JPH1111184A - き電線補償用自励式インバータの制御方法 - Google Patents

き電線補償用自励式インバータの制御方法

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JPH1111184A
JPH1111184A JP9163618A JP16361897A JPH1111184A JP H1111184 A JPH1111184 A JP H1111184A JP 9163618 A JP9163618 A JP 9163618A JP 16361897 A JP16361897 A JP 16361897A JP H1111184 A JPH1111184 A JP H1111184A
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一 井上
Masaaki Ono
正明 小野
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷突入時のインバータ過電流耐量を少なく
する。 【解決手段】 交流き電線に接続され無効電力補償と有
効電力の融通を行う自励式インバータの、負荷突入によ
る過大電流とき電線電圧の低下と位相の進みによる影響
を抑制するインバータの制御方法であって、負荷電流A
を全波整流し(11)、ピーク値が所定の時定数で減衰
するように整流出力Bをピークホールドし(12)、負
荷電流のO点(0°,180°)でサンプルホールドし
(16)、コンパレータ(17)でこの半サイクル前の
サンプルホールド値Cと現在の全波整流値Bと比較し、
その値が設定値Iset以上となった場合負荷突入検出
Eとし、予め定めた補正量のインバータ電圧下げ信号及
び位相進み信号によりインバータの電圧と位相を補正制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流き電の鉄道の
き電線に接続され、無効電力及び有効電力の融通を行う
ことにより、受電している三相の電力系統に与える悪影
響を抑制する、き電線補償用自励式インバータの制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流き電の鉄道においては、図1
に示すように、三相電力系統をスコット変圧器1(又は
ウッドブリッジ変圧器等)で受電し、単相2回線のT座
及びM座に変換してき電している。このT座及びM座き
電線2T,2Mに補償用のT座及びM座インバータ3T
び3Mを接続し、インバータの直流側を共通としてイン
バータ3T,3Mを制御して負荷の無効電力補償、T座/
M座の有効電力の融通を行なう方式が考案されている。
【0003】この方式は、変圧器1は両座とも力率1で
電力が平衡するように運転可能であり、受電側からみた
利用率がよくなるだけでなく、変圧器の利用も改善でき
る等の理想的な運用状態とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、き電線側にイ
ンバータを接続するため、三相受電側にインバータを接
続する方式に比べ、負荷の影響を強く受ける。特に、車
両のセクション通過時の突入電流の影響を受ける。即
ち、定常負荷電流の数倍以上の突入電流が変圧器とイン
バータのインピーダンス比でインバータに分流するた
め、インバータの過電流耐量を大きくする必要があり、
インバータが大形化する。
【0005】また、突入電流によりインバータの受電点
の電圧が低下し、更に、突入電流、即ち遅れ電流により
等価的に電圧位相が進み、この影響をインバータが受
け、制御回路が振られてしまい不安定となる要因を増や
すことになってしまう。
【0006】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、負荷
の突入時のインバータ電流耐量を少なくでき、制御の安
定な動作を確保できるき電線補償用自励式インバータの
制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流き電線に
接続され、無効電力補償と有効電力の融通を行う自励式
インバータの、負荷突入による過電流とき電線電圧の低
下と位相の進みによる影響を抑制するインバータの制御
方法であって、負荷電流を全波整流し、この整流出力を
ピークホールドし、更にサンプルホールドした半周期前
のピーク値と前記整流出力の現在のピーク値とを比較
し、設定値以上の差のある場合、負荷突入と判定し、予
め定めた補正量のインバータ電圧下げ信号及び位相進み
信号によりインバータの電圧と位相を補正制御してイン
バータの過電流の抑制と制御回路の安定を図るものであ
る。
【0008】なお、負荷電流の正と負のピーク値を比較
し、差の少ない場合、前記負荷突入検出を負荷増による
ものと見倣し、前記インバータの補正制御を停止させ負
荷急増による不要動作を抑制する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図面を参照して説明す
る。図2は負荷突入検出回路、図3はそのタイミング
図、図4は補正停止回路、図5はそのタイミング図、図
6は図1のインバータ3T,3Mに補償信号を出力する補
償信号発生回路、図7はそのタイミング図である。
【0010】図2,図3について、11は負荷電流Aを
整流する全波整流器、12はその全波整流出力Bのピー
ク値を保持し所定の時定数で減衰するピークホールド値
Cを出力するピークホールド回路、13は負荷電流のゼ
ロ点を検出するコンパレータ、14及び15はコンパレ
ータ13からの0°及び180°の信号で動作するモノ
マルチバイブレータ。
【0011】16はサンプルホールド回路で、モノマル
チバイブレータ14及び15からの負荷電流の0点の立
ち上がり及び立ち下がり信号により駆動され、半波前の
ピークホールド値Cをホールドする。17は整流出力B
とピークホールド値Cと設定電流値Isetとを比較し
て負荷突入を判定するコンパレータである。
【0012】以上のように負荷突入検出回路は構成され
ているので、コンパレータ17は、整流出力B>(サン
プルホールド値D+Iset)の場合に整流出力Bのピ
ーク部分だけ負荷突入検出信号Eを出力する。
【0013】図4,図5について、10は上記図2の負
荷突入検出回路、21及び22は負荷電流Aの+側及び
一側のピーク電流値をホールドし、+及び−のピークホ
ールド値F及びGを出力するピークホールド回路、23
は電流差設定値△Isetとピークホールド値F及びG
を比較するウィンドコンパレータ。
【0014】24は突入電流検出回路10からの負荷突
入検出信号Eを半周期遅らせる半周期ディレイ回路、2
5はそのディレイ信号を整形する波形整形回路、26は
ウィンドコンパレータ23からの信号があることを条件
に波形整形された半周期ディレイ信号を補正停止指令信
号Hとして出力する論理積回路である。
【0015】以上のように補正停止回路は構成されてい
るので、図5(A)のように負荷電流Aが負荷急増によ
る場合、ウィンドコンパレータ23は+,−のピークホ
ールド値F,Gの差が+,−電流差設定値△Iset以
下となり出力するので、論理積回路26から半周期ディ
レイ信号Hが補正停止指令として出力する。また、図5
(B)のように負荷電流Aに突入電流が加わっている場
合、+,−のピークホールド値F,Gの差が電流差設定
値△Iset以上となり、ウィンドコンパレータ23が
出力しないので、論理積回路26から補正停止指令Hは
出力しない。
【0016】図6,図7について、30A及び30Bは
インバータ電圧下げ補償回路及びインバータ位相進み補
償回路である。まず、インバータ電圧下げ補償回路30
Aについて図7を用いて説明する。31Aは突入検出回
路(図2)から負荷突入検出信号Eが入力すると予め設
定された補正時間TW出力する単安定マルチバイブレー
タ、32Aはこの出力信号Jを積分する積分回路、33A
は単安定マルチバイブレータの出力信号Jと積分回路の
積分出力信号Kとの差を増幅するアンプ、34Aはアン
プ33のゲイン設定器、SAは図4からの補正停止指令
HがないときONしていてアンプ33の出力Lをインバ
ータ電圧下げ補償指令として出力するスイッチである。
補正停止指令HがあるとスイッチSAがOFFし、イン
バータ電圧下げ補正指令は停止する。
【0017】インバータ位相進み補償回路30B(31
B〜34B,SB)は上記回路30A(31A〜34A
A)と同様に構成されている。しかして、負荷突入検
出信号Eが入力すると、30Aと同様に、補正停止指令
HがないときスイッチSBからアンプ33Bの出力LB
インバータ位相進み補償指令として出力する。
【0018】したがって、負荷突入検出信号Eが入力
し、かつ補正停止指令Hが入力しない限り、回路30A
及び30Bから電圧下げ補償指令及び位相進み補償指令
が出力されるので、インバータの電圧が下がると共に位
相が進むので、インバータの過電流耐量が小さくて済む
ことになる。
【0019】このインバータの電圧下げ補償及び位相進
み補償中に補正停止回路(図4)が負荷突入検出信号E
を負荷電流の急増によるものと判断して補正停止指令H
を出力すると、回路30A,30Bの各スイッチSがO
FFとなり、各スイッチSからのアンプ出力Lは図7の
ようにL′となり、電圧下げ補償及び位相進み補償は停
止するので、負荷突入検出が負荷急増による場合、余計
な補正を行わずにすむ。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0021】(1)負荷突入時のインバータの過電流耐
量を少なくできるので、インバータを小形化できる。
【0022】(2)負荷突入時のインバータの制御の不
安定性を小さくでき安定な動作を確保できる。
【0023】(3)負荷突入と負荷急増を区別でき余計
な補正を行うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自励式インバータによるき電線電力補償回路構
成図。
【図2】突入電流検出回路ブロック図。
【図3】同回路の動作を示すタイミング図。
【図4】補正停止指令回路ブロック図。
【図5】同回路の動作を説明するタイミング図。
【図6】補償信号発生回路ブロック図。
【図7】同回路の動作を説明するタイミング図。
【符号の説明】
1…スコット変圧器 2T,2M…き電線 3T,3M…自励式インバータ 10…突入電流検出回路 11…全波整流器 12…ピークホールド回路 13…ゼロ点検出用コンパレータ 14,15…モノマルチバイブレータ 16…サンプルホールド回路 17…コンパレータ 21,22…ピークホールド回路 23…ウィンドコンパレータ 24…半周期ディレイ回路 25…波形整形回路 26…論理積回路 31…モノマルチバイブレータ 32…積分回路 33…アンプ 34…アンプのゲイン設定器 S…スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流き電線に接続され無効電力補償と有
    効電力の融通を行う自励式インバータの、負荷突入によ
    る過大電流とき電線電圧の低下と位相の進みによる影響
    を抑制するインバータの制御方法であって、 負荷突入を検出し、予め定めた補正量のインバータ電圧
    下げ信号及び位相進み信号によりインバータの電圧と位
    相を補正制御し、 インバータの過電流の抑制と制御回路の安定を図ること
    を特徴とするき電線補償用自励式インバータの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 負荷突入の検出は、負荷電流を全波整流し、この整流出
    力をピークホールドし更にサンプルホールドした半周期
    前のピーク値と前記整流出力の現在のピーク値とを比較
    し、設定値以上の差のある場合負荷突入検出とすること
    を特徴とするき電線補償用自励式インバータの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 負荷電流の正と負のピーク値を比較し、差の少ない場
    合、前記負荷突入検出を負荷急増によるものと見倣し
    て、前記インバータの補正制御を停止させることを特徴
    とするき電線補償用自励式インバータの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120240A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Meidensha Corp き電線電圧補償装置
JP2011024367A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Meidensha Corp き電電圧補償装置
JPWO2022201471A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29

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