JPH11112054A - 磁気センサー及びこの磁気センサーを使用した装置 - Google Patents

磁気センサー及びこの磁気センサーを使用した装置

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JPH11112054A
JPH11112054A JP9268732A JP26873297A JPH11112054A JP H11112054 A JPH11112054 A JP H11112054A JP 9268732 A JP9268732 A JP 9268732A JP 26873297 A JP26873297 A JP 26873297A JP H11112054 A JPH11112054 A JP H11112054A
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JP
Japan
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metal layer
magnetic sensor
tunnel junction
ferromagnetic
magnetic
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Withdrawn
Application number
JP9268732A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kikuchi
英幸 菊地
Masashige Sato
雅重 佐藤
Kazuo Kobayashi
和雄 小林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、かつ、磁気抵抗変化率が
大きい磁気センサー及びそれを使用した無接点エンコー
ダを提供する。 【解決手段】 基板6の上に、下部強磁性金属層13/
絶縁層14/上部強磁性金属層15からなる接合12を
有する強磁性トンネル接合素子を複数形成し、各接合を
直列に接続してセンサー素子11を構成する。高抵抗の
強磁性トンネル接合素子を直列接続することにより、セ
ンサー素子の電気抵抗値が高くなるので、消費電力を抑
制することができる。また、直列接続されることにより
各接合の印加電圧が低くなるので、強磁性トンネル接合
素子を磁気抵抗変化率の高い低電圧で動作させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁界の変化を電気
抵抗の変化に変換する磁気センサー及び、その磁気セン
サーを用いた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁界の変化を電気抵抗の変化
に変換する磁気センサーとして、電磁変換素子が使用さ
れている。この電磁変換素子としては、磁性体を利用し
た磁気抵抗効果素子又は半導体を利用したホール素子が
ある。これらの素子によりブリッジ回路を組んで作製さ
れた磁気センサーが現在多く商品化されている。
【0003】磁性体を利用した磁気抵抗効果素子には、
パーマロイなどの強磁性金属の磁気抵抗効果を用いた素
子、又は、強磁性金属と非磁性金属の多層膜又は、磁性
グラニュラーを用いた巨大磁気抵抗効果を用いた素子が
ある(特開昭57−153215号公報参照)。また、
ホール素子には、材料にSi又はInSbなどの半導体
が用いられている。
【0004】これらの素子は、金属又は半導体材料で構
成されているため、磁気センサーの抵抗値は数Ω〜20
kΩと低い。そのため、磁気センサーに流れる電流が大
きく、消費電力が大きくなる。消費電力を低減するため
には、素子抵抗を高くし、素子に流れる電流を小さくす
る必要がある。この素子の抵抗値を大きくする方法とし
ては、素子の長さを長くして、素子抵抗を高くする方法
が知られている(特開平8−130338号公報)。ま
た、素子の抵抗値は、素子幅に反比例するため、素子幅
を狭くすることによっても素子抵抗を高くすることがで
きる。
【0005】しかし、これらの方法は細線を長距離にわ
たってパターンニングする必要があるため、プロセス上
困難であり、抵抗値も数倍にしかならない。例えば、N
ONVOLATILE社は、素子幅2μmの磁気抵抗素
子をつづら折りにした磁気センサー(大きさ:100μ
m×100μm)を発表しているが、磁気センサーの抵
抗値は10kΩにしかなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の磁
気センサーは、素子抵抗が小さいため、磁気センサーに
流れる電流が大きくなり、消費電力が大きいという問題
がある。これに対し、強磁性トンネル接合素子は、磁気
抵抗変化率が高く、また、比抵抗値が磁気抵抗効果素子
又はホール素子と比較して高い。このため、強磁性トン
ネル接合素子をセンサー素子として使用することが考え
られる。
【0007】図1に、強磁性トンネル接合素子の印加電
圧に対する磁気抵抗変化率特性を示す。この図1に示す
ように、強磁性トンネル素子の磁気抵抗変化率は、印加
電圧の増加に伴って減少する性質がある。したがって、
強磁性トンネル接合素子を磁気センサーに使用した場
合、磁界の変化により充分な抵抗変化を得るためには、
低電圧で使用しなければならないという問題が生じる。
【0008】本発明は、消費電力が少なく、かつ、磁気
抵抗変化率が大きい磁気センサーを提供することを目的
とするものである。また、本発明は、高抵抗の磁気セン
サーを使用した装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、基板と、下部強磁性金属層/絶縁層/上部
強磁性金属層からなる接合を有する強磁性トンネル接合
素子が前記基板上に複数形成され、かつ、前記複数の強
磁性トンネル接合素子が直列に接続されることにより電
気抵抗値が高抵抗とされた素子からなり、磁界の変化を
抵抗の変化に変換するセンサー素子とから磁気センサー
を構成する。
【0010】この磁気センサーによれば、直列に接続さ
れた各強磁性トンネル接合素子が印加電圧を分圧するの
で、個々の強磁性トンネル接合素子に印加される電圧が
減少する。したがって、図1から明らかなように、磁気
抵抗変化率が高い高性能な磁気センサーを得ることがで
きる。また、磁気センサーの抵抗値が高抵抗となるた
め、磁気センサーに流れる電流が小さくなり、消費電力
を小さくすることができる。
【0011】また、本発明においては、強磁性トンネル
接合素子の直列接続方法が異なる2つの磁気センサーが
提供される。第1の磁気センサーにおいては、複数の強
磁性トンネル接合素子が基板上に並べて配置され、隣接
する強磁性トンネル接合素子が、上部強磁性金属層同士
又は下部強磁性金属層が一体に形成されることにより直
列に接続される。
【0012】この磁気センサーによれば、上部金属層及
び下部金属層の成膜作業と同時に強磁性トンネル接合素
子の直列接続が行われるので、作製を効率良く行うこと
ができる。また、この磁気センサーでは、センサー素子
に含まれる強磁性トンネル接合素子の数を余分に作製し
ておき、上部金属層と下部金属層とを短絡することによ
り不必要な接合を除去して、抵抗値の調整などを行え
る。これにより、磁気センサーの作製上の歩留りを向上
させることができる。
【0013】第2の磁気センサーにおいては、複数の強
磁性トンネル接合素子が基板上に多段に形成され、下段
側の接合部の上部強磁性金属層の上に上段の接合部の下
部強磁性金属層が成膜されることにより、前記複数の強
磁性トンネル接合素子が直列に接続される。この磁気セ
ンサーによれば、小面積の磁気センサーを得ることがで
きる。
【0014】また、本発明においては、この磁気センサ
ーを磁場発生用マグネットと一体に組み合わせて無接点
エンコーダを構成することにより、あるいは、この磁気
センサーを使用して磁気ディスク装置用ヘッドを構成す
ることにより、高性能、低消費電力な装置を提供するこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を用いて説明する。最初に、強磁性トンネル接合
素子を直列接続して構成したセンサー素子について説明
する。複数(N個)の強磁性トンネル接合素子を直列接
続する手段としては、強磁性トンネル接合素子を多層に
重ねる方法と、一般の抵抗の直列つなぎのように複数の
強磁性トンネル接合素子を平面上に並べる方法がある。
なお、以下の説明においては、「強磁性トンネル接合素
子」を単に「接合」と呼ぶことがある。
【0016】図2は、強磁性トンネル接合素子をN層重
ねたセンサー素子の断面を示す。図において、1はセン
サー素子で、基板6上に接合2をN層重ねることにより
各接合2,2が直列接続される。なお、この接合につい
ての説明及び接合の作製方法については後述する。1つ
の接合2は、下部金属層3、絶縁体層4、上部金属層5
からなる。各接合2は、下段の接合の上部金属層5の上
に上段の接合の下部金属層3が成膜されることにより直
列接続される。
【0017】この接合をN層重ねたセンサー素子1に
は、膜厚方向に電流が流されるので、1層の接合2の抵
抗値をRとすると、センサー素子1の全体の抵抗値はN
×R(Ω)となる。図3は、強磁性トンネル接合素子を
N個直列に並べたセンサー素子の断面を示す。
【0018】図において、11はセンサー素子で、基板
6上に接合12がN個並べて配置される。1つの接合1
2は、下部金属層13、絶縁体層14、上部金属層15
からなる。隣接する接合12,12間において、下部金
属層13及び上部金属層15が一体に形成され、各接合
12,12が下部金属層13及び上部金属層15により
直列に接続される。このセンサー素子11によれば、下
部金属層13の成膜及び上部金属層15の成膜と同時
に、接合の直列接続が行われるので、作製が容易にな
る。
【0019】このN個並べたセンサー素子11も、1個
の接合12の抵抗値をR(Ω)とすると、センサー素子
11全体の抵抗値はN×R(Ω)となる。ここで、図2
及び図3に示した接合(強磁性トンネル接合素子)につ
いて説明する。「金属/絶縁体/金属」という構造を持
つ接合において、両側の金属間に電圧を印加すると、絶
縁体が充分に薄い場合、わずかに電流が流れる。通常、
絶縁体は電流を通さないが、絶縁体が充分に薄い場合
(数Å〜数十Å)には、量子力学的効果によってごくわ
ずかに電子が透過する確率を持つために電流が流れる。
この電流のことを「トンネル電流」と言い、この構造を
持つ接合を「トンネル接合」と言う。
【0020】絶縁層には、金属の酸化膜を絶縁障壁とし
て用いるのが通常である。例えば、アルミニウムの表面
層を自然酸化、プラズマ酸化、又は熱酸化などで酸化さ
せて酸化膜を形成する。酸化条件を調節することで、表
面の数Åから数十Åを酸化層とすることができる。この
酸化アルミニウムは絶縁体であるために、トンネル接合
の障壁層として用いることができる。このような接合の
特徴として、通常の抵抗と異なり、印加電圧に対する電
流が非線形性を持つことから、非線形の素子として用い
られてきていた。
【0021】このトンネル接合の両側の金属を強磁性金
属に置き換えた構造は、強磁性トンネル接合と呼ばれ
る。強磁性トンネル接合においては、トンネル確率(ト
ンネル抵抗)が、両側の磁性層の磁化状態に依存するこ
とが知られている。つまり、磁場によってトンネル抵抗
をコントロールすることができる。磁化の相対角度をθ
とすると、トンネル抵抗Rは、 R=Rs+0.5ΔR(1−cosθ) (式1) で表される。すなわち、両磁性層の磁化の角度が揃って
いるとき(θ=0°)には、トンネル抵抗が小さく、両
磁性層の磁化が反対向き(θ=180°)のときには、
トンネル抵抗が大きくなる。
【0022】これは、強磁性体内部の電子が分極してい
ることに起因する。電子は、通常、上向きのスピン状態
のもの(アップ電子)と下向きのスピン状態のもの(ダ
ウン電子)が存在するが、通常の非磁性金属内部の電子
は、両電子は同数だけ存在するため、全体として磁性を
持たない。一方、強磁性体内部の電子は、アップ電子数
(Nup)とダウン電子数(Ndown)が異なるため
に、全体としてアップ又はダウンの磁性を持つ。
【0023】電子がトンネルする場合、これらの電子
は、それぞれのスピン状態を保ったままトンネルするこ
とが知られている。したがって、トンネル先の電子状態
に空きがあれば、トンネルが可能であるが、トンネル先
の電子状態に空きがなければ、電子はトンネル出来な
い。トンネル抵抗の変化率ΔRは、電子源の偏極率とト
ンネル先の偏極率の積で表される。
【0024】 ΔR/Rs=2×P1×P2/(1−P1×P2) ここで、P1,P2は両磁性層の分極率であり、 P=2(Nup−Ndown)/(Nup+Ndow
n) で表される。分極率Pについては、強磁性金属の種類に
依存するが、50%近い値を持つものもあり、その場
合、理論的には数十%の抵抗変化率が期待できる。
【0025】この変化率の値は、異方性磁気抵抗効果
(AMR)又は巨大磁気抵抗効果(GMR)よりも大き
く、磁気センサーなどへの応用が可能となる。次に、強
磁性トンネル接合素子の作製手順について説明する。な
お、ここでは、1つの接合の作製手順を説明する。図4
は、以下の手順で作製されるセンサー素子の接合の断面
構造を示す。図示のセンサー素子21は、基板6の上に
形成された1つの接合22からなる。接合22は、下部
金属層23、絶縁層24、上部金属層25から形成され
る。下部金属層23は、17.1nmのNiFe層と
3.3nmのCo層を有する。絶縁層24は、1.3n
mのAl−AlO層を有する。上部金属層25は、3.
3nmのCo層と17.1nmのNiFeと45nmの
FeMnと8nmのTa層を有する。
【0026】図5にセンサー素子21の平面図を示す。
下部金属層23に直交して上部金属層25が形成され、
下部金属層23と上部金属層25の間に、電流源Iと電
圧センサーVが接続される。電流源Iにより一定電流を
センサー素子21に流した状態で磁界が変化すると抵抗
値が変化をして両金属層23,25間に現れる電圧が変
化をし、これが電圧センサーVにより測定される。
【0027】図6はセンサー素子21の作製手順を示
す。図6(1)に示すように、図示の方向に磁場をかけ
た状態で、基板6上に、ストライプ状のパターンを有す
るメタルマスク26を介して、NiFeを17nm成膜
し、さらに連続してCoを3.3nm成膜する。この2
層は、下部金属層23を構成し、磁場に対して自由に磁
化が回転する磁性層となる。なお、CoはNiFeより
分極率が大きいので、強磁性トンネル抵抗変化を大きく
する目的で挿入している。
【0028】その後に、(2)に示すように、円形のパ
ターンを有するマスク27を介して1.3nmのAl層
29を成膜する。このAl層29を(3)に示すように
表面を自然酸化させて、絶縁層24を成膜する。自然酸
化は、大気中にAl層29を約500時間放置しておく
ことで行う。酸化が終了した後、(4)に示すように、
磁場をかけた状態でマスク27を介して上部金属層25
の成膜を行う。ここで、磁場は、上記(1)の磁場の方
向と直角方向にかけられる。また、マスク28は、下部
金属層23と直交する方向のストライプ状のパターンを
有する。上部金属層25は、順次、Coを3.3nm、
NiFeを17nm積層し、磁化方向を固定するための
反強磁性層としてFeMnを45nm積層する。さらに
その上部に酸化防止膜として8nmのTaを積層する。
【0029】図7に、上述の方法で作製された強磁性ト
ンネル接合素子の磁気抵抗効果曲線を示す。上述の「磁
性層/絶縁層/磁性層/反強磁性層」という構造にする
と、上部金属層24のNiFe層がFeMn層と交換結
合し、反強磁性体に接した磁性層の磁化方向が固定され
る。したがって、外部から磁場を印加すると、下部の磁
性層のみが磁化回転する。すると、下部の磁性層と上部
の磁性層の磁化の相対角度が変化するために、前述の
〔式1〕で示したように、磁場に依存してトンネル抵抗
が変化する。
【0030】図8は、複数の強磁性トンネル接合素子を
直列接続したセンサー素子の磁気抵抗曲線を示す。上部
金属層の強磁性層の磁化方向は、下部金属層の磁化方向
と直交するようにFeMn膜で固定されているので、上
部金属層の磁化方向と同一方向に外部磁界(−H)がか
かった場合、上部金属層と下部金属層の磁化方向が平行
になる。このときの2つの磁化方向の相対角度θは0度
になるため、前述の〔式1〕より、素子の抵抗値Rは、
R=Rsとなる。この時の抵抗値をRLとおく。
【0031】外部磁界が0の時は、下部金属層の磁化方
向は回転し、2つの磁化方向の相対角度θは90度とな
るため、〔式1〕より抵抗値はR=Rs+0.5ΔRと
なる。この時の抵抗値をR0とおく。次に、上部金属層
の磁化方向と反対方向に外部磁場(+H)がかかったと
き、下部金属層の磁化方向は外部磁場の方向に回転す
る。このとき、2つの磁化方向の相対角度θは180度
となり、〔式1〕より抵抗値はR=Rs+ΔRとなる。
この時の抵抗値をRHとおく。
【0032】以上より、外部磁界が−H,0,+Hの時
の抵抗値をRL,R0,RHとすると、RL<R0<R
Hとなる。したがって、強磁性トンネル接合素子は、外
部磁界の変化によりその抵抗値を変化させるので、磁気
センサーとして使用することができる。また、前述の図
2及び図3に示したように、強磁性トンネル接合素子を
直列接合することにより、電気抵抗値を大きくして、高
い電圧で使用し、高い磁気抵抗変化率で使用することが
可能となる。
【0033】本発明の磁気センサーは、無接点エンコー
ダ、磁気ディスク装置用ヘッドなどの種々の装置に適用
可能である。以下、本発明の磁気センサーを適用した無
接点エンコーダについて説明する。最初に、本例の無接
点エンコーダの原理について説明をする。図9は、測定
する磁場発生用ロータリーマグネット30と、センサー
素子31〜34の相対位置を示したものである。なお、
センサー素子31〜34としては、前述の図3に示し
た、接合をN個並べたセンサー素子を使用している。ま
た、図9の(1)〜(4)は、マグネット30が回転し
た時、マグネット30に対してセンサー素子31〜34
の相対位置が移動することを示している。
【0034】マグネット30の1組のSN極の長さ(着
磁周期)をλとすると、センサー素子31〜34をλ/
4間隔で配列する。このとき、センサー素子31〜34
の上部金属層の磁化方向は、図示右方向とする。図10
に磁気センサーの回路図を示す。図9の4つのセンサー
素子31〜34は、図10に示すようにブリッジ回路と
される。λ/2間隔で配置されたセンサー素子31と3
3、32と34が直列に接続されて、電源電圧Vとアー
スGND間に接続される。各センサー素子の接続点が出
力端子VA,VBとされる。
【0035】ここで、センサー素子が図9(1)の位置
にある場合、各センサー部31〜34の抵抗値R1〜R
4は、R1=RL,R2=R0,R3=RH,R4=R
0となる。このときのブリッジ回路の出力端子VA,V
Bの出力電圧は図10の回路図から、
【0036】
【数1】
【0037】となる。ここで、
【0038】
【数2】
【0039】とおく。次に、センサー素子が図9(2)
のようにλ/4だけ移動すると、各センサー素子31〜
34の抵抗値は、R1=R0,R2=RH,R3=R
0,R4=RLとなり、このときの出力端子VA,VB
の出力電圧は図10の回路図から、
【0040】
【数3】
【0041】となる。ここで、
【0042】
【数4】
【0043】とおく。図8で示したように、RL<R0
<RHの関係があるので、各電圧値VL,V0,VHは
VL<V0<VHとなる。以下、同様にして、センサー
素子が図9(3)〜(4)に移動をしていくと、各抵抗
R1〜R4及び出力端子VA,VBの出力電圧は図9中
に記入したように変化する。
【0044】図11は、マグネット30が回転して、セ
ンサー素子31〜34がマグネット30に対して相対的
に移動したときの出力端子VA,VBの出力電圧を示す
グラフである。なお、図11の横軸の(1)〜(4)
は、図9の(1)〜(4)に相当する。図11から明ら
かなように、マグネット30が回転をすると、着磁周期
λの移動ごとに、ブリッジ回路の出力端子VA,VBか
ら1つの出力パルスが発生する。
【0045】次に、無接点エンコーダの具体例について
説明する。図12は磁気センサーの回路を示す。磁気セ
ンサー回路は、4つのセンサー素子31〜34をブリッ
ジ接続したブリッジ回路により構成される。各センサー
素子31〜34は、6個の強磁性トンネル接合素子11
を直列に接続して構成される。
【0046】一般に、電池駆動の磁気センサーは、電源
電圧として3Vが用いられている。また、磁気センサー
に流れる電流は、電池のリーク電流相当の30μAが望
ましい。したがって、磁気センサーの抵抗値は100k
Ω程度になるので、各センサー素子31〜34の抵抗値
は100kΩ程度になる。図13は、厚さ13Åの絶縁
層を持つ強磁性トンネル接合素子の接合部面積と抵抗値
の関係を示す。強磁性トンネル接合素子の抵抗値は、接
合部の面積に反比例する。仮に、図12のブリッジ回路
において、各センサー素子31〜34を1個の接合で作
製した場合、接合の抵抗値を100kΩにするために
は、図13より、400μm2 が必要になる。ここで、
接合の部分の形状を正方形にした場合、素子の形状は2
0μm×20μmとなる。しかし、これでは、接合の磁
気抵抗変化率は、図1から明らかなように、わずか1%
しか得られない。
【0047】この接合の磁気抵抗変化率を大きくするた
め、本例では、強磁性トンネル接合素子を直列つなぎす
る。強磁性トンネル接合素子をメタルマスクを用いて作
製する場合、マスクの作製が容易な最小接合面積は50
μm×50μm(2500μm2 )程度である。この場
合の抵抗値は、図13より約17kΩである。磁気セン
サーのサイズを小さくするために、この最小接合面積の
強磁性トンネル接合素子を使って同じ抵抗値(100k
Ω)を持つブリッジ回路を作るためには、図12に示す
ように接合を6個直列に接続すれば良い。
【0048】図12に示すブリッジ回路では、電源電圧
が3Vであるため、個々の強磁性トンネル接合素子11
にかかる電圧は1.5V/6=0.25Vとなり、強磁
性トンネル接合素子の磁気抵抗変化率は、図1から明ら
かなように、約15%に増加する。図14に、無接点エ
ンコーダの構成を示す。
【0049】図14において、41は、回転着磁体で、
直径Dが10mm、軸の直径dが5mmで、その円周上
にN極42及びS極43が交互に16組並べられる。4
4は、磁気センサーで、その中心が回転着磁体41の中
間位置に来るように設置される。本例では、着磁周期λ
は約1.5mmとなる。磁気センサー44の拡大図が同
じ図14に示されている。4つのセンサー素子31〜3
4が、基板6上に、回転着磁体41のマグネットの直径
方向に平行で直線上に、かつ、λ/4間隔で配列され
る。本例では、センサー素子31〜34のなす角が約
5.6度、中心部の間隔が約0.37mmとなる。
【0050】図15は、図14の磁気センサー44の作
製方法を説明する図である。なお、ここで使用するセン
サー素子は、図3に示した直列接続構造のものである。
これは、接合が下部層/絶縁層/上部層の3層のみで形
成できるので、作製が容易なためである。また、各セン
サー素子31〜34を6個の直列つなぎ(接合面積:5
0μm×50μm)で構成される。
【0051】まず、マスクを使って、基板6上に、スト
ライプ状にNiFeを17nm成膜、さらに連続してC
oを3.3nm成膜して、下部金属層53を形成する。
この状態を図15(A)に示す。マスクを交換して、各
下部金属層53ごとに、2つの絶縁体層54を成膜す
る。この絶縁体層54は、Alを1.3nm成膜して表
面を自然酸化させて形成する。自然酸化は、大気中に約
500時間放置しておくことで行う。
【0052】酸化が終了した後、マスクを交換して、上
部金属層55を成膜すると共に、端子56〜59の成膜
を行う。この成膜は、Coを3.3nm、NiFeを1
7nm、FeMnを45nm積層して行う。さらにその
上部に8nmのTaを積層した。この成膜が終了した状
態を(B)に示す。この磁気センサー44の等価回路
は、前述の図12となる。
【0053】この磁気センサー44に電池を使って3.
0V印加したとき、各強磁性トンネル接合素子に加わる
電圧は0.25Vであり、図1より、磁気抵抗変化率は
15%となる。また、回転着磁体41を一周させると、
図9〜11から明らかなように、16個の出力パルスが
得られる。図16は、前述の図2に示した接合をN個重
ねて作製したセンサー素子を使った磁気センサーを示
す。
【0054】本例の磁気センサー61は、各センサー素
子31〜34ごとに、下部金属層53が1つずつ配置さ
れる。下部金属層と同時に電極57,58が成膜され
る。各下部金属層53ごとに、1つの絶縁体層54を成
膜し、絶縁体層54の酸化終了後、上部金属層55を成
膜する。これを繰り返して、接合が6層形成されると、
最上段の上部金属層の成膜と同時に各端子56,59が
成膜される。
【0055】なお、センサー素子31〜34としては、
図2の接合を複数重ねて作製したものと、図3の接合を
複数個並べて作製したものとを組み合わせて作製するこ
とも可能である。図17は、歩留りを改善するため、或
いは、作製後に抵抗値を調整できるようにするための調
整箇所を設けた磁気センサーを示す。
【0056】今、磁気センサーが、上述の図14,15
のように、各センサー素子31〜34ごとに6個の接合
を必要とするものとする。このとき、本例の磁気センサ
ー62においては、各センサー素子31〜34ごとに1
0個の接合を設ける。そのため、下部金属層53は、各
センサー素子ごとに5個設ける。その他の点については
上述の図14,15と同様である。
【0057】この磁気センサー62の作製後、接合ごと
に抵抗値と抵抗変化率を測定して不良部分を特定する。
また、各センサー部31〜34の素子の数を6個とする
ために、不良部分を含んで不必要な接合を4個決定す
る。図18は、図17の磁気センサー62において、不
必要な接合の下部金属層53と上部金属層55をハンダ
63で短絡した状態を示す。このハンダ63で短絡した
接合は、センサー素子31〜34からトリミング(除
去)されたこととなる。したがって、各センサー素子3
1〜34は、健全な6個の接合から構成することがで
き、磁気センサーの精度を向上させると共に、作製上の
歩留りを改善することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、磁気抵抗変化率が高い
高性能な磁気センサーを得ることができる。また、磁気
センサーの抵抗値が高抵抗となるため、磁気センサーに
流れる電流が小さくなり、消費電力を小さくすることが
できる。また、本発明によれば、高性能、低消費電力の
磁気センサーを使用した無接点エンコーダを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強磁性トンネル接合素子の印加電圧に対する磁
気抵抗変化率特性を示す図。
【図2】本発明における、強磁性トンネル接合素子をN
層重ねたセンサー素子の断面を示す図。
【図3】本発明における、強磁性トンネル接合素子をN
個直列に並べたセンサー素子の断面を示す図。
【図4】強磁性トンネル接合素子の断面構造を示す図。
【図5】図4の強磁性トンネル接合素子の平面図。
【図6】図4、図5の強磁性トンネル接合素子の作製手
順を示す図。
【図7】図4の強磁性トンネル接合素子の磁気抵抗効果
曲線を示す図。
【図8】図2及び図3の強磁性トンネル接合素子の磁気
抵抗効果曲線を示す図。
【図9】本発明の無接点エンコーダの原理構成を示す
図。
【図10】図9で使用される磁気センサーの回路を示す
図。
【図11】図10の回路の出力電圧を示すグラフ。
【図12】図10の回路の具体例を示す図。
【図13】強磁性トンネル接合素子の接合部分面積と抵
抗値との関係を示す図。
【図14】無接点エンコーダの具体的構成を示す図。
【図15】図14で使用する磁気センサーの作製手順を
示す図。
【図16】図2のセンサー素子を使用した無接点エンコ
ーダの具体的構成を示す図。
【図17】本発明における、調整箇所を設けた磁気セン
サーの構成を示す図。
【図18】図17の磁気センサーの調整後の状態を示す
図。
【符号の説明】
1,11,21…センサー素子 2,12,22…接合 3,13,23,53…下部金属層 4,14,24,54…絶縁体層 5,15,25,55…上部金属層 6…基板 26,27,28…マスク 29…Al層 30…マグネット 31〜34…センサー素子 41…回転着磁体 42…N極 43…S極 44…磁気センサー 56〜59…端子 61,62…磁気センサー 63…ハンダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 下部強磁性金属層/絶縁層/上部強磁性金属層からなる
    接合を有する強磁性トンネル接合素子が前記基板上に複
    数形成され、かつ、前記複数の強磁性トンネル接合素子
    が直列に接続されることにより電気抵抗値が高抵抗とさ
    れた素子からなり、磁界の変化を抵抗の変化に変換する
    センサー素子とを具備する磁気センサー。
  2. 【請求項2】 前記複数の強磁性トンネル接合素子が前
    記基板上に並べて配置され、隣接する強磁性トンネル接
    合素子が、上部強磁性金属層同士又は下部強磁性金属層
    同士が一体に形成されることにより直列に接続された請
    求項1に記載の磁気センサー。
  3. 【請求項3】 前記複数の強磁性トンネル接合素子が直
    線状に並べられた請求項2に記載の磁気センサー。
  4. 【請求項4】 前記複数の強磁性トンネル接合素子の内
    の一部の強磁性トンネル接合素子において、上部強磁性
    金属層と下部強磁性金属層が短絡されることにより、前
    記センサー素子の電気抵抗値が調整された請求項2又は
    3に記載の磁気センサー。
  5. 【請求項5】 前記複数の強磁性トンネル接合素子が前
    記基板上に多段に形成され、下段側の接合部の上部強磁
    性金属層の上に上段の接合部の下部強磁性金属層が成膜
    されることにより、前記複数の強磁性トンネル接合素子
    が直列に接続される請求項1に記載の磁気センサー。
  6. 【請求項6】 上部強磁性金属層及び下部強磁性金属層
    の一方の磁化方向を固定した請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の磁気センサー。
  7. 【請求項7】 磁場発生用マグネットと、 このマグネットの移動により変化する磁場を検出する位
    置に配置された請求項1〜6のいずれか1項に記載され
    た磁気センサーとを具備する無接点エンコーダ。
  8. 【請求項8】 前記磁気センサーは、4つのセンサー素
    子が、前記磁場発生用マグネットのマグネットピッチの
    1/4の間隔で配列され、前記4つのセンサー素子がブ
    リッジ接続されたものである請求項7に記載の無接点エ
    ンコーダ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか1項に記載され
    た磁気センサーを具備する磁気ディスク装置用ヘッド。
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