JPH0743616B2 - 無効電力制御装置 - Google Patents

無効電力制御装置

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JPH0743616B2
JPH0743616B2 JP61294297A JP29429786A JPH0743616B2 JP H0743616 B2 JPH0743616 B2 JP H0743616B2 JP 61294297 A JP61294297 A JP 61294297A JP 29429786 A JP29429786 A JP 29429786A JP H0743616 B2 JPH0743616 B2 JP H0743616B2
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JP
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output
inverter
overcurrent
reactive power
voltage
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JP61294297A
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啓蔵 小針
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Meidensha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、インバータを電力系統のような他電源とを連
繋運転した場合の無効電力制御装置に係わり、特に電圧
制御ループに無効電力による電圧垂下特性をもたせたも
のに関する。
B.発明の概要 インバータを他電源と連繋運転し、インバータの出力電
圧と出力電流の位相を検出し、この位相差が設定値以上
になつたときに自動電圧制御回路により前記インバータ
の電圧を制御して位相差を設定値以内になるように制御
するものにおいて、前記インバータの出力過電流を検出
して設定値以上の過電流になつたときに相反する方向の
2つの垂下特性信号を出力する手段と、インバータの出
力電流の出力電圧に対する位相差を検出し、進み、遅れ
によつて前記2つの信号を選択して自動電圧制御回路に
入力する手段とを備え、進み電流の過電流に対してイン
バータ出力電圧を上昇させ、遅れ電流の過電流に対して
インバータ出力電圧を低下させて過電流制限を行なうこ
とを特徴とする。
C.従来の技術 電力系統等においては、送電系統が長距離、大容量化し
てリアクタンスが大となると、安定度の維持が重要な課
題となり、この安定度向上のために電圧形インバータに
よる無効電力補償が行なわれている。この制御方式は、
一般に電圧制御ループに無効電力による電圧垂下特性を
もたせている。即ち、第3図は、従来の此種インバータ
と他電源との連繋運転による無効電力制御回路で、1は
後述のインバータと連繋運転される他電源、2は他電源
1に接続された負荷、Lはリアクタンス、3は交流電源
ACの電力を整流する整流器、4は、インバータで、直流
入力側は整流器3に、また交流出力側はしや断器CBを介
して前記の他電源1に接続されている。5は無効電力検
出回路で、インバータ4の出力電圧と出力電流を電圧検
出器PTと電流検出器CTより取り出してこれを入力とし、
電圧と電流の位相差を検出する。6は、無効電力制御増
巾器で、無効電力検出回路5で検出された位相差に比例
した信号を無効電力設定器Sと比較してその差の信号
を増巾する。7は前記電圧検出器PTの出力電圧を直流信
号に変換する交−直変換回路、8は、過電流垂下特性回
路で、前記電流検出器CTの出力を入力し、その出力が過
電流設定器Sで設定した過電流以上流れたとき出力信
号を急激に減少させる。9は、比較器で、出力電圧設定
器Sの設定値と交−直変換回路7とを比較し、また無
効電力制御増巾器6の出力及び過電流垂下特性回路8の
出力信号を比較し、その偏差信号を自動電圧制御回路10
に入力する。この自動電圧制御回路10の出力は前記イン
バータのゲート回路11に入力され、該ゲート回路11を制
御してインバータの出力電圧を制御する。
無効電力の制御は、インバータ4の出力電圧を系統電圧
よりも大きくするとインバータ4側から系統側に遅相無
効電力を供給(系統側から進相無効電力をとる)し、ま
たインバータ4の出力電圧を系統電圧より小さくすれば
逆にインバータ側から系統側に進相無効電力を供給し系
統側の力率が調整される。即ち無効電力が無効電力設定
器Sの設定値以上なると自動電圧制御回路10によりイ
ンバータ4の出力電圧を下げる方向にゲート回路11を制
御して進相無効電力を供給する。
また、無効電力を制御してインバータ4の出力電流が増
加し、過電流設定器Sの設定値以上の過電流となつた
ときは、過電流垂下特性回路8の出力信号が比較器9を
介して自動電圧制御回路10に入力され、該自動電圧制御
回路10の出力でゲート回路11を制御してインバータ4の
出力電圧を下げ、過電流を制限する。
D.発明が解決しようとする問題点 上記の制御装置によると、系統の電流位相が電圧位相に
対して遅れ方向、即ち系統に進相無効電力を供給する場
合は調整機能を有するが、反対に系統に遅れ無効電力を
供給する場合の機能を有しない。従つて負荷によつては
進み電流に対しても過電流垂下特性機能を必要とする
が、これに対処することができないという問題がある。
E.問題点を解決するための手段 インバータの出力過電流を検出して設定値以上の過電流
になつたとき相反する方向の2つの垂下特性信号を出力
する手段と、インバータの出力電流の出力電圧に対する
位相差を検出し、進み、遅れによつて前記2つの信号を
選択的に自動電圧制御回路に入力する手段とを備える。
F.作用 進み電流が設定過電流以上流れたときは函数発生器の出
力を増加させて、インバータの出力電圧を上昇させて進
み電流を減少させ、逆に遅れ電流が設定過電流値以上に
流れたときは、函数発生器の出力を減少させてインバー
タの出力電圧を低下させ遅れ過電流を減少させる。
G.実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、第3図と
同一又は類似のものには同一符号を付して説明を省略す
る。しかして20は過電流垂下特性用函数発生器で、電流
検出器CTの出力と無効電力検出回路5の出力信号を入力
信号とし、その出力信号を比較器9を介して自動電圧制
御回路10に加える。
第2図は第1図の過電流垂下特性用函数発生器20の一実
施例を示す回路図で、電流検出器CTの電流を過電流設定
器S20と比較し、設定値以上の過電流となつたときに垂
下出力信号Aと、それを反転した出力信号Bとを出力す
る過電流検出増巾器21と、無効電力検出回路5で検出さ
れた電流位相の進み、遅れによつて作動する位相検出コ
ンパレータ22と、該コンパレータ22によつて過電流検出
増巾器21の出力信号Aと出力信号Bとを選択的に比較器
9に出力するアナログスイツチ23,24及び反転回路25に
より構成されている。
次に作用を説明する。インバータ4の出力電圧及び出力
電流の位相を無効電力検出回路5で検出し、その検出信
号が無効電力設定器Sと比較し、設定値以上となつた
とき無効電力制御増幅器6で増巾して自動電圧制御回路
10に入力することは従来と同じであるが、本発明では過
電流垂下特性回路に代え上記の函数発生器20を新たに設
けたことを特徴としている。従つてインバータ4の出力
電流が出力電圧に対して遅れている場合は無効電力検出
回路5の出力信号は(+)の信号としているので、これ
が函数発生器20に入力されると第2図の位相検出コンパ
レータ22は、アナログスイツチ23を閉路して過電流検出
増巾器21の出力信号Aを比較器9を介して自動電圧制御
回路10に入力する。この状態で電流検出器CTの出力が、
過電流設定器S20の設定値以上となつたときは、急激に
出力信号を減じてインバータ4の出力電圧を下げ、遅れ
電流を減少させる。逆にインバータ4の出力電流が出力
電圧に対して進んだ場合は、無効電力検出回路5の出力
信号は(−)の信号となり、第2の位相検出コンパレー
タ22の(−)出力で反転回路25が反転し、アナログスイ
ツチ24を閉路して過電流検出増巾器21の出力信号B側を
自動電圧制御回路10に接続する。この状態で電流検出器
CTの出力が過電流設定器S20の設定値以上となつたとき
は、急激に出力信号を増加させてインバータ4の出力電
圧を上昇させ進み電流を減少させる。
H.効果 以上のように、進み,遅れの両過電流に対して垂下機能
を持たせたので、保護範囲が拡大し、特に進み過電流に
よつて生じていた主回路の部品の損傷を完全に防止で
き,また、簡単な制御回路を追加することで目的が達成
できるので安価にできる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2は本発明
に使用される過電流垂下特性函数発生器の一実施を示す
回路図、第3図は、従来の無効電力制御回路である。 1……他電源、2……負荷、4……インバータ、5……
無効電力検出回路、6……無効電力制御増幅器、10……
自動電圧制御回路、11……ゲート回路、20……過電流垂
下特性用函数発生器、21……過電流検出増巾器、22……
位相検出コンパレータ、S20……過電流設定器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータを他電源と連繋運転し、インバ
    ータの出力電圧と出力電流の位相を検出し、この位相差
    が設定値以上になつたときに自動電圧制御回路により前
    記インバータの出力電圧を制御して位相差を設定値以内
    に制御するようにしたものにおいて、前記インバータの
    出力電流を検出してこの検出電流が過電流設定値以上に
    なつたときに急激に減じる出力信号Aと、反対に増加す
    る出力信号Bの2つの信号を発生する手段と、前記イン
    バータの出力電流が出力電圧に対して進み又は遅れを検
    出し、進みのときに前記出力信号Bを、また遅れのとき
    は出力信号Aをそれぞれ前記自動電圧制御回路に入力す
    る手段とを備えたことを特徴とする無効電力制御装置。
JP61294297A 1986-12-10 1986-12-10 無効電力制御装置 Expired - Lifetime JPH0743616B2 (ja)

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JPS63146113A JPS63146113A (ja) 1988-06-18
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