしたり圧電体層22aおよび内部
電極24の数を増やしたり圧電体層22aにおいて基体
22の長手方向における寸法を短くしたりすれば、共振
子の容量を大きくすることができ、逆に、内部電極24
の対向する面積を狭くしたり圧電体層22aおよび内部
電極24の数を減らしたり圧電体層22aにおいて基体
22の長手方向における寸法を長くしたりすれば、共振
子の容量を小さくすることができる。したがって、圧電
共振子20の内部電極24の対向する面積、圧電体層2
2aおよび内部電極24の数、圧電体層22aにおいて
基体22の長手方向における寸法を調整することによ
り、容量を調整することができ、容量の設計自由度が大
きい。そのため、圧電共振子20を回路基板などに実装
するとき、外部回路とのインピーダンス整合をとること
が容易である。
【0025】そして、このディスクリミネータ10で
は、一方のパターン電極14aのランド16aに、一方
の支持部材32aの基体22の長手方向一端側が導電ペ
ースト40で電気的に接続され、一方の支持部材32a
の他端側が絶縁材料からなる絶縁材50で機械的に強固
に接続される。また、他方のパターン電極14bのラン
ド16bには、一方の支持部材32aの一端側に隣合う
ように配置される他方の支持部材32bの基体22の長
手方向一端側が、絶縁材50で機械的に強固に接続さ
れ、一方の支持部材32aの他端側に隣合うように配置
される他方の支持部材32bの他端側が、導電ペースト
40で電気的に接続される。支持部材32a,32bと
しては、たとえば、ウレタンやシリコーンなどに銀粉を
混ぜたものを用いることができる。
【0026】この場合、導電ペースト40の材料として
は、たとえばエポキシ樹脂に銀粉を混ぜた導電材料が用
いられ、絶縁材50の材料としては、たとえばエポキシ
樹脂にシリカを混ぜた絶縁材料が用いられる。なお、絶
縁材50の材料としては、塗布時に攪拌することによっ
て粘度が低くて流れやすく塗布後に粘度が高くなって流
れにくいチクソトロピーの高い材料が好ましい。
【0027】また、この場合、一方の支持部材32aや
パターン電極14aのランド16aを、他方の支持部材
32bとパターン電極14bのランド16bとを電気的
に接続する導電ペースト40から絶縁材50で絶縁した
り、他方の支持部材32bやパターン電極14bのラン
ド16bを、一方の支持部材32aとパターン電極14
aのランド16aとを電気的に接続する導電ペースト4
0から絶縁材50で絶縁したりするために、パターン電
極14a,14bのランド16a,16bなどの上に、
絶縁材50の絶縁材料を先に塗布し、導電ペースト40
の導電材料を後から塗布することが好ましい。
【0028】さらに、この場合、導電ペースト40およ
び絶縁材50は、圧電共振子20の振動をダンピングし
ないようにするために、圧電共振子20に接触しないよ
うに形成することが好ましい。
【0029】なお、このディスクリミネータ10では、
金属キャップ(図示せず)が、圧電共振子20などを覆
うようにして、基板12上に取り付けられる。この場
合、金属キャップがパターン電極14a,14bと導通
しないようにするために、基板12およびパターン電極
14a,14b上に絶縁性樹脂が塗布される。
【0030】このディスクリミネータ10では、圧電共
振子20の一側面に2つの外部電極30a,30bが形
成され、2つの外部電極30a,30bに導電材料から
なる2つの支持部材32a,32bがそれぞれ形成さ
れ、2つの支持部材32a,32bが基板12上の2つ
のパターン電極14a,14bに導電ペースト40およ
び絶縁材50で電気的および機械的に接続、固定され
る。そのため、圧電共振子20が基板12上に表面実装
される。
【0031】また、このディスクリミネータ10では、
一方の支持部材32aと一方のパターン電極14aとを
電気的に接続する導電ペースト40と、他方の支持部材
32bと他方のパターン電極14bとを電気的に接続す
る導電ペースト40とが隣合わないので、それらの導電
ペースト40が接触しにくい。さらに、このディスクリ
ミネータ10では、一方の支持部材32aおよび一方の
パターン電極14aが、それらを機械的に接続する絶縁
材50によって、他方の支持部材32bと他方のパター
ン電極14bとを電気的に接続する導電ペースト40か
ら絶縁され、他方の支持部材32bおよび他方のパター
ン電極14bが、それらを機械的に接続する絶縁材50
によって、一方の支持部材32aと一方のパターン電極
14aとを電気的に接続する導電ペースト40から絶縁
される。そのため、このディスクリミネータ10では、
圧電共振子20の2つの外部電極30a,30b間でシ
ョートしにくい。
【0032】なお、このディスクリミネータ10では、
上述のように、スプリアスが小さく共振周波数と反共振
周波数との差ΔFの選択の幅が大きい圧電共振子20を
有する。
【0033】また、このディスクリミネータ10では、
圧電共振子20がそのノード付近に形成された支持部材
32a,32bによって基板12から浮かされた状態で
支持されるので、圧電共振子20の振動がダンピングさ
れにくい。
【0034】さらに、このディスクリミネータ10で
は、圧電共振子20のノード付近に支持部材32a,3
2bが形成されているので、支持部材32a,32bを
固定するだけで、圧電共振子20をその振動がダンピン
グされにくい状態で簡単かつ確実に支持することができ
る。
【0035】図8はこの発明にかかるラダーフィルタの
一例を示す分解斜視図であり、図9はそのラダーフィル
タの平面図解図であり、図10はそのラダーフィルタの
正面図解図であり、図11はそのラダーフィルタの側面
図解図であり、図12はそのラダーフィルタの回路図で
ある。図8に示すラダーフィルタ60は、たとえば矩形
板状の基板12を含む。
【0036】基板12の一方主面には、4つのパターン
電極14a,14b,14c,14dが間隔を隔てて形
成される。これらのパターン電極14a〜14dには、
5つのランド16a,16b,16c,16d,16e
が、間隔を隔てて一列に形成される。この場合、ランド
16a〜16dはパターン電極14a〜14dの端部に
それぞれ形成され、ランド16eはパターン電極14b
の別の端部に形成される。
【0037】これらのパターン電極14a〜14dのラ
ンド16a〜16eには、4つの圧電共振子20a1,
20b1,20b2,20a2がこの順に一列に並べて
配置される。これらの圧電共振子20a1,20b1,
20b2,20a2は、それぞれ上述の圧電共振子20
と同様の構造を有するが、2つの圧電共振子20a1,
20a2は直列共振子として用いられ、別の2つの圧電
共振子20b1,20b2は並列共振子として用いられ
る。そのため、並列共振子となる圧電共振子20b1,
20b2の容量が、直列共振子となる圧電共振子20a
1,20a2の容量よりも大きくなるように設計されて
いる。
【0038】パターン電極14aのランド16aには、
圧電共振子20a1の支持部材32aの圧電共振子20
a1の長手方向一端側が導電ペースト40で電気的に接
続され、その支持部材32aの他端側が絶縁材50で機
械的に強固に接続される。
【0039】また、パターン電極14bのランド16b
には、圧電共振子20a1の支持部材32bの圧電共振
子20a1の長手方向一端側と圧電共振子20b1の支
持部材32aの圧電共振子20b1の長手方向一端側と
が絶縁材50で機械的に強固に接続され、圧電共振子2
0a1の支持部材32bの他端側と圧電共振子20b1
の支持部材32aの他端側とが導電ペースト40で電気
的に接続される。
【0040】さらに、パターン電極14cのランド16
cには、圧電共振子20b1の支持部材32bの圧電共
振子20b1の長手方向一端側と圧電共振子20b2の
支持部材32aの圧電共振子20b2の長手方向一端側
とが導電ペースト40で電気的に接続され、圧電共振子
20b1の支持部材32bの他端側と圧電共振子20b
2の支持部材32aの他端側とが絶縁材50で機械的に
強固に接続される。
【0041】また、パターン電極14dのランド16d
には、圧電共振子20b2の支持部材32bの圧電共振
子20b2の長手方向一端側と圧電共振子20a2の支
持部材32aの圧電共振子20a2の長手方向一端側と
が絶縁材50で機械的に強固に接続され、圧電共振子2
0b2の支持部材32bの他端側と圧電共振子20a2
の支持部材32aの他端側とが導電ペースト40で電気
的に接続される。
【0042】さらに、パターン電極14bのランド16
eには、圧電共振子20a2の支持部材32bの圧電共
振子20a2の長手方向一端側が導電ペースト40で電
気的に接続され、その支持部材32bの他端側が絶縁材
50で機械的に強固に接続、固定される。
【0043】したがって、このラダーフィルタ60は、
図12に示す梯子型の回路を有する。すなわち、このラ
ダーフィルタ60では、パターン電極14aが入力端子
として用いられ、パターン電極14dが出力端子として
用いられ、パターン電極14cがアース端子として用い
られる。
【0044】なお、このラダーフィルタ60では、金属
キャップ(図示せず)が、圧電共振子20a1,20b
1,20b2,20a2などを覆うようにして、基板1
2上に取り付けられる。この場合、金属キャップがパタ
ーン電極14a〜14dと導通しないようにするため
に、基板12およびパターン電極14a〜14d上に絶
縁性樹脂が塗布される。
【0045】このラダーフィルタ60でも、上述のディ
スクリミネータ10と同様に、圧電共振子20a1,2
0b1,20b2,20a2を基板12上に表面実装す
ることができる。
【0046】また、このラダーフィルタ60でも、上述
のディスクリミネータ10と同様に、圧電共振子20a
1,20b1,20b2,20a2の外部電極30a,
30b間でショートしにくい。
【0047】さらに、このラダーフィルタ60でも、上
述のディスクリミネータ10と同様に、スプリアスが小
さく共振周波数と反共振周波数との差ΔFの選択の幅が
大きい圧電共振子20a1,20b1,20b2,20
a2を有する。
【0048】また、このラダーフィルタ60では、隣接
する圧電共振子の2つの外部電極が、同じパターン電極
上に配置され、電気的かつ機械的に接続、固定されるた
め、それらの外部電極間で絶縁する必要がなく、隣接す
る圧電共振子を接近することができ、小型化が可能であ
る。
【0049】さらに、このラダーフィルタ60では、隣
接する圧電共振子の2つの外部電極が、同じパターン電
極上に配置され、電気的かつ機械的に接続、固定される
ため、基板上に簡単なパターン電極を形成すればよく複
雑なパターン電極が不要であり、その点においても、小
型化が可能である。
【0050】また、このラダーフィルタ60では、圧電
共振子20a1,20b1,20b2,20a2がそれ
ぞれのノード付近に形成された支持部材32a,32b
によって基板12から浮かされた状態で支持されるの
で、圧電共振子20a1,20b1,20b2,20a
2の振動がダンピングされにくい。
【0051】さらに、このラダーフィルタ60では、圧
電共振子20a1,20b1,20b2,20a2のそ
れぞれのノード付近に支持部材32a,32bが形成さ
れているので、それらの支持部材32a,32bを固定
するだけで、圧電共振子20a1,20b1,20b
2,20a2をそれぞれの振動がダンピングされにくい
状態で簡単に支持することができる。
【0052】また、ラダーフィルタの減衰量は、直列共
振子と並列共振子の容量比に左右されるが、このラダー
フィルタ60では、圧電共振子20a1,20b1,2
0b2,20a2の内部電極24の対向する面積、圧電
体層22aおよび内部電極24の数、圧電体層22aに
おいて基体22の長手方向における寸法を変えることに
よって、容量を調整することができる。したがって、圧
電共振子20a1,20b1,20b2,20a2の容
量を調整することにより、圧電横効果を利用した圧電共
振子を用いた場合に比べて、少ない共振子数でより大き
い減衰量をもったラダーフィルタを実現することができ
る。また、圧電共振子20a1,20b1,20b2,
20a2のΔFの選択の幅を従来の圧電共振子より大き
くすることができるため、通過帯域幅も従来の圧電共振
子を用いたものより広いものを実現することができる。
【0053】なお、上述のディスクリミネータ10およ
びラダーフィルタ60に用いられる圧電共振子20,2
0a1,20a2,20b1,20b2には、基体22
に一側面に溝26が形成されているが、そのような溝2
6は形成されなくてもよい。
【0054】また、上述のディスクリミネータ10と同
様の構成で、発振子を構成することもできる。
【0055】さらに、上述のディスクリミネータ10に
おいて、支持部材32a,32bは必ずしも必要はな
く、圧電共振子20の基体22を絶縁材50および導電
ペースト40を介して基板12のパターン電極14a、
14bのランド16a、16bに接続、固定してもよ
い。この場合には、絶縁材50および導電ペースト40
の材料として、ウレタンやシリコーンなどの柔らかい材
料を用いることが、圧電共振子の振動を阻害しにくいと
いう点で好ましい。たとえば、導電ペースト40の材料
としては、ウレタンやシリコーンに銀粉を混ぜた導電材
料が用いられ、絶縁材50の材料としては、ウレタンや
シリコーンにシリカを混ぜた絶縁材料が用いられる。こ
れは、上述のラダーフィルタ60においても同様であ
る。
【0056】また、上述のラダーフィルタ60におい
て、金属キャップは必ずしも基板12上の全てのパター
ン電極14a〜14dと絶縁する必要はなく、たとえば
アースに接続されるパターン電極14cとのみ電気的に
接続されるように配置してもよい。このような構造とす
れば、金属キャップによるシールド効果を得ることがで
きる。
【0057】図13は圧電共振子の他の例を示す図解図
であり、図14はその圧電共振子に用いられる電極を示
す平面図である。図13に示す圧電共振子では、図5〜
図7に示す圧電共振子と比べて、特に、1つおきの内部
電極24が図14(a)に示すように圧電体層22aの
主面において上部の一端側を除く部分に形成され、か
つ、他の1つおきの内部電極24が図14(b)に示す
ように圧電体層22aの主面において上部の他端側を除
く部分に形成される。このように内部電極24が形成さ
れるので、基体22の一側面において、1つおきの内部
電極24の端部の一端側および他の1つおきの内部電極
24の端部の他端側が露出しない。そのため、図13に
示す圧電共振子では、図5〜図7に示す圧電共振子と比
べて、絶縁膜28a,28bが形成されない。そして、
この発明では、図13に示す圧電共振子20が用いられ
てもよい。
【0058】また、上述の各圧電共振子20では、基体
22の長手方向における両端部が圧電的に不活性となる
が、そのように圧電的に不活性となる部分は基体22の
長手方向における両端部以外の一部に形成されてもよ
く、あるいは、基体22の長手方向における全体が圧電
的に活性となるように形成されてもよい。
【0059】さらに、この発明にかかる電子部品および
ラダーフィルタでは、用いられる圧電共振子やパターン
電極の数が任意に変更されてもよい。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、表面実装可能な圧電
共振子を有し、圧電共振子の外部電極間でショートしに
くい電子部品およびラダーフィルタが得られる。さら
に、この発明によれば、スプリアスが小さく共振周波数
と反共振周波数との差ΔFの選択の幅が大きく、表面実
装可能な圧電共振子を有し、圧電共振子の外部電極間で
ショートしにくい電子部品およびラダーフィルタが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電子部品としてのディスクリ
ミネータの一例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すディスクリミネータの平面図解図で
ある。
【図3】図1に示すディスクリミネータの正面図解図で
ある。
【図4】図1に示すディスクリミネータの側面図解図で
ある。
【図5】図1に示すディスクリミネータに用いられる圧
電共振子を示す斜視図である。
【図6】図5に示す圧電共振子の図解図である。
【図7】図5に示す圧電共振子の要部平面図である。
【図8】この発明にかかるラダーフィルタの一例を示す
分解斜視図である。
【図9】図8に示すラダーフィルタの平面図解図であ
る。
【図10】図8に示すラダーフィルタの正面図解図であ
る。
【図11】図8に示すラダーフィルタの側面図解図であ
る。
【図12】図8に示すラダーフィルタの回路図である。
【図13】圧電共振子の他の例を示す図解図である。
【図14】図13に示す圧電共振子に用いられる電極を
示す平面図である。
【図15】この発明の背景となる従来の圧電共振子の一
例を示す斜視図である。
【図16】この発明の背景となるラダーフィルタの一例
を示す分解斜視図である。
【図17】図16に示すラダーフィルタの平面図解図で
ある。
【図18】図16に示すラダーフィルタの正面図解図で
ある。
【図19】図16に示すラダーフィルタの側面図解図で
ある。
【図20】図16に示すラダーフィルタの回路図であ
る。
【符号の説明】
10 ディスクリミネータ 12 基板 14a,14b,14c,14d パターン電極 16a,16b,16c,16d,16e ランド 20,20a1,20a2,20b1,20b2 圧電
共振子 22 基体 22a 圧電体層 24 内部電極 26 溝 28a,28b 絶縁膜 30a,30b 外部電極 32a,32b 支持部材 40 導電ペースト 50 絶縁材 60 ラダーフィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電共振子を、一面上に少なくとも2つ
    の取り付け電極の形成された基板上に配置してなる電子
    部品であって、 前記圧電共振子は、複数の圧電体層と複数の電極とが積
    層されてなる基体を有し、前記基体の1つの側面には、
    前記電極と電気的に接続される2つの外部電極が形成さ
    れ、前記圧電体層は、前記基体の長手方向に分極される
    とともに、前記基体の長手方向に電界を加えて、前記基
    体に長さ振動を励振させるものであり、 前記圧電共振子の2つの外部電極のそれぞれと前記基板
    上に形成された2つの取り付け電極のそれぞれとを、前
    記外部電極と前記取り付け電極との間に前記基体の長手
    方向に沿って配置した導電性接合材と絶縁性接合材とで
    接続、固定するとともに、前記2つの外部電極のそれぞ
    れを接続、固定する導電性接合材が、前記基体の幅方向
    において互いに隣合わないように配置したことを特徴と
    する、電子部品。
  2. 【請求項2】 前記圧電共振子と前記基板上に形成され
    た2つの取り付け電極とは、導電材料で形成された支持
    部材を介して接続、固定される、請求項1に記載の電子
    部品。
  3. 【請求項3】 複数の前記圧電共振子および前記複数の
    圧電共振子の外部電極が接続される3以上の前記取り付
    け電極を含む、請求項1または請求項2に記載の電子部
    品。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子部品からなる、ラ
    ダーフィルタ。
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