JPH11111824A - ウエ−ハ剥離装置 - Google Patents

ウエ−ハ剥離装置

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JPH11111824A
JPH11111824A JP28255697A JP28255697A JPH11111824A JP H11111824 A JPH11111824 A JP H11111824A JP 28255697 A JP28255697 A JP 28255697A JP 28255697 A JP28255697 A JP 28255697A JP H11111824 A JPH11111824 A JP H11111824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
scraper
cutting edge
plate
curvature
Prior art date
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Pending
Application number
JP28255697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Shiono
雅人 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENYA SYSTEM KK
Original Assignee
ENYA SYSTEM KK
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Publication date
Application filed by ENYA SYSTEM KK filed Critical ENYA SYSTEM KK
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Publication of JPH11111824A publication Critical patent/JPH11111824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きなサイズのウエ−ハでも、プレ−トから
容易に剥せるようにしたウエ−ハ剥離装置を提供する。 【解決手段】 スクレ−パ(7)の刃先面(9)の曲率
を、ウエ−ハ(3)の周縁の曲率よりも少し大きく形成
する。スクレ−パ(7)をウエ−ハ方向へ移動すると、
スクレ−パは刃先面(9)の一部が最初にウエ−ハ
(3)の周縁の一部に接し、引き続いて刃先面の他の部
分がウエ−ハの周縁の他の部分に接する。スクレ−パ
は、その刃先面の全面が一度にウエ−ハの周縁に接しな
いので、大きなウエ−ハでも小さな力でプレ−トから剥
すことができる。上記スクレ−パ(7)の刃先面の曲率
を、ウエ−ハの周縁の曲率よりも小さく形成しても同様
の作用を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレ−トにワック
ス等の接着剤で貼り付けられているウエ−ハをスクレ−
パを用いて該プレ−トから剥がすためのウエ−ハ剥離装
置(デマウント装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエ−ハ剥離装置は、ポリッシング等を
終了したウエ−ハをプレ−トから剥すために使用され、
ウエ−ハを貼り付けたプレ−トを傾斜状態に支持し、ウ
エ−ハの周縁にスクレ−パを当て該スクレ−パを上記プ
レ−ト面に沿って移動しその刃先をウエ−ハの下面に挿
し込んで該ウエ−ハをプレ−トから剥すよう構成されて
いる。一般に、上記スクレ−パとしては1枚の直線状の
刃先面を有する薄刃が使用されており、ウエ−ハのサイ
ズが6インチ,8インチ等のように比較的小径の場合に
は充分ウエ−ハを剥すことができるが、近年提案されて
いる12インチ(300mm)やそれ以上の直径の大きな
ウエ−ハの場合には1枚のスクレ−パで確実に剥すこと
はむずかしい。
【0003】そのため、2枚のスクレ−パを両手に持っ
て手作業で剥離作業を行う場合があるが、2枚のスクレ
−パのタイミングが合わないと、きれいに剥すことがで
きず、ウエ−ハを損傷するおそれがある。また、1つの
大きなスクレ−パを用いてウエ−ハの周縁の広い範囲に
わたって同時にスクレ−パの刃先面を当てて剥離させる
ことも考えられるが、そのようにすると大きな剥離力を
必要とするので、スクレ−パの駆動力を大きくしなけれ
ばならず、それに伴ってウエ−ハにも大きな力が作用す
るから、破損等のおそれも多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
上記のように300mm若しくはそれ以上というような大
きなサイズのウエ−ハでも軽い駆動力で確実にプレ−ト
から剥すことができるようにしたウエ−ハ剥離装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、ウエ−ハの周縁にスクレ−パの刃先面が同時に当
接しないようにすることにより達成され、さらに詳しく
はスクレ−パを移動する際、最初に刃先面の一部がウエ
−ハの周縁の一部に接し、引き続いて刃先面の他の部分
がウエ−ハの周縁の他の部分に接するよう上記刃先面を
ウエ−ハの周縁の曲率と少し相違する曲率を有する弧状
面に形成することにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】ウエ−ハ剥離装置の基本的構成
は、図1に示すように、プレ−ト(1)を傾斜状態に支
持する保持台(2)と、該プレ−ト(1)上から剥され
たウエ−ハ(3)を収納するカセット(4)及び該カセ
ット(4)にウエ−ハを案内するシュ−ト(5)を具備
し、好ましくは上記カセット(4)は純水をオ−バ−フ
ロ−させている収納部(6)内に設けられている。
【0007】スクレ−パ(7)は、上記プレ−ト(1)
上にワックス等の接着剤で貼付けられているウエ−ハ
(3)の周縁に対向する位置に設けられ、スクレ−パ駆
動装置(8)により該スクレ−パ(7)の刃先面(9)
がウエ−ハ(3)の周縁に当って該ウエ−ハとプレ−ト
の間に入り込み上記接着剤を剥すように上記プレ−ト面
に沿って移動される。該スクレ−パ(7)の上方には、
剥離作業時に、純水を該刃先面に流すようノズル(10)が
設けられている。
【0008】上記スクレ−パ(7)の刃先面(9)は薄
肉に形成され、図2に示すように弧状にわん曲してお
り、ウエ−ハの周縁の曲率と一致しないように刃先面
(9)の曲率半径(R)はウエ−ハ(3)の曲率半径
(r)よりも少し大きく若しくは少し小さく形成され、
またその幅は、好ましくは上記ウエ−ハ(3)の半径よ
りも大きく形成され、該ウエ−ハ(3)の直径とほぼ同
じような幅であっても差支えない。
【0009】上記スクレ−パ(7)は、好ましくはポリ
カ−ボネ−ト等の強靱なプラスチック材料で作られ、全
体を1つの部材で構成したり、図3に示すように複数の
スクレ−パ要素(7a), (7b)・・・に分割して作り、各ス
クレ−パ要素(7a), (7b)・・・に、組み合せた際上記刃
先面を構成するよう刃先要素(9a)・・・を設けるように
してもよい。この場合、後述するように最初にウエ−ハ
(3)に当る部分と後からウエ−ハに当る部分等に分割
し、摩耗、損傷等を受け易い部分を他の部分とは別に独
立して交換できるようにすることもできる。
【0010】上記のように、スクレ−パ(7)は上記ウ
エ−ハ(3)の周縁の曲率と一致しないように形成した
刃先面(9)を有しているので、上記スクレ−パ駆動装
置(8)でプレ−ト(1)に沿って移動させた際、上記
刃先面(9)はウエ−ハの周縁にぴったりと沿うことは
なく、その一部が該周縁に最初に接して該ウエ−ハの下
面に入り込み、引き続いて他の部分が上記周縁の他の部
分に接してウエ−ハの下面に差し込まれ、該ウエ−ハを
プレ−トから剥すことができる。
【0011】
【実施例】ウエ−ハ(3)が半径150mmのとき、上記
スクレ−パ(7)の刃先面(9)の曲率半径を約152
mmに形成した。図4に示すように、スクレ−パ(7)が
同図(A)の状態からウエ−ハ(3)方向へ移動する
と、該スクレ−パ(7)の刃先面(9)は中央部(11)が
最初にウエ−ハ(3)に接し(同図(B))、ウエ−ハ
の下面に入り込み、その後刃先面の他の部分はスクレ−
パの外方に向かって次第にウエ−ハに係合して行き(同
図(C))、ウエ−ハをプレ−トから簡単に剥すことが
できた。
【0012】図5に示す実施例では、半径150mmのウ
エ−ハ(3)に対し刃先面(9)の曲率半径が約149
mmのスクレ−パ(7)を用いた。この実施例では、同図
(B)に示すようにスクレ−パ(7)の刃先面(9)の
外端部(12)が最初にウエ−ハ(3)に接し、該スクレ−
パ(7)の移動に伴って次第にスクレ−パ(7)の中央
部の方向に向かってウエ−ハ(3)に係合し(同図
(C))、ウエ−ハをプレ−トから剥すことができた。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、ウエ−
ハの周縁の曲率とスクレ−パの刃先面の曲率を変えて設
けたので、ウエ−ハをプレ−トから剥す際上記スクレ−
パをプレ−トに沿って移動させると、該スクレ−パは刃
先面の一部がウエ−ハの周縁の一部に接し、引き続いて
刃先面の他の部分がウエ−ハの周縁の他の部分に接する
から、一度に該刃先面の全面がウエ−ハの周縁に当接し
ないようにでき、したがって小さな力でスクレ−パをウ
エ−ハの下面に入り込ませることが可能であり、ウエ−
ハの一部がプレ−トから剥れた状態で刃先面の他の部分
を該ウエ−ハに係合させて容易にウエ−ハ全体をプレ−
トから容易に剥離させることができ、ウエ−ハを損傷す
ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の構成を示す説明図。
【図2】ウエ−ハとスクレ−パの関係を示す説明図。
【図3】スクレ−パの他の実施例を示す一部の平面図。
【図4】刃先面の曲率をウエ−ハの周縁の曲率よりも大
きくした実施例を示し、(A)はスクレ−パとウエ−ハ
が係合する前の状態,(B)は係合を始めた状態,
(C)は係合が進行した状態を示す各説明図。
【図5】刃先面の曲率をウエ−ハの周縁の曲率よりも小
さくした実施例を示し、(A)はスクレ−パとウエ−ハ
が係合する前の状態,(B)は係合を始めた状態,
(C)は係合が進行した状態を示す各説明図。
【符号の説明】
1 プレ−ト 2 保持台 3 ウエ−ハ 4 カセット 5 シュ−ト 6 収納部 7 スクレ−パ 8 スクレ−パ駆動装置 9 刃先面 10 ノズル 11 中央部 12 外端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレ−ト上に貼付けたウエ−ハの周縁に
    スクレ−パを当てて該ウエ−ハをプレ−トから剥離する
    装置において、上記スクレ−パは上記ウエ−ハの周縁に
    対向して弧状の刃先面を有し、該刃先面の曲率はスクレ
    −パをウエ−ハの周縁に当接する際刃先面の一部がウエ
    −ハの周縁の一部に接し、引き続いて刃先面の他の部分
    がウエ−ハの周縁の他の部分に接するよう上記ウエ−ハ
    の周縁の曲率と変えて形成されていることを特徴とする
    ウエ−ハ剥離装置。
  2. 【請求項2】 上記刃先面の曲率は、上記ウエ−ハの外
    径より大きく若しくは小さく形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のウエ−ハ剥離装置。
  3. 【請求項3】 上記スクレ−パは、複数のスクレ−パ要
    素を組み合せて構成され、各スクレ−パ要素は上記刃先
    面を構成する刃先要素を具備している請求項1または2
    に記載のウエ−ハ剥離装置。
JP28255697A 1997-09-30 1997-09-30 ウエ−ハ剥離装置 Pending JPH11111824A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8297331B2 (en) 2008-07-02 2012-10-30 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Separating apparatus and separating method
JP2014060346A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Tokyo Electron Ltd 剥離装置、剥離システムおよび剥離方法
JP2014060347A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Tokyo Electron Ltd 剥離装置、剥離システムおよび剥離方法
US8701734B2 (en) 2008-06-24 2014-04-22 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd Separating apparatus and separating method
US9211691B2 (en) 2012-09-19 2015-12-15 Tokyo Electron Limited Delamination device

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JP2014060346A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Tokyo Electron Ltd 剥離装置、剥離システムおよび剥離方法
JP2014060347A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Tokyo Electron Ltd 剥離装置、剥離システムおよび剥離方法
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