JPH11111514A - 希土類系ボンド磁石用粉末及びその製造方法 - Google Patents

希土類系ボンド磁石用粉末及びその製造方法

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JPH11111514A
JPH11111514A JP9271161A JP27116197A JPH11111514A JP H11111514 A JPH11111514 A JP H11111514A JP 9271161 A JP9271161 A JP 9271161A JP 27116197 A JP27116197 A JP 27116197A JP H11111514 A JPH11111514 A JP H11111514A
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silicon dioxide
rare
powder
bonded magnet
rare earth
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JP9271161A
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Ishiyuu Chiyou
為衆 張
Hideki Sendai
英毅 千代
Kotaro Yano
幸太郎 矢野
Yasuo Saito
康夫 斉藤
Keiji Kawasaki
計二 川崎
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Showa Denko KK
Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、ボンド磁石の磁気特性を損なう
ことなく、屈折率の上昇に基づく二酸化珪素被膜の緻密
性が高められ、耐酸化性が向上した希土類系ボンド磁石
用粉末およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 1150〜1250cm-1と1000〜
1100cm-1との赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強
度の比I(I=I1/I2。但しI1は1150〜125
0cm-1の吸収ピーク強度であり、I2は1000〜1
100cm-1の吸収ピーク強度である)が、0.2以上
であり、かつ屈折率n20 Dが1.435以上である二酸化
珪素被膜に被覆されている希土類系ボンド磁石用粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸化性に優れた
希土類系ボンド磁石用粉末およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボンド磁石は寸法精度が高く、
複雑な形状の磁石を容易に製造できるところから、電気
電子部品として広く使用されている。その中でも、希土
類系のボンド磁石は、比較的安価で高い磁気特性を有し
ており、利用製品が増加している。
【0003】このようなボンド磁石を形成するための希
土類系のボンド磁石用粉末は、空気中で酸化されやす
く、高温高湿環境下では保存することができないという
欠点がある。また、該粉末を用いて形成したボンド磁石
も高温高湿環境下で使用すると酸化され、磁気特性が低
下することが知られている。このため、希土類系ボンド
磁石用粉末に、(i)防錆油により表面処理を施す方
法、(ii)燐酸塩等により化成処理を施す方法、(ii
i)ポリオレフィン、ポリスチレン等の高分子保護被膜
を形成する方法、或は、(iv)ゾル−ゲル反応により、
二酸化珪素の保護被膜を形成する方法等が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(i)
防錆剤による表面処理の方法では、十分な耐酸化性が得
られず、(ii)燐酸塩等による化成処理の方法では、磁
気特性が低下する課題があることが知られている。ま
た、(iii)高分子保護被膜については比較的低温の条
件でも熱による劣化が起こり耐酸化性を失うため、使用
する環境条件に限界があり、また保護機能を発揮するに
は、通常10μm以上の厚さが必要となるため、ボンド
磁石中での磁石粉末の実効的体積分率が下がり、ボンド
磁石の磁気特性が低下する点等の課題がある。(iv)ゾ
ル−ゲル反応による二酸化珪素保護被膜は、ゲルコーテ
ィング膜を形成した後、高温加熱焼成による被膜の形成
が必要である(特開平8−111306号公報)。この
場合、一般に該膜は0.1μm以上の厚い膜を形成して
もガスバリアー性は良化せず、かえってクラックが発生
し問題になる(特開平6−93120号公報)ことが知
られている。また、高温加熱焼成によって磁性粉への酸
化を促進させ、せっかく形成した膜に亀裂や剥離をもた
らす恐れもあり、耐酸化性に優れた保護被膜の形成には
多くの課題が残されている。
【0005】ここで、ゾル−ゲル法等の慣用の方法で得
られる実用的な二酸化珪素被膜は、加熱を経て形成さ
れ、1150〜1250cm-1と1000〜1100c
-1との赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強度比I(I
=I1/I2。但し、I1は1150〜1250cm-1
吸収ピーク強度であり、I2は1000〜1100cm-
1の吸収ピーク強度である)が、一般に0.2未満であ
る。そして、Iの値は、一般に加熱焼成により小さくな
る傾向があることが知られている。〔例えば、C.Fe
fferey Brinker,Sol−Gel Sc
ience,587,Academic Press
(1990)参照〕。
【0006】この加熱焼成により、化学結合或は官能基
が変化し、二酸化珪素膜の親水性、親油性等の物性が変
化することが知られている。一方、慣用の方法で加熱焼
成をしないで得られる二酸化珪素は、ある程度の115
0〜1250cm-1の吸収ピークを示すが、屈折率n20
Dが1.435未満であり、緻密性が低く、実用的でない
ことが知られている。ここで、一般に二酸化珪素膜の緻
密性と屈折率には正の相関があるとされている。
【0007】したがって本発明の目的は、低コストで、
ボンド磁石の磁気特性を損なうことなく、屈折率の上昇
に基づく二酸化珪素被膜の緻密性が高められ、耐酸化性
が向上した希土類系ボンド磁石用粉末およびその製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、上記のような従来の課題を解決することができ
た。すなわち本発明は、希土類系合金粉末の表面と、シ
ラン化合物を含む二酸化珪素被膜形成用組成物とを接触
させ、高温加熱処理することなく、前記表面に二酸化珪
素の被膜を形成させたことを特徴とする希土類系ボンド
磁石用粉末を提供するものである。また本発明は、とく
に1150〜1250cm-1と1000〜1100cm
-1との赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強度の比I(I
=I1/I2。但しI1は1150〜1250cm-1の吸
収ピーク強度であり、I2は1000〜1100cm-1
の吸収ピーク強度である)が、0.2以上であり、かつ
屈折率n20 Dが1.435以上である二酸化珪素被膜に被
覆されている希土類系ボンド磁石用粉末を提供するもの
である。さらに本発明は、 イ) シラン化合物; ロ) 水; ハ) アルカリ;および ニ) 有機溶媒 を含み、有機溶媒/水の容積比が1〜9の範囲であり、
かつ珪素濃度が0.0001〜5モル/リットルの範囲
である二酸化珪素被膜成形用組成物に、希土類系合金粉
末を接触させ、前記希土類系合金粉末の表面に二酸化珪
素被膜を形成することを特徴とする希土類系ボンド磁石
用粉末の製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における二酸化珪素被膜
は、液相での堆積法が有用であることを本発明者らは見
出した。液相での二酸化珪素の堆積法としては、下記の
方法が提案されており、用いることができる。
【0010】 二酸化珪素を過飽和状態まで溶解した
珪フッ酸水溶液に、基材を浸漬し溶液中で二酸化珪素被
膜を形成する(特開昭57−196744号公報)。 疎水性官能基を有するアルコキシシランを加水分解
した液に、基材を浸漬し、溶液中で二酸化珪素被膜を形
成する(特開平7−196342号公報)。 二酸化珪素微粒子を分散させたエタノールに、テト
ラエトキシシランを加えた後、アンモニア/エタノール
液を加え、二酸化珪素粒子を粒成長させる〔化学工学論
文集 Vol.21 No.5,879〜885(19
95)〕。 特定の条件のテトラエトキシシラン及びアルカリを
含む水溶液に、基材を浸漬し、溶液中で二酸化珪素被膜
を形成する(特願平8−60893)。 特定の条件の珪酸及びアルカリを含む水−有機溶媒
組成物液に、基材を浸漬し、溶液中で二酸化珪素被膜を
形成する(特願平8−264439)。
【0011】本発明者らは、上記の方法の中で、及
びの方法が特に本発明に好ましいことを見出した。即
ち、希土類系合金粉末は、耐酸化性に乏しいため、の
方法での腐食性を有する珪フッ酸水溶液に浸漬すること
は好ましくない。の方法ではボンド磁石用粉末のよう
な数十μm〜数百μmの粒径の基材に適用すると二酸化
珪素の微粒子が液中に生成し製品中に混入する可能性が
ある。
【0012】、及びについて、前記の目的を達成
するために更に検討した結果、本発明者らは、イ)シラ
ン化合物、ロ)水、ハ)アルカリ、ニ)有機溶媒、及び
これらの反応生成物を主成分とする組成物であって、珪
素の濃度が0.0001〜5モル/リットルであり、か
つ有機溶媒/水の容積比が1〜9、好ましくは2〜5の
範囲にある二酸化珪素被膜形成用組成物に、希土類系合
金粉末を接触させることにより、とくに好適に本発明の
希土類系ボンド磁石用粉末が得られることを見出した。
この方法によれば、希土類系合金粉末を発錆させること
なく、その表面に緻密で形状追随性の良い連続した被膜
を平均膜厚として0.01〜2μm、好ましくは0.0
5〜0.5μmで形成できる。
【0013】被膜は薄くなればそのバリアー性は当然低
減するが、上記範囲の平均膜厚で良好な性能を示す。上
記範囲外の膜厚でも、必要とする耐酸化性とを考慮して
適宜採用できることは勿論である。
【0014】本発明で使用される希土類系合金粉末とし
てはとくに制限されないが、Nd−Fe−B系粉末が好
適である。希土類系合金粉末は、粉砕磁石粉末、液体急
冷法による等方性磁石粉末、水素処理法による異方性磁
石粉末のいずれの磁石粉末でもよいが、本発明の希土類
系ボンド磁石用粉末は、特に耐酸化性が劣る粉砕磁石粉
末または水素処理法による異方性磁石粉末を希土類系合
金粉末として用いた場合、一層の効果の発現が認められ
る。
【0015】次に、二酸化珪素被膜形成用組成物(以
下、単に組成物という)について説明する。組成物は、
珪酸を生成し得るシラン化合物例えば、アルコキシシラ
ンSiR'n(OR)4-n(式中、R、R'は炭化水素基、
nは0〜3であり、具体的にはテトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラノーマルプロポキシシラ
ン、テトライソプロポキシシラン、テトラノーマルプト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ジエチルジ
エトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、アリルトリエトキシシラン等であ
る)に水、アルカリ、有機溶媒を添加し、撹拌し、加水
分解反応を進めることにより得られる。この方法は取り
扱い或は操作が容易で、実用的であり好ましい。中でも
テトラエトキシシランやエチルトリエトキシシラン、ジ
メチルジメトキシシランは好ましい材料である。また、
ハロゲン化シランに水、アルカリ、有機溶媒を添加し、
加水分解する方法も好ましく、さらに、水ガラスにアル
カリ、有機溶媒を添加する方法や、水ガラスを陽イオン
交換樹脂にて処理し、アルカリ、有機溶媒を添加する方
法を用いても、組成物を得ることができる。原料として
用いるシラン化合物は、アルコキシシラン、ハロゲン化
シラン、水ガラスは特に制限はなく、工業用或は試薬と
して広く一般に用いられているものでよいが、好ましく
はより高純度のものが適している。また、シラン化合物
は上記化合物の混合物であってもよい。
【0016】組成物におけるシラン化合物の量に特に制
限はないが、好ましくは珪素の濃度として0.0001
〜5モル/リットルの範囲である。珪素濃度が0.00
01モル/リットル未満では二酸化珪素被膜の堆積速度
が極めて遅く実用的ではない。また、5モル/リットル
を超えると、被膜を形成せずに、二酸化珪素粒子が組成
物液中に生成する場合がある。
【0017】珪素濃度は、シラン化合物の原料、例えば
テトラエトキシシランの添加量より算出できるが、組成
物を原子吸光分析により測定することもできる。測定
は、珪素の波長251.6nmのスペクトルを分析線と
し、フレームはアセチレン/亜酸化窒素によるものを用
いるとよい。
【0018】組成物に用いられる水は、特に制限しない
が、好ましくは濾過等により粒子を除去した水である。
水中に粒子が含まれると、製品中に不純物として混入す
るので好ましくない。
【0019】組成物において、有機溶媒/水は容積比で
1〜9の範囲で使用できる。この範囲を外れると成膜で
きなかったり、成膜速度が極端に落ちる場合がある。更
に、好ましくは、有機溶媒/水の容積比が2〜5の範囲
である。有機溶媒/水の容積比が2〜5の範囲では、用
いるアルカリの種類が限定されない。これを外れる範
囲、即ち有機溶媒/水容積比が1以上2未満或は5超9
以下では、アルカリ金属を含まないアルカリ、例えばア
ンモニア、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム等
を用いれば成膜が出来る。
【0020】本発明の組成物に用いられるアルカリは特
に限定しないが、例えばアンモニア;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素ア
ンモニウム等の無機アルカリ塩;モノメチルアミン、ジ
メチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、アニリ
ン、コリン、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イド、グアニジン等の有機アルカリ;炭酸アンモニウム
等の無機酸のアンモニウム塩;蟻酸アンモニウム、酢酸
アンモニウム等の有機酸のアンモニウム塩;蟻酸モノメ
チルアミン、酢酸ジメチルアミン、乳酸ピリジン、グア
ニジノ酢酸、酢酸アニリン等の有機酸の有機アルカリ塩
を用いることができる。中でも、アンモニア、炭酸アン
モニウム、炭酸水素アンモニウム、蟻酸アンモニウム、
酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ムが特に好ましい。アルカリは、これらのうち1種を単
独でも、また2種類以上組み合わせて用いてもよい。本
発明で用いられるアルカリには特に制限はなく、工業用
或は試薬として広く一般に用いられているものでよい
が、好ましくはより高純度のものが適している。
【0021】成膜速度を上げるには、成膜温度を上げる
ことが有効である。この場合には、成膜温度で揮発、分
解しにくいアルカリ、及び有機溶媒を用いることが好ま
しい。
【0022】組成物におけるアルカリの添加量は、例え
ば炭酸ナトリウムの場合0.001モル/リットル程度
の微量添加で成膜可能であるが、3モル/リットル程度
の大量の添加を行っても構わない。しかし、固形アルカ
リを溶解しない量を添加すると、希土類系合金粉末中に
不純物として混入するので好ましくない。好ましい添加
量としては0.005〜1モル/リットルの範囲であ
る。アルカリ金属を主成分として含まないアルカリを用
いることにより、アルカリ金属含有量の少ない希土類系
ボンド磁石用粉末を作成できる。中でも、成膜速度、残
留物除去のしやすさから、アンモニア、炭酸アンモニウ
ム、炭酸水素アンモニウムが特に好ましい。
【0023】有機溶媒としては、組成物を均一溶液にす
るものが好ましい。例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、ペンタノール等のアルコール類、テトラ
ヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル・アセ
タール類、アセトアルデヒド、アセトン、ジアセトンア
ルコール、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール等の多価アルコール誘導体等を用いることができ
る。中でもメタノール、エタノール、プロパノール、ペ
ンタノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、アセトンが好ましく、特にエタノールが好ましい。
有機溶媒は、これらのうち1種を単独でも、また2種類
以上組み合わせて用いてもよい。本発明で用いられる有
機溶媒は、工業用或は試薬として広く一般に用いられる
ものでよいが、好ましくはより高純度のものが適してい
る。
【0024】組成物の調製は上記のとおりであるが、具
体的には、所定の量のアルカリと水を有機溶媒に添加、
撹拌した後、テトラエトキシシランを添加、撹拌する等
が挙げられる。これらの混合の順番は何れが先でも被膜
形成が可能である。水とテトラエトキシシランを混合す
る際、双方とも有機溶媒で希釈することが反応の制御性
の点で好ましい。
【0025】次いで、上記組成物を用いて希土類系合金
粉末との接触について説明する。基本的には、希土類系
合金粉末を組成物に浸漬し、所定温度に保持しておくこ
とにより二酸化珪素被膜を形成できる。組成物を予め調
整しておき、その中に希土類系合金粉末を投入し、二酸
化珪素被膜を堆積させる方法、希土類系合金粉末を容器
に入れておき、組成物の原料をそこに次々に投入する方
法等の一般的な手法を用いることができる。組成物の原
料、希土類系合金粉末を投入する順番は、何れが先でも
被膜形成が可能である。従来のゾル−ゲル反応による二
酸化珪素被膜の形成では、例えば400℃以上の高温加
熱処理を必要としていたが、本発明においては、二酸化
珪素被膜が組成物と希土類系合金粉末との単なる接触に
より形成されるため、従来のような高温加熱処理を必要
としない。したがって、本発明でいう“高温加熱処理す
ることなく”とは、二酸化珪素被膜を形成するために焼
き付け等の特別な高温加熱処理を必要としないことを意
味する。
【0026】本発明者らは、希土類系合金粉末と溶媒と
水とアルカリにより懸濁液を作成した後、溶媒で希釈し
たテトラエトキシシランを経時的に投入すると、緻密性
の良好な二酸化珪素を形成でき、これにより工業的に有
用な連続プロセスを構成できることも見出した。
【0027】二酸化珪素被膜は堆積により成長するの
で、成膜時間を長くすれば膜厚を厚くできる。勿論、組
成物中の珪素化合物が被膜の形成により大部分消費され
た場合には、成膜速度は著しく低下するが、消費された
珪素化合物相当分を順次添加することにより、連続して
実用的な成膜速度で被膜の堆積を行うことができる。ま
た、組成物中に希土類系合金粉末を所定時間保持し、珪
素成分を消費せしめ、二酸化珪素被膜を堆積させ、得ら
れた製品を系外に取り出した後、引き続いて二酸化珪素
被膜に消費された分の珪素成分を添加することにより、
該組成物を次の希土類系合金粉末への被膜堆積に用いる
ことが出来、生産性の高い連続プロセスを構築できる。
【0028】二酸化珪素被膜の形成中の組成物の温度
は、特に限定しないが、10℃〜80℃の範囲、好まし
くは20℃〜50℃である。成膜温度が高い程成膜速度
が増加するが、高すぎると組成物中の成分の揮発のため
溶液組成を一定に保つことが困難になる。なお、10℃
〜80℃程度の加温は、上記でいう高温加熱処理には含
まれない。
【0029】被膜形成後、固・液の分離を行う方法は、
濾過、遠心沈降、遠心分離等の一般的な分離方法を用い
ることが出来る。分離後乾燥を行う方法は、自然乾燥、
温風乾燥、真空乾燥、スプレードライ等の一般的な乾燥
法を用いることが出来る。
【0030】かくして得られる二酸化珪素被膜は、11
50〜1250cm-1の赤外吸収スペクトルの吸収ピー
ク強度の比I(I=I1/I2。但し、I1は1150〜
1250cm-1の吸収ピーク強度であり、I2は100
0〜1100cm-1の吸収ピーク強度である)が、0.
2以上であり、かつ屈折率n20 Dが1.435以上であ
り、耐酸化性の保護膜として良好な物性を有している。
【0031】二酸化珪素被膜の膜厚及び屈折率の測定
は、本発明の希土類系ボンド磁石用粉末を作成する際に
組成物系内に共存させておいた、シリコンウエハー上に
形成される二酸化珪素被膜を用いて行うことが出来る。
このシリコンウエハーには、本発明の希土類系ボンド磁
石用粉末と同じ二酸化珪素被膜が形成されている。測定
は、エリプソメーターにより行う。膜厚測定に関しては
段差計を用いることもできる。また、二酸化珪素被膜の
赤外吸収スペクトルは、本発明の希土類系ボンド磁石用
粉末をKBr法により測定することによって得られる。
【0032】本発明の希土類系ボンド磁石用粉末は、特
に焼成の必要はない。勿論、合金粉の許容加熱条件内
で、焼成して用いることも可能である。
【0033】本発明の希土類系ボンド磁石用粉末は、樹
脂バインダーと混合し形成し、磁場中で着磁することに
より、ボンド磁石として使用することが出来る。
【0034】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに説明する。但し、本発明はこれらの例により限定さ
れるものではない。
【0035】(実施例1)水200ミリリットル及びエ
タノール(純正化学製)800ミリリットルの混合液中
に撹拌しながら、炭酸水素ナトリウム2グラム(純正化
学製)を投入溶解させた後、テトラエトキシシラン20
ミリリットルを投入し、二酸化珪素被膜形成用組成物を
調整した。作成は、温度条件20℃で行った。該二酸化
珪素被膜形成用組成物中に、ボンド磁石用のNd−Fe
−B系合金粉末(Magnequench Inter
national,Inc.製MQP−B)12グラム
を投入し、温度条件20℃にて、70分間撹拌し、合金
粉末表面に二酸化珪素の被膜を堆積形成した。その後、
被膜形成用液より濾別し、水にて洗浄し、室温で乾燥
し、加熱焼成なしで本発明の希土類系ボンド磁石用粉末
を作成した。作成した粉末には発錆はなく、走査型電子
顕微鏡観察にて連続した被膜が形成されていることを確
認した。形成膜厚は、同時に投入したシリコンウエハー
の小片上に形成された膜を段差計(Sloan社製 D
ektak3030)により測定することにより算出し
たところ、0.1μmであった。形成した被膜の透過赤
外吸収スペクトル(日本分光製 FTIR−8000)
を測定したところ、1000〜1200cm-1にSi−
O−Si伸縮振動由来の吸収が観察され、2800〜3
000cm-1にC−H伸縮振動由来の吸収は観測され
ず、生成した被膜は二酸化珪素に同定された。更に、1
150〜1250cm-1と1000〜1100cm-1
赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強度の比I(I=I1
/I2。但し、I1は1150〜1250cm-1の吸収ピ
ーク強度であり、I2は1000〜1100cm-1の吸
収ピーク強度である)が、0.4であった。形成した被
膜の屈折率をエリプソメーター(Ulvac製Lass
er Ellipsometer ESM−1A)で測
定したところ、n20 D=1.446であった。
【0036】(実施例2及び3)水200ミリリットル
及びエタノール(純正化学製)800ミリリットルの混
合液中に撹拌しながら、炭酸水素ナトリウム7.9グラ
ム(純正化学製)を投入溶解させた後、テトラエトキシ
シラン20ミリリットルを投入し、二酸化珪素被膜形成
用組成物を調整した。該二酸化珪素被膜形成用組成物中
に、実施例1と同様にボンド磁石用のNd−Fe−B系
合金粉末210グラムを投入し、温度条件20℃にて、
80分間及び110分間撹拌し、合金粉末表面に二酸化
珪素の被膜を堆積形成した。その後は、実施例1と同様
な操作で、加熱焼成なしで本発明の希土類系ボンド磁石
用粉末を作成した。作成した粉末には発錆はなく、走査
型電子顕微鏡観察にて連続した被膜が形成されているこ
とを確認した。形成膜厚は、同時に投入したシリコンウ
エハーの小片上に形成された膜厚から算出したところ、
各々0.05μm及び0.1μmであった。形成した被膜
の透過赤外吸収スペクトルから、同様に1000〜12
00cm-1にSi−O−Si伸縮振動由来の吸収が観察
され、2800〜3000cm-1にC−H伸縮振動由来
の吸収は観測されず、生成した被膜は二酸化珪素に同定
された。更に、1150〜1250cm-1と1000〜
1100cm-1の赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強度
の比Iは、0.4であった。形成した被膜の屈折率は、
各々n20 D=1.446であった。
【0037】(実施例4)実施例1で作成した本発明の
希土類系ボンド磁石用粉末97グラムに対して、予めア
セトンに溶かしたエポキシ樹脂を3グラム添加混合し、
乾燥した後、圧力5t/cm2で常温圧縮成形し、10
m/m角の正方形を作製し、この成形体をアルゴン雰囲
気中で温度150℃、30分間保持の条件で樹脂硬化さ
せたところ、良好な成形体が得られた。
【0038】(比較例1)ボンド磁石用のNd−Fe−
B系合金粉末(Magnequench Intern
ational,Inc.製MQP−B)に対し、表面
処理することなく、未処理のままボンド磁石用粉末とし
た。
【0039】(比較例2)1000ミリリットルのイソ
プロピルアルコール(純正化学製)に、テトラエトキシ
シラン32ミリリットルを投入し撹拌しながら、触媒と
して0.1wt%硝酸水溶液を1wt%添加し、一般的
にいわゆるゾル−ゲル法の表面処理液を作製した。該表
面処理液中に、ボンド磁石用のNd−Fe−B系合金粉
末(Magnequench Internation
al,Inc.製MQP−B)12グラムを投入し、温
度条件20℃にて撹拌しながら浸漬し、合金粉末表面に
被膜を形成した。その後、被膜形成用液より濾別し、水
にて洗浄し、室温で乾燥し、ボンド磁石用粉末とした。
形成した被膜の透過赤外線吸収スペクトル(日本分光製
FTIR−8000)を測定したところ、1150〜
1250cm-1と1000〜1100cm-1の赤外吸収
スペクトルの吸収ピーク強度の比Iは、0.7であっ
た。形成した被膜の屈折率をエリプソメーター(Ulv
ac製Lasser Ellipsometer ES
M−1A)で測定したところ、n20 D=1.430であ
り、被膜はSi(OH)4であると推定された。
【0040】上記実施例1〜4及び比較例1〜2で得ら
れた希土類系ボンド磁石用粉末及びボンド磁石を、温度
65℃、相対湿度95%の高温高湿空気雰囲気中に90
0時間保持し、外観、重量変化、磁気特性等を測定し、
耐酸化性を評価した。その結果を表1に示す。磁気特性
については、粉末の場合アクリル容器にて秤量し、まず
蝋で固めた。そして、25KOeのパルス着磁を施した
後、振動試料型磁力計(理研電子(株)製)を用いて最
大印加磁界15KOeで保持力や残留磁束密度を測定
し、初期状態に対して放置後の値を求め、その低下率を
算出した。成形体の場合は、成形体をそのまま着磁し、
同様な測定を行った。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から、本発明の希土類系ボンド
磁石粉末は、未処理のものは言うまでもないが、従来い
わゆるゾル−ゲル法で処理し、高温加熱を施さないもの
に比べ顕著に重量変化が少ないことから耐酸化性に優れ
ていることがわかる。これは、従来のゾル−ゲル法では
高温加熱しないとSi(OH)4からSiO2に変換しな
いことに比べ、本発明は直接的に磁石用粉末にSiO2
を堆積形成するためである。これにより、高温加熱時に
ボンド磁石用粉末を酸化させたりすることを避けること
が出来、特に耐酸化性の劣る粉砕磁石粉末や異方性磁石
粉末のボンド磁石作製に有効な手段である。さらに、磁
気特性の低下や外観の錆び状態からでも、本発明の希土
類系ボンド磁石用粉末が耐酸化性に優れていることが分
かる。本発明の希土類系ボンド磁石用粉末を用い成形し
たボンド磁石は、外観や重量、磁気特性の変化が極めて
少なく、実用レベルに達していることから、本発明の希
土類系ボンド磁石用粉末はボンド磁石用として実に有用
であることを示している。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、従来のものと比べ特に
高温加熱を必要としないために低コストで、ボンド磁石
の磁気特性を損なうことなく、屈折率の上昇に基づく二
酸化珪素被膜の緻密性が高められ、耐酸化性が向上した
希土類系ボンド磁石用粉末およびその製造方法が提供さ
れ、エレクトロニクス産業の発展に大いに期待できるも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 幸太郎 千葉県千葉市緑区大野台1丁目1番1号 昭和電工株式会社総合研究所内 (72)発明者 斉藤 康夫 埼玉県秩父市大字下影森1505番地 昭和電 工株式会社秩父工場内 (72)発明者 川崎 計二 千葉県千葉市緑区大野台1丁目1番1号 昭和電工株式会社総合研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類系合金粉末の表面と、シラン化合
    物を含む二酸化珪素被膜形成用組成物とを接触させ、高
    温加熱処理することなく、前記表面に二酸化珪素の被膜
    を形成させたことを特徴とする希土類系ボンド磁石用粉
    末。
  2. 【請求項2】 1150〜1250cm-1と1000〜
    1100cm-1との赤外吸収スペクトルの吸収ピーク強
    度の比I(I=I1/I2。但し、I1は1150〜12
    50cm-1の吸収ピーク強度であり、I2は1000〜
    1100cm- 1の吸収ピーク強度である)が、0.2以
    上であり、かつ屈折率n20 Dが1.435以上である二酸
    化珪素被膜に被覆されていることを特徴とする希土類系
    ボンド磁石用粉末。
  3. 【請求項3】 希土類系合金粉末が、Nd−Fe−B系
    の合金粉末であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の希土類系ボンド磁石用粉末。
  4. 【請求項4】イ) シラン化合物; ロ) 水; ハ) アルカリ;および ニ) 有機溶媒 を含み、有機溶媒/水の容積比が1〜9の範囲であり、
    かつ珪素濃度が0.0001〜5モル/リットルの範囲
    である二酸化珪素被膜成形用組成物に、希土類系合金粉
    末を接触させ、前記希土類系合金粉末の表面に二酸化珪
    素被膜を形成することを特徴とする希土類系ボンド磁石
    用粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 シラン化合物が、アルコキシシラン及び
    ハロゲンシランの中から選ばれる、珪酸を生成し得るも
    のであることを特徴とする請求項4に記載の耐酸化性に
    優れた希土類系ボンド磁石用粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】 アルカリが、アンモニア、無機アルカ
    リ、有機アルカリ、無機酸のアンモニウム塩、有機酸の
    アンモニウム塩、無機酸の有機アルカリ塩及び有機酸の
    有機アルカリ塩からなる群から選択される少なくとも1
    種以上であることを特徴とする請求項4に記載の希土類
    系ボンド磁石用粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】 有機溶媒が、メタノール、エタノール、
    プロパノール、ペンタノール、テトラヒドロフラン、
    1、4−ジオキサンまたはアセトンの極性溶媒であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の希土類系ボンド磁石用
    粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 合金がNd−Fe−B系であることを特
    徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の希土
    類系ボンド磁石用粉末の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007514303A (ja) * 2003-11-25 2007-05-31 マグネクエンチ,インコーポレーテッド コーティング製剤および鉄ベース希土類粉への有機不動態化層の適用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007514303A (ja) * 2003-11-25 2007-05-31 マグネクエンチ,インコーポレーテッド コーティング製剤および鉄ベース希土類粉への有機不動態化層の適用
US8313801B2 (en) 2003-11-25 2012-11-20 Magnequench, Inc. Coating formulation and application of organic passivation layer onto iron-based rare earth powders

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