JPH11112049A - 圧電部品用外装ケース - Google Patents

圧電部品用外装ケース

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JPH11112049A
JPH11112049A JP9266685A JP26668597A JPH11112049A JP H11112049 A JPH11112049 A JP H11112049A JP 9266685 A JP9266685 A JP 9266685A JP 26668597 A JP26668597 A JP 26668597A JP H11112049 A JPH11112049 A JP H11112049A
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JP
Japan
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dielectric support
piezoelectric
protrusion
outer case
conductive support
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Pending
Application number
JP9266685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
辺 洋 渡
Shusaku Takagi
木 周 作 高
Mitsunobu Yoshida
田 光 伸 吉
Takeshi Koiso
磯 武 小
Masamitsu Tanaka
中 正 光 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産工程時に押圧力の部分的な変動が生じた
場合、あるいは使用時に衝撃が加えられた場合であって
も、導電支持体の一部が外装ケースの内面に取り付けら
れたリード端子から剥離してしまうことがなく、リード
端子と導電支持体との十分な接触を常に確保することが
可能な圧電部品の収納ケースを提供する。 【解決手段】 外装ケース20の内壁24に、導電支持
体31の移動を規制する突起部40を具備させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電部品用外装ケー
スに関し、例えば、圧電基板の電極との導電部に、弾性
を有する導電支持体を介装した圧電部品用外装ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報端末や携帯通信機器に代
表される電子機器の小型化に伴って、電子部品に対し
て、従来と性能、品質を低下させずに小型化、軽薄化が
求められている。
【0003】図7は、電磁トランスのように厚みのある
磁性体にコイルを巻く形状に比べて、薄型化が可能な従
来の圧電トランスを示したものである。この圧電トラン
ス1では、その表面に一次側電極2a、2bおよび二次
側電極2cを備えた圧電基板3が、一方面が開口した上
ケース5aとこの上ケース5aに密に嵌合される下ケー
ス5bとからなる外装ケース5内に収納されている。ま
た、圧電基板3の電極2a,2bおよび電極2cは、リ
ード端子6、7、8を介して外装ケース5の外部に取り
出されている。
【0004】一方、この圧電トランス1では、圧電基板
3とリード端子6、7、8との間に、弾性を有する導電
支持体9がそれぞれ介装されているが、この導電支持体
9は導電性接着剤により接着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電トラン
ス1のような圧電部品を製造するには、ケース本体5a
と底蓋5bとを組合わせる工程や、導電支持体9を接着
する場合などに、圧電基板1に作用する左右の押圧力を
一定に管理することが求められる。しかしながら、寸法
精度の誤差あるいは外部から加えられる押圧力の違いな
どにより、圧電基板1ひいては導電支持体9に加えられ
る押圧力を一定に管理することは実際には困難である。
【0006】もし、圧電トランス1を生産する工程で、
導電支持体9に対する押圧力に部分的な変動が生じてし
まうと、特に二次側電極2c側におけるリード端子8と
圧電基板3との間に配設された導電支持体9の一部が、
図8に示したようにリード端子8から部分的に剥離して
しまい、その結果、リード端子8との電気的接続が大き
く損なわれ、圧電部品として所望の電気的性能が得られ
なくなる虞れがあった。しかも、このような圧電部品
は、一般に動的環境で使用される携帯機器に組み込まれ
ることが多いため、使用時にも衝撃による剥離が生じや
すく、改善が求められている。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、生産工程時に押圧力の部分的な変動が生じた
場合、あるいは使用時に衝撃が加えられた場合であって
も、導電支持体の一部が外装ケースの内面に取り付けら
れたリード端子から剥離してしまうことがなく、リード
端子と導電支持体との十分な接触を常に確保することが
可能な圧電部品の収納ケースを提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための本発明に係る圧電部品用外装ケースは、圧
電部品を構成し、電極を有する圧電基板と弾性を有する
導電支持体およびリード端子の少なくとも一部を収納す
る圧電部品用外装ケースであって、外装ケースの内壁
に、前記導電支持体の移動を規制する突起部を具備させ
たことを特徴としている。
【0009】このような構成によれば、導電支持体が常
に外装ケースの内壁に保持されるので、導電支持体の剥
離を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例による
外装ケースを備えた圧電部品として、特に圧電トランス
を示したものである。
【0011】この圧電トランス30は、圧電セラミクス
からなる圧電基板21の表面に、スクリーン印刷などに
よって銀電極が表面に形成され、これにより、両面に入
力電極50A,50B,50C,50Dが形成されると
ともに、図1において右側下端に、出力電極51が形成
されている。
【0012】また、圧電基板21を収容する外装ケース
20は、一方面が開口した箱状の上ケース22と下ケー
ス23との2つの分割体から構成され、これらは、爪係
合などにより互いに嵌合されている。
【0013】上ケース22および下ケース23の内面に
は、リード端子26およびリード端子27、28がそれ
ぞれ固定され、それらの一端部は外装ケース21の外部
に取り出されている。また、リード端子26、27、2
8は、振動の節部に配置された導電支持体31を介して
電極50A,50B,50C,50D,51にそれぞれ
電気的に接続されている。
【0014】導電支持体31は、圧電基板の振動を阻害
せず性能を劣化させずに支持固定できる弾性(ゴム硬
度)を有するように、主材としてEPゴム、ブチルゴ
ム、EPDM、ウレタン等が使用可能であるが、特に圧
電基板21との接触面での耐摩耗性、耐摩擦性、密着性
の点から、シリコーンゴムを用いることが好ましい。ま
た、導電性を付与する手段としては、導電性材料を主剤
に混入する方法を用いてもよいし、またはビーズ状、フ
ァイバー状、フレーク状のいずれかの形状を有するガラ
ス粒子またはプラスチック粒子の表面に導電性材料をコ
ーティングしたものを用いてもよい。これらのガラス粒
子またはプラスチック粒子は中空状であってもよい。導
電性材料としては、カーボンやグラファイト、その他導
電性を有する金属等が使用可能であり、これらを1種若
しくは2種以上を選択して用いても良い。特にその中で
も、電気伝導度と信頼性の点からAg、Ag−Pd、A
uのいずれかを用いることが好ましく、特にAgが好ま
しい。また、弾性率と導電性の点から主剤と導電性材料
の配合比としては、例えば、主剤のシリコーンゴムに対
して、導電性材料としてAgを55〜95wt%の割合
で混入させるのが好ましい。この場合、シリコーンゴム
にAgを混入して導電支持体31を構成するには、射出
成形や押出成形等通常の成形方法を用いれば良い。な
お、導電支持体31の導電層の層さは特に限定されない
が、0.3mm〜2mmの範囲にあれば十分である。ま
た、導電支持体の形状は特に限定されないが、円筒状ま
たは角筒状が好ましいが、圧電基板の幅とほぼ同じ長さ
を有する板状でもよい。
【0015】このような圧電トランス30では、リード
端子26、27を介して電極50Aと電極50Bとの
間、および電極50C,50Dとの間に交流の入力電圧
を印加することにより、圧力振動が生じる。そして、出
力側には電力変換された電圧が発生し、これを出力電極
51から取り出すようになっている。
【0016】ところで、上記外装ケース20は、図2に
拡大して示したように、導電支持体31の近傍に位置す
る側壁24の一部が厚肉に形成され、さらにこの厚肉部
に切欠を設けることにより、ここに突起部40が形成さ
れている。この突起部40は、導電支持体31と通常の
状態で接触または非接触のいずれでも良いが、好ましく
は、導電支持体31が押圧されて変形を受けたときに当
接する程度に離反している方が良い。
【0017】このような突起部40を形成することによ
り、導電支持体31の一端部31aの上部が常に突起部
40により覆われるので、例えば、押圧力の変動に起因
して導電支持体31が弾みを受けるような場合であって
も、一端部31aが突起部40にあたることにより、導
電支持体31のそれ以上の移動を規制することができ、
この導電支持体31の剥離を防止することができる。
【0018】なお、壁体24に形成する突起部40の構
造は、上記実施例に何ら限定されない。例えば、図3に
示したように、壁体24から略水平方向に突出部42を
形成し、この突出部42を突起部42とすることもでき
る。
【0019】また、図4に示したように、壁体24から
断面L字状の突起部43を形成してもよく、さらには、
図5に示した突起部44のように、接触面を波状に形成
しても良い。また、図6に示したように、側壁24の肉
厚を下方に近づく程、厚くして、ここに突起部45を形
成することもできる。
【0020】このように、本発明による突起部は種々の
形状を採用することができ、要は、導電支持体31の剥
離を防止するように、一端部31aの移動を規制するも
のであれば、如何なる形状であっても良い。
【0021】また、上記実施例では、リード端子6、
7、8の一端部が全て外装ケース20から外部に取り出
されるものを示したが、これらリード端子が全て外装ケ
ース内に収納されるタイプにも適用可能である。
【0022】また、外装ケース20は、2つに分割され
ていない場合にも適用可能である。さらに、上記実施例
におけるリード端子6、7、8は、金属に限定されず、
導電性を有していれば、有機材料あるいはこれらの複合
した材料から形成されていても良い。
【0023】また、上記実施例は、圧電部品の一例とし
て、圧電トランスを例にして説明したが、圧電部品は圧
電トランスに何ら限定されず、圧電ジャイロ、圧電ブザ
ー、圧電モータ、圧電アクチュエータ等の様々な部品に
適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧電
部品用外装ケースによれば、生産工程時に、押圧力の変
動が生じ、導電支持体の一部が所定力以上に押圧された
状態で設置されているとしても、最も影響を受け易い導
電支持体の一端部は、移動を規制する突起体により所定
量以上の移動が規制されているので、この導電支持体が
部分的に剥離してしてしまうことを防止することができ
る。
【0025】したがって、圧電部品生産工程時に、押圧
力の変動に対する管理が不要になるとともに、生産プロ
セスの簡略化を図ることができ、さらには歩留りの向
上、コストの低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による外装ケースが採
用された圧電トランスの断面図である。
【図2】図2は図1の要部を拡大して示した断面図であ
る。
【図3】図3は本発明の第2の実施例を示した断面図で
ある。
【図4】図4は本発明の第3の実施例を示した断面図で
ある。
【図5】図5は本発明の第4の実施例を示した断面図で
ある。
【図6】図6は本発明の第5の実施例を示した断面図で
ある。
【図7】図7は従来の圧電トランスの断面図である。
【図8】図8は従来の圧電トランスの拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
6、7、8─リード端子 20─外装ケース 21─圧電基板 24─内壁 30─圧電トランス(圧電部品) 31─導電支持体 42、43、44、45、46─突起部 50A,50B,50C,50D,51─電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 磯 武 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 田 中 正 光 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電部品を構成し、電極を有する圧電基
    板と弾性を有する導電支持体およびリード端子の少なく
    とも一部を収納する圧電部品用外装ケースであって、 外装ケースの内壁に、前記導電支持体の移動を規制する
    突起部を具備させたことを特徴とする圧電部品用外装ケ
    ース。
JP9266685A 1997-09-30 1997-09-30 圧電部品用外装ケース Pending JPH11112049A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9266685A JPH11112049A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 圧電部品用外装ケース

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JP9266685A JPH11112049A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 圧電部品用外装ケース

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JPH11112049A true JPH11112049A (ja) 1999-04-23

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JP (1) JPH11112049A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538122A (ja) * 2005-02-25 2008-10-09 スーペリアー・グラファイト・カンパニー 粒子状物質のグラファイトコーティング
CN102254875A (zh) * 2011-07-11 2011-11-23 中国电子科技集团公司第五十五研究所 一种陶瓷外壳及其制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538122A (ja) * 2005-02-25 2008-10-09 スーペリアー・グラファイト・カンパニー 粒子状物質のグラファイトコーティング
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